JP2007081262A - 電線引出部を有する筐体 - Google Patents

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Abstract

【課題】
グロメットを使用しない、簡易防水型の電線引出部を有する筐体を提供する。
【解決手段】
箱10と蓋12の合わせ目に電線引出部16を有する筐体において、電線引出部16に、前記合わせ目の壁厚方向に、長軸が合わせ目方向と直角方向に向く縦長楕円通路20と、長軸が合わせ目方向に向く横長楕円通路22とを交互に設ける。縦長楕円通路20及び横長楕円通路22の長径Lは電線外径dよりも大きく、短径Sは電線外径dよりも小さく設定する。縦長楕円通路20は、合わせ目14aの片側に形成された深い溝32と、反対側に形成された浅い溝34との組合せで構成し、横長楕円通路22は、合わせ目14bの両側に同じ深さに形成された半楕円溝36、36の組合せで構成する。縦長楕円通路20と横長楕円通路22は中心軸線が一致するように形成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電気・電子部品や機器を内蔵する筐体に関し、特に、箱と蓋の合わせ目に電線(ケーブルを含む)引出部を有する筐体に関するものである。
例えば、自動車用の電気接続箱や電子部品内蔵コネクタなどで、筐体の内部から外部に電線を引き出す場合(筐体の外部から内部に電線を導入する場合と同義)には、防水性を確保するために、箱と蓋の合わせ目や、箱の中腹などに設けられた貫通穴にグロメットを装着し、このグロメットを通して電線を引き出す構造とするのが一般的である(特許文献1参照)。
実開昭63−146916号公報
グロメットを用いる電線引出構造は、防水性は確実であるが、グロメットの部品代がかかると共に、グロメットの組み付けに手間がかかるので、コスト高になるという難点がある。また、電線引出構造において、単にグロメットを省略して防水を図ろうとすると、電線引出部の穴の大きさを電線の断面積よりも小さくする必要が生じるが、このようにすると、箱と蓋の間に電線の被覆が挟まるなどして隙間ができてしまい、防水性が低下する。さらに、箱と蓋は便宜を図るために、ロック爪と掛け止め部からなるスナップフィットで合体固定されることが多いが、スナップフィットによる箱と蓋の固定構造は、僅かな隙間(ガタ)を必然的に生ずる構造であるため、箱と蓋の合わせ目を完全に閉じたり、電線を電線引出部の穴に隙間なく挟んだりすることは困難となり、防水性を確保することがきわめて困難となる。
本発明は、筐体の電線引出部と電線との間にグロメット等の防水部材を介在させることなく防水性を確保することができる、電線引出部を有する筐体を提供することにある。
この目的を達成するため、本発明は、箱と蓋の合わせ目に電線引出部を有する筐体において、前記電線引出部には、前記合わせ目の壁厚方向に、長軸が合わせ目方向と直角方向に向く縦長楕円通路と、長軸が合わせ目方向に向く横長楕円通路とが交互に設けられ、前記縦長楕円通路及び横長楕円通路の長径が電線外径よりも大きく、短径が電線外径よりも小さく設定されていることを特徴とするものである。
本発明において、箱と蓋の合わせ目の電線引出部以外の部分は、壁厚方向に合わせ目の高さ位置が変化するように段差が設けられており、電線引出部の縦長楕円通路と横長楕円通路は、電線引出部以外の部分の合わせ目の高さ位置の変化に対応して設けられていることが好ましい。
また本発明において、箱と蓋の合わせ目の電線引出部以外の部分は、壁厚方向に合わせ目の高さ位置が変化するように段差が設けられており、この段差で対向する箱側の段差面と蓋側の段差面は、箱と蓋を合体させたときに密接するような断面形状に形成されていることが好ましい。
また本発明において、縦長楕円通路は、合わせ目の片側に形成された深い溝と、反対側に形成された浅い溝との組合せで構成され、横長楕円通路は、合わせ目の両側に同じ深さに形成された半楕円溝の組合せで構成され、縦長楕円通路と横長楕円通路は中心軸線が一致するように形成されていることが好ましい。
また本発明において、電線引出部が複数接近して設けられている場合には、電線引出部の間の箱及び/又は蓋の外面に仕切壁を突設することが好ましい。
また本発明においては、電線引出部付近の箱及び/又は蓋の外面に、電線の周りの一部又は全部を覆う張り出し部を突設することが好ましい。
また本発明においては、箱及び蓋の外面側に縦長楕円通路を設けることが好ましい。
本発明は、箱と蓋の合わせ目で電線を挟み付けて防水性を得る方式であるが、単なる挟み付けではなく、電線引出部を通過する電線を、縦長楕円通路の部分で断面縦長楕円形に圧縮変形させ、横長楕円通路の部分で断面横長楕円形に圧縮変形させることで、水の浸入経路を遮断するものである。本発明によれば、グロメット等の防水部材を使用した場合のような完全防水構造とまではいかないが、グロメット等の防水部材を使用せずに簡易防水・防塵構造を得ることができ、電線引出部のコストダウンを図ることができる。
また、箱と蓋の合わせ目の電線引出部以外の部分に、壁厚方向に合わせ目の高さ位置が変化するように段差を設け、電線引出部の縦長楕円通路と横長楕円通路を、電線引出部以外の部分の合わせ目の高さ位置の変化に対応して設けることにより、防水性をより確実にすることができる。
また、箱と蓋の合わせ目の電線引出部以外の部分に、壁厚方向に合わせ目の高さ位置が変化するように段差を設け、この段差で対向する箱側の段差面と蓋側の段差面を、箱と蓋を合体させたときに密接するような断面形状に形成しておけば、防水性をさらに確実にすることができる。
また、前記縦長楕円通路を、合わせ目の片側(例えば蓋側)に形成された略U字形の深い溝と、反対側(例えば箱側)に形成された浅い溝との組合せで構成すると、筐体の蓋を閉じるときに、電線の被覆の両側を挟み込むことなく、より確実に電線を断面縦長楕円形に変形させることができる。加えて、横長楕円通路を、合わせ目の両側に同じ深さに形成された溝の組合せで構成すると、筐体の蓋を閉じるときに、電線を、断面横長楕円形に圧縮変形させつつ、その隣で電線を縦長楕円通路の深い方の溝に押し込むことができる。したがって、蓋を閉じるときに電線を、容易に確実に、断面縦長楕円形と断面横長楕円形に交互に変形させることができ、より高い防水性を得ることができる。
また、電線引出部を複数接近して設ける場合は、電線引出部の間の箱及び/又は蓋の外面に仕切壁を設けておくと、筐体の外面近くで電線を切断して終端とするときに、沿面距離を確保できるので、電流のリークを防止することができる。
また、電線引出部付近の箱及び/又は蓋の外面に、電線の周りの一部又は全部を覆う張り出し部を突設しておくと、電線引出部付近の箱と蓋の合わせ目に水滴がかかり難くなり、防水性を高めることができる。
また、縦長楕円通路と横長楕円通路を壁厚方向に交互に設ける場合、箱及び蓋の外面側すなわち壁厚方向の最も外側に縦長楕円通路を設けた方が、水が浸入し難くなる。
〔実施形態1〕 図1は本発明の一実施形態を示す。図において、10は筐体の箱(壁の一部のみを図示)、12は蓋(壁の一部のみを図示)、14は箱10と蓋12の合わせ目、16は合わせ目14に設けられた電線引出部、18は筐体の内部から外部に引き出される電線、18aは電線18の導体、18bは電線18の絶縁被覆である。
電線引出部16には、合わせ目14の壁厚方向に、長軸が合わせ目方向と直角方向に向く縦長楕円通路20と、長軸が合わせ目方向に向く横長楕円通路22とが交互に設けられている。この実施形態では、電線引出部16が合わせ目14の壁厚方向に3分割され、壁厚方向の両端側に縦長楕円通路20が、中間に横長楕円通路22が設けられている。縦長楕円通路20及び横長楕円通路22の長径Lは電線外径dよりも大きく、短径Sは電線外径dよりも小さく設定されている。縦長楕円通路20及び横長楕円通路22の断面積は、電線18の断面積とほぼ同じである。
このような構成にすると、電線引出部16に電線18を挟んで、蓋12を閉じ、蓋12を箱10に図示しないロック機構又はネジ止め機構などで固定すると、縦長楕円通路20では電線18が断面縦長楕円形に圧縮変形し、横長楕円通路22では電線18が断面横長楕円形に圧縮変形する。その結果、縦長楕円通路20と横長楕円通路22の境目に電線被覆18bの段差ができ、合わせ目14に沿う水の浸入経路は、前記段差で遮断されるので、水の浸入を防止することができる。塵埃の浸入も防止できることはもちろんである。
つまり本発明は、電線引出部においてグロメット等の防水部材を省略して防水を図る際に、電線引出部の穴の大きさを電線の断面積より小さくするのではなく、電線引出部の穴の大きさは電線の断面積とほぼ同等とし、形状を楕円形にすることにより、電線引出部で電線の被覆部分を圧縮変形させ、筐体の壁厚方向でこの楕円形の向きを変えることで、電線の被覆部分が筐体の箱と蓋との間にほとんど挟み込まれることのない、簡易防水構造を実現したものである。
〔実施形態2〕 図2及び図3は本発明の他の実施形態を示す。図1の実施形態は箱と蓋の合わせ目が平らな場合を想定したものであるが、箱と蓋の合わせ目が平らであると、電線引出部で水の浸入を防止しても、合わせ目からの水の浸入を防止することが難しい。箱と蓋の合わせ目からの水の浸入を防止するためには、合わせ目に段差を設けて、段差面で水の浸入経路を遮断することが有効である。例えば図4に示すように、箱10と蓋12の合わせ目を壁厚方向に3分割して、両外側の合わせ目14aの位置が中間の合わせ目14bの位置よりも低くなるような段差を設け、段差面で水の浸入経路を遮断するのである。言い換えれば、箱10と蓋12の合わせ目の、一方に突条24を、他方に溝26を形成して、突条24と溝26を嵌合させることで、壁厚方向の水の浸入経路を遮断するのである。
この場合、図4に示すように、溝26の両側縁の角部28が、突条24の両側面(段差面)に他の部分よりも強く接触して止水線となるように、かつ突条24の頂部と溝26の奥部との間に水切り用の隙間30ができるように、突条24と溝26の断面形状を設定することが特に好ましい。また図5(A)に示すように、突条24の両側面(段差面)をテーパー状にし、溝26の両内壁面(段差面)を平行にして、突条24と溝26を嵌合させたときに、同図(B)のように突条24の両側面と溝26の両内壁面が密接するようにしてもよい。
なお、箱10と蓋12の合わせ目を壁厚方向に3分割して、両外側の合わせ目14aの位置が中間の合わせ目14bの位置よりも低くなるような段差を設ける構造は、蓋12を箱10に固定する機構がロック機構のように多少ガタを発生しやすいものであっても簡易防水が可能である。
この実施形態2は、図4又は図5のような箱と蓋の合わせ目を有する筐体に適用される。図2及び図3において図1と同一部分には同一符号を付してある。図2は電線引出部16に電線18を挟んで蓋12を閉じた状態であり、図3は蓋12を閉じる前の状態である。この実施形態でも、電線引出部16が壁厚方向に3分割され、壁厚方向の両端側に縦長楕円通路20が、中間に横長楕円通路22が設けられている点、縦長楕円通路20及び横長楕円通路22の長径Lが電線外径dよりも大きく、短径Sが電線外径dよりも小さく設定されている点、縦長楕円通路20及び横長楕円通路22の断面積が電線18の断面積とほぼ同じである点などは、実施形態1と同じである。
この実施形態2が実施形態1と異なる点は、縦長楕円通路20が、合わせ目14aの片側(蓋12側)の壁に形成された略U字形の深い溝32と、反対側(箱10側)の壁に形成された浅い溝34との組合せで構成され、横長楕円通路22が、合わせ目14bの両側の壁に同じ深さに形成された半楕円溝36、36の組合せで構成されていることである。縦長楕円通路20と横長楕円通路22は、蓋12を閉じた状態で、中心軸線が一致するように形成されている。また横長楕円通路22の両側の合わせ目14bは、蓋12を閉じた状態で、隙間ができるように形成されている(図2A、C参照)。なお、図2(B)、(C)において、2点鎖線は圧縮される前の電線の断面(円形)を示す。
つまり、この実施形態2では、箱10と蓋12の合わせ目の電線引出部16以外の部分は、壁厚方向に合わせ目の高さ位置が変化するように段差が設けられており、電線引出部16の縦長楕円通路20と横長楕円通路22は、電線引出部16以外の部分の合わせ目の高さ位置の変化に対応して設けられている(合わせ目の高さ位置が低い壁厚部分には縦長楕円通路20が、高い壁厚部分には横長楕円通路22が設けられている)。すなわち、合わせ目の高さ位置が電線引出部の孔のほぼ中心の高さとなっている壁厚部分には横長楕円通路22が設けられ、合わせ目の高さ位置が電線引出部の孔のほぼ中心の高さと異なる高さとなっている壁厚部分には縦長楕円通路20が設けられている。この場合、箱と蓋の合わせ目の高さの位置(図2の14a、14b)の少なくとも1つが、電線引出部の孔のほぼ中心の高さとなっていることが望ましい。
上記のような構成で防水性が得られる理由は次のとおりである。まず図3のように蓋12を開いた状態で、電線引出部16に電線18を配置した後、蓋12を閉じていく。すると電線18(正確には被覆18b)が、略U字形の深い溝32に押し込まれると共に、半楕円溝36、36によって上下から押し潰される。なお、略U字形の深い溝32の両側縁は、電線が押し込まれやすいように面取りされている。そして最終的には図2に示すように、電線18が、縦長楕円通路20では断面縦長楕円形に、横長楕円通路22では断面横長楕円形に圧縮変形して、電線18の表面が、縦長楕円通路20、横長楕円通路22及びその境目の内面に密着する。この状態でも、合わせ目14aの電線18表面に沿う部分と、合わせ目14bには、壁厚方向の隙間が残るが、これらの隙間は、電線18の断面形状が縦長楕円形から横長楕円形に変化する部分で連通が遮断されるため、水の浸入を防止することができる。塵埃の浸入も防止できることはもちろんである。
〔実施形態3〕 図6は本発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、図6(A)に示すように、箱10と蓋12の合わせ目を壁厚方向に2分割して、その片方の合わせ目14aが他方の合わせ目14bよりも低くなるような段差を設けて、段差面で水の浸入経路を遮断するようにした筐体に適用される。
この実施形態では、電線引出部16が壁厚方向に2分割され、壁厚方向の片側に縦長楕円通路20が、反対側に横長楕円通路22が設けられている。縦長楕円通路20及び横長楕円通路22の長径Lが電線外径dよりも大きく、短径Sが電線外径dよりも小さく設定されている点、縦長楕円通路20及び横長楕円通路22の断面積が電線18の断面積とほぼ同じである点などは、実施形態1、2と同じである。
また、縦長楕円通路20が、合わせ目14aの片側(蓋12側)の壁に形成された略U字形の深い溝32と、反対側(箱10側)の壁に形成された浅い溝34との組合せで構成され、横長楕円通路22が、合わせ目14bの両側の壁に同じ深さに形成された半楕円溝36、36の組合せで構成されていること、縦長楕円通路20と横長楕円通路22が、蓋12を閉じた状態で、中心軸線が一致するように形成されていること、横長楕円通路22の両側の合わせ目14bが、蓋12を閉じた状態で、隙間ができるように形成されていること等は実施形態2と同じである。
この実施形態の場合も、実施形態2と同じ理由により、水の浸入経路を遮断することができる。
なお、箱10と蓋12の合わせ目が図6(A)のような構成で、蓋12を箱10に合体させるのに、図7に示すような蓋12に形成した掛け止め部38と、箱10に形成したロック爪40とからなるスナップフィットを用いる場合には、合わせ目の段差で対向する蓋12側の段差面と箱10側の段差面の傾斜角を少し異ならせて、掛け止め部38をロック爪40に引っ掛けたときに、蓋12側の止水線28が、箱10側の段差面42に押し付けられるようにするとよい。
また、スナップフィットを用いる場合には、図8に示すように、合わせ目の段差で対向する蓋12側の段差面44と箱10側の段差面46を、掛け止め部38をロック爪40に引っ掛けたときに、互いに噛み合って密接するような断面形状に形成しておいてもよい。
〔実施形態4〕 図9は本発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、電線引出部16が複数、接近して設けられている場合に、電線引出部16の間の蓋12の外面に仕切壁48を突設したものである。このような仕切壁48を設けておくと、筐体の外面近くで電線18を切断して終端とするときに、沿面距離を確保できるので、電流のリークを防止できる。各電線引出部16の構成は実施形態2と同じであるので、詳細な説明は省略する。
〔実施形態5〕 図10は本発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、電線引出部16付近の箱10及び蓋12の外面に、電線18の周りを覆う張り出し部50を突設したものである。このような張り出し部50を設けておくと、電線引出部16に水滴がかかり難くなり、防水性を高めることができる。
〔実施形態6〕 図11は本発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、並列配置された複数本の電線18を連結部54により一体化してなる帯状電線52を、箱10と蓋12の合わせ目14a、14bから引き出す場合である。この場合は、帯状電線54の両端に位置する電線18だけを縦長楕円通路20で断面縦長楕円形に圧縮変形させ、中間に位置する電線18及び連結部54は、その外面と同じ形状の箱10及び蓋12の対向面を押し付けるだけで、防水性が得られる。
本発明の一実施形態を示す、(A)は側面図、(B)、(C)はそれぞれ(A)のB−B線、C−C線断面図。 本発明の他の実施形態を示す、(A)は側面図、(B)、(C)はそれぞれ(A)のB−B線、C−C線断面図。 図2の実施形態の、蓋を閉じる前の状態を示す、(A)は正面図、(B)は側面図。 図2の実施形態が適用される、箱と蓋の合わせ目の一例を示す断面図。 図2の実施形態が適用される、箱と蓋の合わせ目の他の例を示す、(A)は蓋を閉じる前の、(B)は蓋を閉じた後の断面図。 本発明のさらに他の実施形態を示す、(A)は側面図、(B)、(C)はそれぞれ(A)のB−B線、C−C線断面図。 図6の実施形態が適用される、箱と蓋の合わせ目の一例を示す断面図。 図6の実施形態が適用される、箱と蓋の合わせ目の他の例を示す断面図。 本発明のさらに他の実施形態を示す、(A)は正面図、(B)は平面図。 本発明のさらに他の実施形態を示す、(A)は正面図、(B)は(A)のB−B線断面図。 本発明のさらに他の実施形態を示す、(A)は正面図、(B)は背面図。
符号の説明
10:箱
12:蓋
14、14a、14b:合わせ目
16:電線引出部
18:電線
20:縦長楕円通路
22:横長楕円通路
32:略U字形の深い溝
34:浅い溝
36:半楕円溝
48:仕切壁
50:張り出し部

Claims (7)

  1. 箱と蓋の合わせ目に電線引出部を有する筐体において、前記電線引出部には、前記合わせ目の壁厚方向に、長軸が合わせ目方向と直角方向に向く縦長楕円通路と、長軸が合わせ目方向に向く横長楕円通路とが交互に設けられ、前記縦長楕円通路及び横長楕円通路の長径が電線外径よりも大きく、短径が電線外径よりも小さく設定されていることを特徴とする電線引出部を有する筐体。
  2. 箱と蓋の合わせ目の電線引出部以外の部分は、壁厚方向に合わせ目の高さ位置が変化するように段差が設けられており、電線引出部の縦長楕円通路と横長楕円通路は、電線引出部以外の部分の合わせ目の高さ位置の変化に対応して設けられていることを特徴とする請求項1記載の電線引出部を有する筐体。
  3. 箱と蓋の合わせ目の電線引出部以外の部分は、壁厚方向に合わせ目の高さ位置が変化するように段差が設けられており、この段差で対向する箱側の段差面と蓋側の段差面は、箱と蓋を合体させたときに密接するような断面形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の電線引出部を有する筐体
  4. 縦長楕円通路は、合わせ目の片側に形成された深い溝と、反対側に形成された浅い溝との組合せで構成され、横長楕円通路は、合わせ目の両側に同じ深さに形成された半楕円溝の組合せで構成され、縦長楕円通路と横長楕円通路は中心軸線が一致するように形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電線引出部を有する筐体。
  5. 電線引出部が複数接近して設けられ、電線引出部の間の箱及び/又は蓋の外面に仕切壁が突設されている請求項1ないし4のいずれかに記載の電線引出部を有する筐体。
  6. 電線引出部付近の箱及び/又は蓋の外面に、電線の周りの一部又は全部を覆う張り出し部が突設されている請求項1ないし5のいずれかに記載の電線引出部を有する筐体。
  7. 箱及び蓋の外面側に縦長楕円通路が設けられている請求項1ないし6のいずれかに記載の電線引出部を有する筐体。
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