JP2016005546A - 分解・組み立て式のゴルフバッグおよびゴルフバッグのデザイン変更システム - Google Patents

分解・組み立て式のゴルフバッグおよびゴルフバッグのデザイン変更システム Download PDF

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Abstract

【課題】分別・廃棄を容易にすべく分解可能であるにもかかわらず、強度低下、さらにそのデザイン性や機能性を高めた分解・組み立て式のゴルフバッグおよびゴルフバッグのデザイン変更システムを提供する。
【解決手段】ゴルフバッグ10は、前後左右の4本の縦材16、それらの縦材の上端に連結される口枠14および縦材の下端に連結される底板からなるフレーム11と、前後の縦材の間に配置され、フレームに連結される左右一対のパネル13と、フレーム内に設けられる袋体とを備えており、口枠および底板に縦材の上下端を連結するための連結部がそれぞれ形成されており、パネルがフレームに抜き差し自在に設けられており、縦材、口枠、底板、パネルおよび袋体に分解することができる。
【選択図】図1

Description

本発明はゴルフバッグに関する。さらに詳細には、分解・組み立てが容易なゴルフバッグに関する。
一般的なゴルフバッグ(キャディバッグ)は、ゴルフクラブを収納する有底円筒状のベルポーレンと、そのベルポーレンの上端に固定される口枠と、ベルポーレンを取り囲む柔軟な袋状の外皮とからなる。ベルポーレンは例えば硬質の合成樹脂あるいは発泡樹脂などからなる。そのベルポーレンの上端にはクラブ同士の接触を防ぐための仕切り枠を固定している。外皮は天然あるいは合成の皮革、あるいはナイロンなどの強度がある布地を縫製して形成し、ベルポーレンとの間に余裕をもたせて口枠などに固定している。そしてベルポーレンと外皮の隙間には、外皮の内面に取り付けた副袋を収容している。副袋は外皮に形成したスライドファスナーで、外部から靴やグローブあるいは着替えなどを出し入れできるようにしている。
このものは、ベルポーレンによりバッグ全体の強度を維持している。
また、特許文献1には、金属パイプで強度を維持するゴルフバッグが開示されている。このものは、強度メンバとして金属パイプを用い、そのパイプに袋体を吊っている。このため、袋体に収容されるゴルフクラブの重量はフレームで支持することができる。これにより、ベルポーレンに代えて軽量な薄手の外皮体を用いてパイプ間を塞ぐことができ、バッグの軽量化と強度向上を実現する、というものである。
特開2007−75296号公報
ゴルフバッグは通常は大きく嵩張るものであり、重量もある。このため、それを廃棄するのは煩雑である。また、布、合成樹脂、金属などの素材が集合して一体とされているから、分別廃棄し難い。
一方で、分別を促進すべく、分解可能な構造を採用するほど、強度や剛性が低下し、さらにゴルフバッグの全体的な形状や機能が制限される傾向にある。特に、デザイン性、機能性の低下は、近年のデザインサイクルの短縮化と相まって、ゴルフバッグのデザインや機能に対する飽きや、利便性の低下をいち早く感じさせる一因になり得る。
このため、分別廃棄まで考慮すると、使用者の要求する強度、さらにはデザインや利便性を満足させるのは難しい。
そこで、本発明は分別・廃棄を容易にすべく分解可能であるにもかかわらず、強度が高く、さらにそのデザイン性や機能性の高い分解・組み立て式のゴルフバッグおよびゴルフバッグのデザイン変更システムを提供することを技術課題としている。
また通常、ゴルフバッグの購入において、購入予定者によりデザイン選択の幅を拡大させるような取り組みはあまり行われていない。購入予定者毎にデザインの変更が許されると、その変更のための機構を設けなければならず、ゴルフバックの構造を一層複雑にする。
そこで、本発明は、購入予定者が自ら真に気に入るであろうデザインに接近させるのに効果的な部材についてデザインの変更をさせ、その上でその変更を簡易な構成で実現するゴルフバッグを提供することを第2の技術課題としている。
(1)本発明の分解・組み立て式のゴルフバッグは、前後左右の4本の縦材、それらの縦材の上端近辺に連結される口枠および前記縦材の下端近辺に連結される底板からなるフレームと、前後の縦材の間に配置され、フレームに連結される左右一対のパネルと、前記フレーム内に設けられる袋体とを備えており、前記口枠および底板に縦材の上下の端部付近を連結するための連結部がそれぞれ形成されており、前記パネルがフレームに抜き差し自在に設けられており、前記縦材、口枠、底板、パネルおよび袋体に分解することができるものである、ことを特徴としている。
ここで、フレームに対し抜き差し自在とは、フレームをパネルの抜き差しの枠として用いることである。
(2)このような組み立て式のゴルフバッグでは、前記口枠にパネルを通すスリットが設けられており、前記前後の縦材にパネルの両側をガイドするガイド溝が形成されており、前記口枠にパネルの上端付近が係止されているものが好ましい。
(3)さらに、前記口枠のスリットに袋体の開口端付近が挿し込まれて係止されているものが好ましい。
(4)さらに、放射状に延びる3本の腕部を有するハンドルをさらに備えており、前記ハンドルの各腕部が、前方の左右の縦材および口枠のそれら縦材の間の部位にそれぞれ連結されており、前記ハンドルが、フレームから分離することのできるものが好ましい。
(5)さらに、前記縦材がパイプ状の部材であり、前記口枠の連結部が貫通孔で、底板の連結部が嵌合穴であり、前記フレームが副袋を取り付けるための支持材を備えており、その支持材が後方の左右の縦材にそれぞれ設けられており、各支持材が、その下端が縦材の下端付近に取外自在に連結され、縦材の後方で縦材に平行に延びており、その上端が縦材の上端付近に連結されており、後方の縦材の上下端に、左右一対でそれぞれ設けられるジョイントをさらに備えており、そのジョイントが後方の縦材の端部が挿入される筒状部と、その筒状部から分岐して支持材の端部が挿入される分岐筒状部とからなり、そのジョイントの筒状部が縦材の端部を挿入した状態で、前記口枠の貫通孔あるいは底板の嵌合穴に挿入されており、前記前後の縦材の上端同士を連結すべく、前記貫通孔内の縦材に両端を嵌合される連結材をさらに備えており、その連結材の端部がジョイントの筒状部に挿入されており、前記ジョイント、支持材および連結材が、フレームから分離することのできるものが好ましい。
(6)本発明のゴルフバッグの第2の態様は、前後左右の4本の縦材、それらの縦材の上端近辺に連結される口枠および前記縦材の下端近辺に連結される底板からなるフレームと、前後の縦材の間に配置され、フレームに連結される左右一対のパネルと、前記フレーム内に設けられる袋体とを備えており、前記口枠および底板に縦材の上下の端部近辺を連結するための連結部がそれぞれ形成されており、前記口枠にスリットが設けられ、口枠に袋体の開口端付近が挿し込まれて係止されており、前記縦材、口枠、底板、パネルおよび袋体に分解することができるものであることを特徴としている。
(7)本発明のゴルフバッグのデザイン変更システムは、前述の分解・組み立て式のゴルフバッグと、そのゴルフバッグに用いる交換用のパネルとからなることを特徴としている
(8)本発明のゴルフバッグは、3本以上の縦材を備え、隣接する縦材の間に塞がれるべき面を有する縦材フレームと、前記縦材にスライドさせて取り付けられる1枚以上の外皮体とからなり、各外皮体が塞ぐべき前記面の個数分の幅を有しており、前記縦材フレームに取り付けられる外皮体の合計幅が前記縦材フレームの全ての面の合計幅とほぼ同じにされていることを特徴としている。
(9)このようなゴルフバッグでは、前記外皮体が、縦材に外挿するための筒部を備えているものが好ましい。
(10)さらに、前記外皮体の隣接する側縁同士を連結する機構が設けられているものが好ましい。
(11)さらに、前記外皮体の全部または一部がパネル状に成形されており、前記縦材のうち少なくとも1組の隣接する縦材にスリットがそれぞれ形成されており、それらのスリットに前記パネル状に成形された外皮体の両側縁を挿し込むことにより、前記フレームの少なくとも1つの側面にパネル状の外皮体が取り付けられているものが好ましい。
(1)本発明のゴルフバッグは、パネルがフレームに抜き差し自在に設けられているから、広い表面積を占める前記パネルを、デザインの異なる他のパネルに容易に交換することができる。これにより、ゴルフバッグの見た目の印象を容易に変化させることができる。そして、所有者はデザインに飽きず、長く使用することができる。
そして、パネルを前後の縦材の間に設けているから、分解可能でありながら、差し込まれた際にパネルと縦材が一体となって強度を向上させることができる。
さらに、ゴルフバッグを縦材、口枠、底板、パネルおよび袋体に分解することができるから、嵩張らず、廃棄が容易である。そして、各パーツに分解できるから、分別した廃棄が容易である。
さらに、パーツ単位で交換できるから、色や形状といったデザインや寸法を部分的に変更することができる。これにより、使用の状況に応じて異なる利便性を付与したり、それをさらに高めることができる。このため、所有者は、ゴルフバッグのデザインや機能に対し、長期に渡り、満足することができ、その上で廃棄物の減容および分別廃棄を容易にすることができる。
(2)このようなゴルフバッグにおいて、前記口枠にパネルを通すスリットが設けられており、前記左右の縦材にパネルの両側をガイドするガイド溝が形成されており、前記口枠にパネルの上端付近が係止されている場合は、パネルの交換が一層容易であり、パネルを口枠に係止させることがきる。そして、パネルを差し込むと、口枠および前後の縦材がパネルを介して一体となるから、一層フレームの強度が向上する。
(3)前記口枠のスリットに袋体の開口端付近が挿し込まれて係止されている場合は、袋体内のゴルフクラブの荷重が口枠を介して、4本の縦材に均等に伝達されるから、フレームに局所的な負荷が加わるのを防止できる。
(4)放射状に延びる3本の腕部を有するハンドルを備えており、前記ハンドルの各腕部が、後方の左右の縦材および口枠のそれら縦材の間の部位にそれぞれ連結されており、前記ハンドルが、フレームから分離することのできる場合は、後方の左右の縦材と口枠とが連結されているから、より一層フレームの強度を高めることができる。そして、ハンドルを分離して、異なるデザインや機能を有するものに取り換えることができる。
(5)さらに、前記縦材がパイプ状の部材であり、前記口枠の連結部が貫通孔で、底板の連結部が嵌合穴であり、前記フレームが副袋を取り付けるための支持材を備えており、その支持材が後方の左右の縦材にそれぞれ設けられており、各支持材が、その下端が縦材の下端付近に取外自在に連結され、縦材の後方で縦材に平行に延びており、その上端が縦材の上端付近に連結されており、後方の縦材の上下端に、左右一対でそれぞれ設けられるジョイントをさらに備えており、そのジョイントが後方の縦材の端部が挿入される筒状部と、その筒状部から分岐して支持材の端部が挿入される分岐筒状部とからなり、そのジョイントの筒状部が縦材の端部を挿入した状態で、前記口枠の貫通孔あるいは底板の嵌合穴に挿入されており、前記前後の縦材の上端同士を連結すべく、前記貫通孔内の縦材に両端を嵌合される連結材をさらに備えており、その連結材の端部がジョイントの筒状部に挿入されており、前記ジョイント、支持材および連結材が、フレームから分離することのできる場合は、ジョイントを介して、連結材および支持材によって口枠とフレームの後側とが一体化するので、一層強度および剛性が高く、型くずれしにくい。そして、前記ジョイント、支持材および連結材を分離して、異なるデザインや機能を有するものに取り換えることができる。
(6)さらに、本発明のゴルフバッグは、広い表面積を占める前記パネルを、デザインの異なる他のパネルに易に交換することができきる。これにより、ゴルフバッグの見た目の印象を容易に変化させることができる。そして、所有者はデザインに飽きず、長く使用することができる。
そして、パネルを前後の縦材の間に設けているから、分解可能でありながら、差し込まれた際に一体となって強度を向上させることができる。
さらに、ゴルフバッグを縦材、口枠、底板、パネルおよび袋体に分解することができるから、嵩張らず、廃棄が容易である。そして、各パーツに分解できるから、分別した廃棄が容易である。
さらに、パーツ単位で交換できるから、色や形状といったデザインや寸法を部分的に変更することができる。これにより、使用の状況に応じて異なる利便性を付与したり、それをさらに高めることができる。このため、所有者は、ゴルフバッグのデザインや機能に対し、長期に渡り、満足することができ、その上で廃棄物の減容および分別廃棄が容易である。
さらに、前記口枠のスリットに袋体の開口端付近が挿し込まれて係止されているから、袋体内のゴルフクラブの荷重が口枠を介して、4本の縦材に均等に伝達され、フレームに局所的な負荷が加わるのを防止できる。
(7)さらに、本発明のゴルフバッグのデザイン変更システムは、前述の分解・組み立て式のゴルフバッグと、そのゴルフバッグに用いる交換用のパネルとからなるので、広い面積を占めるパネルを変更することにより、見た目の印象を大きく変更させることができ、デザインを長期に渡りカスタマイズできる。したがって、一層飽きず、所有者に長く使用させることができ、廃棄物の減容および分別廃棄の効果を一層長く持続させることができる。
(8)本発明のゴルフバッグは、3本以上の縦材を備え、隣接する縦材の間に塞がれるべき面を有する縦材フレームと、前記縦材にスライドさせて取り付けられる1枚以上の外皮体とからなり、各外皮体が塞ぐべき前記面の個数分の幅を有している。その上で、前記縦材フレームに取り付けられる外皮体の合計幅が前記縦材フレームの全ての面の合計幅とほぼ同じにされている。このため、例えば縦材が4本の場合は、1面の幅の外皮体と3面の幅の外皮体とを組み合わせて4面の幅(合計幅)として、1つのゴルフバッグのデザインを決定することができる。その上で、このような外皮体を縦材にスライドさせて取り付けるから、組み立てが容易である。
例えば、3面の幅を用いてデザインを表示すると、1面の幅を3つ用いてデザインを表示するのに比べて、継ぎ目のない滑らかな3面の幅の大きなデザインを表示することができる。
このように人目に付きやすく、そして全体的なデザインに大きく貢献しているであろう外皮体を、面単位で準備しているから、一面毎にデザインを準備できるばかりでなく、例えば2面の幅の外皮体+2面の幅の外皮体というようなバリエーションを用意することができる。このため、単に一面毎にデザインを用意する以上にデザインバリエーションが豊富であり、購入予定者のデザイン選択の自由度が高めることができる。そして、購入予定者の自身の真に気に入るであろうデザインに接近する可能性が高まる。
(9)このようなゴルフバッグでは、前記外皮体が、縦材に外挿するための筒部を備えている場合は、筒部に縦材を通すだけでよいので、組み立てが容易である。
(10)さらに、前記外皮体の隣接する側縁同士を連結する機構が設けられている場合は、複数の外皮体を連結して、一体にすることができる。
(11)さらに、前記外皮体の全部または一部がパネル状に成形されており、前記縦材のうち少なくとも1組の隣接する縦材にスリットがそれぞれ形成されており、それらのスリットに前記パネル状に成形された外皮体の両側縁を挿し込むことにより、前記フレームの少なくとも1つの側面にパネル状の外皮体が取り付けられている場合は、パネル状の外皮体を組み込むことにより、材質、色感、形状から得られるゴルフバックの全体の風合いに変化を付けることができる。
図1は本発明のゴルフバッグの一実施形態を示す分解斜視図である。 図2は本発明のゴルフバッグのデザイン変更システムの一実施形態を示す概略図である。 図3aは図1に示す口枠の芯材の平面図、図3bは図3aの正面図、図3cは図3aの下面図、図3dは図3aの背面図、図3eは図3aの右側面図である。 図4aは図1に示すジョイントの平面図、図4bは図4aの正面図、図4cは縦材の断面図である。 図5aは図1に示すハンドルの平面図、図5bは図5aの正面図、図5cは図5aの下面図、図5dは図5aの背面図、図5eは図5aの右側面図である。 図6aは図1に示すパネルの平面図、図6bは図6aのA−A線断面図、図6cは図6aの側面図である。 図7は本発明の他の実施形態を示す部分分解斜視図である。 図8は本発明の他の実施形態を示す口枠の平面図である。 図9は図7のB−B線断面を示す概略断面図である。 図10は本発明のゴルフバッグの他の実施形態を示す斜視図である。 図11aは図10のゴルフバッグに用いる縦材フレームに外皮体を取り付ける様子を示す分解斜視図、図11bは図11aの平面図である。 図12は図11の外皮体を取り付けた縦材フレームをゴルフバッグに組み立てる様子を示す分解斜視図である。 図13は図10のゴルフバッグの変形例の概略を示す平面図である。 図14は本発明のゴルフバッグのさらに他の実施形態を示す斜視図である。 図15は図14のゴルフバッグのさらに他の実施形態の外皮体を取り付ける様子を示す分解斜視図である。 図16は図15の外皮体を取り付けた縦材フレームをゴルフバッグに組み立てる様子を示す分解斜視図である。 図17は外皮体群のデータ構造を示す概略図である。 図18は本発明のゴルフバッグの外皮体のパターンを特定する方法を示す概略フロー図である。
図1を用いて本発明のゴルフバッグの実施形態を説明する。図1に示すゴルフバッグ10は、フレーム11と、そのフレームに吊り下げられる、ゴルフクラブを収容する袋体12(図2の想像線参照)と、フレームの外面に取り付けられるパネル13とからなる。
前記フレーム11は、前後左右4本の縦材16(左前)、17(右前)、18(左後)、19(右後)と、それらの縦材の上端近辺に連結される袋体12(図2参照)およびパネル13の上端を保持する環状の口枠14と、前記縦材の下端に連結され、袋体12およびパネル13の下端を保持する底板15と、前後の縦材16、18、さらに前後の縦材17、19の上端同士をそれぞれ連結する連結材20、20とからなる。
また、フレーム11の平面形状は略台形状を呈しており、前側の縦材16、17の間隔は後側の縦材18、19の間隔より狭い。
前記フレーム11を構成する縦材は、ポリカーボネート(PC)であり、その他の合成樹脂であってもよい。さらに、金属パイプであってもよく、その材質はアルミニウム製、アルミニウム合金製あるいはチタン合金製など、軽量で強度が高いものが好ましい。また、ガラス繊維やカーボン繊維などの繊維で強化した合成樹脂製パイプを用いることもできる。
図4cに示すように、その断面形状は穴の中で回転しないように略小判型にされており、ねじれに強い構造とされている。
前記口枠14は環状の芯材14a(図3参照)と、その芯材に被せられる、左右分割したカバー14b、14bとからなる。
前記底板15は、フレーム11の下部を連結する芯材15aと、その周囲に被せられる、左右に分離しているカバー15b、15bとからなる。
図3に示すように、前記口枠の芯材14aは、合成樹脂などから環状に形成されており、その周囲には左右に分割したカバー14b(図1参照)が被せられている。この実施形態では、カバー14bは芯材14aの側面の取付孔14eにネジなどで取り付けられ、芯材14aとカバー14bの間にパネル13の上端を挟み込んで固定している。なお、カバーの内面に合成樹脂製の突起を設けて、その突起を前記取付孔14eに押し込んで嵌合させるようしてもよい。
前記芯材14aの四隅には、上下方向に貫通する連結部(以下、貫通孔)14cが形成されており、前記縦材が連結される。それら貫通孔14cは小判状の縦材を貫通すべく、略同形状にされている。そして、小判型の長軸を前後方向に対して傾ける、すなわち平面視で矩形状の芯材14aの四隅をトリミングしたように配置されている。
また、前記芯材14aの左右の側縁付近には、上下方向に貫通し、かつ、前後方向に延びるスリット14dがそれぞれ形成されている。
そのスリット14dに袋体12(図2参照)が下方から通され、上方に被さり、そこで係止されている(図3bの二点鎖線参照)。
図1に戻って、前記底枠の芯材15aは、合成樹脂、金属板などを環状に成形することにより構成することができる。その芯材15aの上面の四隅には、連結部(以下、嵌合穴)15cが形成されている。その嵌合穴15cに縦材は嵌合して連結される。その配置は、前述した芯材14aと同様に四隅をトリミングしたような態様で配置されている。なお、その嵌合穴15cに縦材を嵌合させた後、さらにネジなどで螺着して連結してもよい。
なお、連結部としては、前記貫通孔14c、嵌合穴15cの他に、パイプ状の縦材の内
部に、芯材14a、15aの天面および底面から突出する突起を押し入れて嵌合するものでもよく、連結した後に再度分解可能なものである。
前記フレーム11は、衣服などを入れる副袋25(図2参照)を取り付けるための支持材22、22をさらに備えている。その支持材22、22は、後方の縦材にジョイント24、24を介してそれぞれ設けられている。その支持材22、22は、その下端が後方の縦材16、17の下端付近にそれぞれ連結され、前記縦材の後方に平行に延びており、その上端が前記縦材18、19の上端付近にそれぞれ連結されている。
前記ジョイント24は、後方の縦材18、19の上下端に、それぞれ設けられている。そのジョイント24は(図4aおよび図4b参照)、後方の縦材の端部が挿入される筒状部24aと、その筒状部24aの一端から分岐して支持材22の端部が挿入される分岐筒状部24bとを備えている。
そのジョイントの筒状部24aは、後方の縦材16、17の上下の端部近辺をそれぞれ挿入した状態で、前記口枠の貫通孔14cあるいは底板の嵌合穴15cに挿入される。そのジョイント24は、フレーム11から分離することができる。
前記連結材20は、本実施形態ではポリカーボネートで形成される部材である。その連結材20の端部は(図5参照)、本体部20aと、その本体部20aの両端部の挿入部20b、20bとからなる。その挿入部20bは、口枠の本体部14aの上面から貫通孔14bに通されている前記ジョイントの筒状部24aに挿入されている。その連結材20は、挿入された状態で、本体部20bをいくらか上方かつ外向きに延ばしており、口枠の芯材14aの側縁との間に、手指を差し込むできる程度の隙間を空けて配置されている。このため、連結材20を持ってゴルフバッグを動かすことができる。
なお、連結材20の材質として、他の合成樹脂や、ガラス繊維やカーボン繊維などの繊維で強化した合成樹脂製パイプを用いることもできる。
前記フレーム11には、ハンドル21が取外自在に連結されている。そのハンドル21は(図5参照)、放射状に延びる3本の腕部21a、21a、21bを有している。左右に延びている腕部21a、21aの先端は、前後の縦材を通すべく空洞にされている。一方、中央上向きに延びている腕部21aの先端は、芯材14aの嵌合部14e(図3b参照)にスナップフィットできるようにされている。
そして、そのハンドル21は、フレーム11から分離できるようにされている。なお、底板15まで延びる腕部を追加して、フレーム11の剛性を高めてもよい。
前記ハンドル21の表面には、金属部材21c(図1参照)が嵌め込まれている。
前記パネル13は、前後の縦材16、18および17、19の間を塞いでいる左右一対のパネルである。そのパネル13(図6aおよび図6b参照)の両側縁には、前記縦材の外周面に沿うように湾曲した湾曲部13a、13aが形成されている。
このようなパネル13は、本実施形態ではポリカーボネートが用いられている。そのパネル13は、図1に示すように、前述の上下のカバー14b、15bとリベットで口枠の芯材14a(図3a参照)および底枠の芯材15aに固定されている。
そのパネル13は、外部から内部の袋体12への打突を防止できるように剛性の高い材質の合成樹脂が好ましい。その他、軽量なアルミなどの金属板を用いてもよい。さらに、前記パネルの全部または一部を太陽電池パネルとし、ゴルフ場において電子機器に電気を供給できるようにしてもよい。そして、パネルにタッチパネル式のインターフェースなどの板状の電子機器を設けてもよい。
前記パネル13には、その表面に装飾が施されている。例えば、模様、色、写真、その表面の凹凸形状などである。
なお、湾曲部13a、13aを設けなくてもよい。
図2に示す前記袋体12は、上端の開口部の周囲が口枠の芯材14aによって吊られており、前部には前側の縦材16、17に止めるための環状ないし筒状の止めベルト23が設けられている。袋体12および止めベルト23は、ナイロン、キャンバス地など、強度が高い織物地(布)を縫製したものが好ましい。
この実施形態では支持材22、22には、衣類や小物を入れるための副袋25(図1の想像線参照)が設けられ、その副袋25の上下左右の4か所に止めベルト25aが縫いつけられている。そして左および右の上下に配置した止めベルト25aに左右の支持材22、22がそれぞれ通されている。
さらに、前方の縦材16、17には、ゴルフボールなどを入れる前ポケット26が設けられている。その前ポケット26は、前方の左右の縦材16、17をハンドルの下方で連結する渡り部材27に取り付けられている。その渡り部材27の両端には、縦材が貫通する孔27a、27aが形成されている。
次に、本発明のゴルフバッグの他の実施形態を示す。この実施形態では、パネル13がフレーム11に対し抜き差し自在にされている。例えば、図7に示すように、左右の縦材16、18(17、19)にそれぞれガイド溝28、28を形成し、そのガイド溝28、28にパネル13の湾曲部13a、13aをガイドさせている。
前記ガイド溝28は、縦材の長軸にほぼ沿うように形成されている。前記縦材は、その長軸を前後方向に対して傾ける、すなわち平面視で矩形状の芯材14aの四隅をトリミングしたように配置されているから、ガイド溝28、28は平面視で互いのガイド溝の開口を近づける方向に傾いている。このため、湾曲部13a、13aを有するパネル13をガイドすることができ、そのパネル13がガイド溝28から抜けにくい構造となっている。
なお、前記ガイド溝28は、押出し成形された縦材にその断面形状として形成されているが、上述した図1の縦材の外面に断面L字状のガイド片を溶着して設けてもよい。
さらに、本実施形態では、パネル13を口枠のスリット14dに通している。例えば、図8に示すように、口枠14のスリット14dの両端を貫通孔14cに連通させる切り欠き29を設けている。これにより、前記スリット14dの上空からパネル13の下端を差し込んで、そのまま湾曲部13aを切り欠き29を介してガイド溝28へ導くことができる。
次いで、パネル13をその下端が底板15にぶつかるまで挿し込むと、そのパネル13を口枠に係止する。例えば、図9に示すように、口枠のスリット14d内には、固定爪30が設けられている。その固定爪30は、パネル13をスリットに挿通する際には、押動されて撓み、その突出部30aが口枠14の内側に入り込んで、パネル13の挿通の邪魔にならない位置に配置される。そして、パネル13の上端が固定爪の突出部30aを超えると、スリット14d内に突出し、パネル13が上方に抜け出るのを防止する。
前記パネル13は、一枚の板状の部材であるが、複数の板材から構成してもよい。例えば、細長い板状のパネルを前記ガイド溝に通し、そのパネルの上から新たなパネルを通し、最初のパネルの上面に当接するようにし、順次縦材の上端まで積み上げてもよい。その場合、パネルの下端の外面側に下のパネルの上端に被さる断面L字状の整列片を設けると、複数のパネルを一体とすることができる。
そして、積み上げられるパネル毎にデザインを変更したり、交換したりすることができる。
さらに、積み上げられるパネルのいくつかを太陽電池パネルとし、ゴルフ場において電
子機器に電源を供給できるようにしてもよい。
さらに、前記パネルの1つあるいは複数に液晶パネルや、タッチパネル式のインターフェースなどの板状の電子機器を設けてもよい。
前記パネル13を口枠のスリット14aに通さずに、前記連結材20で縦材の開口を塞ぐことにより、パネル13の抜けを防止してもよい。
また、パネルが湾曲部13aを有しない場合には、パネルの側縁付近をガイドさせてもよい。その場合には、パネルの側縁部の断面形状および対応するガイド溝28の形状を鉤状あるいはコ字状にして、パネルの面と垂直な方向に対し、パネル13がフレーム11から容易に外れない構造としてもよい。
さらに、パネル13の上端に係合孔を設け、その孔に固定爪の突出部30aが係合によりパネルを係止するようにしたり、パネル13側に設けた爪を口枠に形成した孔に係合させ、パネルを係止してもよい。
ゴルフバッグのデザイン変更システム31(図2参照)は、前述の分解・組み立て式のゴルフバッグ10と、そのゴルフバッグに用いる交換用のパネル13aとからなる。交換されるパネル13bは、表面の装飾の異なる物を用いる。図では、パネル13を固定するゴルフバッグ10を示しているが、前述のパネル13をフレームに抜き差し自在にしたゴルフバッグに用いてもよい。
また、前記縦材、口枠、底板、連結材、パネル、ジョイントおよび袋体は、各パーツの連結構造を同一としており、色、形状、寸法を変更したパーツに交換することによって、好みや流行に応じたデザインに変更することができる。
図10および図11a、図11bを用いて本発明のゴルフバッグの一実施形態を説明する。図に示すゴルフバッグは、上述したゴルフバッグ10とほぼ同じであるので、同じ部分には同じ符号を付してその説明を省略する。
図10に示すゴルフバッグ32は、4本の縦材16、17、18、19(図11a参照)からなる縦材フレーム34を布材からなる外皮体33で囲っている。それらの隣り合う縦材の間には前記外皮体33によって塞がれるべき面が形成されている。前記外皮体33は1枚で縦材フレーム34を一周している。そして、前記外皮体33は一枚で4個の前記面を塞いでいる(図11b参照)。
前記外皮体33には、縦材16、17、18、19を挿し込むための4本の筒部35が上下に延びるように設けられている。それらの筒部は、例えば外皮体と同じ素材で形成され、縫合などによって連結されている。その筒部35に縦材が挿し込まれることにより、外皮体33は縦材フレーム34に取り付けられ、左右・前後方向の移動がいくらか規制される。そして、その筒部35は縦材の軸方向(上下方向)に長く延びて、縦材を隠している。この実施形態では外皮体に左右の面側のポケット26a(図12参照)および後面側のポケット26bが設けられている。
また、前記外皮体33の縦材16(左前)の右側には、ファスナー36が設けられている。そのファスナー36を閉じて外皮体33を筒状にすると、ゴルフクラブが外皮体33の内部から外部に飛び出すのを防止できる。なお、ファスナーを設けず、外皮体を筒状にしてもよい。
図12に示すように、縦材フレーム34の上端には口枠14が取り付けられ、ネジ37で締結される。さらに前記外皮体33の上端付近は、口枠カバー14bに縫い付けられる。なお、ボタン、ホックなどで固定してもよい。
そして、縦材フレーム34の下端には底板15が嵌合により固定される。なお、ネジで
締結してもよい。
前側の左右の縦材16、17には、ハンドル21が設けられる。そのハンドル21の下端は、前記左右の縦材16、17を貫通するピン38aで固定される軸38に枢支される。また、前記ハンドル21の上端にはベルト21cが設けられており、口枠カバー14bの前面に設けられたバックル14gに係止される。
さらに、前記ハンドル21の下方には副袋25が設けられている。その副袋25の上端の止めベルト25aは、前記縦材フレーム34に設けられた軸38に通された金具39に係止される。前記副袋25の下端の両脇からは帯25b、25bがそれぞれ延びており、外皮体33の前側の左右の縦材16、17を通した筒部35、35に設けられた締結輪40、40に結ばれる。
図13a〜dは図11のゴルフバッグの変形例の概略を示す平面図である。なお、図中に示す前後左右の矢印の方向を用いて、隣接された縦材の間の塞がれるであろう面を特定している。そして、1面を塞ぐことのできる幅を有する外皮体を第1外皮体45とし、2面を塞ぐことのできる幅を有する外皮体を第2外皮体46とし、3面を塞ぐことのできる幅を有する外皮体を第3外皮体47としている。
さらに、図13a〜dに示している4つのゴルフバッグの縦材フレームは、平面視で台形の頂点付近に配置されており、その左右の面の幅は同じである。さらに、本変形例において隣接する外皮体同士はファスナーで連結されているが、図示していない。
図13aに示すゴルフバッグ41では、後面と左右の面からなる3面を塞ぐことのできる幅を有する第3外皮体47aと、前面の1面を塞ぐことのできる幅を有する第1外皮体45aとからなる。
図13bに示すゴルフバッグ42では、前述したゴルフバッグ41と同様に3面を塞ぐことのできる幅を有する外皮体と、1面の幅を有する外皮体からなるが、前面および左右の面を塞ぐ幅を有する第3外皮体47bと、後面を塞ぐことのできる幅を有する第1外皮体45bとからなり、ゴルフバッグ41の各外皮体とその幅が異なる。
図13cに示すゴルフバッグ43でも同様に3面の幅+1面の幅を塞ぐ外皮体からなるが、前後面および左面を第3外皮体47cで塞ぎ、右面を第1外皮体45cが塞いでいる。
さらに、図13dに示すゴルフバッグ44は、2面の幅+2面の幅を塞ぐ第2外皮体46a、46bからなる。具体的には、前面および右面を塞ぐのが第2外皮体46aで、残りを第2外皮体46bが塞いでいる。
次に図14および図15を用いて本発明のゴルフバッグ32のさらに他の実施形態を説明する。この実施形態のゴルフバッグ48は、図10で説明したゴルフバッグ32とほぼ同じであるので、同じ部分には同じ符号を付してその説明を省略する。図15に示すように、縦材フレーム34に1面を塞ぐことのできる幅を有する4枚の第1外皮体45a、45b、45c、45cが取り付けられる様子を示している。なお、第1外皮体45aは前面、第1外皮体45bは後面、そして第1外皮体45c、45cは左右の面を塞いでいる。
この実施形態における前後の面を塞ぐ第1外皮体45a、45bの両側縁付近には棒状部材50を挿入するための小径の筒部49が形成されている。その小径の筒部49に剛性の高い棒状部材50を通すことにより、外皮体が拡がって隙間が形成されるのが防止される。したがって、ゴルフクラブの飛び出しが防止される。なお、棒状部材の材質としては、カーボンファイバー、FRPなどの材質を用いることができる。
さらに、この実施形態における左右の第1外皮体45c、45cの各外皮体の両側縁の筒部35a、35aは、外皮体45cの側縁の上下方向の中央付近に設けられており、その上下端まで延びていない。一方、前後の第1外皮体45a、45bの各外皮体の両側縁の上下端付近に筒部35b、35bが設けられている。前記縦材は、その中央付近を筒部
35aにより隠され、上下端付近を筒部35b、35bで隠されることにより、全体的に縦材を隠している。
図16に示すように、このゴルフバッグ48の口枠14および底板15のそれぞれの左右の側面にはハンガー14hが設けられ、ハンガー14hと口枠14、底板15の側面との間に上下方向に抜ける開口部が形成されている(図14参照)。
また、左右の第1外皮体45c、45cの上下端には延長部51がそれぞれ設けられている。各延長部51からは左右にベルト52、52が延びている。そして、前記延長部51はハンガー14hの開口に上向きあるいは下向きに挿し込まれ、挿し込み方向と反対向きに折り返されることにより、ハンガー14hに引っ掛けられる。
さらに、前後の第1外皮体45a、45bのそれぞれの上下の縁にはそれぞれ左右一対の環状部53、53が設けられている。各環状部53は前記ハンガー14hに引っ掛けられた第1外皮体のベルト52が通され、係止される。これにより、ハンガー14hに前後左右の第1外皮体を係止させている(図14参照)。
前記外皮体にはポケット26を設けたデザインや、ポケットを設けないデザインがあってもよい。例えば、3面の幅を塞ぐことのできる幅を有する第3外皮体47には、面を跨ぐように大きなポケットを設けたり、複数のポケットを設けるのが容易である。
また、前記第1外皮体45のどれかに図6で説明したパネル13を用いてもよい。その場合には、縦材の内側に図7で示したようガイド溝28を形成するのがよく、口枠14に切り欠き29を設けてもよい。
さらに、前記縦材、外皮体、パネル、口枠、底板は、色、形状、寸法を変更したパーツに交換することによって、好みや流行に応じたデザインに変更することができる。
前記ファスナー36は筒部35の近辺ではなく、隣接する縦材のほぼ中央付近になるように設けてもよい。このようなファスナー35の他にホック、ボタン、マジックテープ(登録商標)などのように必要に応じて連結し、分断ができるものであればよい。
また、前記筒部35を部分的に切り欠いたり、短くするなどして、縦材を見せるようにしてもよい。
また、ファスナーを用いないで、隣接する外皮体の各筒部を互い違いに同じ縦材に挿通してもよい。
外皮体の材質としては、例えば、帆布、綿、人工または天然の皮革、ナイロン生地など、あるいはそれらとプラスチックを一体にしたものである。
前記縦材は3本以上であればよいが、例えば8本以上になると組み立てが煩雑になり、4本〜6本程度が好ましい
なお、図10および図14のゴルフバッグでは、連結材20、ハンドル21a、ジョイント24を用いていないが、これらの一部または全部を用いてもよい。
次に図17、図18を用いて、本発明のゴルフバッグの外皮体のパターンを特定する方法の一例を説明する。
この方法50(図18参照)を実施する前の準備段階として、図17に示すように、予め第1外皮体45、第2外皮体46、第3外皮体47および4面の幅を塞ぐことのできる外皮体35を備えた外皮体群55が準備されている。各外皮体は塞ぐべき面の幅に応じて、例えば第1外皮体45であるなら、前面用の幅の第1外皮体45a、後面用の幅の第1外皮体45bなどのように複数の寸法で用意されている。さらに、そのように複数の寸法で用意された外皮体に対して、デザインA、B・・のように複数の異なるデザインが用意されている。そして、前記外皮体群55のデータ構造は、図17に示すようなツリー構造を形成している。そのツリー構造は、例えば、上流側に塞ぐべき面数56が置かれ、下流側に向かって塞がれる面位置57およびデザイン58からなる3つの項目を備えている。
図18に示すよう前記方法50は、まず塞ぐべき面の幅数を選択する、すなわち図17の塞ぐべき面数で選別された4種の外皮体45、46、47、35から1つを選択する(S1)。
次いで、前記外皮体群55のうち残りの面数を満たすことのできる外皮体が抽出され、その抽出された外皮体から新たな外皮体を選択する(S2)。例えば最初に2面を塞ぐことのできる第2外皮体46を選択したなら、第3外皮体47および外皮体35は選択肢から削除される。
このステップS1、S2を繰り返して、1つの外皮体パターン59を決定する(S3)。
この方法50は、プログラムとして実行できる。
例えば、サーバで実行されるプログラムである。そのサーバとしては、例えばコンピュータが用いられる。
そのコンピュータはCPUを備えたものである。そのCPUには、不揮発性メモリ、揮発性メモリ、光を用いた記憶デバイス(例えば、DVD)、あるいは磁気を用いた記憶デバイスなどのデバイスを読み込むドライブおよび外部とネットワークを介して通信するための通信回路がバスラインを介して接続されている。さらに、前記不揮発性メモリには、データテーブル(外皮体群55)または方法50のプログラム、さらにはOS(オペレーティングシステム)が記録されている。
そのプログラムは、前記OSの機能を利用して、または単独で動作するものである。例えば、前記プログラムおよびOSは、DVDに記憶されており、ドライブあるいは通信回路を介して、不揮発性メモリにインストールされる。
前記サーバはインターネットを介して、例えばコンピュータやスマートフォンなどの購入者端末と通信可能に接続されている。その購入者端末には、ウェブブラウザがインストールされており、サーバから送信される情報を画面に表示したり、その画面を操作することにより、サーバに選択した外皮体の情報を送信することができる。
なお、前記項目の塞がれる面位置57およびデザイン58は、前の項目の属性にリンクされていてもよい。例えば、デザインAであるなら、塞がれる面位置が「前」で、塞ぐべき面数が「1面」である。さらに、塞がれる面位置が「前45a」であるなら、塞ぐべき面数が「1面」である。このツリー構造の各データは、このようなリンク情報も併せて、データテーブルに記憶される。このため、前記ステップS1において、デザイン側から選択し、ステップS2を経て、1つの外皮体パターン59を決定してもよい。
さらに、決定された外皮体パターン56の画像を前記メモリに保存し、コンピュータの画面に表示させてもよい。そしてさらに、新たな外皮体パターンを選択して、2つの外皮体の画像のパターンを見比べることができるようにしてもよい。
前記方法50は、1つの外皮体パターン59を有するゴルフバッグの製造方法として実行することもできる。この場合、決定された1つの外皮体パターン59を縦材フレーム34に通し、さらに口枠14および底板15を取り付けて、1つの外皮体パターン59を有するゴルフバッグを製造する。
10 ゴルフバッグ
11 フレーム
12 袋体
13 パネル
13a 湾曲部
14 口枠
14a 口枠の芯材
14b 口枠のカバー
14c 貫通孔(連結部)
14d スリット
14e 取付穴
14f 嵌合部
14g バックル
14h ハンガー
15 底板
15a 底板の芯材
15b 底枠のカバー
15c 嵌合穴(連結部)
16 縦材(左前)
17 縦材(右前)
18 縦材(左後)
19 縦材(右後)
20 連結材
21 ハンドル
21a 腕部(空洞)
21b 腕部
21c ベルト
22 支持材
23 止めベルト
24 ジョイント
24a 筒状部
24b 分岐筒状部
25 副袋
25a 止めベルト
25b 帯
26 前ポケット
27 渡り部材
27a 孔
28 ガイド溝
29 切り欠き
30 固定爪
30a 突出部
31 ゴルフバッグのデザイン変更システム
32 ゴルフバッグ
33 外皮体(4面を塞ぐことのできる幅を有している)
34 縦材フレーム
35 筒部
35a 筒部(左右の第1外皮体45c、45c)
35b 筒部(前後の第1外皮体45a、45b)
36 ファスナー
37 ネジ
38 軸
39 金具
40 締結紐
41 ゴルフバッグ
42 ゴルフバッグ
43 ゴルフバッグ
44 ゴルフバッグ
45 第1外皮体
45a 第1外皮体
45b 第1外皮体
45c 第1外皮体
46 第2外皮体
46a 第2外皮体
46b 第2外皮体
47 第3外皮体
47a 第3外皮体
47b 第3外皮体
48 ゴルフバッグ
49 小径の筒部
50 棒状部材
51 延長部
52 ベルト
53 環状部
54 方法
55 外皮体群55
56 塞ぐべき面数
57 塞がれる面位置
58 デザイン
59 外皮体パターン

Claims (11)

  1. 前後左右の4本の縦材、それらの縦材の上端近辺に連結される口枠および前記縦材の下端近辺に連結される底板からなるフレームと、
    前後の縦材の間に配置され、フレームに連結される左右一対のパネルと、
    前記フレーム内に設けられる袋体とを備えており、
    前記口枠および底板に縦材の上下の端部付近を連結するための連結部がそれぞれ形成されており、
    前記パネルがフレームに抜き差し自在に設けられており、
    前記縦材、口枠、底板、パネルおよび袋体に分解することができるものである、分解・組み立て式のゴルフバッグ。
  2. 前記口枠にパネルを通すスリットが設けられており、
    前記前後の縦材にパネルの両側をガイドするガイド溝が形成されており、
    前記口枠にパネルの上端付近が係止されている、請求項1記載の分解・組み立て式のゴルフバッグ。
  3. 前記口枠のスリットに袋体の開口端付近が挿し込まれて係止されている、請求項2記載の分解・組み立て式のゴルフバッグ。
  4. 放射状に延びる3本の腕部を有するハンドルをさらに備えており、
    前記ハンドルの各腕部が、前方の左右の縦材および口枠のそれら縦材の間の部位にそれぞれ連結されており、
    前記ハンドルが、フレームから分離することのできる、請求項1または2記載の分解・組み立て式のゴルフバッグ。
  5. 前記縦材がパイプ状の部材であり、
    前記口枠の連結部が貫通孔で、底板の連結部が嵌合穴であり、
    前記フレームが副袋を取り付けるための支持材を備えており、
    その支持材が後方の左右の縦材にそれぞれ設けられており、
    各支持材が、その下端が縦材の下端付近に取外自在に連結され、縦材の後方で縦材に平行に延びており、その上端が縦材の上端付近に連結されており、
    後方の縦材の上下端に、左右一対でそれぞれ設けられるジョイントをさらに備えており、
    そのジョイントが後方の縦材の端部が挿入される筒状部と、その筒状部から分岐して支持材の端部が挿入される分岐筒状部とからなり、
    そのジョイントの筒状部が縦材の端部を挿入した状態で、前記口枠の貫通孔あるいは底板の嵌合穴に挿入されており、
    前記前後の縦材の上端同士を連結すべく、前記貫通孔内の縦材に両端を嵌合される連結材をさらに備えており、
    その連結材の端部がジョイントの筒状部に挿入されており、
    前記ジョイント、支持材および連結材が、フレームから分離することのできる、請求項1、2、3あるいは4のいずれかに記載の分解・組み立て式のゴルフバッグ。
  6. 前後左右の4本の縦材、それらの縦材の上端近辺に連結される口枠および前記縦材の下端近辺に連結される底板からなるフレームと、
    前後の縦材の間に配置され、フレームに連結される左右一対のパネルと、
    前記フレーム内に設けられる袋体とを備えており、
    前記口枠および底板に縦材の上下の端部近辺を連結するための連結部がそれぞれ形成されており、
    前記口枠にスリットが設けられ、口枠に袋体の開口端付近が挿し込まれて係止されており、
    前記縦材、口枠、底板、パネルおよび袋体に分解することができるものである、分解・組み立て式のゴルフバッグ。
  7. 請求項1、2、3、4、5あるいは6のいずれかに記載の分解・組み立て式のゴルフバッグと、
    そのゴルフバッグに用いる交換用のパネルとからなる、ゴルフバッグのデザイン変更システム。
  8. 3本以上の縦材を備え、隣接する縦材の間に塞がれるべき面を有する縦材フレームと、
    前記縦材にスライドさせて取り付けられる1枚以上の外皮体とからなり、
    各外皮体が塞ぐべき前記面の個数分の幅を有しており、
    前記縦材フレームに取り付けられる外皮体の合計幅が前記縦材フレームの全ての面の合計幅とほぼ同じにされている、ゴルフバッグ。
  9. 前記外皮体が、縦材に外挿するための筒部を備えている請求項8記載のゴルフバッグ。
  10. 前記外皮体の隣接する側縁同士を連結する機構が設けられている、請求項8記載のゴルフバッグ。
  11. 前記外皮体の全部または一部がパネル状に成形されており、
    前記縦材のうち少なくとも1組の隣接する縦材にスリットがそれぞれ形成されており、
    それらのスリットに前記パネル状に成形された外皮体の両側縁を挿し込むことにより、前記フレームの少なくとも1つの側面にパネル状の外皮体が取り付けられている、請求項8、9または10のいずれかに記載のゴルフバッグ。
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