JP2007093059A - 窒素−酸素混合冷媒による冷却方法 - Google Patents

窒素−酸素混合冷媒による冷却方法 Download PDF

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Abstract

【課題】液体窒素が固化する融点又は三重点(約63K)以下の温度領域への簡便で安全な冷却方法を提供する。
【解決手段】窒素及び酸素を混合した冷媒を製造し、これを減圧冷却または常圧冷却により温度制御することにより被冷却体を簡便、安価かつ安全に冷却する方法を提供する。減圧冷却では減圧ポンプにより減圧することで63K以下に被冷却体を冷却する。また、常圧冷却では冷凍機の冷却部からの伝導冷却により冷却することで被冷却体を冷却する。
【選択図】図1

Description

本発明は、超伝導体等の被冷却体の63K以下の温度領域への窒素-酸素混合冷媒による冷却方法に関するものである。
超電導材料は臨界温度Tc以下において超電導特性を示すが、酸化物高温超電導体はその高い臨界温度Tcから液体窒素温度77Kでの使用が期待されている。超電導体を冷却する手段は大きく分けて二通りある。一つは冷凍機等による伝導冷却、もう一つは液体ヘリウムや液体窒素を液体の冷媒を用いる方法である。コイル又はバルク体の冷却には熱伝達及び熱伝導効率や温度の均一性の観点から冷媒を用いる冷却が望ましい。また、発熱部を有する場合は、特に冷媒冷却が望ましい。
NbTi等の金属系超伝導材料に対する酸化物超伝導体の高い臨界温度Tcの優位性を発揮するためには、液体ヘリウム温度(4.2K)以上でかつ液体窒素の沸点(77K)より低い温度領域へのより安価、簡便、安全な冷却方法が検討されてきた。77K〜4.2Kの温度領域に沸点を持つ物質は非特許文献1に示されており、水素及びネオンがある。液体水素(20K)は、空気に触れると酸素を液化させる。液体酸素と液体水素が混合した場合、極めて爆発の危険性が高い状態になる。ネオンは希ガスであり極めて高価な物質である。
冷却温度を下げるために、冷媒の沸点ではなく融点又は三重点に冷却する方法が検討されている。特許文献1には、窒素の三重点(63.1K)及び融点(63.9K)での冷却について記載されている。さらに、特許文献2には、酸素の三重点(54.36K)及び融点(54.4K)での冷却に関しても記載されている。
特開平4−822077号公報 特開平9−36444号公報 特開平6−72712号公報 低温工学・超伝導ハンドブック 低温工学 Vol.37, No.11, p.589 (2002) 未踏科学技術協会、新超電導材料研究会、New Superconducting Materials Forum News No.10 p.15
液体ヘリウムを用いた冷却(2.19K、4.2K)では、ヘリウム自身が高価なことや取り扱いが不便であることなどから、77Kに比べ臨界電流密度は向上するものの、酸化物高温超電導体の高臨界温度と言う利点を活かすことができない。
一方、液体窒素温度(77K)での使用では、現在、溶融法で作製したQMG材料(非特許文献3)が1Tの磁場中で3万A/cm2程度、Bi系銀シース線材では、4000A/cm2の臨界電流値Jcを記録しており、本格的な実用レベルに迫っている。
しかしながら、これら酸化物超電導体の実用化を促進させるには、取り扱いの容易なより低温の冷媒を用い、より高い超電導特性を引き出すために約63K以下さらには50K程度の温度領域への簡便かつ安定した冷却方法が望まれる。
しかしながら、液体酸素を冷媒とした場合、三重点が54.36K、152Paであり、蒸気圧が低いため、減圧により約54Kを得るには排気量の大きいポンプが必要となる。また、高濃度の酸素は高い助燃性を有することから、液体窒素に比べ、安全性の観点から取り扱いに注意が必要である。
そこで、本発明は、液体窒素が固化する融点又は三重点(約63K)以下の温度領域への簡便で安全な冷却方法を提供することを目的とする。
本発明の要旨は、以下のとおりである。
(1)窒素と酸素を混合した冷媒により被冷却体を冷却することを特徴とする窒素-酸素混合冷媒による冷却方法。
(2)前記冷媒の温度が63K以下であることを特徴とする(1)に記載の窒素-酸素混合冷媒による冷却方法。
(3)窒素と酸素の混合モル比が99:1〜30:70の範囲にあることを特徴とする(1)に記載の窒素-酸素混合冷媒による冷却方法。
(4)前記冷媒の温度が55K以下であることを特徴とする(1)に記載の窒素-酸素混合冷媒による冷却方法。
(5)前記冷媒を大気圧に対し減圧した状態にあることを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1項に記載の窒素-酸素混合冷媒による冷却方法。
(6)前記冷媒を冷凍機により冷却することを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1項に記載の窒素-酸素混合冷媒による冷却方法。
(7)前記被冷却体が酸化物超伝導体を含むことを特徴とする(1)〜(6)のいずれか1項に記載の窒素-酸素混合冷媒による冷却方法。
(8)前記酸化物超伝導体がREBa2Cu37-x(REは、Y、La、Nd、Sm、Eu、Gd、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luの1種類又はそれらの組み合わせ。0.0≦x≦0.3)であることを特徴とする(7)に記載の窒素-酸素混合冷媒による冷却方法。
(9)前記酸化物超伝導体が単結晶状のREBa2Cu37-x(REは、Y、La、Nd、Sm、Eu、Gd、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luの1種類又はそれらの組み合わせ。0.0≦x≦0.3)相中に0.1〜5μmのRE2BaCuO5相が分散した超電導材料であることを特徴とする(8)に記載の窒素-酸素混合冷媒による冷却方法。
本発明によれば、液体窒素に液体酸素を混合し、約63K〜50K近傍の温度領域において簡便、安価、安全に被冷却体を冷却し得る方法が提供される。この冷却方法は、多くの一般的な物質に対して有用であるが、特に50K以上の臨界温度を有する酸化物超電導体又はこれを用いた機器の冷却において有用である。したがって、このような冷却方法は各分野での応用が可能であり大きな工業的効果が期待できる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。
本発明は、上記課題に鑑み、安価で取り扱いが比較的容易な窒素に酸素を適量混合することにより、酸化物超電導バルク体又はマグネット等の被冷却体を63.1K以下の温度領域に簡便に冷却する方法を提供するものである。
本発明は次の三つに大別できる。一つは、液体窒素と液体酸素の混合冷媒を減圧し冷却することで、63Kから酸素の三重点又は融点温度(約54K)近傍の温度領域へ簡便に冷却する手段に関するものである。二つ目の方法は、液体窒素と液体酸素の混合冷媒を大気圧中で液相、固相間の潜熱を利用して約54Kで安全に冷却する手段に関するものである。また、三つ目の方法は、液体窒素と液体酸素の混合冷媒が固化した状態でさらに減圧することにより40K程度の温度領域にまで冷却する方法を提供する。
純度の高い窒素を用いて減圧により冷却する場合、三重点超では液体のみであり、蒸気圧も約12600Paであり排気スピードの比較的小さい回転ポンプ等の排気装置により簡便に冷却が可能となる。
しかしながら、三重点以下では、窒素の固化が進行する。この際、気体の窒素を巻き込みながら、雪のような細かな結晶の集まりとして結晶化するために、実質的には体積の急激な膨張が起きる。雪のように固化した窒素により被冷却体を冷却しようとする場合、固化した窒素の表面から昇華により、潜熱を奪うことになるため、固化した窒素と被冷却体との間に隙間ができる。被冷却体内に少しでも発熱或いは他の発熱源から伝熱がある場合、より減圧し固化した窒素の温度を低下させようとすると、逆に被冷却体の温度を上げてしまうことになる。
一方、純度の高い酸素を用いて減圧により冷却する場合、三重点は152Paと、蒸気圧が低いため排気スピードの大きい回転ポンプもしくはメカニカルブースター等のポンプを使用する必要がある。また、窒素と比較して三重点での蒸気圧が約二桁低いため、液体の酸素が気化する際には急激な体積膨張が発生し、激しい突沸を伴う。この突沸により飛び散った液体の酸素は、クライオスタット容器中の上部(高温部)に当たって蒸発し、急激にクライオスタット内の圧力を高めてしまう。このような突沸により、純度の高い酸素の場合、減圧による冷却は効率の低いものになってしまう。
そこで、窒素に酸素を混合した状態で減圧した場合、混合液体の大気圧での沸点及び三重点は、ほぼ図1に示すように変化する。酸素を10%程度添加するだけで、凝固点は約60Kに低下し、20%添加では、約56Kまで低下し、酸素の三重点温度近傍になる。さらに、窒素の割合が大きいために蒸気圧も千Paのオーダーであり、比較的排気スピードの小さい回転ポンプ等による減圧によって到達が可能となる。また、同様の理由により、突沸もなく冷却効率は高い。
また、三重点(凝固点)より低い温度領域においても、純度の高い窒素の場合と異なり、急激な固化が起こらないため、雪のような固体にはならず、比較的密度の高い固体になり、被冷却媒体と密に接触する。したがって、40K程度の低温における昇華の状態においても被冷却体との熱接触を維持し固体内の熱伝導によって被冷却体を冷却することが可能になる。
窒素に混合する酸素の割合は、数%、例えば1%程度からも上記の効果が現れる。また、図1からも分かるように、70%酸素以上では、蒸気圧が数百Paのオーダーであり、突沸も起き易く安全性の面からも純酸素の場合に比べ、顕著な効用は得られなくなる。
一方、冷凍機等を用い常圧での熱伝導により冷却する場合、冷媒はより冷温まで液相を維持していることが望ましく、また、安全面から高酸素濃度でないことが望まれる。したがって、冷凍機等を用い常圧での熱伝導により冷却する場合においても、窒素に酸素を混合することにより、凝固点を低下させ、かつ窒素の割合が高い冷媒を用い簡便、安価、安全に冷却することが望ましい。
被冷却体としては、約40K以上で超伝導を示す物質及びこれらを含む機器が最もこの冷却方法により効用が得られる。超伝導物質としては、2212又は2223と呼ばれるBi系超伝導体、希土類元素(RE:Y、La、Nd、Sm、Eu、Gd、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luの1種類又はそれらの組み合わせ)を含む90K級の超電導物質(REBaCuO系)が挙げられる。
また、これらの物質を含む銀シースBi系線材、REBaCuO系薄膜を有する線材及びデバイス等が挙げられる。
さらに、現時点で最も大きな通電容量を有する導体であるバルク材料(QMG)では、77K又は63Kの臨界電流特性よりさらに高い臨界電流特性を得ることができ、用途が拡大される。ここで、QMGとは、単結晶状のREBa2Cu37-x相(0.0≦x≦0.3)中に0.1〜5μmのRE2BaCuO5相が微細分散したバルク材料を意味する。QMGは、RE2BaCuO5相が微細分散しているため、磁束ピンニングサイトとして機能させることによって高い臨界電流値Jcが得られる。特に、RE2BaCuO5相の大きさが0.1〜2μmであると、ピンニングサイトとして機能する超伝導相と非超伝導相との界面が十分得られるであるため、より好ましい。また、REBa2Cu37-x相の酸素欠損量xは、0.0≦x≦0.3の範囲にあれば、REBa2Cu37-x相は斜方晶に相転移しているため、好ましい。
(実施例1)
単結晶状のGdBa2Cu37-x相中に約1μmのGd2BaCuO5相が微細に分散し10質量%の銀を添加した直径約60mm、厚さ20mmの銀添加Gd系円柱状試料を、特許文献3及び非特許文献2に記載の製造方法に準拠して作製した。これを厚さ1.0mmにスライス切断した後、外径55mm、7ターンの渦巻き形状(線幅約2.3mm、線間隔0.5mm)に加工した。約2μmのAgを両面にスパッタした後、酸素アニールを行った。得られた試料を図2に示す。各コイルは、渦巻き方向をそれぞれ交互に逆にした状態で8枚積層し端部を直列接続した。また、超伝導体内及び接続部での電圧発生を測定できるよう電圧端子を取り付けた。図3のように積層されたコイルを、補強用NiCrリング内に配置し、銅電極に接続した後、スタイキャスト及びGFRPを用いモールドし、マグネットを作製した。さらに、発生磁場を測定するため、マグネットの中心にホール素子を配置した。
液体窒素中で77Kに冷却後、液体窒素を密閉容器中で12600Paまで減圧し、三重点(63K)での測定を行った。次に、液体窒素と液体酸素とのモル(mol)比が8:2になるように混合し、冷媒として使用した。混合冷媒を密閉容器に投入し、回転ポンプにて1500Paまで減圧し56Kに達した。さらに、1000Paまで減圧することにより、混合冷媒が固化している48Kにまで冷却した。減圧に際しては、240L/分の排気速度を有する油回転ポンプを使用した。
各冷却温度(77K、63K、56K、47K)において、定電流電源を用い通電し、各部の電圧を記録すると同時に発生磁場を測定した。超電導内の20μVの電圧発生値を閾値として、臨界電流値及びそのときの磁場発生値を測定した。結果を次の表1に示す。
Figure 2007093059
また、比較として、純粋な窒素を減圧し三重点以下で固化させ、56K、48Kへの冷却を試みたが、60K以下に冷却することはできず、逆に減圧により70K程度まで温度が上昇した。
さらに、比較として、純粋な酸素を240L/分の排気速度を有する油回転ポンプを用い減圧し、冷却を試みたが、約65K、1450Paで飽和し、それ以下の低温へ冷却することはできなかった。
表1及び比較実験の結果から、窒素-酸素混合冷媒により、63Kで1.53Tの磁場が、56K及び48Kでそれぞれ1.30及び1.42倍の特性向上をもたらすことが示された。
(実施例2)
実施例1で用いたマグネットを、液体窒素と液体酸素とのモル(mol)比が7:3になるように混合した冷媒中に配置し、この冷媒を大気圧中で冷凍機を用いて冷却することにより56Kに冷却した。このとき冷媒中に液相があることが目視により確認できた。この状態でマグネットに通電し磁場を発生させた。超電導内の20μVの電圧発生値を閾値として、臨界電流値及びそのときの磁場発生値を測定したところ、1150Aで1.94Tであった。
次に、比較として、純粋な窒素を冷媒として用い、同様に56Kに冷却した。このとき窒素は完全に固化していた。また、上記と同様に通電し、臨界電流及び発生磁場を測定したところ、1080Aで1.82Tであり、窒素-酸素混合冷媒に比べ低い値に留まった。これは、液相を有する窒素-酸素混合冷媒が固体の窒素に比べ高効率で被冷却体を冷却できたためであると考えられる。
(実施例3)
銀シースBi2223系線材及びY系薄膜線材を銅のブスバーを介してホルダーに取り付け、通電による臨界電流の測定を行なった。液体窒素と液体酸素とのモル(mol)比が6:4になるように混合した冷媒中にホルダーを配置し、この冷媒を回転ポンプにより約1200Paに減圧することにより約55Kに冷却した。自己磁界中での臨界電流は、55Kにおいて、Bi系線材が205A及びY系線材が230Aであった。
また、次に、比較として、酸素を混合せずに液体窒素のみを減圧し、昇華の状態で55Kへの冷却を試みたが、一旦、59Kまで冷却することができたものの、線材及びブスバーの温度は、71K程度にまで温度上昇してしまった。そこで、加圧し液相を有する三重点61Kで測定を行なった。その結果、自己磁界中での臨界電流は、61Kにおいてそれぞれ150A及び170Aであった。
以上のように、冷媒として酸素を窒素に混合することによって、各線材のより優れた特性を引き出せることが明らかになった。
想定される窒素-酸素2元状態図である。 実施例1に用いた単層QMGコイルを示す写真である。 実施例1に用いた8層積層したQMGマグネットの内部構造を示す写真である。

Claims (9)

  1. 窒素と酸素を混合した冷媒により被冷却体を冷却することを特徴とする窒素-酸素混合冷媒による冷却方法。
  2. 前記冷媒の温度が63K以下であることを特徴とする請求項1に記載の窒素-酸素混合冷媒による冷却方法。
  3. 窒素と酸素の混合モル比が99:1〜30:70の範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の窒素-酸素混合冷媒による冷却方法。
  4. 前記冷媒の温度が55K以下であることを特徴とする請求項1に記載の窒素-酸素混合冷媒による冷却方法。
  5. 前記冷媒を大気圧に対し減圧した状態にあることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の窒素-酸素混合冷媒による冷却方法。
  6. 前記冷媒を冷凍機により冷却することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の窒素-酸素混合冷媒による冷却方法。
  7. 前記被冷却体が酸化物超伝導体を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の窒素-酸素混合冷媒による冷却方法。
  8. 前記酸化物超伝導体がREBa2Cu37-x(REは、Y、La、Nd、Sm、Eu、Gd、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luの1種類又はそれらの組み合わせ。0.0≦x≦0.3)であることを特徴とする請求項7に記載の窒素-酸素混合冷媒による冷却方法。
  9. 前記酸化物超伝導体が単結晶状のREBa2Cu37-x(REは、Y、La、Nd、Sm、Eu、Gd、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luの1種類又はそれらの組み合わせ。0.0≦x≦0.3)相中に0.1〜5μmのRE2BaCuO5相が分散した超電導材料であることを特徴とする請求項8に記載の窒素-酸素混合冷媒による冷却方法。
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