JP2007088850A - 記録読取複合装置並びに画像記録プログラムおよび画像記録方法 - Google Patents

記録読取複合装置並びに画像記録プログラムおよび画像記録方法 Download PDF

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正浩 田村
Hideaki Irikura
英明 入倉
Mitsugi Igura
貢 井倉
Takeshi Sekiya
健史 関谷
Yasushi Akatsuka
靖 赤塚
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Abstract

【課題】被記録物300の利用効率を向上させる。
【解決手段】被記録物300の表面を走査して被記録物300の表面に形成された既存画像302を読み取って既存画像情報を生成する読取部100と、被記録物300の表面に対して液体を噴射して、新規画像情報に基づく新規画像304を被記録物300の表面に記録する記録部200と、既存画像情報に基づいて被記録物300の表面の上で既存画像302が形成されていない未使用領域308を抽出して、未使用領域308に新規画像304を記録するように記録部200を制御する制御部400とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、記録読取複合装置に関する。より詳細には、被記録物に対して液体を噴射して画像を記録する記録部と、被記録物に記録された画像を読み取って画像情報を生成する読取部とを一体に形成した記録読取複合装置に関する。
各種情報機器の普及に伴い周辺機器の普及も著しい。また、周辺機器の中でも、情報機器で生成された情報をハードコピーとして出力する記録装置と、各種画像を画像情報として取り込む読取装置は、それぞれ用途が広く使用頻度も高い。このため、記録装置と読取装置とを一体にした記録読取複合装置としても提供されている。
下記特許文献1には、スキャナおよびプリンタを一体にした複合機が複合機単体で複写機として動作する場合の制御に関する技術が開示されている。また、下記特許文献2には、フィルムスキャナ機能を具備したプリンタにおいて、フィルムの所望のコマだけを印刷する技術が開示されている。
特開2004−128897号公報 特開2005−086633号公報
ところで、多くの記録装置では、工業規格に定められた定形の被記録物、例えば、A4サイズの記録用紙に画像を出力することが初期設定になっている。また、特に汎用の被記録物はA4サイズで供給されていることが多い。これは、被記録物として最も頻繁に使用される上質紙に限らず、写真画質印刷用の印画紙、粘着剤付きのラベル用紙、家庭用アイロンによりテキスタイルへの熱転写ができるアイロンプリントキット、名刺、カード、メディアジャケット等を切り出すための切り込みが入ったカード用紙等、特殊な被記録物ほど、A4サイズ等の特定の単一寸法で供給されていることが多い。
一方、記録装置の使用において、A4の被記録物全体を埋めるような画像が記録されることはむしろ少ない。例えば、多くのプリンタドライバでは、当初A4用紙用に作成されたドキュメントを1/2に縮小して、1枚の記録用紙に2頁ずつ出力するモードが設けられている。しかしながら、ドキュメントの頁数が奇数の場合は、最後に半分が白紙の被記録物が出力される。また、解像度の低いデジタルカメラで撮影された画像は、拡大すると粒子ノイズが目立つ。このため、L版、E版等の銀塩写真のプリントサイズで出力されることが多い。この場合、被記録物としてA4の印画紙を用いると、半分以上が白紙になる。更に、アイロンプリント用紙、ラベル用紙でも、1回の出力で例えばA4サイズの被記録物全体を使い切ることはむしろ稀である。
上記のように、特別な機能を有する被記録物ほど、むしろ大きな余白が残ることが多い。一方で、このような被記録物は一般的な記録用紙よりも高価である。その結果、実用上のコストは著しく高くなり、ますます利用が減少する。また、高コストを受容するにしても、資源の利用効率が低いことは好ましくない。
そこで、上記課題の解決を目的として、本発明の第1の形態として、被記録物の記録面に色材を付着させて、新規画像情報に基づく新規画像を記録面に記録する記録部と、記録面を走査して記録面の上で既に使用済みの領域を検出して使用済み領域情報を生成する読取部と、使用済み領域情報に基づいて記録面に含まれる未使用領域を抽出して未使用領域情報を生成する未使用領域抽出部と未使用領域情報を参照して未使用領域に新規画像を記録するように記録部を制御する制御部とを備えた読取記録複合装置が提供される。これにより、すでに画像が記録されている被記録物の未使用領域を有効に利用して、記録装置のランニングコストを低減できる。また、コストの低減は被記録物の節約により実現されるので、高価な特殊被記録物を利用し易くする。従って、記録装置の利用範囲拡大にも寄与する。
また、ひとつの実施形態によると、上記記録読取複合装置において、記録部が、被記録物を搬送方向に搬送する搬送部と、記録面に対向して配置され搬送方向と交差する方向に往復移動するキャリッジと、キャリッジに装着されてキャリッジと共に往復移動しつつ記録面に向かって色材を噴射する色材噴射ヘッドとを備える。これにより、被記録物の未使用領域に対して、品質の高い画像を記録することができる。
また、他の実施形態によると、上記記録読取複合装置において、読取部が、記録面に対向して配置され被記録物の搬送方向と交差する方向に往復移動するキャリッジに装着され、キャリッジと共に往復移動しつつ記録面の光学的特性の変化を検出する画像センサを含む。これにより、キャリッジにより記録ヘッドと画像の読取とを実行する読取記録複合装置においても、すでに画像が記録されている被記録物の未使用領域を有効に利用して、記録装置のランニングコストを低減できる。また、被記録物の記録面全体を走査できるキャリッジを備えた他の機器、例えば、キャリッジにカッタを備えたカッティンクプロッタ等においても、未使用領域の有効利用ができるようになる。
また、他の実施形態として、上記読取記録複合装置において、読取部が、記録面に既に形成された既存画像を検出することにより前記使用済み領域情報を生成する。これにより、一部にだけ画像が記録された被記録物の余白を有効に利用して、被記録物の消費を低減できる。
また、他の実施形態として、上記読取記録複合装置において、読取部が、記録面および記録面の裏面に塗布された粘着剤により形成された粘着面を有する記録媒体、並びに、粘着面を覆うように記録媒体に積層されて粘着面を保護する剥離紙を有するラベル用紙を被記録物とし、記録面の側に剥離紙が露出している領域を使用済み領域として検出する。これにより、一般の被記録物よりも高価なラベル用紙の利用効率を向上させ、被記録物の消費を低減させることができる。
また、他の実施形態として、上記読取記録複合装置が、更に、与えられた裁断情報に基づく裁断領域について剥離紙を裁断せずに、前記粘着面を有する記録媒体を裁断する裁断部を備える。これにより、一部を裁断してラベルとして使用した場合でも、剥離紙によって全体としての形状が元のままに保たれるので、一部を使用したラベル用紙の残された領域を、被記録物として再び使用することができる。
更に、他の実施形態によると、上記記録読取複合装置において、制御部が、新規画像に、それが新規画像であることを示す画像を付加して記録させる。これにより、既存画像および新規画像がひとつの被記録物上に混在していても、新規画像を容易に識別できる。
また、他の実施形態によると、上記記録読取複合装置において、制御部が、新規画像情報に基づく新規画像を未使用領域に記録した後に依然として画像が記録されない状態で残される記録後未使用領域が最も大きくなるように、新規画像を記録させる。これにより、被記録物の利用効率を一段と高くできる。
また、他の実施形態によると、上記記録読取複合装置において、制御部が、記録後未使用領域に内接する図形が最大になるように、新規画像を記録させる。これにより、簡易な情報処理により被記録物の利用効率を向上させることができる。
また、他の実施形態によると、上記記録読取複合装置において、制御部が、新規画像を記録するに足る広さを有する未使用領域が抽出できなかった場合に、メッセージを発生する。これにより、新規画像のための記録領域が不足した場合に、後述するような種々の対応を起動させることができる。
また、他の実施形態によると、上記記録読取複合装置において、制御部が、メッセージを発生した場合に、新規画像を記録しない。これにより、新規画像が被記録物からはみだす、新規画像が既存画像に重なって記録される、等の誤動作を未然に防止できる。
更に、他の実施形態によると、上記記録読取複合装置において、制御部が、メッセージを発生した場合に、新規画像情報に基づく記録画像が未使用領域に納まるように新規画像を縮小、回転、変形および分割の少なくともひとつを含む画像情報処理を実行して記録画像情報を生成して、記録画像情報に基づく記録画像を記録させる。これにより、新規画像を記録するための未使用領域不足を実質的に解消できる。
また、本発明の第3の形態として、被記録物の表面から、表面に既に形成されている既存画像を読み取って既存画像情報を生成するステップと、既存画像情報に基づいて被記録物の表面の上で既存画像が形成されていない未使用領域を抽出するステップと、被記録物に対して液体を噴射させて、新規画像情報に基づく新規画像を未使用領域に形成するステップとを含む画像記録プログラムが提供される。これにより、ハードウェアに依存することなく、被記録物を高い効率で使用できる。
更に、本発明の第4の形態として、被記録物の表面から、表面に既に形成されている既存画像を読み取って既存画像情報を生成する手順と、既存画像情報に基づいて被記録物の表面の上で既存画像が形成されていない未使用領域を抽出する手順と、被記録物に対して液体を噴射させて、新規画像情報に基づく新規画像を未使用領域に形成する手順とを含む画像記録方法が提供される。これにより、既存の画像読取装置および画像記録装置並びに情報処理装置を組み合わせて、被記録物を高い効率で利用することができる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた発明となり得る。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、ひとつの実施例に係る記録読取複合装置10の全体の形態を示す斜視図である。同図に示すように、この記録読取複合装置10は、読取部100および記録部200を重ねて配置することにより形成されている。
ここで、記録読取複合装置10の上部に形成された読取部100は、画像が形成された被記録物300を載せるための読取テーブル110と、読取テーブル110に載せられた被記録物300を保持する原稿押さえ部121とを備えている。読取テーブル110はガラス等の透明な材料で形成されている。また、読取テーブル110の直下には、読取テーブル110の短辺と同じ長さを有し、読取テーブル110の長辺全体にわたって往復移動するラインセンサが配置されている。従って、被記録物300の画像が形成された記録面を読取テーブル110に密着させて載置し、ラインセンサにより走査させることにより、被記録物300の記録面上の画像を、記録面全域にわたって読み取ることができる。
一方、記録読取複合装置10の下部に形成された記録部200は、後方に配置されたペーパサポート210と、手前側に水平に突出する排出トレイ220を備えている。この記録部200においては、ペーパサポート210に装入された被記録物300が一枚ずつ記録部200に取り込まれ、記録部200の内部において画像を記録された後、排出トレイ220に排出される。
更に、この記録読取複合装置10上面の左側には操作パネル131が設けられている。ここには、記録読取複合装置10全体の電源を断続する電源スイッチ、動作状態を表示するディスプレイ等が配置されている。また、この操作パネル131は、記録読取複合装置10をスタンドアローンの複写機として使用する場合の操作部も兼ねている。なお、この記録読取複合装置10はスタンドアローンで複写機として使用することもできるが、図示していない情報処理装置等に接続して、プリンタあるいはスキャナとしても使用できる。
図2は、図1に示す記録読取複合装置10の制御機構11を模式的に示す図である。なお、図1に示した記録読取複合装置10と共通の構成要素には共通の参照符号を付して重複した説明を省いている。
同図に示すように、記録読取複合装置10の制御部400は、記録読取複合装置10内で読取部100および記録部200に共通に接続されている。従って、読取部100および記録部200は、制御部400の制御の下に動作している。
また、制御部400は情報処理装置500等の外部装置に接続されており、記録読取複合装置10に対する情報の入出力も管理している。従って、読取部100が被記録物300の記録面から読み取った読取画像情報は、制御部400を介して情報処理装置500に転送される。また、記録部200において記録すべき画像情報は、制御部400を介して受け取っている。
更に、制御部400から情報処理装置500へは、記録読取複合装置10の動作状態、障害発生等を伝えるメッセージ、記録部200において記録しようとする画像のプレビュー情報またはそれを生成するための情報、等が伝達される。なお、説明の便宜のために、以下の記載では、画像処理等を含む情報処理が制御部400で実行されると記載するが、制御される読取部100および記録部200側から見ると、情報処理が制御部400で実行されていても、それに接続された情報処理装置500において実行されていても、相違はない。また、実行すべき処理に関する情報処理装置500および制御部400の間での配分は如何様にも選択できる。
また更に、この記録読取複合装置10は、上記のリソース、即ち、読取部100および制御部400により、すでに既存画像が記録されている被記録物300の未使用領域を抽出する未使用領域抽出部を形成している。即ち、制御部400は、まず読取部100に被記録物300上の既存画像を読み取らせ、この既存画像情報に基づいて被記録物300の記録面上で画像がまだ形成されていない未使用領域を抽出する。更に、制御部400は、抽出した未使用領域に対して、情報処理装置500から受けた新規画像情報に応じた画像を、記録部200によって記録させる。
図3は、上記制御機構11において、既存画像が既に記録されている被記録物300に対して新規画像を記録する場合に実行される処理を、その手順に従って示す流れ図F100である。同図に示すように、記録読取複合装置10は、まず、その読取部100により被記録物300上の既存画像を読み取る(S101)。次いで、読取部100から既存画像情報を得た制御部400は、被記録物300上でまだ画像が形成されていない未使用領域を抽出して未使用領域情報を生成する(S102)。さらに、制御部400は、情報処理装置500から送信された新規画像情報と抽出した未使用領域情報とを比較し(S103)、新規画像をそのまま記録するに足る面積が未使用領域に含まれるかどうかを検査する(S103:YES、S104)。
未使用領域が、新規画像を記録するに足る面積を有する場合は、その未使用領域に対して記録する新規画像情報に基づいて記録画像を生成して、印刷結果を予測したプレビュー画像を情報処理装置500に渡す(S108)。これにより、情報処理装置500を操作するユーザは、未使用領域に対して新規画像がどのように形成されるかを、記録動作が実行される前に視覚的に検証できる。
図5は、上記のプレビュー画像により、既存画像302が記録された被記録物31における未使用領域308利用の一例を示す図である。同図に示すように、被記録物31には、ハッチングされた一対の円を含む既存画像302が既に記録されている。また、左下部に未使用領域308が残っている。このような被記録物31に対して新規画像304を記録しようとしたとき、制御部400は、S103において未使用領域308と新規画像304を比較し、新規画像304を記録できると判断すると、未使用領域308に新規画像304を当てはめたプレビュー画像を表示する。これに対してユーザの異存がなければ、このプレビューに示された通りに未使用領域308に新規画像304が記録される。
なお、この実施形態では、新規画像304に、それを記録した日時を表す付加情報画像306を付加して記録している。これにより、ひとつの被記録物31に既存画像302および新規画像304が混在していても、どの画像が新規画像304であるかが容易に判別できる。
また、図6は、他のプレビュー画像により、未使用領域308の利用を説明する図である。同図に示すように、この被記録物32では、図5に示した例よりも広い未使用領域308が残されている。従って、この被記録物32に付け加える新規画像304を記録できる位置広い範囲で選択できる。
ここで、図中に点線で示すように、未使用領域308の中央付近の位置に新規画像309を記録した場合、新規画像309の記録後に更に残る未使用領域308は、新規画像309自体により2つの小さな領域に分断される。一方、図中に実線で示すように、新規画像304を、未使用領域308の上端近傍に記録した場合は、新規画像304を記録した後にも、被記録物32の下部に広い未使用領域308が残る。このように、新規画像304、309の記録位置が選択できる場合は、新規画像304を記録した後に更に残る未使用領域308が、より広くなる位置を選択することが好ましい。
図7は、他のプレビュー画像により、未使用領域308の利用を説明する図である。同図に示すように、この被記録物33における既存画像302の配置と、ここに記録しようとする新規画像304は、図6に示した場合と同じである。しかしながら、この被記録物33では、図6の場合とは異なる位置に新規画像304が配置されている。これら、図6に示す場合と図7に示す場合では、新規画像304を記録した後に残る未使用領域308の面積は略等しいが、未使用領域308の形状は異なる。このような場合、制御部400には判断できない将来の利用を配慮して、いずれのレイアウトを選択するかをユーザが指示できることが好ましい。
上記のように、この記録読取複合装置10では、既存画像302の記録された被記録物31、320、330に対しても新規画像304を記録できるので、被記録物31、320、330の消費を低減できる。従って、特に特殊で高価な被記録物300、例えば、高品質印画紙、熱転写用紙、ラベル用紙、カード用紙等を使用する場合に有利に利用できる。
次に、再び図3を参照して、未使用領域308が、新規画像304を記録するに足る広さを有していないことが判明した場合(S103:NO)について説明する。このような場合、制御部400は、新規画像304をそのまま記録することができる未使用領域308が存在していない旨の通知、および、記録すべき新規画像304に対して何らかの加工処理を実行してでも印刷するかどうかを尋ねる旨の通知を、メッセージとして発生する(S105)。このメッセージは、例えば、記録読取複合装置10に接続された情報処理装置500に転送されてユーザに提示される。また、制御部400は、このメッセージに対するユーザの指示を待って、次の動作を待機する。
上記メッセージに対するユーザからの指示が、新規画像304の記録を断念する旨のものであった場合、制御部400は新規画像304に対する処理を終了する(S106:NO)。一方、ユーザからの指示が、新規画像304に対して何らかの画像処理を実行して、狭い未使用領域308に対して記録処理を続行すべき旨のものであった場合(S106:YES)、制御部400は、新規画像304に対する画像処理を実行する(S107)。
図4は、図3に示すステップS107における処理を更に詳細に示す流れ図F200である。図3に示したS106において、ユーザのより変形記録の許可が許諾されると(S201)、制御部400は、まず、未使用領域情報と新規画像情報に基づいて、両者に対応した画像を情報処理装置500に併せて表示させる(S202)。これに対して、ユーザは、表示を検討して新規画像304に対する画像処理方法を選択する(S203)。
そこで、ユーザの選択に応じて新規画像304が処理された結果が、プレビュー画像として表示される(S204)。このプレビュー画像を見たユーザが、変形された新規画像を記録することを許可した場合は(S205:YES)、新規画像304に対して画像処理を実行して記録画像情報を生成する(S206)。以下、図3のステップ109に動作が遷移して、記録画像情報を記録部200に転送することにより被記録物300への記録が実行される。一方、プレビューに示された処理の実行が拒否された場合(S205:NO)は、制御部400は処理をステップS203に戻して他の画像処理方法を選択させ、再びプレビュー画像を提示する(S204)。
図8は、上記ステップS204におけるプレビュー画像により、既存画像302が記録された被記録物31の未使用領域308に対して、新規画像304を処理して記録画像301を生成させた例を示す図である。同図に示すように、この被記録物34の未使用領域308は、新規画像304(点線で示す)をそのまま記録できるだけの広さはない。しかしながら、新規画像304を僅かに縮小して記録画像301とすることにより、未使用領域308内に納め得ることが示されている。従って、この縮小処理に対してユーザの異存がなければ、このプレビューに示された通り、記録画像301に応じた画像が未使用領域308に記録される。
なお、このような記録画像301は、元の新規画像304とは寸法が異なっている。しかしながら、例えば、画像を熱転写用紙に記録して最終的にテキスタイルに転写するような場合、画像が熱転写される最終的な被記録物に伸縮性があるので、多少の寸法の違いは実用上判別できない。また、新規画像304の当初の寸法が、元々厳密に指定されたものではない場合もあり、変形された記録画像301により、未使用領域308が有効に利用できる。
図9は、新規画像304に対する他の画像処理をプレビュー画像により示す図である。同図に示すように、この被記録物35には一対の矩形の画像を含む既存画像302が記録されている。また、被記録物35の下部に略矩形の横長の未使用領域308が残っている。これに対して、記録しようとする新規画像304は、縦長の矩形である全体形状を有する。このため、新規画像304をそのまま未使用領域308に納めることはできない。
しかしながら、新規画像304を90°回転させることにより、未使用領域308に納めることができる。そこで、図4に示したS203において、画像処理方法として回転処理を選択することにより、S204において、図9に示す通り、未使用領域308に納まる記録画像303を提示できる。また、記録方向が異なることを除けば、この記録画像303は、新規画像304に対して縮小も変形もされていない。
図10は、新規画像304に対する他の画像処理をプレビュー画像により示す図である。同図に示すように、この被記録物36には3個の円形を含む既存画像302が既に記録されている。従って、被記録物36の右下部に、全体としてはL字形の未使用領域308が残っている。これに対して、記録しようとする新規画像304は、やや大きな円形の全体形状を有する。このため、新規画像304をそのまま未使用領域308に納めることはできない。
しかしながら、新規画像304を一対の半円形の画像に分割すれば、この未使用領域308内に新規画像304のすべてを納めることができる。そこで、S203において、画像処理方法として分割処理を選択することにより、S204において、図10に示す通り、未使用領域308に納まる記録画像305を得ることができる。
なお、上記のように新規画像304を分割して記録した場合でも、例えば、被記録物36がラベル用紙である場合は、両者を隣接して貼付することにより、全体を一括して記録した場合と同じ記録物を得ることができる。また、このような記録方法により、被記録物36の未使用領域308を有効利用することができる。
なお、上記のように新規画像304を分割して記録画像305とした場合は、図5に示した場合のように、付加情報画像306を記録画像305に付加することが好ましい。この場合の付加情報画像306は、例えば、分割された画像を連続して貼付する場合の合印とする。あるいは、分割部付近の画像を各分割片に重複して付加してもよい。これにより、分割して記録された新規画像304を美麗に再結合できる。
図11は、新規画像304に対する他の画像処理をプレビュー画像により示す図である。同図に示すように、この被記録物37には3個の三角形を含む既存画像302が既に記録されている。従って、被記録物37の右側の下部近傍に、まとまった未使用領域308が残っている。しかしながら、既存画像302のひとつと同じ形状を有する新規画像304は、そのままでは未使用領域308には納まらない。
しかしながら、新規画像304の幅を僅かに縮小する画像処理を実行した結果得られる記録画像307は、この未使用領域308内に納めることができる。前記したように、用途によっては僅かな変形は目立たない場合があり、そのような場合は、このような画像処理方法を選択することにより、最小限の変形で被記録物37の未使用領域308を有効に利用できる。
なお、説明の便宜上、上記の実施形態では新規画像304に対する画像処理を制御部400が実行するように記載した。しかしながら、実際には、制御部400からの依頼と提供された情報に基づいて、情報処理装置500において画像処理を実行することが、処理能力の点から好ましい。
更に、図3に示した一連の処理において、被記録物300を読取部100から記録部200に移すときに被記録物300の向きが変わってしまうと、制御部400が認識している未使用領域308と記録部200に装入された被記録物300上の未使用領域308とが一致しなくなる。図1に示した記録読取複合装置10では、被記録物300の移動はユーザに委ねる他ないので、被記録物300の装入方向に関する注意書き等を目立つ場所に設け、あるいは、情報処理装置500に注意を促すメッセージを表示させる等の配慮が好ましい。
上記のような点を考慮すると、被記録物300を特定の搬送方向に搬送する搬送部と、搬送される被記録物300に対向する位置で搬送方向に交差する方向に往復移動するキャリッジとを備え、このキャリッジに画像記録のための液体を噴射する液体噴射ヘッドおよび画像を読み取る画像センサとを両方実装した記録読取複合装置の構造が有利である。このような構造では、単一の搬送部が被記録物300に対する読取と記録を実行するので、読取動作と記録動作において被記録物300の方向が変わることがない。また、記録装置における被記録物300の搬送経路に、搬送方向と交差するようにラインセンサを配置しても同様の機能が実現できる。
更に、上記の実施形態では、被記録物300表面に形成された既存画像の存在する領域を検出することにより、被記録物300の未使用領域を抽出する場合について説明した。しかしながら、他の方法で未使用領域を検出することもできる。例えば、粘着面付きの記録媒体と粘着面を保護する剥離紙とを積層したラベル用紙では、記録媒体が剥がされて剥離紙が露出した領域を使用済み領域として検出し、記録媒体が残っている未使用領域を抽出することができる。
ただし、上記のような場合、剥離紙を切断せずに粘着面付き記録媒体を裁断できる裁断装置が用いられる。換言すれば、記録読取複合装置に更に裁断部を設けることにより、読取、記録および裁断に加えて、記録媒体の未使用領域を有効に利用できる複合装置が実現できる。
図12は、裁断機能も備えた記録読取複合装置20の構成例を示す図である。同図に示すように、この記録読取複合装置20は、下段の裁断部24と上段の記録部22とを重ねて配置して、単一の筐体380により一体に収容して形成されている。また、上段の記録部22から下段の裁断部24に媒体170を搬送するリフトトレイ360を筐体380の前面に備えている。
上段の記録部22では、筐体380の後方に装着された給紙トレイ310と、搬送ローラ340および搬送従動ローラ342を含む搬送部と、記録プラテン350と、排出従動ローラ372を含む排出部とが搬送系を形成している。即ち、媒体170としての記録用紙は給紙トレイ310に装入され、搬送部により1枚ずつ記録プラテン350上に送り込まれ、排出部により筐体380の前方に送り出される。
また、記録プラテン350の上方には、媒体170の搬送方向と直交するように、互いに平行な一対のガイド軸320、322が水平に配置されている。また、ガイド軸320、322を自身に挿通され、記録プラテン350上で水平に往復移動できるキャリッジ330が配置されている。なお、キャリッジ330は、図示されていない駆動手段により駆動される。また、キャリッジ330は、一対のガイド軸320、322を挿通されているので、前方または後方に傾くことがない。
キャリッジ330は、上方から搭載されたインクカートリッジ332と、下面に懸架された記録ヘッド334と共に往復移動する。従って、記録プラテン350上の媒体170に向かってインクを吐出できる。従って、前記した搬送部による媒体170の搬送方向への移動と、キャリッジ330の往復移動とを組み合わせることにより、媒体170の任意の領域にインクを吐出させて画像172を記録できる。
上記のような記録部22で画像172を記録された媒体170は、排出従動ローラ372を含む排出部により、筐体380の前面に装着されたリフトトレイ360に送り出される。リフトトレイ360は、筐体380の前面で、筐体380に対する角度を一定に保ったまま、上下に昇降できる。これにより、記録部22において画像172を記録された媒体170は、下段の裁断部24の前方に移動される。即ち、リフトトレイ360は、記録部22に対しては排出トレイとして機能し、裁断部24に対しては装入トレイとして機能する。なお、リフトトレイ360を昇降させる機構は筐体380に収容されており、連結部362を介してリフトトレイ360を変位させる。この昇降機構については、図13を参照して後述する。
一方、記録部22の下方に配置された裁断部24は、後述するように降下したリフトトレイ360から媒体170を供給され、後方に装着された排出トレイ220に送り出す搬送系を備えている。また、筐体380の内部には、媒体170を装入トレイ160から取り込み、排出トレイ220に向かって搬送する搬送部と、後述する裁断キャリッジ130の下方で媒体170を裁断する裁断部24とを備えている。これら内部機構のうち、裁断搬送部の一部である搬送従動ローラ142が図1上に見えている。
搬送従動ローラ142は、媒体170の下側に当接する搬送ローラ140に対して媒体170を押し付ける。搬送ローラ140は回転駆動されており、自身に押し付けられた媒体170を、後方の裁断プラテン150上に取り込む。裁断プラテン150は、水平で略平坦な上面を有し、載せられた媒体170を下方から支持して、その鉛直方向の位置決めを担う。
また、裁断部24は、記録部22と同様に、媒体170の搬送方向と直交する方向に水平に配置された、互いに平行なガイド軸120、122と、ガイド軸120、122を挿通されてガイド軸120、122に沿って往復移動する裁断キャリッジ130とを備えている。裁断キャリッジ130は、図示されていない駆動機構により、ガイド軸120、122に沿って水平に往復移動する。裁断キャリッジ130の下面には、カッタ250が装着されている。カッタ250は、裁断キャリッジ130に対して相対的に上下に移動できる。従って、裁断プラテン150上に位置する媒体170に対してカッタ250を降下させることにより、カッタ250下端を媒体170に貫入させて裁断することができる。
上記のような裁断部24において、裁断搬送部および排出部の間における媒体170の搬送と、裁断キャリッジ130の往復移動とを組み合わせることにより、媒体170の任意の場所に対してカッタ250を貫入させ、裁断することができる。裁断後の媒体170は、図上では見えていない排出部により、筐体380の後方に送り出される。更に、ラベル用紙の裁断にあたっては、カッタ250の媒体170に対する貫入量を、記録媒体170の厚さに制限することにより、剥離紙を裁断しないハーフカットができる。
ハーフカットされたラベル用紙は、粘着面付き記録媒体170を剥がして使っても、後に剥離紙が残るので、媒体170全体の寸法と形状は変化せず、再び記録読取複合装置20で取り扱うことができる。また、記録媒体170を剥がされることにより露出される剥離紙は、粘着面を剥がすことができるように、その表面をコーティングされている。このコーティング層のために、露出した剥離紙表面は、記録媒体170の記録面とは著しく異なる反射特性を有している。従って、この特異な反射特性を計測することにより、記録媒体が剥がされて剥離紙が露出している領域を検出することができる。
なお、この実施形態では説明の便宜上、裁断部24に対して媒体170を図中の手前側から装入し、裁断部24後方の排出トレイ220に排出するように記載している。しかしながら、媒体170から裁断領域を切り出すには、少なくとも裁断領域の搬送方向の長さだけは媒体170を往復させなければならない。従って、裁断搬送部は、図中に矢印Yで示す方向に、媒体170を往復移動させることができる。このため、最終的に切断された媒体170は、前方の装入トレイ160に戻して排出することもできる。
更に、この裁断部24は、画像センサ190を、その裁断キャリッジ130の前面に備えている。画像センサ190は、下方に位置する媒体170表面の明暗を高い解像度で検知でき、媒体170に記録された既存図形を読み取ることができる。また、裁断キャリッジ130と共に往復移動するので、裁断キャリッジ130の往復移動と媒体170の搬送とを同時に行うことにより、媒体170の表面全体を画像センサ190で走査して既存画像を検出できる。なお、この画像センサ190に替えて、または、画像センサ190に加えて、媒体170の幅と同じ長さのラインセンサを設けてもよい。
図13は、図12に示した記録読取複合装置20の動作を説明する模式図であり、図12と共通の構成要素には同じ参照符号を付して重複する説明を省いている。
同図に示すように、リフトトレイ360は、その端部に形成されたねじ穴に挿通されたボールねじ366により支持されている。また、ボールねじ366の下端にはボールねじ駆動部364が結合されており、ボールねじ366を回転駆動できる。従って、ボールねじ駆動部364を適宜動作させることにより、リフトトレイ360を、図中に矢印Eで示すように、上昇または降下させることができる。
上記のようなリフトトレイ360を備えた記録読取複合装置20において、当初、給紙トレイ310に装入された媒体170は、搬送ローラ340および搬送従動ローラ342に挟まれて、記録プラテン350上に送り込まれる。この媒体170に対して、キャリッジ330の下面に装着された記録ヘッド334からインクが下方に向かって吐出され、媒体170の上面に画像172が形成される。
やがて、上面に画像172を記録された媒体170の先端は排出部に到達し、排出ローラ370および排出従動ローラ372に挟まれて、排出トレイを兼ねたリフトトレイ360上に排出される。媒体170がリフトトレイ360上に完全に排出されると、ボールねじ駆動部364により駆動されたボールねじ366が回転して、リフトトレイ360が降下する。降下したリフトトレイ360が下部搬送部の高さまで降下すると、裁断部24の搬送ローラ140および搬送従動ローラ142に挟まれて、媒体170は再び筐体380内に取り込まれ、裁断プラテン150上に搬送される。
こうして裁断部24に取り込まれた媒体170は、カッタ250により裁断され、排出ローラ390および排出従動ローラ392に挟まれて、排出トレイ220上に排出される。これらの記録および裁断を経て排出された媒体170は、画像172を記録され、且つ、裁断されている。
なお、説明の便宜上、筐体380の前側を搬送部、後方を排出部として記載しているが、ひとつの裁断領域を切り出すためには、媒体170を少なくとも1往復させなければならない。従って、媒体170は、筐体380の前方に向かっても、後方に向かっても搬送される。また、最終的に裁断を終えた媒体170は、筐体380の前方に排出させても、後方に排出させても差し支えない。
また、この記録読取複合装置20は、裁断キャリッジ130の前面に画像センサ190を備えている。従って、裁断部24において、カッタ250を上昇させたまま、裁断キャリッジ130により媒体170の表面を走査することにより、媒体170表面全体から既存画像または使用済み領域を抽出でき、更に、記録部22において未使用領域に対して新規画像を記録することができる。
なお、上記実施形態では裁断キャリッジ130に画像センサ190を装着した場合について説明した。しかしながら、上記記録読取複合機20の記録部22にも、被記録物170の全幅にわたって往復移動するキャリッジ330が設けられている。従って、記録部22のキャリッジ330に画像センサ190を装着しても、上記実施形態と同様に、被記録物170の表面全体から既存画像を読み取って未使用領域を利用する機能を実装できる。
以上、実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。また、上記実施の形態に、多様な変更または改良を加え得ることは当業者に明らかである。更に、その様な変更または改良を加えた形態が本発明の技術的範囲に含まれ得ることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
記録読取複合装置10の全体の形状を示す斜視図。 図1に示した記録読取複合装置10における制御機構11を示す図。 制御部400における処理の手順を示す流れ図F100。 図3に示した流れ図F100の一部のステップS107における処理を更に詳細に示す流れ図F200。 被記録物31における未使用領域308利用の一例を示す図。 被記録物32における未使用領域308利用の他の例を示す図。 被記録物33における未使用領域308利用の他の例を示す図。 被記録物34における未使用領域308利用の他の例を示す図。 被記録物35における未使用領域308利用の他の例を示す図。 被記録物36における未使用領域308利用の他の例を示す図。 被記録物37における未使用領域308利用の他の例を示す図。 裁断部24を備えた記録読取複合装置20を示す。 図12に示す記録読取複合装置20の動作を説明する模式図である。
符号の説明
10、20 記録読取複合装置、11 制御機構、22、200 記録部、24 裁断部、31、32、33、34、35、36、37、300 被記録物、100 読取部、110 読取テーブル、120、122、320、322 ガイド軸、121 原稿押さえ部、130、330 キャリッジ、131 操作パネル、140、340 搬送ローラ、142、342 搬送従動ローラ、150 裁断プラテン、160 装入トレイ、170 媒体、190 画像センサ、210 ペーパサポート、220 排出トレイ、250 カッタ、301、303、305、307 記録画像、302 既存画像、304、309 新規画像、306 付加情報画像、308 未使用領域、310 給紙トレイ、332 インクカートリッジ、334 記録ヘッド、350 記録プラテン、360 リフトトレイ、362 連結部、364 ボールねじ駆動部、366 ボールねじ、370、390 排出ローラ、372、392 排出従動ローラ、380 筐体、400 制御部、500 情報処理装置

Claims (13)

  1. 被記録物の記録面に色材を付着させて、新規画像情報に基づく新規画像を前記記録面に記録する記録部と、
    前記記録面を走査して前記記録面の上で既に使用済みの領域を検出して使用済み領域情報を生成する読取部と、
    前記使用済み領域情報に基づいて前記記録面に含まれる未使用領域を抽出して未使用領域情報を生成する未使用領域抽出部と
    前記未使用領域情報を参照して前記未使用領域に前記新規画像を記録するように前記記録部を制御する制御部と
    を備えた読取記録複合装置。
  2. 前記記録部が、前記被記録物を搬送方向に搬送する搬送部と、
    前記記録面に対向して配置され前記搬送方向と交差する方向に往復移動するキャリッジと、
    前記キャリッジに装着されて前記キャリッジと共に往復移動しつつ前記記録面に向かって色材を噴射する色材噴射ヘッドと
    を備える請求項1に記載の読取記録複合装置。
  3. 前記読取部が、前記記録面に対向して配置され前記被記録物の搬送方向と交差する方向に往復移動するキャリッジに装着され、前記キャリッジと共に往復移動しつつ前記記録面の光学的特性の変化を検出する画像センサを含む
    請求項1に記載の読取記録複合装置。
  4. 前記読取部が、前記記録面に既に形成された既存画像を検出することにより前記使用済み領域情報を生成する請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の読取記録複合装置。
  5. 前記読取部が、前記記録面および前記記録面の裏面に塗布された粘着剤により形成された粘着面を有する記録媒体、並びに、前記粘着面を覆うように前記記録媒体に積層されて前記粘着面を保護する剥離紙を有するラベル用紙を前記被記録物とし、前記記録面の側に前記剥離紙が露出している領域を前記使用済み領域として検出する請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の読取記録複合装置。
  6. 前記読取記録複合装置が、更に、与えられた裁断情報に基づく裁断領域について、前記剥離紙を裁断せずに、前記粘着面を有する記録媒体を裁断する裁断部を備える請求項5に記載の読取記録複合装置。
  7. 前記制御部が、前記新規画像に、それが新規画像であることを示す画像を付加して前記記録部に記録させる請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の読取記録複合装置。
  8. 前記制御部が、前記新規画像情報に基づく前記新規画像を前記未使用領域に記録した後に依然として画像が記録されない状態で残される記録後未使用領域が最も大きくなるように、前記新規画像を記録させる請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の読取記録複合装置。
  9. 前記制御部が、前記新規画像を記録するに足る広さを有する未使用領域が抽出できなかった場合に、メッセージを発生する請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の読取記録複合装置。
  10. 前記制御部が、前記メッセージを発生した場合に、前記新規画像を記録しない請求項9に記載の読取記録複合装置。
  11. 前記制御部が、前記メッセージを発生した場合に、前記新規画像情報に基づく記録画像が前記未使用領域に納まるように縮小、回転、変形および分割の少なくともひとつを含む画像情報処理を前記新規画像に対して実行して記録画像情報を生成し、前記記録画像情報に基づいて前記記録部に画像を記録させる請求項9に記載の読取記録複合装置。
  12. 記録面に色材を付着させることにより画像を記録する被記録物から、前記記録面の上の使用済みの領域を検出して使用済み領域情報を生成するステップと、
    前記使用済み領域情報に基づいて前記記録面に含まれる未使用領域を抽出するステップと、
    前記記録面の前記未使用領域に色材を付着させて、新規画像情報に基づく新規画像を前記未使用領域に記録するステップと、
    を含む画像記録プログラム。
  13. 記録面に色材を付着させることにより画像を記録する被記録物から、前記記録面の上の使用済みの領域を検出して使用済み領域情報を生成する手順と、
    前記使用済み領域情報に基づいて前記記録面に含まれる未使用領域を抽出する手順と、
    前記記録面の前記未使用領域に色材を付着させて、新規画像情報に基づく新規画像を前記未使用領域に記録する手順と、
    を含む画像記録方法。
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