JP2007075296A - ゴルフバッグ - Google Patents

Abstract

【課題】 軽量で取り扱いやすく、しかも強度が高いゴルフバッグを提供する。
【解決手段】 前側の左右の縦材１６、１７と、その上端同士を連結する横材２０と、後ろ側の左右の縦材１８、１９と、前後の縦材の下端同士を連結する前後材２１、２１とを備えた１本の金属パイプ製からなるフレーム１１と、そのフレーム１１の上端および下端に固定される環状の口枠１４ａおよび底枠１５ａと、フレーム１１内に吊り下げられる袋体１４と、フレームの外面に取り付けられる外皮体１５とを備え、その外皮体１５が成形可能なシートを左右に分割した筒状の形態に成形したものであるゴルフバッグ１０。
【選択図】 図１

Description

本発明はゴルフバッグに関し、とくに軽量で、かつ、強度が高いゴルフバッグに関する。

特開２００１−１９８２５０号公報 特開２００３−３２５７１３号公報

一般的なゴルフバッグ（キャディバッグ）は、ゴルフクラブを収納する有底円筒状のベルポーレンと、そのベルポーレンの上端に固定される口枠と、ベルポーレンを取り囲む柔軟な袋状の外皮とからなる。ベルポーレンは例えば硬質の合成樹脂あるいは発泡樹脂などからなる。ベルポーレンの上端にはクラブ同士の接触を防ぐための仕切り枠を固定している。外皮は天然あるいは合成の皮革、あるいはナイロンなどの強度がある布地を縫製して形成し、ベルポーレンとの間に余裕をもたせて口枠などに固定している。そしてベルポーレンと外皮の隙間には、外皮の内面に取り付けた収納袋を収容している。収納袋は外皮に形成したスライドファスナーで、外部から靴やグローブあるいは着替えなどを出し入れできるようにしている。

特許文献１は、上記のようなゴルフバッグを車のトランク内に積み重ねたときのベルポーレン（筒状本体）の変形や破損を防止するため、外皮の外側に、特定形状のパイプフレームを取り付けることを提案している。このパイプフレームは、側面から見たときにアルファベットの「Ｂ」の形状を呈し、前面から見たときは、上部、中央部および下部の幅がいくらか広い、上下に長い矩形状の形態を備え、上から見たときは馬蹄状を呈している。

特許文献２は、特許文献１と同様の３本の縦材を備えたパイプフレームと、そのパイプフレームの中に配置された布製のゴルフバッグの本体とからなり、ベルポーレンを用いないゴルフバッグを提案している。このものは、フレームの上部と下部の間に、本体の形状を保持するためのテープなどの形状保持部材を橋架することが開示されている。

前記ベルポーレンと柔軟な外皮とを用いるゴルフバッグは、重く、持ち運びしにくい。さらに特許文献１のゴルフバッグは、周囲に本体を保護するパイプフレームを取り付けているので、一層重く、取り扱いに不便である。他方、特許文献２のゴルフバッグは、パイプフレームの内部に布製の本体（袋）を配置しているので、軽量で取り扱いが容易である。しかしパイプフレームの縦材が３本であるので、本体の一部がパイプフレームから突出し、しかも突出している形状が不規則で、尖った棒や鋭い金属片などが当たると穴があいたり切れたりするなど、破損し易い問題がある。

本発明は上記従来のゴルフバッグの問題を解消し、軽量で取り扱いやすく、しかも強度が高く、破損しにくいゴルフバッグを提供することを技術課題としている。

本発明のゴルフバッグ（請求項１）は、前後左右の４本の縦材を備えたフレームと、そのフレームの上端に固定される環状の口枠と、前記フレームの下端に固定される環状の底枠と、前記フレーム内に吊り下げられる袋体とを備えていることを特徴としている。このようなゴルフバッグでは、前記フレームの外面に取り付けられる外皮体をさらに備え、その外皮体が成形可能なシートを所定の形状に成形したものであるものが好ましい（請求項２）。

また、このようなゴルフバッグでは、前記フレームが、前側の左右の縦材と、その左右の縦材の上端同士を連結する横材と、左側の前後の縦材の下端同士を連結する左側の前後材と、右側の前後の縦材の下端同士を連結する右側の前後材とを備えているものが好ましい（請求項３）。その場合、前記フレームが、１本のパイプを折り曲げて構成するのが好ましい（請求項４）。

また、前側の縦材が後ろ側の縦材よりも短く、それらの縦材の上端同士を連結する横材と前記後ろ側の縦材に固定される口枠との間に、ハンドルが連結されているものが一層好ましい（請求項５）。さらに前記後ろ側の左右の縦材同士が平行であり、かつ、それらの上端が開口しており、それらの縦材に、門型の引き手が上下スライド自在に収納されており、前記フレームの下端にキャスターが設けられているものが好ましい（請求項６）。

さらに前記外皮体が、左側の前後の縦材に沿って取り付けられた左側の側板と、右側の前後の縦材に沿って取り付けられた右側の側板とからなるものが好ましい（請求項７）。

本発明のゴルフバッグ（請求項１）は、前後左右の４本の縦材を用いてフレームを構成し、そのフレーム内に袋体を吊り下げている。そのため、袋体に収容したゴルフクラブの重量は、フレームによってしっかりと保持される。さらに縦材が前後左右に配置されるので、袋体がフレームの内部に収容され、外部に突出しない。そのため尖った棒や鋭い金属片がぶつかりにくく、内部の袋体は安全に保護される。また、ベルポーレンに代えて袋体を備え、その袋体がフレームに吊られているので、軽量で扱いやすく、強度が高い。

このようなゴルフバッグが、前記フレームの外面に取り付けられる外皮体をさらに備え、その外皮体が成形可能なシートを所定の形状に成形したものである場合（請求項２）は、袋体が棒状の突起や金属片から一層安全に保護される。そして袋体と外皮体がフレームを介して一体にされるので、軽量で強度が高い。

このようなゴルフバッグにおいて、前記フレームが、前側の左右の縦材と、その左右の縦材の上端同士を連結する横材と、左側の前後の縦材の下端同士を連結する左側の前後材と、右側の前後の縦材の下端同士を連結する右側の前後材とを備えている場合（請求項３）は、４本の縦材同士が横材および前後材で連結されて一体化されるので、一層強度および剛性が高く、内部空間の保持機能が高い。また、前記前側の左右の縦材、横材、前後材および後ろ側の左右の縦材からなるフレームが、１本のパイプを折り曲げたものである場合（請求項４）は、製造が容易であり、しかも強度が高い。また、前記前側の縦材が後ろ側の縦材よりも短く、それらの縦材の上端同士を連結する横材と前記後ろ側の縦材に固定される口枠との間にハンドルが連結されているもの（請求項５）は、ハンドルによって口枠とフレームの前側とが一体化するので、一層強度および剛性が高く、型くずれしにくい。

さらに前記後ろ側の左右の縦材の上端が開口しており、それらの縦材に、門型の引き手が上下スライド自在に収納されており、前記フレームの下端にキャスターが設けられているもの（請求項６）は、引き手をもってゴルフバッグを引っ張ることにより、地面や床面上を容易に移動させることができる。さらに後ろの２本の縦材を門型の引き手で一体化することができるので、剛性が高くなる。

前記外皮体が、左側の前後の縦材に沿って取り付けられた左側の側板と、右側の前後の縦材に沿って取り付けられた右側の側板とからなるゴルフバッグ（請求項７）は、左右の側板で前後の縦材を連結しているので、一層剛性が高い。また、左右の側板をフレームに取り付ければよいので、組立作業が容易である。

つぎに図面を参照しながら本発明のゴルフバッグの実施の形態を説明する。図１は本発明のゴルフバッグの一実施形態を示す分解斜視図、図２は本発明のゴルフバッグの他の実施形態を示す分解斜視図、図３はそのゴルフバッグの組み立て後の斜視図、図４はそのゴルフバッグの側面図、図５はそのゴルフバッグのフレームの組立前側面図、図６はそのゴルフバッグの外皮体の正面図、図７はそのゴルフバッグの口枠の側面図である。

図１に示すゴルフバッグ１０は、大きく分けて、金属パイプ製のフレーム１１と、そのフレームに吊り下げられる袋体１２と、フレームの外面に取り付けられる外皮体１３と、フレームの上端に固定され、袋体１２および外皮体１３の上端を保持する環状の口枠１４と、フレーム１１の下端に固定され、袋体１２および外皮体１３の下端を保持する底枠１５とからなる。口枠１４は環状の芯材１４ａと、その芯材に被せられる、左右分割したカバー１４ｂとからなる。底枠１５は、左右のフレーム１１の下部を連結する芯材１５ａと、その周囲に被せられる、左右に分離しているカバー１５ｂとからなる。

フレーム１１は前後４本の縦材（縦パイプ）１６、１７、１８、１９と、前側の縦材１６、１７の上端同士を連結する横材２０と、左右それぞれについて前側の縦材１６、１７の下端と後ろ側の縦材１８、１９の下端とを連結する前後材２１、２１とからなる。この実施形態では、これらの縦材１６、１７、１８、１９、横材２０および前後材２１、２１は１本の金属パイプを折り曲げて構成されている。

図に示すように、前側の縦材１６、１７は後ろ側の縦材１８、１９より短い。また、横材２０は上向きに凸となる略円弧状の形態を備え、その中央部と口枠の芯材１４ａの前端中央部とはハンドル（取っ手）２２で連結されている。また、フレーム１１の平面形状は略台形状を呈しており、前側の縦材１６、１７の間隔は後ろ側の縦材１８、１９の間隔より狭い。

フレーム１１を構成する金属パイプは、アルミニウム製、アルミニウム合金製あるいはチタン合金製など、軽量で強度が高いものが好ましい。また、金属パイプのほか、ガラス繊維やカーボン繊維などの繊維で強化した合成樹脂製パイプを用いることもできる。パイプにせずに中実の棒材でフレームを構成してもよいが、パイプのほうが軽量で強度を高くすることができるので好ましい。

前記袋体１２は、上端の開口部の周囲が口枠の芯材１４ａによって吊られており、前部には前側の縦材１６、１７に止めるための環状ないし筒状の止めベルト２３が設けられている。袋体１２および止めベルト２３は、ナイロン、キャンバス地など、強度が高い織物地（布）を縫製したものが好ましい。この実施形態では袋体１２の前側に小物を入れるための前袋２４が設けられ、その前袋２４の上下左右の４か所に止めベルト２３が縫いつけられている。そして左および右の上下に配置した止めベルト２３に左右の縦材１６、１７がそれぞれ通されている。前袋２４には、上下に２か所の蓋体２５が設けられている。蓋体２５の上部は、たとえばスライドファスナーで開閉自在としている。

さらに袋体１２の後部の左右には、後ろ側の縦材１８，１９を通すための筒状の保持部２６が設けられている。また、袋体１２の下部には、前後左右４か所の支持ベルト２７ａ、２７ｂが設けられている。左右の支持ベルト２７ａは、フレームの前後材２１、２１を通しており、前後の支持ベルト２７ｂは底枠の芯材１５ａに連結されている。

前記口枠の芯材１４ａは従来の口枠と同様に、合成樹脂などから環状に形成されており、その周囲には左右に分割したカバー１４ｂが被せられている。この実施形態では、カバー１４ｂは芯材１４ａの側面にリベットなどで取り付けられ、芯材１４ａとカバー１４ｂの間に袋体１２および外皮材１３の上端を挟み込んで固定している。なお、袋体１２の上端は口枠１４あるいは芯材１４ａに巻き付けて縫い合わせるようにしてもよい。また、袋体１２にフレーム１１のパイプを通す環状のベルト片を縫着しておき、そのベルト片に通して吊すようにしてもよい。

さらに口枠の芯材１４ａには、前述のハンドル２２の上端がリベットなどで固定される。芯材１４ａとフレーム１１の後ろ側の縦材１８、１９とは、たとえば芯材１４ａに形成した貫通孔に縦材１８、１９を通し、さらに接着するなどにより結合することができる。ただしネジなど、別個の締結部材を用いてもよい。

前記底枠の芯材１５ａは、合成樹脂、金属板などを環状に成形することにより構成することができる。芯材１５ａとフレーム１１とは、たとえばネジなどで螺着したり、接着剤で接着したりすることにより結合することができる。なお、底枠の芯材１５ａは、フレーム１１と別個に形成して取り付けることもできるが、フレーム１１の前後材２１、２１を利用して、左右の前後材とその前端同士および後端同士を連結する部材とで構成することもできる。底枠の芯材１５ａについても、その側面にリベットなどで取り付けられる左右に分離したカバー１５ｂを設けるのが好ましい。その場合は、芯材１５ａとカバー１５ｂとの間に外皮材１３の下端を挟み込んで固定することができる。

前記外皮体１３は、筒状体を左右に分割した形態を備えている。外皮体１３の前側は、前袋２４を露出させるように開口している。このような外皮体１３は、たとえば熱可塑性樹脂からなる合成樹脂シートないし熱可塑性エラストマー製のシート、あるいはＥＶＡなどからなる合成樹脂発泡シートを熱プレス成形したものが用いられる。発泡シートは熱プレスの時に発泡させて成形性を高めたものが好ましい。合成樹脂シートと発泡樹脂シートの積層体であってもよい。また、布地に熱硬化製樹脂を含浸させて加熱成形することにより、所定の形状に成形してもよい。ガラス繊維あるいはカーボン繊維からなるマットに熱硬化製樹脂を含浸させたものを同様に熱成形してもよい。さらに縫製可能な薄い合成樹脂シートを熱プレス成形してもよい。いずれの場合も、軽量で強度が高く、形状保持性を備えているものが好ましい。それにより外部から棒材などがぶつかっても破れない。

また、外皮体１３は成形後に縫製が可能な程度の厚さ、柔らかさを備えているシートから形成することもできる。その場合は上記の硬質の素材を芯材として、外側に装飾用のシートないしフィルムを積層して装飾効果を高めてもよい。また、硬化樹脂のコーティングを施して最外層に用いて傷がつきにくいようにしてもよい。外皮体１３は、図３に示すように、前述の上下のカバー１４ｂ、１５ｂとリベットで口枠の芯材１４ａおよび底枠の芯材１５ａに固定する。ただし、他の方法で固定することもできる。

図１のゴルフバッグ１０では、後ろ側の縦材１８、１９の上端に門型の引き手３１が設けられ、底枠の芯材１５ａあるいはフレーム１１の後部にキャスター３２が左右一対で取り付けられている。引き手３１は、２本の縦棒３１ａ、３１ａと、それらの上端を連結する横棒３１ｂとからなり、縦棒３１ａ、３１ａの下部はフレーム１１の後ろの左右の縦材１８、１９の上部に摺動自在に収容されている。それにより使用しないときはフレーム１１内に収容しておくことができる。その場合、引き手３１の上昇端および下降端では引き手が動かないように、ロック機構を設けてもよい。ロック機構を設ける場合は引き手３１を利用してゴルフバッグ１０を押すこともできる。

前記キャスター３２は、底枠１５に設けるほか、フレーム１１の下部後端に取り付けることもできる。前記ゴルフバッグ１０の口枠１３の内部には、ゴルフクラブが互いにぶつからないように仕切るための公知の仕切り材３３が設けられている。上記のように構成されるゴルフバッグ１０は、軽量で、強度および剛性が高く、尖った棒状の物がぶつかっても外皮体１３によって保護される。さらに引き手３１およびキャスター３２により、搬送が容易である。

図１のゴルフバッグ１０では、フレーム１１の左右に外皮体１３を設けているが、外皮体１３を省略することもできる。その場合は一層軽量になる。また、図１のゴルフバッグ１０では、上下２段の前袋２４を用いているが、前後２段ないし３段の前袋を採用することもできる。また、底枠１５と共に、あるいは底枠に代えて、板状ないし皿状の底板３８を用いることもできる。このような皿状の底板３８を採用する場合は、底部３８に突起がぶつかった場合に内部の袋体を一層確実に保護することができる。

図２および図３に示すゴルフバッグ４０は、左右一対のフレーム４１、４１と、フレームの上端同士を連結する口枠４２と、下端同士を連結する底枠４３と、フレームの内部に吊り下げられる袋体４４と、フレーム４１の側面に沿って取り付けられる左右の外皮体４５とを備えている。各フレーム４１は、図８に示すように、前の縦材４６と後ろの縦材４７とそれらの上端同士を連結する前後材４８とからなる逆Ｕ字状に折り曲げた金属製のパイプからなる。すなわちこのフレーム４１は、図１のゴルフバッグ１０とは異なり、左右に分離した２本のパイプからなる。左右のフレーム４１は、口枠４２と底枠４３とによって一体に連結される。

口枠４２は、環状の内枠４２ａと、その外側に袋体４４の上端を挟んで嵌合される環状の外枠４２ｂと、さらにその外側の側面に外皮体４５の上端を挟んで締結される左右に分離したカバー４２ｃとからなる。内枠４２ａにはフレーム４１の上端と係合する湾曲した係合部が形成されている。内枠４２ａに開口を形成し、その開口の内縁にカバー４２ｃの折り曲げ片を係止することもできる。さらに内枠４２ｂとカバー４２ｃの間に外皮体４５を挟み込むようにしてもよい。カバー４２ｃ、外枠４２ｂ、内枠４２ａおよび外皮体４５は、リベットあるいはネジによって一体に締結される。なお、図２では内枠４２ａは環状に構成しているが、左右一対で形成することもできる。

底枠４３は、環状の芯材４３ａと、左右に分割されたカバー４３ｂとからなる。芯材４３ａには、フレーム４１を通すための筒状部５１が形成されており、カバー４３ｂにはフレーム４１の外面にしっかりと当接するための断面半円形の凹所５２が設けられ、その内縁が前述の折り曲げ片５３である。なお、芯材４３ａに、フレーム４１の内面としっかり当接するための凹所を設けてもよい。

外皮体４５は、図６に示すように、略楕円状の板材であり、前縁における上下方向の中央部に凹部５４が形成されている。この凹部５４は、フレーム４１の前側の縦材４６を露出させ、ショルダーベルトを連結するための連結ベルト５５をその縦材４６に直接取り付けるためのものである。外皮体４５の内面側には、上端近辺、中央近辺および下端近辺に、フレーム４１の外面としっかりと当接する断面半円形の凹所５６が形成されている

図２に示すように、口枠４２には左右の連結ベルトと対応する上部連結ベルト５７が取り付けられており、この上部連結ベルト５７と中央部の左右の連結ベルト５５により、略逆Ｙ字状のショルダーベルト（図３の符号５８参照）を連結するようにしている。なお、図２および図６の符号５９は、硬質の合成樹脂や金属で形成した環状の保護枠である。この保護枠５９は、図３および図４に示すように、フレームの前側の縦材４６を露出させるために外皮体４５に形成した開口部の周縁を囲むように取り付けられ、外皮体４５を保護する。

また、図２の符号６０は、袋体４４の前面側を保護する保護カバーであり、前袋６１、６２の襠部６３、６４と一体に縫製している。上段の前袋６１は、門型に襠部６３を構成しており、下端を保護カバー６０に縫い合わせた蓋体６５とはスライドファスナー６６で開閉自在に連結している。下段の前袋６２は、上襠のみで構成し、側襠は外皮体４５で兼用している。符号６７は下段の蓋体であり、前袋の上襠との間に設けたスライドファスナー６８により開閉自在としている。
下段の蓋体６７の下部６７ａは、図３に示すように、底枠のカバー４３ｂによって底枠の芯材４３ａに締結される。

前側の保護カバー６０の上部には、ハンドル２２が固定されている。この実施形態では、ハンドル２２の上部は左右の連結ベルト２２ａを介してフレーム４１の前側の縦材４６に連結されている。ハンドル２２の下部は、図８に示すように、片方のフレームの前側の縦材４６に連結されている。口枠４２の外枠４２ｂには、それらの連結ベルト２２ａを通すための開口２２ｂが形成されている。連結ベルト２２ａは口枠４２に連結してもよい。図２のゴルフバッグ４０では、引き手やキャスターを設けていないが、図１のゴルフバッグ１０と同様に、伸縮自在の引き手およびキャスターを設けることもできる。図２では袋体４４の後部を保護する保護カバーを図示していないが、図３および図４に示すように、前側と同様に後ろ側にも収納袋を兼ねる保護カバー６９を設けている。

上記のように構成されるゴルフバッグ４０は、図３および図４に示すように組み立てられる。このように組み立てられたゴルフバッグ４０は、ベルポーレンを有しないので軽量である。そして軽量であるにもかかわらず、強度および剛性が高く、外部から尖った棒などが接触しても外皮体４５で保護される。ただし外皮体４５を省略することもできる。その場合は一層軽量になる。

本発明のゴルフバッグの一実施形態を示す分解斜視図である。 本発明のゴルフバッグの他の実施形態を示す分解斜視図である。 そのゴルフバッグの組み立て後の斜視図である。 そのゴルフバッグの側面図である。 そのゴルフバッグのフレームの組立前側面図である。 そのゴルフバッグの外皮体の正面図である。 そのゴルフバッグの口枠の側面図である。

符号の説明

１０ ゴルフバッグ
１１ フレーム
１２ 袋体
１３ 外皮体
１４ 口枠
１４ａ 口枠の芯材
１４ｂ 口枠のカバー
１５ 底枠
１５ａ 底枠の芯材
１５ｂ 底枠のカバー
１６ 縦材（左前）
１７ 縦材（右前）
１８ 縦材（左後ろ）
１９ 縦材（右後ろ）
２０ 横材
２１ 前後材
２２ ハンドル
２２ａ 連結ベルト
２３ 止めベルト
２４ 前袋
２５ 蓋体
２６ 保持部
２７ａ 支持ベルト（左右）
２７ｂ 支持ベルト（前後）
３１ 引き手
３２ キャスター
３３ 仕切り材
３８ 底板
４０ ゴルフバッグ
４１ フレーム
４２ 口枠
４２ａ 内枠
４２ｂ 外枠
４２ｃ カバー
４２ｄ 係合部
４２ｅ 開口
４３ 底枠
４３ａ 芯材
４３ｂ カバー
４４ 袋体
４５ 外皮体
４６ 縦材（前）
４７ 縦材（後ろ）
４８ 前後材
５０ 開口
５１ 筒状部
５２ 凹所
５３ 折り曲げ片
５４ 凹部
５５ 連結ベルト
５６ 凹所
５７ 上部連結ベルト
５８ ショルダーベルト
５９ 保護枠
６０ 保護カバー
６１ 前袋（上段）
６２ 前袋（下段）
６３、６４ 襠部
６５ 蓋体
６６ スライドファスナー
６７ 蓋体
６８ スライドファスナー

Claims (7)

1. 前後左右の４本の縦材を備えたフレームと、
   そのフレームの上端に固定される環状の口枠と、
   前記フレームの下端に固定される環状の底枠と、
   前記フレーム内に吊り下げられる袋体とを備えているゴルフバッグ。
2. 前記フレームの外面に取り付けられる外皮体をさらに備え、
   その外皮体が成形可能なシートを所定の形状に成形したものである請求項１記載のゴルフバッグ。
3. 前記フレームが、前側の左右の縦材と、その左右の縦材の上端同士を連結する横材と、左側の前後の縦材の下端同士を連結する左側の前後材と、右側の前後の縦材の下端同士を連結する右側の前後材とを備えている請求項１記載のゴルフバッグ。
4. 前記フレームが、１本のパイプを折り曲げたものである請求項３記載のゴルフバッグ。
5. 前記前側の縦材が後ろ側の縦材よりも短く、それらの縦材の上端同士を連結する横材と前記後ろ側の縦材に固定される口枠との間に、ハンドルが連結されている請求項１記載のゴルフバッグ。
6. 前記後ろ側の左右の縦材同士が平行であり、かつ、それらの上端が開口しており、それらの縦材に、門型の引き手が上下スライド自在に収納されており、前記フレームの下端にキャスターが設けられている請求項１記載のゴルフバック。
7. 前記外皮体が、左側の前後の縦材に沿って取り付けられた左側の側板と、右側の前後の縦材に沿って取り付けられた右側の側板とからなる請求項２記載のゴルフバッグ。