JP2007075035A - 動物介護用ベッド - Google Patents

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能具 酒井
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Abstract

【課題】犬などの四足動物の四足が萎えた場合に、休息、排泄などの生活活動が可能な動物用介護ベッドであり、リハビリ訓練用具を兼ねる介護用具を提供する。
【解決手段】四足動物(以下、動物と略称)が跨って身を預けることができるベッド本体、高さ調整可能なベッド脚部、動物のベッドからのズレ落ちを防止する保護部とその結束具とベッド本体や保護部の開口部、さらにベッド脚部にも開口部を有しかつ取り外し自在な排泄物回収具を有することを特徴とする動物介護用ベッドおよび外枠により解決した。
【選択図】 図3

Description

本発明は犬などの動物が老衰、疾病などにより自身の脚で立って生活できなくなった場合の動物介護ベッドに関するものである。
動物が老衰、疾病などにより四足が萎えた場合、寝たきりの姿勢で長らく留まる動物では床で圧迫される部位では血行障害が生じやすい。さらに、排泄時に習慣により立ち上がろうとして喘ぐ動物では、皮膚の薄い四脚の関節部などで皮膚が擦れ傷つく。いずれの場合でもその後、連鎖的に様々な疾病が始まり、動物の生命を脅かす。さらに、自立した排泄が出来ないと、四足動物の体が糞尿にまみれるため、清掃する介護者の負担も計り知れない。このような状況を予防するため、動物が安全に生活でき、排泄行為による汚れも防止する動物介護ベッドを開発した。
従来技術例として特開2003−009704があるが、ヒモで動物を吊り下げる歩行用具であり、休息用のベッド本体や脚部、ズレ落ち防止のための側板、アゴを載せ体重を預けるためのベッド機能や排泄物回収機能などがなく、長時間の休息や排泄支援は不可能である。
従来技術の別例として特開2004−208669があるが、車輪に動物を括り付ける歩行用具であり、休息用のベッド本体や転倒防止のための脚部、ズレ防止のための側板、アゴを載せ体重を預けるためのベッド機能や排泄物回収機能などがなく、長時間の休息や排泄支援は不可能である。
特開2003−009704公報 特開2004−208669公報 なし
犬などの四足動物の四足が萎えた場合に、介護者が長時間不在でも、排泄を含めた生活活動が自力で行なえる介護ベッドであり、リハビリ訓練用具を兼ねる介護用具を提供する。
請求項1は四足動物(以下、動物と略称)が跨って身を預けることができるベッド本体、高さ調整可能なベッド脚部、動物がベッドからのズレ落ちるのを防止する保護部とその結束具を備え、ベッド本体と保護部とベッド脚部に開口部を有し、かつ着脱自在な排泄物回収具を有することを特徴とする動物介護用ベッドである。
これらは、木質材料、合成樹脂、発泡樹脂などの軽量で強度があり、かつ動物の皮膚を傷つけない耐水性材料を用いて製作され、ベッド本体には動物の頭部及び胴体を載せ、保護部は動物の収容後は結束具で閉じて動物のズレ落ちを防ぎ、尿の飛散を防ぐため下方に取り外し自在の排尿容器を設け、ベッド脚部は動物の立ち上がる高さに応じて高さを調整可能とする。ベッド本体、保護部には四足の収容、通気や排泄に支障がないよう穴もしくは切り欠きを設ける。ベッド脚部にも排尿容器の取り出しに支障がないよう開口部を設けてある。
請求項2は請求項1の動物介護用ベッドに加えて、ベッド脚部の下に敷く底板とベッド脚部の囲いから構成されるベッドの外枠と、この外枠とベッド脚部の間のズレを防ぐスペーサー(すきま埋め具)を備えたことを特徴とする動物介護用ベッドである。
これらは、木質材料、合成樹脂、発泡樹脂などの軽量で強度があり、かつ動物の皮膚を傷つけない耐水性材料を用いて製作する。ベッドの外枠は排泄物の飛散を防ぐ。スペーサーは糞の排泄時には受け具ともなる
本動物介護ベッドは動物の状態に応じて高さ調整され、又またがって使用できるため、動物が四足で立ち上がるときは邪魔にならず、四足を緩め身体を預ければ長時間休息できる。このため、動物は随時、ベッド上で四足を使用して立ち上がる行動が可能でリハビリにも役立つ。ベッド各部の通気のための開口は動物の健康を害さない。保護部やベッド本体には、四足貫通箇所の開口が設けられるので動物収容時には支障がなく、収容後は保護部を結束具で閉じるのでズレ落ちを防ぎ安全に動物が生活できる。保護部やベッド本体の排泄用開口部があるのでベッドに乗ったまま、自身の体を汚さず排泄できる。又、介護者は排泄物を容易に回収できることができ、四足動物のリハビリも可能となる利点がある。又、四足動物の体や周囲を汚さず糞尿を回収できるため、四足動物および介護者が清潔を保つことができるという利点もある。
本発明は外枠付きの介護ベッドに収容して動物を介護する形態が好ましい。
図1は本発明用具の第一実施例を示し、動物が乗った状態での介護ベッドの全体図を示す。(a)は外枠を含めた全体側面図、(b)は介護ベッド本体側面図、(c)は全体断面図、(d)は全体平面図を示す。介護ベッドの構成材料は木質材料、合成樹脂などの軽量で強度が高くかつ動物の皮膚を傷つけない耐水性材料を用いて製作する。ネジなどで部材相互を組立てる構造例を以下説明するが、各部材構造を単純化し合成樹脂などにより一体成型により製作してもよい。
本実施例は板状のベッド本体5、水平部材・垂直部材より構成されるベッド脚部2、取り外し可能な保護部材である板状の保護部6、結束具8、および取り外し自在な尿回収容器9に加えて、ベッド脚部の下方に取り付けられ尿回収容器を載せる棚板10と動物の頭部を支えるアゴ載せ板7より構成される例を示す。ベッド本体5、ベッド脚部2および棚板10などの強度部材はネジなどで組み合わせる。
介護ベッドを室内で使用する場合には、介護ベッドの下部および周囲を囲う外枠1を併用し汚損の拡散を防ぐ。外枠1は、囲い、即ち四周の枠板と底板より構成される。外枠1は木材、合板や合成樹脂などの軽量で強度ある材料で製作し、ネジなどで一体化する。底面には凹凸表面のある発泡樹脂板などの柔らかくかつ強度ある材料で覆い滑り防止としてもよい。
高さ調整板3はベッド脚部2とネジなどで固定するが、高さ調整板もしくは支持構造体に設ける貫通穴はスリット状とし介護ベッドの高さを容易に変更できる構造とする。
ベッド本体5は長さ方向に均等に分散して動物の自重を支える構造体であり、その下部は動物の収容に適するような若干下向き湾曲形状とし、側面部は上方に向け開いた断面とする。ベッド本体5と縦部材18などの構造部材とはネジなどで固定する。取り外し式の部材は結合穴4に紐などを通して各取外し部材を結合する方式でもよい。
保護部6の材料は発泡樹脂板など支持部材としての強度と柔軟性を有し表面は汚れにくく、かつ動物が長時間体を預けるに適した柔らかな機能を有するもので製作する。
結束具8は左右の保護部6を閉じ、動物の体を包み、横方向のズレ落ちを防止するもので、合成樹脂や皮革など強度と柔軟性がある材料で製作され、その一端は取りはずし式とし、紐などでベッド本体5に固縛する。他端はベッド本体5に常時固定する。固縛はネジ、着脱自在のテープ、粘着テープなど強固に装着・取外しできるものを用いる。他に、保護部6に結束具8を取り付けてもよい。
保護部6及びベッド本体5の動物の前足および後ろ足位置には十分なサイズの穴を開ける。ベッド本体5には、切り欠きタイプ穴足14を前後に設け、保護部6の前足位置は動物の横ズレも防ぐよう刳り穴タイプ足穴11とし、後ろ足位置では介護者が動物を抱えて容易に収容できるように切欠き穴タイプの足穴14とする例を示す。
動物の体の蒸れを防止するため保護部6及びベッド本体5には適宜、通気穴を設ける。通気穴12と13を設ける。通気穴13は排尿穴を兼ねる。動物の雌雄にかかわらず排尿用途の穴は設ける。
より効果的な蒸れ防止のため、動物の体と保護部6の間に通気性の材料を敷き機械通風してもよい。
図2は介護ベッド主要部の組立、部品図を示す。矢印は組立て方向を示す。主な構造部材は上下・左右に設ける縦部材18、四隅の垂直部材17、ベッド頂板5、棚板10、前後に設ける端板19及び高さ調整板3である。各部材はネジ又は接着剤などで相互に固定される。
体を支える保護部6、頭部高さを調整するアゴ載せ板7、保護部を適度に締め付ける結束具8などの取り外し部材の部材相互は紐の他、着脱自在のテープもしくは粘着テープなど動物の体を痛めない素材で結合される。図2では紐20により要所で結合する例を示す。
介護ベッドの長さは動物の骨格の全長を覆う長さとし、さらに動物の個体差や自立状態に応じたベッド高さを得るため高さ調整板3を設ける。介護ベッドの上部開口幅および下部の部材間の幅寸法は踏ん張った状態でも動物の四肢にあたらぬ寸法とする。
尿回収容器9は合成樹脂など汚損しにくい材料で製作し尿の排泄範囲に応じたサイズとする。
図3は、介護ベッド使用時の排泄状況を示す。(a)は側面図を示し、(b)は断面図を示す。棚板10の上に置いた尿回収容器9で回収した尿は便所に流し、尿回収容器は洗浄後再使用する。介護ベッド側面には尿取り出し開口29を開ける。
介護ベッドのズレ防止のため、木質材料やプラスチックなどで製作されるスペーサー(すきま埋め具)を外枠1との隙間に設ける。前方にスペーサー15、後方にスペーサー16を置く場合を図示するが、前方は省略しても良い。後方に置くスペーサー16は糞乗せ台を兼ねるため、幅を5cm以上とすることが好ましい。
糞を高い位置で回収し飛散を防ぐため、後方のスペーサー16の上には予め糞回収紙23置き、脱糞22の回収を容易とする。溶解性の糞回収用紙であれば便所に投入してもよい。非溶解性の回収紙の場合には、紙オムツと同様のゴミ処理を行なう。
本実施例の実績例として、視力を失った15歳の老齢犬で四足が萎えてもなお排泄時には立ち上がろうとして喘ぐうちに犬小屋の柱角で鼻を損傷し、瀕死の状況に至ったものを、安全に介護回復させるため、試作・適用したものでは、介護者の毎日約8時間の外出中も含め終日、本介護ベッド上に跨り、排泄およびリハビリ行動を行なう生活を約3ヶ月行なった実績がある。
図4は本発明の実施例2を示す。本実施例では構造部材や高さ調整部材の構造を一体化し5にしている。番号5、6、7、9、20、21で示される部材の機能は実施例1と同様である。ベッド製作時の加工の便のためベッド本体や保護部6などの材料には予め、碁盤目様に縦横の等間隔に線を引いておいてもよい。
ベッド本体に相当するベッド台33は、樹脂板もしくは発泡樹脂板などの折れ曲げ加工が可能な材料で製作され、板を折れ線28、29で折り曲げて左右のベッド脚部31とベッド本体32を形成し、上下調整機能付き端板24と組み合わせベッド構造部を構成する。上下調整機能付き端板24とベッド脚部31は、スリット状の穴形状を有する穴26ないし穴27で高さ調整し、固定する。ベッド台33の側部には尿回収穴30を設ける。折り曲げ部34はベッド本体32とネジや着脱自在のテープなどで強固に固定する。
犬、牛馬などのペットや家畜の介護用具の他、さらに動物園などでの大型動物の介護用途にも適用できる。
実施例1の介護ベッドおよび外枠の全体の構造の説明図である。 実施例1の介護ベッド本体部分の組立説明図である。 実施例1の効果説明図である。 実施例2の介護ベッド本体の組立説明図である。
符号の説明
1外枠
2ベッド脚部
3高さ調整板
4結合穴
5ベッド本体
6保護部
7アゴ載せ板
8結束具
9尿回収容器
10棚板
11刳り穴タイプの足穴
12通気穴
13通気穴
14きり穴タイプ足板
15スペーサー
16スペーサー
17垂直部材
18縦部材
19端板
20固縛紐
21糞穴きり欠き
22脱糞
23糞回収紙
24上下調整機能付き端板
25底板
26穴
27穴
28折れ線
29折れ線
30尿回収穴
31ベッド脚部
32ベッド頂板載せ板
33ベッド台
34折り曲げ部

Claims (2)

  1. 四足動物(以下、動物と略称)が跨って身を預けることができるベッド本体、高さ調整可能なベッド脚部、動物がベッドからのズレ落ちるのを防止する保護部とその結束具を備え、ベッド本体と保護部とベッド脚部に開口部を有し、かつ着脱自在な排泄物回収具を有することを特徴とする動物介護用ベッド。
  2. 請求項1の動物介護用ベッドに加えて、ベッド脚部の下に敷く底板とベッド脚部の囲いから構成されるベッドの外枠と、この外枠とベッド脚部の間のズレを防ぐスペーサー(すきま埋め具)を備えたことを特徴とする動物介護用ベッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015221017A (ja) * 2014-05-23 2015-12-10 アロン化成株式会社 ペット用姿勢保持台
JP2016032468A (ja) * 2014-07-29 2016-03-10 善幸 関口 犬用介護用具
JP2020528767A (ja) * 2017-07-24 2020-10-01 ハンスカンプ アグロテック ビー. ブイ. 畜牛用の、特に雌牛用のトイレ

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