JP2007074697A - 超音波装置及びその組み立て方法 - Google Patents

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Kenichi Furukawa
憲一 古河
Hiroshi Matsuda
浩史 松田
Tsutomu Sekiguchi
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Abstract

【課題】超音波を送信及び/又は受信する超音波装置に関し、簡単な構成で組み立てが行なえる超音波装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、超音波を送信する超音波装置において、
圧電素子(112)と、底面に圧電素子(112)の一方の電極(133)が電気的に接続されるように収納するとともに、係合部(122)が形成されたケース(111)と、圧電素子(112)の他方の電極(132)に接続された第1の導電線材(113、115)と、接地電位とされる第2の導電線材(116)と、第2の導電線材(116)が接続されるとともに係合部(122)に係合して、第2の導電線材(116)とケース(111)とを接続する接続部材(114、211、311)とを有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は超音波装置及びその組み立て方法に係り、特に、超音波を送信及び/又は受信する超音波装置及びその組み立て方法に関する。
従来の超音波センサは、超音波を発生し、発生した超音波を受信する。超音波センサは、例えば、対象物までの距離を測定する測距システムに用いられている。測距システムでは、超音波センサの信号を検出して、超音波を送信してから受信するまでの時間を計測し、計測した時間から対象物までの距離を測定する。
図11は従来の超音波センサの一例の構成図を示す。
超音波センサ1は、主に、ケース11と、ケース11に配置された圧電素子12と、圧電素子12をケース11の外部に引き出す端子板13と、端子板13と圧電素子12とを接続するワイヤ14と、ケース11に充填された緩衝材15とから構成されていた(特許文献1、2参照)。
特開平11−266498号公報 特開平10−257595号公報
しかるに、従来の超音波センサは、圧電素子12と端子板13とをワイヤ14により接続していたため、部品点数が多く、また、半田付けなどの工程が必要となり、生産効率が悪かった。また、ケース11などには、機械的共振により振動させるため、通常、アルミニウムなどが用いられるが、半田付けなどが行ない難く、組み付け性が悪いなどの課題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、簡単な構成で組み立てが行なえる超音波装置を提供することを目的とする。
本発明は、超音波を送信する超音波装置において、
圧電素子(112)と、底面に圧電素子(112)の一方の電極(133)が電気的に接続されるように収納するとともに、係合部(122、421)が形成されたケース(111、411)と、圧電素子(112)の他方の電極(132)に接続された第1の導電線材(113、115)と、接地電位とされる第2の導電線材(116)と、第2の導電線材(116)が接続されるとともに係合部(122、421)に係合して、第2の導電線材(116)とケース(111、411)とを接続する接続部材(114、211、311、412)とを有することを特徴とする。
また、係合部(122)は、突起から構成されたことを特徴とする。
また、接続部材(114)は、第2の導電線材(116)を接続する接続部(151)と、突起に係合する係合部(152)とを有する導電性の板材から構成されたことを特徴とする。
さらに、接続部材(211)は、第2の導電材を圧着する圧着部(221)と、突起に係合する係合部(222)とを有する導電性の板材から構成されたことを特徴とする。
さらに、接続部材(311)は、内周側が突起に係合する略円筒形状をなし、外周側に第2の導電線材を半田付けする構造とされたことを特徴とする。
また、第1の導電線材(113、115)は、一端が圧電素子(112)の他端に半田付けされたリッツ線(113)と、一端がリッツ線(113)の他端に半田付けされたリード線(115)とを有することを特徴とする。
また、接続部材(114)は、係合部(122)に係合された後、ケース(111)に半田付けされることを特徴とする。
また、ケース(111)は、アルミニウムから構成され、ニッケルメッキ処理がされていることを特徴とする。
また、本発明は、超音波を送信及び/又は受信する超音波装置において、
圧電素子(112)と、底面に圧電素子(112)の一方の電極が電気的に接続されるように収納するケース(111)と、圧電素子(112)の他方の電極(132)に接続された第1の導電線材(113、115)と、接地電位とされ、ケースに半田付けされる第2の導電線材(114、116)とを有し、ケース(111)は、無電解ニッケルメッキ処理が施されていることを特徴とする。
さらに、無電解ニッケルメッキ処理は、ケース(111)に圧電素子(112)を組み付ける前に施されることを特徴とする。
また、本発明は、圧電素子(112)と、底面(126)に圧電素子(112)の一方の電極が電気的に接続されるように収納するとともに、係合部(122)が形成されたケース(111)と、圧電素子(112)の他方の電極(132)に接続された第1の導電線材(113、115)と、接地電位とされる第2の導電線材(116)と、第2の導電線材(116)が接続されるとともに係合部(122)に係合して、第2の導電線材(116)とケース(111)とを接続する接続部材(114)とを有する超音波装置の組み付け方法であって、第2の導電線材(116)を接続部材(114)に接続する工程と、接続部材(114)をケース(111)の係合部(122)に係合させる工程とを有する。
また、本発明は、係合部(421)がケース(411)に形成された孔部から構成されたことを特徴とする。
接続部材(412)は、第2の導電材(116)を圧着、固定する圧着部(433)と、係合部(421)に挿入される接続部(431)とを有することを特徴とする。
接続部材(412)は、コネクタ(414)の端子部材(462)を用いたことを特徴とする。
コネクタ(414)は、第1の導電材(115)と第2の導電材(116)の他端に接続され、第1の導電材(115)及び第2の導電材(116)を外部回路に接続するコネクタであることを特徴とする。
また、本発明は、圧電素子(112)と、底面に圧電素子(112)の一方の電極が電気的に接続されるように収納するとともに、孔状の係合部(421)が形成されたケース(411)と、圧電素子(112)の他方の電極に接続された第1の導電線材(115)と、接地電位とされる第2の導電線材(116)と、第2の導電線材(116)が接続されるとともに孔状の係合部(421)に係合して、第2の導電線材(116)とケース(411)とを接続するピン状の接続部材(412)と、圧電素子(112)上に敷設される弾性シート(413)とを有する超音波装置の組み付け方法において、第2の導電線材(116)を接続部材(412)に接続する第1の工程と、接続部材(412)をケース(411)の係合部(421)に係合させる第2の工程と、弾性シート(413)を圧電素子(112)上に敷設する第3の工程とを有することを特徴とする。
なお、上記参照符号はあくまでも参考であり、これによって、特許請求の範囲が限定されるものではない。
本発明によれば、ケース底面に圧電素子の一方の電極が電気的に接続されるように収納し、第1の導電線材を圧電素子の他方の電極に接続し、ケースに形成された係合部に第2の導電線材が接続された接続部材を係合させて、第2の導電線材とケースとを接続することにより、簡単な構成でケース内に収納した圧電素子を第1の導電線材及び第2の導電線材に接続することが可能となり、超音波装置の組み付け性を向上することが可能となる。
〔全体構成〕
図1は本発明の一実施例の分解斜視図、図2は本発明の一実施例の断面図を示す。
本実施例の超音波発生装置100は、超音波を発生し、外部に出力するとともに、外部からの反射波を受信する送受信型の超音波センサであり、ケース111、圧電素子112、リッツ線113、接続部材114、リード線115、116、シリコーンシート117、充填材118、エポキシ系接着剤119から構成されている。
〔ケース111〕
図3はケース111の構成図を示す。図3(A)は平面図、図3(B)は正面図、図3(C)はA−A断面図、図3(D)は側面図、図3(E)はB−B断面図を示す。
ケース111は、アルミニウム材を切削加工などによって、有底の略円筒状に形成したものである。ケース111の内周部に段部121が形成されている。段部121の上面側、矢印Z1方向側の面にはボス状係合部122が形成されている。本実施例では、ボス状係合部122は、ボス状に形成されている。
また、ケース111の側面には、溝部123、及び、切欠部124が形成されている。
さらに、切欠部124により形成される断面には矢印Z2方向に孔部125が形成されている。溝部123、切欠部124は、取り付け対象への取り付け時に位置決めなどに用いられる。
さらに、ケース111の底面126には、溝127が形成されている。溝127を形成することにより、圧電素子112との接着性を向上させることが可能となる。
なお、ケース111は、切削加工により各部が形成された後に、全体に対して無電解ニッケルメッキ処理が施されている。
さらに、ケース111は、圧電素子112が配置される底面126方向側、矢印Z2方向側で側面の厚さを厚くしている。超音波装置に指向性を持たせることができる。
〔圧電素子112〕
図4は圧電素子112の構成図を示す。図4(A)は平面図、図4(B)は正面図、図4(C)は側面図を示す。
圧電素子112は、円形状に成形されたセラミックス基板131に電極132、133を形成した構成とされている。電極132は、セラミックス基板131の矢印Z1方向側の面に形成され、電極133は、セラミックス基板121の矢印Z2方向側の面に形成されている。圧電素子112は、矢印Z2方向側の面をケース111の底面に対向するようにケース111内に収納される。このとき、圧電素子112の矢印Z2方向側の面は、エポキシ系接着剤119によりケース111の底面126に固定される。このとき、ケース111の底面126に形成された溝127によりケース111と圧電素子112との接着性を向上させることができる。以上のようにして、エポキシ系接着剤119によって電極132がケース111に電気的に接続される。
圧電素子112の電極133には、リッツ線113の一端が半田付けや導電ペーストなどにより接続される。リッツ線113の他端は、シリコーンシート117の切込部141を通して矢印Z1方向に延出され、リード線115に半田付け或いは導電ペーストなどにより接続される。なお、リード線116は、接続部材114を介してケース111に接続される。
〔接続部材114〕
図5は接続部材114の斜視図を示す。
リード線116は、接続部材114の貫通孔151に絡めて半田付けされている。接続部材114は、金属板を打ち抜き加工して製造されており、貫通孔151に隣接して、係合部152が形成されている。係合部152は、十字に切込みが形成された構造とされている。係合部152には、ケース111に形成されたボス状係合部122が圧入される。係合部152に突起状のボス状係合部122が圧入されるとき、係合部152を構成する各羽部152aの内周が矢印Z1方向側に変位する。これによって、羽部152aの内周側のエッジ部がボス状係合部122に食い込む。よって、接続部材114がボス状係合部122から、矢印Z1方向に抜けることを防止でき、接続部材114をケース111に確実に保持できる。
このとき、必要であれば接続部材114をケース111に半田付けしても良く、ケース111には、無電解ニッケルメッキ処理が施されているため、通常の共晶半田により半田付け性が良い状態で半田付けを行なうことができる。このため、比較的低温で半田付けを行なえる。よって、組み付け性を向上させることが可能となる
なお、接続部材114は端子状、円筒形状としてもよい。
図6は接続部材114の変形例の斜視図を示す。図6(A)は第1変形例、図6(B)は第2変形例の斜視図を示す。
図6(A)に示す第1変形例の接続部材211は、圧着部221及び係合部222から構成されている。
圧着部221は、リード線116がつば部231の間に装着した状態で、つば部231を矢印A1、A2方向に折曲することにより、リード線116が接続部材211に圧着され、リード線116が接続部材211に固定されるとともに、接続される。
係合部222は、ボス状係合部122の外径と略同等の貫通孔232から構成されている。貫通孔232にボス状係合部122を圧入することにより、貫通孔232の内周側エッジがボス状係合部122に食い込み、接続部材211がボス状係合部122に確実に保持される。
図6(B)に示す第1変形例の接続部材311は、円筒係合部321及び半田付部322から構成されている。
円筒係合部321は、導電材を有底状の円筒形状に成形したものであり、内周側にケース111に植設された突起状のボス状係合部122が圧入される。半田付け部322は、外面に設けられており、リード線116が半田付けされる。
なお、このとき、必要であれば接続部材211、311をケース111に半田付けしてもよい。
シリコーンシート117は、密度が0.5程度の発泡性シリコーン樹脂から構成されており、矢印Z2方向側の面に両面テープが貼付されており、両面テープにより圧電素子112の矢印Z1方向側の面に接着される。このとき、圧電素子112の電極132に半田付けされたリッツ線113は、切込部141を通してシリコーンシート117の矢印Z1方向側の面に引き出される。
充填材118は、密度が1.0〜1.5程度の紫外線硬化型のシリコーン樹脂から構成されており、シリコーンシート117の矢印Z1方向側に充填される。充填材118は、ケース111に充填後、紫外線をケース111の開口面から照射される紫外線により、硬化する。
なお、上記シリコーン樹脂は、紫外線硬化型に限らず、熱硬化型、2液性または1液性の縮合型であってもよい。
本実施例では、密度の異なるシリコーン樹脂から構成されるシリコーンシート117及び充填材118を圧電素子112上に積層することにより、超音波装置100の特性を向上させることができる。
図7はシリコーン樹脂の密度に応じた超音波装置の残響及び感度の特性を示す図である。
超音波装置100の残響は図7に実線で示すようにケース111に充填するシリコーン樹脂の密度が高くなるにしたがって小さくなり、感度は図7に破線で示すようにケース111に充填するシリコーン樹脂の密度が高くなるにしたがって大きくなる傾向にある。
本実施例では、密度が低いシリコーンシート117と密度が高い充填材118とを組み合わせてケース111に充填することにより、残響が小さく、かつ、感度が高い超音波装置100を実現できる。
〔組付工程〕
次に本実施例の超音波装置100の組み付け工程について説明する。
まず、圧電素子112の電極132に半田付け、或いは、導電性ペーストによって、リッツ線113の一端を接続する。
次に、圧電素子112の電極131及び/又はケース111の底面126にエポキシ系接着剤119を塗布して、圧電素子112をケース111の底面126に接着する。
次に、シリコーンシート117の矢印Z2方向側の面に両面テープを貼付し、リッツ線113の他端をシリコーンシート117の切込部141を通してシリコーンシート117の矢印Z1方向側の面に延出させ、シリコーンシート117を両面テープによって圧電素子112に接着させる。
これにより、シリコーンシート117は圧電素子112にしっかり接着されるため、シリコーンシート117の浮きを防止することができ、圧電素子112の安定した特性を得ることができる。
次に、リッツ線113の他端をリード線115に半田付けする。また、リード線116を接続部材114の貫通孔151に絡めた後に接続部材114に半田付けする。次に、接続部材114の係合部152をケース111のボス状係合部122に係合させる。なお、必要であれば、接続部材114とケース111とを半田付けし、これによって、ケース111にリード線116が接続させてもよい。
次に、ケース111に充填材118を充填し、ケース111の開口面から紫外線を照射することにより充填材118を硬化させる。
これにより充填材118は、接続部材114、リード線115、116の抜け止め防止を兼ねている。
以上によって、図2に示すような超音波装置100が完成する。
〔効果〕
本実施例によれば、接続部材114を介してリード線116をケース111に接続することにより、ケース111との半田付けが不要或いは容易に行なえる。また、ケース111に対して無電解ニッケルメッキ処理を施すことにより、接続部材114とケース111との半田付け性を向上させることができ、半田付けを容易に行なえる。
したがって、超音波装置100の組み付け性を向上させることが可能となる。
さらに、密度の異なるシリコーン樹脂からなるシリコーンシート117及び充填材118を圧電素子112上に積層することにより、超音波装置100の残響を小さく、かつ、感度を高い特性とすることができる。
〔その他〕
なお、本実施例では、圧電素子112に密着する部分のシリコーン樹脂としてシリコーンシート117を用いたが、発泡性のシリコーン樹脂を硬化させることにより、密度の低いシリコーン樹脂層を形成するようにしてもよい。
また、ケース111の形状などに応じてシリコーンシート117の厚さや密度を調整することにより、容易に残響及び感度の特性を最適化することが可能となる。
〔他の実施例〕
図8は本発明の他の実施例の分解斜視図、図9は本発明の他の実施例の断面図を示す。同図中、図1、図2と同一構成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
本実施例の超音波装置400は、ケース411、接続部材412、シリコーンシート413の構成が超音波装置100とは相違している。また、リード線115,116の他端は、コネクタ414に接続されている。
〔ケース411〕
ケース411は、ボス状係合部122に代えて孔状係合部421を有する。孔状係合部421は、ケース411の段部121の中央より矢印X2方向側に形成されている。孔状係合部421には、接続部材412が挿入される。
〔接続部材412〕
図10は接続部材412の斜視図を示す。
接続部材412は、金属板をプレス加工することにより形成されており、接続部431、鍔部432、圧着部433を一体に、略ピン状に成形されている。
接続部431は、中央部に矢印Z1、Z2方向に切り込みが入れられており、切込部441が広げられて略菱形状とされている。接続部431は、孔状係合部421に挿入される。このとき、接続部431は、図10(B)に示すように、孔状係合部421の内周壁によってその外周側部が孔状係合部421の内側壁に押圧されて、切込部441が閉じつつ、孔状係合部421に挿入される。
これによって、接続部431は、孔状係合部421の内側壁に圧着された状態で孔状係合部421に挿入される。よって、接続部材412とケース411との接続を確実に行える。なお、接続部材412を孔状係合部421に挿入される前に、孔状係合部421にはエポキシ樹脂451が充填される。エポキシ樹脂451によって接続部材412が孔状係合部421に固着され、接続部材412が孔状係合部421から抜けることを防止できる。
鍔部432は、接続部431の上端部、矢印Z1方向の端部に設けられており、接続部431を孔状係合部321に挿入したときに、段部121の表面に突き当たる。
また、鍔部432によりエポキシ樹脂451との接着部分が増加し、接続部材412をケース411に確実に固着できる。これによって、リード線116のケース411への接続を確実に行うことができるようになり、製品の信頼性を向上させることができる。
圧着部433は、鍔部432の上方、矢印Z1方向に設けられている。圧着部433には、治具などによって、リード線116の一端が圧着される。治具は、図10(A)に示すようにリード線116を中央に載置した状態で、圧着部433を矢印A1、A2方向に折曲することによって、接続部材412をリード線116に圧着する。
なお、圧着部433とリード線116との圧着部分は、エポキシ樹脂により固着される。これによって、接続部材412がリード線116から脱落することが防止される。
なお、接続部材412は、上記構造に限定されるものではなく、例えば、単純な金属棒であってもよい。また、リード線116との接続も圧着に限定されるものでもなく、半田付け、導電性接着剤などによって接続するようにしてもよい。また、圧着と半田付け、導電性接着剤とを組み合わせるようにしてもよい。
〔シリコーンシート413〕
シリコーンシート413は、楕円状に形成されており、その長径方向に外周に連通する切込部471が形成されている。切込部471には、リッツ線113が挿入される。
シリコーンシート413は、圧電素子112とケース411、及び、接続部材412とケース411とを固定するエポキシ樹脂などを硬化させるための熱処理を実施した後に、圧電素子112上に敷設される。
シリコーンシート413の敷設方法について説明する。
まず、シリコーンシート413を切込部471が矢印X1方向となる位置決めし、矢印X2方向の端部をケース411の矢印X2方向の内側壁に当接させる。このとき、接続部材412は、ピン状であるので、孔状係合部421に挿入した場合でもケース411の段部421から矢印Y2方向に突出することない。これによって、シリコーンシート413を圧電素子112上に敷設する際に、妨害する物ことがなく、よって、シリコーンシート413の圧電素子112上への敷設を容易に行える。
次に、シリコーンシート413の切込部471にリッツ線113を挿入して、シリコーンシート413の矢印X1方向の端部を矢印Z2方向にスライドさせ、圧電素子112上に敷設する。
〔コネクタ414〕
コネクタ414は、ソケットコネクタから構成されており、ハウジング461 及び、端子部材462から構成されており、超音波装置400を外部回路に接続するために用いられる。
ハウジング461は、樹脂などの絶縁材を有底状の筒状に成形したものであり、底面に形成された係合部から端子部材462が圧入され、その先端部が内周側に突出して、固定される。
端子部材462は、接続部材412と同一の部材であり、圧着部433にはリード線115、116の他端が圧着され固定される。コネクタ414は、対応する形状のプラグコネクタに装着され、超音波装置400を外部回路に接続する。
〔効果〕
以上、本実施例によれば、接続部材412がケース411の段部121表面から矢印Y2方向に突出することがないので、シリコーンシート413のケース411への装着を容易に行える。また、接続部材412は、コネクタ414の端子部材462と共通の部品が用いられているため、コストを削減できる。
また、本実施例では、リード線115とリード線116とをツイストさせている。これによってリード線115、116の扱いが容易となり、組み立て性が容易となる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲で種々の変形例が考えられることは言うまでもない。
本発明の一実施例の分解斜視図である。 本発明の一実施例の断面図である。 ケース111の構成図である。 圧電素子112の構成図である。 接続部材114の斜視図である。 接続部材114の変形例の斜視図である。 シリコーン樹脂の密度に応じた超音波装置の残響及び感度の特性を示す図である。 本発明の他の実施例の分解斜視図である。 本発明の他の実施例の断面図である。 接続部材412の斜視図である。 従来の超音波センサの一例の構成図である。
符号の説明
100、200、400 超音波装置
111、411 ケース、112 圧電素子、113 リッツ線
114、412 接続部材
115、116 リード線、117、413 シリコーンシート、118 充填材
119 エポキシ系接着剤
121 段部、122 ボス状係合部、123 溝部、124 切欠部、125 孔部
126 底面、127 溝
131 セラミック基板、132、133 電極
141 切込部
151 貫通孔、152 係合部
414 コネクタ
421 孔状係合部
431 接続部、432 鍔部、433 圧着部
441 切込部、451 エポキシ樹脂
461 ハウジング、462 端子部材
471 切込部

Claims (19)

  1. 超音波を送信及び/又は受信する超音波装置において、
    圧電素子と、
    底面に前記圧電素子の一方の電極が電気的に接続されるように収納するとともに、係合部が形成されたケースと、
    前記圧電素子の他方の電極に接続された第1の導電線材と、
    接地電位とされる第2の導電線材と、
    前記第2の導電線材が接続されるとともに前記係合部に係合して、前記第2の導電線材と前記ケースとを接続する接続部材とを有することを特徴とする超音波装置。
  2. 前記係合部は、突起から構成されたことを特徴とする請求項1記載の超音波装置。
  3. 前記接続部材は、前記第2の導電線材をからげるからげ部と、前記突起に係合する係合部とを有する導電性の板材から構成されたことを特徴とする請求項2記載の超音波装置。
  4. 前記接続部材は、前記第2の導電材を圧着する圧着部と前記突起に係合する係合部とを有する導電性の板材から構成されたことを特徴とする請求項2記載の超音波装置。
  5. 前記接続部材は、内周側が前記突起に係合する略円筒形状をなし、外周側に前記第2の導電線材を半田付けする構造とされたことを特徴とする請求項2記載の超音波装置。
  6. 前記第1の導電線材は、一端が前記圧電素子の他端に半田付けされたリッツ線と、
    一端が前記リッツ線の他端に半田付けされたリード線とを有することを特徴とする請求項1記載の超音波装置。
  7. 前記接続部材は、前記係合部に係合された後、前記ケースに半田付けされることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項記載の超音波装置。
  8. 前記ケースは、ニッケルメッキ処理がされていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項記載の超音波装置。
  9. 前記ケースは、アルミニウムから構成されていることを特徴とする請求項8記載の超音波装置。
  10. 超音波を送信及び/又は受信する超音波装置において、
    圧電素子と、
    底面に前記圧電素子の一方の電極が電気的に接続されるように収納するケースと、
    前記圧電素子の他方の電極に接続された第1の導電線材と、
    接地電位とされ、前記ケースに半田付けされる第2の導電線材とを有し、
    前記ケースは、無電解ニッケルメッキ処理が施されていることを特徴とする超音波装置。
  11. 前記無電解ニッケルメッキ処理は、前記ケースに前記圧電素子を組み付ける前に施されることを特徴とする請求項10記載の超音波装置。
  12. 前記係合部は、前記ケースに形成された孔部から構成されたことを特徴とする請求項1記載の超音波装置。
  13. 前記接続部材は、前記第2の導電材を圧着、固定する圧着部と、
    前記孔部に挿入される接続部とを有することを特徴とする請求項12記載の超音波装置。
  14. 前記接続部材は、コネクタの端子部材を用いたことを特徴とする請求項1記載の超音波装置。
  15. 前記コネクタは、前記第1の導電材と前記第2の導電材の他端に接続され、前記第1の導電材及び前記第2の導電材を外部回路に接続するコネクタであることを特徴とする請求項14記載の超音波装置。
  16. 圧電素子と、底面に前記圧電素子の一方の電極が電気的に接続されるように収納するとともに、係合部が形成されたケースと、前記圧電素子の他方の電極に接続された第1の導電線材と、接地電位とされる第2の導電線材と、前記第2の導電線材が接続されるとともに前記係合部に係合して、前記第2の導電線材と前記ケースとを接続する接続部材とを有する超音波装置の組み付け方法であって、
    前記第2の導電線材を前記接続部材に接続する工程と、
    前記接続部材を前記ケースの前記係合部に係合させる工程とを有することを特徴とする超音波装置の組み付け方法。
  17. さらに、前記接続部材と前記ケースとを半田付けする工程を有することを特徴とする請求項12記載の超音波装置の組み付け方法。
  18. 圧電素子と、底面に前記圧電素子の一方の電極が電気的に接続されるように収納するとともに、孔状の係合部が形成されたケースと、前記圧電素子の他方の電極に接続された第1の導電線材と、接地電位とされる第2の導電線材と、前記第2の導電線材が接続されるとともに前記係合部に係合して、前記第2の導電線材と前記ケースとを接続するピン状の接続部材と、前記圧電素子上に敷設される弾性シートとを有する超音波装置の組み付け方法であって、
    前記第2の導電線材を前記接続部材に接続する第1の工程と、
    前記接続部材を前記ケースの前記係合部に係合させる第2の工程と、
    前記弾性シートを前記圧電素子上に敷設する第3の工程とを有することを特徴とする超音波装置の組み付け方法。
  19. 前記第2の工程は、前記接続部材を前記ケースの前記係合部に係合させた後、熱硬化樹脂を塗布する工程と、
    前記熱硬化樹脂を硬化させる工程とを有することを特徴とする請求項18記載の超音波装置の組み付け方法。
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