JP2007088865A - 回線通信装置および通信システム - Google Patents

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光師 福徳
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Abstract

【課題】 障害発生時の通信中断時間を短くする。
【解決手段】 故障部位に関わる冗長系の有無の情報を取得し、故障部位に関わる冗長系が有る場合には故障復旧可能と判断し、故障部位に関わる冗長系が無い場合には故障復旧不可能と判断し、故障復旧可能と判断したときには、外部通信装置に対して故障を通知しない、または、故障が発生したが故障部位に関わる冗長系が有る旨を含む情報を通知し、故障復旧不可能と判断したときには、外部通信装置に対して故障を通知する、または、故障が発生したが故障部位に関わる冗長系が無い旨を含む情報を通知する。外部通信装置が、故障復旧可能の通知を受け取った場合には、自己に接続された通信回線の変更を行わず、故障復旧不可能の通知を受け取った場合には、自己に接続された通信回線の変更を行い故障復旧を図る。
【選択図】 図2

Description

本発明は、IPルータや、イーサネット(登録商標)・スイッチのようにIPパケット、イーサネットフレーム等の通信装置を、SDH等の回線で接続し通信を行う通信システムに利用し、故障時に高信頼かつ高速に通信を回復させるための技術に関する。
イーサネットをはじめとするデータ通信トラフィックが急増している。これを支える通信システムとしては、故障時に高信頼かつ、高速に故障復旧を行い通信に影響を与えないことが望まれている。
図1に本発明を適用する通信システムの構成例を示している。図1の構成例ではIPルータ、イーサネット・スイッチ等の通信装置間をSDHまたはSONET、イーサネットの回線通信装置が構成する回線通信網が提供する第1の回線♯1を介して接続し、第1の回線♯1以外の回線通信網によって提供される第2の回線♯2もしくは、第1の回線♯1以外の通信手段によって接続している。なお、本発明の特許請求の範囲および明細書では、IPルータ、イーサネット・スイッチ等の通信装置を外部通信装置として記述する。
外部通信装置5と外部通信装置6との間を接続しネットワークを構築する際には、回線を提供する回線通信装置1〜4の故障、回線通信装置1〜4間の伝送路の故障による回線故障に対応するために、第1の回線♯1の回線網内に冗長系を準備し、故障時には冗長系に回線を切替えて故障復旧させる。また、外部通信装置5、6の故障、または、図1のような通信システムでは回線故障の故障が復旧できない場合は、外部通信装置5および6が通信の接続先を前記通信回線から、別の通信手段(例えば、第2の回線♯2)に変更しシステム全体の通信を回復させる。
図13に従来の通信システムの故障復旧シーケンス例を示す。図13では、回線♯1に故障が発生した場合を示している。図13に示すように、これまでの通信装置では、回線通信装置が故障を検出した場合に、即座に外部通信装置に故障通知を行うと同時に、回線通信装置が故障の切替えを開始する。これと並行して故障を通知された外部通信装置が故障を検出し、外部通信装置が第2の回線♯2に接続の変更を開始する。
IPルータ、イーサネット・スイッチによる接続の変更には1秒から数十秒要する。一方でSDH等の回線通信装置の故障時の復旧時間は50ms〜1秒程度である。このため、回線通信装置が第1の回線♯1の冗長系へ切替終了後、故障が復旧したときに、外部通信装置間の接続状態が変更されるため、再度、回線♯1に接続の変更を開始する。その後、回線♯1に切替えが終了し通信が回復する。
図13の従来例では、回線通信網が故障復旧しているにも関わらず、回線故障発生後、外部通信装置では、一度、回線♯2に接続の変更を開始した後に回線♯1の回線故障が復旧し、再度、回線♯1に接続を変更しようとするため、通信が不可能な時間は故障発生から、再度、回線♯1に接続を変更してその変更が終了するまでの時間となる。
このため、回線通信装置での切替時間よりも外部通信装置の通信不可能時間が長いという課題があった。また、回線故障の復旧時間外部通信装置の接続変更動作を待機させる設定を行う場合もあるが、回線♯1が自動で故障復旧しない場合には、システム全体の故障復旧が待機時間長くなる課題があった。
外部通信装置が大容量な通信を行う通信システムにおいては、故障による影響が大きいため故障復旧時間は少しでも短いことが要求されている。
本発明は、このような背景の下に行われたものであって、通信網内の回線通信装置と他網を経由する外部通信装置とを連携させることにより、障害発生時の通信中断時間を短くすることができる回線通信装置および外部通信装置および通信システムを提供することを目的とする。
本発明は、通信網外に設置された外部通信装置に通信網内を経由する通信回線を提供する回線通信装置であって、本発明の特徴とするところは、前記通信回線の故障発生時に故障復旧が自律的に可能か否かを判断する復旧可否判断手段と、この復旧可否判断手段の判断結果に応じて予め定められた通知を前記外部通信装置に対して行う故障通知手段とを備えたところにある。
これにより、通信網内の回線通信装置と他網を経由する外部通信装置とを連携させ、障害発生時の通信中断時間を短くすることができる。
例えば、前記復旧可否判断手段は、故障部位に関わる冗長系の有無の情報を取得し、故障部位に関わる冗長系が有る場合には故障復旧可能と判断し、故障部位に関わる冗長系が無い場合には故障復旧不可能と判断する手段を備え、前記故障通知手段は、前記復旧可否判断手段が故障復旧可能と判断したときには、前記外部通信装置に対して故障を通知しない、または、故障が発生したが故障部位に関わる冗長系が有る旨を含む情報を通知し、前記復旧可否判断手段が故障復旧不可能と判断したときには、前記外部通信装置に対して故障を通知する、または、故障が発生したが故障部位に関わる冗長系が無い旨を含む情報を通知する手段を備える。
これによれば、故障部位に関わる冗長系の有無によって復旧可否判断を行うことができ、通信網内の回線通信装置だけで復旧できる場合には、外部通信装置は、復旧動作を行わずに内部通信装置の復旧動作を静観する。これにより、効率良く復旧を行うことができる。
また、例えば、前記復旧可否判断手段は、故障部位に関わる冗長系の有無の情報および当該故障部位と当該冗長系との位置関係の情報を取得し、故障部位に関わる冗長系が有り、なおかつ、当該冗長系が当該故障部位を含む場合には故障復旧可能と判断し、故障部位に関わる冗長系が無い、あるいは、故障部位に関わる冗長系が有っても当該冗長系が当該故障部位を含まない場合には故障復旧不可能と判断する手段を備え、前記故障通知手段は、前記復旧可否判断手段が故障復旧可能と判断したときには、前記外部通信装置に対して故障を通知しない、または、故障が発生したが故障部位に関わる冗長系が有り、なおかつ、当該冗長系が当該故障部位を含む旨を含む情報を通知し、前記復旧可否判断手段が故障復旧不可能と判断したときには、前記外部通信装置に対して故障を通知する、または、故障が発生したが故障部位に関わる冗長系が無い、あるいは、故障部位に関わる冗長系が有っても当該冗長系が当該故障部位を含まない旨を含む情報を通知する手段を備える。
これによれば、故障部位に対して有効な冗長系があるか否かによって復旧可否判断を行うため、単に、故障部位に関わる冗長系の有無によって復旧可否判断を行う場合と比較し、確度の高い判断を行うことができる。
また、例えば、前記復旧可否判断手段は、故障部位に関わる冗長系の有無の情報および当該冗長系による故障復旧動作の状態の情報を取得し、故障部位に関わる冗長系が有り、なおかつ、当該冗長系が故障復旧動作を開始した場合には故障復旧可能と判断し、故障部位に関わる冗長系が無い、あるいは、故障部位に関わる冗長系が有っても当該冗長系による故障復旧動作が開始されない場合には故障復旧不可能と判断する手段を備え、前記故障通知手段は、前記復旧可否判断手段が故障復旧可能と判断したときには、前記外部通信装置に対して故障を通知しない、または、故障が発生したが故障部位に関わる冗長系が有り、なおかつ、当該冗長系が故障復旧動作を開始した旨を含む情報を通知し、前記復旧可否判断手段が故障復旧不可能と判断したときには、前記外部通信装置に対して故障を通知する、または、故障が発生したが故障部位に関わる冗長系が無い、あるいは、故障部位に関わる冗長系が有っても当該冗長系による故障復旧動作が開始されない旨を含む情報を通知する手段を備える。
これによれば、実際に故障復旧動作が行われているか否かによって復旧可否判断を行うため、単に、故障部位に関わる冗長系の有無あるいは故障部位に有効な冗長系の有無によって復旧可否判断を行う場合と比較し、確度の高い判断を行うことができる。
さらに、前記復旧可否判断手段が故障復旧可能と判断した場合であっても、所定時間内に故障復旧が完了しない場合には、前記外部通信装置に対して故障を通知する、または、通信網内では故障復旧不可能である旨を含む情報を通知する手段を備えることが望ましい。
これによれば、不測の事態が発生し、行われるべき復旧動作が中断したような場合でも、復旧動作を再起動させることができる。
また、本発明を外部通信装置の側面から捉えると、本発明は、本発明の回線通信装置によって提供される通信回線を含む通信回線により相互に通信を行う外部通信装置であって、本発明の特徴とするところは、前記回線通信装置から故障が発生したが故障部位に関わる冗長系が有る旨の情報を受け取った場合には、自己に接続された通信回線の変更を行わず、故障の通知または故障が発生したが故障部位に関わる冗長系が無い旨を含む情報を受け取った場合には、自己に接続された通信回線の変更を行い故障復旧を図る手段を備えたところにある。
あるいは、本発明の外部通信装置は、前記回線通信装置から故障が発生したが故障部位に関わる冗長系が有り、なおかつ、当該冗長系が当該故障部位を含む旨の情報を受け取った場合には、自己に接続された通信回線の変更を行わず、故障の通知または故障が発生したが故障部位に関わる冗長系が無い、あるいは、故障部位に関わる冗長系が有っても当該冗長系が当該故障部位を含まない旨を含む情報を受け取った場合には、自己に接続された通信回線の変更を行い故障復旧を図る手段を備えたことを特徴とする。
あるいは、本発明の外部通信装置は、前記回線通信装置から故障が発生したが故障部位に関わる冗長系が有り、なおかつ、当該冗長系が故障復旧動作を開始した旨の情報を受け取った場合には、自己に接続された通信回線の変更を行わず、故障の通知または故障が発生したが故障部位に関わる冗長系が無い、あるいは、故障部位に関わる冗長系が有っても当該冗長系による故障復旧動作が開始されない旨を含む情報を受け取った場合には、自己に接続された通信回線の変更を行い故障復旧を図る手段を備えたことを特徴とする。
さらに、前記回線通信装置からの通知内容の如何に関わらず、所定時間内に故障復旧が完了しない場合には、自己に接続された通信回線の変更を行い故障復旧を図る手段を備えることが望ましい。
また、前記回線通信装置から故障部位の情報を含む故障発生の通知のみを受け取った場合には、前記故障部位に関わる冗長系の有無、または、故障部位に関わる冗長系が有った場合に当該冗長系が前記故障部位に対して有効であるか否か、または、故障部位に関わる冗長系が有った場合に当該冗長系による故障復旧動作が開始されたか否かの判断を行う手段と、この判断を行う手段が故障部位に関わる冗長系が有る、または、当該冗長系が故障部位に関わる有効な冗長系である、または、当該冗長系が故障復旧動作を開始した旨を判断した場合には、自己に接続された通信回線の変更を行わず、前記判断を行う手段が故障部位に関わる冗長系が無い、または、故障部位に関わる冗長系が有っても故障部位に関わる有効な冗長系が無い、または、故障部位に関わる冗長系が有っても当該冗長系による故障復旧動作が開始されない旨を判断した場合には、自己に接続された通信回線の変更を行い故障復旧を図る手段とを備えることができる。
このように、従来のように、回線通信装置が外部通信装置に対して単純に故障部位の情報を含む故障発生の通知のみを行うようにし、外部通信装置において、前記故障部位に関わる冗長系の有無または故障部位に関わる冗長系が有った場合に当該冗長系が前記故障部位に対して有効であるか否かまたは故障部位に関わる冗長系が有った場合に当該冗長系による故障復旧動作が開始されたか否かの判断を行うことにより、回線通信装置の判断処理の大部分を外部通信装置で行うことができるため、回線通信装置の処理負荷を軽減させることができる。
また、本発明は、本発明の回線通信装置と本発明の外部通信装置とから構成された通信システムとして捉えることができる。
また、前記回線通信装置から前記外部通信装置への通知には回線の管理信号を用いることができる。これによれば、前記通知を行うための信号を別途用意する必要はなく、通信帯域を有効に利用することができる。
また、前記回線通信装置における情報収集もしくは前記回線通信装置または前記外部通信装置における故障復旧のための通信回線の変更あるいは設定には各通信装置が相互に制御メッセージを交換するシグナリング・プロトコルを用いることができる。これによれば、故障復旧のための通信回線の変更あるいは設定を行うための信号を別途用意する必要はなく、通信帯域を有効に利用することができる。
また、前記回線通信装置における情報収集もしくは前記回線通信装置または前記外部通信装置における故障復旧のための通信回線の変更あるいは設定にはGMPLS(Generalized Multi Protocol Label Switching)またはO−UNI(Optical User
Network Interface)を用いることができる。これにより、多様な通信プロトコルに対応することができる。
また、前記回線通信装置により提供される通信回線は、SDH(Synchronous
Digital Hierarchy)またはSONET(Synchronous Optical Network)またはOTU(Optical Transfer
Unit)の回線またはその組み合わせの回線により構築することができる。これにより、多様な通信方式に対応することができる。
また、前記回線通信装置から前記外部通信装置への通知には、前記回線通信装置が提供する通信回線の管理フィールドまたは前記回線通信装置が提供する通信回線以外の通信手段またはその組み合わせを用いることができる。これにより、前記通知を行う際に、当該通知到達に関する信頼性を高めることができる。
本発明によれば、通信網内の回線通信装置と他網を経由する外部通信装置とを連携させることにより、障害発生時の通信中断時間を短くすることができる。
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
本発明の実施例として通信が復旧するまでのフローチャートを図2に示す。図2に示すように、回線通信装置の復旧可否判断手段が回線故障発生時に、故障復旧が可能か否かを判断し、その結果をもとに、回線通信装置の故障通知手段が外部通信装置に故障通知を行う。図中の破線の中のシーケンスが回線通信装置のシーケンスである。
図2の実施例では、外部通信装置の故障復旧を図る手段は、回線通信装置からの故障復旧の可否の通知をもとに、故障復旧が可能な通知であれば、外部通信装置は接続変更を待機し、回線通信装置が故障回線を正常な回線に切替えることにより通信が回復する。また、故障復旧が不可能な通知の場合には、外部通信装置では、即座に接続回線の変更を行い通信が回復する。回線通信装置からの故障通知による外部通信装置の状態遷移を図3に示す。
(第一実施例)
第一実施例の故障復旧が可能な場合の通信復旧シーケンスを図4に示す。外部通信装置の回線♯1の故障発生時に回線通信装置が外部通信装置に対して故障復旧中の旨を通知する。外部通信装置は回線を接続変更せずに回線♯1の接続を維持し、回線♯1の故障復旧後に正常化し、通信が回復する。このため、故障復旧時間は回線♯1の故障復旧時間で正常化できる。先に述べた、図13の従来の通信システムより通信不能の時間が短くできることがわかる。
第一実施例の故障復旧不可能な場合の通信復旧シーケンスを図5に示す。図5に示すように、回線♯1の故障発生時に、外部通信装置に対し、故障復旧不可能な旨の通知を行う。外部通信装置では、故障通知を受け、接続を変更することによって、システム全体の通信を正常化できる。
このように、回線通信装置の故障復旧可否を区別して通知することによって、外部通信装置で接続の変更の待機、実施の判断ができるようになるため、図13に示す従来の通信システムの例と比較し、外部通信装置と回線通信装置との間において、回線通信装置が故障復旧中であるにも関わらず、外部通信装置が接続先を変更する等の動作が抑圧されているため、通信不能時間の短縮および通信システムの安定化を図ることができる。
第一実施例の回線通信装置における故障通知判断手順のフローチャートを図6に示す。第一実施例の故障復旧可否判断の方法として、故障回線に関わる冗長系の有無を用いる。回線通信装置に冗長系がある場合には、故障復旧が可能である旨の通知を行い、また、冗長系が無い場合は、故障復旧は不可能である旨の通知を行う。このことによって、外部通信装置に故障復旧の可否を通知することができる。
通信システム全体における通信復旧手順のフローチャートを図7に示す。図7に示すように、外部通信装置が故障通知を受けた場合に、冗長系の有無を外部通信装置自身が判断し、その判断に基づき、回線接続の変更を行うこともできる。このように、外部通信装置が冗長系の有無を判断することにより、回線通信装置は、外部通信装置に対して単純な故障通知のみで済むために回線通信装置の処理を簡易にできる利点がある。
(第二実施例)
第二実施例の回線通知装置における故障通知判断手順のフローチャートを図8に示す。第二実施例では、判断の方法として故障回線に冗長系の有無と故障部位の情報とを用いる。冗長系の有無は第一実施例と同様である。故障部位の情報として、故障部位が冗長化した回線網の内部であるか外部であるかの判断を行う。冗長系がある場合においても、故障部位が冗長化した部分以外であれば、故障復旧ができない。故障部位の判定は、OTN、SDH、SONETでは、警報転送の機能として、セクションの内外を分ける機能を有しているため、比較的簡易に実現可能である。第二実施例では、第一実施例と比較し、故障部位の情報を用いることにより、さらに精度良く、システム全体の故障復旧が可能である。
通信システム全体における通信復旧手順のフローチャートを図9に示す。図9に示すように、外部通信装置が故障通知を受けた場合に、冗長系の有無およびその冗長系が故障部位を含むか否かを外部通信装置自身が判断し、その判断に基づき、回線接続の変更を行うこともできる。このように、外部通信装置が冗長系の有無およびその冗長系が故障部位を含むか否かを判断することにより、回線通信装置は、外部通信装置に対して単純な故障通知のみで済むために回線通信装置の処理を簡易にできる利点がある。
(第三実施例)
第三実施例の回線通信装置における故障通知判断手順のフローチャートを図10に示す。第三実施例では、判断の方法として故障回線に冗長系の有無と故障復旧状態の情報とを用いる。冗長系の有無は第一実施例と同様である。故障復旧として、切替動作の実施状況を確認し、冗長系がある場合においても切替動作がなされない場合は、即座に故障と判断する。
このように、第二実施例と比較し、さらに精度良く、システム全体の故障復旧が可能である。
通信システム全体における通信復旧手順のフローチャートを図11に示す。図11に示すように、外部通信装置が故障通知を受けた場合に、冗長系の有無およびその冗長系による故障復旧動作状態を外部通信装置自身が判断し、その判断に基づき、回線接続の変更を行うこともできる。このように、外部通信装置が冗長系の有無およびその冗長系による故障復旧動作状態を判断することにより、回線通信装置は、外部通信装置に対して単純な故障通知のみで済むために回線通信装置の処理を簡易にできる利点がある。
(第四実施例)
第四実施例の回線通信装置における状態遷移を図12に示す。正常の状態から故障通知状態への遷移、その逆の遷移は先に説明したものと同様である。第四実施例では、故障復旧可能な旨の通知をしている場合においても、一定時間経過しても故障復旧しない場合は故障復旧不可として判断する。このことによって、例えば、回線通信装置の故障切替機能に検知できない故障が発生した場合に、冗長系はあるが、故障復旧機能が動作しないような場合に、第四実施例を適用しない場合は、故障復旧可能な通知がなされたままになり、外部通信装置が回線の接続変更を待機している場合は、システム全体の通信を復旧することができない。
これに対し、第四実施例を適用した場合には、冗長系がある場合においても一定時間故障が回復しない場合は、故障復旧不可を通知する状態に遷移することにより、システム全体の信頼性を確保できる。
(その他の実施例)
回線通信装置から外部通信装置への通知には回線の管理信号を用いることができる。
また、回線通信装置における情報収集もしくは回線通信装置または外部通信装置における故障復旧のための通信回線の変更あるいは設定には各通信装置が相互に制御メッセージを交換するシグナリング・プロトコルを用いることができる。
また、回線通信装置における情報収集もしくは回線通信装置または外部通信装置における故障復旧のための通信回線の変更あるいは設定にはGMPLSまたはO−UNIを用いることができる。
OIFで議論されているO−UNIでは、設定する光パスの冗長性に関してシグナリングメッセージの中にService Level TLVというオブジェクトで指定できる。このオブジェクトを用いることによって、外部通信装置が回線の冗長性を指定し回線の設定が可能である。
また、回線通信装置により提供される通信回線は、SDHまたはSONETまたはOTUの回線またはその組み合わせの回線により構築することができる。
また、回線通信装置から外部通信装置への通知には、回線通信装置が提供する通信回線の管理フィールドまたは回線通信装置が提供する通信回線以外の通信手段またはその組み合わせを用いることができる。
本発明によれば、通信網内の回線通信装置と他網を経由する外部通信装置とを連携させることにより、障害発生時の通信中断時間を短くすることができ、信頼性の高い通信システムを実現することができる。
本発明を適用する通信システムの接続構成例を示す図。 本実施例の回線通信装置における通信復旧手順を示すフローチャート。 本実施例の外部通信装置における状態遷移を示す図。 第一実施例の回線通信装置における故障復旧可能な場合の通信復旧手順を示すシーケンス図。 第一実施例の回線通信装置における故障復旧不可能な場合の通信復旧手順を示すシーケンス図。 第一実施例の回線通信装置における故障通知判断手順を示すフローチャート。 第一実施例の通信システムにおける通信復旧手順を示すフローチャート。 第二実施例の回線通信装置における故障通知判断手順を示すフローチャート。 第二実施例の通信システムにおける通信復旧手順を示すフローチャート。 第三実施例の回線通信装置における故障通知判断手順を示すフローチャート。 第三実施例の通信システムにおける通信復旧手順を示すフローチャート。 第四実施例の回線通信装置の状態遷移を示す図。 従来の通信システムの故障復旧手順を示すシーケンス図。
符号の説明
1〜4 回線通信装置
5、6 外部通信装置

Claims (16)

  1. 通信網外に設置された外部通信装置に通信網内を経由する通信回線を提供する回線通信装置において、
    前記通信回線の故障発生時に故障復旧が自律的に可能か否かを判断する復旧可否判断手段と、
    この復旧可否判断手段の判断結果に応じて予め定められた通知を前記外部通信装置に対して行う故障通知手段と
    を備えたことを特徴とする回線通信装置。
  2. 前記復旧可否判断手段は、故障部位に関わる冗長系の有無の情報を取得し、故障部位に関わる冗長系が有る場合には故障復旧可能と判断し、故障部位に関わる冗長系が無い場合には故障復旧不可能と判断する手段を備え、
    前記故障通知手段は、前記復旧可否判断手段が故障復旧可能と判断したときには、前記外部通信装置に対して故障を通知しない、または、故障が発生したが故障部位に関わる冗長系が有る旨を含む情報を通知し、前記復旧可否判断手段が故障復旧不可能と判断したときには、前記外部通信装置に対して故障を通知する、または、故障が発生したが故障部位に関わる冗長系が無い旨を含む情報を通知する手段を備えた
    請求項1記載の回線通信装置。
  3. 前記復旧可否判断手段は、故障部位に関わる冗長系の有無の情報および当該故障部位と当該冗長系との位置関係の情報を取得し、故障部位に関わる冗長系が有り、なおかつ、当該冗長系が当該故障部位を含む場合には故障復旧可能と判断し、故障部位に関わる冗長系が無い、あるいは、故障部位に関わる冗長系が有っても当該冗長系が当該故障部位を含まない場合には故障復旧不可能と判断する手段を備え、
    前記故障通知手段は、前記復旧可否判断手段が故障復旧可能と判断したときには、前記外部通信装置に対して故障を通知しない、または、故障が発生したが故障部位に関わる冗長系が有り、なおかつ、当該冗長系が当該故障部位を含む旨を含む情報を通知し、前記復旧可否判断手段が故障復旧不可能と判断したときには、前記外部通信装置に対して故障を通知する、または、故障が発生したが故障部位に関わる冗長系が無い、あるいは、故障部位に関わる冗長系が有っても当該冗長系が当該故障部位を含まない旨を含む情報を通知する手段を備えた
    請求項1記載の回線通信装置。
  4. 前記復旧可否判断手段は、故障部位に関わる冗長系の有無の情報および当該冗長系による故障復旧動作の状態の情報を取得し、故障部位に関わる冗長系が有り、なおかつ、当該冗長系が故障復旧動作を開始した場合には故障復旧可能と判断し、故障部位に関わる冗長系が無い、あるいは、故障部位に関わる冗長系が有っても当該冗長系による故障復旧動作が開始されない場合には故障復旧不可能と判断する手段を備え、
    前記故障通知手段は、前記復旧可否判断手段が故障復旧可能と判断したときには、前記外部通信装置に対して故障を通知しない、または、故障が発生したが故障部位に関わる冗長系が有り、なおかつ、当該冗長系が故障復旧動作を開始した旨を含む情報を通知し、前記復旧可否判断手段が故障復旧不可能と判断したときには、前記外部通信装置に対して故障を通知する、または、故障が発生したが故障部位に関わる冗長系が無い、あるいは、故障部位に関わる冗長系が有っても当該冗長系による故障復旧動作が開始されない旨を含む情報を通知する手段を備えた
    請求項1記載の回線通信装置。
  5. 前記復旧可否判断手段が故障復旧可能と判断した場合であっても、所定時間内に故障復旧が完了しない場合には、前記外部通信装置に対して故障を通知する、または、通信網内では故障復旧不可能である旨を含む情報を通知する手段を備えた請求項2ないし4のいずれかに記載の回線通信装置。
  6. 請求項1または2記載の回線通信装置によって提供される通信回線を含む通信回線により相互に通信を行う外部通信装置において、
    前記回線通信装置から故障が発生したが故障部位に関わる冗長系が有る旨の情報を受け取った場合には、自己に接続された通信回線の変更を行わず、故障の通知または故障が発生したが故障部位に関わる冗長系が無い旨を含む情報を受け取った場合には、自己に接続された通信回線の変更を行い故障復旧を図る手段を備えた
    ことを特徴とする外部通信装置。
  7. 請求項1または3記載の回線通信装置によって提供される通信回線を含む通信回線により相互に通信を行う外部通信装置において、
    前記回線通信装置から故障が発生したが故障部位に関わる冗長系が有り、なおかつ、当該冗長系が当該故障部位を含む旨の情報を受け取った場合には、自己に接続された通信回線の変更を行わず、故障の通知または故障が発生したが故障部位に関わる冗長系が無い、あるいは、故障部位に関わる冗長系が有っても当該冗長系が当該故障部位を含まない旨を含む情報を受け取った場合には、自己に接続された通信回線の変更を行い故障復旧を図る手段を備えた
    ことを特徴とする外部通信装置。
  8. 請求項1または4記載の回線通信装置によって提供される通信回線を含む通信回線により相互に通信を行う外部通信装置において、
    前記回線通信装置から故障が発生したが故障部位に関わる冗長系が有り、なおかつ、当該冗長系が故障復旧動作を開始した旨の情報を受け取った場合には、自己に接続された通信回線の変更を行わず、故障の通知または故障が発生したが故障部位に関わる冗長系が無い、あるいは、故障部位に関わる冗長系が有っても当該冗長系による故障復旧動作が開始されない旨を含む情報を受け取った場合には、自己に接続された通信回線の変更を行い故障復旧を図る手段を備えた
    ことを特徴とする外部通信装置。
  9. 前記回線通信装置からの通知内容の如何に関わらず、所定時間内に故障復旧が完了しない場合には、自己に接続された通信回線の変更を行い故障復旧を図る手段を備えた請求項6ないし8のいずれかに記載の外部通信装置。
  10. 前記回線通信装置から故障部位の情報を含む故障発生の通知のみを受け取った場合には、前記故障部位に関わる冗長系の有無、または、故障部位に関わる冗長系が有った場合に当該冗長系が前記故障部位に対して有効であるか否か、または、故障部位に関わる冗長系が有った場合に当該冗長系による故障復旧動作が開始されたか否かの判断を行う手段と、
    この判断を行う手段が故障部位に関わる冗長系が有る、または、当該冗長系が故障部位に関わる有効な冗長系である、または、当該冗長系が故障復旧動作を開始した旨を判断した場合には、自己に接続された通信回線の変更を行わず、前記判断を行う手段が故障部位に関わる冗長系が無い、または、故障部位に関わる冗長系が有っても故障部位に関わる有効な冗長系が無い、または、故障部位に関わる冗長系が有っても当該冗長系による故障復旧動作が開始されない旨を判断した場合には、自己に接続された通信回線の変更を行い故障復旧を図る手段と
    を備えた請求項6ないし9のいずれかに記載の外部通信装置。
  11. 請求項1ないし5のいずれかに記載の回線通信装置と請求項6ないし10のいずれかに記載の外部通信装置とから構成された通信システム。
  12. 前記回線通信装置から前記外部通信装置への通知には回線の管理信号が用いられる請求項11記載の通信システム。
  13. 前記回線通信装置における情報収集もしくは前記回線通信装置または前記外部通信装置における故障復旧のための通信回線の変更あるいは設定には各通信装置が相互に制御メッセージを交換するシグナリング・プロトコルが用いられる請求項11記載の通信システム。
  14. 前記回線通信装置における情報収集もしくは前記回線通信装置または前記外部通信装置における故障復旧のための通信回線の変更あるいは設定にはGMPLS(Generalized Multi Protocol Label Switching)またはO−UNI(Optical User
    Network Interface)が用いられる請求項11記載の通信システム。
  15. 前記回線通信装置により提供される通信回線は、SDH(Synchronous
    Digital Hierarchy)またはSONET(Synchronous Optical Network)またはOTU(Optical Transfer
    Unit)の回線またはその組み合わせの回線により構築される請求項11記載の通信システム。
  16. 前記回線通信装置から前記外部通信装置への通知には、前記回線通信装置が提供する通信回線の管理フィールドまたは前記回線通信装置が提供する通信回線以外の通信手段またはその組み合わせが用いられる請求項11記載の通信システム。
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