JP2007080170A - 電子掲示板システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 掲示板に不適切な投稿を行うユーザに対して、柔軟な対処方法をとることで、掲示板の秩序を保つことが可能な電子掲示板システムを提供する。
【解決手段】 本実施の形態に係る電子掲示板システムは、ある投稿に対してユーザから削除を希望する旨の投票がなされた際に、演算装置11により投稿レコードテーブル133に格納されている当該投稿の削除投票数をカウントアップするステップ(S11)と、削除投票数が所定の値に達した投稿を、掲示板に表示しないように処理するステップ(S13)と、削除された投稿を書き込んだユーザに対して、ユーザレコードTBL132に格納されている投稿削除回数をカウントアップするステップ(S14)と、投稿削除回数が所定の値に達したユーザに対して、掲示板への投稿を停止させる処理を行うステップ(S16)と、を実行する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、電子掲示板システムに関する。
近年、インターネットを介して、複数の人が情報交換やコミュニケーションを行うための掲示板コミュニティサイトが数多く開設されている。この掲示板コミュニティサイトとは、掲示板コミュニティサイトに開設された「掲示板」と呼ばれる場所に、不特定多数の人が自分の発言を自由に投稿できるものである。また、この掲示板に投稿された発言は、インターネットを介して掲示板コミュニティサイトに開設された掲示板にアクセスすることで、誰でも自由に閲覧することができる。
ユーザは、掲示板コミュニティサイトの掲示板に、自分の発言を最初に投稿して「スレッド」(略して「スレ」)を立てたり、また、すでに掲示板に投稿されている発言に対し自分の発言を返答として投稿(「レスポンス」又は略して「レス」と称する)したりすることで、情報交換やコミュニケーションを行っている。
ところが、掲示板には、誰でも匿名で自由に投稿できることから、不快感を与えるようなスレッドを立てたり、すでに掲示板に投稿されている発言に対し、意図的に不適切な発言の投稿や、雰囲気を壊すような発言を投稿したりといった、「荒らし」と呼ばれる行為が行われる場合がある。このような掲示板に対しての荒らしは、他のユーザに不快感を与えると共に、掲示板コミュニティサイトを正常に機能させなくなる恐れがあるので、従来から、このような掲示板に対しての荒らしを防止するためのシステムが開発されている。
例えば、下記特許文献1には、掲示板に投稿された不適切な発言を、その掲示板を閲覧している他のユーザの判断により、自動的に削除する機能を備えた電子掲示板システムが開示されている。この電子掲示板システムにおいては、掲示板に投稿された発言に対し、ユーザが不快感を受ける投稿であるか評価を行っている。そして、評価の結果、「不快」とする評価が所定数以上の場合に、該当する投稿が掲示板から自動的に削除される。
特開2002−7276号公報
また、下記特許文献2には、ユーザから掲示板への投稿権限を、他のユーザの投票行為により制限する機能を備えた掲示板システムが開示されている。この掲示板システムにおいては、他のユーザから投稿された発言に対し、「賛成」又は「反対」の投票を行い、投票回数が所定回数に達したユーザに投票権限が与えられる。また、ユーザが掲示板に投稿した発言が、所定の賛成票を獲得した場合には、そのユーザに対し、次回の投稿権限が与えられる。
特開2005−4585号公報
また、下記特許文献3には、メンバーから掲示板に投稿された発言に対し、他のメンバーからの苦情申立てにより削除すると共に、削除が所定の回数に達したメンバーの登録を抹消する機能を備えた電子掲示板システムが開示されている。この電子掲示板においては、メンバーから掲示板に投稿された発言に対し、この発言を閲覧した他のメンバーが不快を感じた場合に苦情申立てをすることができる。そして、所定の人数のメンバーから苦情申立てがあった場合に、該当する発言データを掲示板に提示することが禁止される。また、掲示板へ投稿した発言データが、掲示板への提示を所定回数禁止されたメンバーは、メンバーIDを抹消され、コミュニティサイトから排除される。
特開2002−24135号公報
このように、従来の電子掲示板システムは、掲示板に投稿された発言に対し、掲示板を閲覧しているユーザに評価させ、荒らしと呼ばれるような不適切な投稿を自動的に削除している。また、繰り返し、荒らしと呼ばれるような不適切な発言を掲示板に投稿するユーザに対しては、ユーザIDを抹消し、掲示板から強制的に退場させている。
しかし、従来の電子掲示板システムでは、不適切な投稿をしたユーザに対する罰則としては、不適切な投稿を削除するか、不適切な投稿を行うユーザを強制的に登録抹消するかしかなく、対処方法の柔軟性に欠けていた。確信犯的に荒らしを行っているユーザに対しては、このような画一的な対象方法の電子掲示板システムも多少は有効であるが、たまたま不適切な投稿を行ってしまったユーザに対しては、以下のような問題が生じる可能性がある。
例えば、自覚なしに不適切な投稿をしたユーザは、知らない間に不適切な投稿をしたとして強制的に登録抹消されると、気分を害し、二度とその掲示板を使用しなくなることも考えられ、掲示板のアクセス数を低下させる原因となってしまう。また、不適切な発言をしたユーザに対して、次回から適切な投稿を行うように注意を促す機会を与えることもできない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、掲示板に不適切な投稿を行うユーザに対して、柔軟な対処方法をとることで、掲示板の秩序を保つことが可能な電子掲示板システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る電子掲示板システムは、各種演算を行う演算装置と、各種情報を格納する記憶装置とを備えたサーバを有し、ユーザが端末を介してアクセスして投稿及び閲覧可能な電子掲示板システムであって、前記記憶装置は、各投稿と各投稿を書き込んだユーザの識別番号との関連づけと、各投稿と各投稿に対して削除を希望するユーザからの削除投票をカウントした削除投票値数との関連づけと、を格納しており、前記演算装置は、前記削除投票値数が所定値に達した投稿を掲示板に表示しない削除処理をすると共に、前記各投稿とユーザ識別番号との関連づけを参照して、前記ユーザ識別番号と当該ユーザが受けた削除処理回数との関連づけを前記記憶装置に格納し、さらに、前記削除処理回数が所定の値に達したユーザに対して、掲示板への投稿を所定期間停止させるように処理することを特徴とする。
また、本発明に係る電子掲示板提供方法は、各種演算を行う演算装置と、各種情報を格納する記憶装置とを備えたサーバを用いて、ユーザが端末を介してアクセスして投稿及び閲覧可能な電子掲示板を提供する電子掲示板提供方法であって、ある投稿に対してユーザから削除を希望する旨の投票がなされた際に、前記演算装置により前記記憶装置に格納されている当該投稿の削除投票値数をカウントアップする削除投票値数カウントアップ工程と、前記削除投票値数カウントアップ工程によって前記削除投票値数が所定の値に達した投稿を、前記演算装置により掲示板に表示しないように処理すると削除処理工程と、前記削除処理工程によって削除された投稿を書き込んだユーザに対して、前記演算装置により前記記憶装置に格納されている投稿削除回数をカウントアップする投稿削除回数カウントアップ工程と、前記投稿削除回数カウントアップ工程によって前記投稿削除回数が所定の値に達したユーザに対して、前記演算装置により掲示板への投稿を停止させる処理を行う投稿停止処分工程と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る電子掲示板提供プログラムは、演算装置と記憶装置を備えたコンピュータに、ユーザが端末を介してアクセスして投稿及び閲覧可能な電子掲示板を提供する処理を行わせる電子掲示板提供プログラムであって、ある投稿に対してユーザから削除を希望する旨の投票がなされた際に、前記演算装置により前記記憶装置に格納されている当該投稿の削除投票値数をカウントアップする削除投票値数カウントアップステップと、前記削除投票値数カウントアップステップによって前記削除投票値数が所定の値に達した投稿を、前記演算装置により掲示板に表示しないように処理すると削除処理ステップと、前記削除処理ステップによって削除された投稿を書き込んだユーザに対して、前記演算装置により前記記憶装置に格納されている投稿削除回数をカウントアップする投稿削除回数カウントアップステップと、前記投稿削除回数カウントアップステップによって前記投稿削除回数が所定の値に達したユーザに対して、前記演算装置により掲示板への投稿を停止させる処理を行う投稿停止処分ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明に係る電子掲示板システムよれば、荒らしと呼ばれるような不適切な投稿を掲示板に行うユーザに対して、柔軟な対処方法をとることで、不適切な発言を減らし、質の高い掲示板コミュニティサイトを運営することができる。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明に係る第1の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る電子掲示板システムの概略構成を示す図である。同図に示すように、電子掲示板システム1は、サーバ10、携帯電話20−1,20−2…、PC30−1,30−2…、インターネット等のネットワーク40、基地局41を備えている。サーバ10、携帯電話20及びPC30は、相互にデータ通信を行えるようにネットワーク40を介して接続されている。基地局41は、電波を介して携帯電話20をネットワークに接続するために機能する。
サーバ10は、電子掲示板を運営するためのコンテンツデータを備えており、掲示板に参加するユーザは、端末としての携帯電話20やPC30を使って掲示板にアクセスし、スレ・レスの書き込みを行う。なお、スレとは、最初のオリジナルの書き込み及びそれに付けられるレスを含むスレッド全体を意味する場合と、オリジナルの投稿のみを意味する場合とがあるが、本明細書における「スレ」は、主としてオリジナル投稿を意味している。
図1に示すように、サーバ10は、各種演算処理を行うCPU等の演算装置11、各種情報を記憶するハードディスクや、演算処理にあたって一時的にデータを記憶するメモリ等からなる記憶装置12を備えている。記憶装置11は、電子掲示板を運営するためのプログラム、コンテンツデータ、投稿内容やユーザに関する情報を格納するためのデータベース(DB)13を有している。
図2は、DB13内に格納される情報の内容を示す図である。同図に示すように、DB13は、電子掲示板を運営するための各種プログラムが格納されたプログラムDB130、電子掲示板の管理者が、掲示板を運営するにあたって設定しているパラメータを格納する設定パラメータテーブル(TBL)131、電子掲示板に参加しているユーザに関する情報を格納するユーザレコードTBL132、ユーザによって投稿された情報を格納する投稿レコードTBL133を有している。
設定パラメータTBL131に格納されている設定パラメータには、例えば、最大幾つまでのレスを付けられるかを規定する最大レス数、一つの投稿の最大容量を規定する最大本文長、レスを受け付ける期間を規定するレス受付期間等が含まれる。電子掲示板の管理者は、PC30を用いてサーバにアクセスし、管理者IDやパスワードを使ってサーバ10内にログインして、これらパラメータの設定を行うことができる。
また、設定パラメータTBL131内には、不適切な投稿(スレ・レス)を削除する際や、不適切な投稿を行ったユーザに対する投稿停止処分を行う際に用いられるパラメータを格納しておく削除・処分パラメータTBL1311が含まれている。
図3は、削除・処分パラメータTBL1311のデータ構造を示す図である。同図に示すように、削除・処分パラメータTBL1311内には、「スレ削除基準数」、「レス削除基準数」、「スレ削除基準割合」、「レス削除基準割合」、「削除回数クリア日数」、「投稿停止基準回数」、「投稿停止期間(初回)」、「投稿停止期間(過去1回)」、「投稿停止期間(過去2回)」、「投稿停止期間(過去3回)」、「投稿停止期間(過去4回以上)」、「投稿停止回数クリア日数」のパラメータが格納されている。これらパラメータも、電子掲示板の管理者によって、予め所定の値が設定され、また、適宜、管理者が変更可能である。
スレ削除基準数及びレス削除基準数とは、スレ及びレスを読んだユーザが不快に感じたりした際に、削除を希望する旨の削除投票を行うが、その投票数(削除投票値)が幾つに達すると自動的にそのスレ・レスを削除するかの閾値である。図3に示すように、本実施形態では、両削除基準数は、5回に設定されており、削除投票が5回を超えれば、当該スレ・レスが削除されることになる。但し、本実施形態では、スレ・レスの削除を、基準数と後述する基準割合のand条件で判定しているため、基準数及び基準割合の双方を満たした場合だけ、スレ・レスが削除されることになる。
ここで、スレに対する削除投票とは、最初のオリジナル投稿に対する削除投票値としてカウントされ、レスに対する削除投票としてはカウントしない。但し、スレに対する削除投票数(削除投票値)がスレ削除基準数及びスレ削除基準割合の双方の条件を満たすと、そのスレッド全体が削除される。一方、レスに対する削除投票数(削除投票値)が、レス削除基準数及びレス削除基準割合の双方の条件を満たすと、そのレスのみが削除される。
スレ削除基準割合及びレス削除基準割合とは、スレ・レスを自動的に削除する際の判断基準であり、削除投票を出したユーザが、当該スレッドにアクセスしたユーザ数の何%に至れば削除するかを決める閾値である。なお、本実施形態では、cookieや携帯電話識別ID等を用いて、掲示板にアクセスするユーザを識別しており、複数回アクセスしたユーザであっても、一回のアクセスとしてカウントするように構成されている。また、ユーザは、一つの投稿に対して一回しか削除投票できないように構成されている。本実施形態では、スレ削除基準割合及びレス削除基準割合は、共に20%に設定されており、5分の1以上のユーザが削除投票を出した場合に、スレ・レスが削除されることになる。
上記削除基準数とあわせることで、スレ・レスに対する削除投票が5回以上且つ削除投票を出したユーザ数が全アクセスユーザ数の20%以上になった場合のみ、当該スレ・レスが削除されることになる。このように、削除投票値としての削除投票数だけでなく、削除投票ユーザの割合まで考慮して、スレ・レスの削除判定をすることで、不適切な投稿だけを確実に削除することが可能となる。例えば、削除投票数が5回に到達しただけで、削除実行をするようにすると、アクセス数が1000以上もあるスレ・レスに関しても、そのうちのたった0.5%の5件の削除投票が出されただけで、当該スレ・レスが削除されることになってしまうが、削除投票の割合まで考慮すれば、このような問題が生じるのを防止することができる。
削除回数クリア日数とは、スレ・レスの削除がないまま、所定の日数が経過したユーザに対して、それまでに累積されている削除回数を0回にリセットする際の判定基準となる期間である。本実施形態では、後述するように各ユーザの過去のレス・スレ削除回数が、投稿停止処分の判定基準となっている。ここで、過去のスレ・レス削除回数が永久に存続するのは、ユーザに酷であるので、一定期間(削除回数クリア日数)、スレ・レスの削除を受けなかったユーザは、それまでに累積されている削除回数がリセットされるようになっている。図3に示すように、本実施形態では、削除回数クリア日数は、7日に設定されており、7日間スレ・レスの削除を受けなかったユーザの削除回数は0にリセットされる。
投稿停止基準回数とは、削除回数がこの投稿停止基準回数に達したユーザに対して、当該掲示板への投稿停止処分を発動する際に、判定基準となる回数である。投稿停止処分を受けたユーザは、掲示板への書き込みができないだけであり、掲示板のスレッド(レスを含む)を閲覧することは可能である。本実施形態では、図3に示すように、投稿停止基準回数は4回に設定されている。よって、スレ削除回数とレス削除回数の合計であるスレ・レス削除回数が4回に達したユーザは、当該電子掲示板への投稿が停止され、書き込みができなくなる。
投稿停止期間(初回)、投稿停止期間(過去1回)、投稿停止期間(過去2回)、投稿停止期間(過去3回)、投稿停止期間(過去4回以上)とは、投稿停止処分を課されたユーザに、何日間処分を課すかの設定値である。後述するように、ユーザ毎に過去の投稿停止回数が保存されており、この過去の投稿停止回数に応じて、投稿停止期間も異なる。
本実施形態では、図3に示すように、投稿停止期間(初回)が3日間、投稿停止期間(過去1回)が10日間、投稿停止期間(過去2回)が30日間、投稿停止期間(過去3回)が90日間、投稿停止期間(過去4回以上)が360日間に設定されている。このように、過去の投稿停止回数が多くなるほど、投稿停止期間も長くなるように、設定することで、より悪質なユーザをより長期間排除することができ、掲示板の秩序を守ることができる。
投稿停止回数クリア日数とは、投稿停止を受けないまま所定の期間を経過したユーザに対して、それまでに累積されている投稿停止回数をクリアする際の判定基準となる日数である。本実施形態では、上述しように、過去の投稿停止回数が多いほど、投稿停止期間が長く設定されてしまう。過去に投稿停止処分を受けたユーザは、何年かぶりに投稿停止処分を受けたとしても、長期間の投稿停止処分を受けることになってしまい、そのユーザが掲示板から離れていってしまうことも考えられる。本実施形態のように、所定の期間、投稿停止処分を受けなかったユーザの過去の投稿停止回数をリセットすることで、このような問題を回避できる。
本実施形態では、図3に示すように、投稿停止回数クリア日数は、360日に設定されている。よって、360日間投稿停止処分を受けなかったユーザは、投稿停止回数が0回にリセットされることになる。
次に、DB13内のユーザレコードTBL132のデータ構造について説明する。図4は、ユーザレコードTBL132のデータ構造を示す図である。同図に示すように、ユーザレコードTBL132内の各ユーザレコードは、「ユーザID」、「携帯識別ID」、「スレ・レス削除回数」、「投稿停止回数」、「投稿停止日数残」、「投稿停止中」、「削除日」、「停止日」の項目を、相互に関連づけて保有している。
ユーザIDは、電子掲示板へ参加する各ユーザに付与される識別番号であって、携帯電話の個体識別番号や、PCのcookie機能を用いて、ユーザが使用している端末と関連づけて付与される。
携帯識別IDは、各ユーザが使用している携帯電話に付与されている個体識別番号である。本実施形態に係る電子掲示板システムでは、本人認証を厳格に行い、多数のIDを取得して荒らしを行う者を排除するために、携帯電話による認証を採用している。携帯電話で掲示板にアクセスするユーザに対しては、掲示板にアクセスした際に、サーバ10がネットワーク40を介して、携帯電話20の個体識別番号を取得し、ユーザIDに関連づけてユーザレコードTBL132に記録する。また、初回にPCからアクセスしてきたユーザに対しては、携帯電話20からアクセスしてユーザIDを取得することを要求し、携帯電話20からアクセスしてきた際に、個体識別番号を取得し、携帯識別IDとしてユーザレコードTBL132に格納する。
もちろん、初回にユーザIDの登録を行えば、次回からは、PC30から直接アクセスすることが可能である。このように、ユーザIDを携帯識別IDと関連づけて管理すれば、本実施形態に係る電磁掲示板にアクセスするユーザは、携帯電話一つにつき一つのユーザIDしか取得することができない。また、投稿を停止されたユーザは、投稿停止期間が経過するまで待つか、新たな携帯電話を取得して新たなユーザIDを取得しなければ、新たに投稿を行うことができず、投稿停止処分を、実効あるものとすることができる。よって、このようにユーザIDと携帯識別IDを関連づけることで、多数のユーザIDを取得して荒らしを行うようなユーザを排除することが可能になる。
スレ・レス削除回数は、当該ユーザが立てたスレッドのうち、他のユーザからの削除投票が上記スレ削除基準数及びスレ削除基準割合を満たしたことにより削除されたスレの数と、当該ユーザが書き込んだレスのうち、同じくレス削除基準数及びレス削除基準割合を満たしたことにより削除されたレスの数とを加算した値である。
投稿停止回数は、各ユーザが過去に投稿停止処分を受けた回数である。また、投稿停止日数残は、投稿停止処分を受けているユーザが、残り何日間停止処分を受けるかを表す日数である。また、投稿停止中は、各ユーザが投稿停止処分中であるか否かを示す項目であり、ユーザが投稿停止処分を受けると「投稿停止中」にフラグが立てられる。すなわち、この項目の値が「1」であると、そのユーザが投稿停止処分中であることを示している。
削除日には、各ユーザが直近にスレ・レス削除を受けた日が記録され、停止日には、各ユーザが直近に投稿停止処分を受けた日が記録される。まだ、一度もスレ・レス削除、投稿停止処分を受けていないユーザのレコードにおいては、これらの欄はブランクとなる。
次に、投稿レコードTBL133のデータ構造について、図5に基づいて説明する。同図に示すように、投稿レコードTBL133の各レコードは、「投稿ID」、「アクセス数」、「削除投票数」、「非表示」、「ユーザID」の項目を、相互に関連づけて保有している。投稿IDは、スレ及びレスの識別番号であり、スレッドの最初のオリジナル投稿(スレ)及びスレッドに含まれるレスに、それぞれ振り付けられている。
アクセス数は、当該スレ、レスを閲覧するためにアクセスしたユーザの数を示しており、同じユーザIDを有する者が複数回アクセスしても、1回としてカウントされ、重複してカウントされないようになっている。また、削除投票数は、当該スレ、レスに対して削除投票が何回出されたかを表している。もちろん、一人のユーザからは、一つのスレ又はレスに対して一回しか削除投票を出せないようになっている。非表示には、閲覧したユーザから削除投票が出されて削除されることになった投稿(スレ・レス)を掲示板に非表示とする際に、フラグが立てられる。すなわち、非表示の項目が「1」の投稿は、掲示板から削除された投稿であり、掲示板には表示されない。また、ユーザIDは、各投稿を書き込んだユーザのユーザIDを表している。
以上、本実施形態に係る電子掲示板1の構成について説明したが、続いて、電子掲示板システム1の作用について説明する。なお、以下に示すサーバの機能は、これらの機能を実現するためのプログラムをコンピュータにインストールすることで実現される。
図6は、ユーザからあるスレ・レスに対して削除投票が出された際に、サーバ10において実行される処理の流れを示すフローチャートである。なお、同図に示す処理は、プログラムDB130に格納されているプログラムを演算装置11が実行することで実現される。
まず、ステップ10(S10)において、ある投稿(スレ・レス)を閲覧したユーザが、その内容を不快に感じ、削除投票を出すと、S11に進み、そのスレ・レスの削除投票数が1つカウントアップされる。具体的にはS11において、演算装置11が投稿レコードTBL133にアクセスし、削除投票が出されたスレ・レスの投稿IDを持つレコードの削除投票数を1つカウントアップする。
続いて、S12に進み、演算装置11が、削除投票が出されたスレ・レスの削除判定を行う。演算装置11は、まず、削除・処分パラメータTBL1311を参照し、削除投票が出されたのが、スレであれば、スレ削除基準数及びスレ削除基準割合の値(本実施形態では、5回、20%)を確認し、削除投票が出されたのが、レスであれば、レス削除基準数及びレス削除基準割合の値(本実施形態では5回、20%)を確認する。そして、演算装置11は、当該スレ・レスのレコードが削除投票数の条件及び削除投票割合の条件を満たしているか否かを判定する。当該レコードの削除投票数が5回以上であれば、削除投票数の条件を満たしていると判定し、削除投票数/アクセス数の割合が20%を上回っていれば、削除投票割合の条件を満たしていると判定する。
S12において、削除投票数及び削除投票割合の双方の条件を満たしている場合にのみ、S13に進み、当該スレ・レスの削除処理を行う。逆に、削除投票数及び削除投票割合の何れかの条件を満たしていない場合には、そのまま処理を終了する。
S13のスレ・レス削除の処理では、演算装置11は、削除投票が出されたスレ・レスの削除処理、すなわち当該スレ・レスを電子掲示板に表示しないように処理する。具体的には、演算装置11は、当該スレ・レスの投稿レコードの「非表示」の項目値を「1」としてフラグを立て、当該投稿を電子掲示板に表示しないように処理する。
また、S13において、削除されたスレ・レスを書き込んだユーザには、メールによりその旨が連絡されるように構成されており、ユーザに注意を喚起させる。なお、ユーザへの連絡方法は、メールに限らず、次回、掲示板にアクセスした際に、画面上にスレ・レスが削除されたことを知らせるメッセージを表示するように構成しても良い。
続いて、S14に進み、当該スレ・レスを書き込んだユーザのスレ・レス削除回数が1つカウントアップされる。具体的には、演算装置11が、投稿レコードTBL133を参照し、当該スレ・レスを投稿したユーザのユーザIDを確認し、ユーザレコードTBL132にアクセスして、当該ユーザIDを有するレコードのスレ・レス削除回数の値に1を加算する。
続いて、S15に進み、演算装置11は、スレ・レスが削除されたユーザに対する投稿停止判定を行う。演算装置11は、まず、削除・処分パラメータTBL1311を参照し、投稿停止基準回数の値(本実施形態では4回)を確認する。そして、演算装置11は、当該ユーザのレコードの項目「スレ・レス削除回数」の値が、投稿停止基準回数の条件を満たしているか否かを判定する。そのユーザの削除回数が4回を上回っていれば、投稿停止の条件を満たしていると判定する。
S15において、投稿停止の条件を満たしている場合には、S16に進み、当該ユーザに対して、所定期間の投稿停止処分を課す。逆に、投稿停止の条件を満たしていない場合には、そのまま処理を終了する。
S16の所定期間投稿停止処理では、まず、演算装置11は、ユーザレコードTBL132を参照して、当該ユーザが過去に何回投稿停止処分を受けたかを示す投稿停止回数の値を確認する。そして、削除・処分パラメータTBL1311を参照して、当該ユーザの投稿停止回数に基づいて投稿停止期間を決定する。図3に示すように、当該ユーザにとって最初の投稿停止処分であれば、投稿停止期間は3日間、2回目の投稿停止処分であれば、投稿停止期間は10日間、3回目の投稿停止処分であれば30日間、4回目の投稿停止処分であれば90日間、5回目以上の投稿停止処分であれば360日に決定される。このとき、設定された投稿停止期間の日数が、ユーザレコードTBL132の投稿停止日数残の値として記録される。
S16の投稿停止処分では、投稿停止処分を受けたユーザが、電子掲示板にアクセスして、投稿されているスレ・レスを閲覧することはできるが、新たにスレ・レスを書き込む投稿はできないように処理される。本実施形態では、演算装置11が、投稿停止処分を受けたユーザのユーザレコードTBL132の投稿停止中にフラグを立てる、すなわち、「投稿停止中」の項目の値を「1」に設定する。そして、演算装置11は、電子掲示板に書き込みを行うユーザのユーザIDを監視し、ユーザレコードの「投稿停止中」にフラグが立っているユーザに対しては、当該ユーザによる掲示板への書き込みできないように処理する。
また、演算装置11は、投稿停止処理を行うと同時に、当該ユーザのレコードの「スレ・レス削除回数」の値を「0」にリセットする。また、投稿停止処分を受けたユーザには、メールで投稿停止期間と共にその旨が連絡されるように構成されている。なお、メールでの連絡に限らず、当該ユーザが掲示板にアクセスした際に、画面上にその旨を表示して知らせるように構成しても良い。
続いて、S17に進み、演算装置11は、投稿停止回数カウントアップの処理を行う。この処理では、ユーザレコードTBL132の投稿停止処理処分を受けたユーザレコードの「投稿停止回数」の値が1つカウントアップされる。以上説明したのが、ユーザからあるスレ・レスに対して削除投票が出された際に、サーバ10において実行される処理の流れである。
次に、本実施形態に係る電子掲示板システム1のサーバ10において、デイリーで一日一回行われる処理について説明する。図7は、サーバ10において行われるデイリー処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、所定の時刻、例えば、午前4時等に、ユーザレコードTBL132に格納されている全てのユーザに対して、毎日自動的に実行される。
まずS30において、ユーザが投稿停止の処分中であるか否かが判定される。この判定は、演算装置11がユーザレコードTBL132の「投稿停止中」にフラグが立っている否かで判定される。投稿停止中であれば、S31に進み、投稿停止中でない場合には、S35へと進む。
S31では、投稿停止日数算のカウントダウンが行われる。演算装置11は、ユーザレコードTBL132にアクセスし、投稿停止処分を受けている当該ユーザの「投稿停止日数残」の項目値を、1を減算した値に書き換える。
続いてS32に進み、投稿停止中のユーザの停止処分を解除するか否かの判定が行われる。演算装置11は、ユーザレコードTBL132の「投稿停止日数残」の項目をチェックし、残り「0日」となっていれば、投稿停止処分の解除処理を行い、日数算が1日以上であれば、そのまま投稿停止処分を続行する。解除処理を行う場合には、演算装置11は、ユーザレコードTBL132に格納されている当該ユーザのレコードの「投稿停止中」の値を「0」に変更する。これにより、当該ユーザは、電子掲示板への書き込みができるようになる。
一方、S35では、スレ・レス削除回数をクリアするか否かの判定が行われる。演算装置11は、まず、削除・処分パラメータTBL1311を参照し、「削除回数クリア日数」の項目の値(本実施形態では7日)を確認する。そして、ユーザ毎に、ユーザレコードTBL132の「削除日」から7日経過しているか否かを判定する。判定の結果、7日以上経過している場合のみ、演算装置11は、当該ユーザのユーザレコードTBL132の「スレ・レス削除回数」の値を「0」にリセットする。よって、自分の投稿を削除されたユーザであっても、7日間再度自分の投稿が削除されなければ、過去の削除回数がリセットされるので、悪意無くたまたま不快感を与えるような投稿をしてしまったユーザを救済することができる。
続いて、S36では、投稿停止回数をクリアするか否かの判定が行われる。演算装置11は、まず、削除・処分パラメータTBL1311を参照し、「投稿停止回数クリア日数」の項目の値(本実施形態では360日)を確認する。そして、ユーザ毎に、ユーザレコードTBL132の「停止日」から360日経過しているか否かを判定する。判定の結果、360日以上経過している場合のみ、演算装置11は、当該ユーザのユーザレコードTBL132の「投稿停止回数」の値を「0」にリセットする。よって、過去に投稿停止処分を受けたユーザであっても、360日間投稿停止処分を受けなければ、投稿停止回数がリセットされ、次に投稿停止処分を受けたとしても、初回の投稿停止期間である3日間が投稿停止期間として設定されることになる。
以上、本実施形態に係る電子掲示板システムについて詳細に説明したが、本実施形態によれば、他人に不快感を与える投稿を削除するだけでなく、自分の投稿が所定の回数削除されたユーザに対して、所定期間投稿を禁止する処分を課すことでできるため、掲示板を荒らすような者を適切に排除することが可能である。また、不適切な投稿を行ったユーザに対して、突然登録抹消処理を行うのではなく、投稿停止処分という警告を行い、投稿停止処分期間を経過すれば再度投稿を出来るように構成しているので、たまたま不適切な投稿したユーザの感情を害したりすることもなく、また、ユーザに反省させ、次回から適切な投稿をするように促す効果も奏する。また、これにより、電子掲示板の秩序を高めることにもつながる。
また、本実施形態によれば、掲示板へ参加するためのユーザIDを取得する際に、携帯電話での認証を要件としているため、ユーザは、携帯電話一つにつき一つのユーザIDしか取得することができない。したがって、一人のユーザが取得できるユーザIDの数にも自ずと限界が生じ、多数のユーザIDを取得して、荒らしを繰り返すといった悪質なユーザを排除することが可能である。
また、本実施形態によれば、削除投票数に加えて、アクセス数に占める削除投票者の割合も考慮して、投稿を削除するか否かの判定を行っており、削除投票数のみに基づいて投稿削除を行う場合と比較して、アクセス数の多い投稿に対して、的確な判定を行うことができる。
なお、本発明の実施形態は、上述した実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、削除・処分パラメータTBL1311の値は、上述した値に限られるものではなく、適宜、掲示板の管理者が設定できることは言うまでもない。また、掲示板の運営を行いながら、適宜、管理者が値を変更することも可能である。
また、本実施形態においては、一つのサーバにより電子掲示板システムの運用を行うように構成したが、電子掲示板システムを運用するための機能を複数のコンピュータに分散して担当させ、複数のコンピュータにより電子掲示板システムの運用を行うように構成しても良い。
また、本実施形態においては、所定の回数自分の投稿が削除されたユーザに対して、掲示板への投稿を停止する処分を課しているが、投稿停止処分だけでなく、掲示板の一部又は全部の閲覧をも停止させるように構成しても良い。また、掲示板へ参加するユーザがユーザIDを取得する際に、個体識別番号を有する携帯電話を用いた認証を行わせているが、携帯電話に限らず、個体識別番号を有し、サーバ側からのその個体識別番号を取得可能な端末であれば、その他の端末を用いた認証であっても良い。例えば、PDA、ゲーム機等の端末であっても良い。
また、本実施形態では、スレ・レスの削除基準として、他のユーザからの削除投票数に加えて、アクセス数に占める削除投票者の割合も考慮して、削除するか否かの判定を行っているが、削除投票の回数だけを基準にして判定するようにしても良い。また、スレ・レスの削除処理は、非表示のフラグを立てるのではなく、削除対象の投稿レコード自体を削除するように構成しても良い。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態に係る電子掲示板システムの構成は、大部分が第1の実施形態と同様であるため、同じ構成・作用については説明を省略し、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
第2の実施形態に係る電子掲示板システムの特徴は、削除投票を乱発して出すユーザを適切に排除する仕組みを実装したことである。このため、本実施形態に係るサーバ10は、DB13内に、さらに削除投票TBL135を備える共に、第1の実施形態のユーザレコードTBL132に代えてユーザレコードTBL132−2を有している。
図8は、削除投票TBL135のデータ構造を示す図である。同図に示すように、削除投票TBL135内の各削除投票レコードは、「投票ID」、「投稿ID」、「投票ユーザID」の項目を有している。投票IDは、各削除投票に付けられる識別番号であり、投稿IDは、当該削除投票が出されたスレ・レスの投稿IDであり、投票ユーザIDは、当該削除投票を行ったユーザのユーザIDである。
図9は、ユーザレコードTBL132−2のデータ構造を示す図である。同図に示すように、ユーザレコードTBL132−2内の各ユーザレコードは、第1の実施形態のユーザレコードと同じ項目を有すると共に、さらに、「削除投票可能数」の項目を有している。削除投票可能数は、各ユーザが後何回削除投票を行うことができるかを示しており、本実施形態では、デフォルトでは5回に設定され、一週間毎に5回にリセットされるように構成されている。
この削除投票可能数は、ユーザが削除投票を一回出す毎に1つ減算され、「0」になったユーザは、削除投票を出しても投稿レコードDB133の削除投票数にはカウントされないように構成されている。よって、削除投票を乱発するユーザには、削除投票が無効になっていることを知られることなく、当該ユーザによる削除投票に影響を排除することができる。
また、実際にスレ・レスが削除されると、演算装置11は、削除投票TBL125を参照し、当該スレ・レスに削除投票を出したユーザを検索し、該当するユーザの削除投票可能数に1が加算されるように構成されており、投票可能数が1つ戻される。
このように構成された電子掲示板システムによれば、実際に削除されるスレ・レス、すなわち、他人にも同様に不快と思われている投稿に対して削除投票を行うユーザは、削除投票を行っても削除投票可能数が復活するが、実際に削除されない投稿に対して削除投票を乱発するユーザは、すぐに削除投票可能数が0になり、実質的に削除投票が行えなくなる。
よって、本実施形態に係る電子掲示板システムよれば、第1の実施形態において得られる効果に加えて、削除投票を乱発するようにユーザを排除することが可能である。
なお、本実施形態においても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能であり、第1の実施形態と同様の変形も可能である。例えば、本実施形態では、削除投票可能数が0になったことをユーザに知らせないで、当該ユーザによる削除投票を削除投票数としてカウントしないように構成したが、当該ユーザに削除投票可能数が0になったので、これ以上削除投票ができない旨を知らせるように構成しても良い。
また、各ユーザの削除投票可能数をカウントダウンするのではなく、削除投票回数をカウントアップし、所定の回数に達したユーザによる削除投票を削除投票数としてカウントしないように構成しても良い。この場合には、実際にスレ・レスが削除されると、当該スレ・レスに対して削除投票を行ったユーザの削除投票数をカウントダウンするようにすれば、削除投票可能な回数を復活させることができる。
なお、本発明の実施形態は、上述した構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、削除投票値として、単純に削除投票の数をカウントした削除投票数を用いているが、削除投票をポイント式にして、このポイントをカウントしたものを削除投票値としても良い。すなわち、ユーザが削除する際に、「絶対削除して欲しい」(3ポイント)、「削除して欲しい」(2ポイント)、「できれば削除して欲しい」(1ポイント)から選択投票可能に構成し、これらのポイントの合計が基準値を超えた場合に、投稿を削除するようにしても良い。
また、逆に、「絶対に削除しないで欲しい」(−1ポイント)とする削除を希望しない旨の投票も可能とし、この投票があった場合には、上記ポイント合計から減算できるようなシステムとしても良い。また、ユーザによって、投票の重み付けを変えるようにしても良い。例えば、削除投票を乱発するユーザの投票ポイントを相対的に低くし、削除投票した投稿が実際に削除される率の高いユーザの投票ポイントを相対的に高くするように構成しても良い。
また、上記実施形態では、メッセージを書き込むことでユーザ間のコミュニケーションを図るメッセージ型電子掲示板システムを例に挙げて説明したが、メッセージ型に限らず、種々の電子掲示板システムに適用可能である。例えば、ユーザが商品を出品するようなオークション型の電子掲示板システムにも本発明を適用可能である。オークション型電子掲示板システムであれば、出品(投稿)された商品が、違法な商品、不快感を与える商品等の不適切な商品である場合に、他のユーザが削除投票を行うことで、当該商品の出品(投稿)を削除し、削除回数が所定の回数に達したユーザに対して出品(投稿)停止処分を課すといったシステムになる。このように、本明細書においては、「電子掲示板システム」にはオークションサイトを運営するシステムも含まれ、「投稿」には出品という概念も含まれる。
本発明の第1の実施形態に係る電子掲示板システムの概略構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るDB内に格納される情報の内容を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る削除・処分パラメータTBLのデータ構造を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るユーザレコードTBLのデータ構造を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る投稿レコードTBLのデータ構造を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るユーザから削除投票が出された際に実行される処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るデイリー処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る削除投票TBLのデータ構造を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るユーザレコードTBLのデータ構造を示す図である。
符号の説明
1 電子掲示板システム
10 サーバ
11 演算装置
12 記憶装置
13 DB
130 プログラムデータベース
131 設定パラメータTBL
1311 削除・処分パラメータTBL
132 ユーザレコードTBL
133 投稿レコードTBL
20 携帯電話
30 PC
40 ネットワーク
41 インターネット

Claims (9)

  1. 各種演算を行う演算装置と、各種情報を格納する記憶装置とを備えたサーバを有し、ユーザが端末を介してアクセスして投稿及び閲覧可能な電子掲示板システムであって、
    前記記憶装置は、各投稿と各投稿を書き込んだユーザの識別番号との関連づけと、各投稿と各投稿に対して削除を希望するユーザからの削除投票をカウントした削除投票値との関連づけと、を格納しており、
    前記演算装置は、前記削除投票値が所定値に達した投稿を掲示板に表示しない削除処理をすると共に、前記各投稿とユーザ識別番号との関連づけを参照して、前記ユーザ識別番号と当該ユーザが受けた削除処理回数との関連づけを前記記憶装置に格納し、さらに、前記削除処理回数が所定の値に達したユーザに対して、掲示板への投稿を所定期間停止させるように処理することを特徴とする電子掲示板システム。
  2. 前記記憶装置は、各投稿と各投稿にアクセスしたユーザ数との関連づけをさらに格納しており、
    前記演算装置は、前記削除投票値が所定値に達した投稿であって、且つ、当該投稿にアクセスしたユーザ数に対する前記削除投票をしたユーザ数の割合が所定値以上である場合に、前記削除処理を行うことを特徴とする請求項1記載の電子掲示板システム。
  3. 前記記憶装置は、さらに、前記ユーザ識別番号と当該ユーザが受けた投稿停止の回数との関連づけを格納しており、
    前記演算装置は、前記投稿停止の回数に基づいて投稿停止の期間を決定すること特徴とする請求項1又は2に記載の電子掲示板システム。
  4. 前記演算装置は、所定の期間投稿の削除処理を受けなかったユーザの前記削除処理回数を0にリセットすることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項に記載の電子掲示板システム。
  5. 前記演算装置は、前記削除投票をした回数が所定の回数に達したユーザからの削除投票を、前記削除投票値としてカウントしないように処理することを特徴とする請求項1乃至4何れか1項に記載の電子掲示板システム。
  6. 各種演算を行う演算装置と、各種情報を格納する記憶装置とを備えたサーバを有し、ユーザが端末を介してアクセスして投稿及び閲覧可能な電子掲示板システムであって、
    前記演算装置は、前記記憶装置に格納されている各投稿に対するユーザからの削除を希望する削除投票値が所定の値に達すると、当該投稿を掲示板に表示しない削除処理を行う共に、前記記憶装置に格納されている各ユーザが受けた削除処理回数が所定の値に達したユーザに対して、掲示板への投稿を所定期間停止されるように処理することを特徴とする電子掲示板システム。
  7. 各種演算を行う演算装置と、各種情報を格納する記憶装置とを備えたサーバを用いて、ユーザが端末を介してアクセスして投稿及び閲覧可能な電子掲示板を提供する電子掲示板提供方法であって、
    ある投稿に対してユーザから削除を希望する旨の投票がなされた際に、前記演算装置により前記記憶装置に格納されている当該投稿の削除投票値をカウントアップする削除投票値カウントアップ工程と、
    前記削除投票値カウントアップ工程によって前記削除投票値が所定の値に達した投稿を、前記演算装置により掲示板に表示しないように処理すると削除処理工程と、
    前記削除処理工程によって削除された投稿を書き込んだユーザに対して、前記演算装置により前記記憶装置に格納されている投稿削除回数をカウントアップする投稿削除回数カウントアップ工程と、
    前記投稿削除回数カウントアップ工程によって前記投稿削除回数が所定の値に達したユーザに対して、前記演算装置により掲示板への投稿を停止させる処理を行う投稿停止処分工程と、を備えることを特徴とする電子掲示板提供方法。
  8. 演算装置と記憶装置を備えたコンピュータに、ユーザが端末を介してアクセスして投稿及び閲覧可能な電子掲示板を提供する処理を行わせる電子掲示板提供プログラムであって、
    ある投稿に対してユーザから削除を希望する旨の投票がなされた際に、前記演算装置により前記記憶装置に格納されている当該投稿の削除投票値をカウントアップする削除投票値カウントアップステップと、
    前記削除投票値カウントアップステップによって前記削除投票値が所定の値に達した投稿を、前記演算装置により掲示板に表示しないように処理すると削除処理ステップと、
    前記削除処理ステップによって削除された投稿を書き込んだユーザに対して、前記演算装置により前記記憶装置に格納されている投稿削除回数をカウントアップする投稿削除回数カウントアップステップと、
    前記投稿削除回数カウントアップステップによって前記投稿削除回数が所定の値に達したユーザに対して、前記演算装置により掲示板への投稿を停止させる処理を行う投稿停止処分ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする電子掲示板提供プログラム。
  9. 各種演算を行う演算装置と、各種情報を格納する記憶装置とを備えたサーバを有し、ユーザが端末を介してアクセスして投稿及び閲覧可能な電子掲示板システムであって、
    前記記憶装置は、各投稿と各投稿を書き込んだユーザの識別番号との関連づけと、各投稿と各投稿に対して削除を希望するユーザからの削除投票をカウントした削除投票値との関連づけと、各投稿と各投稿にアクセスしたユーザ数との関連づけと、を格納しており、
    前記演算装置は、前記削除投票値が所定値に達した投稿であって、且つ、当該投稿にアクセスしたユーザ数に対する前記削除投票をしたユーザ数の割合が所定値以上である場合に、当該投稿を掲示板に表示しない削除処理をすることを特徴とする電子掲示板システム。
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