JP3141836U - 四足動物介護用移動式ベッド - Google Patents

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Abstract

【課題】犬や猫あるいはフェレットなどの四足動物(以下、動物と記す)が疾病や老衰な
どで自立立位や自立歩行がしづらい場合に、動物を容易に乗せられ、かつ動物の体のどの
部位も拘束することなく、長時間安全に楽な姿勢を保ったまま、休息や歩行ができること
により、二次的疾病疾患を防ぎ、かつ介護者の負担を軽減することができる四足動物介護
用移動式ベッドを提供する。
【解決手段】四足動物が自身の力で歩行できる程度にして体を預けることができるベッド
本体は、メインフレームとその上部にマットを有し、少なくとも腹部がマットの上に固定
され、ベッド脚部は高さが調節可能で、しかも前輪は方向転換可能に取り付けてあり、ま
た移動手段も講じることができ、更に動物用介護沓が着脱可能であることを特徴とする四
足動物介護用移動式ベッドにより解決した。
【選択図】
図1

Description

本考案は犬や猫あるいはフェレットなどの四足動物(以下、動物と記す)が疾病や老衰などで、自立立位や自立歩行がしづらい場合に、体を預けたままで、休息や歩行を可能とする四足動物介護用移動式ベッドに関する。
犬や猫あるいはフェレットなどの動物は、近年飼育環境の改善や医療技術の向上により、寿命は伸びた反面、ペットブームによる無理な繁殖や人間との緊密な生活環境により、心身の異常が増大している。
そのため、飼い主は精神的や肉体的あるいは経済的に負担が増大しており、それによって本来介護を必要とする動物の多くが、放置に近い状態に置かれざるを得ない状況が発 生しており、早急な介護問題の解決が迫られている。
この社会状況を反映して、数種類の動物介護用補助具が出てきており、代表的なものとしては、同行者が動物の歩行を助けるために、動物の体をベルトで保持する吊り上げベルトや、動物の使えなくなった足を乗せられる、車輪付きの台車などがあり、更に以下の技術も出てきている。
特開2002ー345360号公報 特開2007−75035号公報 特許文献1は、歩行が困難な病犬の歩行を助ける病犬介護用歩行補助具において、下部平行脚部フレームと前・後逆U字フレームで構成する高さ調節機能を持った枠組みを作り下部に前輪キャスターと後輪を取り付け、高さ調節が出来る病犬の吊り上げベルトを持たせて、胴締め付けベルトを備えた胴輪とフレームとを長さ調節機能を持った轅で連結し、分解と組み立てが手軽に出来る病犬介護用歩行補助具が開示されている。 また、特許文献2は、自身の脚で立って生活できなくなった場合の、動物介護用ベッドにおいて、四足動物が跨って身を預けることができるベッド本体、高さ調節可能なベッド脚部、動物がベッドからのズレ落ちるのを防止する保護部とその結束具を備え、ベッド本体と保護部とベッド脚部に開口部を有し、かつ着脱自在な排泄物回収具を有する動物介護用ベッドが開示されている。
しかしながら、従来からある吊り上げベルトは、足腰の弱った動物の胴や腰を介護者がベルトで吊り上げて保持するもので、足腰へかかる力は軽減されるものの、胴や腰への負担は却って増し、また、介護者の労力も大きいという課題がある。
また同じく、従来からある車輪付き台車は、動物の前足や後ろ足に障害があって使えない場合に、障害のある足を拘束固定し、代わりに車輪を取り付けて、歩行を可能にするものであるが、拘束固定部位の血行不良などの二次疾患の発生や、動物の体全体を安定して支持できないためによる体の他の部位への負担増という課題がある。
更に、特許文献1の病犬介護用歩行補助具は、吊り上げベルトにより犬の腹部のみを吊り上げて支えるため、その部位の自由がなく、均等に動かすことができない上にその部位を圧迫して血行不良を起こしやすく、人間で言うところの床ずれになったりまた、内臓疾患がある場合は、その部位を圧迫して悪化させる可能性があって、却って体への負担や苦痛が増す場合もあり、また安定性にも欠けていた。
また、特許文献2の動物介護用ベッドは、動物が跨った姿勢のままで拘束され、歩行することも、首を左右に動かすこともできないために、長時間の使用は疾病や疾患が軽く比較的元気な動物でも、苦痛や二次疾患を招く可能性も考えられる。
以上、動物用介護補助具として取り上げた、吊り上げベルトや車輪付き台車あるいは特許文献1及び2のいずれにおいても、動物の疾病や疾患あるいは衰弱が著しい場合の使用は、症状を更に悪化させることも考えられる。
本考案は上記問題を解決するもので、動物が疾病や老衰などで、自立立位や自立歩行がしづらい場合に、動物を容易に乗せられ、かつ動物の体のどの部位も拘束することなく、長時間安全に楽な姿勢を保ったまま、休息や歩行ができることにより、二次的疾病疾患を防ぎ、かつ、介護者の負担を軽減することを目的とするものである。
本考案は上記課題を解決するために、請求項1は、犬や猫あるいはフェレットなどの四足動物が、四足をグランドに着地して、自身の力で歩行できる程度にして、体を跨って預けることができるベッド本体は、所定巾を持ち、かつ進行方向に大きさが調節可能なメインフレームと、その上部にマットを有し、該マットは防水性と柔軟性に優れた外皮からなり、その中には弾性部材が充填されてあり、該マットの大きさは所定巾を持ち、長さは動物の口元から股下の部分まであり、動物の症状や体型に応じて、少なくとも腹部がマットの上に固定され、ベッド脚部は、高さが調節可能で、しかも前輪は方向転換可能な車軸に固定された転動可能な車輪が取り付けてあることを特徴とする四足動物介護用移動式ベッドを提供するものである。
また請求項2は、手押しフレームを取り付けることによって、押したり引いたりできる移動手段が講じられてあることを特徴とする前記請求項1記載の四足動物介護用移動式ベッドを提供するものである。
また請求項3は、少なくとも車輪又はメインフレームを用い、モーターにギャーやプーリーを介しスプロケットなどの動力伝達装置を設け、これをリモートコントロールで行って移動できるようにしたことを特徴とする前記請求項1又は請求項2記載の四足動物介護用移動式ベッドを提供するものである。
更に請求項4は、メインフレームに固定した、クッション機能を有した支持部材に、動
物用介護沓が固定されてあることを特徴とする前記請求項1又は請求項2又は請求項3記
載の四足動物介護用移動式ベッドを提供するものである。
本考案は上記構成から成るので、以下に示す効果が期待できる。
1動物を紐や板などで拘束しないために、動物自らの足で活動でき、また、首を左右に動
かしたり、体をねじったり伸縮させたりと、動物自らが介護者なしで楽な姿勢を取るこ
とができる。
2マットとメインフレームにより、動物の体がしっかり固定されているから、動物はストレスを感じずに、長時間安全に楽な姿勢を保持できる。
3上記構成からなるので、動物に苦痛や緊張を与えることなくストレスの少ない生活をさせ、十分な休息を取らせることもできる。
4動物が自由に移動できるから、散歩やリハビリや排泄がしやすく、動物と介護関係者に負担が少ない。
5動物を乗せたり降ろしたりし易いため、動物と介護関係者に負担が少ない。
6介護関係者が該ベッドを押したり引いたり、リモコンで操作したりなどして、動物を楽に移動させることができる。
7動物用介護沓を取り付けることにより、使えない足を楽に安定・保護して、動物の苦痛と負担を軽減させ、かつリハビリにも活用できる。
8無拘束で、かつマットと動物用介護沓が防水性のため、排泄後処理やシャンプーや治療
がし易いので、動物自身が健全に保たれ易く、動物と介護関係者に負担が少ない。
9部位の位置調整や交換あるいは追加などが容易で、使い勝手がよく、汎用性がある。
以下、本考案の四足動物介護用移動式ベッド1の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、考案の1について説明する。
図1〜図7に示すように、ベッド本体2のメインフレーム3の形状は、動物4が四足をグランドに着地して活動できる十分なスペースと高さが設けてあり、該メインフレーム3の大きさは、各四足動物の標準体型の最低巾を基準とした所定巾を持ち、動物4の個体差に合わせて進行方向に大きさが調節可能で、その調節方法は支持台9とナット10に固定されたネジ8の先端ハンドル11を回すことにより、メインフレーム後部5bに固定したスライド板カバー7の中にメインフレーム前部5aに固定したスライド板6を移動させて行う。メインフレーム3の構成素材は、合成樹脂や炭素繊維あるいはアルミニウムなどの軽量かつ耐水性の優れた材料を用いる。
尚、メインフレーム3は板状のものに限らず、炭素繊維や軽量アルミあるいはスチールなどを素材とするパイプやフラットバーなどで骨組みや成型作成したものを使用することもできる。
マット12は、防水性と柔軟性に優れた軟質樹脂や塩化ビニールあるいはシリコンゴムなどの素材の外皮からなり、内部にポリエステル綿やジェルあるいは空気などを素材とする弾性部材が充填されており、該マット12の大きさは、各四足動物の標準体型の最低巾を基準とした所定巾を持ち、長さは動物4の口元から股下の部分までの間で、動物4の症状や体型に応じて少なくとも腹部を必要に応じて載置し、メインフレーム3にテープ13やボタンなどの固着部材などで固定し、動物4が跨って体を預けると、体重による歪と共にマット12の窪みに動物4の体がしっかり固定される。尚、マット12の外皮は動物4の皮膚に刺激を与えず、また皮膚を傷めない工夫をすることが好ましい。
また、マット12は動物4の個体差に応じて数種類作成し、メインフレーム3にテープ13やボタンなどの固着部材などで着脱可能にしたりして、メインフレーム3の大きさ調節機能との併用で個体差に対応することもできる。
マット12後部下のスプリング14は、動物4が跨った時に後部にずり落ちないように安定・安全のために、スプリング14の力を借りて下から持ち上げるようにして設けてもよい。
動物4の排泄物・嘔吐・よだれ・出血・膿などによる汚れを防止するためには、公知の排泄物吸収シート15をマット12の必要箇所にテープなどで着脱可能にしてもよい。
尚、動物4の症状などの状況によっては、該マットを用いず、メインフレーム3に温熱や冷却の効果を有する公知の敷物などを敷いて動物4を乗せたり、あるいは メインフレーム3に直接動物4を乗せたりしてもよい。
更に、動物4の目や耳が衰えた場合に、自立歩行時の障害物への衝突防止用として、メインフレーム3の先端や外周などに緩衝部材16aや16bあるいは16cを金具やテープなどの固着部材などで着脱可能にしてもよく、緩衝部材16a、16b、16cの素材は合成ゴムや発泡ウレタンあるいは発泡スチロールなどを用いる。また同様の目的で、ステンレスや炭素繊維あるいは合金などを素材とした弓形のバンパーを、ボルトナットなどの止め具でメインフレーム3に取り付けてもよい。
サイドフレーム17は、動物4の横ずれや落下を防止するためのものである。通常、動物4の腹部は体重による歪と共にマット12の窪みにしっかり固定されているが、動物4が万一突発的な動きをした時のために、より安定性・安全性を高める目的で、動物4の体の側面を支えるサイドフレーム17を用いることができる。サイドフレーム17は、炭素繊維や合成樹脂あるいは軽量アルミなどを素材として、成型作成することが好ましい。
サイドフレーム17の取付方法は、まずサイドフレーム17の進行方向の長さ調節を、逆ネジを切ってカバーを被せた長さ調節ナット18を握って右廻り左廻りに回すことにより行い、次にサイドフレーム取付カラー19にサイドフレーム17の先端を差し込み、サイドフレーム17の先端にある複数の取付穴の適当なものを、サイドフレーム取付カラー19の上と下の位置に穿設された穴に合わせ、ビスなどの止め具20で固定して高さを調節することができる。
尚、サイドフレーム17を利用して、公知の物入れ袋や糞処理器などを取り付けることも可能である。
ベッド脚部21aの垂直軸23aには、複数段の取付溝が形成されており、適当な高さの位置にビスやボルトなどの止め具24aで固定して、進行方向に動物4が自由な方向に進むことができるように、前輪車輪22aが転動可能になっており、ベッド脚部21bの垂直軸23bには、複数の取付穴が形成されており、適当な高さの位置にビスやボルトなどの止め具24bで固定して、後輪車輪22bが前輪車輪22aの動きに従って動く。
尚、ベッド脚部21a、21bを固定させて使いたい場合は、前輪車輪22aや後輪車輪22bにストッパーをしたり、前輪車輪22aや後輪車輪22bに車輪固定具25をかませたり、また垂直軸23a、23bと前輪車輪22aや後輪車輪22bの代わりに棒状のベット脚を取り付けたりなどすることもできる。
次に、考案の2について以下説明する。
図1〜図7に示すように、該四足動物介護用移動式ベッド1は手押しフレーム26を介護者が押したり引いたりして該ベッドを移動させることができる。手押しフレーム26の取付方法は、手押しフレーム26先端の取付穴を、押す時は取付板27bに、引く時は取付板27aにボルトやスナップリングなどの止め具28で固定する。手押しフレーム26の角度調節方法は、介護者が押し易い位置に合わせて、取付板27a、27bの外周に角度調節穴30を複数穿設し、スプリングを介した角度調節ピン29を移動しながら角度調節穴30に出し入れしたり、蝶ネジを用いて角度調節穴30に固定したりして行うことができる。手押しフレーム26の素材は、炭素繊維や軽量アルミあるいは合成樹脂などを用いる。
尚、手押しフレーム26を利用して、ベビーカーに用いられている公知の雨よけカバーや日よけカバーを、ベビーカーと同様に装着することも可能である。
また、考案の3について以下説明する。
図2〜図7に示すように、該四足動物介護用移動式ベッド1は介護者が付き添っていなくても移動させることができる手段として、後輪車輪22bにモーター31とギャーやプーリーあるいはスプロケットなどの動力伝達装置32を設けたり、また、前輪駆動にするためには、前輪車輪22aに同様にモーター31とギャーやプーリーあるいはスプロケットなどの動力伝達装置32を設けたりして、電源に電波を介してリモートコントロールで操作したり、ケーブルを介して操作することもできる。その移動速度は、1分間に5mから10mほどの速さで行うことができる。尚、メインフレーム3にモーター31を固定する場合は、ギャーやプーリーを介しスプロケットなどで前輪車輪22a又は後輪車輪22bに動力伝達してもよい。
リモートコントローラーには、前進と後進あるいは右廻りか左廻り、そして停止の機能を持たせる。詳しくは、前輪車輪22a又は後輪車輪22bの車軸には、マグネットクラッチなどが装備され、左右の車輪が個別に作動でき、右廻りの場合には、左の車輪が停止し、逆に左周りの場合には、右の車輪が停止することで、その走行が可能となる。これらすべてリモートコントロールによる作動操作で行える仕組みで作られている。
更に、考案の4について以下説明する。
図2〜図7に示すように、該四足動物介護用移動式ベッド1は動物4の前足や後ろ足が使えない場合に、リハビリや療養あるいは保全安定のために、動物用介護沓33を動物4の症状に応じて着脱可能に取り付けることができる。動物用介護沓33の形状は、動物4の足先が無拘束かつ安全に保護安定できる十分なスペースと深さがあり、その素材は外側部分には防水性のある合成ゴムや合成皮革あるいはシリコンゴムなどを用い、内側部分には弾性や断熱あるいは保温などの効果を兼ね備えたポリエステル綿や発泡スチロールあるいは超極小ビーズなどを用いることもできる。また、動物用介護沓33は、防錆加工の軽量アルミニウムや軽量合金あるいは炭素繊維などを素材とする動物用介護沓設置台34に、テープや金具あるいはベルトなどの固定部材を用いて着脱可能に取り付け、更に、動物用介護沓設置台34前部と支持部材36との間には、板バネを用いた蝶番38を固定して、クッション機能を持たせることにより、移動時の動物用介護沓33の振動を緩和するようにしてもよい。尚、動物用介護沓33には車輪35を取り付けることもできる。
動物用介護沓33のメインフレーム3への取付方法は、まず長さ調節ナット37を用いて上下の高さを調節し、次に支持部材36の先端の位置調節穴40a及び位置調節穴40bをメインフレーム前部5aの支持部材取付穴39aや39bあるいは39c、又はメインフレーム後部5bの支持部材取付穴39d、39e、39fに合わせ、スプリングワッシャーやゴムワッシャーなどを介して、ボルトナットやビスなどで固定してもよい。支持部材の素材は、防錆加工の軽量アルミニウムや軽量合金あるいは炭素繊維などを用いる。
尚、本考案について上記説明したが、本図が示した取付状態において、ここに示した状態に具体的に限定されるものではない。
ほとんど寝たきりに近い状態の動物でも、寝たままの姿勢が続くと、体を動かしたがり、特に排泄時などは立ち上がろうともがいて、自ら傷つけてしまったり、体力を消耗したりする。このように立ち上がりたがる動物を、本考案のベッドに乗せ、動物の欲求に応える ことは大きな利点があり、動物のストレスを減らすだけでなく、二次疾患や血行障害の予防、更にはリハビリをも兼ねることができる。
室内で本考案の四足動物介護用移動式ベッドを使用する場合は、まず介護者が動物を少し持ち上げて該ベッドに乗せるだけでよい。車輪をストッパーや車輪固定具などで固定して該ベッドを動かないようにすれば、動物は体のどの部位も拘束することなく、マットの窪みに体を楽にしっかり預けたままで、安全に休息や睡眠をとることができ、また車輪を転動させれば、動物は体を該ベッドに預けたままで、自ら自由に歩行できる。この時必要に応じて、サイドフレームや手押しフレームあるいは動物用介護沓を装着して利用することができる。
介護者は動物の動きを見守るだけでよく、動物の体を支える必要がないから、介護者も負担が軽減される。更に、モーターと動力伝達装置とリモコンを使用すれば、介護者が遠隔で該ベッドを移動させることもできる。
また、動物の目や耳が不自由な場合は、障害物に衝突しないための緩衝部材があるので事故を防止でき、更に動物が痴呆になった場合は、方向感覚が分からなくなって物にぶつかったり、自分を中心に旋廻運動を続けたり、前進しかできず後退や直角に曲がることができなくて狭い所に入って抜け出せなくなったり、という問題行動を起こすことがあるが、該ベッドに乗せて安全に動けるようにすることで、動物と介護者の両方の負担を軽減できる。
屋外での散歩の場合も室内と同様に該ベッドに動物を乗せ、手押しフレームを装着したり、モーターと動力伝達装置とリモコンを使用したりして、介護者が動物の歩行の補助をすることができる。この時も必要に応じて、サイドフレームや動物用介護沓を利用してもよい。また排泄時は、介護者が動物の体を軽く後ろにずらしてやるだけで、体半分はベッ
ドに乗せたままでも排泄させることができるので、動物と介護者の両方の負担を軽減 できる。
該ベッドは動物が無拘束であり、またマットと動物用介護沓が防水性のため、動物の排泄物・嘔吐・よだれ・出血・膿などによる汚れを洗浄し易く、更にシャンプーや治療も動物を該ベッドに乗せたまま行える利点があり、動物自身が健全に保たれやすく、動物と介護者あるいは獣医療関係者などの負担を軽減できる。

四足動物全般の医療や介護に利用できる。
本考案の使用状態図である。 本考案の実施形態を示した斜視図である。 本考案からマットを除いた平面図である。 本考案からマットを除いた正面図である。 本考案からマットを除いた底面図である。 本考案からマットを除いた前面図である。 本考案からマットを除いた後面図である。
符号の説明
1 四足動物介護用移動式ベッド
2 ベッド本体
3 メインフレーム
4 動物
5a メインフレーム前部
5b メインフレーム後部
6 スライド板
7 スライド板カバー
8 ネジ
9 支持台
10 ナット
11 ハンドル
12 マット
13 テープ
14 スプリング
15 排泄物吸収シート
16a、16b、16c 緩衝部材
17 サイドフレーム
18 長さ調節ナット
19 サイドフレーム取付カラー
20 止め具
21a、21b ベッド脚部
22a 前輪車輪
22b 後輪車輪
23a、23b 垂直軸
24a、24b 止め具
25 車輪固定具
26 手押しフレーム
27a、27b 取付板
28 止め具
29 角度調節ピン
30 角度調節穴
31 モーター
32 動力伝達装置
33 動物用介護沓
34 動物用介護沓設置台
35 車輪
36 支持部材
37 長さ調節ナット
38 蝶番
39a、39b、39c、39d、39e、39f 支持部材取付穴
40a、40b 位置調節穴

Claims (4)

  1. 犬や猫あるいはフェレットなどの四足動物が、四足をグランドに着地して自身の力で歩
    行できる程度にして、体を跨って預けることができるベッド本体は、所定巾を持ち、かつ
    進行方向に大きさが調節可能なメインフレームと、その上部にマットを有し、該マットは
    防水性と柔軟性に優れた外皮からなり、その中には弾性部材が充填されてあり、該マット
    の大きさは所定巾を持ち、長さは動物の口元から股下の部分まであり、動物の症状や体型
    に応じて、少なくとも腹部がマットの上に固定され、ベッド脚部は、高さが調節可能で、
    しかも前輪は方向転換可能な車軸に固定された転動可能な車輪が取り付けてあることを特
    徴とする四足動物介護用移動式ベッド。
  2. 手押しフレームを取り付けることによって、押したり引いたりできる移動手段が講じら
    れてあることを特徴とする前記請求項1記載の四足動物介護用移動式ベッド。
  3. 少なくとも車輪又はメインフレームを用い、モーターにギャーやプーリーを介しスプロ
    ケットなどの動力伝達装置を設け、これをリモートコントロールで行って移動できるようにしたことを特徴とする前記請求項1又は請求項2記載の四足動物介護用移動式ベッド。
  4. メインフレームに固定したクッション機能を有した支持部材に、動物用介護沓が固定さ
    れてあることを特徴とする前記請求項1又は請求項2又は請求項3記載の四足動物介護用
    移動式ベッド。





























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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015221017A (ja) * 2014-05-23 2015-12-10 アロン化成株式会社 ペット用姿勢保持台
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