JP2007079924A - 無線印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ホストPCとプリンタ装置との通信において冗長性の少ない処理を行い、少ないハードウェアリソースにて利便性の高い無線印刷装置を提供する。
【解決手段】他のインターフェースから印刷している最中にも無線通信を行うが、クレジットを与えないことによりフロー制御を行い印刷データを受信せずに印刷装置の状態が把握できる構成をとる。
【選択図】 図1
【解決手段】他のインターフェースから印刷している最中にも無線通信を行うが、クレジットを与えないことによりフロー制御を行い印刷データを受信せずに印刷装置の状態が把握できる構成をとる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、相手機器との通信に無線通信を含む複数の通信手段を備えた無線印刷装置に関する。
現在、無線によるデータ通信の1つとして周波数2.4GHz帯においてスペクトラム拡散方式を適用したBluetooth通信が利用されている。
接続には複数のプロトコル階層の接続を経て上位層のアプリケーション層へと接続が行われる。最下位層であるLink Manager Protocol(以降LMP)層ではリンク接続に関する処理が行われ、認証、暗号化に関する制御も行われる。その上位に位置するLogical Link Control and Adaptation Protocol(以降L2CAP)層では論理チャネル接続に関する処理が行われ、上位プロトコル層のチャネル接続を確立する。L2CAPの上位に位置するService Discovery Protocol(以降SDP)層では、無線機器の提供するサービスを検索することが可能な構成となっている。
Bluetooth通信では個々のユースケースに応じたプロファイルが定められており、そのプロファイルに従って通信制御が行われている。プロファイルの1つであるHardcopy Cable Replacement Profile(以降HCRP)ではホストPCと印刷装置やスキャナ装置との通信に関する方法が詳細に規定されており、L2CAP層を通して通信が行われる。L2CAP層の接続にはProtocol Service Multiplexer(以降PSM)と呼ばれるアドレス情報が必要であり、SDP接続のサービス検索によりコントロールチャネル、データチャネルに対するPSM情報が取得可能な構成となっている。
またObject Push ProfileやBasic Imaging Profile(以降BIP)やBasic Printing ProfileではL2CAP層の上位に位置するRFCOMM層、OBEX層を通じて接続が行われオブジェクトデータの受け渡しが可能な構成となっている。
Bluetooth通信装置には固有の48ビットBluetoothデバイス・アドレス(以降BD_ADDR)が割り当てられており、接続時にはこのBD_ADDRを知らせLMP層におけるリンク接続が行われる。
HCRPではL2CAP層にコントロールチャネル、データチャネルと呼ばれる2つの論理チャネルを設け制御を行う方法が定義されている。データチャネルではホストPCから印刷装置に対して制御データや印刷データが送信され、印刷装置からホストPCに対しては印刷装置の状態を示すデータが送信される。コントロールチャネルではホストPC側が主体となってデータチャネルのデータフロー制御、LPTステータスの取得、ソフトリセットの発行、デバイスIDの取得などの制御が可能となっている。
データフロー制御では自機器がデータチャネルを通して受信可能なデータバイト数をクレジットとして相手に授与することによりフロー制御を行っている。デバイスIDの情報には製造元情報、バージョン、機種名などの情報が含まれ、タグ情報と詳細情報により内容が判別可能となっている。またタグ情報を製造元が拡張して定義することが可能であり、印刷装置の状態情報を含めることが可能となっている。印刷装置製造元が提供するホストPC上のアプリケーションではこれらの状態情報を利用して、印刷装置の状態を把握しホストPC上で表示することが可能な構成となっている。
図2は複数の通信用インターフェースを持つ印刷装置を示した図で、印刷装置1は無線通信手段と優先通信手段を備えており、無線ホストPC2とは無線通信にて通信が可能となっている。また有線ホストPC3とはUSBなどの有線通信にて通信が可能となっている。
従来の機器では受信バッファ等のハードウェアリソースを軽減するため、有線ホストPC3と有線通信等の他のインターフェースにより印刷制御を行っている間には、無線通信のリソースを押さえるために無線通信制御を行わないように制御している。従ってPC2から無線通信にて印刷装置1の状態を把握しようとしても物理的なリンク接続が不可能であり状態情報を取得することが出来なかった。
例えば、特許文献1記載の印刷装置では、印刷装置の通信装置が通信スレイブから通信マスタに役割を変更し1つの通信装置により複数の接続が可能な構成をとっている。
特開2004−258780号公報
前述のように、従来の印刷装置では他のインターフェースにより印刷制御などを行っている最中には印刷装置の無線通信を行っていなかったため無線通信により印刷装置の状態情報を取得することができなかった。
本発明はこのような点を考慮したもので、ホストPCとプリンタ装置との通信において冗長性の少ない処理を行い、少ないハードウェアリソースにて利便性の高い無線印刷装置を提供することを目的としている。
このような問題を解決するために、本発明の印刷装置では他の通信手段からデータを受信し印刷している最中にも無線通信による接続要求に対して肯定応答を返却し接続を行うことが可能な無線通信手段を備え、無線通信における相手機器からのデータ受信を拒否する手段を備えることを特徴とする。
すなわち、本発明の技術内容は以下の構成を備えることにより前記課題を解決できた。
(1)無線通信を含む複数の通信手段を備え、無線通信の双方向通信により印刷装置の状態を相手機器に送信可能な無線印刷装置において、前記無線通信以外の通信手段からのデータ受信による印刷制御中に無線通信の接続を許可し、印刷装置の状態を無線通信により相手機器に送信し、無線機器で接続されている相手機器からの印刷データの受信を拒否することを特徴とする無線印刷装置。
本発明によれば、印刷装置の無線通信による印刷データ受信が不可能な場合でも印刷装置の状態を検出することが可能となり、利便性の高いシステムを提供することが可能となる。
以下添付図面を使用して本発明の典型的な実施の形態について詳細に説明する。
図1は本実施例における印刷装置の構成の概略を示す図である。
図1に示すように、印刷装置1は印刷制御部105、CPU101、Flash ROM103、RAM104、無線通信I/F制御部102、ベースバンド部106、RF部107、アンテナ108、有線通信I/F制御部109を備えている。
Flash ROM103には、CPU101によってプリンタ装置1を制御動作させるためのプログラムや各種動作テーブルなどが書きこまれている。Flash ROMを使用せずに、ROMとEEPROMなどの不揮発性メモリを同時に具備することによっても本実施例の目的は達成可能である。RAM104には各種変数や制御テーブル、一時的に利用するデータ、パケット受信用の送受信バッファ等が格納利用されている。
アンテナ108を通して受信された信号はRF部107により復調処理されベースバンド部106にデータとして出力される。ベースバンド部106では復調されたデータの誤り訂正処理が行われ、処理結果に応じて正常に受信されたデータが無線通信I/F制御部102に出力され、誤りが発見されたデータに対しては再送要求が行われる。更にセキュリティモードの設定によって相手機器に認証の要求や暗号化処理が行われる。ベースバンド部106と無線通信I/F制御部102との間の各種制御、イベント処理やデータ通信は、規格で定められている汎用のホストコントローラーインターフェース(以降HCI)に沿ってパケット単位で行われる。
データ送信の際には、送信データがHCIに規定されたパケットの形となって無線通信I/F制御部102からベースバンド部106に転送され、データに誤り訂正符号等が付加され所定のデータフォーマットに変換された後RF部107に出力される。RF部107では入力されたデータが変調され、アンテナ108によって他の無線通信機器に送信される。データ受信の際には、送信の場合とは逆の経路でデータが転送され、最終的に無線通信I/F制御部102でベースバンド部106から入力されたHCIパケットデータの解析が行われる。
本実施例ではベースバンド部106、RF部107、アンテナ108が印刷装置1と一体となっているが、これらを別の無線通信モジュールとして切り離し、無線通信I/F制御部102との通信をUSB、RS232Cなど汎用のHCI通信を行うことが可能である。この汎用の通信ポートを備えることにより、印刷装置では1つのポートでデジタルカメラと直接接続するポートと無線通信モジュールを共有し必要に応じて切り替えることが可能な構成をとることができる。
通常、無線通信モジュールには無線通信を行っていることを示すためにLEDが付属されており、コストを抑えた通信モジュールではRF部が通信中にのみLEDが点灯する構成をとっているものが存在する。このような構成をとる場合には、ユーザーが無線通信モジュールを装着したことをLEDによって認識することが難しい。この問題を回避するために、無線通信I/F制御部において装着が確認された場合には、機器探索等の汎用のHCIコマンドにより無線通信モジュールに対して通信を行わせることによりLEDを点灯させ、ユーザーに対し装着が確認されたことを通知することが可能となる。
無線通信I/F制御部102では、Bluetooth通信に必要なリンク接続交渉、サービス検索応答、各プロトコル階層における接続交渉、データ転送およびフローコントロール等の制御処理が行われる。
有線通信I/F制御部109ではUniversal Serial Bus(以降USB)規格のI/Fを備え印刷等各種データの受信やステータス情報の送信、デバイスIDの送信、LPTステータスの送信などが可能な構成となっている。この有線通信I/F制御の規格はUSB以外の有線通信I/Fの規格、或いは他の無線通信I/Fの規格に基づいていても本実施例の目的を達成することが可能である。
接続相手となる無線ホストPC2でも同様にCPU201、無線通信I/F制御部202、ROM203、RAM204およびアンテナ205を備えており、無線通信I/F制御部202を通じて印刷装置1と無線通信により接続を行い、各種印刷データや制御データを送受信することにより印刷が可能である。無線ホストPC2は表示装置(不図示)を備えており印刷装置1から受信したデバイスIDデータを解析し、印刷装置の状態を表示することが可能な構成となっている。
図2は本実施例で説明する機器構成を示す概略図である。
無線ホストPC2は印刷装置1とBluetooth接続で接続が可能であり、HCRPのプロファイルが搭載されている。このシステムではデータチャネルを通じて印刷データを送信することによる印刷制御やコントロールチャネルのデバイスID情報によって印刷装置1の状態を表示可能な構成となっている。
有線ホストPC3は印刷装置1とUSB接続で接続が可能であり、印刷データの送信を行い、デバイスID情報によって印刷装置1の状態が表示可能な構成となっている。
次に本実施例の有線ホストPC3から印刷装置1に対して印刷を行っている場合における、無線ホストPC2から印刷装置1に対して印刷が行われた場合の通信方法について図3のフローチャートを用いて詳細に説明する。
有線ホストPC3から印刷装置1に対して印刷中には印刷装置1のリソースを最大限に利用するために、無線ホストPC2に対する受信バッファの容量はなくなっている。無線ホストPC2のユーザーにより印刷が行われると、印刷装置1に対して無線接続を開始する。印刷装置1に対し最初にLMP層におけるリンク接続要求が発行されると(ステップS301)、印刷装置1からはBluetoothリンク接続要求を肯定応答で返却し(ステップS302)LMP層におけるリンク接続が確立する。
次に無線ホストPC2からL2CAP層においてSDP接続要求を発行し(ステップS303)、印刷装置1からの肯定応答(ステップS304)によりSDP接続が確立し、印刷装置1のサービス検索が可能な状態となる。無線ホストPC2から印刷装置1に対して、HCRP接続に必要なチャネルのPSM情報などのサービス検索を行い(ステップS305)、印刷装置は要求のあった自身のサービス情報を返却する(ステップS306)。必要なサービスを全て取得し終わると無線ホストPC2はSDP接続の切断を行い(ステップS307)、肯定応答により(ステップS308)SDP接続が切断される。
次に無線ホストPC2は取得したHCRPコントロールチャネルに対するPSM情報によりL2CAP層においてHCRPコントロールチャネルの接続を要求し(ステップS309)、印刷装置1は肯定応答を返却することにより(ステップS310)、HCRPコントロールチャネルの接続が確立される。更にPSM情報によりHCRPデータチャネルの接続を要求し(ステップS311)、肯定応答により(ステップS312)HCRPデータチャネルの接続が確立される。無線ホストPC2はコントロールチャネルを通じて自身が受信可能なバイト数を示すクレジットを印刷装置1に授与し(ステップS313)、印刷装置1からの肯定応答(ステップS314)で授与が確認される。
次に無線ホストPC2は印刷装置1に対してコントロールチャネルを通じて、印刷装置1が受信可能なバイト数を示すクレジットを要求する(ステップS315)。印刷装置1はUSB接続で印刷中であり、受信バッファは全てUSB接続に利用しているためクレジットの値を0として肯定応答を返却する(ステップS316)。クレジットを与えないことにより無線ホストPC2から印刷装置1に対してはデータチャネルを通じてデータを送信することが出来ない状態となっている。
次に無線ホストPC2はコントロールチャネルを通じてデバイスIDを要求し(ステップS317)、印刷装置1は自身の状態情報を含むデバイスID情報を返却する(ステップS318)。無線ホストPC2は受け取ったデバイスID情報を解析し、印刷装置1が現在他のI/Fにより印刷中であるということを認識し、ユーザーに対して他のI/Fが使用中であるため印刷ができないことを表示手段により通知する。
図4はユーザーに対する印刷装置の状態を警告するダイアログの例を示している。
ユーザーが警告により印刷を中止することを選択した場合には、無線ホストPC2は現在接続されているHCRPのコントロールチャネル、データチャネルの接続を切断し印刷装置1はそれぞれに対して肯定応答を返却してHCRP接続が切断される(ステップS319)。次にLMP層のリンク接続を切断し(ステップS320)、印刷が行われずに印刷処理が終了する。
ユーザーが他のI/Fが使用中でも印刷を継続する選択肢を選択した場合の無線ホストPC2による継続方法にはいくつかの方法が考えられる。
その1つ目は上記ステップS319の処理を行わずHCRPの接続を切断せずに、HCRPコントロールチャネルを通じて特定のタイミングによりデバイスIDを要求する。応答されたデバイスID情報を解析することにより逐次印刷装置1の状態を確認することにより、有線ホストPC3経由での印刷が終了するのを待つ。他のI/Fによる制御が終了した場合には、コントロールチャネルによって再度クレジット要求を発行し(ステップS315)、印刷装置1からクレジットを受け取ることにより、データチャネルを通じて印刷データを送信開始する。
或いは単純にコントロールチャネルを通じて逐次印刷装置に対してクレジット要求を発行し(ステップS315)、0以外のクレジットを受け取った時点でデータチャネルを通じて印刷データを送信することによって印刷を開始することが可能となる。
その他の例として、無線ホストPC2がバッテリ駆動などによりBluetooth接続に対して電力を抑える処理が必要な場合などは、印刷を中止する場合と同じように一旦Bluetoothの接続を切断する(ステップS319、ステップS320)。そして特定のタイミングで再度印刷装置1に対してリンク接続から同様な接続を試みてデバイスID情報により印刷装置が利用可能な状態であるかを確認する。利用可能な状態であることが確認出来た時点でコントロールチャネルを通じてクレジットを要求し、データチャネルを通じて印刷データを送信することにより印刷を開始することが可能となる。
これらの処理のように既存の通信手段を利用して印刷装置の状態を確認しながら印刷を再開することが可能となる。
以上のように、無線通信以外のI/Fが印刷装置を利用中の場合でも無線通信ホスト側で印刷装置の状態を把握することが可能となり、利便性の高い印刷装置システムが構築可能となる。
実施例1ではHCRP接続にて接続し印刷装置1の印刷装置の状態を無線通信にて把握する方法を示したが、実施例1と同じ印刷装置1の実装で印刷状況を把握できない他の接続方法に対する動作を詳細に説明する。
図6は本実施例の構成を示す概略図であり、印刷装置1と有線ホストPC3はUSB接続により接続されている。無線通信携帯電話4は印刷装置1とBluetooth通信で接続が可能でBIPのプロファイルが搭載され、保存されている写真データを印刷装置に送信することにより印刷が可能な構成となっている。
次に図5のシーケンスチャートを用いて、有線ホストPC3により印刷装置1が印刷動作中の無線通信携帯電話4と印刷装置1の通信方法について詳細に説明する。
有線ホストPC3から印刷装置1に対してUSB経由にて印刷中には印刷装置1のリソースを最大限に利用するために、他のI/Fに対する受信バッファの容量を0にして制御している。USB経由にて印刷中に無線通信携帯電話4のユーザーにより印刷が行われると、印刷装置1に対してBluetoothリンク接続を開始する。印刷装置1に対し最初にLMP層におけるリンク接続要求が発行されると(ステップS501)、印刷装置1からはBluetoothリンク接続要求を肯定応答で返却し(ステップS502)LMP層におけるリンク接続が確立する。
次に無線通信携帯電話4からL2CAP層においてSDP接続要求を発行し(ステップS503)、印刷装置1からの肯定応答(ステップS504)によりSDP接続が確立し、印刷装置1のサービス検索が可能な状態となる。無線通信携帯電話4から印刷装置1に対して、サポートサービス情報、OBEX接続に必要なRFCOMMチャネル番号情報などのサービス検索を行い(ステップS505)、印刷装置は要求のあった自身のサービス情報を返却する(ステップS506)。必要なサービス情報を全て取得し終わると無線通信携帯電話4はSDP接続の切断を行い(ステップS507)、肯定応答により(ステップS508)SDP接続が切断される。これまでの処理の流れは実施例1で説明した方法と同じであり、この後HCRPの接続要求が行われると実施例1と同じ処理を行うことが可能な構成となっている。
次に無線通信携帯電話4はL2CAP層においてRFCOMM接続を要求し(ステップS509)、印刷装置からの肯定応答により(ステップS510)RFCOMM接続が確立する。RFCOMMではパケット単位のクレジット管理が可能で、受信可能なパケット数を相手機器に伝える方法によりフロー制御が行われる。無線通信携帯電話4は自身が受信可能なRFCOMMパケット数を示すクレジットを授与し通知する(ステップS511)。一方印刷装置1ではUSBにより印刷している最中にはRFCOMM接続で受信可能なバッファが存在しないため、RFCOMMのクレジットを与えない(ステップS512)。この処理により相手機器からのデータ送信を止めることが可能となる。
この状態でUSB接続からの印刷処理が終わり、RFCOMM接続において受信可能な状態となると、印刷装置1は受信可能なパケット数分のRFCOMMクレジットを授与する(ステップS513)。但し無線通信携帯電話4側には何故クレジットを与えていないかを通知することが不可能であるため、機器の実装によってはクレジットを与えていない間にタイムアウトして切断をしてしまうことも考えられる。
無線通信携帯電話4がクレジットを与えられるとOBEX接続を行い(ステップS514)、印刷装置1からの肯定応答により(ステップS515)OBEX接続が確立する。次にOBEX PUT要求により印刷を行うデータを印刷装置1に送信する(ステップS516)。送信が完了すると印刷装置1からSuccess応答が返却される(ステップS517)。全てのオブジェクトの送信が完了すると無線通信携帯電話4からOBEXの切断が起動され肯定応答により切断される(ステップS518)。その後無線通信携帯電話4はRFCOMM、L2CAP、LMPの上位層の順に切断処理が行いそれぞれに対する印刷装置からの肯定応答により全ての接続が切断され(ステップS519)印刷のためのデータ転送処理が終了する。
以上のように印刷装置1がUSB印刷中などの状態で受信が不可能な場合において、HCRP接続に対しては接続が可能となっているため、HCRP接続による印刷装置の状態を把握するシステムを残したまま、RFCOMM接続に対してクレジットを与えないことにより、印刷データの受信を止めることが可能となる。
実施例2で説明した構成において、実施例2で説明した方法以外にもデータ受信が不可能な場合の接続に対してデータ受信を避ける方法について詳細に説明する。
印刷装置1の受信が不可能な状態において、実施例2で説明した手順でLMP、L2CAP、SDPの接続を行い、サービスを検索する(図5のステップS501〜ステップS508)。ここまでの処理は実施例1、2と同様の処理となる。
この後に無線通信携帯電話4からのL2CAP層におけるRFCOMM接続要求(ステップS509)に対しては印刷装置1から接続を拒否応答で返却する(不図示)。この処理により無線通信携帯電話4からはデータを送信することが出来なくなる。
図7は印刷装置1におけるL2CAP接続要求が発行された場合の判断処理を示したフローチャートである。
相手機器からL2CAP接続要求が発生すると(ステップS701)、印刷装置1では接続要求に含まれているPSMの情報を確認する(ステップS702)。PSMの情報がL2CAP自身の設定を示すシグナリングパケット、SDP、或いはHCRPである場合には接続を許可し(ステップS703)処理を終了する(ステップS705)。PSMの値がRFCOMM接続である場合にはその接続に対して拒否応答を返却し(ステップS704)、処理を終了する(ステップS705)。
以上のように印刷装置1がUSB印刷中などの状態で受信が不可能な場合において、SDPの接続が可能となっているためサービス検索が可能で、HCRP接続に対しても接続が可能となっているため、HCRP接続による印刷装置の状態を把握するシステムを残したまま、印刷装置の状態を検出することが不可能な機器への接続を拒否することにより、印刷データの受信を止めることが可能となる。
1 印刷装置
2 無線ホストPC
3 有線ホストPC
101 CPU
102 無線通信I/F制御部
103 Flash ROM
104 RAM
105 印刷制御部
106 ベースバンド部
107 RF部
108 アンテナ
109 有線通信I/F制御部
201 CPU
202 無線通信I/F制御部
203 ROM
204 RAM
205 アンテナ
2 無線ホストPC
3 有線ホストPC
101 CPU
102 無線通信I/F制御部
103 Flash ROM
104 RAM
105 印刷制御部
106 ベースバンド部
107 RF部
108 アンテナ
109 有線通信I/F制御部
201 CPU
202 無線通信I/F制御部
203 ROM
204 RAM
205 アンテナ
Claims (4)
- 無線通信を含む複数の通信手段を備え、無線通信の双方向通信により印刷装置の状態を相手機器に送信可能な無線印刷装置において、前記無線通信以外の通信手段からのデータ受信による印刷制御中に無線通信の接続を許可し、印刷装置の状態を無線通信により相手機器に送信し、無線機器で接続されている相手機器からの印刷データの受信を拒否することを特徴とする無線印刷装置。
- 前記相手機器からの印刷データ受信の拒否方法は、BluetoothのHCRP接続において、無線印刷装置からの授与クレジットを0にする方法であることを特徴とする請求項1記載の無線印刷装置。
- 前記相手機器からの印刷データ受信の拒否方法は、BluetoothのRFCOMM接続におけるフロー制御によりデータ受信を拒否する方法であることを特徴とする請求項1記載の無線印刷装置。
- 前記相手機器からの印刷データ受信の拒否方法は、BluetoothのL2CAP接続における特定の接続を拒否する方法であることを特徴とする請求項1記載の無線印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005266749A JP2007079924A (ja) | 2005-09-14 | 2005-09-14 | 無線印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005266749A JP2007079924A (ja) | 2005-09-14 | 2005-09-14 | 無線印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007079924A true JP2007079924A (ja) | 2007-03-29 |
Family
ID=37940169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005266749A Withdrawn JP2007079924A (ja) | 2005-09-14 | 2005-09-14 | 無線印刷装置 |
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Country | Link |
---|---|
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2005
- 2005-09-14 JP JP2005266749A patent/JP2007079924A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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