JP2007094481A - 媒体搬送装置および不良検出システム - Google Patents

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洋太 川村
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Abstract

【課題】 センサが多数具備されていてもセンサの不良検出を簡単に行うことができ、媒体を搬送する際に搬送不良があった場合に不良個所を容易に特定することができる媒体搬送装置および不良検出システムを提供する。
【解決手段】 媒体搬送装置としての紙幣入出金機1にパーソナルコンピュータ2を接続し、紙幣入出金機1において、媒体としての紙幣を搬送させ、搬送時のセンサの状態履歴を取得し、パーソナルコンピュータ2でセンサの状態履歴を解析することにより前記センサの動作不良および紙幣の搬送不良を検出する。検出した結果は表示部8に動作不良の発生したセンサの箇所および搬送不良箇所がわかるように表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、紙幣、チケット、帳票、カード、通帳等の媒体を搬送するとともに媒体をセンサで検出する媒体搬送装置および不良検出システムに関し、特にセンサの検出不良または媒体の搬送不良を簡単に検出できる媒体搬送装置および不良検出システムに関する。
従来、自動取引装置に内蔵される紙幣入出金機等の媒体搬送装置には、媒体の搬送状態を検出するために発光部と受光部とからなるセンサが設けられているが、このような装置においてセンサの不良を検出するには、次のような方法が採られていた。即ち、装置内において媒体を搬送させ、媒体搬送中における各センサの状態をリードし、リードした各センサの状態をリアルタイムにパーソナルコンピュータ等に表示することによりセンサの不良を検出していた。
また例えば紙幣入出金機において媒体(紙幣)の搬送異常を検出するには、紙幣の金種、正損、計数等を行う鑑別部が設けられており、この鑑別部でスキュー等の紙幣の搬送異常を検出していた。このような鑑別部で媒体の搬送異常を検出する例として、例えば特開2002−083335号公報が挙げられる(段落[0029]および段落[0033]参照)。
特開2002−083335号公報
しかしながら上記従来の媒体搬送装置においては、多数のセンサが具備されている場合や入り組んだ個所にセンサが具備されている場合、一つ一つのセンサの状態を表示するようにしているので、センサの不良検出に労力と時間がかかるという問題があった。また上記文献に開示されるような、鑑別部で媒体の搬送異常を検出するものにおいては、異常を発生した個所が搬送路上のどこなのか特定することができないという問題があった。
そこで本発明は、センサが多数具備されていてもセンサの不良検出を簡単に行うことができる媒体搬送装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、媒体を搬送する際に搬送異常があった場合に異常個所を容易に特定することができる媒体搬送装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、搬送される媒体を検出するセンサを有する媒体搬送装置において、前記センサの状態履歴を取得し、該センサの状態履歴を解析することにより前記センサの不良を検出することを特徴とするものである。
また他の発明は、上記構成に加えて、センサの不良を検出した場合に不良箇所を表示するようにしたものである。
本発明によれば、センサの状態履歴を解析することによりセンサの不良を検出するようにしたので、センサの数が多い場合でも容易にセンサの不良を検出することが可能になる。
またセンサの不良個所を表示するようにしたことにより、搬送路のどの個所で搬送異常が発生したかわかるようになる。
以下、本発明の実施の形態を図面にしたがって説明する。各図面に共通する要素には同一の符号を付す。図1は本発明の第1の実施の形態を示すブロック図である。なお第1の実施の形態では、媒体搬送装置として紙幣入出金機を例にして説明する。
図1において、紙幣入出金機1は紙幣の入出金処理を行うもので、パーソナルコンピュータ2に接続されている。紙幣入出金機1は、顧客から要求された紙幣を出金したり、あるいは顧客から入金された紙幣を受け取る接客部3、紙幣を鑑別する鑑別部4、紙幣の金種別に収納する紙幣収納庫5a、5b、5c、金種を問わず紙幣を収納する一括収納庫6および紙幣が搬送される紙幣搬送路7が設けられている。
パーソナルコンピュータ2は紙幣入出金機1の図示しない制御部に接続されている。パーソナルコンピュータ2には表示部8が具備され、紙幣入出金装置1の後述するセンサの状態が表示可能となっている。
図2は紙幣入出金機1におけるセンサの配置を示す配置図である。図2において、黒丸がセンサを示す。各センサは図3に示すように、搬送路7を挟んで配置された発光部aと受光部bとから構成されている。発光部aは受光部bに対して常時光を照射しており、搬送路7に媒体(紙幣)Pが搬送され、発光部aと受光部bの間を通過する際に受光部bに受光される光量が低くなったとき、センサが遮られたと判断される。なお図3はセンサの構成を示す説明図である。
図2において、紙幣入出金機1には複数の搬送ルートが設けられている。即ち、接客部3から鑑別部4を通り、各紙幣収納庫5a、5b、5cへ続く入金搬送ルート7a、各紙幣収納庫5a、5b、5cから鑑別部4を通り、接客部3へ続く出金搬送ルート7b、一括収納庫6から鑑別部4を通り、各紙幣収納庫5a、5b、5cへ続く補充搬送ルート7c、各紙幣収納庫5a、5b、5cから鑑別部4を通り、一括収納庫6へ続く回収搬送ルート7d、接客部3から鑑別部4を通り、再び接客部3へ戻る返却搬送ルート7e等がある。
そして各搬送ルートにはそれぞれセンサSが配設されている。入金搬送ルート7aおよび出金搬送ルート7bには、センサS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8が設けられ、補充搬送ルート7cおよび回収搬送ルート7dには、センサS9、S10、S3、S4、S5、S6、S7、S8が設けられ、返却搬送ルート7eには、センサS1、S2、S3、S4、S11がそれぞれ設けられている。
次に第1の実施の形態の動作を説明する。パーソナルコンピュータ2と紙幣入出金機1を起動すると、紙幣入出金機1は図4に示す処理を実行する。図4は紙幣入出金機の処理を示すフローチャートである。パーソナルコンピュータ2には、センサSの不良を検出するアプリケーションがインストールされている。このアプリケーションを起動すると、図5に示す処理を実行する。図5はセンサ不良検出のアプリケーション処理を示すフローチャートである。なおこのアプリケーション処理は装置の出荷前等に行われる。
図4において、ステップ1では、紙幣入出金機1のすべてのセンサSの状態をログとして周期的に取得する。取得したログ(以下、センサ履歴ログという)は、図6に示す形式で紙幣入出金機1の図示しない記憶部に保存する。図6はセンサ履歴ログを示す説明図である。
図6において、センサ履歴ログ20はログポインタ21と状態保存部22で構成され、状態保存部22は各ブロック23で構成されている。各ブロック23は1回に取得されたセンサ履歴ログで、各ブロック23には、すべてのセンサSの状態、即ち、オン/オフのデータが格納されている。ここでセンサSのオンは媒体がセンサSを遮った状態を示し、センサSのオフはセンサSが媒体に遮られていない状態を示す。各ブロック23のログは、例えば100ms毎に取得される。
図4において、ステップ2において、ログのポインタを更新する。この処理は、一定周期で割込みが発生することにより、周期的にセンサSの状態をセンサ履歴ログ20に保存する。このとき既存のセンサSの状態は消去される。
次に図5によりセンサ不良検出のアプリケーション処理を説明する。センサ不良検出のアプリケーションを起動すると、パーソナルコンピュータ2の表示部8に、良不良を確認したいセンサの配置されている箇所を搬送ルートにより選択する画面が表示される。表示される搬送ルートは、図2で説明した5つの各搬送ルート7a、7b、7c、7d、7eである。オペレータはこの画面によりいずれか1つまたは2つ以上の搬送ルートを選択する(ステップ11)。ここでオペレータは接客部3から紙幣収納庫5a、5b、5cに到る入金搬送ルート7aを選択したものとする。
次にセンサ履歴ログ20の先頭を把握するために、媒体(紙幣)を入金搬送ルート7aに搬送させる前に、センサ履歴ログ20のログポインタを開始ポインタとして取得する(ステップ12)。紙幣入出金機1では前述のように周期的にセンサSの状態を取得している。紙幣を搬送させていない状態ではセンサSの状態はすべてオフである。センサSの良不良を検出するためには実際に紙幣を搬送させてその状態を見る必要がある。
次に入金搬送ルート7aに紙幣を搬送させる(ステップ13)。即ち、紙幣入出金機1を駆動し、接客部3に装填した実際の紙幣または模擬紙幣を入金搬送ルート7a上に搬送させる。このとき紙幣は複数枚、例えば100枚程度連続的に搬送させる。紙幣が入金搬送ルート7aを通過していく際、入金搬送ルート7a上に配置されたセンサS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8はオン/オフを繰り返す。これらのセンサS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8の状態は周期的に順次センサ履歴ログ20に保存される。
次にセンサ履歴ログ20の最後尾を把握するために、紙幣を搬送した後にセンサ履歴ログ20のログポインタを最終ポインタとして取得する(ステップ14)。そしてパーソナルコンピュータ2は、開始ポインタと終了ポインタで指定した範囲のセンサ履歴ログ20を紙幣入出金装置1から取得する(ステップ15)。次にステップ11で選択された搬送ルートすべてについて紙幣を搬送したかどうかをチェックし、まだ紙幣を搬送していないルートが残っている場合にはステップ12へ戻り、以降の動作を繰り返す(ステップ16)。本例の場合は入金搬送ルート7aのみを選択しているので、ステップ17へ進む。
ステップ17において、パーソナルコンピュータ2は、取得したセンサ履歴ログ20の情報を解析する。センサ履歴ログ20の情報としては各センサS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8のオン/オフ情報である。この情報とセンサ履歴ログ20の各ブロック23間のずれ時間の情報(既知情報)から、各S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8のオン/オフの切り替わりをチェックする。図7を用いて説明する。図7はセンサ不良および搬送不良の解析方法を説明するためのタイムチャートである。
図7には入金搬送ルート7aのセンサS1、S2およびS6のオン/オフの変化が示されている。図7において、センサS1に着目すると、センサS1はt1のタイミングでオフからオンに切り替わり、t2のタイミングでオンからオフに切り替わっている。またセンサS2の場合は、t3のタイミングでオフからオンに切り替わり、t4のタイミングでオンからオフに切り替わっている。いずれの場合もオン/オフ動作は正常である。他のセンサSについても同様にオン/オフの切り替えが行われているかチェックする。切り替えが行われていない場合、エラーとする。
本実施の形態ではここで搬送不良をチェックする。チェックの仕方について説明する。センサS1については、紙幣の搬送が開始されてからセンサS1がオンするまでの時間t5およびセンサS1がオンしてからオフするまでの時間t6を算出する。紙幣の搬送が開始されてからセンサS1がオンするまでの時間の許容範囲およびセンサS1がオンしてからオフするまでの時間(遮断時間)の許容範囲は予め登録されており、算出した時間がこの許容範囲内にあるか否かをチェックする。図8は搬送不良をチェックするための時間の許容範囲を示す説明図である。図8にはセンサS1乃至S3までしか示していないが、すべてのセンサSについて許容範囲が登録されている。
図7に戻って説明すると、センサS2については、センサS1がオフしてからセンサS2がオンするまでの時間t7および遮断時間t8を算出し、これらの時間t7、t8が許容範囲内にあるか否かチェックする。この場合、センサS2がオンするまでの時間を紙幣の搬送が開始されてからの時間t9としてもよい。このようにすれば上流にあるセンサ(S1)の不良に関係なく正確に搬送不良を検出できる。他のセンサSについても同様にオンするまでの時間および遮断時間をチェックし、許容範囲内にない場合はエラーとする。
ステップ18において、センサSの不良または搬送不良があったどうかチェックし、不良があった場合、図9に示す形式で、不良のあった箇所の情報をログに出力する。図9に示すように、センサ・搬送不良ログ30は、すべてのセンサSについてセンサ不良有無情報31を持ち、さらに不良有りのセンサSについてはさらに、センサがオンするまでの時間のエラー回数32、遮断時間のエラー回数33が含まれる。センサがオンするまでの時間のエラー回数32は、図7に示す時間t5および時間t7が許容範囲外になった回数であり、遮断時間のエラー回数33は、図7に示す遮断時間t6および遮断時間t8が許容範囲外になった回数である。
ステップ18においてセンサSの不良または搬送不良があると判定された場合、パーソナルコンピュータ2の表示部8には、図10に示すように、不良のセンサSの位置がわかるように表示され、また搬送不良の箇所がわかるように表示される(ステップ19)。図10は不良箇所の表示を示す説明図である。
図10において、センサSの不良について、一対の丸の片方のみを点滅表示する場合は初期状態がオフではない状態を示し、一対の丸の両方を点灯表示する場合はオフからオンにならない場合を意味し、一対の丸の両方を点滅表示する場合はオンからオフにならない場合を意味する。そして不良でないセンサSは滅灯表示する。図10の場合、センサS1がオンにならない不良が発生したことを示し、他のセンサSは不良なしであることを示す。
また搬送不良については、搬送路を太く表示してある箇所が搬送不良が発生したことを示すようにしている。センサSとセンサSの間の搬送路が太く表示されていれば、連続して搬送される紙幣間の間隔が不適である場合であり、一対のセンサSの間の搬送路が太く表示されている場合は、遮断時間が不適の場合であることを示す。図10の場合、鑑別部4を通る搬送路7fで紙幣間の間隔が不適である場合を示す。
ステップ18において不良なしと判定された場合、パーソナルコンピュータ2の表示部8には不良箇所がない旨の表示を行い(ステップ20)、アプリケーション動作を終了する。
以上のように第1の実施の形態では、搬送路に配置されたすべてのセンサSについて個別に自動的に不良を検出可能となるので、手動でセンサを遮り、目視でセンサの不良を確認する労力と時間が削減できる効果がある。また搬送不良を自動的に検出し、不良箇所がわかるようにしたので、調整や清掃等を行う必要のある箇所が容易に把握できる。
次に第2の実施の形態を説明する。図11は第2の実施の形態の紙幣入出金機を具備した自動取引装置を示すブロック図である。図11において、自動取引装置41は顧客の操作により入金取引や出金取引等を行うもので、制御部42、カードレシートプリンタ43、紙幣入出金機44、通帳記帳機45および硬貨入出金機46を内蔵する。
制御部42は自動取引装置41の各部の動作を制御するもので、顧客から入金または出金の要望に対応するアプリケーションがインストールされており、アプリケーションは顧客の要望に応じてカードレシートプリンタ43、紙幣入出金機44、通帳記帳機45および硬貨入出金機46を制御する。
カードレシートプリンタ43は、取引に用いるカードの磁気ストライプに保持されている情報を読み出すとともに取引内容を書き込む。また取引内容を印字したレシートを発行するものである。紙幣入出金機44は第1の実施の形態で説明したとおり、顧客の要望に応じて紙幣の入出金処理を行う。なお紙幣入出金機44の内部の構造は図2に示す第1の実施の形態で説明したものと同様である。通帳記帳機45は、顧客の通帳に取引内容を印字するものである。硬貨入出金機46は、顧客の要望に応じて硬貨の入出金処理を行う。
図12は自動取引装置の背面を示す斜視図である。図12に示すように、自動取引装置41の背面には係員操作用の表示部47が設けられている。表示部47は制御部42により制御される。
図13は自動取引装置のアプリケーション構成を示すブロック図である。図13において、アプリケーション51はドライバ部52を中継としてカードレシートプリンタ43、紙幣入出金機44、通帳記帳機45および硬貨入出金機46に接続されている。
次に第2の実施の形態の動作を説明する。図14は第2の実施の形態におけるセンサ不良検出のアプリケーション処理を示すフローチャートである。このアプリケーション処理は、自動取引装置41において通常取引を行っている時に行われる。オペレータは自動取引装置41の背面にある図示しない係員操作部を操作してアプリケーションの起動を行う。アプリケーションを起動すると、第1の実施の形態の図4で説明したのと同様に、紙幣入出金機44で搬送路の配置したすべてのセンサSの状態を周期的に取得し、センサ履歴ログを取得する。
この状態で、まずセンサ履歴ログ20の先頭を把握するために、紙幣を入金搬送ルート7aに搬送させる前に、センサ履歴ログ20のログポインタを開始ポインタとして取得する(ステップ21)。
ここで顧客による取引が行われる(ステップ22)。なおこの取引は紙幣を扱う取引であるとする。入金取引の場合には、接客部3に顧客が投入した紙幣を、図2に示す入金搬送ルート7a上に搬送させる。出金取引の場合は、顧客が指定した金額の紙幣を紙幣収納庫5a、5b、5cから鑑別部4を通り、接客部3へ続く出金搬送ルート7b上に搬送させる。紙幣が入金搬送ルート7aまたは出金搬送ルート7bを通過していく際、図2に示すセンサS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8はオン/オフを繰り返す。これらのセンサS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8の状態は周期的に順次センサ履歴ログ20に保存される。
顧客による取引が終了すると(ステップ23)、次にセンサ履歴ログ20の最後尾を把握するために、紙幣を搬送した後にセンサ履歴ログ20のログポインタを最終ポインタとして取得する(ステップ24)。そして自動取引装置41の制御部42は、開始ポインタと終了ポインタで指定した範囲のセンサ履歴ログ20を紙幣入出金装置44から取得する(ステップ25)。
次にステップ26において、制御部42は、取得したセンサ履歴ログ20の情報を解析する。この解析は第1の実施の形態と同様に行われる。したがってその説明は省略する。
ステップ26の解析の結果、センサSの不良があるかどうか判定する(ステップ27)。センサSの不良があると判定された場合は、自動取引装置41の表示部47に「取引中止」を表示する(ステップ28)。
ステップ27でセンサSの不良がないと判定された場合、同じ箇所に搬送不良が連続して例えば3回以上発生したかどうか判定する(ステップ29)。同じ箇所に搬送不良が連続して3回以上発生したと判定した場合は、その搬送不良が発生した箇所を図10に示すように表示部47に表示する(ステップ30)。3回以上連続した搬送不良がないと判定された場合は、表示部47に不良箇所がない旨の表示を行い(ステップ31)、アプリケーション動作を終了する。
なお表示を必要とする搬送不良の連続発生回数を本例では3回としたが、この回数は3回に限らず、適正な回数に設定すればよいことはいうまでもない。さらに1回でも搬送不良が発生した場合でもその搬送不良箇所を表示するようにしてもよい。
以上のように第2の実施の形態によれば、自動取引装置の運用中にセンサSのチェックおよび搬送不良のチェックを行うことができる。また不良の種別(センサSの不良または搬送不良)に応じて適正な対応をする(センサS不良の場合は取引中止を表示し、搬送不良が連続した場合は取引を中止せずに不良箇所を表示する)ことにより、オペレータの対処が迅速、容易になる。さらに搬送不良箇所が把握できるので、予防保守につなげることが可能になる。
上記各実施の形態では媒体搬送装置として紙幣入出金機を例にして説明したが、紙幣入出金機に限らず、通帳、帳票、カード、レシートあるいはチケット等の媒体を搬送する装置にも適用可能である。
第1の実施の形態を示すブロック図である。 紙幣入出金装置におけるセンサの配置を示す配置図である。 センサの構成を示す説明図である。 紙幣入出金装置の処理を示すフローチャートである。 センサ不良検出のアプリケーション処理を示すフローチャートである。 センサ履歴ログを示す説明図である。 センサ不良および搬送不良の解析方法を説明するためのタイムチャートである。 搬送不良をチェックするための時間の許容範囲を示す説明図である。 センサ・搬送不良ログを示す説明図である。 不良箇所の表示を示す説明図である。 第2の実施の形態の紙幣入出金装置を具備した自動取引装置を示すブロック図である。 自動取引装置の背面を示す斜視図である。 第2の実施の形態のアプリケーション構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態におけるセンサ不良検出のアプリケーション処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1、44 紙幣入出金機
2 パーソナルコンピュータ
7 搬送路
8、47 表示部
20 センサ履歴ログ
S センサ

Claims (10)

  1. 搬送される媒体を検出するセンサを有する媒体搬送装置において、
    前記センサの状態履歴を取得し、該センサの状態履歴を解析することによりセンサの不良を検出することを特徴とする媒体搬送装置。
  2. 前記センサの不良を検出した場合、不良箇所を表示する請求項1記載の媒体搬送装置。
  3. 搬送される媒体を検出するセンサを有する媒体搬送装置において、
    前記センサの状態履歴を取得し、該センサの状態履歴を解析することにより媒体の搬送不良を検出することを特徴とする媒体搬送装置。
  4. 前記媒体の搬送不良を検出した場合、不良箇所を表示する請求項3記載の媒体搬送装置。
  5. 搬送される媒体を検出するセンサを有する媒体搬送装置と、
    前記媒体搬送装置に接続された解析装置とから構成され、
    前記媒体搬送装置は前記センサの状態履歴を取得し、
    前記解析装置は前記センサの状態履歴を解析してセンサの不良を検出することを特徴とする媒体搬送装置における不良検出システム。
  6. 前記媒体搬送装置は稼働中の前記センサの状態履歴を取得する請求項5記載の媒体搬送装置における不良検出システム。
  7. 前記解析装置は前記センサの状態履歴を解析して媒体の搬送不良を検出し、前記センサの不良を検出した場合は稼動中止を表示し、連続した搬送不良を検出した場合は不良箇所を表示する請求項6記載の媒体搬送装置における不良検出システム。
  8. 前記解析装置は自動取引装置であり、前記媒体搬送装置は紙幣入出金機である請求項7記載の媒体搬送装置における不良検出システム。
  9. 搬送される媒体を検出するセンサを有する媒体搬送装置と、
    前記媒体搬送装置に接続された解析装置とから構成され、
    前記媒体搬送装置は前記センサの状態履歴を取得し、
    前記解析装置は前記センサの状態履歴を解析して媒体の搬送不良を検出することを特徴とする媒体搬送装置における不良検出システム。
  10. 前記媒体搬送装置は稼働中の前記センサの状態履歴を取得する請求項9記載の媒体搬送装置における不良検出システム。
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CN104574646A (zh) * 2015-01-09 2015-04-29 新达通科技股份有限公司 一种atm机中卡钞检测和定位的方法

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