JP2007094466A - 負荷分散システムおよび方法並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】端末装置からのアクセス状態に応じた適切な負荷分散処理を行いうる負荷分散システムを提供する。
【解決手段】第1サーバ群Aと第2サーバ群Bは、いずれも、サブドメインがそれぞれ異なるように設定された複数のウェブサイトが格納されたウェブサーバが複数並列にインターネット接続されて構成され、上記第1サーバ群Aを構成するウェブサーバに格納された各ウェブサイトと、上記第2サーバ群Bを構成するウェブサーバに格納された各ウェブサイトとは、相互に対応するウェブサイトがそれぞれ同じサイト構成であり、上記第1サーバ群Aを構成する複数のウェブサーバはそれぞれサブドメインが異なるように設定され、端末装置からのアクセスに対し、当該アクセスのアクセス状態に基づいて、上記第1サーバ群Aを構成するウェブサーバと、第2サーバ群Bを構成するウェブサーバとで選択的にアクセスを受け付ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンピュータネットワークシステムの適切な負荷分散処理を行いうる負荷分散システムおよび方法並びにプログラムに関する。
1台のWebサーバに対し、多くのクライアントから多数の処理が集中すると、Webサーバの処理能力不足が発生し、クライアントへのレスポンスタイムが大幅に長くなる。これに対処するため、Webサーバを複数台用意し、負荷を分散させて処理する方式が多く用いられている。例えば、コンテンツを配信するWebサーバのアドレスとしてインターネットに公開されたIPアドレスに対してリクエストが送信されてきた場合、負荷分散装置はコンテンツAを表示するように設定された複数のWebサーバの中からリクエストを割当てるWebサーバを選択・決定し、リクエストのパケットの宛先アドレスをそのサーバがもつローカルIPアドレスに変換して通過させることが行われている。
変換するローカルアドレスを変化させれば、先程とは違ったWebサーバに処理が割当てられる。こうすることでコンテンツAに対して行われたリクエストを複数のWebサーバに分散して割当てることが出来る。同様に、上記コンテンツAとは異なるコンテンツBに対するリクエストは、別の負荷分散装置が複数のWebサーバに処理を分散し、コンテンツCに対するリクエストについては、さらに別の負荷分散装置が複数のWebサーバに処理を分散する。
また、ピーク時以外のWebサーバの稼働率を上げるとともに、システムの処理能力を簡単に増加させる負荷分散システムとして下記の特許文献1に示すシステムが開示されている。上記システムは、負荷分散装置と、コンテンツを保有するファイルサーバと、ファイルサーバが保有する全てのコンテンツにアクセス可能で汎用的な構成のWebサーバ(CWS)と、システムをコントロールするコントロールサーバとを設置し、CWSはコントロールサーバからの指示でCWSが表示するコンテンツを変更して、負荷分散装置は各コンテンツに対するリクエスト数の変動にあわせて処理の配分先を変えるようにしたものである。
特開2002−259354号公報
従来のコンピュータネットワークの負荷分散システムにおいては、本来1台のサーバで行っていた処理を複数のサーバに分散して処理することを目的としている。そのため従来例のように、コンテンツAを配信するための負荷分散装置及びWebサーバからなる第1のシステム、コンテンツBを配信するための負荷分散装置及びWebサーバからなる第2のシステム、コンテンツCを配信するための負荷分散装置及びWebサーバからなる第3のシステム、と複数の系統の負荷分散システムが独立して存在することになる。
このようなシステムでは、それぞれの系統のシステムに設置するサーバの台数は、最もアクセスが集中するピーク時にあわせて用意する必要があり、ピーク時以外には、余剰となるサーバの処理能力が無駄になり、サーバの稼動効率は悪くなる。また、あらかじめ見積もった処理能力以上のアクセスが集中した場合は対処できず、クライアントに対するコンテンツ配信処理のレスポンスタイムが大きく悪化する。さらに、システムにサーバを追加する場合それぞれのシステム系統ごとに、異なる構成のサーバを用意して、追加する作業が必要になるため、手間を要していた。
また、上記特許文献1の負荷分散システムでは、負荷分散を行うためにコントロールサーバを設置する必要があり、それだけ余分なハードウエアが必要となる。また、アクセスしている端末装置を使用している利用者の属性によって、接続時間が異なるなどの利用状況の傾向があるが、上記特許文献1のシステムを始めとする従来の負荷分散システムは、リクエストが送信されてきた場合にそのリクエストを配分するものに過ぎず、どのような属性の利用者によるアクセスかを考慮した適切な負荷分散を行うものではない。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、コンピュータネットワークシステムにおいて端末装置からのアクセス状態に応じた適切な負荷分散処理を行いうる負荷分散システムおよび方法ならびにプログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の負荷分散システムは、
インターネット経由で多数の端末装置からのアクセスを受け付けるコンピュータネットワークシステムにおける負荷分散システムであって、
複数のウェブサーバを含んで構成された第1サーバ群と、
複数のウェブサーバを含んで構成された第2サーバ群とを備え、
上記第1サーバ群は、サブドメインがそれぞれ異なるように設定された複数のウェブサイトが格納されたウェブサーバが複数並列にインターネット接続されて構成され、
上記第2サーバ群は、サブドメインがそれぞれ異なるように設定された複数のウェブサイトが格納されたウェブサーバが複数並列にインターネット接続されて構成され、
上記第1サーバ群を構成する複数のウェブサーバはそれぞれサブドメインが異なるように設定され、
上記第2サーバ群を構成する複数のウェブサーバはそれぞれサブドメインが異なるように設定され、
上記第1サーバ群を構成するウェブサーバに格納された各ウェブサイトと、上記第2サーバ群を構成するウェブサーバに格納された各ウェブサイトとは、相互に対応するウェブサイトがそれぞれ同じサイト構成であり、
端末装置からのアクセスに対し、当該アクセスのアクセス状態に基づいて、上記第1サーバ群を構成するウェブサーバと、第2サーバ群を構成するウェブサーバとで選択的にアクセスを受け付けるよう構成されたことを要旨とする。
また、上記の目的を達成するために、本発明の負荷分散方法は、
インターネット経由で多数の端末装置からのアクセスを受け付けるコンピュータネットワークシステムにおける負荷分散方法であって、
複数のウェブサーバを含んで構成された第1サーバ群と、
複数のウェブサーバを含んで構成された第2サーバ群とを準備し、
上記第1サーバ群は、サブドメインがそれぞれ異なるように設定された複数のウェブサイトが格納されたウェブサーバが複数並列にインターネット接続して構成し、
上記第2サーバ群は、サブドメインがそれぞれ異なるように設定された複数のウェブサイトが格納されたウェブサーバが複数並列にインターネット接続して構成し、
上記第1サーバ群を構成する複数のウェブサーバはそれぞれサブドメインが異なるように設定され、
上記第2サーバ群を構成する複数のウェブサーバはそれぞれサブドメインが異なるように設定され、
上記第1サーバ群を構成するウェブサーバに格納された各ウェブサイトと、上記第2サーバ群を構成するウェブサーバに格納された各ウェブサイトとは、相互に対応するウェブサイトをそれぞれ同じサイト構成とし、
端末装置からのアクセスに対し、当該アクセスのアクセス状態に基づいて、上記第1サーバ群を構成するウェブサーバと、第2サーバ群を構成するウェブサーバとで選択的にアクセスを受け付けることを要旨とする。
また、上記の目的を達成するために、本発明の負荷分散プログラムは、
インターネット経由で多数の端末装置からのアクセスを受け付けるコンピュータネットワークシステムにおける負荷分散プログラムであって、
複数のウェブサーバを含んで構成された第1サーバ群と、
複数のウェブサーバを含んで構成された第2サーバ群とを準備し、
上記第1サーバ群は、サブドメインがそれぞれ異なるように設定された複数のウェブサイトが格納されたウェブサーバが複数並列にインターネット接続して構成し、
上記第2サーバ群は、サブドメインがそれぞれ異なるように設定された複数のウェブサイトが格納されたウェブサーバが複数並列にインターネット接続して構成し、
上記第1サーバ群を構成する複数のウェブサーバはそれぞれサブドメインが異なるように設定され、
上記第2サーバ群を構成する複数のウェブサーバはそれぞれサブドメインが異なるように設定され、
上記第1サーバ群を構成するウェブサーバに格納された各ウェブサイトと、上記第2サーバ群を構成するウェブサーバに格納された各ウェブサイトとは、相互に対応するウェブサイトをそれぞれ同じサイト構成とし、
端末装置からのアクセスに対し、当該アクセスのアクセス状態に基づいて、上記第1サーバ群を構成するウェブサーバと、第2サーバ群を構成するウェブサーバとで選択的にアクセスを受け付けるステップをコンピュータ装置に実行させることを要旨とする。
すなわち、本発明は、(1)上記第1サーバ群を構成するウェブサーバに格納された各ウェブサイトと、上記第2サーバ群を構成するウェブサーバに格納された各ウェブサイトとは、相互に対応するウェブサイトがそれぞれ同じサイト構成であり、端末装置からのアクセスに対し、当該アクセスのアクセス状態に基づいて、上記第1サーバ群を構成するウェブサーバと、第2サーバ群を構成するウェブサーバとで選択的にアクセスを受け付けることにより、負荷分散が行われる。(2)また、上記第1サーバ群を構成する複数のウェブサーバはそれぞれサブドメインが異なるように設定されていることから、上記第1サーバ群を構成する複数のウェブサーバ間では、DNS(Domain Name System)によるウェブサーバ間の接続分散により負荷分散が行われる。同様に、上記第2サーバ群を構成する複数のウェブサーバはそれぞれサブドメインが異なるように設定されていることから、上記第2サーバ群を構成する複数のウェブサーバ間でも、DNSによるウェブサーバ間の接続分散により負荷分散が行われる。(3)さらに、各ウェブサーバでは、サブドメインがそれぞれ異なるように設定された複数のウェブサイトが格納されていることから、ウェブサイト同士の間で自然にアクセスが分散する。
このように、本発明は、ウェブサーバ内で一次元的に負荷分散が行われ、第1サーバ群および第2サーバ群各サーバ群の中で二次的に負荷分散が行われ、さらに、第1サーバ群と第2サーバ群の間で三次元的に負荷分散が行われることにより、極めて効率的な負荷分散を実現できる。しかも、第1サーバ群と第2サーバ群との間では、端末装置からのアクセス状態に基づいて選択的にアクセスを受け付けるよう負荷分散が行われることから、端末装置からのアクセス状態に応じた適切な負荷分散処理を行うことが可能となるのである。
本発明において、上記第1サーバ群は、上記アクセス状態がログイン許可手段によるログインが許可されていないログイン未満状態の端末装置からのアクセスを受け付けるよう構成され、上記第2サーバ群は、上記アクセス状態がログイン許可手段によりログインが許可されたログイン状態の端末装置からのアクセスを受け付けるように構成されている場合には、端末装置からのアクセス状態に応じた適切な負荷分散処理を行うことが可能となる。
すなわち、ログイン状態でアクセスしている端末装置の利用者は、アクセスしているウェブサイトで例えば買い物をしようとしている等、明確な目的をもってウェブサイトにアクセスしていることが多く、反対に、ログイン未満状態でアクセスしている端末装置の利用者は不特定多数の利用者を多く含み、明確な目的をもたずにウェブサイトにアクセスしている利用者が多い傾向にある。したがって、不特定多数の利用者が多いログイン未満状態の端末装置と、目的をもった利用者が多いログイン状態の端末装置では、接続時間やウェブサイトに接続している時間の長さ等が異なる傾向にある。したがって、ログイン状態の端末装置とログイン未満状態の端末装置とで、アクセスを受け付けるサーバ群を変えることにより、接続時間等の接続状態が異なる傾向にある端末装置のアクセスを分散することにより、第1サーバ群と第2サーバ群とのソフトウェア設定やハードウェア構成を、接続時間等の接続状態に合わせたものに設定することが可能となり、端末装置からのアクセス状態に応じた適切な負荷分散処理を行うことが可能となるのである。
本発明において、上記第1サーバ群および第2サーバ群のそれぞれにおいて、各サーバ群を構成するウェブサーバの間で端末装置からのアクセス要求を切換える負荷分散手段を備え、上記第1サーバ群は、サブドメインがそれぞれ異なるように設定された複数のウェブサイトが格納された相互に同じサイト構成のウェブサーバが複数並列に上記負荷分散手段に接続されたサーバグループが、複数並列に存在して構成され、上記第2サーバ群は、サブドメインがそれぞれ異なるように設定された複数のウェブサイトが格納された相互に同じサイト構成のウェブサーバが複数並列に上記負荷分散手段に接続されたサーバグループが、複数並列に存在して構成されている場合には、上記各サーバグループでは、負荷分散手段によりサーバグループで受け付けるアクセスのアクセス要求をサーバグループを構成する複数のウェブサーバの間で切換える。
このように、上述した三次元的な負荷分散に加え、さらに各サーバグループに属するウェブサーバ間において、不可分散手段によるアクセス要求の切換えが行われて、負荷分散を行うことができ、より効率的な負荷分散が可能となるのである。
本発明において、上記第1サーバ群を構成するサーバグループ間では相互にサブドメインが異なるように設定され、同じサーバグループ内に属するウェブサーバは同じサブドメインになるように設定されており、上記第2サーバ群を構成するサーバグループ間では相互にサブドメインが異なるように設定され、同じサーバグループ内に属するウェブサーバは同じサブドメインになるように設定されている場合には、第1サーバ群および第2サーバ群におけるサーバグループ間において、サブドメインを相互に異ならせることにより端末装置からのアクセスを選択的に受け付けることが容易に可能であり、システム的に複雑なものにすることなくアクセス状態に応じた負荷分散を実現できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1〜図9は、本発明の負荷分散システムを電子商取引システムに適用した一実施の形態を示す。
図1は、本発明の負荷分散システムのネットワーク構成図である。この負荷分散システムは、本発明の負荷分散プログラムを実行して本発明の負荷分散方法を実現するものであって、インターネット2経由で多数の端末装置3からのアクセスを受け付けるコンピュータネットワークシステムにおける負荷分散システムである。
上記負荷分散システムは、インターネット2経由で端末装置3からのアクセスを受け付ける負荷分散システムとして機能するとともに、ネットワーク経由で相互に取引を行う第1取引者(利用者)の端末装置と第2取引者(利用者)の端末装置からのアクセスをそれぞれ受け付けて、第1取引者(利用者)の端末装置と第2取引者(利用者)の端末装置との間で行われる取引処理を実行する商取引システムとしても機能する。
この負荷分散システムは、負荷分散手段4と、この負荷分散手段4に接続された複数のウェブサーバ1A−1・・・1A−nを含んで構成された第1サーバ群Aと、同じく上記負荷分散手段4に接続された複数のウェブサーバ1B−1・・・1B−nを含んで構成された第2サーバ群Bとを備えて構成されている。
上記第1サーバ群Aを構成する各ウェブサーバ1A−1・・・1A−n、第2サーバ群Bを構成する各ウェブサーバ1B−1・・・1B−nは、この例では、情報通信ネットワークとしてのインターネット2に接続され、同じくインターネット2に接続された端末装置3においてウェブページを閲覧可能とするサーバ装置であり、各ウェブサーバ1A−1・・・1A−n、1B−1・・・1B−nは、ウェブページを構築するためのデータ提供等を行うためのデータベースサーバとしての機能も有する。
上記各ウェブサーバ1A−1・・・1A−n、1B−1・・・1B−nは、それぞれ通信インターフェースや大容量データ記憶装置などを備えたシステムであり、中央処理装置がハードディスク装置等の外部記憶装置に記録されたプログラムを読み出し、そのプログラムに従って処理を実行することにより後に述べるような種々の機能を実現する。
上記第1サーバ群Aを構成する各ウェブサーバ1A−1・・・1A−n、第2サーバ群Bを構成する各ウェブサーバ1B−1・・・1B−nは、それぞれ負荷分散手段4を介して情報通信ネットワーク(本実施形態ではインターネット2)に接続されている。このインターネット2には、ユーザが使用する端末装置3が接続されている。上記各端末装置3は、例えばパソコン等のコンピュータ装置である。
上記各ウェブサーバ1A−1・・・1A−n、1B−1・・・1B−nは、インターネット2を介してアクセスしてきた各端末装置3と、例えばHTTP(HyperText Transfer Protocol)等のプロトコルに従ってデータ通信を行うことでWEB配信サーバとして機能する。すなわち、各ウェブサーバ1A−1・・・1A−n、1B−1・・・1B−nは、各端末装置3からの要求に応じて、HTML(HyperText Markup Language)等のデジタル文書記述言語により記述された文書や画像を含むデータであるウェブページを当該端末装置3へ向けて送信する。
上記各ウェブサーバ1A−1・・・1A−n、1B−1・・・1B−nには、それぞれ固有のネットワークアドレス(URL)が与えられている。ユーザは、それぞれの端末装置3でこのURLを指定することにより、各ウェブサーバ1A−1・・・1A−n、1B−1・・・1B−nにアクセスすることができ、上記HTML(HyperText Markup Language)等のデジタル文書記述言語により記述された文書や画像を含むデータをホームページによって閲覧をしうるようになっている。また、当該ホームページにおいて、必要に応じて文書・画像等のデータや選択入力操作を入力して各ウェブサーバ1A−1・・・1A−n、1B−1・・・1B−nに対して送信し、意思決定情報を各ウェブサーバ1A−1・・・1A−n、1B−1・・・1B−nに対して送信するようになっている。これらの動作の詳細については後述する。
また、上記第1サーバ群Aは、サブドメインがそれぞれ異なるように設定された複数のウェブサイトが格納された相互に同じサイト構成のウェブサーバ1A−1・・・1A−nが複数並列に上記負荷分散手段4に接続されたサーバグループGA−1・・・GA−nが、複数並列に存在して構成されている。また、上記第2サーバ群Bは、サブドメインがそれぞれ異なるように設定された複数のウェブサイトが格納された相互に同じサイト構成のウェブサーバ1B−1・・・1B−nが複数並列に上記負荷分散手段4に接続されたサーバグループGB−1・・・GB−nが、複数並列に存在して構成されている。
そして、上記第1サーバ群Aを構成する異なるサーバグループGA−1・・・GA−n間では相互にサブドメインが異なるように設定され、同じサーバグループ内に属するウェブサーバは同じサブドメインになるように設定されている。例えば、異なるサーバグループGA−1・・・GA−nに属するウェブサーバ1A−1・・・1A−nは相互に異なるサブドメインになるよう設定され、同じサーバグループGA−1に属するウェブサーバ1A−1,1A−1・・・はそれぞれ同じサブドメインになるよう設定されている。
同様に、上記第2サーバ群Bを構成する異なるサーバグループGB−1・・・GB−n間では相互にサブドメインが異なるように設定され、同じサーバグループ内に属するウェブサーバは同じサブドメインになるように設定されている。例えば、異なるサーバグループGB−1・・・GB−nに属するウェブサーバ1B−1・・・1B−nは相互に異なるサブドメインになるよう設定され、同じサーバグループGB−1に属するウェブサーバ1B−1,1B−1・・・はそれぞれ同じサブドメインになるよう設定されている。
このように、上記第1サーバ群Aを構成する複数のウェブサーバ1A−1,1A−2・・・1A−nはそれぞれサブドメインが異なるように設定されていることから、上記第1サーバ群Aを構成する複数のウェブサーバ1A−1,1A−2・・・1A−n間では、DNS(Domain Name System)によるウェブサーバ1A−1,1A−2・・・1A−n間の接続分散により負荷分散が行われる。同様に、上記第2サーバ群Bを構成する複数のウェブサーバ1B−1,1B−2・・・1B−nはそれぞれサブドメインが異なるように設定されていることから、上記第2サーバ群Bを構成する複数のウェブサーバ1B−1,1B−2・・・1B−n間でも、DNSによるウェブサーバ1B−1,1B−2・・・1B−n間の接続分散により負荷分散が行われる。
また、1つのサーバグループ内においては、端末装置3からのアクセス要求が負荷分散手段4により複数のウェブサーバ間で切換えられ、負荷分散が行われる。例えば、第1サーバ群Aにおける第1サーバグループGA−1では、同じサイト構成の複数のウェブサーバ1A−1,1A−1・・・の間でアクセス要求の切換えが行われる。同様に、第2サーバグループGA−2では、同じサイト構成の複数のウェブサーバ1A−2,1A−2・・・の間でアクセス要求の切換えが行われ、第nサーバグループGA−nでは、同じサイト構成の複数のウェブサーバ1A−n,1A−n・・・の間でアクセス要求の切換えが行われる。
また、第2サーバ群Bにおける第1サーバグループGB−1では、同じサイト構成の複数のウェブサーバ1B−1,1B−1・・・の間でアクセス要求の切換えが行われる。同様に、第nサーバグループGB−nでは、同じサイト構成の複数のウェブサーバ1B−n,1B−n・・・の間でアクセス要求の切換えが行われる。
上記ホームページは、本発明のウェブサイトであり、第1サーバ群Aを構成する第1サーバグループGA−1に属するウェブサーバ1A−1には、それぞれ複数のウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・HP(1000)が格納されている。この例では、各ホームページに付与された0001,0002・・・1000の番号が、それぞれのウェブサイトのサブドメインであり、上記ウェブサーバ1A−1には、相互にサブドメインが異なる1000のウェブサイトが格納されていることになる。なお、1つのウェブサーバ1A−1,1A−2・・・に格納するウェブサイトの数は、例示したように1000に限定する趣旨ではなく、それ以上でもそれ以下の数でも良い。
同様に、第1サーバ群Aを構成する第2サーバグループGA−2に属するウェブサーバ1A−2には、それぞれ複数のウェブサイトHP(1001),HP(1002)・・・HP(2000)が格納され、第1サーバ群Aを構成する第nサーバグループGA−nに属するウェブサーバ1A−nには、それぞれ複数のウェブサイトHP(n001),HP(n002)・・・が格納されている(図示した例では8001〜9000のサブドメインが付与されている)。
そして、第1サーバグループGA−1に属するウェブサーバ1A−1,1A−1・・・は、いずれも同じウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・HP(1000)が格納されて相互に同じサイト構成である。同様に、第2サーバグループGA−2に属するウェブサーバ1A−2,1A−2・・・も相互に同じサイト構成であり、第nサーバグループGA−nに属するウェブサーバ1A−n,1A−n・・・も相互に同じサイト構成である。
一方、第2サーバ群Bを構成する第1サーバグループGB−1に属するウェブサーバ1B−1には、それぞれ複数のウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・HP(3000)が格納されている。この例では、各ホームページに付与された0001,0002・・・3000の番号が、それぞれのウェブサイトのサブドメインであり、上記ウェブサーバ1B−1には、相互にサブドメインが異なる3000のウェブサイトが格納されていることになる。同様に、第nサーバグループGB−nに属するウェブサーバ1B−nには、それぞれ複数のウェブサイトHP(n001),HP(0002)・・・が格納されている(図示した例では7001〜9000のサブドメインが付与されている)。なお、1つのウェブサーバ1B−1,1B−2・・・に格納するウェブサイトの数は、例示したように3000に限定する趣旨ではなく、それ以上でもそれ以下の数でも良い。
このように、第2サーバ群Bを構成するサーバグループGB−1に属するウェブサーバ1B−1・・・1B−nには、第1サーバ群Aを構成するサーバグループGA−1に属するウェブサーバ1A−1・・・1A−nに格納されるウェブサイトの数よりも多い数のウェブサイトが格納される。このようにすることにより、後述するように、不特定多数の端末装置3からの比較的多数のアクセスを受け付ける第1サーバ群Aでは効率的に負荷分散を行い、特定の端末装置3からの比較的少ないアクセスを受け付ける第2サーバ群Bでは少ないハードウエア構成で効果的な負荷分散を行いうるのである。
そして、第2サーバグループGB−1に属するウェブサーバ1B−1,1B−1・・・は、いずれも同じウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・HP(3000)が格納されて相互に同じサイト構成であり、第nサーバグループGBnに属するウェブサーバ1B−n,1B−n・・・も相互に同じサイト構成である。
さらに、上記第1サーバ群Aと第2サーバ群Bは、相互に実施的に同じ内容のウェブサイト格納されている。すなわち、第1サーバ群Aを構成するウェブサーバ1A−1、1A−2・・・1A−nにそれぞれ格納されているウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・HP(9000)と、第2サーバ群Bを構成するウェブサーバ1B−1、1B−2・・・1B−nにそれぞれ格納されているウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・HP(9000)とは、基本的に同じウェブサイトで同様のコンテンツを有するものである。したがって、第1サーバ群Aと第2サーバ群Bは、相互に相手側のバックアップとなりうる関係構造を呈している。
このように、上記第1サーバ群A構成するウェブサーバ1A−1,1A−2・・・に格納された各ウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・と、上記第2サーバ群Bを構成するウェブサーバ1B−1,1B−2・・・に格納された各ウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・とは、相互に対応するウェブサイトがそれぞれ同じサイト構成となっている。
上記負荷分散手段4は、上記第1サーバ群Aの各サーバグループGA−1,GA−2・・・GA−n内において、端末装置3からのアクセス要求をサーバグループ内の複数のウェブサーバ間で切換える。すなわち、第1サーバグループGA−1では、ウェブサーバ1A−1,1A−1・・・同士の間で端末装置3からのアクセス要求を切換える。第2サーバグループGA−2では、ウェブサーバ1A−2,1A−2・・・同士の間で端末装置3からのアクセス要求を切換え、第nサーバグループGA−nでは、ウェブサーバ1A−n,1A−n・・・同士の間で端末装置3からのアクセス要求を切換え、負荷分散を実現する。
同様に、上記負荷分散手段4は、上記第2サーバ群Bの各サーバグループGB−1,GB−2・・・GB−n内において、端末装置3からのアクセス要求をサーバグループ内の複数のウェブサーバ間で切換える。すなわち、第1サーバグループGB−1では、ウェブサーバ1B−1,1B−1・・・同士の間で端末装置3からのアクセス要求を切換え、第nサーバグループGB−nでは、ウェブサーバ1B−n,1B−n・・・同士の間で端末装置3からのアクセス要求を切換え、負荷分散を実現する。
上述したように、上記各ウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・は、サブドメインがそれぞれ異なるように設定され、異なるサーバグループGA−1,GA−2・・・に属するウェブサーバ1A−1,1A−2・・・のサブドメインは相互に異なるように設定されて構成されている。
例えば、第1サーバ群Aを構成するウェブサーバ1A−1では下記に示すようにドメイン名を設定することができる。
ウェブサイト名 ドメイン
ウェブサイトHP(0001) http://www.a1.0001.com
ウェブサイトHP(0002) http://www.a1.0002.com
・・・ ・・・
ウェブサイトHP(1000) http://www.a1.1000.com
また、同様に第1サーバ群Aを構成するウェブサーバ1A−2では下記に示すようにドメイン名を設定することができる。
ウェブサイト名 ドメイン
ウェブサイトHP(1001) http://www.a2.1001.com
ウェブサイトHP(1002) http://www.a2.1002.com
・・・ ・・・
ウェブサイトHP(2000) http://www.a2.2000.com
また、第2サーバ群Bを構成するウェブサーバ1B−1では下記に示すようにドメイン名を設定することができる。
ウェブサイト名 ドメイン
ウェブサイトHP(0001) http://www.b1.0001.com
ウェブサイトHP(0002) http://www.b1.0002.com
・・・ ・・・
ウェブサイトHP(3000) http://www.b1.3000.com
この場合、サブドメイン「a1」が第1サーバ群Aの第1サーバグループGA−1に付与されたサブドメインであり、第1サーバグループGA−1に属する各ウェブサーバ1A−1,1A−1・・・にそれぞれ格納されたウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・にそれぞれ共通に設定されている。同様に、サブドメイン「a2」が第2サーバグループGA−2に付与されたサブドメインであり、第2サーバグループGA−2に属する各ウェブサーバ1A−2,1A−2・・・にそれぞれ格納されたウェブサイトHP(1001),HP(1002)・・・にそれぞれ共通に設定されている。
さらに、上記サブドメイン「a1」「a2」の下位層のサブドメインとして、サブドメイン「0001」「0002」・・・「9000」が設定されている。あるインターネットショップのホームページとして、第1サーバ群Aの第1サーバグループGA−1に属するウェブサーバ1A−1,1A−1・・・に格納されたウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・は同じサイト構成であり、これらは共通のサブドメイン「a1」が設定されることになる。
また、あるインターネットショップのホームページとして、第1サーバ群Aの第2サーバグループGA−2に属するウェブサーバ1A−2,1A−2・・・に格納されたウェブサイトHP(1001),HP(1002)・・・は同じサイト構成であり、これらは共通のサブドメイン「a2」が設定されることになる。
さらに、サブドメイン「b1」が第2サーバ群Bの第1サーバグループGB−1に付与されたサブドメインであり、第1サーバグループGB−1に属する各ウェブサーバ1B−1,1B−1・・・にそれぞれ格納されたウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・にそれぞれ共通に設定されている。
このように、第1サーバ群Aと第2サーバ群Bとでサブドメインを相互に異ならせることにより、端末装置3からのアクセスを第1サーバ群Aと第2サーバ群Bとで選択的に受け付けることが可能となり、負荷分散を実現できるのである。
しかも、第1サーバ群Aを構成する各ウェブサーバ1A−1、1A−2・・・1A−nでは、サブドメインがそれぞれ異なるように設定された複数のウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・が格納されていることから、各ウェブサーバ1A−1、1A−2・・・1A−n内において、ウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・同士の間で自然にアクセスが分散する。同様に、第2サーバ群Bを構成する各ウェブサーバ1B−1、1B−2・・・1B−nでは、サブドメインがそれぞれ異なるように設定された複数のウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・が格納されていることから、各ウェブサーバ1B−1、1B−2・・・1B−n内において、ウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・同士の間で自然に端末装置3からのアクセスが分散する。
このシステムでは、上記端末装置3を利用する者として、不特定の一般利用者、特定の一般利用者(一般取引者)、管理者を予定している。そして、本システムでは、それぞれの利用者に対して属性コードを付与して処理が行われる。属性コードとしては、例えば、0と1以上の整数が用いられ、不特定の一般利用者に対して(0)、一般利用者(一般取引者)に対して(1)(2)・・・(X)、システムの管理者に対して(X+1)が付与される。
ここで、不特定の一般利用者とは、ウェブサーバ1A−1、1A−2・・・1A−nに対してインターネット2経由でアクセスし、後述するログインを行わないログイン未満状態の利用者であり、属性コードとして(0)が付与され、そのようなアクセス状態の端末を、図では端末装置3(0)と表示している。
一般利用者(一般取引者)の(1)(2)・・・(X)については、本システムが対象とする取引者について、共通の業種属性の取引者群に分類して(1)(2)(3)・・・(X)を付与する。
具体的には、一般利用者(一般取引者)のうち商品を購買する(顧客)を(1)、顧客に商品を販売する(ショップ)を(2)、ショップに対して商品の卸売りを行う(卸)を(3)とすることができる。また、必要に応じて(物流会社)(配送会社)(クレジットカード会社)(支払い代行会社)・・・等、各種の業種属性の取引者群を利用者対象としたシステムとすることができ、その場合、上記属性コードとして(4)(5)・・・(X)が付与される。
そして、これらの利用者(取引者)として認証されてログインした状態の端末を、図では、それぞれ端末装置3(1)、端末装置3(2)・・・端末装置3(X)と表示している。
上記管理者に対しては、一般利用者(一般取引者)として付与された属性コードのうち最も大きな整数(X)よりも大きな整数(X+1)が付与される。そして、管理者として認証されてログインした状態の端末を、図では、端末装置3(X+1)と表示している。
図2は、第1サーバ群Aを構成するウェブサーバ1Aを示す機能ブロック図であり、図3は、第2サーバ群Bを構成するウェブサーバ1Bを示す機能ブロック図である。これらについて、以下それぞれ説明するが、基本的に両者は同様の構成であるので、説明が重複する部分は省略する場合がある。
図2は、第1サーバ群Aを構成するウェブサーバ1Aを示す。
上記ウェブサーバ1Aは、本発明のシステムが使用する種々のデータが記録された複数のテーブルが格納されたデータベース6Aを備えている。上記データベース6Aは、それぞれ2次元の表と表の間の関係を使ってデータを表現するリレーショナル・データベース管理システム(RDBMS)によって構築されている。
上記データベース6Aは、一般利用者(取引者)の端末装置3同士、例えば、第1取引者としての顧客の端末装置3(1)と、第2取引者としてのショップの端末装置3(2)の間で行われた商取引に関するデータが記録されたトランザクションテーブルが格納されるトランザクション格納部17Aを備えている。また、上記データベース6Aは、一般利用者(取引者)や管理者、商品の情報が記録されたマスタテーブルが格納されるマスタ格納部18Aを備えている。
図4は、上記マスタ格納部18Aに格納される利用者(取引者)に関する情報が記録された利用者マスタ(取引者マスタ)としてのマスタテーブルの一例を示す。
この例では、顧客(属性コード(0))、ショップ(属性コード(1))、卸(属性コード(2))、管理者(属性コード(X+1))が利用者(取引者)として利用するシステムの例を示しており、マスタテーブルとして、顧客マスタ21、ショップマスタ22、卸マスタ23、管理者マスタ24、商品マスタ25を備えている。必要に応じて、物流会社、配送会社、クレジットカード会社、支払い代行会社・・・等、各種の業種属性の取引者群を利用者対象としたシステムとすることができ、その場合、それぞれの利用者(取引者)のマスタテーブルが準備される。
上記顧客マスタ21には、取引者としての顧客を識別するための利用者コードとして顧客コード、ID、パスワード等ログインの際の認証の際に照会される認証情報が記録されている。また、上記顧客マスタ21には、それ以外に、顧客の氏名、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス等の顧客に関する情報が記録されている。
上記ショップマスタ22には、取引者としてのショップを識別するための利用者コードとしてショップコード、ID、パスワード等ログインの際の認証の際に照会される認証情報が記録されている。また、上記ショップマスタ22には、それ以外に、ショップの名称、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス等のショップに関する情報が記録されている。
上記卸マスタ23には、取引者としての卸を識別するための利用者コードとして卸コード、ID、パスワード等ログインの際の認証の際に照会される認証情報が記録されている。また、上記卸マスタ23には、それ以外に、卸の名称、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス等の卸に関する情報が記録されている。
また、上記管理者マスタ24には、管理者を識別するための管理者コード、ID、パスワード等ログインの際の認証の際に照会される認証情報が記録されている。また、上記管理者マスタ24には、それ以外に、管理者の氏名等の管理者に関する情報が記録されている。
上記利用者マスタ(取引者マスタ)としての顧客マスタ21、ショップマスタ22、卸マスタ23、管理者マスタ24に記録されたID・パスワード等の認証情報、顧客コード、ショップコード、卸コード等の利用者コードおよび管理者コードは、後述するログイン許可手段11によるログイン認証の際に照会される。また、上記利用者コードや管理者コードは、後述するアクセス状態検知手段10によるアクセス状態の検知の際に使用される。
また、上記商品マスタ25には、各取引者の端末装置3同士の間で行われる取引で扱う商品に関する情報が記録され、例えば、商品コード、商品名、価格等の情報が記録されている。
図5は、各取引者の端末装置3同士の間で行われた取引に関するデータが記録されたトランザクションテーブルの一例を示す図である。
この例では、例えば、第1取引者(利用者)としての顧客の端末装置3(1)と、第2取引者(利用者)としてのショップの端末装置3(2)との間で行われた取引に関するデータが記録されたトランザクション(1−2)26と、第1取引者(利用者)としてのショップの端末装置3(2)と、第2取引者(利用者)としての卸の端末装置3(3)との間で行われた取引に関するデータが記録されたトランザクション(2−3)27とを例示している。
すなわち、この例では、図7に示すように、取引者(利用者)として、商品を購買する顧客(属性コード(1))、上記顧客に対して商品を販売するとともにその商品を卸から購買するショップ(属性コード(2))、上記ショップに対して商品を卸売りする卸(属性コード(3))というモデルを例にして説明する。この例では、商品を購入する顧客が第1取引者(利用者)、その第1取引者(利用者)と取引をするショップが第2取引者(利用者)となりうるのである。また、ショップと卸の関係では、商品を購入するショップが第1取引者(利用者)、その第1取引者(利用者)と取引をする卸が第2取引者(利用者)となりうるのである。
このように、本発明における第1取引者(利用者)と第2取引者(利用者)は、取引関係がある取引者同士の間で相対的に決定しうるものであって、絶対的なものではない。
そして、この例では、上記トランザクション(1−2)26には、トランザクションデータとして、伝票No.、年月日、商品コード、数量、金額・・・等の商品取引に関するデータが記録されている。また、上記トランザクション(1−2)26には、トランザクションデータとして、第1取引者(利用者)を識別する利用者コードとしての顧客コードと、第2取引者(利用者)を識別する利用者コードとしてのショップコードが記録されている。
また、上記トランザクション(2−3)27には、トランザクションデータとして、伝票No.、年月日、商品コード、数量、金額・・・等の商品取引に関するデータが記録されている。また、上記トランザクション(2−3)27には、トランザクションデータとして、第1取引者を識別する利用者コードとしてのショップコードと、第2取引者(利用者)を識別する利用者コードとしての卸コードが記録されている。
また、上記ウェブサーバ1Aには、インターネット2経由で当該ウェブサーバ1Aにアクセスしてきた端末装置3において表示させるためのウェブページを格納するウェブサイト格納部15Aを備えている。
上記ウェブサイト格納部15Aに格納されたウェブサイトを端末装置3に対して出力し、所定の情報を表示するとともに、当該ウェブページ上でトランザクションデータのデータ処理を可能とする。このようなウェブページは、上述したHTML文書等の静的ファイルで作成される。トランザクションデータを表示してデータ処理するページは、所定のテンプレートファイルに、データベース6Aから抽出されたトランザクションデータをはめ込んでその画面が構成される。
このウェブサーバ1Aでは、上記ウェブサイト格納部15Aには、上述したように、相互に異なるサブドメインが設定されたウェブサイト101A、102A・・・1nnAが格納されている。例えば、上記各ウェブサイト101A、102A・・・1nnAは、それぞれ1つのインターネットショップのネットショップサイト等である。
また、上記ウェブサーバ1Aには、インターネット2経由でアクセスされた端末装置3において、上記トランザクション格納部17Aに格納されたトランザクションテーブルのデータ処理を可能とするプログラムが格納されたプログラム格納部16Aを備えている。このプログラムは、リレーショナル・データベース管理システム(RDBMS)のデータベース・アクセス言語であるSQL文によって構成されたものや、Java(登録商標)アプレットから構成されたプログラム等を含んでいる。
また、上記ウェブサーバ1Aは、上記データベース6A、ウェブサイト格納部15A、プログラム格納部16A等に対するデータ処理を始めとして、本発明の各種機能を実現する動作をつかさどる制御手段5Aを備えている。
上記制御手段5Aは、上記ウェブサイト格納部15Aに格納されたHTMLファイル等の静的ファイルを各端末装置3のブラウザ等において表示可能に制御するとともに、各端末装置3に表示された画面で入力され送信されたデータを受け付ける受信制御等を行う表示制御手段8Aを備えている。
上記制御手段5は、アクセスされた端末装置3に表示されたウェブページ上において、各種の操作・処理を可能とするデータ処理手段9Aを備えている。また、上記制御手段5は、インターネット2経由でウェブサーバ1Aに対してアクセスしてきた端末装置3のアクセス状態を検知するアクセス状態検知手段10Aを備えている。データ処理手段9Aおよびアクセス検知手段10Aについての説明は、第2サーバ群Bを構成するウェブサーバ1Bの説明の際に詳述する。
さらに、上記ウェブサーバ1Aは、インターネット2を経由した端末装置3等との通信を制御するための通信制御手段13Aを備えている。
図3は、第2サーバ群Bを構成するウェブサーバ1Bを示す。
上記ウェブサーバ1Bは、基本的には第1サーバ群Aを構成するウェブサーバ1Aと同様の構成であり、以下の説明では、重複する説明は省略している場合がある。
上記ウェブサーバ1Bは、上記本発明のシステムが使用する種々のデータが記録された複数のテーブルが格納されたデータベース6Bを備えている。上記データベース6Bは、それぞれリレーショナル・データベース管理システム(RDBMS)によって構築されている。
上記データベース6Bは、トランザクション格納部17B、マスタ格納部18Bを備えている。トランザクション格納部17B、マスタ格納部18Bにそれぞれ格納されたトランザクションテーブル、マスタテーブルは、ウェブサイト1Aで説明したものと同様である。
また、上記ウェブサーバ1Bには、インターネット2経由で当該ウェブサーバ1Bにアクセスしてきた端末装置3において表示させるためのウェブページを格納するウェブサイト格納部15Bを備えている。
このウェブサーバ1Bでは、上記ウェブサイト格納部15Bには、上述したように、相互に異なるサブドメインが設定されたウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・が格納されている。例えば、上記各ウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・は、それぞれ1つのインターネットショップのネットショップサイト等である。
また、上記ウェブサーバ1Bには、インターネット2経由でアクセスされた端末装置3において、上記トランザクション格納部17Bに格納されたトランザクションテーブルのデータ処理を可能とするプログラムが格納されたプログラム格納部16Aを備えている。このプログラムは、リレーショナル・データベース管理システム(RDBMS)のデータベース・アクセス言語であるSQL文によって構成されたものや、Java(登録商標)アプレット等を含むJava(登録商標)サーブレット等から構成されたプログラム等を含んでいる。
また、上記ウェブサーバ1Bは、上記データベース6B、ウェブサイト格納部15B、プログラム格納部16B等に対するデータ処理を始めとして、本発明の各種機能を実現する動作をつかさどる制御手段5Bを備えている。
上記制御手段5Bは、上記ウェブサイト格納部15Bに格納されたHTMLファイル等の静的ファイルを各端末装置3のブラウザ等において表示可能に制御するとともに、各端末装置3に表示された画面で入力され送信されたデータを受け付ける受信制御等を行う表示制御手段8Bを備えている。
上記制御手段5は、アクセスされた端末装置3に表示されたウェブページ上において、各種の操作・処理を可能とするデータ処理手段9Bを備えている。また、上記制御手段5は、インターネット2経由で当該ウェブサーバ1Bに対してアクセスしてきた端末装置3のアクセス状態を検知するアクセス状態検知手段10Bを備えている。
さらに、上記ウェブサーバ1Bは、インターネット2を経由した端末装置3等との通信を制御するための通信制御手段13Bを備えている。
上記制御手段5Bは、上記各端末装置3からのアクセスに対して利用者マスタ(取引者マスタ)であるマスタ格納部18Bに格納された各マスタテーブルに記録された情報を照合することによりログインを許可するログイン許可手段11を備えている。
第2サーバ群Bを構成するウェブサーバ1Bは、ログイン許可手段11を有する点で、上述した第1サーバ群Aを構成するウェブサーバ1Aと相違している。
そして、本発明では、端末装置3からのアクセスに対し、当該アクセスのアクセス状態に基づいて、上記第1サーバ群Aを構成するウェブサーバ1Aと、第2サーバ群Bを構成するウェブサーバ1Bとで選択的にアクセスを受け付けるよう構成されている。
すなわち、上述したように、第1サーバ群Aと第2サーバ群Bとでサブドメインを相互に異ならせ、上記第1サーバ群Aは、上記アクセス状態がログイン許可手段11によるログインが許可されていないログイン未満状態の端末装置3からのアクセスを受け付けるよう構成され、上記第2サーバ群Bは、上記アクセス状態がログイン許可手段11によりログインが許可されたログイン状態の端末装置3からのアクセスを受け付けるように構成されている。これにより、端末装置3からのアクセスを第1サーバ群Aと第2サーバ群Bとで選択的に受け付け、負荷分散を実現できるのである。
具体的には、当該システムにログインすることなくアクセスしてきた端末装置3については、まず、第1サーバ群Aを構成するウェブサーバ1A−1、1A−2・・・1A−nに接続させる。
そして、上記第1サーバ群Aを構成するウェブサーバ1A−1、1A−2・・・1A−nに格納されたウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・には、それぞれ、端末装置3がログインするためのログインページへのリンクを設けておく。
そして、第1サーバ群Aを構成するウェブサーバ1A−1、1A−2・・・1A−nに接続した端末装置3がログインをするためには、ログインページへのリンクをクリック操作してログインページを端末装置3に表示させる。このログインページにおいて、所定のIDおよびパスワード等の認証情報を入力して送信することによりログインが可能となる。
ここで、ログインページへのリンクは、第1サーバ群Aを構成するウェブサーバ1A−1、1A−2・・・1A−nに格納されたウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・に設けられているが、上記リンクにより表示されるログインページ19は、第2サーバ群Bを構成するウェブサーバ1B−1、1B−2・・・1B−nに格納されたウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・にそれぞれ設けられているものである。
すなわち、上記のようなログイン未満状態の第1サーバ群Aへのアクセスの際には、第1サーバ群Aに設定されたサブドメイン(たとえば上述した「a1」「a2」)が用いられる。ログインページ19へのアクセスおよびログイン認証後のログイン状態での第2サーバ群Bへのアクセスの際には、第2サーバ群Bに設定されたサブドメイン(たとえば上述した「b1」)が用いられるのである。
そして、当該ログインページ19によるログイン認証は、上記ログイン許可手段11によって行われ、このログイン認証後のアクセスは、第2サーバ群Bを構成するウェブサーバ1B−1、1B−2・・・1B−nで受け付けるのである。
このように、第1サーバ群Aと第2サーバ群Bとでサブドメインを相互に異ならせることにより、端末装置3からのアクセスを第1サーバ群Aと第2サーバ群Bとで選択的に受け付けることが可能となり、負荷分散を実現できるのである。
上記ログイン許可手段11は、例えば、端末装置3がインターネット2経由で所定のネットワークアドレス(URL)を指定して当該ウェブサーバ1Bにアクセスしてきた場合に、表示制御手段8Bにより所定のログイン画面を端末装置3に表示してIDおよびパスワードの入力を促す。このログイン画面において入力されたIDおよびパスワードを受け付け、顧客マスタ21、ショップマスタ22、卸マスタ23等の利用者マスタ(取引者マスタ)ならびに管理者マスタ24に記録されたIDおよびパスワードを照合して正しいIDおよびパスワードが入力されていればログインを許可し、入力されたIDおよびパスワードが正しくなければエラーメッセージを表示する。
このシステムでは、上記認証が行われないログイン未満状態では、端末装置3から利用者マスタ(取引者マスタ)のデータ更新を許可しない。すなわち、ログインしなければその端末装置3にはデータ更新画面を出力して表示することをしないようになっている。一方、上記ログインしたログイン状態では、端末装置3から利用者マスタ(取引者マスタ)のデータ更新を許可し、データ更新画面を端末装置3に表示してデータ処理手段9によるデータ更新を可能としている。
例えば、顧客が使用する端末装置3において、顧客マスタ21に記録されたIDおよびパスワードが入力されて認証されると、属性コードとして(1)が付与され顧客の端末装置3(1)として認識される。このように顧客の端末装置3(1)として認識された端末装置3(1)においては、端末装置3(1)からの要求に応じてマスタ情報更新ページを表示し、顧客マスタ21の当該顧客の顧客データの更新を可能とするのである。具体的には、メールアドレスの変更等である。
同様に、ショップが使用する端末装置3において、ショップマスタ22に記録されたIDおよびパスワードが入力されて認証されると、属性コードとして(2)が付与されショップの端末装置3(2)として認識される。また、卸が使用する端末装置3において、卸マスタ23に記録されたIDおよびパスワードが入力されて認証されると、属性コードとして(3)が付与され卸の端末装置3(3)として認識される。
このようにショップの端末装置3(2)や卸の端末装置3(3)として認識されると、同様に、当該端末装置3(2),3(3)からの要求に応じてマスタ情報更新ページを表示し、ショップマスタ22、卸マスタ23の当該ショップ、卸のデータ更新を可能とするのである。
図6は、上記アクセス状態検知手段10A,10Bでアクセス状態を検知するための検知テーブル28の一例を示す。
上記アクセス状態検知手段10A,10Bは、端末装置3からのアクセス状態として、上記ログイン許可手段11でログインが許可され、端末装置3から利用者マスタ(取引者マスタ)のデータ更新を許可するログイン状態と、上記ログイン許可手段11でログインが許可されておらず、端末装置3から利用者マスタ(取引者マスタ)のデータ更新を許可しないログイン未満状態とを検知する。
上記ログイン状態は、基本的には、アクセスした端末装置3で入力されたIDおよびパスワードにより、マスタテーブルを照会して利用者(取引者)を特定できる状態である。このログイン状態は、アクセスしてきた端末装置3の使用者は、顧客、ショップ、卸等の利用者(取引者)または管理者であるので、属性コードとして(1)(2)(3)・・・(X)および(X+1)のように1以上の数値が付与される。
反対に、上記ログイン未満は、基本的には、アクセスした端末装置3でIDおよびパスワード等の入力がされておらず、その端末装置3を使用している利用者(取引者)等を特定できない状態である。このログイン未満状態は、アクセスしてきた端末装置3の使用者は、不特定多数であり、アクセス状態としては不特定状態と認識し、属性コードとして(0)が付与される。
また、上記アクセス状態検知手段10A,10Bは、端末装置3からのアクセス状態として、ログイン許可手段11によるログイン認証はされていない状態で、端末装置3において入力された利用者情報を受け付けた状態である第1擬似ログイン状態をさらに検知する。上記第1擬似ログイン状態とは、例えば、ユーザ登録をしていない利用者(取引者)が、自らの端末装置3(0)により当該ウェブサーバ1A,1Bにアクセスして、ユーザ登録画面を表示し、当該ユーザ登録画面において利用者(取引者)に係る情報を入力してウェブサーバ1A,1Bに送信し、ウェブサーバ1A,1Bで新規の利用者(取引者)としてその情報を受け付けた状態である。
この第1擬似ログイン状態は、ログインはしていないが、不特定の利用者(取引者)というわけではなく、その利用者(取引者)を特定しうる利用者(取引者)情報をウェブサーバ1Aに受け付けた状態であるので、ログイン未満状態ではあるが、不特定状態ではなく、第1擬似ログイン状態として認識する。この第1擬似ログイン状態は、ログイン許可手段11によるログイン認証はされていないので、端末装置3によるマスタテーブルの情報の書き換えはできないようになっている。
また、この第1擬似ログイン状態では、受け付けた利用者(取引者)の情報の、マスタテーブルへの書込みは行われていない。その後、この新規の利用者(取引者)が顧客であれば顧客マスタ21にデータが記録され、ショップであればショップマスタ22に、卸であれば卸マスタ23にそれぞれデータが記録される。このように、マスタテーブルに利用者(取引者)情報が記録されると、第1擬似ログイン状態は解除され、そのアクセス状態をログイン状態と認識することができる。
また、上記アクセス状態検知手段10A,10Bは、端末装置3からのアクセス状態として、ログイン許可手段11によるログイン認証はされていない状態で、端末装置においてマスタテーブルの利用者情報を読み出した状態である第2擬似ログイン状態をさらに検知する。上記第2擬似ログイン状態とは、例えば、ユーザ登録済みの利用者(取引者)が、自らの端末装置3(0)により当該ウェブサーバ1A,1Bにアクセスし、ログイン許可手段11によるログイン認証をするのではないが、IDおよびパスワードを入力して自らの利用者(取引者)データをマスタテーブルから呼び出した状態である。
具体的には、例えば、顧客が、ログインする前に、商品一覧画面を表示して所望の商品を選択したのち、買い物カゴ画面を表示してIDおよびパスワードを入力し、利用者(取引者)データである顧客情報を顧客マスタ21から呼び出してトランザクションに書き込んだ状態である。
この第2擬似ログイン状態は、ログインはしていないが、不特定の利用者(取引者)というわけではなく、その利用者(取引者)を特定しうる利用者(取引者)情報をマスタテーブルから読み出した状態であるので、ログイン未満状態ではあるが、不特定状態ではなく、第2擬似ログイン状態として認識する。この第2擬似ログイン状態は、ログイン許可手段11によるログイン認証はされていないので、端末装置3によるマスタテーブルの情報の書き換えはできないようになっている。
また、上記アクセス状態検知手段10A,10Bは、上記ログイン許可手段11によってログインが許可された端末装置3のアクセス状態を検知する。
すなわち、上記アクセス状態検知手段10は、ログイン許可手段11でログイン認証した端末装置3が、どの属性コードを付与したアクセス状態の端末装置3かを検知する。具体的には、端末装置3によるログインの際に入力されたIDおよびパスワードが、顧客のものか、ショップのものか卸のものかにより、顧客であれば属性コード(1)が付与され、ショップであれば属性コード(2)が付与され、卸であれば属性コード(3)が付与されるが、このときどの属性コード(1)〜(X)が付与されたアクセス状態かを検知するのである。
このように、アクセス状態検知手段10で検知したアクセス状態が、属性コード(1)〜(X)が付与されたアクセスであれば、そのアクセス状態を一般利用者(取引者)としてログインが許可された一般利用者(取引者)状態であると認識する。また、アクセス状態検知手段10でどの属性コード(1)〜(X)が付与されたアクセスかを検知することにより、ログイン認証されたアクセス状態が、本発明における第1取引者として認証された第1取引者状態か、本発明における第2取引者として認証された第2取引者状態かを検知することになる。
また、上記アクセス状態検知手段10A,10Bは、端末装置3からのアクセス状態として、管理者として認証を受けてログインした管理者状態をさらに検知する。すなわち、管理者が使用する端末装置3において、管理者マスタ24に記録されたIDおよびパスワードが入力されて認証されると、属性コードとして(X+1)が付与され、管理者の端末装置3(X+1)として認識される。このように管理者の端末装置3(X+1)として認識された端末装置3(X+1)においては、端末装置3(X+1)からの要求に応じてマスタ情報更新ページを表示し、管理者マスタ24の当該管理者データの更新を可能とする。
また、上記ログイン許可手段11は、上記アクセス状態検知手段10A,10Bで検知されたアクセス状態が管理者としてログインが許可され認証された管理者状態である端末装置3(X+1)に対し、さらに一般利用者(取引者)としての追加認証を許可する。すなわち、管理者として認証されたアクセス状態の端末装置3(X+1)において表示する、管理者専用メニューにおいて、追加認証画面を表示し、追加認証情報として顧客、ショップ、卸等の利用者(取引者)の認証情報であるIDおよびパスワードの入力を促し、入力されたIDおよびパスワードの一般利用者(取引者)として追加認証する。
このとき、上記アクセス状態検知手段10A,10Bは、端末装置3からのアクセス状態として、管理者としてログインしたのちさらに一般利用者として追加認証を受けたアクセス状態を擬似一般利用者状態として認識し検知する。
すなわち、追加認証するための認証情報が顧客のIDおよびパスワードであれば、管理者状態である端末装置3(X+1)が、顧客の端末装置3(1)であるような擬似顧客状態として認識する。追加認証するための認証情報がショップのIDおよびパスワードであれば、管理者状態である端末装置3(X+1)が、ショップの端末装置3(2)であるような擬似ショップ状態として認識し、追加認証するための認証情報が卸のIDおよびパスワードであれば、管理者状態である端末装置3(X+1)が、卸の端末装置3(3)であるような擬似卸状態として認識する。
このように、管理者として認証された端末装置3(X+1)に対して、顧客、ショップ、卸等の本発明における一般利用者である第1取引者(利用者)や第2取引者(利用者)としての追加認証を行い、一般利用者として追加認証された管理者の端末装置3(X+1)に対して、追加認証した顧客、ショップ、卸のマスタデータの更新を可能としている。すなわち、追加認証したIDの顧客(またはショップ、卸等)のマスタ情報更新ページを表示し、顧客マスタ21、ショップマスタ22、卸マスタ23の当該顧客、ショップ、卸のデータ更新を可能とするのである。
上記データ処理手段9A,9Bは、プログラム格納部16に格納されたSQL文からなるプログラムにより、データベース6のトランザクション格納部17に格納されたトランザクションテーブルをデータ処理する。ここでいうデータ処理とは、トランザクションテーブルの検索、トランザクションデータの抽出、抽出されたトランザクションデータの表示、表示されたトランザクションデータの変更や更新、トランザクションデータの追加等の処理である。
上記データ処理手段9A,9Bは、上記アクセス状態検知手段10A,10Bで検知されたアクセス状態が第1取引者(利用者)として認証された第1取引者(利用者)状態の端末装置3に対しては、上記トランザクションテーブルにおける第1取引者(利用者)の利用者コードを有するトランザクションデータを抽出してそのデータ処理を可能とする。また、上記データ処理手段9A,9Bは、上記アクセス状態検知手段10A,10Bで検知されたアクセス状態が第2取引者(利用者)として認証された第2取引者(利用者)状態の端末装置3に対しては、上記トランザクションテーブルにおける第2取引者(利用者)の利用者コードを有するトランザクションデータを抽出してそのデータ処理を可能とする。このようにすることにより、第1取引者(利用者)の端末装置3と第2取引者(利用者)の端末装置3が、共通のデータ処理手段9A,9Bにより共通のトランザクションテーブルのデータ処理を行い得るようになっているのである。
具体的には、上記アクセス状態検知手段10A,10Bで検知されたアクセス状態が、顧客の属性コードが付与されたものである端末装置3(1)であれば、トランザクション(1−2)26からその認証された顧客の顧客コードのトランザクションデータを抽出して一覧表示し、その変更・更新・削除等を可能とする。また、上記アクセス状態検知手段10A,10Bで検知されたアクセス状態が、ショップの属性コードが付与されたものである端末装置3(2)であれば、トランザクション(1−2)26および/またはトランザクション(2−3)27からその認証されたショップのショップコードのトランザクションデータを抽出して一覧表示し、その変更・更新・削除等を可能とする。上記アクセス状態検知手段10A,10Bで検知されたアクセス状態が、卸の属性コードが付与されたものである端末装置3(3)であれば、トランザクション(2−3)27からその認証された卸の卸コードのトランザクションデータを抽出して一覧表示し、その変更・更新・削除等を可能とする。
また、上記データ処理手段9A,9Bは、アクセス状態が管理者状態である端末装置3(X+1)からさらに第1取引者(利用者)として認証された端末装置3に対しては、上記トランザクションテーブルにおける第1取引者(利用者)の利用者コードを有するトランザクションデータを抽出してそのデータ処理を可能とする。また、上記データ処理手段9A,9Bは、アクセス状態が管理者状態からさらに第2取引者(利用者)として認証された端末装置3に対しては、上記トランザクションテーブルにおける第2取引者(利用者)の利用者コードを有するトランザクションデータを抽出してそのデータ処理を可能とする。
具体的には、管理者として認証されたアクセス状態の端末装置3(X+1)において表示する管理者専用メニューにおいて、追加認証画面を表示し、追加認証情報として顧客、ショップ、卸等の利用者(取引者)の認証情報であるIDおよびパスワードの入力を促し、入力されたIDおよびパスワードの利用者(取引者)として追加認証する。このように取引者として追加認証した管理者状態の端末装置3(X+1)に対して、追加認証した顧客、ショップ、卸のトランザクションデータの更新を可能としている。
また、上記データ処理手段9A,9Bは、上述したようなログイン状態の端末装置3におけるマスタデータの更新も行う。すなわち、プログラム格納部16Bに格納されたSQL文からなるプログラムにより、データベース6のマスタ格納部18Bに格納されたマスタテーブルをデータ処理する。ここでいうデータ処理とは、マスタテーブルの検索、マスタデータの抽出、抽出されたマスタデータの表示、表示されたマスタデータの変更や更新、マスタデータの追加等の処理である。
さらに、上記データ処理手段9A,9Bは、管理者としてログインしたのち一般利用者として追加認証された擬似一般利用者状態となった管理者の端末装置3(X+1)によるトランザクションデータやマスタデータのデータ処理も行う。さらに、第1擬似ログイン状態、第2擬似ログイン状態におけるデータ処理も行う。
図7は、管理者として認証された端末装置3(X+1)において、擬似一般利用者として追加認証して擬似一般利用者状態としてアクセスする状態を模式的に示した図である。また、各端末装置3を使用する取引者同士の関係と、各取引者および管理者が端末装置3においてトランザクションテーブルのデータ処理を行う状態も模式的に示している。
まず、この例では、顧客とショップの間で商取引が行われ、共通のトランザクション(1−2)26を使用する。すなわち、顧客の端末装置3(1)とショップの端末装置3(2)は、それぞれウェブサーバ1A,1Bにアクセスして、トランザクション格納部17に格納された共通のトランザクション(1−2)26のデータ処理を行う(図示の矢印A)。
また、ショップと卸の間で商取引が行われ、共通のトランザクション(2−3)27を使用する。すなわち、ショップの端末装置3(2)と卸の端末装置3(3)は、それぞれウェブサーバ1A,1Bにアクセスして、トランザクション格納部17に格納された共通のトランザクション(2−3)27のデータ処理を行う(図示の矢印B)。
すなわち、上記アクセス状態検知手段10A,10Bで検知されたアクセス状態が、顧客の属性コードが付与されたものである端末装置3(1)であれば、トランザクション(1−2)26からその認証された顧客の顧客コードのトランザクションデータを抽出して一覧表示し、その変更・更新・削除等を可能とする。また、上記アクセス状態検知手段10で検知されたアクセス状態が、ショップの属性コードが付与されたものである端末装置3(2)であれば、トランザクション(1−2)26からその認証されたショップのショップコードのトランザクションデータを抽出して一覧表示し、その変更・更新・削除等を可能とする。
また、上記アクセス状態検知手段10A,10Bで検知されたアクセス状態が、ショップの属性コードが付与されたものである端末装置3(2)であれば、トランザクション(2−3)27からその認証されたショップのショップコードのトランザクションデータを抽出して一覧表示し、その変更・更新・削除等を可能とする。上記アクセス状態検知手段10A,10Bで検知されたアクセス状態が、卸の属性コードが付与されたものである端末装置3(3)であれば、トランザクション(2−3)27からその認証された卸の卸コードのトランザクションデータを抽出して一覧表示し、その変更・更新・削除等を可能とする。
また、管理者として認証されたアクセス状態の端末装置3(X+1)において表示する管理者専用メニューにおいて、追加認証画面を表示し、追加認証情報として顧客、ショップ、卸等の利用者(取引者)の認証情報であるIDおよびパスワードの入力を促し、入力されたIDおよびパスワードの利用者(取引者)として追加認証する。顧客として追加認証された状態を図示の矢印C、ショップとして追加認証された状態を図示の矢印D、卸として追加認証された状態を図示の矢印Eで示す。
このように顧客、ショップ、卸等の取引者として追加認証した管理者状態の端末装置3(X+1)は、追加認証した顧客、ショップ、卸の端末装置3(1),3(2),3(3)として認証された状態となり、それぞれがデータ更新可能なトランザクション(1−2)26、(2−3)27のデータ更新が可能となる。
このように、共通のトランザクションテーブルを複数の取引者で使用することにより、トランザクションテーブルを節減して処理負荷を軽減することができる。また、管理者として認証された端末装置3(X−1)を、取引者として追加認証してトランザクションテーブルの更新を可能とすることにより、データ処理を行うSQL文からなるプログラムの数を節減することができる。
また、上述したように、上記アクセス状態検知手段10A,10Bで検知されたアクセス状態が、顧客の属性コードが付与されたものである端末装置3(1)であれば、顧客マスタ21からその認証された顧客の顧客コードのマスタデータを抽出して一覧表示し、その変更・更新・削除等を可能とする(図示の矢印F)。同様に、検知されたアクセス状態が、ショップの属性コードが付与されたものである端末装置3(2)であれば、ショップマスタ22からその認証されたショップのショップコードのマスタデータを抽出して一覧表示し、その変更・更新・削除等を可能とし(図示の矢印G)、検知されたアクセス状態が、卸の属性コードが付与されたものである端末装置3(3)であれば、卸マスタ23からその認証された卸の卸コードのマスタデータを抽出して一覧表示し、その変更・更新・削除等を可能とする(図示の矢印H)。
また、上記アクセス状態検知手段10A,10Bで検知されたアクセス状態が、管理者の属性コードが付与されたものである端末装置3(X+1)であれば、管理者マスタ24からその認証された管理者の管理者コードのマスタデータを抽出して一覧表示し、その変更・更新・削除等を可能とする(図示の矢印I)。
さらに、上述した矢印C,D,Eで示すように、管理者として認証されたアクセス状態の端末装置3(X+1)において表示する管理者専用メニューにおいて、追加認証画面を表示し、追加認証情報として顧客、ショップ、卸等の利用者(取引者)の認証情報であるIDおよびパスワードの入力を促し、入力されたIDおよびパスワードの利用者(取引者)として追加認証した擬似一般利用者状態の場合、追加認証した顧客、ショップ、卸の端末装置3(1),3(2),3(3)として認証された状態となり、それぞれがデータ更新可能な顧客マスタ21、ショップマスタ22、卸マスタ23のデータ更新が可能となる。
図8〜図10は、上記負荷分散システムの作用を説明する図である。以下の説明において、図ではアクセスされたウェブサイトに斜線を付して説明している。
まず、図8に示すように、当該システムにログインすることなくアクセスしてきた端末装置3(0)については、第1サーバ群Aを構成するウェブサーバ1A−1、1A−2・・・1A−nに接続させる。この例では、第1サーバグループGA−1のウェブサイトHP(0001)は同じネットショップのホームページであるので、当該同じウェブサイトHP(0001)に対してログイン未満状態でアクセスしてきた端末装置3に対しては、全て第1サーバグループGA−1に属するウェブサーバ1A−1,1A−1・・・に接続させる。このとき、アクセス時間が重複する複数のアクセス要求に対しては、負荷分散手段4により、第1サーバグループGA−1に属するウェブサーバ1A−1,1A−1・・・にアクセスを切換えて分散することが行われる。第2サーバグループGA−2・・・第nサーバグループGA−nにおいても同様である。
ついで、図9に示すように、ログイン未満状態で上記ウェブサイト101Aのショップとは異なるショップのウェブサイト103B等へのアクセスがあった場合、同じウェブサーバ1A−1内において、ウェブサイトHP(0002),HP(0003)・・・の間でアクセスを分散させる。
そして、上記第1サーバ群Aを構成するウェブサーバ1A−1,1A−2・・・1A−nに格納されたウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・に設けられたログインページへのリンクがクリック操作されると、図10に示すように、端末装置3は、第2サーバ群Bを構成するウェブサーバ1B−1・・・1B−nに接続が切り換わり、そこに格納されたウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・に設けられたログインページが表示され、ログイン操作が行われる。ログイン認証後のログイン状態では、第2サーバ群Bを構成するウェブサーバ1B−1・・・1B−nでアクセスが受け付けられる。
第2サーバ群Bにおいても、第1サーバ群Aと同様に、アクセス時間が重複する複数のアクセス要求に対しては、負荷分散手段4により、第2サーバ群Bの第2サーバグループGB−1に属するウェブサーバ1B−1,1B−1・・・にアクセスを切換えて分散することが行われる。第2サーバグループGB−2・・・においても同様である。
以上のように、本発明は、(1)上記第1サーバ群Aを構成するウェブサーバ1A−1,1A−2・・・1A−nに格納された各ウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・と、上記第2サーバ群Bを構成するウェブサーバ1B−1・・・1B−nに格納された各ウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・とは、相互に対応するウェブサイトがそれぞれ同じサイト構成であり、端末装置3からのアクセスに対し、当該アクセスのアクセス状態に基づいて、上記第1サーバ群Aを構成するウェブサーバ1A−1,1A−2・・・1A−nと、第2サーバ群Bを構成するウェブサーバ1B−1・・・1B−nとで選択的にアクセスを受け付けることにより、負荷分散が行われる。
(2)また、上記第1サーバ群Aを構成する複数のウェブサーバ1A−1・・・1A−nはそれぞれサブドメインが異なるように設定されていることから、上記第1サーバ群Aを構成する複数のウェブサーバ1A−1・・・1A−n間では、DNS(Domain Name System)によるウェブサーバ1A−1・・・1A−n間の接続分散により負荷分散が行われる。同様に、上記第2サーバ群Bを構成する複数のウェブサーバ1B−1・・・1B−nはそれぞれサブドメインが異なるように設定されていることから、上記第2サーバ群Bを構成する複数のウェブサーバ1B−1・・・1B−n間でも、DNSによるウェブサーバ1B−1・・・1B−n間の接続分散により負荷分散が行われる。
(3)さらに、各ウェブサーバ1A−1・・・1A−n、1B−1・・・1B−nでは、サブドメインがそれぞれ異なるように設定された複数のウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・が格納されていることから、ウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・同士の間で自然にアクセスが分散する。
このように、本発明は、ウェブサーバ1A−1・・・1A−n、1B−1・・・1B−n内で一次元的に負荷分散が行われ、第1サーバ群Aおよび第2サーバ群Bの各サーバ群A,Bの中で二次的に負荷分散が行われ、さらに、第1サーバ群Aと第2サーバ群Bの間で三次元的に負荷分散が行われることにより、極めて効率的な負荷分散を実現できる。しかも、第1サーバ群Aと第2サーバ群Bとの間では、端末装置3からのアクセス状態に基づいて選択的にアクセスを受け付けるよう負荷分散が行われることから、端末装置3からのアクセス状態に応じた適切な負荷分散処理を行うことが可能となるのである。
本発明において、上記第1サーバ群Aは、上記アクセス状態がログイン許可手段11によるログインが許可されていないログイン未満状態の端末装置3からのアクセスを受け付けるよう構成され、上記第2サーバ群Bは、上記アクセス状態がログイン許可手段11によりログインが許可されたログイン状態の端末装置3からのアクセスを受け付けるように構成されている場合には、端末装置3からのアクセス状態に応じた適切な負荷分散処理を行うことが可能となる。
すなわち、ログイン状態でアクセスしている端末装置3の利用者は、アクセスしているウェブサイトで例えば買い物をしようとしている等、明確な目的をもってウェブサイトにアクセスしていることが多く、反対に、ログイン未満状態でアクセスしている端末装置3の利用者は不特定多数の利用者を多く含み、明確な目的をもたずにウェブサイトにアクセスしている利用者が多い傾向にある。したがって、不特定多数の利用者が多いログイン未満状態の端末装置3と、目的をもった利用者が多いログイン状態の端末装置3では、接続時間やウェブサイトに接続している時間の長さ等が異なる傾向にある。したがって、ログイン状態の端末装置3とログイン未満状態の端末装置3とで、アクセスを受け付けるサーバ群を変えることにより、接続時間等の接続状態が異なる傾向にある端末装置3のアクセスを分散することにより、第1サーバ群Aと第2サーバ群Bとのソフトウェア設定やハードウェア構成を、接続時間等の接続状態に合わせたものに設定することが可能となり、端末装置3からのアクセス状態に応じた適切な負荷分散処理を行うことが可能となるのである。
本発明において、上記第1サーバ群Aおよび第2サーバ群Bのそれぞれにおいて、各サーバ群A,Bを構成するウェブサーバ1A−1・・・1A−n、1B−1・・・1B−nの間で端末装置3からのアクセス要求を切換える負荷分散手段4を備え、上記第1サーバ群Aは、サブドメインがそれぞれ異なるように設定された複数のウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・が格納された相互に同じサイト構成のウェブサーバ1A−1,1A−1・・・が複数並列に上記負荷分散手段に接続されたサーバグループGA−1,GA−2・・・が、複数並列に存在して構成され、上記第2サーバ群Bは、サブドメインがそれぞれ異なるように設定された複数のウェブサイトHP(0001),HP(0002)・・・が格納された相互に同じサイト構成のウェブサーバ1B−1,1B−1・・・が複数並列に上記負荷分散手段4に接続されたサーバグループGB−1,GB−2・・・が、複数並列に存在して構成されている場合には、上記各サーバグループGA−1,GA−2・・・,GB−1,GB−2・・・では、負荷分散手段4によりサーバグループで受け付けるアクセスのアクセス要求をサーバグループを構成する複数のウェブサーバの間で切換える。
このように、上述した三次元的な負荷分散に加え、さらに各サーバグループに属するウェブサーバ間において、不可分散手段によるアクセス要求の切換えが行われて、負荷分散を行うことができ、より効率的な負荷分散が可能となるのである。
本発明において、上記第1サーバ群Aを構成するサーバグループ間では相互にサブドメインが異なるように設定され、同じサーバグループ内に属するウェブサーバは同じサブドメインになるように設定されており、上記第2サーバ群Bを構成するサーバグループ間では相互にサブドメインが異なるように設定され、同じサーバグループ内に属するウェブサーバは同じサブドメインになるように設定されている場合には、第1サーバ群Aおよび第2サーバ群Bにおけるサーバグループ間において、サブドメインを相互に異ならせることにより端末装置からのアクセスを選択的に受け付けることが容易に可能であり、システム的に複雑なものにすることなくアクセス状態に応じた負荷分散を実現できる。
本発明の一実施形態のシステムを示すネットワーク構成図である。 第1サーバ群を構成するウェブサーバの機能ブロック図である。 第2サーバ群を構成するウェブサーバの機能ブロック図である。 マスタテーブルの一例を示す図である。 トランザクションテーブルの一例を示す図である。 アクセス状態を検知するための検知テーブルの一例を示す図である。 本発明のシステムの機能を説明する図である。 本発明のシステムの作用を説明する図である。 本発明のシステムの作用を説明する図である。 本発明のシステムの作用を説明する図である。
符号の説明
1A,1B ウェブサーバ
2 インターネット
3 端末装置
4 負荷分散手段
5A,5B 制御手段
6A,6B データベース
8A,8B 表示制御手段
9A,9B データ処理手段
10A,10B アクセス状態検知手段
11 ログイン許可手段
13A,13B 通信制御手段
15A,15B ウェブページ格納部
16A,16B プログラム格納部
17A,17B トランザクション格納部
18A,18B マスタ格納部
19 ログインページ
21 顧客マスタ
22 ショップマスタ
23 卸マスタ
24 管理者マスタ
25 商品マスタ
26 トランザクション(1−2)
27 トランザクション(2−3)
28 検知テーブル

Claims (6)

  1. インターネット経由で多数の端末装置からのアクセスを受け付けるコンピュータネットワークシステムにおける負荷分散システムであって、
    複数のウェブサーバを含んで構成された第1サーバ群と、
    複数のウェブサーバを含んで構成された第2サーバ群とを備え、
    上記第1サーバ群は、サブドメインがそれぞれ異なるように設定された複数のウェブサイトが格納されたウェブサーバが複数並列にインターネット接続されて構成され、
    上記第2サーバ群は、サブドメインがそれぞれ異なるように設定された複数のウェブサイトが格納されたウェブサーバが複数並列にインターネット接続されて構成され、
    上記第1サーバ群を構成する複数のウェブサーバはそれぞれサブドメインが異なるように設定され、
    上記第2サーバ群を構成する複数のウェブサーバはそれぞれサブドメインが異なるように設定され、
    上記第1サーバ群を構成するウェブサーバに格納された各ウェブサイトと、上記第2サーバ群を構成するウェブサーバに格納された各ウェブサイトとは、相互に対応するウェブサイトがそれぞれ同じサイト構成であり、
    端末装置からのアクセスに対し、当該アクセスのアクセス状態に基づいて、上記第1サーバ群を構成するウェブサーバと、第2サーバ群を構成するウェブサーバとで選択的にアクセスを受け付けるよう構成されたことを特徴とする負荷分散システム。
  2. 上記第1サーバ群は、上記アクセス状態がログイン許可手段によるログインが許可されていないログイン未満状態の端末装置からのアクセスを受け付けるよう構成され、
    上記第2サーバ群は、上記アクセス状態がログイン許可手段によりログインが許可されたログイン状態の端末装置からのアクセスを受け付けるように構成されている請求項1記載の負荷分散システム。
  3. 上記第1サーバ群および第2サーバ群のそれぞれにおいて、各サーバ群を構成するウェブサーバの間で端末装置からのアクセス要求を切換える負荷分散手段を備え、
    上記第1サーバ群は、サブドメインがそれぞれ異なるように設定された複数のウェブサイトが格納された相互に同じサイト構成のウェブサーバが複数並列に上記負荷分散手段に接続されたサーバグループが、複数並列に存在して構成され、
    上記第2サーバ群は、サブドメインがそれぞれ異なるように設定された複数のウェブサイトが格納された相互に同じサイト構成のウェブサーバが複数並列に上記負荷分散手段に接続されたサーバグループが、複数並列に存在して構成されている請求項1または2記載の負荷分散システム。
  4. 上記第1サーバ群を構成するサーバグループ間では相互にサブドメインが異なるように設定され、同じサーバグループ内に属するウェブサーバは同じサブドメインになるように設定されており、
    上記第2サーバ群を構成するサーバグループ間では相互にサブドメインが異なるように設定され、同じサーバグループ内に属するウェブサーバは同じサブドメインになるように設定されている請求項3記載の負荷分散システム。
  5. インターネット経由で多数の端末装置からのアクセスを受け付けるコンピュータネットワークシステムにおける負荷分散方法であって、
    複数のウェブサーバを含んで構成された第1サーバ群と、
    複数のウェブサーバを含んで構成された第2サーバ群とを準備し、
    上記第1サーバ群は、サブドメインがそれぞれ異なるように設定された複数のウェブサイトが格納されたウェブサーバが複数並列にインターネット接続して構成し、
    上記第2サーバ群は、サブドメインがそれぞれ異なるように設定された複数のウェブサイトが格納されたウェブサーバが複数並列にインターネット接続して構成し、
    上記第1サーバ群を構成する複数のウェブサーバはそれぞれサブドメインが異なるように設定され、
    上記第2サーバ群を構成する複数のウェブサーバはそれぞれサブドメインが異なるように設定され、
    上記第1サーバ群を構成するウェブサーバに格納された各ウェブサイトと、上記第2サーバ群を構成するウェブサーバに格納された各ウェブサイトとは、相互に対応するウェブサイトをそれぞれ同じサイト構成とし、
    端末装置からのアクセスに対し、当該アクセスのアクセス状態に基づいて、上記第1サーバ群を構成するウェブサーバと、第2サーバ群を構成するウェブサーバとで選択的にアクセスを受け付けることを特徴とする負荷分散方法。
  6. インターネット経由で多数の端末装置からのアクセスを受け付けるコンピュータネットワークシステムにおける負荷分散プログラムであって、
    複数のウェブサーバを含んで構成された第1サーバ群と、
    複数のウェブサーバを含んで構成された第2サーバ群とを準備し、
    上記第1サーバ群は、サブドメインがそれぞれ異なるように設定された複数のウェブサイトが格納されたウェブサーバが複数並列にインターネット接続して構成し、
    上記第2サーバ群は、サブドメインがそれぞれ異なるように設定された複数のウェブサイトが格納されたウェブサーバが複数並列にインターネット接続して構成し、
    上記第1サーバ群を構成する複数のウェブサーバはそれぞれサブドメインが異なるように設定され、
    上記第2サーバ群を構成する複数のウェブサーバはそれぞれサブドメインが異なるように設定され、
    上記第1サーバ群を構成するウェブサーバに格納された各ウェブサイトと、上記第2サーバ群を構成するウェブサーバに格納された各ウェブサイトとは、相互に対応するウェブサイトをそれぞれ同じサイト構成とし、
    端末装置からのアクセスに対し、当該アクセスのアクセス状態に基づいて、上記第1サーバ群を構成するウェブサーバと、第2サーバ群を構成するウェブサーバとで選択的にアクセスを受け付けるステップをコンピュータ装置に実行させることを特徴とする負荷分散プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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