JP2007083810A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Chuon Sai
忠恩 崔
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Abstract

【課題】 トレッド面に周方向溝を形成したタイヤにおける耐グルーブワンダリング性を向上した空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】 トレッド面1にタイヤ周方向Yに延びる主溝2により区画された複数の陸部4を形成した空気入りタイヤにおいて、主溝2の開口端2aに面取り2sを形成すると共に、この面取り2sの幅wをタイヤ周方向Yに対して周期的に変化させた。
【選択図】 図1

Description

本発明は空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、トレッド面に周方向溝を形成したタイヤにおける耐グルーブワンダリング性を向上した空気入りタイヤに関する。
車両の直進走行性に大きな影響を及ぼす要因の一つとして、高速道路等における路面に形成された雨天時の排水用レイングル−ブがある。トレッド面に周方向溝を備えたタイヤがレイングル−ブの設けられた路面上を走行するとき、周方向に延びる陸部の端部がレイングル−ブ内に落ち込み、これにより受ける横力によりハンドルを取られることがある。このような現象をグルーブワンダリング現象という。
従来、このようなグルーブワンダリング現象の発生を抑制するために、周方向の主溝に沿って延びる陸部の端部に等幅の面取りを施すと共に、この面取り面の幅方向に細溝を形成するようにした提案がある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、周方向の主溝に沿って等幅の面取りを設けるだけでは、グルーブワンダリングを抑制する効果に限界があり、必ずしも満足し得る対策にはなっていなかった。
特開平9−39515号公報
本発明の目的は、上述する従来の問題点を解消するもので、トレッド面に周方向溝を形成したタイヤにおける耐グルーブワンダリング性を向上した空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤは、トレッド面にタイヤ周方向に延びる主溝により区画された複数の陸部を形成した空気入りタイヤにおいて、前記主溝の開口端に面取りを形成すると共に、該面取りの幅をタイヤ周方向に対して周期的に変化させたことを要旨とするものである。
本発明によれば、主溝の開口端に設けた面取りの幅をタイヤ周方向に対して周期的に変化するようにしたので、走行時に周方向に延びる陸部の端部がレイングル−ブ内に落ち込んでも、タイヤ回転の過程で面取り幅の途中がレイングルーブのエッジに引っ掛かって乗り上げ、レイングルーブ外に脱出するので、耐グルーブワンダリング性を向上することができる。
以下、本発明の構成につき添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態からなる空気入りタイヤのトレッド面の一例を示す一部平面図、図2は図1のA−A矢視断面図、図3は図1のB−B矢視断面図である。
図1において、空気入りタイヤは、トレッド面1にタイヤ周方向Yに延びる複数(図では4本)の主溝2と、タイヤ幅方向Xに延びる複数の副溝3とを設け、これら主溝2と副溝3とにより陸部4を形成している。
主溝2の開口端2aには、図2に示すように面取り2sが形成されている。この面取り2sは、その幅wがタイヤ周方向Yに対して周期的に変化するように形成されている。なお、図1では、面取り2sの幅wが平面視で湾曲形態の波形に変化する場合を示したが、面取り2sの平面形態はこれに限られることなく、三角形を配列したジグザグ状の形態にしてもよく、或いは台形を間欠的に配列した形態にしてもよい。また、図1では、面取り2sを形成しない部分を間欠的に含んでいる場合(図3参照)を示しているが、面取り2sは主溝2の開口端2aの全周にわたって形成するようにしてもよい。
このように主溝2の開口端2aに設けた面取り2sの幅wをタイヤ周方向Yに対して周期的に変化するようにしたことにより、主溝2により区画された陸部4の端部がレイングル−ブ内に落ち込んでも、タイヤ回転の過程で面取り2sの幅wの途中がレイングルーブのエッジに引っ掛かって乗り上げ、レイングルーブ外に脱出するので、耐グルーブワンダリング性を向上することができる。
本発明において、耐グルーブワンダリング性を一層確実に向上させるためには、面取り2sの幅wをタイヤ接地面内において少なくとも1回以上タイヤ周方向に対して周期的に変化させるようにするとよい。更に好ましくは、面取り2sの幅wのタイヤ接地面内での周期的変化が2〜5回となるように設定するとよい。ここで、タイヤ接地面とは、JATMA規定による空気圧及び負荷荷重における接地面をいう。
さらに、面取り2sの幅wの最大値と最小値との差を2〜20mmとなるように設定するとよい。2mm未満では耐グルーブワンダリング性の向上効果が充分には得られず、20mm超では陸部4の表面に偏摩耗が生じ易くなる。
本発明における面取り2sは、図2に示すように、凸状の曲面に形成するとよい。これにより、陸部4の剛性を適正に確保して、タイヤの運動性能の低下を抑制すると共に、陸部4の端部近傍における表面に偏摩耗が発生しないようにすることができる。
さらに、面取り2sのトレッド面からの深さdを主溝2の深さDの10〜40%となるように調整するとよい。面取り2sの深さdが主溝2の深さDの10%未満では、耐グルーブワンダリング性の向上効果が不足し、40%超では陸部4の剛性が低下して操縦安定性が悪化し易くなる。
なお、図1ではトレッド面1にタイヤ周方向Yに延びる4本の主溝2の他に、タイヤ周方向Yに延びる細溝5を形成し、この細溝5の開口端にも本発明による面取り2sを形成すると共に、タイヤ幅方向Xに延びる複数の副溝3を設け場合を示したが、本発明の空気入りタイヤのトレッドパターンはこれに限られることなく、トレッド面1にタイヤ周方向Yに直状に延びる主溝を形成した全てのタイヤが含まれる。
タイヤサイズを225/45R17、面取りの平面形態を除くトレッドパターンを図1(主溝2の幅=15mm)、及びタイヤ仕様をそれぞれ共通にして、主溝2の開口端に等幅の面取り(幅w:3mm)にした従来タイヤと、主溝2の開口端に図1に示す面取り(最大値と最小値との差:10mm)を形成した発明タイヤとをそれぞれ作製した。なお、各タイヤにおいて、面取りのトレッド面からの深さdを2.5mm(主溝の深さDの30%)とした。
これら2種類のタイヤに空気圧200kPaを充填し、それぞれのタイヤを車両(アウディ A6)の前後輪に装着して、レイング−ブが形成された路面上を平均速度30km/hで走行させ、熟練したテストドライバ−により耐レイングル−ブ性能の官能評価を行なった。その結果を従来タイヤを100とする指数により表1に表示した。数値が大きいほど耐レイングル−ブ性が優れていることを示している。
Figure 2007083810
表1から、発明タイヤは従来タイヤに比較して、耐レイングル−ブ性が向上していることがわかる。
本発明の実施形態からなる空気入りタイヤのトレッド面の一例を示す一部平面図である。 図1のA−A矢視断面図である。 図1のB−B矢視断面図である。
符号の説明
1 トレッド面
2 主溝
2a 開口端
2s 面取り
3 副溝
4 陸部
X タイヤ幅方向
Y タイヤ周方向

Claims (6)

  1. トレッド面にタイヤ周方向に延びる主溝により区画された複数の陸部を形成した空気入りタイヤにおいて、
    前記主溝の開口端に面取りを形成すると共に、該面取りの幅をタイヤ周方向に対して周期的に変化させた空気入りタイヤ。
  2. 前記面取りの幅をタイヤ接地面内において少なくとも1回以上タイヤ周方向に対して周期的に変化させるようにした請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記面取りの幅のタイヤ接地面内での周期的変化を2〜5回にした請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記面取りの幅の最大値と最小値との差を2〜20mmにした請求項1、2又は3に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記面取りを凸状の曲面に形成した請求項1〜4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記面取りのトレッド面からの深さdを前記主溝の深さDの10〜40%とした請求項1〜5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7631675B2 (en) 2008-01-15 2009-12-15 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Pneumatic tire with tread having circumferential grooves and arcuate grooves
JP2010006095A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2011093388A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
US8037910B2 (en) * 2009-04-17 2011-10-18 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Pneumatic tire

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