JP2007092703A - タービン動翼の連結方法 - Google Patents

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洋二 天日
Hideo Yoda
秀夫 依田
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Abstract

【課題】片当りやフレッティング疲労き裂の発生によるタービン動翼の信頼性が低下することを抑制したタイワイヤを用いたタービン動翼の連結構造を提供する。
【解決手段】タービン動翼1に設けた穴に通したタイワイヤによってタービン動翼1を連結するタービン動翼の連結構造において、タイワイヤ2a,2bの両端部にキャップ3a,3bを取り付け、タービンの回転により発生するタービン動翼1の捻れによって、キャップ3aを隣り合うタイワイヤのキャップ3bと接触させて連結するように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明はタービン動翼に関する。
タービン動翼は、翼の固有振動数がロータ回転数の整数倍に近いとタービン動翼に大きな振動応力が発生することになり、タービン動翼の信頼性が低下する。そのため、タービン動翼の固有振動数は、ロータ回転数の整数倍と十分に離調するように設計されている。
近年の蒸気タービンの低圧段落に適用されるタービン動翼は、効率向上のために長大化が進んでおり、タービン動翼の固有振動数が低下してきている。タービン動翼の固有振動数が低下すると、回避すべき振動モードが多くなり、タービン動翼の固有振動数をロータ回転数の整数倍から十分に離調することが困難となる。そこで、タービン動翼の固有振動数を高くし、離調設計をしやすくする方法として、特開平2−169802号公報のようなタービン動翼に穴を設け、その穴にタイワイヤを通すことにより複数の動翼を連結するルースタイワイヤ連結構造が知られている。
特開平2−169802号公報(第4図)
前述した特許文献1のルースタイワイヤ連結構造は、タイワイヤ,スリーブ,リベットの3点の部品で構成されている。タービン動翼は、タービンの回転により発生する遠心力によって半径方向軸廻りに捩れるが、その時にタイワイヤの一部とスリーブの一部で接触する片当りが発生する。この片当りが局所的な当りであるほど接触面に高い面圧が発生し、タービン動翼の振動との影響によってフレッティング疲労き裂を発生するおそれがある。フレッティング疲労き裂が進展するとタイワイヤもしくはスリーブが折損することになり、タービン動翼の信頼性が低下する。
本発明の目的は、前述した片当りの発生を抑制し、フレッティング疲労き裂の発生によるタービン動翼の信頼性が低下することを抑制したタイワイヤを用いたタービン動翼の連結構造を提供するものである。
上記目的を達成する為に、本発明のタービン動翼は、各々のタービン動翼に設けられた穴をとおっているタイワイヤの端部に、タービン軸方向に対して角度をもった平面を有するキャップを取付け、隣り合うキャップ同士はタービン動翼が遠心力により半径方向軸廻りに捩れることでタービン軸方向に対して角度をもった平面で接触するように構成する。
本発明によれば、局所的な片当りを防止できるので、フレッティング疲労き裂が発生しタービン動翼の信頼性が低下することを抑制したタービン動翼を提供することができる。
一般的なルースタイワイヤ連結構造は、図5に示すようにタイワイヤ2,スリーブ5,リベット6の3点の部品で構成されている。タービン動翼は、タービンの回転により発生する遠心力によって半径方向軸廻りに捩れる。その時のルースタイワイヤ連結構造は図6に示すような状態となり、タイワイヤ2の一部とスリーブ5の一部で接触する片当り7が発生する。この片当り7が局所的な当りであるほど接触面に高い面圧が発生し、タービン動翼の振動との影響によってフレッティング疲労き裂を発生するおそれがある。フレッティング疲労き裂が進展するとタイワイヤ2もしくはスリーブ5が折損することになり、タービン動翼の信頼性が低下する。
図1は本発明を適用したタービン動翼を半径方向外周側から見た断面図である。図2は本発明を適用したタイワイヤの斜視図である。図3は本発明を適用したタービン動翼を半径方向外周側から見たタービンが回転中の断面図である。
タービン動翼1の半径方向高さの一部に周方向に貫通した穴8が設けられており、従来の技術と同様にタイワイヤ2が通っている。タイワイヤ2には全周の途中で1箇所もしくは複数の切れ目がある。タイワイヤ2の端部にはキャップ3が溶接,接着、もしくはネジ止めにより取付けられる。接触連結させるキャップ3a,3bの端面は、タービンの径方向から見て傾斜させた面に形成している。半径方向外周側から見た断面図で回転方向側のタービン動翼1aを通るタイワイヤ2aの端部に取付けられたキャップ3aは挿入方向の反端面に、蒸気の流れる方向10から回転方向11に向かう方向の角度を正としたときに正となる角度をもった平面12を有する。前述のキャップ3aと隣り合うキャップ3bは、キャップ3aと同様な形状に加工されており、キャップ3aの挿入方向反端面の平面
12と接触するか、微小な間隙を持つようにタイワイヤ2bの端部に取付ける。
タービンが回転すると、タービン動翼1の遠心力によって半径方向軸回りにタービン動翼1が捩じれる。タービン動翼1が捩れるとタイワイヤ2a及びタワイヤ2bにそれぞれつけられたキャップ3a及びキャップ3bのキャップ挿入方向反端面の平面が接触する。キャップ3a及びキャップ3bのキャップ挿入方向反端面の平面が接触することによって、連結力9が発生する。連結力9が発生することで隣り合うタイワイヤ同士が連結し、複数に分割された状態でありながら1本で作られたタイワイヤと同じような特性を得られるようになり、タービン動翼の固有振動数をロータ回転数の整数倍から十分に離調しやすくなる。また、平面同士で接触することによって、片当りが発生することを防止し、フレッティング疲労き裂が発生することでタービン動翼の信頼性が低下することを抑制できる。
前述したキャップ3a及び3bの平面には、図4に示すように平面12が半径方向にずれることを防止するために凹凸部13を設けても良い。その際には、一方の平面12に凸部を設けた場合は他方の平面12には凹部を設けることとする。
以上説明したように、本実施例では各々のタービン動翼に設けられた穴をとおるタイワイヤの端部に、タービン軸方向に対して角度をもった平面を有するキャップを取り付け、タービン動翼が遠心力により半径方向軸廻りに捩れることで、隣り合うキャップ同士をタービン軸方向に対して角度をもった平面で接触するように構成している。これにより、複数に分割されたタイワイヤを用いて切れ目の無い1本で作られたタイワイヤと同等の特性を得ることが出来る。また、局所的な片当りを防止できるので、フレッティング疲労き裂が発生しタービン動翼の信頼性が低下することを抑制したタービン動翼を提供することが出来る。この結果、タービン動翼の強度信頼性を向上させた連結構造とすることができる。
本発明の一実施例であるタービン動翼の半径方向外周側から見た断面図。 本発明の一実施例であるタイワイヤにキャップを取付けた斜視図。 本発明の一実施例であるタービン動翼が回転している状態を半径方向外周側から見た断面図。 本発明の一実施例であるタイワイヤにキャップを取付けた斜視図。 一般的なタイワイヤ連結構造を示した軸方向から見た断面図。 一般的なタイワイヤ連結構造を示した半径方向から見た断面図。
符号の説明
1…タービン動翼、2a,2b…タイワイヤ、3a,3b…キャップ、4…タービン動翼の捩れる方向、5…スリーブ、6…リベット、7…片当り、8…穴、9…連結力、10…蒸気の流れる方向、11…回転方向、12…平面、13…凹凸部。

Claims (3)

  1. タービン動翼に設けた穴に通したタイワイヤによってタービン動翼を連結するタービン動翼の連結構造において、
    前記タイワイヤの両端部にキャップを取り付け、タービンの回転により発生するタービン動翼の捻れによって、前記キャップを隣り合うタイワイヤのキャップと接触させて連結するように構成したことを特徴とするタービン動翼の連結構造。
  2. 請求項1において、前記キャップの接触面が平面,曲面、もしくは凹凸を設けた面であることを特徴とするタービン動翼の連結構造。
  3. 請求項1において、接触連結させる前記キャップの端面を、タービンの径方向から見て傾斜させた面に形成したことを特徴とするタービン動翼の連結構造。
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