JP2007085679A - 空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 冷房及び/又は暖房された部屋の内部空間で過ごす人が体調を崩すことがないかそれを減少させることができる空調装置を提供する。
【解決手段】内部に部屋を有する建物の該部屋を冷房及び/又は暖房する空調装置であって、該部屋を規定する隔壁により仕切られる両空間のうち該部屋の内部空間とは反対の空間である隣接空間に存する雰囲気を熱媒体により冷却又は加熱する熱交換手段を、備えてなる、空調装置である。前記熱交換手段が、前記隣接空間に配設されるものであってもよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建物の部屋を冷房及び/又は暖房する空調装置に関し、より詳細には、該部屋の内部空間を優しく緩やかに冷房及び/又は暖房することができる空調装置に関する。
建物が有する部屋を冷房したり暖房するための空調装置は様々なものが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、「熱交換器の部分に生じる結露が建物に悪影響を及ぼすことがなく、しかもまた、リフォ−ムのしやすい空調技術」(特許文献1中、要約書の課題部分)として「熱源となる第1の空調機50を建物の外部に配置するだけでなく、その第1の空調機50に連ながり、熱交換器720および送風手段710を少なくとも含む第2の空調機70をも建物の外部に配置する。また、第2の空調機70から建物内の各部屋に至る間に、第2の空調機70から送られる調和空気を溜めるチャンバ−ボックス90を設ける」(特許文献1中、要約書の解決手段部分)ようにした空調装置が開示されている。このように空調装置を構成することで「それら両空調機を建物の外部に配置していることから、熱媒配管の作業が容易であり、また、新たなリフォ−ム時に熱媒配管を傷めるおそれもない。さらに、熱交換の個所が建物の外部に位置するので、建物側、つまり建物の内部あるいは壁の中などに、熱交換器部分の結露に起因する漏水などの不具合を生じることもない。さらには、リフォ−ムに際しては、リフォ−ムすべき建物に対し、第1および第2の両空調機が両方共に分離されているため、リフォ−ムの自由度が増し、その作業も容易であり、リフォ−ムに要するコストも有効に低減することができる。」(特許文献1中、段落番号0008)という効果を奏するものである。
特開2004−20043号公報(例えば、要約書の課題部分及び解決手段、発明の詳細な説明中の段落番号0007〜0010等)
しかしながら、特許文献1に記載された空調装置等のような従来から知られている空調装置は、冷房及び/又は暖房する対象の部屋に空調設備により生成された冷気又は暖気を直接導入するものであり、冷房及び/又は暖房することで該部屋の内部空間温度を大幅に変化させるのに適したものであった。このため該部屋の内部空間で過ごす人が該内部空間の温度によっては体調を崩したり(例えば、過度に冷房して温度を下げすぎると風邪を引いたり冷房病やクーラ病になることがあり、過度に暖房して温度を上げすぎると皮膚や粘膜が乾燥して抵抗力が低下するといったことが生じうる。)、該部屋の内部空間で過ごす人が急激な温度変化を受けることで(例えば、該部屋の外部空間と内部空間との間を該人が行き来することで両空間の間に存する温度差によって温度変化を受けたり、空調装置の運転を断続することで該人が温度変化を受けたりする。)体温調節機能等に問題を生じて体調を崩すといったことがあった。
そこで、本発明においては、冷房及び/又は暖房された部屋の内部空間で過ごす人が体調を崩すことがないかそれを減少させることができる空調装置を提供することを目的とする。
本発明の空調装置(以下、「本装置」という。)は、内部に部屋を有する建物の該部屋を冷房及び/又は暖房する空調装置であって、該部屋を規定する隔壁により仕切られる両空間のうち該部屋の内部空間とは反対の空間である隣接空間に存する雰囲気を熱媒体により冷却又は加熱する熱交換手段を、備えてなる、空調装置である。
ここに部屋を規定する「隔壁」とは、その両側に空間を仕切ることにより部屋を規定することができるものであればよく、天井、床、壁等を広く含むものである。
このような本装置によれば、部屋を規定する隔壁により仕切られる両空間のうち該部屋の内部空間とは反対の空間である隣接空間に存する雰囲気が、熱交換手段による熱交換(雰囲気と熱媒体との間での熱交換)により冷却又は加熱されることにより、該部屋を間接的(例えば、隔壁の熱伝導や、該部屋と隣接空間との間に生じる雰囲気の流通等による。)に冷房(該雰囲気が冷却される場合)及び/又は暖房(該雰囲気が加熱される場合)することができる。このように本装置は隣接空間に存する雰囲気を冷却又は加熱することで該部屋を間接的に冷房及び/又は暖房するので、該部屋(冷房及び/又は暖房する対象の部屋)に空調設備により生成された冷気又は暖気を直接導入するものと異なり、該部屋の内部空間温度を大幅に変化させることがない。このため本装置は、前述したような部屋の内部空間で過ごす人が該内部空間の温度が低すぎたり又は高すぎることによって体調を崩したり、部屋の内部空間で過ごす人が急激な温度変化を受けることで体温調節機能等に問題を生じて体調を崩すといったことを防止又は減少させることができる。
前記熱交換手段が、前記隣接空間に配設されるものであってもよい。
熱交換手段を隣接空間以外の場所に配設し、隣接空間に存する雰囲気を冷却又は加熱する場合に比し、こうすることで熱交換手段と隣接空間との間で該雰囲気を流通させるためのダクトを不要又は短くすることができ、該ダクトを該雰囲気が流通することによる熱損失(雰囲気を冷却する場合にはダクトを流通することで温められたり、雰囲気を加熱する場合にはダクトを流通することで冷えることをいう。)を防止又は減少させることができる。さらに、こうすることで隣接空間に存する雰囲気に熱交換手段が接するので、熱交換手段の表面からの吸熱(雰囲気の冷却時)又は放熱(雰囲気の加熱時)による損失が無駄にならない(これらの吸熱や放熱は雰囲気を冷却又は加熱するのに有効である。)。
前記隣接空間が、前記部屋の床下空間又は屋根裏空間であってもよい。
隣接空間としては、前記部屋を規定する隔壁により仕切られる両空間のうち前記部屋の内部空間とは反対の空間であれば何ら制限されるものではなく、例えば、床下空間、屋根裏空間、壁の内部空間等を一例として例示することができる。とりわけ前記隣接空間を前記部屋の床下空間又は屋根裏空間とすれば、通常、これら床下空間や屋根裏空間は広い面積で部屋に面することが多いので、これら床下空間や屋根裏空間(隣接空間)に存する雰囲気を冷却又は加熱することにより、部屋を効果的に冷房及び/又は暖房することができる。加えて、前記部屋を冷房する必要があるときには(例えば夏季)、屋根裏空間の雰囲気温度が高くなっていることが多く(屋根裏空間に熱気がこもる)、この高温の屋根裏空間の雰囲気により部屋の温度が上昇する問題がある。このため屋根裏空間の雰囲気を本装置により冷却することで、高温の屋根裏空間の雰囲気によるかかる問題を防止又は減少させることができる。さらに、前記部屋を暖房する必要があるときには(例えば冬季)、前記部屋に居る人は足もとが冷たく感じることが多いので、床下空間の雰囲気を本装置により加熱することでかかる問題を防止又は減少させることができる。
また、熱交換手段を前記隣接空間に配設する場合であれば、前記隣接空間を前記部屋の床下空間又は屋根裏空間とすれば、通常、これら床下空間や屋根裏空間は十分広い空間を有することが多いので、熱交換手段の配設を容易ならしめたり配設の自由度を高めることができる。
前記熱媒体が地下水又は井戸水であってもよい。
季節変化等により気温は大きく変化するが(例えば、岡山県では、夏季では30℃を超え、冬季では10℃よりも低くなる。)、地下水又は井戸水の温度は季節が変化してもあまり変化しない(例えば、岡山県では、地下20m程度に存する地下水や井戸水は、夏季で17℃、冬季で16℃程度である。)。このため熱媒体として地下水や井戸水を用いて熱媒体(地下水や井戸水)と前記雰囲気とを熱交換させれば、夏季には前記雰囲気を冷却(前記部屋を冷房する)し、冬季には前記雰囲気を加熱(前記部屋を暖房する)することになる。
前記雰囲気を前記熱交換手段に流通させる流通手段を、さらに備えてなるものであってもよい。
隣接空間に存する雰囲気を熱交換手段に導く方法は、自然対流や自然風による流動によってもよいが、前記雰囲気を前記熱交換手段に流通させ人為的に導く流通手段を備えるようにすれば、多量の雰囲気を熱交換手段に導入することができ前記雰囲気を効果的に冷却又は加熱することができるので、一層効果的に前記部屋を冷房及び/又は暖房することができる。
流通手段としては、前記雰囲気を熱交換手段に流通させることができるものであれば何ら限定されないが、例えば、前記雰囲気を熱交換手段に向けて流通させるファン、ブロア、送風機等を例示することができる。
以上のように、本装置を備える建物(以下、「本建物」という。)においては、該建物の内部に存する部屋を規定する隔壁により仕切られる両空間のうち該部屋の内部空間とは反対の空間である隣接空間に存する雰囲気が、熱交換手段により冷却又は加熱されることで該部屋を間接的に冷房及び/又は暖房することができる。
また、本建物では、隔壁の熱伝導や、該部屋と隣接空間との間に意図せずに起こる雰囲気の流通等により該部屋を冷房及び/又は暖房するようにしても良いが、前記部屋と前記隣接空間とを連通させる連通口が前記隔壁に形成されるようにしてもよい(この連通口が隔壁に形成された本建物を、以下、「連通口本建物」という。)。こうすることで前記部屋と前記隣接空間との間に連通口を通じて雰囲気を流通させることができるので、前記隣接空間に存する雰囲気が冷却又は加熱されることで前記部屋を効果的に冷房及び/又は暖房することができる。
連通口本建物の場合、前記部屋と前記隣接空間との間の連通口を通じた雰囲気の流通は、自然対流や自然風による流動によってもよいが、前記連通口を通じて前記雰囲気を前記部屋へ移送する移送手段を備えるようにすれば、多量の雰囲気を前記部屋と前記隣接空間との間で流通させることができ、一層効果的に前記部屋を冷房及び/又は暖房することができる。
移送手段としては、前記連通口を通じて前記雰囲気を前記部屋へ移送することができるものであれば何ら限定されないが、例えば、前記連通口を通じて前記雰囲気を前記部屋へ移送するファン、ブロア、送風機等を例示することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。しかしながら、これらによって本発明は何ら制限されるものではない。
図1は、本装置(後述の空調装置A及び空調装置B)が配設された建物31を示す断面図(鉛直な平面による断面を示している。)であり、図2は図1の上部拡大図であり、図3は図1に配設された空調装置Aの詳細図であり、図4は図1に配設された空調装置Bの詳細図である。そして、図5は、空調装置A及び空調装置Bに用いられる熱交換器11の一例を示す図(図5(a)は熱交換器11の平面図であり、図5(b)は熱交換器11の正面図(具体的には、図5(a)中の矢印C方向から見た図である。)である。)であり、図6は図5(b)のB−B断面図である。図1乃至図6を参照して、空調装置A及び空調装置Bについて説明する。
なお、図中、鉛直上方向を矢印D1にて、そして鉛直下方向を矢印D2にて、それぞれ示す。
建物31は、土地の表面に建設された3階建ての建物であり、基礎部分33と、基礎部分33の上部に構築された本体部35と、本体部35の上部に載置されるように構築された屋根34と、を有してなる。本体部35は、その内部に下方から1階部分に存する部屋(以下、「1階部屋」という。)36と、2階部分に存する部屋(以下、「2階部屋」という。)37と、3階部分に存する部屋(以下、「3階部屋」という。)38と、の3つの居室を有している。
1階部屋36は床36aと壁36bと天井36cとにより規定されており、2階部屋37は床37aと壁37bと天井37cとにより規定されており、そして3階部屋38は床38aと壁38bと天井38cとにより規定されている。
天井38cと屋根34との間の屋根裏空間41には空調装置Bが配設され、床37aの下方(かつ天井36cの上方)に存する床下空間43には空調装置Aが配設され、そして床36aの下方(かつ基礎部分33の上方)に存する床下空間45には空調装置Aが配設されている。
空調装置A及び空調装置Bのいずれも熱交換器11(なお、空調装置Bは、2の熱交換器11を有しているので、これらをそれぞれ熱交換器11a、11bとして示す。)を有しており、この熱交換器11により雰囲気(屋根裏空間41、床下空間43及び床下空間45に存する雰囲気)と地下水(熱媒体)とが熱交換することで該雰囲気が冷却又は加熱される。
まず、図5及び図6を参照して、熱交換器11について説明する。熱交換器11は管形熱交換器であり、具体的には、両端が閉じられた中空円筒形をした胴部(シェル)13と、胴部(シェル)13の内部空間13rを通過する管部(チューブ)15と、胴部(シェル)13の内部空間13rに配設された邪魔板17と、を有している。
胴部13は、両端(両底部)が開放された内部が中空の直円筒(直円柱)形状をした胴部本体13aと、胴部本体13aが形成する直円筒の両端(両底部)の一方を閉じるキャップ状のキャップ部材13bと、該両端(両底部)の他方を閉じるキャップ状のキャップ部材13cと、を有している。胴部本体13aが形成する直円筒の軸に沿った一方側の端部近傍には胴部13の外部空間12と内部空間13rとを連通させる入口開口13jが形成されると共に、胴部本体13aが形成する直円筒の軸に沿った他方側の端部近傍には胴部13の外部空間12と内部空間13rとを連通させる出口開口13kが形成されている。この入口開口13jから内部空間13rへ雰囲気が導入され、該導入された雰囲気が内部空間13rを出口開口13kに向けて流通する間に、後で詳述する管部15と該導入された雰囲気との間で熱交換が行われる。
管部15は、長手方向に対する垂直断面が円形状をした連続した中空のチューブ(樹脂材料の一つである塩化ビニル樹脂製)により形成されており、詳しくは、胴部本体13aが形成する直円筒の軸に略沿ってキャップ部材13cを貫通して延びる往路管部15aと、胴部本体13aが形成する直円筒の軸に略沿ってキャップ部材13cを貫通して延びる復路管部15bと、往路管部15aの一端と復路管部15bの一端とを連結する連結部15cと、を有している。往路管部15aの他端(キャップ部材13cから外部空間12へ突出した部分)15a1は管部15への地下水の入口を構成し、復路管部15bの他端(キャップ部材13cから外部空間12へ突出した部分)15b1は管部15からの地下水の出口を構成する。
なお、前述のように、ここでは管部15を樹脂材料(塩化ビニル樹脂)によって形成しているが、こうすることで樹脂材料(塩化ビニル樹脂)は腐食や錆の発生がないか少ないことから穴あきや破裂等を生じにくく長年安定して用いることができる。とりわけここに示すように熱交換器11を屋根裏空間41、床下空間43及び床下空間45に配設する場合、熱交換器11(管部15)の穴あきや破裂等によって水漏れが発生すると建物31に大きな損害を生じたり、熱交換器11(管部15)の穴あきや破裂等の修理に大きな費用を要することから、このように穴あきや破裂等を生じにくく長年安定して用いることができることは極めて有用である。しかしながら管部15を樹脂材料(塩化ビニル樹脂)にて必ず形成することを要するものではなく、通常の熱交換器のチューブのように金属(鋼、ステンレス鋼、アルミニウム、銅等)によって形成されてよいことは言うまでもない。
邪魔板17は、内部空間13rのうち主として往路管部15aと復路管部15bとの間に配設されており、入口開口13jから内部空間13rへ導入された雰囲気が内部空間13rを出口開口13kに向かって流通する際の乱れや速度を増加させることにより、管部15の表面における境膜伝熱係数を増加させるものである。
往路管部15aの他端15a1、往路管部15a、連結部15c、復路管部15bそして復路管部15bの他端15b1へと地下水を流通させる(無論、管部15の内部流路を水は流通する。)と共に、入口開口13jから内部空間13rへ雰囲気(空気)を導入し内部空間13rを出口開口13kに向けて流す(無論、該雰囲気(空気)は内部空間13rから出口開口13kを経て排出される。)ことによって、このような熱交換器11を用いることで、管部15を流れる地下水と、内部空間13r(管部15の外部)を流通する雰囲気(空気)と、の温度差により該地下水と該雰囲気(空気)との間で熱交換させることができる。即ち、該地下水の方が温度が高い場合には該雰囲気(空気)を温める(暖房)ことができ、逆に該地下水の方が温度が低い場合には該雰囲気(空気)を冷却(冷房)することができる。
次いで、空調装置A及び空調装置Bについて詳しく説明する。
まず、空調装置Aは、1の熱交換器11を有して図3の如く構成されている。 熱交換器11の入口開口13jには中空管状の第1ダクト51の一端51aが連結されると共に、熱交換器11の出口開口13kには中空管状の第2ダクト53の一端53aが連結されている。第2ダクト53の途中には送風機55が配設されており、第2ダクト53の上流部分53p1から下流部分53p2に向けて送風機55は雰囲気(空気)を圧送する。このように送風機55が第2ダクト53の一端53aから他端53bに向けて雰囲気(空気)を圧送することにより、空調装置Aは、その周囲に存する雰囲気(空気)を第1ダクト51の他端51bから吸入し、第1ダクト51、熱交換器11、第2ダクト53の上流部分53p1、送風機55そして第2ダクト53の下流部分53p2の順に移送し、最終的に第2ダクト53の他端53bから排出する。
一方、図示しないポンプにより汲み上げた地下水(採取場所は地下約20m)を、往路管部15aの他端15a1へ圧送する(該ポンプから他端15a1までの導管は図示を省略する。)。他端15a1へ圧送された地下水は、前述のように、往路管部15a、連結部15c、復路管部15bの順で管部15を通過し、最終的に復路管部15bの他端15b1から吐出される。なお、ここでは図示していないが、復路管部15bの他端15b1から吐出された地下水は、導管により池(いずれも図示せず)に放流される。
以上のように、空調装置Aを用いれば、図示しないポンプにより汲み上げた地下水を管部15に流通させると共に、送風機55によって空調装置Aの周囲に存する雰囲気(空気)を熱交換器11の内部空間13rに流通させることができるので、管部15を流れる地下水と、内部空間13rのうち管部15の外部を流通する雰囲気(空気)と、の温度差により該地下水と該雰囲気(空気)との間で熱交換させることができる。これによって、該地下水の方が温度が高い場合(通常、冬季)には、第1ダクト51の他端51bから吸入される雰囲気(空気)の温度よりも第2ダクト53の他端53bから排出される雰囲気(空気)の温度を高くすることができる。逆に、該地下水の方が温度が低い場合(通常、夏季)には、第1ダクト51の他端51bから吸入される雰囲気(空気)の温度よりも第2ダクト53の他端53bから排出される雰囲気(空気)の温度を低くすることができる。
従って、このような空調装置Aが配設された床下空間43及び床下空間45に存する雰囲気(空気)は、地下水の方が温度が高い場合(通常、冬季。例えば、地下水は16℃、雰囲気(空気)は5℃)には加熱され(第2ダクト53の他端53bから排出される雰囲気(空気)温度は、例えば、12℃〜15℃程度である。)、地下水の方が温度が低い場合(通常、夏季。例えば、地下水は17℃、雰囲気(空気)は30℃)には冷却(第2ダクト53の他端53bから排出される雰囲気(空気)温度は、例えば、21℃〜23℃程度である。)されることができる(冬季、夏季等の季節を通じて、地下水の温度はほとんど変化しないため、管部15の外面は17℃〜22℃程度に保たれる。)。
地下水の方が温度が高い場合(通常、冬季)に床下空間43に存する雰囲気(空気)が加熱されることで、2階部屋37を間接的(例えば、床37aの熱伝導や、2階部屋37と床下空間43との間に生じる雰囲気の流通等)に暖房することができる。そして、地下水の方が温度が低い場合(通常、夏季)に床下空間43に存する雰囲気(空気)が冷却されることで、2階部屋37を間接的(例えば、床37aの熱伝導や、2階部屋37と床下空間43との間に生じる雰囲気の流通等)に冷房することができる。同様に、地下水の方が温度が高い場合(通常、冬季)に床下空間45に存する雰囲気(空気)が加熱されることで、1階部屋36を間接的(例えば、床36aの熱伝導や、1階部屋36と床下空間45との間に生じる雰囲気の流通等)に暖房することができる。そして、地下水の方が温度が低い場合(通常、夏季)に床下空間45に存する雰囲気(空気)が冷却されることで、1階部屋36を間接的(例えば、床36aの熱伝導や、1階部屋36と床下空間45との間に生じる雰囲気の流通等)に冷房することができる。
空調装置Bは、2の熱交換器11a、11b(直列に連結されている。なお、2の熱交換器11a、11bのいずれも、上で詳述した熱交換器11と同様のものである。)を有して図4の如く構成されている。熱交換器11aの入口開口13jaには中空管状の第1ダクト51の一端51aが連結されると共に、熱交換器11aの出口開口13kaには中空管状の第2ダクト53の一端53aが連結されている。第2ダクト53の途中には送風機55が配設されており、第2ダクト53の上流部分53p1から下流部分53p2に向けて送風機55は雰囲気(空気)を圧送する。第2ダクト53の他端53bは熱交換器11bの入口開口13jbに連結されると共に、熱交換器11bの出口開口13kbには「T」の字状の中空管状の第3ダクト57が連結されている。第3ダクト57は、熱交換器11bの出口開口13kbに一端が連結された中空管状(両端開放)の第1部分57aと、第1部分57aの他端に一端が連結された中空管状(両端開放)の第2部分57bと、第1部分57aの他端に一端が連結された中空管状(両端開放)の第3部分57cと、を有している。送風機55が第2ダクト53の一端53aから他端53bに向けて雰囲気(空気)を圧送することにより、空調装置Bは、その周囲に存する雰囲気(空気)を第1ダクト51の他端51bから吸入し、第1ダクト51、熱交換器11a、第2ダクト53の上流部分53p1、送風機55、第2ダクト53の下流部分53p2、熱交換器11bそして第1部分57aの順に流動し、第2部分57bの他端と、第3部分57cの他端と、の両方から最終的に排出される。
一方、図示しないポンプにより汲み上げた地下水(採取場所は地下約20m)を、熱交換器11aの往路管部15aの他端15a1aへ圧送する(該ポンプから他端15a1aまでの導管は図示を省略する。)。他端15a1aへ圧送された地下水は、前述のように、熱交換器11aの往路管部15a、連結部15c、復路管部15bの順で管部15を通過し、最終的に復路管部15bの他端15b1aから吐出される。他端15b1aから吐出された地下水は、連結管18により熱交換器11bの往路管部15aの他端15a1bへ装入され、他端15a1bへ装入された地下水は、前述のように、熱交換器11bの往路管部15a、連結部15c、復路管部15bの順で管部15を通過し、最終的に復路管部15bの他端15b1bから吐出される。なお、ここでは図示していないが、他端15b1bから吐出された地下水は、導管により池(いずれも図示せず)に放流される。
以上のように、空調装置Bを用いれば、図示しないポンプにより汲み上げた地下水を熱交換器11aの管部15と熱交換器11bの管部15とに流通させる(ここでは地下水は熱交換器11aの管部15を通過した後、さらに熱交換器11bの管部15を通過する。)と共に、送風機55によって空調装置Bの周囲に存する雰囲気(空気)を熱交換器11aの内部空間13rと熱交換器11bの内部空間13rとに流通させる(ここでは空調装置Bの周囲に存する雰囲気(空気)は熱交換器11aの内部空間13rを通過した後、さらに熱交換器11bの内部空間13rを通過する。)ことができるので、熱交換器11a及び熱交換器11bの管部15を流れる地下水と、熱交換器11a及び熱交換器11bの内部空間13rのうち管部15の外部を流通する雰囲気(空気)と、の温度差により該地下水と該雰囲気(空気)との間で熱交換させることができる。これによって、該地下水の方が温度が高い場合(通常、冬季)には、第1ダクト51の他端51bから吸入される雰囲気(空気)の温度よりも第3ダクト57(第2部分57bの他端と第3部分57cの他端)から排出される雰囲気(空気)の温度を高くすることができる。逆に、該地下水の方が温度が低い場合(通常、夏季)には、第1ダクト51の他端51bから吸入される雰囲気(空気)の温度よりも第3ダクト57(第2部分57bの他端と第3部分57cの他端)から排出される雰囲気(空気)の温度を低くすることができる。
従って、このような空調装置Bが配設された屋根裏空間41に存する雰囲気(空気)は、地下水の方が温度が高い場合(通常、冬季。例えば、地下水は16℃、雰囲気(空気)は5℃)には加熱され(第3ダクト57(第2部分57bの他端と第3部分57cの他端)から排出される雰囲気(空気)温度は、例えば、12℃〜15℃程度である。)、地下水の方が温度が低い場合(通常、夏季。例えば、地下水は17℃、雰囲気(空気)は30℃)には冷却(第3ダクト57(第2部分57bの他端と第3部分57cの他端)から排出される雰囲気(空気)温度は、例えば、21℃〜23℃程度である。)されることができる(冬季、夏季等の季節を通じて、地下水の温度はほとんど変化しないため、熱交換器11a、11bの管部15の外面は17℃〜22℃程度に保たれる。)。地下水の方が温度が高い場合(通常、冬季)に屋根裏空間41に存する雰囲気(空気)が加熱されることで、3階部屋38を間接的(例えば、天井38cの熱伝導や、3階部屋38と屋根裏空間41との間に生じる雰囲気の流通等)に暖房することができる。そして、地下水の方が温度が低い場合(通常、夏季)に屋根裏空間41に存する雰囲気(空気)が冷却されることで、3階部屋38を間接的(例えば、天井38cの熱伝導や、3階部屋38と屋根裏空間41との間に生じる雰囲気の流通等)に冷房することができる。
そして、ここでは天井38cには、第1連通口61と第2連通口63とが形成されている(特に図2参照)。第1連通口61及び第2連通口63は、3階部屋38と屋根裏空間41とを連通させるものであり、3階部屋38の内部から見たときに開口部分が見えることによる美感を損ねる問題や、屋根裏空間41から3階部屋38へ害虫等が進入する問題等を防止するため、天井38cのうち第1連通口61及び第2連通口63が位置する部分には、気体を自由に流通させることができる材料(例えば、布、スポンジ、網状物等)により形成された隠し板61a、63aが取り付けられている。
中空管状の移送ダクト65が、その一端65a(移送ダクト65の一端65a)が第2連通口63に連通するよう屋根裏空間41に配設されている。移送ダクト65の他端65bには移送送風機67が配設されている(なお、図示を容易にするため移送送風機67の内部構造は図示を省略している。)。移送ダクト65は、第2連通口63と移送送風機67との間を連通させている。移送送風機67は、移送送風機67の周囲の雰囲気(空気)を吸入し移送ダクト65の他端65bへ吐出する。移送ダクト65の他端65bへ吐出された雰囲気(空気)は、移送ダクト65の内部を一端65aに向けて移動し、最終的には第2連通口63から3階部屋38へ流入する。このように屋根裏空間41に存する雰囲気(空気)は、移送送風機67及び移送ダクト65によって第2連通口63から3階部屋38へ吐出されるが、この屋根裏空間41から3階部屋38への雰囲気(空気)の移動(吐出)に対応し、3階部屋38から屋根裏空間41へ第1連通口61を経由して雰囲気(空気)が移動する。即ち、これらの雰囲気(空気)の移動により、3階部屋38と屋根裏空間41との間で雰囲気(空気)が循環する。
以上のように建物31の屋根裏空間41に配設された空調装置Bは、内部に部屋たる3階部屋38を有する建物31の該部屋(3階部屋38)を冷房(とりわけ夏季)及び暖房(とりわけ冬季)する空調装置であって、該部屋(3階部屋38)を規定する隔壁たる天井38cにより仕切られる両空間(3階部屋38と屋根裏空間41)のうち該部屋(3階部屋38)の内部空間とは反対の空間である隣接空間たる屋根裏空間41に存する雰囲気(空気)を熱媒体たる地下水により冷却又は加熱する熱交換手段たる熱交換器11a、11bを、備えてなる、空調装置である。
そして、熱交換手段たる熱交換器11a、11bが、前記隣接空間たる屋根裏空間41に配設されている。
また、前記隣接空間が、前記部屋(3階部屋38)の屋根裏空間41である。
加えて、前記熱媒体が地下水である。
空調装置Bは、前記雰囲気(屋根裏空間41に存する雰囲気(空気))を前記熱交換手段(熱交換器11a、11b)に流通させる流通手段たる送風機55をさらに備えてなる。
建物31は空調装置Bを備えている。そして、前記部屋(3階部屋38)と前記隣接空間(屋根裏空間41)とを連通させる連通口(第1連通口61、第2連通口63)が前記隔壁(天井38c)に形成されている。さらに、前記連通口たる第2連通口63を通じて前記雰囲気(屋根裏空間41に存する雰囲気(空気))を前記部屋(3階部屋38)へ移送する移送手段(ここでは移送送風機67及び移送ダクト65により構成される。)をさらに備えている。
建物31の床下空間43に配設された空調装置Aは、内部に部屋たる2階部屋37を有する建物31の該部屋(2階部屋37)を冷房(とりわけ夏季)及び暖房(とりわけ冬季)する空調装置であって、該部屋(2階部屋37)を規定する隔壁たる床37aにより仕切られる両空間(2階部屋37と床下空間43)のうち該部屋(2階部屋37)の内部空間とは反対の空間である隣接空間たる床下空間43に存する雰囲気(空気)を熱媒体たる地下水により冷却又は加熱する熱交換手段たる熱交換器11を、備えてなる、空調装置である。
そして、熱交換手段たる熱交換器11が、前記隣接空間たる床下空間43に配設されている。
また、前記隣接空間が、前記部屋(2階部屋37)の床下空間43である。
加えて、前記熱媒体が地下水である。
床下空間43に配設された空調装置Aは、前記雰囲気(床下空間43に存する雰囲気(空気))を前記熱交換手段(熱交換器11)に流通させる流通手段たる送風機55をさらに備えてなる。
建物31は、床下空間43に配設された空調装置Aを備えている。
建物31の床下空間45に配設された空調装置Aは、内部に部屋たる1階部屋36を有する建物31の該部屋(1階部屋36)を冷房(とりわけ夏季)及び暖房(とりわけ冬季)する空調装置であって、該部屋(1階部屋36)を規定する隔壁たる床36aにより仕切られる両空間(1階部屋36と床下空間45)のうち該部屋(1階部屋36)の内部空間とは反対の空間である隣接空間たる床下空間45に存する雰囲気(空気)を熱媒体たる地下水により冷却又は加熱する熱交換手段たる熱交換器11を、備えてなる、空調装置である。
そして、熱交換手段たる熱交換器11が、前記隣接空間たる床下空間45に配設されている。
また、前記隣接空間が、前記部屋(1階部屋36)の床下空間45である。
加えて、前記熱媒体が地下水である。
床下空間45に配設された空調装置Aは、前記雰囲気(床下空間45に存する雰囲気(空気))を前記熱交換手段(熱交換器11)に流通させる流通手段たる送風機55をさらに備えてなる。
建物31は、床下空間45に配設された空調装置Aを備えている。
図7は、別の実施形態である、本装置(空調装置A及び空調装置B)が配設された建物131を示す断面図(鉛直な平面による断面を示している。)である。図7を参照して、別の実施形態の本装置が配設された建物131について説明する。
建物131は、土地の表面に建設された2階建ての建物であり、基礎部分133と、基礎部分133の上部に構築された本体部135と、本体部135の上部に載置されるように構築された屋根134と、を有してなる。本体部135は、その内部に下方から1階部分に存するピロティ部分136(吹き抜け)と、2階部分に存する部屋(以下、「上部部屋」という。)138と、を有している。
上部部屋138は、床138aと壁138bと天井138cとにより規定されている。
天井138cと屋根134との間の屋根裏空間141には、前述の空調装置Bと同じ空調装置Bが配設されている。そして床138aの下方(かつピロティ部分136の天井136fの上方)に存する床下空間145には、前述の空調装置Aと同じ空調装置Aが配設されている。これら空調装置A及び空調装置Bについては、既に詳しく説明したので、ここでは説明を省略する。
また、前述した建物31と同様、天井138cには第1連通口61と第2連通口63とが形成されると共に、天井138cのうち第1連通口61及び第2連通口63が位置する部分には隠し板61a、63aが取り付けられている。
そして、一端が第2連通口63に連通する中空管状の移送ダクト65と、移送ダクト65の他端に取り付けられた移送送風機67と、が屋根裏空間141に配設されている。
これら第1連通口61、第2連通口63、隠し板61a、63a、移送ダクト65及び移送送風機67は、前述した建物31に配設されたこれらのものと同様であるので、ここでは説明を省略する。
このような空調装置Bが配設された屋根裏空間141に存する雰囲気(空気)は、前述した建物31の場合と同様、地下水の方が温度が高い場合には加熱され、地下水の方が温度が低い場合には冷却されることができる。地下水の方が温度が高い場合(通常、冬季)に屋根裏空間141に存する雰囲気(空気)が加熱されることで、上部部屋138を間接的(例えば、天井138cの熱伝導や、上部部屋138と屋根裏空間141との間に生じる雰囲気の流通等による。)に暖房することができる。そして、地下水の方が温度が低い場合(通常、夏季)に屋根裏空間141に存する雰囲気(空気)が冷却されることで、上部部屋138を間接的(例えば、天井138cの熱伝導や、上部部屋138と屋根裏空間141との間に生じる雰囲気の流通等)に冷房することができる。
また、前述した建物31の場合と同様、屋根裏空間141に存する雰囲気(空気)は、移送送風機67及び移送ダクト65によって第2連通口63から上部部屋138へ吐出されるが、この屋根裏空間141から上部部屋138への雰囲気(空気)の移動(吐出)に対応し、上部部屋138から屋根裏空間141へ第1連通口61を経由して雰囲気(空気)が移動する。即ち、これらの雰囲気(空気)の移動により、上部部屋138と屋根裏空間41との間で雰囲気(空気)が循環する。
さらに、空調装置Aが配設された床下空間145に存する雰囲気(空気)は、前述した建物31の場合と同様、地下水の方が温度が高い場合には加熱され、地下水の方が温度が低い場合には冷却されることができる。地下水の方が温度が高い場合(通常、冬季)に床下空間145に存する雰囲気(空気)が加熱されることで、上部部屋138を間接的(例えば、床138aの熱伝導や、上部部屋138と床下空間145との間に生じる雰囲気の流通等による。)に暖房することができる。そして、地下水の方が温度が低い場合(通常、夏季)に床下空間145に存する雰囲気(空気)が冷却されることで、上部部屋138を間接的(例えば、床138aの熱伝導や、上部部屋138と床下空間145との間に生じる雰囲気の流通等)に冷房することができる。
以上のように建物131の屋根裏空間141に配設された空調装置Bは、内部に部屋たる上部部屋138を有する建物131の該部屋(上部部屋138)を冷房(とりわけ夏季)及び暖房(とりわけ冬季)する空調装置であって、該部屋(上部部屋138)を規定する隔壁たる天井138cにより仕切られる両空間(上部部屋138と屋根裏空間141)のうち該部屋(上部部屋138)の内部空間とは反対の空間である隣接空間たる屋根裏空間141に存する雰囲気(空気)を熱媒体たる地下水により冷却又は加熱する熱交換手段たる熱交換器11a、11bを、備えてなる、空調装置である。
そして、熱交換手段たる熱交換器11a、11bが、前記隣接空間たる屋根裏空間141に配設されている。
また、前記隣接空間が、前記部屋(上部部屋138)の屋根裏空間141である。
加えて、前記熱媒体が地下水である。
空調装置Bは、前記雰囲気(屋根裏空間141に存する雰囲気(空気))を前記熱交換手段(熱交換器11a、11b)に流通させる流通手段たる送風機55をさらに備えてなる。
建物31は空調装置Bを備えている。そして、前記部屋(上部部屋138)と前記隣接空間(屋根裏空間141)とを連通させる連通口(第1連通口61、第2連通口63)が前記隔壁(天井138c)に形成されている。さらに、前記連通口たる第2連通口63を通じて前記雰囲気(屋根裏空間141に存する雰囲気(空気))を前記部屋(上部部屋138)へ移送する移送手段(ここでは移送送風機67及び移送ダクト65により構成される。)をさらに備えている。
建物131の床下空間145に配設された空調装置Aは、内部に部屋たる上部部屋138を有する建物131の該部屋(上部部屋138)を冷房(とりわけ夏季)及び暖房(とりわけ冬季)する空調装置であって、該部屋(上部部屋138)を規定する隔壁たる床138aにより仕切られる両空間(上部部屋138と床下空間145)のうち該部屋(上部部屋138)の内部空間とは反対の空間である隣接空間たる床下空間145に存する雰囲気(空気)を熱媒体たる地下水により冷却又は加熱する熱交換手段たる熱交換器11を、備えてなる、空調装置である。
そして、熱交換手段たる熱交換器11が、前記隣接空間たる床下空間145に配設されている。
また、前記隣接空間が、前記部屋(上部部屋138)の床下空間145である。
加えて、前記熱媒体が地下水である。
床下空間145に配設された空調装置Aは、前記雰囲気(床下空間145に存する雰囲気(空気))を前記熱交換手段(熱交換器11)に流通させる流通手段たる送風機55をさらに備えてなる。
建物131は、床下空間145に配設された空調装置Aを備えている。
以上のように、建物131の該部屋(上部部屋138)は、ここでは屋根裏空間141に配設された空調装置Bと、床下空間145に配設された空調装置Aと、の両方の空調装置A、Bによって冷房(とりわけ夏季)及び暖房(とりわけ冬季)される。
上述した例では、床下空間43、45、145には空調装置Aを配設し、屋根裏空間41、141には空調装置Bを配設した例を示したが、これに限定されるものではなく、床下空間に空調装置Bを配設したり、屋根裏空間に空調装置Aを配設してよいことは言うまでもない。
このように本装置(空調装置A、空調装置B)によれば、部屋の温度が低すぎたり又は高すぎることによって体調を崩したり、部屋の内部空間で過ごす人が急激な温度変化を受けることで体温調節機能等に問題を生じて体調を崩すといったことを防止又は減少させつつ、部屋の内部空間で過ごす人が受ける夏季の暑さや冬季の底冷えを緩和することができる。
また、本装置(空調装置A、空調装置B)は、冷房や暖房によって部屋内部の雰囲気(空気)を汚すことがなく、健康で衛生的な冷房や暖房を提供することができる。
さらに、本装置(空調装置A、空調装置B)が用いる熱媒体は地下水(季節を通じてほぼ一定温度)であり、冷房や暖房をする際に用いる熱媒体を加熱又は冷却するためのエネルギーを消費しない(このことは従来の冷房及び暖房の器具が消費していたエネルギーを大幅に減少(例えば、冷房時は従来の消費電力のうち75%程度を、そして暖房時は従来の消費電力のうち30%程度を削減することも可能である。)させることができる。また、これは地球温暖化を防止又は減少させることができる。)。
また、本装置(空調装置A、空調装置B)は構造が簡単であることから、設置費用や維持費用が少なくてすみ経済的である。
本装置(空調装置A、空調装置B)が配設された建物を示す断面図である。 図1の上部拡大図である。 空調装置Aの詳細図である。 空調装置Bの詳細図である。 空調装置A及び空調装置Bに用いられる熱交換器を示す図(図5(a)は熱交換器の平面図であり、図5(b)は熱交換器の正面図である。)である。 図5(b)のB−B断面図である。 別の実施形態の、本装置(空調装置A、空調装置B)が配設された建物を示す断面図である。
符号の説明
11、11a、11b 熱交換器
12 外部空間
13 胴部
13a 胴部本体
13b、13c キャップ部材
13j、13ja、13jb 入口開口
13k、13ka、13kb 出口開口
13r 胴部の内部空間
15 管部
15a 往路管部
15a1、15a1a、15a1b 往路管部の他端
15b 復路管部
15b1、15b1a、15b1b 復路管部の他端
15c 連結部
17 邪魔板
18 連結管
31 建物
33 基礎部分
34 屋根
35 本体部
36 1階部屋
36a 床
36b 壁
36c 天井
37 2階部屋
37a 床
37b 壁
37c 天井
38 3階部屋
38a 床
38b 壁
38c 天井
41 屋根裏空間
43、45 床下空間
51 第1ダクト
51a 一端
51b 他端
53 第2ダクト
53a 一端
53b 他端
53p1 上流部分
53p2 下流部分
55 送風機
57 第3ダクト
57a 第1部分
57b 第2部分
57c 第3部分
61 第1連通口
63 第2連通口
61a、63a 隠し板
65 移送ダクト
65a 一端
65b 他端
67 移送送風機
131 建物
133 基礎部分
134 屋根
135 本体部
136 ピロティ部分
136f 天井
138 上部部屋
138a 床
138b 壁
138c 天井
141 屋根裏空間
145 床下空間

Claims (8)

  1. 内部に部屋を有する建物の該部屋を冷房及び/又は暖房する空調装置であって、
    該部屋を規定する隔壁により仕切られる両空間のうち該部屋の内部空間とは反対の空間である隣接空間に存する雰囲気を熱媒体により冷却又は加熱する熱交換手段を、備えてなる、空調装置。
  2. 前記熱交換手段が、前記隣接空間に配設されるものである、請求項1に記載の空調装置。
  3. 前記隣接空間が、前記部屋の床下空間又は屋根裏空間である、請求項1又は2に記載の空調装置。
  4. 前記熱媒体が地下水又は井戸水である、請求項1乃至3のいずれか1に記載の空調装置。
  5. 前記雰囲気を前記熱交換手段に流通させる流通手段を、さらに備えてなる、請求項1乃至4のいずれか1に記載の空調装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1に記載の空調装置を備えるものである、前記建物。
  7. 前記部屋と前記隣接空間とを連通させる連通口が前記隔壁に形成されたものである、請求項6に記載の建物。
  8. 前記連通口を通じて前記雰囲気を前記部屋へ移送する移送手段を、さらに備えてなる、請求項7に記載の建物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022027687A (ja) * 2020-07-30 2022-02-14 ダイキン工業株式会社 空気調和機用ユニット、空気調和機、および、空気調和機用ユニットの設置方法

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