JP2007077142A - 可溶性フィルム - Google Patents
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Abstract
【課題】満足できる舌触りおよび低い粘着性または脆さを有し、活性物を容易に送達する迅速に可溶性フィルムへのニーズの応える。
【解決手段】可溶性フィルムが活性成分の投与のために記載されている。フィルムは、分解ペクチンおよび少なくとも1種の他のフィルム形成性成分を含んでなる。フィルムは、薬剤、フレーバー、調味料、香りなどの活性物を運ぶことができる。
【選択図】なし
【解決手段】可溶性フィルムが活性成分の投与のために記載されている。フィルムは、分解ペクチンおよび少なくとも1種の他のフィルム形成性成分を含んでなる。フィルムは、薬剤、フレーバー、調味料、香りなどの活性物を運ぶことができる。
【選択図】なし
Description
本発明は、活性成分送達のための可溶性フィルムに関する。
即時の湿潤性に続き迅速な溶解/崩壊を示すフィルム組成物は、治療物質または化粧物質、食品フレーバーを含む食品に香味を与える薬剤、またはフィルム内に含まれる他の成分を送達または投与するために使用されてきた。そのようなフィルムは一般的に、例えば、プルラン、澱粉、ペクチンなどの水溶性可食ポリマーを含んでなる。例えば口腔などの湿った環境に曝されると、フィルムは溶解し、それにより内部に含まれている物質が放出される。
澱粉製のフィルムは、温度および湿度により、脆く、および/またはべとつくことが多い。したがって、それらはしばしばその貯蔵寿命が短い。ペクチンフィルムは温度および湿度にそれほど敏感ではないが、固有粘度が高いので、高い活性物(active)配合レベルで薄いフィルムを形成することができない。ペクチンフィルムは、口の中でフィルムが溶ける間に、不快または他の面で不満足な舌触りを与えることもある。
満足できる舌触りおよび低い粘着性または脆さを有し、活性物を容易に送達する迅速に可溶性フィルムへのニーズが当分野に存在する。本発明はこのニーズに取り組むものである。
本発明は、活性成分を送達するのに有用な可溶性フィルム、可溶性フィルムの調製方法および可溶性フィルムの使用方法を提供する。可溶性フィルムは、可溶性フィルムの一回量形態(single dosage form)の投与時に、所望の作用または用量を付与するに十分な量で存在する活性成分を含んでなる。
本発明の1実施形態は、フィルムがフィルム形成性成分として改質ペクチン(modified pectin)および改質ペクチンでない少なくとも1種の他のフィルム形成性成分を含んでなる、活性物を含有する可溶性フィルムを対象とする。好ましい実施形態において、前記フィルム形成性成分は、乾燥重量基準で、約25〜約75重量%の改質ペクチンおよび約25〜約75重量%の他のフィルム形成性成分を含んでなり、改質ペクチンおよび他のフィルム形成性成分(複数種可)が可溶性フィルム中に存在するフィルム形成性成分の100%を構成する。好ましい実施形態において、本発明の可溶性フィルムは迅速に溶解し、すなわち、湿った環境への暴露に続き、湿った環境中で90秒以内に、より好ましくは60秒以内に完全に溶解し、それにより暴露した環境中に活性物を放出する。
本発明の他の実施形態は、活性成分と改質ペクチンおよび少なくとも1種の他のフィルム形成性成分の混合物を形成する工程および前記混合物を基材物質上にコーティングしてフィルムを形成する工程を含んでなる、活性物を含有する可溶性フィルムの製造方法を対象とする。次いで、前記フィルムを、湿分約15重量%未満の、より典型的には湿分約5重量%未満またはそれより低い含水量まで乾燥する。あるいは、活性物を、乾燥の前または乾燥の間に、形成されたフィルムの表面に振りかけてもよい。次いで、前記フィルムは、目的とする最終用途のために望まれる寸法に切断し、包装し、貯蔵される。
本発明のさらに他の実施形態は、活性成分を、活性物を必要または欲求する個人に投与する方法を対象とする。前記方法は、活性物を含有する可溶性フィルムを個人の湿った部分に適用する工程を含んでなるが、そこではその後に活性物が放出される。活性成分は、活性物を含有する可溶性フィルムの一回量形態の投与時に、所望の作用を付与し、または所定の用量を送達するに十分な量でフィルム中に存在する。フィルムが投与される方法には、経口投与または局所投与があるが、これらに限定されない。
発明の詳細な説明
重量パーセントは、特に断りのない限り、乾燥重量パーセントを意味する。
本発明の実施に使用されるフィルム組成物は特に限定的ではない。組成物は、強く、柔軟性がなくてはならず、それ自体に、または包装に粘着しないよう不粘着性および耐湿性でなければならないが、実質的に湿った、湿潤または水性の環境中に置かれた場合、急速に溶解できなくてはならない。
重量パーセントは、特に断りのない限り、乾燥重量パーセントを意味する。
本発明の実施に使用されるフィルム組成物は特に限定的ではない。組成物は、強く、柔軟性がなくてはならず、それ自体に、または包装に粘着しないよう不粘着性および耐湿性でなければならないが、実質的に湿った、湿潤または水性の環境中に置かれた場合、急速に溶解できなくてはならない。
本発明は、湿気の存在下で迅速に溶解し、その中に含まれている活性成分を、フィルム組成物が置かれている湿った環境中に放出する、フィルム組成物を提供する。フィルム組成物は、活性成分および少なくとも2種の異なるフィルム形成性成分を含んでなるが、その1つが改質ペクチンである。前記フィルム形成性成分は、所望の場合、他の任意成分を含む。
迅速に可溶性フィルムのフィルム形成性成分は、改質ペクチンと少なくとも1種の他のフィルム形成性成分の混合物である。改質ペクチンは、約25〜約75乾燥重量%の量で通常使用される。改質ペクチンでない他のフィルム形成性成分も、約25〜約75乾燥重量%の量で通常使用されるが、前記フィルム形成性成分(例えば、分解ペクチン(degraded pectin)(複数種可)および化工澱粉などの他のフィルム形成性成分(複数種可))はフィルム形成性成分の100乾燥重量%に等しい。ある好ましい実施形態において、全フィルム形成性成分は、約50乾燥重量%の改質ペクチンと約50乾燥重量%の少なくとも1種の他のフィルム形成性成分の混合物を含んでなる。改質ペクチンとフィルム形成性成分の混合物は、粘度を管理可能な限界内に保ちながら、より高い固体配合量で初期溶液を調製するのを可能にする。可能な限り高い固体配合量での初期溶液を有することが望ましいが、その理由は、乾燥プロセスで除去すべき水がより少なく、したがってスループット(throughput)がより速くなるからである。これは、カールの少ない平面フィルムにも通じる。この混合物は、天然ペクチンのみまたは天然ペクチンと他のフィルム形成性成分の混合物から作ったものより柔軟性のあるフィルムも形成する。
改質ペクチンおよび他のフィルム形成性成分(複数種可)の混合物は、実質的に湿った環境または湿潤環境中で、フィルムが急速かつ完全に溶解することを可能とする。前記混合物から作られたフィルムは即時の湿潤性があるので、例えば、舌、粘膜組織などに適用した直後にフィルムが柔らかくなり、したがって口の中で長時間の不都合な感触の暴露を防止できる。フィルムからの急速な溶解により、フィルム中に含まれる活性剤は急速に放出される。
迅速に溶解するという用語は、フィルム形成性成分が約90秒未満で溶解し、より好ましくは約60秒未満で溶解することを意味する。フィルム形成性成分と活性物の両方が水性環境中で溶解することもあり、あるいはフィルム形成性成分が溶解し活性物が水性環境中に放出され、その後で飲み込まれたり粘膜を通して拡散したりすることを理解されたい。フィルムは耐湿性および不粘着性を示すが、舌または他の基質(substrate)表面に置かれたときなど、水に曝されると急速に濡れ、その後迅速に溶解する。
「実質的に水性、湿潤または湿った環境」という用語は、フィルム形成性成分が溶解し、より好ましくは迅速に溶解し、活性物を放出する環境を意味する。典型的には、実質的に水性の環境は、口腔内、例えば舌の表面であろうし、あるいは一杯の水またはジュース、スープ、風呂の水などの食品製品であってもよい。重度の火傷などから生じた外傷組織などの湿った環境も包含される。
当業者が、特定の送達プロファイル(delivary profile)を目標に、フィルムの湿潤性および溶解速度を変更しても良い。例えば、フィルムが経口フィルムである場合、より迅速な溶解が通常好ましく、他の用途ではそれほど迅速でない溶解が許容される。
フィルム形成性成分の必須成分は改質ペクチンである。フィルム形成性成分の約25〜約75乾燥重量パーセントを構成する改質ペクチンは、改質ペクチンの混合物からなっていてもよいことを理解されたい。混合物を含んでなる改質ペクチンは、分解の方法および/または程度、あるいは他の改質において異なっても良い。
天然源から単に抽出されたペクチンは、本発明の目的には改質物とは考えられない。種々の果物の細胞壁から、典型的には酸処理により抽出されたペクチンは、本願において天然ペクチンと称する。
改質ペクチンとは、天然ペクチンになされたどのような変更も意味する。粘度、分子量および/またはゲル化特性を変えるであろう改質が含まれる。本願で用いられるとおり、分解ペクチンとは、分子量を低くするように改質され、したがってその元の未改質(天然)型より固有粘度が低いペクチンである。分解ペクチンは、物理的および/または化学的および/または酵素的処理により変換された天然ペクチンから形成される。分解ペクチンの程度はその固有粘度から決定される。本発明の実施に使用できる分解ペクチンは、0.05MのpH3.75のクエン酸塩緩衝液系中で測定して、約2.5dl/g未満の固有粘度を通常有するであろう。対照的に、改質の前のペクチンの固有粘度は、同様な条件で測定して約4.9dl/g以上である。改質ペクチンおよび分解ペクチンという用語は本願中で交換可能に使用されるが、改質ペクチンは分解ペクチンに限定されないことを理解されたい。
ペクチンを分解する一般的な方法には、高圧での均質化などの機械的手段、好適な塩基または苛性アルカリによるpHの中和、または種々の酸化剤によるものがある。本発明の実施に使用できる分解ペクチンは、CP Kelcoから市販されており、一般的に水中で5〜30%の可溶性固形分で販売されている。
本願で使用されるとおり、フィルム形成性成分は、コーティングでフィルムを形成し得る水溶性または水に分散できるポリマーである。可溶性フィルムの形成分野に従来使用されている水溶性/分散性固形フィルム形成性成分は、分解ペクチンと組み合わせて使用できる。水溶性/分散性ポリマーには、澱粉、化工澱粉、プルラン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、トラガカントガム、グアーガム、アカシアガム、アラビアガム、コーンファイバーガム、ポリアクリル酸、メチルメタクリレートコポリマー、カルボキシビニルポリマー、アミロース、高アミロース澱粉、ヒドロキシプロピル化高アミロース澱粉、デキストリン、ペクチン(すなわち天然ペクチン)、キチン、キトサン、レバン、エルシナン、コラーゲン、ゼラチン、ゼイン、グルテン、大豆タンパク単離物、ホエータンパク単離物、カゼイン、ポリビニルピロリドン、アルギン酸ナトリウムおよびこれらの様々な混合物があるが、これらに限定されない。ある好ましい実施形態において、フィルム形成性成分は、澱粉および改質ペクチンを含んでなり、より好ましくは化工澱粉および分解ペクチンを含んでなる。
本願で使用されるとおり、澱粉は、どのような天然源から誘導される澱粉も全て含むように意図され、そのいずれもが本発明のフィルムに好適である。天然澱粉は、この用語が本願で使用されるとおり、天然に見いだされるままのものである。交雑育種を含む、標準的な交雑種(crossbreeding)、転流(translocation)、逆位(inversion)、形質転換(transformation)、あるいは遺伝子または染色体工学の他の方法およびそれらの変形物により得られる植物から誘導される澱粉も好適である。さらに、突然変異育種の公知の標準的な方法から作られる、人工突然変異から成長した植物および上記の一般的な組成の変形物から誘導された澱粉も好適である。
澱粉の典型的な源には、穀類、塊茎状物、根菜類、豆果および果物がある。天然源は、トウモロコシ、豆、ジャガイモ、サツマイモ、バナナ、オオムギ、コムギ、コメ、サゴ、アマランス、タピオカ、クズウコン、カンナ、モロコシ(sourghum)およびそれらのワキシーまたは高アミロース変種であっても良い。「ワキシー」澱粉は、少なくとも約95重量%のアミロペクチンを含む澱粉であると定義される。「高アミロース」澱粉は、少なくとも約40重量%のアミロースを含む澱粉であると定義される。ワキシー澱粉は、ワキシーマイズ(waxy maize)、ワキシーライスまたはワキシーオオムギでもよい。
ある好ましいフィルム形成性成分は化工澱粉である。澱粉は、物理的および/または化学的および/または酵素的修飾を含む、当分野に公知のどのような修飾技術を利用して修飾してもよい。
国際公開第95/04082号パンフレットにより表される特許のファミリーに記載される剪断処理澱粉(sheared starch)または熱抑制澱粉(thermally−inhibited starch)などの物理的化工澱粉を本発明の実施に使用してよい。
化学的に変性された生成物も使用に好適であり、架橋、アセチル化、有機エステル化、カチオン性、アニオン性、非イオン性、双性イオン性、スクシネートおよびその置換スクシネート誘導体があるが、これらに限定されない。そのような変性は、例えばModified Starches:Properties and Uses、Wurzburg編、CRC Press,Inc.、Florida(1986)にあるように公知である。
酸化、酵素転化、酸加水分解、熱および/または酸デキストリン化により調製される流動性澱粉(Fluidity starch)またはシン‐ボイリング(thin−boiling)澱粉、熱および/または剪断処理生成物を含むどのような澱粉から誘導された転化生成物も本願に有用である。
当分野に公知であり、例えば、米国特許第4,465,702号、第5,037,929号、第5,131,953号および第5,149,799号に開示されている予備糊化澱粉もさらに好適である。澱粉を予備糊化する従来の手順も当業者に公知であり、例えば、Chapter XXII−「Production and Use of Pregelatinized Starch」、Starch:Chemistry and Technology、Vol.III、Industrial Aspects、R.L.Whistler and E.F.Paschall、Editors、Academic Press、New York、1967に記載されている。
澱粉または澱粉ブレンドを当分野に公知の方法により精製し、多糖に天然に見られる、または処理の間に作られる異臭および色を除去できる。澱粉を処理する好適な精製プロセスは、欧州特許第554 818号明細書(Kasicaら)により表される特許のファミリーに開示されている。顆粒または予備糊化形態のいずれかで使用するための澱粉のアルカリ洗浄技術も有用であり、米国特許第4,477,480号明細書(Seidel)および第5,187,272号明細書(Bertalanら)により表される特許のファミリーに記載されている。
追加のカプセル封入化剤または乳化剤を必要としないように活性成分を乳化またはカプセル封入できる澱粉が使用に特に好適であり、そのような澱粉には、ヒドロキシプロピル化またはヒドロキシエチル化澱粉などのヒドロキシアルキル化澱粉、オクテニルスクシネートまたはドデシルスクシネート化澱粉などのスクシネート化澱粉があるが、これらに限定されない。そのような澱粉は、ニュージャージー州、ブリッジウォーター、National Starch and Chemical Companyから商標VELOX(登録商標)で市販されている。澱粉の乳化またはカプセル封入化の使用は、フィルム材料(澱粉成分、活性剤および任意の添加剤)の溶液または分散液を後の処理のために貯蔵し得るという点で特に有用である。ヒドロキシアルキル化澱粉は、より柔らかなフィルムが形成されるので可塑剤の必要性が低いまたは全くないという追加の利点がある。
フィルム形成性成分は、単一の化工澱粉でも、化工澱粉のブレンドでも、化工澱粉と天然澱粉のブレンドでもよい。ブレンドは、フィルムのコストを低下させ、または種々の望ましい性質および機能性をより容易に達成するのに、特に有用なことがある。天然澱粉が使用される場合、少量のみ、具体的には澱粉成分の重量で15%未満、より具体的には約10%未満の量で使用される。
分解ペクチン、他のフィルム形成性成分および望まれる活性物に加え、本発明のフィルムは、可塑剤、乳化剤、保湿剤、界面活性剤、着色料、タンパク、ゲル化剤、フレーバー、フレーバー増強剤、甘味料およびマスキング剤などの他の任意の成分も含んでよい。1実施形態におけるフレーバーおよび/または甘味料が活性物であることがあり、他の実施形態におけるフレーバーおよび/または甘味料が、例えばマスキング剤として使用されることが認識されるであろう。
可塑剤を加えて、フィルムの見かけの柔軟性を高めることができる。固体のポリオール可塑剤は、一般的に、水分吸収および粘着性に対してより良好な抵抗性を提供するであろう。当業者は、経口フィルムに可食可塑剤を選択するなど、可塑剤を選択してフィルムの望まれるニーズを満たすことができる。本発明に有用な可塑剤には、ポリオール、ポリカルボン酸およびポリエステルがある。有用なポリオールの例には、エチレングリコール、プロピレングリコール、ソルビトール、マンニトール、マルチトール、ラクチトールなどの糖アルコール類;フルクトース、グルコース、スクロース、マルトース、ラクトースなどのモノ−、ジ−およびオリゴサッカライド類および高フルクトースコーンシロップソリッドおよびアスコルビン酸があるが、これらに限定されない。ポリカルボン酸の例には、クエン酸、マレイン酸、コハク酸、ポリアクリル酸およびポリマレイン酸があるが、これらに限定されない。ポリエステルの例には、グリセリントリアセテート、アセチル化モノグリセライド、ジエチルフタレート、トリエチルシトレート、トリブチルシトレート、アセチルトリエチルシトレート、アセチルトリブチルシトレートがあるが、これらに限定されない。より典型的には、可塑剤は、グリセロール、プロピレングリコール、ソルビトールおよび/またはポリエチレングリコールである。可塑剤は、どのような望まれる量で存在してもよく、具体的には活性物含有配合フィルムの0〜約50重量パーセント、より典型的には5〜約20重量パーセントである。
他の任意の成分を種々の理由で加えてよく、天然および人工の甘味料;Polysorbate 80などの乳化剤;保湿剤;界面活性剤;調味料などのマスキング剤;着色剤、より具体的には食品用着色剤;ゼラチンなどのタンパク;フレーバーに加え、フレーバー増強剤があるが、これらに限定されない。フィルムの他の任意成分はゲル化剤である。ゲル化剤には、カラギーナン、ゲランガム、イナゴマメ、トラガカントガム、グアーガム、アカシアガムおよびアラビアガムがあるが、これらに限定されない。これらの任意成分は、典型的には少量添加され、具体的には、最終配合製品の重量に対して全部で約30重量%未満である。
本発明は、本願で「活性物」、「活性成分」、「活性剤」などと称する、望ましい所定の物質を、所望の作用または特定の意図される用量を与えるに十分または有効な濃度で投与するのに使用できるフィルムに関する。本願で「活性成分」とも称する「活性物」という用語は、どのような「薬」、「生理活性剤」、「調合物」、「薬剤」、「治療薬」、「生理学薬」、「ニュートラシューティカル(nutraceutical)」、「フレーバー」または「医薬品」も意味するように使用され、病気または疾病状態の診断、回復、緩和、阻止、治療または予防に使用される物質、または体の構造または機能に影響を与える物質を含む。栄養補助食品、機能性食品(例えば、ショウガ、緑茶、ルテイン、ニンニク、リコピン、カプサイシンなど)、スキンウェルネス剤、毛髪固定剤もこの用語に含まれる。
本発明のフィルムが用途を見いだす治療分野および本発明のデバイスに組み込み可能な医薬製品の例には、失禁の治療(オキシブチニン)、中枢神経系の病気(メチルフェニデート)、ホルモン療法および避妊(エストラジオール、テストステロン、プロゲスチン、プロゲステロン、レボノルゲストレル)、心臓血管(ニトログリセリン、クロニジン)および強心薬(例えば、ジギタリス、ジゴキシン)、疼痛管理または抗炎症薬(フェンタニール、リドカイン、ジクロフェナク、フルルビプロフェン)、化粧(過酸化ベンゾイル、サリチル酸、ビタミンC、ビタミンE、アロマオイル)、制嘔吐剤(スコポラミン)、禁煙(ニコチン)、抗炎症状態、ステロイド性(例えば、ヒドロコルチゾン、プレドニゾロン、トリアムシノロン)および非ステロイド性(例えば、ナプロキセン、ピリキシカム)治療、抗菌剤(例えば、ペニシリンVなどのペニシリン、セファレキシンなどのセファロスポリン、エリスロマイシン、テトラサイクリン、ゲンタマイシン、スルファチアゾール、ニトロフラントインならびにノルフロキサシン、フルメキンおよびイバフロキサシンなどのキノロン)、抗プロタゾール剤(例えば、メトロニダゾール)、抗真菌剤(例えば、ニスタチン)、カルシウムチャンネルブロッカー(例えば、ニフェジピン、ジルチアゼム)、気管支拡張剤(例えば、テオフィリン、ピルブテロール、サルメテロール、イソプロテレノール)、コラゲナーゼ阻害剤、プロテアーゼ阻害剤、エラスターゼ阻害剤、リポキシゲナーゼ阻害剤およびアンジオテンシン変換酵素阻害剤(例えば、カプトプリル、リシノプリル)などの酵素阻害剤、他の抗高血圧剤(例えば、プロパラノロール)、ロイコトリエン拮抗剤、H2拮抗剤などの抗潰瘍剤、抗ウィルス剤および/または免疫調節剤(例えば、1‐イソブチル‐1H‐イミダゾ[4,5‐c]キノリン‐4‐アミン、1‐(2‐ヒドロキシ‐2‐メチル‐プロピル)‐1H‐イミダゾ[4,5‐c]キノリン‐4‐アミンおよびアシクロビル)、局所麻酔薬(例えば、ベンゾカイン、プロポフォル)、鎮咳薬(例えば、コデイン、デキストロメトルファン)、抗ヒスタミン薬(例えば、ジフェンヒドラミン、クロルフェニラミン、テルフェナジン)、麻薬性鎮痛剤(例えば、モルヒネ、フェンタニール)、アトリオペプチドなどの心作用薬、抗痙攣薬(例えば、カルバマジン)、免疫抑制剤(例えば、シクロスポリン)、精神治療薬(例えば、ジアゼパム)、鎮静剤(例えば、フェノバルビタール)、抗凝血薬(例えば、ヘパリン)、鎮痛薬(例えば、アセトアミノフェン)、片頭痛薬(例えば、エルゴタミン、メラトニン、スマトリプタン)、抗不整脈薬(例えば、フレカイニド)、制吐剤(例えば、メタクロプロミド、オンダンセトロン)、抗ガン剤(例えば、メトトレキセート)、抗不安薬などの神経薬、止血剤、抗肥満薬などならびにそれらの薬学的に許容される塩、エステル、溶媒和物およびクラスレートがある。
活性物の追加の例には、グアイフェネシン、ロラチジン、L‐テアニン、オンプレマゾール(ompremazole)、塩酸プソイドエフェドリン、ナイアシンまたはレチノールなどのビタミンがあるが、これらに限定されない。
動物用活性物も本発明のフィルムを利用して投与してよい。フィルムを、家畜にも、家畜でない動物にも投与できる。動物投与用のフィルムは、例えば、口臭消臭剤、フレーバー、栄養補助食品、機能性食品、薬剤および/またはニュートラシューティカル活性物を投与できる。動物用途にも使用できる上述の活性物の多くの他に、追加の例には、例えば、ジクラズリルおよびルフェヌロンがある。
ニュートラシューティカル活性物も本発明のフィルムを利用して投与してよい。通常のニュートラシューティカルには、機能性食品、栄養補助食品、酸化防止剤を含むハーブ製品、免疫促進剤、心臓血管健康促進剤、関節軟骨健康増進剤、記憶および精神促進剤、女性の健康増進剤、気持ちおよび感情の促進剤および減量促進剤があるが、これらに限定されない。これらには、カフェイン、葉酸、βカロテン、リコピン、吉草根、チョウセンニンジン、ビタミンE、ハーブティー(例えば緑茶)および天然生物学的植物があるが、これらに限定されない。
調味料(flavoring)も本発明のフィルムを利用して投与してよい。これらの調味料は、合成香味油および香味芳香物および/または油、オレオレジンならびに食物、葉、花、果実などから誘導される抽出物ならびにこれらの組み合わせから選択してよい。代表的な調味油には、スペアミント油、シナモン油、ペパーミント油、チョウジ油、ベイ油、タイム油、シダーリーフ油、ナツメグの油、セージの油、苦扁桃油がある。バニラ、チョコレート、コーヒー、ココア、柑橘類の油、例えばレモン、オレンジ、ブドウ、ライムおよびグレープフルーツならびに果実エッセンス、例えば、リンゴ、西洋ナシ、モモ、イチゴ、ラズベリー、サクランボ、プラム、パイナップル、アプリコットなどの人工、天然または合成果実フレーバーも有用である。これらの調味料は、単独でも、混合しても使用できる。通常使用されるフレーバーには、ペパーミントなどのミント、人工バニラ、シナモン誘導体および種々の果実フレーバーがあり、単独または混合して使用される。シンナミルアセテート、シンナムアルデヒド、シトラール、ジエチルアセタール、ジヒドロカルビルアセテート、オイゲニルホルメート、p‐メチルアニソールなどを含むアルデヒドおよびエステルなどの調味料も使用できる。
一般的に、Chemicals Used in Food Processing、National Academy of Sciencesによるpublication 1274、63−258ページに記載されているものなど、どのような調味料または食品添加物も使用できる。アルデヒド調味料のさらなる例には、アセトアルデヒド(リンゴ);ベンズアルデヒド(サクランボ、アーモンド);シンナムアルデヒド(シナモン);シトラール、すなわちαシトラール(レモン、ライム);ネラール、すなわちβシトラール(レモン、ライム);デカナール(オレンジ、レルノン);エチルバニリン(バニラ、クリーム);ヘリオトロピン、すなわちピペロナール(バニラ、クリーム);バニリン(バニラ、クリーム);α‐アミルシンナムアルデヒド(スパイシーな果実臭);ブチルアルデヒド(バター、チーズ);バレルアルデヒド(バター、チーズ);シトロネラール(調節剤、多種);デカナール(柑橘類);アルデヒドC‐8(柑橘類);アルデヒドC‐9(柑橘類);アルデヒドC‐12(柑橘類);2‐エチルブチルアルデヒド(ベリー類);ヘキセナール、すなわちトランス‐2(ベリー類);トリルアルデヒド(サクランボ、アーモンド);ベラトルアルデヒド(バニラ);2,6‐ジメチル‐5‐ヘプテナール、すなわちメロナール(メロン);2,6‐ジメチルオクタナール(熟していない果実);および2‐ドデセナール(柑橘類、マンダリン);サクランボ、ブドウ;これらの混合物などがあるが、これらに限定されない。
利用される調味料の量は、通常、フレーバーの種類、個々のフレーバー、望まれる強さおよび要求される味のマスキングなどの因子による好みの問題である。したがって、最終製品に望まれる結果を得るために、量を変えることがある。そのような変化は、過度な実験の必要なしに当業者の能力内である。
ある程度水溶性である活性物が本発明による送達に好ましく、攪拌時に、熱を加えたときに、pHが変化したときに、あるいは熱を加えたときおよび/または攪拌時および/またはpH変化時に、水性環境中で可溶化される活性物も含まれる。特に好ましいある実施形態において、本発明の可溶性フィルムに取り込まれそれにより送達される活性物はカフェインである。
活性剤は、活性物を含有する最終的な一回量の可溶性フィルムが所定の有効量を含むような量で加えられる。十分な濃度または量とは、望まれる感覚刺激性効果、生理学的効果、治療的な効果、ニュートラシューティカルの効果または香味効果などの望まれる作用または治療用量を与えるのに要する量で活性剤が存在することを意味する。活性剤は、望ましい結果、例えば病気の治療における望ましい治療結果をもたらすに十分な量で存在するが、これは本願で有効量とも称される。例えば、有効量の薬とは、非毒性であるが、特定の期間または特定数の用量で選択された効果を提供するに十分な量の薬を意味する。
有効量を構成する量が、フィルム中に取り込まれている特定の活性物、治療される病気の状態および/または重篤度、選択されている活性物とともに投与される他の活性物、フィルムの他の成分、望まれる治療期間および好ましい数の用量単位、フィルムが投与される個人の年齢、フィルムの大きさなどにより変わることが認識されるであろう。一般的に活性物は、最終的に配合されるフィルムの重量で最高33%、またはそれ以上を構成してよい。薬剤活性物は、典型的には約1〜15重量%の範囲であり、機能性食品およびニュートラシューティカル活性物は典型的には最終的に配合されたフィルムの約10〜33重量%の範囲である。そのような量は、熟練した現場の人により容易に決定される。
活性物により発揮される作用は、2つの方法で認識および測定できる。望ましい作用を与えるに十分な活性物の濃度は、その認識される強度およびその認識される特性により測定可能である。強度は、例えば、味、臭いまたは生理学的反応(例えば、強い、中程度、弱いまたはわずかなど)などの全体的な強度として定義される。特性は、例えば、味、臭い、生理学的または薬学的な反応(チョコレート、ペパーミント、シトラス、敏捷性の高まり、病気または怪我の症状の回復など)の認識される記述として定義される。
本発明の可溶性フィルムは、当分野に公知の種々の方法により製造可能である。本発明の実施において、活性物は、室温またはそれより高い温度で、水性環境中に可溶化または分散される。活性物は、最初に水に可溶化または分散され、次いで活性物を含む溶液または懸濁液が分解ペクチンおよびフィルム形成性成分と混合して混合物を形成する。別法として、より好ましくは、活性物は、フィルム形成性成分の溶液中で可溶化または分散され、混合物を形成することもある。
フィルムは、限定はされないがウェットキャスティング(wet casting)、凍結乾燥および押出成形などの当分野に公知のどのような技術によっても、そのような分散液または溶液から好適な厚さの固化形態に形づくることにより、それから形成できる。分散液または溶液を、錠剤または食品などの他の可食製品上に直接コーティングまたは噴霧し、乾燥して可食フィルムを形成してもよい。
調製された活性物とフィルム形成性成分含有の混合物は、ナイフ、バーまたは押出ダイコーティング法を利用して基材上に適用され、そのコーティングされた基材が乾燥されて水の大部分が除かれ、基材からフィルムを除かれる。好適な基材には、シリコーンエラストマー、金属箔および金属化ポリフォイル、複合フォイルまたはポリエチレンテレフタレート(PET)を含むフィルム、ポリテトラフルオロエチレン物質またはその等価物、ポリエーテルブロックアミドコポリマー、ポリウレタン、ポリビニリデンクロライド、ナイロン、ポリエチレン、ポリエステルおよび剥離可能な基材として当分野において有用な他の物質があるが、これらに限定されない。
フィルムは、水がある程度残るように完全には乾燥されない。水の量は、所望の機能性を得るように制御可能である。例えば、典型的には、水分が多いとより柔軟なフィルムが得られ、水分が多すぎると粘着性があり(すなわち、積み重ねられたフィルムが互いに付着し分離が困難になる)べとつくフィルムが得られる。典型的には、本発明のフィルムは、湿分約15重量%未満、好ましくは湿分約5重量%〜約15重量%、さらにより好ましくは湿分約6重量%〜約10重量%の水含量を有するであろう。ついで、フィルムは所望の寸法に切断され、包装および貯蔵される。
フィルムの厚さは、ある程度望まれる最終用途に依存するであろう。典型的には、フィルムの厚さは、約10〜500ミクロン、具体的には25〜200ミクロンの範囲であろう。口腔内の急速な溶解のための経口フィルムとして調製される場合、フィルムの厚さは、約50〜150ミクロンであることがより好ましい。
本発明のフィルムは、ストリップ、テープ、パッチ、シート、包帯などの物品の形態または当業者に公知の他のどのような形態でも製造することができる。投薬システム(dosage system)は、どのような望ましい単位形態でも製造できる。種々の形状を持つことに加え、製造される投薬単位(dosage unit)は最終使用用途に依存して(例えば経口または局所投与のいずれのために設計されたか)、種々の大きさでよい。
一般的に、デバイスは、フィルムを曲げたり折ったりすることなく、口腔内に予め選択された量の薬を送達するのに好適な大きさのストリップの形態であろう。厚さは、大幅に変わっていてよいが、典型的には約1〜約5ミル、好ましくは約3〜約5ミルの厚さ、より典型的には約4〜約5ミルの厚さである。一般的には、幅が約1インチ(2.54cm)、長さが約1 1/4インチ(3.18cm)、厚さが約4ミルであるストリップ(重量で約105mg)が経口投与に使用されるであろう。
1実施形態において、本発明は、活性物質として少なくとも約10乾燥重量%のカフェインを含む迅速に可溶性フィルムのストリップを提供する。好ましい実施形態において、調製されたフィルムは、最終的に配合されたフィルムの重量に対して、少なくとも約15乾燥重量%のカフェインを含んでなる。カフェインは、最終的に配合されたフィルムの最大約33重量%またはそれ以上を構成してよい。
本発明のさらなる実施形態は、前記活性成分を必要または欲求している個人への活性成分の投与を対象とする。前記方法は、活性物を含有する可溶性フィルムを、加えると同時に活性物が放出される舌または皮膚などの個人の湿った部分に加えることを含んでなる。コンプライアンスの点から、本発明のフィルムは、低年齢の子どもを治療するのに特に有用であることが認識されよう。
前記フィルムは、パーソナルケア、スキンケア、傷のケア、医薬、獣医、ニュートラシューティカルおよび口臭消しを含む種々の用途に活性剤を送達するために使用できる。
本発明のフィルムは、マルチドース(multi‐dose)包装のため積み重ねてもよいが、望まれる場合、シングルドース(single dose)形態で包装してもよい。一回量形態は、典型的には、単一フィルム、例えば口腔送達のために配合されたフィルムのストリップであるが、実質的に同時に投与される多数のフィルムを意味することもある。この点で、医薬分野で通常、一回量として投与するために、例えば体重、年齢などに応じて、1つまたは2つの錠剤が奨励される。
本発明のフィルムは、マルチドース(multi‐dose)包装のため積み重ねてもよいが、望まれる場合、シングルドース(single dose)形態で包装してもよい。一回量形態は、典型的には、単一フィルム、例えば口腔送達のために配合されたフィルムのストリップであるが、実質的に同時に投与される多数のフィルムを意味することもある。この点で、医薬分野で通常、一回量として投与するために、例えば体重、年齢などに応じて、1つまたは2つの錠剤が奨励される。
当業者は、フィルム配合物を変更して、活性物、分解ペクチンおよびフィルム形成性成分の操作および他の成分の制御により、透明性および他の望まれる特性を与えることができる。
以下の実施例は、説明のためのみに提示される。
以下の実施例は、説明のためのみに提示される。
実施例1 フィルムを形成する組成物および方法
表1および2は、迅速に可溶性フィルムを形成する成分およびそのそれぞれの乾燥重量%を列記している。表1は、50%分解ペクチンを含むカフェインフィルムを形成する成分を列記し、表2はフィルム形成性成分中に25%分解ペクチンを含むカフェインフィルムを対象としている。両方とも、60秒未満で口の中で完全に溶解する、脆くなく、べたつかず舌触りのよいフィルムを形成した。
表1および2は、迅速に可溶性フィルムを形成する成分およびそのそれぞれの乾燥重量%を列記している。表1は、50%分解ペクチンを含むカフェインフィルムを形成する成分を列記し、表2はフィルム形成性成分中に25%分解ペクチンを含むカフェインフィルムを対象としている。両方とも、60秒未満で口の中で完全に溶解する、脆くなく、べたつかず舌触りのよいフィルムを形成した。
全ての成分をはかり分け、混合した。成分およびそれぞれの量(重量および乾燥重量%)を以下の表に列記する。ゲランガムおよび可塑化剤(プロピレングリコール、グリセロール、ソルビトール)をビーカー中でおよそ15分間混合し、なめらかな溶液を得た。次いで、フレーバー(ペパーミント、バニラミント)およびPolysorbate 80を、ゲランガム溶液に加えた。Waring Commercial Laboratory Blender、型式34BL97の中で、残りの成分(Velox(登録商標)澱粉、スクラロース、Ace K、カフェイン、Blue 1、ゲニュー(Genu)ペクチン)を、ゲランガム溶液および水に加えた。これを、溶液が均一になるまで、速度設定3で3〜5分間混合した。
実施例2 カフェインフィルムの形成方法
フィルムをキャストするために、10ccのブレンドされたカフェインフィルム溶液をシリンジで引いた。次いで、溶液をコーター上に射出し、PET基材上にフィルムをキャストした。濡れているフィルムを、最初に3.5ミル(89ミクロン)でキャストした。次いで、基材上のこのフィルムを、150°F(66℃)の対流式オーブンで、5〜8分または触ってべたつきが無くなるまで乾燥した。最終的なフィルムを、2.5〜3.1ミル(64〜76ミクロン)の厚さまで乾燥した。これを適当な寸法に切り、包装して、貯蔵した。
フィルムをキャストするために、10ccのブレンドされたカフェインフィルム溶液をシリンジで引いた。次いで、溶液をコーター上に射出し、PET基材上にフィルムをキャストした。濡れているフィルムを、最初に3.5ミル(89ミクロン)でキャストした。次いで、基材上のこのフィルムを、150°F(66℃)の対流式オーブンで、5〜8分または触ってべたつきが無くなるまで乾燥した。最終的なフィルムを、2.5〜3.1ミル(64〜76ミクロン)の厚さまで乾燥した。これを適当な寸法に切り、包装して、貯蔵した。
当業者には明らかなとおり、本発明の多くの改変および変形が、その精神および範囲から逸脱せずに作成可能である。本願に記載の特定の実施形態は例示のためのみに提供され、本発明は、添付する特許請求の範囲に資格が与えられている等価物の全範囲とともに、そのような特許請求の範囲の用語のみにより限定されるものとする。
Claims (20)
- フィルム形成性成分の混合物を含んでなる可溶性のフィルムであって、前記混合物が約25〜約75乾燥重量%の改質ペクチンを含むものである、可溶性のフィルム。
- 活性成分をさらに含んでなる、請求項1に記載のフィルム。
- 前記フィルムが、湿気への暴露後60秒以内に完全に溶解する、請求項2に記載の可溶性のフィルム。
- 前記活性成分が、薬剤、ニュートラシューティカル成分、補助食品、機能性食品、化粧品、香料またはこれらの混合物である、請求項2に記載のフィルム。
- 前記フィルムの最終配合重量に対して約10〜約33%のカフェインを含んでなる、請求項2に記載のフィルム。
- 前記改質ペクチンが、物理的、化学的または酵素的処理によりペクチンから誘導されている、請求項1に記載のフィルム。
- 前記混合物が、約25〜約75乾燥重量%の、改質ペクチン以外のフィルム形成性成分を含んでなる、請求項1に記載のフィルム。
- 前記の他のフィルム形成性成分が、澱粉、化工澱粉、プルラン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、トラガカントガム、グアーガム、アカシアガム、アラビアガム、コーンファイバーガム、ポリアクリル酸、メチルメタクリレートコポリマー、カルボキシビニルポリマー、アミロース、高アミロース澱粉、ヒドロキシプロピル化高アミロース澱粉、デキストリン、ペクチン、キチン、キトサン、レバン、エルシナン、コラーゲン、ゼラチン、ゼイン、グルテン、大豆タンパク単離物、ホエータンパク単離物、カゼイン、ポリビニルピロリドン、アルギン酸ナトリウムおよびこれらの組み合わせからなる群から選択されるものである、請求項7に記載のフィルム。
- 少なくとも1種の他のフィルム形成性成分が化工澱粉である、請求項8に記載のフィルム。
- 前記化工澱粉が、ヒドロキシメチル化澱粉、ヒドロキシエチル化澱粉、ヒドロキシプロピル化澱粉、オクテニルコハク酸化澱粉およびドデシルコハク酸化澱粉ならびにこれらの組み合わせからなる群から選択されるものである、請求項9に記載のフィルム。
- 1種以上の可塑剤を更に含んでなる、請求項1に記載のフィルム。
- 甘味料、乳化剤、保湿剤、界面活性剤、着色料、フレーバー増強剤、ゲル化剤およびこれらの混合物からなる群から選択される成分を更に含んでなる、請求項1に記載のフィルム。
- 前記混合物が、約50乾燥重量%の改質ペクチン、および約50乾燥重量%の、改質ペクチン以外の少なくとも1種のフィルム形成性成分を含んでなる、請求項1に記載のフィルム。
- 活性成分を更に含んでなる、請求項13に記載のフィルム。
- 前記活性成分がカフェインである、請求項14に記載のフィルム。
- 前記の他のフィルム形成性成分が化工澱粉の組み合わせである、請求項14に記載のフィルム。
- 活性成分を必要とするまたは要求する個体にその活性成分を投与する方法であって、請求項2に記載の活性成分含有の可溶性フィルムを、前記活性成分が放出される個体の湿った部分に適用する工程を含んでなる、方法。
- 前記フィルムが舌に適用される、請求項17に記載の方法。
- 前記フィルムが外傷組織に適用される、請求項17に記載の方法。
- 前記活性成分がカフェインである、請求項18に記載の方法。
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