JP2007082471A - Method for producing frozen hand-rolled sushi - Google Patents
Method for producing frozen hand-rolled sushi Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007082471A JP2007082471A JP2005275952A JP2005275952A JP2007082471A JP 2007082471 A JP2007082471 A JP 2007082471A JP 2005275952 A JP2005275952 A JP 2005275952A JP 2005275952 A JP2005275952 A JP 2005275952A JP 2007082471 A JP2007082471 A JP 2007082471A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sushi
- film sheet
- frozen
- seed
- lower film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Cereal-Derived Products (AREA)
Abstract
Description
本発明は、寿司、特に、握り寿司を冷凍させた冷凍握り寿司の製造方法に係るものである。 The present invention relates to a method for producing sushi, particularly frozen nigiri sushi obtained by freezing nigiri sushi.
嗜好性の高い(強い)握り寿司は、食する機会も多い反面、家庭で提供される機会は以外と少ない。
寿司のうち、特に、握り寿司は、当業者がシャリ玉と呼ぶ米飯の上に寿司種を重ねて握った直後が美味であるといわれ、カウンター席のみでテーブル席の置かない店舗すらある。この点、宅配の寿司では食味が落ちる。
一方、握り寿司は、寿司種にするために、魚の解体や魚の切り身から刺身にする技術や、更に、米飯粒を握る技術が要求されるため、家庭で自ら調理して提供されるのは困難であるとされ、家庭で握り寿司が調理されて提供される機会は少ないのである。
これを解決するため、従来、シャリ玉と寿司種を合わせた状態の握り寿司を冷凍し、これを家庭で提供するようにしたものは公知であり、公知の冷凍握り寿司は、解凍する際に寿司種を加熱しないように、特殊な、容器に米飯(シャリ玉)と寿司種を入れて提供していた(特許文献1参照)。
また、含水率によってマイクロ波の加熱程度が相違する点に着目して、容器に複数の握り寿司を置くに際して、マイクロ波の加熱程度が強くなる容器の周辺に穴子や玉子を配置し、容器の中央付近に鮪や甘海老を配置する構成は公知である(特許文献2参照)。
Among sushi, in particular, nigiri sushi is said to be delicious right after grabbing sushi seeds on top of cooked rice that those skilled in the art call shari-tama, and there are even stores that do not have table seats only. In this regard, the taste of home delivery sushi falls.
On the other hand, nigiri sushi is difficult to cook and serve at home because it requires technology to dissect fish, sashimi from fish fillets to sushi, and technology to grip rice grains. There are few opportunities for nigiri sushi to be cooked and served at home.
In order to solve this, conventionally, nigiri sushi with a combination of shari balls and sushi seeds frozen and provided at home is known, and when a known frozen nigiri sushi is thawed In order not to heat the sushi seeds, rice and sushi seeds were put in a special container (see Patent Document 1).
In addition, paying attention to the difference in the degree of microwave heating depending on the moisture content, when placing multiple nigiri sushi in a container, place congers and eggs around the container where the degree of microwave heating increases. The structure which arrange | positions a salmon and a sweet shrimp near the center is well-known (refer patent document 2).
前記公知例は何れも、握り寿司の当業者がシャリ玉と呼ぶ米飯の上に寿司種を載せたまま冷凍するので、寿司種と米飯と同時に凍らず、寿司種のドリップが米飯に滲出することがあるという課題がある。
また、マイクロ波を使用する電子調理機(電子レンジ)は、それぞれ、大きさ・マイクロ波の強さが相違し、解凍対象の冷凍握り寿司も、寿司種の大きさ米飯の形状および重量により解凍時間が相違し、解凍するのが容易でなく、その結果、解凍後の食味が落ちるという課題がある。
前記公知例のうち、前者のものは、容器にマイクロ波遮断膜を設けているから、高価になるという課題がある。
また、前記公知例のうち、後者のものは、数分、電子調理機で加熱し、その後、放置して自然解凍させるため、微妙な解凍技術が要求されるだけでなく、解凍時間が長いという課題がある。
本発明は、安くて、美味しく手軽な握り寿司を、家庭で失敗なく、容易に解凍でき、食味を向上させて提供できるように、工夫したものである。
All of the above known examples are frozen while the sushi seeds are placed on the rice that the nigiri sushi artisans call a shari-dama, so that the sushi seeds and the rice do not freeze at the same time, and the sushi seed drips into the rice. There is a problem that there is.
In addition, microwave cookers (microwave ovens) have different sizes and microwave strengths, and the frozen nigiri sushi to be thawed is also thawed according to the size and shape of the rice. There is a problem that the time is different and it is not easy to thaw, and as a result, the taste after thawing is reduced.
Among the known examples, the former has a problem that it is expensive because the container is provided with a microwave blocking film.
Of the known examples, the latter is heated for several minutes in an electronic cooking machine, and then left to stand for natural thawing, so that not only a delicate thawing technique is required, but the thawing time is long. There are challenges.
The present invention has been devised so that cheap, delicious and easy-to-use nigiri sushi can be easily thawed and improved in taste without failure at home.
本発明は、ステンレス製の搬送用トレー1の上面に所定の大きさのフィルム2の下側フィルムシート3を載置し、該下側フィルムシート3の上面に、鮪、鯛、イカ、蛸、ホタテ、海老、穴子等の握り寿司4に用いる寿司種5を複数載置し、この下側フィルムシート3を搬送用トレー1ごと運搬して冷凍機12により前記寿司種5を冷凍し、冷凍した寿司種5を載せた下側フィルムシート3の上面にフィルム2の上側フィルムシート16を重ねて脱気して、下側フィルムシート3と上側フィルムシート16とを溶着させて寿司種5を真空包装すると共に、該寿司種5の数に対応する俵形状の冷凍したシャリ玉25を寿司種5とは別に経木26により包装した冷凍握り寿司の製造方法としたものである。
本発明は、前記冷凍機12により冷凍した各寿司種5は、搬送用トレー1の上面に別途用意して敷設した仕上げ包装用下側フィルムシート3上に、各寿司種5の形状に合わせて互いに所定の隙間を置いて載置し、該仕上げ包装用下側フィルムシート3は搬送用トレー1ごと真空包装機9にセットし、冷凍した寿司種5を載せた仕上げ包装用下側フィルムシート3の上面にフィルム2の上側フィルムシート16を重ねて脱気して、下側フィルムシート3と上側フィルムシート16とを溶着させて寿司種5を真空包装した冷凍握り寿司の製造方法としたものである。
本発明は、前記シャリ玉25は、搬送用トレー1の上面に載置したフィルムシート24の上面に載置し、このフィルムシート24を搬送用トレー1ごと運搬して冷凍機12により冷凍し、冷凍したシャリ玉25は紙又は木材により形成した経木26により包装した冷凍握り寿司の製造方法としたものである。
本発明は、前記寿司種5は、一個の握り寿司4に対応する大きさに予め切り分けてフィルム2により包装する冷凍握り寿司の製造方法としたものである。
本発明は、前記フィルム2は、前記複数の寿司種5の周辺所定位置に前記フィルム2の下側フィルムシート3と上側フィルムシート16とが直接上下に密着する密着部20を形成しながら寿司種5を真空包装する冷凍握り寿司の製造方法としたものである。
本発明は、前記シャリ玉25は経木26ごとマイクロ波調理機により加熱して解凍調理し、前記寿司種5はフィルム2の外から所定温度の流水により強制解凍する冷凍握り寿司の製造方法としたものである。
In the present invention, a
In the present invention, each
In the present invention, the
The present invention is a method for producing frozen nigiri sushi, in which the
In the present invention, the
The present invention is a method for producing frozen nigiri sushi in which the
本発明は、俵形状の米飯により形成したシャリ玉25の上面に、鮪、鯛、イカ、蛸、ホタテ、海老、穴子、玉子等の寿司種5をのせた握り寿司4において、前記寿司種5は冷凍されてポリエチレン樹脂等の合成樹脂製のシート状の下側フィルムシート3および上側フィルムシート16に上下に挟まれて真空包装し、前記シャリ玉25は冷凍されて経木26により包装した冷凍握り寿司としたものである。
本発明は、前記寿司種5は、前記下側フィルムシート3の上面に、一個ずつ夫々の種類や数が判別可能な状態で載置して冷凍包装した冷凍握り寿司としたものである。
本発明は、前記寿司種5は、前記下側フィルムシート3の上面に複数個載置され、載置された各寿司種5の周囲に下側フィルムシート3と上側フィルムシート16とが直接上下に密着する密着部20を夫々形成して包装された冷凍握り寿司としたものである。
本発明は、前記下側フィルムシート3には、予め、一切れ分の大きさの寿司種5に該当する升目7を形成し、または、前記下側フィルムシート3の下方に前記升目7を表示した載置用スケール8を置いて載置作業を行えるように構成した冷凍握り寿司としたものである。
The present invention is a
In the present invention, the
In the present invention, a plurality of the
In the present invention, the
請求項1の発明では、寿司種5は流水により解凍できるので解凍の失敗がなく、シャリ玉25は加熱調理機で解凍および加熱調理できるので、家庭で素早く、握り寿司4を提供できる。
請求項2の発明では、冷凍するときに使用したフィルムとは別に用意した下側フィルムシート3上に各寿司種5を形状に合わせて載置するので、上側フィルムシート16を重ねるときに下側フィルムシート3に霜の付着がなく、下側フィルムシート3と上側フィルムシート16との溶着を確実にできる。
請求項3の発明では、シャリ玉25は、一旦、搬送用トレー1の上面に載置したフィルムシート24の上面に載置するので、冷凍時間が短縮できて解凍したときの食味が向上し、また、冷凍状態のシャリ玉25を経木26により包装するので、シャリ玉25の包装作業および解凍作業も容易にできる。
請求項4の発明では、既に、一個の寿司種5に切り分けてあるから、刺身にする手間および技術を要せず、しかも、寿司種5の解凍も簡単容易にでき、職人の握ったような握り寿司4を家庭に提供できる。
請求項5の発明では、フィルム2により包装された寿司種5が夫々独立しているので、一層、解凍が容易になって失敗を防止でき、また、フィルム2から寿司種5を取り出すのも簡単になり、握り寿司4の調理が簡単にできる。
請求項6の発明では、寿司種5は流水により解凍するので、解凍が容易であり、また、シャリ玉25は加熱調理機で解凍するだけでなく加熱できるので、素早く、寿司種5とシャリ玉25の夫々が最適の温度差の握り寿司4にすることができ、食味を向上させることができる。
In the invention of
In invention of
In the invention of
In the invention of
In the invention of
In the invention of claim 6, the
本発明の方法を図により説明すると、1は搬送用トレーであり、ステンレスの薄板により形成し、所定の大きさを有している。搬送用トレー1の上面には、下側フィルムシート3と後述する上側フィルムシート16とにより二層となるフィルム2のうちの下側フィルムシート3を載置する。フィルム2は、ポリエチレン樹脂等の合成樹脂をロール状に巻いたものを、シート状に切断して使用し、油脂、脂肪性、酒類、水等を透過せず、また、100℃を越える食品に適合するように形成されている。
The method of the present invention will be described with reference to the drawings.
この搬送用トレー1上の下側フィルムシート3の上面には、鮪、鯛、イカ、蛸、ホタテ、海老、穴子等の冷凍する握り寿司4のうちの寿司種5を載置する。各寿司種5は一個分の握り寿司4に使用するために所定の大きさに予め切り分けておき、この寿司種5を一切れづつ下側フィルムシート3上に載置する。
On the upper surface of the
また、コハダや穴子等は事前に「酢締め」、「煮付け」等の下処理を行った寿司種5に形成し、この下処理を行った寿司種5を下側フィルムシート3の上面に載置する。
In addition, kohada, conger, etc. are formed on
この場合、各寿司種5は、一部周縁を除き、互いに重ならないように、載置すると、冷凍ムラおよび解凍ムラの発生を抑制でき、好適である。
In this case, if each
また、下側フィルムシート3には、予め、一切れ分の大きさの寿司種5に該当する升目7を形成するか、あるいは、前記搬送用トレー1に該升目7を表示した載置用スケール8を置いて載置作業を行ってもよく、載置作業を容易にして、好適である。
In addition, the
また、一個の寿司種5(升目7)の大きさは、老人用、子供用、一般用等に、種々の人の口の大きさに対応する大きさに設定すると、購買層を拡大でき、好適である。 In addition, if the size of one sushi seed 5 (Sakaime 7) is set to a size corresponding to the size of the mouth of various people, such as for elderly people, for children, for general use, etc., the purchasing layer can be expanded, Is preferred.
しかして、下側フィルムシート3の上面に寿司種5を載置するに当たって、夫々一個ずつの鮪、イカ、海老、穴子等の10個程の寿司種5を一人前として組合せて載置したり、あるいは、鮪、イカ、海老、穴子等の夫々を単一種類のみの10個程を載置してもよく、このようにすると、消費者の商品選択を容易にして、好適である。
Thus, when placing the
しかして、前記下側フィルムシート3の大きさは、数人前の寿司種5を一度に載置する大きさにすると、一つの下側フィルムシート3に、10個程の寿司種5を一人前として載置し、この一人前の寿司種5群をごとの周囲に所定の大きな隙間を開けて載置して、後述する真空包装機9による真空包装後にフィルム2を切り分けると、多数組の寿司種5を包装することができて、包装作業の効率が向上して、好適である。
Thus, when the size of the
寿司種5を載置した搬送用トレー1は、台車11に搬入し、台車11により冷凍機12に運搬し、冷凍機12に搬送用トレー1ごと下側フィルムシート3を供給し、下側フィルムシート3上の寿司種5を冷凍させる。冷凍機12は、公知のものであり、搬送ベルトの上方に冷却用送風機を設け、搬送中に寿司種5を冷凍する。
The
しかして、冷凍した寿司種5を載せた下側フィルムシート3は、搬送用トレー1ごと前記真空包装機9の台15上に載せ、フィルム2の上側フィルムシート16を被せ、次に、脱気し、寿司種5群の周辺のフィルム2を瞬間的に加熱して、下側フィルムシート3と上側フィルムシート16を密着させる。
Then, the
即ち、冷凍した各寿司種5の間には、脱気されて下側フィルムシート3と上側フィルムシート16とが密着し、載置された寿司種5群の周囲には加熱されて溶着して密着し、各寿司種5の周囲および周辺には、下側フィルムシート3と上側フィルムシート16とが直接上下に密着する密着部20を形成する。
したがって、密着部20は、前記したように、寿司種5を重ねずに載置して生じるものであると共に、複数組の寿司種5群ごとにフィルム2を出荷段階で切り分けるための切り代としての作用も奏する(図3、図10)。
That is, between the
Accordingly, as described above, the
この場合、図示は省略するが、冷凍機12を通過させて寿司種5を冷凍させるときに使用したのと別の仕上げ包装用の下側フィルムシート3を搬送用トレー1上面に敷き、この仕上げ包装用の下側フィルムシート3の上面に、鮪、鯛、イカ、蛸、ホタテ、海老、穴子等の各寿司種5をその形状に合わせて所定の隙間を置いて載置して、前記したように、前記真空包装機9にて上側フィルムシート16を被せ、脱気して、溶着させて、下側フィルムシート3と上側フィルムシート16を密着させると、下側フィルムシート3に霜が付着していない状態で溶着でき、確実に真空包装でき、好適である。
In this case, although not shown in the figure, a
また、冷凍機12による凍結工程までは、下側フィルムシート3上に同一の寿司種5を載せて作業し、次に、仕上げ包装用の下側フィルムシート3に載せ替えると、載せ替え工程が増加するが、魚体あるいは切り身(柵)を寿司種5にするカット作業から凍結工程まで連続して作業できるので、作業全体の作業効率も向上させられる。
Moreover, until the freezing process by the
また、冷凍された寿司種5を仕上げ包装用の下側フィルムシート3上面に載置するので、載置作業が容易になるばかりでなく、美麗に並べることができる。
Further, since the
しかして、前記寿司種5と略同様に、握り寿司4のシャリ玉25を冷凍する。シャリ玉25は、握り寿司4のご飯であり、上面に前記寿司種5を載せられるように俵形状に形成される。
Thus, the
シャリ玉25の製造方法は任意であるが、手作業又は装置により炊飯したご飯に所定の合わせ酢等の調味料を混ぜて下処理し、この下処理されたご飯を、手作業、あるいは、シャリ玉成形ロボット(図19)等と当業者に呼ばれている装置により予め成形し、成形したシャリ玉25は搬送用トレー1上面に敷いたフィルムシート24の上面に載置し、このフィルムシート24を搬送用トレー1ごと運搬して冷凍機12により冷凍する。
The method for producing the
冷凍したシャリ玉25は、紙又は木材により形成した経木26上に、寿司種5の数に合わせた一人前相当の10個程を載置して包み、この経木26のシャリ玉25とフィルム2の寿司種5とをセットにして、搬送用の化粧箱28に収納し、販売・流通させる(図15)。
29は流しの蛇口、30はマイクロ波調理機(電子レンジ)である。
The
29 is a sink faucet, 30 is a microwave cooking machine (microwave oven).
(実施例の作用)
搬送用トレー1の上面に所定の大きさのフィルム2の下側フィルムシート3を載置し、下側フィルムシート3の上面に、鮪、鯛、イカ、蛸、ホタテ、海老、穴子等の握り寿司4の寿司種5を載置する。
(Operation of Example)
A
この場合、下側フィルムシート3には、予め、一切れ分の大きさの寿司種5に該当する升目7を形成し、あるいは、前記搬送用トレー1に該升目7を表示した載置用スケール8を置いて載置作業を行うので、寿司種5の冷凍包装作業を行うに際して、寿司種5の載置作業を容易にでき、全体の作業性を良好にさせる。
In this case, the
しかして、寿司種5を載置した搬送用トレー1はそのまま台車11に搬入し、台車11により冷凍機12まで運搬し、冷凍機12の搬送ベルト上に搬送用トレー1ごと下側フィルムシート3を供給すると、搬送中に冷風を受け、下側フィルムシート3上の寿司種5が冷凍される。
Thus, the
次に、冷凍した寿司種5を載せた下側フィルムシート3は、搬送用トレー1ごと真空包装機9の台15上に載せ、下側フィルムシート3に上側フィルムシート16を被せ、次に、脱気し、瞬間的に、寿司種5の無い部分の周辺の下側フィルムシート3および上側フィルムシート16を加熱して、下側フィルムシート3と上側フィルムシート16を密着させると、フィルム2による寿司種5の真空包装が完了する。
Next, the
この場合、別途用意した仕上げ包装用の下側フィルムシート3に、冷凍した寿司種5を載せ替えて、上側フィルムシート16を被せて真空包装すると、一層、確実に真空包装できる。
In this case, when the
しかして、フィルム2には、一個ずつの鮪、イカ、海老、穴子等の10個程の寿司種5を一人前として組合せた寿司種5群ごとに、所定間隔を置いて包装し、この寿司種5群ごとの周囲のフィルム2には、下側フィルムシート3と上側フィルムシート16とが直接上下に密着する密着部20に形成しているから、この密着部20を切断用の切り代として使用して、複数個のフィルム2により包装された寿司種5群に分割する(図3、なお、理解を容易にするため鋏を図示しているが、これによって切断手段は限定されない)。
したがって、寿司種5の冷凍包装作業の効率・作業性を向上させることができる。
The
Therefore, the efficiency and workability of the freezing and packaging work for the
しかして、手作業、あるいは、シャリ玉製造機(ロボット)と当業者に呼ばれている装置により予めシャリ玉25を成形し、成形したシャリ玉25は搬送用トレー1上面に敷いたフィルムシート24の上面に載置し、このフィルムシート24を搬送用トレー1ごと運搬して冷凍機12により冷凍する。
Thus, the shaving
この場合、シャリ玉製造機31から供給されるシャリ玉25を直接専用の搬送用トレー1に受け、この専用の搬送用トレー1ごと冷凍機12により冷凍すると、作業効率が向上して好適である(図19)
In this case, it is preferable that the
冷凍したシャリ玉25は、紙又は木材により形成した経木26上に、寿司種5の数に合わせた一人前相当の10個程を載置して包み、この経木26のシャリ玉25とフィルム2の寿司種5とをセットにして、搬送用の化粧箱28に収納し、販売・流通させる(図15)。
The
消費者は、化粧箱28に入った握り寿司4を購入し、家庭で、経木26のシャリ玉25ごとマイクロ波調理機(電子レンジ)にセットして加熱し、シャリ玉25を加熱している間に、フィルム2の寿司種5に流水(温水を含む)を掛けて強制解凍し、寿司種5の解凍が完了したら、シャリ玉25上に寿司種5を重ねると握り寿司4が完成する。
The consumer purchases the
この場合、シャリ玉25の加熱は2分程であり、また、寿司種5の解凍も2分程でできるので、シャリ玉25の加熱はマイクロ波調理機により自動で行っている間に、同時進行で寿司種5を解凍させると、「2分でお寿司」ということも、食卓で可能となる。
In this case, the heating of the
即ち、フィルム2により真空包装された寿司種5は、一個分の握り寿司4に使用するために所定の大きさに予め切り分けてあるから、握り寿司4を家庭で食するときに、一々、寿司種5にするための刺身を作る作業が省略され、著しく手間を不要にするだけでなく、技術が無い家庭でも、プロの職人が切った刺身の寿司種5による握り寿司4を味あうことができる。
したがって、包丁を握ったことのない人や、包丁の無い家庭に、手軽な握り寿司4を提供できる。
That is, since the
Therefore,
しかして、コハダや穴子等は事前に「酢締め」や「煮付け」の下処理を行った寿司種5に形成し、この寿司種5を冷凍しているから、この点でも、職人の握った握り寿司4を家庭に提供できる。
However, kohada, conger, etc. are formed into
また、シャリ玉25を握るには相当な熟練を要するが、カットした寿司種5の数に対応させてシャリ玉25をセットにしているので、この点でも、職人の握った握り寿司4を家庭に提供できる。
In addition, it takes considerable skill to grasp the
そして、各寿司種5を冷凍して包装するときに、各寿司種5の数や種類が判別することができる範囲で、フィルム2の仕上包装用下側フィルムシート3と上側フィルムシート16とが、互いに重ねるように溶着して真空包装しているので、冷凍ムラができないだけで無く、寿司種5を解凍させるときに、特に、熟練を必要せず、解凍ムラの無い寿司種5を家庭に提供でき、好適である。
And when each
即ち、フィルム2は、耐水性を有して形成され、下側フィルムシート3と上側フィルムシート16により包装された各寿司種5の周囲には、下側フィルムシート3と上側フィルムシート16とが直接上下に密着する密着部20を形成しているから、フィルム2および各寿司種5に直接流水(温水を含む)を掛けて解凍することができ、解凍作業を容易にする。
That is, the
また、フィルム2により包装された各寿司種5は密着部20により夫々略独立して流水を当てることができるから、所謂「氷温(0度)」状態の通過時間を可及的に短縮して解凍させることができ、職人が切った直後の食味抜群の寿司種5を、家庭に供給できる。
In addition, each
また、調理人は、フィルム2全体を持ちながら、フィルム2内の各寿司種5に夫々流水を当てることができるから、おおよその流水を当てる時間に加えて、寿司種5の手触りでも、解凍加減がわかるので、食するまでの時間を考慮しつつ解凍作業が行え、容易に且つ的確に解凍でき、失敗が少ない。
したがって、フィルム2により包装された各寿司種5の間に密着部20があるので、好みの寿司種5であるかの判別のみならず、解凍も容易化・的確化できるので、合理的な構成となる。
In addition, the cook can apply the running water to each
Therefore, since there is a
しかして、冷凍握り寿司4を構成するシャリ玉25は、経木26により包装されているので、経木26ごと、マイクロ波調理機30にセットすれば加熱できるから、シャリ玉25の解凍作業も頗る容易である。
Thus, since the
即ち、シャリ玉25は、樹脂の袋等の容器に入れて加熱すると、容器自体が高温になって、取り出すのが大変であるが、経木26で包装したシャリ玉25はマイクロ波調理機30の使用が可能で、且つ、経木26自体は加熱されず、経木26ごと食卓等任意の場所に運搬できる。
That is, when the
次に、所定温度に加熱した各シャリ玉25上に解凍された寿司種5を載せると、握り寿司4の完成となる。
この場合、シャリ玉25は寿司種5とは別に加熱するので、マイクロ波調理機の使用の失敗が少なく、握り寿司4の製造(解凍および握り作業)の確実性が向上する。
Next, when the thawed
In this case, since the
また、寿司種5とシャリ玉25は夫々最適な温度で、寿司種5は冷たく、シャリ玉25はほんのり暖かいという握り寿司4の本来の絶妙な温度差を実現でき、食味を向上させる。
In addition, the
また、シャリ玉25の加熱や寿司種5をシャリ玉25に載せるのを購入者が行うことにより、食品の手作り感(自分で調理した食品)を味わうことができ、一層、食味を向上させ、あるいは、握り寿司4を家族(人)に提供する上での満足感が得られる。
In addition, the purchaser can taste the handmade feeling of food (food cooked by himself) by heating the
以上のように、本願の握り寿司4は、「切る、握る、解凍技術」の3点において、何の技術も要することなく提供されるので、一般家庭の食卓に職人の握った握り寿司4を提供することができる。
As described above, the
しかして、握り寿司4の一個の寿司種5(升目7)の大きさは、老人用、子供用、一般用等に、種々の人の口の大きさに対応する大きさに設定して、下側フィルムシート3により包装しているから、消費者の商品選択範囲を拡大させることができ、好適である。
Therefore, the size of one sushi seed 5 (rice cake 7) of
また、経木26のシャリ玉25とフィルム2の寿司種5とをセットにして、搬送用の化粧箱28に収納し、販売・流通させるだけでなく、フィルム2により真空包装した寿司種5は、夫々一個ずつの鮪、イカ、海老、穴子等の10個程の寿司種5を一人前として組合せて包装したり、あるいは、鮪、イカ、海老、穴子等の夫々を単一種類のみの10個程を包装販売可能であるから、消費者の商品選択を容易にして、好適である。
In addition, the
また、コハダや穴子等は事前に「酢締め」や「煮付け」の下処理を行った寿司種5に形成しているから、職人の握った握り寿司4を家庭に提供できる。
In addition, since kohada, conger, etc. are formed in the
1…搬送用トレー、3…下側フィルムシート、4…握り寿司、5…寿司種、11…台車、12…冷凍機、7…升目、8…載置用スケール、9…真空包装機、15…台、16…上側フィルムシート、20…密着部、25…シャリ玉、26…経木、28…化粧箱、29…蛇口、30…調理機、31…シャリ玉製造機。
DESCRIPTION OF
Claims (6)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005275952A JP2007082471A (en) | 2005-09-22 | 2005-09-22 | Method for producing frozen hand-rolled sushi |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005275952A JP2007082471A (en) | 2005-09-22 | 2005-09-22 | Method for producing frozen hand-rolled sushi |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007082471A true JP2007082471A (en) | 2007-04-05 |
Family
ID=37970089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005275952A Withdrawn JP2007082471A (en) | 2005-09-22 | 2005-09-22 | Method for producing frozen hand-rolled sushi |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007082471A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010022286A (en) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Aichi Pref Gov Keizai Nogyo Kyodo Kumiai Rengokai | Method for preparing sushi rice and sushi rice packaging container |
-
2005
- 2005-09-22 JP JP2005275952A patent/JP2007082471A/en not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010022286A (en) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Aichi Pref Gov Keizai Nogyo Kyodo Kumiai Rengokai | Method for preparing sushi rice and sushi rice packaging container |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4693900A (en) | Shaped pasta products | |
US20200196646A1 (en) | Method and system for manufacturing a cooked egg product | |
CN111671052A (en) | Making process of vacuum-packed, low-temperature slow-boiling for long time, quick-freezing and refrigerating and prefabricated cooked steak | |
WO2020168169A1 (en) | Food products for multifunction pressure cookers | |
JP3117517U (en) | Frozen nigiri sushi | |
JP2007082471A (en) | Method for producing frozen hand-rolled sushi | |
JP2000287654A (en) | Processed food material for spit-fried cutlet, and its production | |
WO2006090573A1 (en) | Process for producing bean curd skin, bean curd skin, bean curd skin picking tool and bean curd skin producing kit | |
FR2648320A1 (en) | PROCESS FOR COOKING A MEAT DISHWATER READY TO BE CONSUMED, AND MEAT DISH, PREPARED ACCORDING TO SAID METHOD | |
JPS5836355A (en) | Treatment for boiled or cooked rice | |
Brody | The market | |
JP6389939B2 (en) | Semi-raw frozen fish production method | |
EP0230194A1 (en) | Culinary preparation packaged without vacuum and preserved above zero, process and apparatus for making the same | |
JP2849321B2 (en) | Frozen egg food packaging | |
KR101797585B1 (en) | Processing method of sweet potato and processed sweet potato | |
KR101540241B1 (en) | Method for making a food made of rice | |
JPS60145065A (en) | Preparation of food using potato as main material | |
JP2017127282A (en) | Cooking rice set and cooking method thereof | |
JP2000083625A (en) | Set of fugu-nabe (globefish and the like cooked in pot at table) | |
CN209073436U (en) | A kind of chafing dish prefabrication and products thereof | |
JPS6129275Y2 (en) | ||
JPH0423434Y2 (en) | ||
JPH0356236Y2 (en) | ||
WO1997014315A1 (en) | A process and apparatus for preserving foodstuffs | |
US20180064150A1 (en) | Method for preparing a packaged potato millefeuille, and potato millefeuille produced |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081202 |