JP2007080337A - ディスク装置及びディスクローディング機構 - Google Patents

ディスク装置及びディスクローディング機構 Download PDF

Info

Publication number
JP2007080337A
JP2007080337A JP2005265055A JP2005265055A JP2007080337A JP 2007080337 A JP2007080337 A JP 2007080337A JP 2005265055 A JP2005265055 A JP 2005265055A JP 2005265055 A JP2005265055 A JP 2005265055A JP 2007080337 A JP2007080337 A JP 2007080337A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
connecting member
stopper
cam slider
engaging portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005265055A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3862733B1 (ja
Inventor
Akihiro Fukazawa
昭浩 深沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2005265055A priority Critical patent/JP3862733B1/ja
Priority to PCT/JP2006/307195 priority patent/WO2007032113A1/ja
Priority to US11/921,941 priority patent/US7971212B2/en
Priority to CNB2006800274113A priority patent/CN100568363C/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP3862733B1 publication Critical patent/JP3862733B1/ja
Publication of JP2007080337A publication Critical patent/JP2007080337A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
    • G11B17/05Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit specially adapted for discs not contained within cartridges
    • G11B17/051Direct insertion, i.e. without external loading means
    • G11B17/0515Direct insertion, i.e. without external loading means adapted for discs of different sizes
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
    • G11B17/0401Details
    • G11B17/0402Servo control
    • G11B17/0404Servo control with parallel drive rollers

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

【課題】 直径の異なる光ディスクに対応可能で、構成が簡単なスロットイン方式のディスク装置及びそのローディング機構を提供する。
【解決手段】 光ディスクの収納位置を規制するディスクストッパ101と、ディスクストッパ101の移動範囲を規制するストッパアーム102と、ストッパアーム102に連動して移動可能な連結部材103と、連結部材103に係合可能なカムスライダ30とが設けられている。小径ディスクが挿入されると、連結部材103の第1の係合部とカムスライダ30の第1の係合部とが係合する。大径ディスクが挿入されると、大径ディスクが連結部材103のディスク当接部103bを押圧して変位させるため、連結部材103の第2の係合部とカムスライダ30の第2の係合部とが係合する。連結部材103とカムスライダ30との係合位置に応じて、ストッパアーム102が、ディスクストッパ101の規制するディスク媒体の収納位置を切り替える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えばCD(compact disk)やDVD(digital versatile disk)等のディスク媒体を直接的に収納及び排出するよう構成されたディスク装置、及びそのディスクローディング機構に関する。
スロットイン方式と呼ばれるディスク装置では、ディスク媒体をトレイに載せずに直接的に収納及び排出する。このようなディスク装置の内部には、ディスク媒体の外周縁に当接してその収納位置を規制するディスクストッパが設けられている。近年、直径の異なる複数種類のディスク媒体に対応するため、ディスクストッパは、ディスク媒体の収納排出方向に往復移動可能に構成されている(例えば、特許文献1参照)。
ディスクストッパは、ディスク媒体がディスク装置内に収納されたときには、その直径に応じた所定の位置まで移動してディスク媒体の外周縁に当接し、ディスク媒体の位置決めを行う。また、ディスクストッパは、ディスク媒体の位置決めが完了した後は、ディスクから離間するようになっている。
特許2955116号公報(第4−5頁、図1−3)
しかしながら、上述した従来のディスク装置では、ディスクストッパを駆動するために、フロントアーム、フロントアームスプリング、ディスクストッパ、ストッパアーム、ストッパアームスプリング、ロックアーム、ロックアームスプリング、ラックギアといった多数の部品が必要であり、製造コストが高いという問題があった。また、部品点数の多さのため構造が複雑になり、それに起因する不具合が生じる可能性もあった。
本発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、直径の異なる光ディスクに対応可能で、部品点数が少なく構成が簡単なディスク装置及びそのローディング機構を提供することを目的とする。
本発明に係るディスク装置は、直径の異なるディスク媒体をディスク装置に収納及び排出することが可能な搬送機構と、ディスク媒体の収納及び排出の方向に移動可能に設けられ、ディスク媒体に当接することによりディスク媒体の収納位置を規制するディスクストッパと、ディスクストッパの移動範囲を規制するストッパ規制部材と、ストッパ規制部材と連動して移動可能で、所定の直径のディスク媒体に押圧されて変位するディスク当接部を有し、更に第1及び第2の係合部を有する連結部材と、ディスク当接部が押圧されていない状態で連結部材の第1の係合部と係合する第1の係合部と、ディスク当接部が押圧されている状態で連結部材の第2の係合部と係合する第2の係合部とを有するカムスライダとを備える。連結部材の第1の係合部とカムスライダの第1の係合部とが係合しているときと、連結部材の第2の係合部とカムスライダの第2の係合部とが係合しているときとで、ストッパ規制部材が、ディスクストッパの規制するディスク媒体の収納位置を切り替える。
本発明に係るディスク装置によれば、ディスク媒体が連結部材のディスク当接部を押圧するか否かによって、連結部材とカムスライダとの係合状態を異ならせ、それによってディスクストッパの規制するディスク媒体の収納位置を切り替えるようにしたので、きわめて簡単な構造で、ディスク媒体の位置決めを自動的に行うことができる。従来のディスク装置のように多数の構成部品を用いる必要がないため、構成が簡単で製造コストも安価であり、また構造の複雑さに起因する不具合の発生を防止することができる。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に係るディスク装置の構成及び動作について、図1〜図19を用いて説明する。
<装置の全体構成>
図1及び図2は、ディスク装置1を斜め上方から見た外観構成を示す斜視図である。図1は、直径8cmの光ディスクPD1をディスク装置1内に収納する途中の状態を示しており、図2は、この光ディスクPD1をディスク装置1内に収納した状態を示している。図3は、ディスク装置1の内部の主要構成部品を示す斜視図である。
以下の説明においては、説明の便宜上、光ディスク(ディスク媒体)の収納排出方向に平行な方向をY方向とし、光ディスクの記録面(主面)において上記Y方向と直交する方向をX方向とし、光ディスクの記録面に直交する方向をZ方向とする。Y方向に沿って、光ディスクの収納方向を+Y方向とし、排出方向を−Y方向とする。X方向に沿って、+Y方向を向いて右側を+X方向とし、左側を−X方向とする。Z方向に沿って、光ディスクのレーベル面側(上側)を+Z方向とし、記録面側(下側)を−Z方向とする。
図1に示すように、ディスク装置1は、メインシャーシ11とその上蓋であるカバーシャーシ9とで構成される基体10を有している。この基体10の1つの側面(−Y方向の端面)には、光ディスクを出し入れできるよう構成されたスロット状のディスク出入口SLが形成されている。
ディスク出入口SLは、X方向の長辺とZ方向の短辺とを有する矩形状の開口部であり、メインシャーシ11に設けられた開口部11hと、カバーシャーシ9に設けられた開口部9hとが合わされて形成されたものである。ディスク出入口SLの開口部9h側には、フラップ20と呼ばれる光ディスクの押さえ板が配設されている。
フラップ20は、矩形状の長尺の板状部材であり、その長手方向がディスク出入口SLの長手方向(すなわちX方向)と一致するように、ディスク出入口SLに挿入されている。フラップ20は、また、X方向の回転軸を中心として揺動できるように、カバーシャーシ9に支持されている。フラップ20は、収納方向(+Y方向)の端部と後述する搬送ローラ21(図3)との間で、光ディスクを挟み込んで保持できるように構成されている。
光ディスクが挿入されていないとき、また光ディスクの収納排出を行っているときには、フラップ20の板面が光ディスクの記録面に対してほぼ平行となっている。一方、光ディスクが挿入されている状態では、図2に示すように、フラップ20の板面が光ディスクの記録面に対して傾斜するようになっている。図2に示すようにフラップ20の板面が光ディスクの記録面に対して傾斜した状態では、フラップ20の揺動先端部が下降(−Z方向に変位)しており、ディスク出入口SLからの光ディスクの誤挿入を防止する。
カバーシャーシ9の上面(+Z方向側の面)において、中心よりややディスク出入口SL寄りの位置に、円筒状のクランパ収容部9aが設けられている。このクランパ収容部9a内には、光ディスクの保持するためのクランパ18が回転自在に収容されている。
このクランパ18は、Y方向に往復移動する光ディスクと干渉しないように、光ディスクの移動範囲より上側(+Z側)に取り付けられている。クランパ18の内部にはマグネットが収納されており、このマグネットと後述するターンテーブル52(図3)とが吸引し合うことによって、光ディスクがクランパ18とターンテーブル52との間で挟持される。
カバーシャーシ9の下側(−Z側)には、図3に示すように、ディスクストッパ101が配設されている。このディスクストッパ101は、光ディスクがディスク装置1内に収納される際に、光ディスクの外周縁に当接するように配置されている。また、ディスクストッパ101は、ターンテーブル52の近傍を初期位置として移動可能に構成されている。ディスクストッパ101は、カバーシャーシ9のX方向中心においてクランパ収容部9aよりも+Y方向に延在する溝部9gに案内され、Y方向に往復移動する。なお、ディスクストッパ101の構造の詳細については後述する。
図1及び図2に示すように、カバーシャーシ9の上面の左端部(−X方向端部)には、細長いストッパアーム(ストッパ規制部材)102が回動可能に設けられている。ストッパアーム102は長手方向の一端部(先端部とする。)が他端部(末端部とする。)よりも極端に幅が狭い形状を有している。ストッパアーム102の先端部には、その長手方向に延在するスリット102aが形成されており、ストッパアーム102の末端部には、−Z方向に突出したボス部102b(図3及び図11参照)が設けられている。
ストッパアーム102の先端部のスリット102aは、カバーシャーシ9の溝部9gを貫通してZ方向に突出するディスクストッパ101のボス部101a(図9参照)に係合している。これにより、ディスクストッパ101が溝部9gに沿って移動すると、それに連動してストッパアーム102が移動する。
図3に示すように、ストッパアーム102のボス部102bは、メインシャーシ11に取り付けられた連結部材103の開口部103aに係合している。この連結部材103は、コイルスプリング(弾性部材)104により+Y方向、つまり、ディスクストッパ101が初期位置に向けて押し戻される方向に付勢されている。
図1に示した状態では、光ディスクPD1がディスク装置1内に収納されておらず、ディスクストッパ101が初期位置にある。これに対し、図2に示すように光ディスクPD1がディスク装置1内に収納されると、スリット102aの位置からも分かるように、ディスクストッパ101が光ディスクPD1により押圧されて収納方向(+Y方向)に移動する。ディスクストッパ101の収納方向への移動に伴ってストッパアーム102が回動し、このストッパアーム102のボス部102bと係合した連結部材103(図3)が、コイルスプリング104(図3)の弾性力に抗して−Y方向に移動する。
図3に示すように、メインシャーシ11(図1)の内側には、トラバースユニット50が揺動自在に支持されている。トラバースユニット50は、方形の枠状体であるトラバースシャーシ51を基体としている。このトラバースシャーシ51は、光ディスクの収納方向(+Y方向)の端部に一対のボス部51a,51bを有し、このボス部51a,51bがメインシャーシ11の軸受部(図示せず)に係合している。これにより、トラバースシャーシ51が、ボス部51a,51bによって規定されるX方向の揺動軸P1を中心として、メインシャーシ11内で揺動可能となっている。
このようにトラバースシャーシ51は揺動軸P1を中心に揺動するので、トラバースシャーシ51の光ディスクの排出方向(−Y方向)の端部を揺動先端部と呼ぶ。このトラバースシャーシ51は、揺動により、次に説明するターンテーブル52を昇降させるものである。
トラバースシャーシ51の揺動先端部の近傍には、ターンテーブル52が設けられている。このターンテーブル52は、磁力により引き寄せられる性質を持つ鉄などの材料により形成され、又はそのような材料からなる部品を内蔵しており、クランパ18(図1)との間で光ディスクを挟持するようになっている。ターンテーブル52は、クランパ18との間で光ディスクを挟持した状態で、図示しないスピンドルモータ(ディスク駆動機構)の駆動力により光ディスクと一体的に回転する。
また、光ディスクに信号を記録し、又は光ディスクに記録された信号を再生する光ピックアップ(図示せず)は、トラバースシャーシ51の開口部51dに配設されている。この光ピックアップは、フィードモータ(図示せず)を駆動源として、光ディスクの半径方向に往復駆動する。
メインシャーシ(図1)には、光ディスクを搬送するためにX方向の軸線を中心として回転する搬送ローラ21と、搬送ローラ21の一端に固定されたローラギア22と、ローラギア22に係合する伝達ギア23と、伝達ギア23に係合する駆動ギア24とが、それぞれ回動自在に支持されている。駆動ギア24は、図示しないローディングモータ及びギア群により回転駆動される。
<カムスライダ30及び連結部材103の構成>
図4は、カムスライダ30を表面側(+Z側)から見た斜視図である。図5は、連結部材103がメインシャーシ11に取り付けられた状態を裏面側(−Z側)から見た斜視図である。図6は、連結部材103がメインシャーシ11に取り付けられた状態を表面側(+Z側)から見た斜視図である。図7は、連結部材103を表面側(+Z側)から見た斜視図である。図8は、連結部材103を裏面側(−Z側)から見た斜視図である。
カムスライダ30は、図3及び図4に示すように、メインシャーシ11の排出方向(−Y方向)の端部において、X方向に往復移動可能に支持されている。このカムスライダ30は、平面形状(XY面内の形状)が矩形状でX方向に長い第1片30pと、第1片30pのY方向の端部から−Z方向に延在する第2片30qとを有している。
第2片30qは、XZ面に平行な板面を有する板状部分であって、トラバースシャーシ51の図示しないカムピンに係合するカム溝30fが形成されている。カム溝30fは、カムスライダ30が+X方向に移動するとトラバースシャーシ51が上昇(+Z方向に変位)し、カムスライダ30が−X方向に移動するとトラバースシャーシ51が下降(−Z方向に変位)するように形成されている。
カムスライダ30の第1片30pの長手方向(+X方向)の一端から、ギア部30dが更に+X方向に延在している。ギア部30dは、平面形状が矩形状でX方向に細長く、その幅(Y方向寸法)は第1片30pよりも狭い。ギア部30dは、その+Y方向を向く側面に、ラック歯30aを有している。
カムスライダ30の−Y方向の端部(第2片30qとは反対側の端部)から、小片部30bが水平に(XY面と平行に)張り出し、ギア部30dと並行するように+X方向に延在している。この小片部30bは、フラップ20の開閉に寄与するものであるが、詳細な説明は省略する。
第1片30pの−X方向の端部(ギア部30d及び小片部30bとは反対側の端部)には、連結部材103と係合可能な第1の案内溝30m及び第2の案内溝30nが設けられている。第1の案内溝30m及び第2の案内溝30nは、カムスライダ30における第1の係合部を構成している。
第1の案内溝30mは、平面形状(XY面内の形状)が略ヘの字形をなしており、X方向に対して約45度傾斜して延在する第1の案内部m1と、X方向に平行な略直線状の第2の案内部m2とを有している。この第1の案内溝30mには、連結部材103の後述する第1のボス103d(図7)が係合するようになっている。
第2の案内溝30nは、平面形状(XY面内での形状)が略へ字形をなしており、X方向に対して僅かに傾斜して延在する第1の案内部n1と、X方向に平行な略直線状の第2の案内部n2とを有している。この第2の案内溝30nには、連結部材103の後述する第2のボス103e(図7)が係合するようになっている。
第1片30pの−X方向の端部(ギア部30d及び小片部30bとは反対側の端部)には、ボス30kが、+Z方向に立設されている。ボス30kは、連結部材103の後述する案内溝103h(図8)に係合するものである。このボス30kは、カムスライダ30における第2の係合部を構成している。
連結部材103は、図5及び図6に示すように、メインシャーシ11の−X方向の端部に、Y方向と略平行に往復可能に支持されている。連結部材103は、平面形状が矩形状でY方向に長い形状を有している。連結部材103の+Y方向及び−Y方向の各端部近傍からは、ボス103f,103gがそれぞれ−Z方向に突出している。
図5に示すように、メインシャーシ11には、連結部材103のボス103fに係合し、Y方向に延在する案内溝11cが形成されている。メインシャーシ11には、また、連結部材103のボス103gに係合可能な2つの案内溝11d,11eが形成されている。案内溝11eは、Y方向に延在している。また、案内溝11dは、案内溝11eからY方向に対して傾斜するように延在し、更に向きを変えてY方向に延在している。案内溝11c,11d,11eは、連結部材103を案内するための案内手段を構成している。
図6に示すように、連結部材103から+X方向に、フック部103cが張り出している。このフック部103cとメインシャーシ11のボス部11bの間には、コイルスプリング(弾性部材)104が掛け渡されている。このコイルスプリング104により、連結部材103が+Y方向に付勢され、なお且つボス103f(図5)を中心として一定方向、(ボス103gが+X方向に変位する方向)に回転するよう付勢されている。従って、連結部材103を−Y方向に付勢すると、連結部材103のボス103fは、メインシャーシ11の案内溝11cに案内され、もう一方のボス103gは、(案内溝11dではなく、より+X方向に位置する)案内溝11eに案内される。その結果、連結部材103が−Y方向に直進する。
図7に示すように、連結部材103の+Y方向の端部近傍には、+Z方向に開口する開口部103aが設けられている。また、連結部材103の−Y方向の端部近傍には、+Z方向に突出するディスク当接部103bが設けられている。ディスク当接部103bは、収納される光ディスクと当接するよう、光ディスクの搬送路内に突出している。開口部103aには、図3を参照して説明したストッパアーム102から−Z方向に突出するボス部102bが係合している。ストッパアーム102が回動すると、これに連動して、連結部材103がY方向に移動する。ディスク当接部103bが光ディスクの外周縁に押されて−X方向に変位し、同時にストッパアーム102により開口部103aが−Y方向に付勢された場合には、連結部材103のボス103fは、メインシャーシ11の案内溝11cに案内され、もう一方のボス103gは、(案内溝11eではなく、より−X方向に位置する)案内溝11dに案内される。その結果、連結部材103は、ボス103fを中心としてディスク当接部103bが−X方向に変位する方向に回動しつつ−Y方向に移動し、次いで−Y方向に直進することになる。
図8に示すように、連結部材103の−Y方向の端部近傍には、第1のボス103d及び第2のボス103eが、X方向に一定の距離をおいて設けられている。第1のボス103d及び第2のボス103eは、共に−Z方向に突出している。第1のボス103dは、カムスライダ30の第1の案内溝30m(図4)に係合し、第2のボス103eは、カムスライダ30の第2の案内溝30n(図4)に係合する。第1のボス103d及び第2のボス103eは、連結部材103における第1の係合部を構成する。
連結部材103の−Y方向の端部近傍には、案内溝103hが設けられている。案内溝103hは、連結部材103の長手方向がY方向を向いている状態で、X方向に対して約45度傾斜して斜めに延在する第1の案内部h1と、X方向に略直線状に延在する第2の案内部h2と、X方向に対して僅かに傾斜して延在する第3の案内部h3と、さらにX方向に略直線状に延在する第4の案内部h4とを有している。この案内溝103hは、カムスライダ30に立設されたボス30kと係合する。案内溝103hは、連結部材103における第2の係合部を構成する。
<ディスクストッパ101及びストッパアーム102の構成>
次に、ディスクストッパ101及びストッパアーム102の構成について説明する。図9は、ディスクストッパ101を表面側(+Z側)から見た斜視図である。図10は、ディスクストッパ101を裏面側(−Z側)から見た斜視図である。
図9及び図10に示すように、ディスクストッパ101は、板面がXY面に平行でX方向に長い形状の上面板101cと、上面板101cの−Z側に形成され、上面板101cの長手方向に沿って弧を描くように延在する側面板101eと、側面板101eの長手方向両端部にそれぞれ接するように上面板101cの裏面から−Z方向に突出する2本の当接柱101dとを有している。当接柱101dは、側面板101eの厚みよりも大きな直径を有しており、光ディスク(直径8cmの光ディスクPD1及び直径12cmの光ディスクPD2)の外周縁は、この当接柱101dに当接し、側面板101eには直接に接しないようになっている。
なお、図10には、光ディスクPD1,PD2がディスクストッパ101に当接した後、ディスクストッパ101が更に+Y方向に移動した状態での光ディスクPD1,PD2を一点鎖線で示している。ディスクストッパ101が光ディスクPD1,PD2から離間しているため、ディスクストッパ101が光ディスクPD1,PD2の回転に干渉することがない。
また、上面板101cの上面のX方向中央部からは、図1,2を参照して説明したボス部101aが+Z方向に立設されている。ボス部101aは、カバーシャーシ9の溝部9g(図1,2)と同程度の幅を有する基台101f上に配設されている。基台101fは、カバーシャーシ9の溝部9g(図1,2)に摺動可能に係合している。
ボス部101aをY方向に挟み込むように、基台101fのY方向両端部から、2つのガイド部101bが+Z方向に突出している。ガイド部101bは、カバーシャーシ9の溝部9g(図2)の幅より少し広い部材である。基台101fが溝部9gに係合している状態では、ガイド部101bは溝部9g上を溝幅方向に覆うように延在している。これにより、ディスクストッパ101が溝部9gから外れることを防止するとともに、ディスクストッパ101がボス部101aを中心として回動することを防止している。
ディスクストッパ101の初期位置は、ターンテーブル52の近傍に設定されている。より詳細には、ディスクストッパ101の初期位置は、光ディスクPD1を収納位置(光ディスクPD1の中心とターンテーブル52の中心とが一致する位置)に位置決めする際のディスクストッパ101の位置に対し、−Y方向の近傍に設定されている。
図11は、ストッパアーム102を裏面側から見た斜視図である。図11に示すように、ストッパアーム102の長手方向の一端部には、その長手方向に延在するスリット102aが設けられている。ストッパアーム102の他端部には、−Z方向に延在するボス部102bが設けられている。ストッパアーム102の長手方向における略中央部には、ストッパアーム102の回転中心を規定する軸部102cが設けられている。
<8cm光ディスクの収納動作>
次に、図12、図13及び図14を参照して、直径8cmの光ディスクPD1の収納動作について説明する。
図12(a)は、搬送ローラ21(図3)によって光ディスクPD1がディスク装置1内に収納され、光ディスクPD1の外周縁がディスクストッパ101に当接した直後の状態を示す斜視図である。図12(a)並びに後述する図13(a)及び図14(a)では、カバーシャーシ9、及びディスクストッパ101との関連が薄い構成要素については、図示を省略する。図12(b)は、図12(a)に示した状態での連結部材103とカムスライダ30との位置関係を示す斜視図である。
図12(a)に示すように光ディスクPD1がディスクストッパ101に当接した直後は、ターンテーブル52(図3)はまだ最も下降した位置にある。また、図12(b)に示すように、連結部材103とカムスライダ30とは互いに係合していない。
図13(a)は、図12(a)に示した状態からディスクストッパ101をさらに収納方向(+Y方向)に押し込み、ターンテーブル52(図3)の中心と光ディスクPD1の中心とがほぼ一致した状態を示す斜視図である。図13(b)は、図13(a)に示した状態での連結部材103とカムスライダ30との位置関係を示す斜視図である。
図13(a)に示すように、ディスクストッパ101をさらに収納方向(+Y方向)に押し込むと、ストッパアーム102に連動して、連結部材103が−Y方向にスライドする。更に、連結部材103の−Y方向へのスライドにより、カムスライダ30が僅かに+X方向に移動し、その結果、カムスライダ30のギア部30dが駆動ギア24に達し、駆動ギア24と噛み合う。次いで、駆動ギア24の回転駆動力によりカムスライダ30が+X方向にさらに移動し、これに伴い、カムスライダ30のカム溝30f(図4)とトラバースシャーシ51(図3)の図示しないカムピンとの係合により、トラバースシャーシ51が回動軸51a,51b(図3)を中心として+Z方向に揺動する。これにより、ターンテーブル52(図3)がクランパ18(図1)に接近する。
この動作について、図13(b)を参照してさらに詳しく説明する。連結部材103が−Y方向にスライドすると、連結部材103の第1のボス103dがカムスライダ30の第1の案内溝30mに係合する。第1のボス103dが第1の案内溝30mの第1の案内部m1に係合すると、第1の案内部m1の傾斜のため、カムスライダ30が+X方向に移動する。その結果、カムスライダ30のギア部30dが駆動ギア24(図3)に噛み合う。この状態から駆動ギア24が回転することにより、カムスライダ30が更に+X方向に移動し、第1のボス103dは第1の案内溝30mの第2の案内部m2に係合する。第2の案内部m2はX方向に延在しているため、連結部材103の−Y方向への移動は阻止され、ディスクストッパ101の位置も規制されることになる。この状態では、ターンテーブル52の中心と光ディスクPD1の中心とがほぼ一致した状態が維持されるため、トラバースシャーシ51の揺動によりターンテーブル52が上昇してディスクPD1を保持する動作が確実に行われる。
図14(a)は、ターンテーブル52(図3)が完全に上昇して、クランパ18(図1)とターンテーブル52との間で光ディスクPD1が保持された状態を示す斜視図である。図14(b)は、図14(a)に示した状態での連結部材103とカムスライダ30との位置関係を示す斜視図である。
図14(a)に示した状態では、駆動ギア24(図3)の回転駆動力によりカムスライダ30が更に+X方向に移動し、ディスクストッパ101が更に収納方向(+Y方向)に移動する。これにより、ディスクストッパ101が光ディスクPD1から離間し、光ディスクPD1が回転する際に、ディスクストッパ101が光ディスクPD1に干渉することが防止される。
この動作について図14(b)を参照してさらに詳細に説明する。カムスライダ30が+X方向に更に移動すると、連結部材103の第1のボス103dが、カムスライダ30の第1の案内溝30mから抜け出る一方、連結部材103の第2のボス103eがカムスライダ30の第2の案内溝30nに係合する。第2のボス103eが、第2の案内溝30nの第1の案内部n1に係合すると、第1の案内部n1の傾斜のため、連結部材103が−Y方向に僅かにスライドし、これによりストッパアーム102を介してディスクストッパ101が収納方向(+Y方向)に僅かに移動する。その後、第2のボス103eが第2の案内溝30nの第2の案内部n2に係合し、ディスクストッパ101の移動が終了し、その位置でディスクストッパ101の位置が規制される。このようにして、ディスクストッパ101が光ディスクPD1から離間した位置で停止する。
なお、ここでは、カムスライダ30の第1の係合部として、第1の案内溝30mと第2の案内溝30nとを別々に設けた。しかしながら、第2の案内溝30nを、第1の案内溝30mの−X方向につながるように構成し、連結部材103の第1のボス103dが第1の案内溝30mと第2の案内溝30nとに連続的に係合するようにしてもよい。この場合、第2のボス103eを不要とすることができる。しかしながら、この場合、第2の案内溝30nがカムスライダ30の−X方向に張り出すことになるため、ディスク装置のX方向の寸法が増加してしまう。つまり、上述したようにカムスライダ30に第1の案内溝30mと第2の案内溝30nとを別々に設け、それぞれに連結部材103の第1のボス103dと第2のボス103eとを係合させることで、カムスライダ30のX方向の寸法を小さくすることができる。その結果、X方向の寸法の小さいディスク装置を得ることができる。
<12cm光ディスクの収納動作>
図15は、直径12cmの光ディスクPD2をディスク装置1内に収納する前の状態を示す斜視図である。図16は、直径12cmの光ディスクPD2をディスク装置1内に収納した後の状態を示す斜視図である。
図15に示した状態では、光ディスクPD2がディスク装置1内に収納されておらず、ディスクストッパ101は初期位置にある。図16に示すように、光ディスクPD2がディスク装置1内に収納されると、ボス部101aの位置からも分かるように、ディスクストッパ101が光ディスクPD2に押されて+Y方向(収納方向)に移動し、ディスクストッパ101は8cm光ディスクPD1の収納位置より更に+Y方向に移動する。図15から図16にかけてのディスク装置1の動作について、図17〜図19を参照して更に説明する。
図17(a)は、搬送ローラ21(図3)によって光ディスクPD2がディスク装置1内に収納され、光ディスクPD2の外周縁がディスクストッパ101に当接した直後の状態を示す斜視図である。図17(a)並びに後述する図18(a)及び図19(a)では、カバーシャーシ9、及びディスクストッパ101との関連が薄い構成要素については、図示を省略する。図17(b)は、図17(a)に示した状態での連結部材103とカムスライダ30との位置関係を示す斜視図である。
上述したように、ストッパアーム102は、通常、直径8cmの光ディスクPD1に応じた範囲でしか動作せず、この範囲を超えるようにディスクストッパ101を収納方向に動かすことはできない。しかし、直径12cmの光ディスクPD2をディスク装置1内に収納する場合には、8cmの光ディスクPD1を収納する場合よりも更にディスクストッパ101を+Y方向に移動させなければならない。そのための構成が、連結部材103に設けられたディスク当接部103bである。
ディスク当接部103bは、上述したように、連結部材103の−Y方向の一端部(ディスク出入口SLに近い側の端部)から+Z方向に延在しており、収納される光ディスクPD2の外周縁が接触するだけの長さを有している。また、ディスク当接部103bの水平面内(XY面内)での初期位置は、直径12cmの光ディスクPD2を収納する際には光ディスクPD2の外周縁に接触するが、直径8cmの光ディスクPD1を収納する際には光ディスクPD1の外周縁に接触しない位置に設定されている。
図17(a)に示した状態では、光ディスクPD2の半分以上がディスク装置1内に収納されているが、光ディスクPD2の外周縁は、ディスクストッパ101に当接するとともに、ディスク当接部103bにも当接している。
連結部材103は、ディスクストッパ101が初期位置にあるときのみボス103fを中心に回動可能である。これは、ディスクストッパ101が初期位置にある状態で、図5に示した連結部材103のボス103gが案内溝11d,11eのいずれかに選択的に移行可能となるからである。連結部材103は、ディスク当接部103bが光ディスクPD2の外周縁に押圧されることにより−X方向に変位(回動)し、更にボス103gがメインシャーシ11の案内溝11d(12cmディスク用案内溝)に案内されることにより−Y方向に移動する。
図17(b)に示した状態では、連結部材103の案内溝103hとカムスライダ30のボス30kとは係合していない。しかしながら、光ディスクPD2の外周縁に押圧されて連結部材103が−X方向に変位すると、連結部材103の案内溝103hがカムスライダ30のボス30kと係合可能なX方向位置まで達するため、連結部材103が更に−Y方向に直進移動すると、ボス30kと案内溝103hとが係合する。なお、図17(b)に示した状態から、ボス30kと案内溝103hが係合するまでの間は、光ディスクPD2は更に+Y方向に進み、連結部材103は−Y方向に移動することになる。
図18(a)は、光ディスクPD2がディスクストッパ101に当接した後、ディスクストッパ101を更に+Y方向に押し込み、ターンテーブル52の中心と光ディスクPD2の中心とが一致した状態を示す斜視図である。図18(a)に示した状態では、ストッパアーム102に連動して連結部材103が−Y方向に移動し、連結部材103とカムスライダ30との係合によりカムスライダ30は+X方向に移動する。
カムスライダ30の+X方向の移動により、カムスライダ30のギア部30dが駆動ギア24(図3)と噛み合い、駆動ギア24の回転駆動力によりカムスライダ30が+X方向に更に移動する。カムスライダ30のX方向の移動に伴って、トラバースシャーシ51が+Z方向に揺動し、ターンテーブル52(図3)がクランパ(図1)に接近する。
この動作について図18(b)を参照してさらに詳細に説明する。連結部材103が−Y方向にスライドすると、カムスライダ30のボス30kが連結部材103の案内溝103hの第1の案内部h1に係合する。これにより、カムスライダ30が僅かに+X方向に移動する。その結果、カムスライダ30のギヤ部30d(図4)が駆動ギア24(図3)に歯み合い、駆動ギア24の回転駆動力によりカムスライダ30が+X方向にさらに移動し、なお且つ案内溝103hの第2の案内部h2とボス30kとが係合する。これにより連結部材103の−Y方向への移動は阻止され、ディスクストッパ101の位置が規制されることになる。この状態では、ターンテーブル52の中心と光ディスクPD1の中心とがほぼ一致した状態が維持されるため、トラバースシャーシ51の揺動によりターンテーブル52が上昇してディスクPD1を保持する動作が確実に行われる。
図19(a)は、ターンテーブル52(図3)が完全に上昇して、クランパ18(図1)とターンテーブル52との間で光ディスクPD2が保持された状態を示す斜視図である。図19(b)は、図19(a)に示した状態での連結部材103とカムスライダ30との位置関係を示す斜視図である。
図19(a)に示した状態では、駆動ギア24(図3)の回転駆動力によりカムスライダ30が更に+X方向に移動し、ディスクストッパ101が更に+Y方向に移動する。これにより、光ディスクPD2がディスクストッパ101から離間し、光ディスクPD2が回転する際に、ディスクストッパ101が光ディスクPD2に干渉することが防止される。
この動作について図19(b)を参照してさらに詳細に説明する。カムスライダ30が+X方向に更に移動すると、案内溝103hの第3の案内部h3とカムスライダ30のボス30kとが係合する。案内溝103hの第3の案内部h3の傾斜により、連結部材103が−Y方向にスライドし、これと連動してディスクストッパ101が+Y方向(収納方向)に移動する。その後、カムスライダ30のボス30kが案内溝103hの第4の案内部h4に係合することで、ディスクストッパ101の移動が終了し、その位置でディスクストッパ101の位置が規制される。このようにして、ディスクストッパ101が光ディスクPD2から離間する。
なお、本実施の形態では、12cmの光ディスクPD2を位置決めするための連結部材103の第2の係合部を案内溝103hとし、カムスライダ30の第2の係合部をボス30kとした。これに対し、連結部材103の第2の係合部をボスとし、カムスライダ30の第2の係合部を案内溝とする構成も可能である。但し、この場合、案内溝がカムスライダ30の−X方向に張り出すため、ディスク装置のX方向の寸法が増大することとなる。本実施の形態では、連結部材103の第2の係合部を案内溝103hとし、カムスライダ30の第2の係合部をボス30kとすることにより、カムスライダ30のX方向の寸法を小さくすることができる。その結果、X方向の寸法の小さいディスク装置を得ることができる。
以上説明したように、本実施の形態に係るディスク装置は、光ディスクの直径に応じて連結部材103とカムスライダ30との係合位置が切り替わるよう構成されており、これによりディスクストッパ101のY方向における移動範囲を切り替えている。従って、直径の異なる光ディスクに対して、Y方向(収納排出方向)における位置決めを自動的に行うことが可能となる。
特に、光ディスクの直径に応じて、連結部材103の第1の係合部(第1のボス103d及び第2のボス103e)とカムスライダ30の第1の係合部(第1の案内溝30m及び第2の案内溝30n)とを係合させ、また、連結部材103の第2の係合部(案内溝103h)とカムスライダ30の第2の係合部(ボス30k)とを係合させるようにしたので、構造を簡単化することができ、その結果、構造の複雑化に伴う不具合の発生を防止することができる。
さらに、ディスク媒体の収納位置への位置決めが完了したのち、ディスクストッパ101をディスク媒体に当接しない位置に退避させるようにしたので、回転するディスク媒体に対する干渉を防止できる。
また、ディスクストッパ101が光ディスクを排出するよう、コイルスプリング104により連結部材103を+Y方向に付勢するようにしたので、ディスク媒体の排出後、連結部材103、ストッパアーム102及びディスクストッパ101を初期位置に復帰させることができる。
さらに、12cmのディスク媒体によってディスク当接部103bが押圧されたときには、連結部材103を案内溝11dによって斜め方向に案内するようにしたので、12cmのディスク媒体が挿入される場合には、カムスライダ30のボス30kを連結部材103の案内溝103hに係合させることができ、これにより、簡単な構成で切り替えを行うことができる。
カムスライダ30は、連結部材103との係合によって移動する領域と、駆動ギア24からの動力伝達を受けて移動する領域とがあるため、トラバースユニット51の昇降のための駆動源を利用してディスクストッパ101を移動させることができる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2は、連結部材103及びカムスライダ30の別の構成例に関するものであり、他の構成要素は実施の形態1と同様である。
図20は、本実施の形態に係る連結部材103及びカムスライダ30を示す斜視図である。上述した実施の形態1では、カムスライダ30が+X方向に移動してターンテーブル52を上昇させるよう構成したが、本実施の形態では、カムスライダ30が−X方向に移動してターンテーブル52を上昇させる。
連結部材103の裏面には、係合部としてボス103dのみが設けられており、実施の形態1で説明した第2のボス103e及び案内溝103h(図8)は設けられていない。カムスライダ30には、第1の案内溝30m(第1の係合部)及び第2の案内溝30k(第2の係合部)が形成されている。8cmの光ディスクPD1を位置決めする場合(光ディスクがディスク当接部103bを押圧しない場合)には、連結部材103のボス103dがカムスライダ30の第1の案内溝30mに係合し、軌跡D1上を移動する。12cmの光ディスクPD2を位置決めする際(光ディスクがディスク当接部103bを押圧する場合)には、連結部材103のボス103dがカムスライダ30の案内溝30kに係合し、軌跡D2上を移動する。
第1及び第2の案内溝30m,30kの傾斜部分は、連結部材103を−Y方向に移動させるとカムスライダ30が−X方向(矢印W方向)に移動するように傾斜している。そのため、連結部材103のギア部30dは、初期状態では、駆動ギア24よりも+X側に位置している。
このように、本実施の形態においても、実施の形態1と同様、簡単な構成で、直径の異なる光ディスクに対してY方向における位置決めを自動的に行うことができる。
加えて、本実施の形態では、カムスライダ30の第1の案内溝30m(第1の係合部)及び第2の案内溝30k(第2の係合部)に係合するのが、連結部材103における共通の部材(ボス103d)であるため、連結部材103の構成を簡単にすることができる。
なお、上述した実施の形態1,2では、直径の異なる2種類の光ディスクを選択的に位置決めすることとしたが、3種類以上の光ディスクを選択的に位置決めするようにしてもよい。また、位置決めの対象は、ディスク媒体(ディスク状の情報媒体)であればよい。
本発明の実施の形態1に係るディスク装置に、直径8cmの光ディスクを収納する前の状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るディスク装置に直径8cmの光ディスクを収納した状態を示す斜視図である。 ディスク装置1の内部の主要構成部品を示す斜視図である。 カムスライダの構成を示す斜視図である。 連結部材がメインシャーシに取り付けられた状態を斜視図である。 連結部材がメインシャーシに取り付けられた状態を斜視図である。 連結部材の構成を示す斜視図である。 連結部材の構成を示す斜視図である。 ディスクストッパの構成を示す斜視図である。 ディスクストッパの構成を示す斜視図である。 ストッパアームの構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る光ディスク装置に直径8cmの光ディスクを収納する途中の状態を示す斜視図(a)及びその一部を拡大して示す斜視図(b)である。 本発明の実施の形態1に係る光ディスク装置に直径8cmの光ディスクを収納した状態を示す斜視図(a)及びその一部を拡大して示す斜視図(b)である。 本発明の実施の形態1に係る光ディスク装置に直径8cmの光ディスクを収納した後の状態を示す斜視図(a)及びその一部を拡大して示す斜視図(b)である。 本発明の実施の形態1に係る光ディスク装置に直径12cmの光ディスクを収納する途中の状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る光ディスク装置に直径12cmの光ディスクを収納した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る光ディスク装置に直径12cmの光ディスクを収納する途中の状態を示す斜視図(a)及びその一部を拡大して示す斜視図(b)である。 本発明の実施の形態1に係る光ディスク装置に直径12cmの光ディスクを収納した状態を示す斜視図(a)及びその一部を拡大して示す斜視図(b)である。 本発明の実施の形態1に係る光ディスク装置に直径12cmの光ディスクを収納した後の状態を示す斜視図(a)及びその一部を拡大して示す斜視図(b)である。 本発明の実施の形態2における連結部材及びカムスライダの構成及び動作を示す斜視図である。
符号の説明
1 ディスク装置、 9 カバーシャ−シ、 11 メインシャーシ、 30 カムスライダ、 30m 第1の係合部、 30k 第2の係合部、 101 ディスクストッパ、 102 ストッパアーム、 103 連結部材、 103b ディスク当接部、 103d 第1のボス、 104 コイルスプリング、 51 トラバースシャーシ、 52 ターンテーブル。

Claims (8)

  1. 直径の異なるディスク媒体を、ディスク装置に収納及び排出することが可能な搬送機構と、
    前記ディスク媒体の収納及び排出の方向に移動可能に設けられ、前記ディスク媒体に当接することにより前記ディスク媒体の収納位置を規制するディスクストッパと、
    前記ディスクストッパの移動範囲を規制するストッパ規制部材と、
    前記ストッパ規制部材と連動して移動可能で、所定の直径のディスク媒体に押圧されて変位するディスク当接部を有し、更に第1及び第2の係合部を有する連結部材と、
    前記ディスク当接部が押圧されていない状態で前記連結部材の前記第1の係合部と係合する第1の係合部と、前記ディスク当接部が押圧されている状態で前記連結部材の前記第2の係合部と係合する第2の係合部とを有するカムスライダと
    を備え、
    前記連結部材の前記第1の係合部と前記カムスライダの前記第1の係合部とが係合しているときと、前記連結部材の前記第2の係合部と前記カムスライダの前記第2の係合部とが係合しているときとで、前記ストッパ規制部材が、前記ディスクストッパの規制する前記ディスク媒体の収納位置を切り替えること
    を特徴とするディスクローディング機構。
  2. 前記ディスク媒体の位置規制が完了したのち、前記ディスクストッパを前記ディスク媒体から離間させることを特徴とする請求項1に記載のディスクローディング機構。
  3. 前記ディスクストッパが前記排出の方向に付勢されるよう、前記連結部材を付勢する弾性部材を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のディスクローディング機構。
  4. 前記連結部材の前記第1の係合部及び前記第2の係合部が、共通の部材であることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のディスクローディング機構。
  5. 前記ディスク当接部が前記ディスク媒体により押圧された場合には、前記連結部材を、前記収納及び排出の方向とは異なる方向に案内することにより、前記連結部材の前記第2の係合部と前記カムスライダの前記第2の係合部とを係合させる案内手段を更に備えたことを特徴とする請求項1から4までの何れか1項に記載のディスクローディング機構。
  6. 前記カムスライダは、前記収納及び排出の方向に対して略直交する方向に移動可能で、第1の移動領域では、前記連結部材との係合によって移動し、第2の移動領域では、動力伝達手段に係合して動力伝達を受けることを特徴とする請求項1から5までの何れか1項に記載のディスクローディング機構。
  7. 前記連結部材の前記第1の係合部は、2つの被案内部材であり、
    前記カムスライダの前記第1の係合部は、前記2つの被案内部材にそれぞれ係合する2つの案内溝であり、
    一方の案内溝と一方の被案内部材とが係合したのち、他方の案内溝と他方の被案内部材とが係合することを特徴とする請求項1から6までの何れか1項に記載のディスクローディング機構。
  8. 請求項1から7までの何れか1項に記載のディスクローディング機構を備えたことを特徴とするディスク装置。
JP2005265055A 2005-09-13 2005-09-13 ディスク装置及びディスクローディング機構 Expired - Fee Related JP3862733B1 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005265055A JP3862733B1 (ja) 2005-09-13 2005-09-13 ディスク装置及びディスクローディング機構
PCT/JP2006/307195 WO2007032113A1 (ja) 2005-09-13 2006-04-05 ディスク装置及びディスクローディング機構
US11/921,941 US7971212B2 (en) 2005-09-13 2006-04-05 Disk loading mechanism and disk device
CNB2006800274113A CN100568363C (zh) 2005-09-13 2006-04-05 盘装置和盘装载机构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005265055A JP3862733B1 (ja) 2005-09-13 2005-09-13 ディスク装置及びディスクローディング機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3862733B1 JP3862733B1 (ja) 2006-12-27
JP2007080337A true JP2007080337A (ja) 2007-03-29

Family

ID=37648354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005265055A Expired - Fee Related JP3862733B1 (ja) 2005-09-13 2005-09-13 ディスク装置及びディスクローディング機構

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7971212B2 (ja)
JP (1) JP3862733B1 (ja)
CN (1) CN100568363C (ja)
WO (1) WO2007032113A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012060314A1 (ja) 2010-11-02 2012-05-10 船井電機株式会社 ディスク装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103886878B (zh) * 2012-12-20 2016-09-21 谷林电器(深圳)有限公司 一种光盘播放装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2955116B2 (ja) 1992-03-31 1999-10-04 クラリオン株式会社 ディスクローディング装置
JP2001256703A (ja) * 2000-03-13 2001-09-21 Alps Electric Co Ltd ディスク装置
JP2004246970A (ja) * 2003-02-13 2004-09-02 Pioneer Electronic Corp スロットイン型再生記録装置
JP2005251362A (ja) 2004-03-08 2005-09-15 Sony Corp ディスクローディング装置及び光ディスク装置
JP2006127680A (ja) 2004-10-29 2006-05-18 Pioneer Electronic Corp 記録媒体駆動装置
JP4308750B2 (ja) 2004-12-13 2009-08-05 パナソニック株式会社 ディスクローディング装置
JP4232736B2 (ja) 2004-12-14 2009-03-04 船井電機株式会社 スロットイン型ディスク装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012060314A1 (ja) 2010-11-02 2012-05-10 船井電機株式会社 ディスク装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7971212B2 (en) 2011-06-28
WO2007032113A1 (ja) 2007-03-22
CN101233565A (zh) 2008-07-30
CN100568363C (zh) 2009-12-09
JP3862733B1 (ja) 2006-12-27
US20090089819A1 (en) 2009-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2005101401A1 (ja) ディスク装置
JP4103742B2 (ja) ディスクドライブ装置
US7467395B2 (en) Disc drive device
JP2005085449A (ja) ディスクドライブ装置
JP4260844B2 (ja) 光ディスク装置
JP3862733B1 (ja) ディスク装置及びディスクローディング機構
US8250592B2 (en) Optical disk apparatus
JP4103744B2 (ja) ディスクドライブ装置
JP4322873B2 (ja) スロットイン型ディスク装置
US20090044210A1 (en) Slot-in Type Disk Apparatus
JP2005327431A (ja) ディスク装置
JP2005327431A5 (ja)
US8745646B2 (en) Disk loading device and disk device
US8015575B2 (en) Disk device with insertion slot capable of preventing double loading of disks
US20080134227A1 (en) Optical disc apparatus
JP4754778B2 (ja) ディスクドライブ装置
JP4260668B2 (ja) ディスク装置
JP4322868B2 (ja) スロットイン型ディスク装置
JP4260750B2 (ja) 光ディスク装置
JP4285164B2 (ja) ディスクドライブ装置
JP2007018661A (ja) 光ディスク装置
JP4368764B2 (ja) ディスク装置
WO2020144819A1 (ja) 光ディスク装置
JP4103743B2 (ja) ディスクドライブ装置
JP2007179690A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060926

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3862733

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091006

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101006

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111006

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121006

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131006

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees