JP2007094197A - 放熱板、光学部材及び光学機器 - Google Patents

放熱板、光学部材及び光学機器 Download PDF

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Abstract

【課題】液晶プロジェクタ等の光学系に使用可能で、放熱効率を大幅に高めることができる放熱板を提供する。
【解決手段】プロジェクタ装置の光路上に配置される波長板や偏向素子等の光学部材に添設され、光学部材の熱を放熱する放熱板において、少なくとも放熱板の片側に、入射光が回折しないように略正方形状の凹部1bと凸部1aとが交互に配列された凹凸面を形成するようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、液晶プロジェクタにおいて使用される偏光板の発熱を効率的に放熱するために偏光板等の光学部材に添設される放熱板と、この放熱板を備えた光学部材、及びこの光学部材を備えた光学機器に関する。
液晶プロジェクタ等の光学機器では、光源から出射された光を、液晶パネル等のライトバルブを用いて画像情報に応じて変調し、変調した光をスクリーン上に投影することにより画像表示を実現している。液晶パネルは、その入射面或いは出射面側に波長板や偏光板を配置して光源からの光を偏光光に変換して光の利用効率を高めるようにしている。
ところで、上記した液晶プロジェクタは、使用時間が長くなれば長くなるほど、装置内に熱がこもり温度が上昇する。装置内の温度が上昇すると、樹脂により作製された波長板や偏光板は、本来、それらが有する光学特性を十分に発揮することができなくなり、即ち特性が劣化してしまい、例えば液晶プロジェクタであれば画像特性に悪影響を及ぼす欠点があった。
そこで、近年、特許文献1に開示されているように、熱伝導率の高いサファイヤや水晶などを放熱板として樹脂製の波長板や偏光板に貼り合わせることによって、樹脂製の波長板や偏光板に熱を効率よく放熱して、波長板や偏光板が有する光学特性を十分に発揮させるようにしたものがある。
特開2002−14419公報
しかしながら、今日、プロジェクタ装置等の光学機器では、小型化が求められている。そして、このような小型化の要求に伴い放熱板等のサイズも小型化せざるを得ないのが現状である。このため、放熱効率がより高く光学機器に使用できる放熱板が求められていた。
そこで、本発明は上記したような点を鑑みてなされたものであり、液晶プロジェクタ等の光学機器の光学系に使用可能で、放熱効率を大幅に高めることができる放熱板、偏光板、及び光学機器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、光路上に配置される光学部材に添設され、前記光学部材の熱を放熱する放熱板において、少なくとも当該放熱板の片側に、入射光が回折しないように略正方形状の凹部と凸部とが交互に配列された凹凸面を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の放熱板において、前記凹凸面を両側に備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の放熱板を備えた光学部材を特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の光学部材を備えた光学機器を特徴とする。
本発明によれば、例えば液晶プロジェクタの光路上に配置される波長板や偏光板等の光学部材に添設され、光学部材の熱を放熱する放熱板において、少なくとも放熱板の片側に、入射光が回折しないように略正方形状の凹部と凸部とを交互に配置した凹凸面を形成したことで、入射光に影響を与えることなく、放熱板の表面積を拡大することができるので、放熱板を大型化することなく放熱効率を高めることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の放熱板をカラー液晶プロジェクタの光学系に適用した場合の一例を示す図である。
この図1に示す液晶プロジェクタは、赤色光Rの光学系として、赤色成分のみを透過するダイクロイックフィルタ11と、S偏光光をP偏光光に変換する1/2波長板12と、赤色光Rを画像データに応じて変調する液晶パネル13と、液晶パネル13からのS偏光光だけを透過する偏光素子14とを備える。
また緑色光Gの光学系として、緑色成分のみを透過するダイクロイックフィルタ15と、緑色光GのS偏光光のみを透過する偏光素子16と、緑色光Gを画像データに応じて変調する液晶パネル17と、液晶パネル17から緑色光GのP偏光光だけを透過する偏光素子19とを備える。
また青色光Bの光学系として、青色成分のみを透過するダイクロイックフィルタ20と、S偏光光をP偏光光に変換する1/2波長板21と、青色光Bを画像データに応じて変調する液晶パネル22と、液晶パネル22からのS偏光光だけを透過する偏光素子24とを備える。
そして各色の液晶パネル13、17、22において形成された各色の画像光はダイクロイックプリズム25に入射されてカラー画像に合成され、図示していない投射レンズユニットを介してスクリーン上に拡大投影される。
上記のように構成されたカラー液晶プロジェクタの光学系では、光路上に配置された1/2波長板12、21は、例えば樹脂製の波長部材(光学部材)2と、この波長部材2の熱を放熱するための放熱板1とから構成され、放熱板1の表面に波長部材2に貼り合わせる等して添設するようにしている。同様に偏光素子14、16、19、24も、例えば樹脂製の偏光部材(光学部材)3と、この偏光部材3の熱を放熱するための放熱板1とから構成され、放熱板1の表面に樹脂製の偏光部材3を貼り合わせる等して添設するようにしている。
そして、本実施形態の放熱板1においては、少なくとも上記した波長部材2や偏光部材3と接しない側の片面に、略スクウェア(正方形)状の凹部と凸部とが交互に配列された凹凸面を形成することで、放熱板1の放熱効率を高めるようにした点に特徴がある。
図2は、第1の実施形態に係る放熱板の構成を示した図であり、(a)は放熱板の斜視図、(b)は上面図、(c)は側面図である。
これら図2(a)(b)(c)に示す放熱板1は、例えばガラス、水晶、サファア等の透過率が高く、放熱効果を有する放熱板材料の片面に、スクウェア状の凸部1aと凹部1bとが縦横方向に交互に配列された凹凸面を形成するようにしている。
これにより、例えば図4に示すような両面が平板状の従来の放熱板100と比較すると、凸部1aと凹部1bとの間に形成される段差部(凹部1bの内壁)1cの面積分だけ表面積を広げることができる。
以下、具体的に説明する。
先ず、図4に示す従来の放熱板100の表面積をS、x軸方向の長さをlx、Y軸方向の長さをlyとすると、従来の放熱板100の表面積Sは、lx×lyとなる。
一方、図2に示した本実施形態の放熱板1の表面積をS’、x軸方向の長さをlx、Y軸方向の長さをly、z方向の高さ(深さ)をdとすると、放熱板1のx−y平面における表面積Sx-yは、上記従来の放熱板の表面積と同じlx×lyとなるが、放熱板1ではスクウェア状の凸部1aと凹部1bとの間に段差部1cが形成されるので、この段差部1c分だけ表面積が広くなる。
ここで、段差部1cの表面積のうち、x軸方向に平行な面の表面積Sxを求める。
x軸方向1列当たりの表面積の増加分は
Figure 2007094197
であり、これがy軸方向にny個分並んだものがSxになるので、
Sx=lx・d・ny・・・(1)
となる。
同様に、y軸方向に平行な面の表面積Syを求めると、
Sy=ly・d・nx・・・(2)
となる。
従って、放熱板1全体の表面積をS’とすると、
S’=Sx-y+Sx+Sy=lx・ly+lx・d・ny+ly・d・nx=lx・ly+d(lx・ny+ly・nx)・・・(3)
となる。
従って、本実施形態の放熱板1によれば、従来の放熱板100に比べてd(lx・ny+ly・nx)分だけ表面積を大きくできるため、その分だけ放熱効率を高めることができることになる。これにより、例えばガラス板などの透過率が高く比較的安価な材料を用いて放熱効率の高い放熱板を実現することが出来る。勿論、例えば水晶やファイアなどの放熱率の良い材料を用いて構成すれば、より放熱効率を高めることができる。
従って、本実施形態の放熱板1によれば、例えば液晶プロジェクタ等の各種光学機器に使用される偏光板や波長板といった光学部材に添設して使用することにより、同じ面積の放熱板でありながら大幅に放熱効果を高めることができるので、偏光板の小型化に追従して小型化しつつその放熱効果を高めることができる。
ところで、上記のような放熱板1は、形成した凹凸面により入射光が回折する回折作用が生じないようにする必要がある。
ここで、放熱板に入射した光が出射したときの位相差をΤ、使用波長をλ、放熱板の材質の屈折率をnとすると、
位相差Τは次の式(4)で表すことができる。
Τ=2π/λ×(n−1)×d・・・(4)
ここで、式(4)は、波長λのN倍(N=1、2、3、4・・・)になっていればよいので、
Τ=2π/λ×(n−1)×d=2n・N・・・(5)
となる。よって、
d=N/(n−1)・λ・・・(6)
が求められる。
従って、プロジェクタ装置のRGBの夫々の光路に配置すべき放熱板1の段差部1cの高さdを、上記式(6)に基づいて設定すれば、放熱板1に凹凸面を形成した場合でも光の回折作用により入射光に影響を与えるのを防止することができる。
図3は第2の実施形態に係る放熱板の構成を示した図であり、(a)は放熱板の斜視図、(b)は上面図、(c)は側面図である。
これら図3(a)(b)(c)に示す放熱板10は、上記したようなスクウェア状の凸部1aと凹部1bとを交互に配置した凹凸面を放熱板の両面に形成するようにしたものである。このように構成すると表面積を図2に示した放熱板1のほぼ2倍にできるので、さらに放熱効効率を高めることができる。
なお、本発明においては、放熱板に略正方形状の凹部と凸部を交互に配列して凹凸面を形成しているが、凹部と凸部の形状は必ずしも正方形状とする必要はない。但し、凹部と凸部の形状を正方形状としたほうが、回折作用の影響等を含めた設計が容易になるという利点がある。
また本実施形態では、本発明の放熱板を液晶プロジェクタに適用する場合を例に挙げて説明したが、液晶プロジェクタに限らず液晶ライトバルブ等を用いる光学機器一般に適用することができる。
本発明の放熱板をカラー液晶プロジェクタの光学系に適用した場合の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る放熱板の構成を示した図であり、(a)は放熱板の斜視図、(b)は上面図、(c)は側面図である。 第2の実施形態に係る放熱板の構成を示した図であり、(a)は放熱板の斜視図、(b)は上面図、(c)は側面図である。 従来の放熱板の構成を示した図である。
符号の説明
1、10…放熱板、1a…凸部、1b…凹部、11、15、20…ダイクロイックフィルタ、12、21…1/2波長板、13、17、22…液晶パネル、14、16、19、24…偏光素子

Claims (4)

  1. 光路上に配置される光学部材に添設され、前記光学部材の熱を放熱する放熱板において、少なくとも当該放熱板の片側に、入射光が回折しないように略正方形状の凹部と凸部とが交互に配列された凹凸面を備えたことを特徴とする放熱板。
  2. 請求項1に記載の放熱板において、前記凹凸面を両側に備えたことを特徴とする放熱板。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の放熱板を備えたことを特徴とする光学部材。
  4. 請求項3に記載の光学部材を備えたことを特徴とする光学機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008293549A (ja) * 2007-05-22 2008-12-04 Teac Corp 光ディスク装置

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