JP2007074527A - Method for decorating cover for cellular phone terminal - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、携帯電話端末用カバーの装飾方法にかかり、特に、カバーに彫刻を施して装飾する方法に関する。 The present invention relates to a method for decorating a cover for a mobile phone terminal, and more particularly to a method for decorating a cover by engraving the cover.
近年、携帯電話の所持率が高くなり、一人一台の状況になりつつある。これに伴い、携帯電話が高機能化されると共に、そのデザインも多様になっている。そして、デザインの多様化を図るために、特許文献1に示すように、携帯電話のカバー(筐体)にシールを貼付したり、塗装を施すなどの装飾が行われている。
In recent years, the possession rate of mobile phones has increased, and the situation has become one by one. Along with this, mobile phones have become more sophisticated and their designs have been diversified. In order to diversify the design, as shown in
また、近年では、携帯電話のカバーの一部を付け替えられるよう構成されているものもある。これにより、付け替え用カバーを独自にデザインしたり、上述した塗装が容易となり、所有者固有の装飾を行うことも可能になっている。 In recent years, some mobile phone covers can be replaced. As a result, the replacement cover can be uniquely designed, the above-described painting can be facilitated, and the decoration unique to the owner can be performed.
しかしながら、上記従来例における携帯電話用カバーの装飾では、貼付したシールや塗装が剥離するなどの問題があった。特に、携帯電話は手に持って操作するため、汗によって剥がれたり、さらには、ポケットやバッグに収納する際やテーブルなどに置いた際などに擦れて剥がれるなど、せっかく施した装飾を長期間維持することが困難であった。従って、使用するうちにデザイン性が損なわれ、これにより再度装飾を施すなどコストや手間が増大する、という問題があった。 However, the decoration of the cover for a mobile phone in the above-described conventional example has a problem such as a sticker or paint peeled off. In particular, since mobile phones are held and operated by hand, they can be peeled off by perspiration, and can be rubbed off when stored in a pocket or bag or placed on a table, etc. It was difficult to do. Therefore, there is a problem in that the design is impaired during use, thereby increasing costs and labor, such as decorating again.
このため、本発明では、剥離することがなく長期間維持することができる信頼性の高い装飾を実現し、デザイン性の向上、及び、装飾に費やすコストの軽減、を図ることができる携帯電話端末用カバーの装飾方法を提供することをその目的とする。 For this reason, in the present invention, a mobile phone terminal capable of realizing a highly reliable decoration that can be maintained for a long period of time without peeling, improving design, and reducing the cost of the decoration. It is an object of the present invention to provide a decoration method for a cover.
このため、本発明の一形態である携帯電話端末用カバーの装飾方法は、携帯電話端末用カバーに、当該カバーの表面から5μm〜100μm、さらに望ましくは、カバー表面の塗装厚さに応じて、10μm〜50μm、の深さの彫刻を施して装飾する、ことを特徴としている。当該発明によると、カバーの表面から上記深さの彫刻を施すため、小型軽量化のために厚みの薄い携帯電話用カバーであっても当該カバーの強度を低下させることなく、彫刻による装飾を施すことができる。そして、彫刻であることから、剥離などの心配がなく、装飾の信頼性の向上を図ることができる。さらには、彫刻の深さが極めて浅いため、利用者が所持したときに当該利用者が彫刻のザラザラ感を感じることなく、フィット感を維持することができる。 For this reason, the decoration method for the cover for a mobile phone terminal according to one aspect of the present invention is applied to the cover for the mobile phone terminal from the surface of the cover to 5 μm to 100 μm, and more preferably according to the coating thickness of the cover surface. It is characterized by being decorated by engraving with a depth of 10 μm to 50 μm. According to the present invention, since the engraving of the above depth is performed from the surface of the cover, even a thin mobile phone cover for small size and light weight is decorated by engraving without reducing the strength of the cover. be able to. And since it is a sculpture, there is no worry about peeling and the reliability of the decoration can be improved. Furthermore, since the depth of the sculpture is extremely shallow, the user can maintain the fit without feeling the rough feeling of the sculpture when the user carries it.
また、彫刻を、当該彫刻深さよりも浅い塗装が表面に施された携帯電話端末用カバーに施す、ことを特徴としている。これにより、表面に塗装が施されたカバーに対しては、この塗装を除去するよう彫刻することで彫刻部分から塗装の下層に位置する部分が露出し、デザイン性の向上を図ることができる。 Further, the sculpture is applied to a cover for a mobile phone terminal having a coating surface shallower than the sculpture depth. Thereby, for the cover whose surface is coated, by engraving to remove this coating, the portion located in the lower layer of the coating is exposed from the engraving portion, and the design can be improved.
さらに、彫刻を、携帯電話端末に着脱自在な携帯電話端末用カバーに施す、ことを特徴としている。このとき、彫刻を、着脱自在な携帯電話端末用カバーの携帯電話端末への装着面側の表面に施す、ことを特徴としている。これにより、カバーを取り外した状態で彫刻することができるため、彫刻の自由度が増す。特に、透明部材であるカバーの内部側に位置する表面に彫刻を施すことで、端末表面の形状を維持しつつ、装飾を外部から視認させるよう施すことができる。 Furthermore, the engraving is performed on the cover for the mobile phone terminal that is detachable from the mobile phone terminal. At this time, the engraving is performed on the surface of the detachable mobile phone terminal cover on the mounting surface side to the mobile phone terminal. Thereby, since it can engrave with the cover removed, the degree of freedom of engraving increases. In particular, by engraving the surface located on the inner side of the cover, which is a transparent member, the decoration can be visually recognized from the outside while maintaining the shape of the terminal surface.
また、彫刻を、レーザ加工機を用いて行う、ことを特徴としている。これにより、高精度な彫刻を実現することができ、本発明に好適である。 In addition, the engraving is performed using a laser processing machine. Thereby, highly accurate engraving can be realized, which is suitable for the present invention.
本発明は、以上のように構成され機能するので、これによると、カバーの表面からマイクロメートルオーダーの彫刻を施すため、小型軽量化のために厚みが薄い携帯電話用カバーであっても当該カバーの強度を低下させることなく、彫刻による装飾を施すことができ、さらには、剥離などの心配がなく、装飾の信頼性の向上を図ることができる、という従来にない優れた効果を有する。 Since the present invention is configured and functions as described above, according to this, since the surface of the cover is engraved on the order of micrometers, even if the cover is for a small cellular phone, the cover is thin. It is possible to give decoration by engraving without lowering the strength of the material, and furthermore, there is no worry about peeling and the reliability of decoration can be improved.
本発明である携帯電話端末用カバーの装飾方法は、カバーの表面に極めて浅い深さの彫刻を施すことで装飾する、という点に特徴を有する。以下、具体的な構成を、実施例にて説明する。 The method for decorating a cover for a mobile phone terminal according to the present invention is characterized in that the cover is decorated by engraving an extremely shallow depth on the surface of the cover. Hereinafter, a specific configuration will be described in Examples.
本発明の第1の実施例を、図1乃至図2を参照して説明する。図1は、携帯電話及びそのカバーの構成を示す図であり、図2は、カバーに彫刻施す際の様子を示す図である。 A first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a diagram showing a configuration of a mobile phone and its cover, and FIG. 2 is a diagram showing a state when engraving the cover.
図1(a)に示す携帯電話端末1は、上部筐体11と下部筐体12とが回動自在なようヒンジを介して連結された折畳型携帯電話である。そして、上部筐体11の表面には、当該筐体に着脱自在な図1(b)に示すカバー2が装着されている。このカバー2は、携帯電話端末1のデザインを変更するために付け替え可能となっている。そして、本発明は、このカバー2の表面に彫刻を施して装飾する方法であるため、以下、カバー2と、その彫刻方法について詳述する。
A
上記カバー2は、図1(b)に示すように、上部筐体11とほぼ同様の外形を有しており、厚さが約1.0mmの板状部材である。そして、図2にその断面図を示すが、所定の厚さH1を有するベース部21(基礎部材)と、装着時に携帯電話の外側に位置するカバー2の表面に施されている厚さH2が約20μmの塗装部22と、により構成されている。この塗装部22には、例えば、赤や青などの単一色の着色や、さらには、所定の模様が施されている。あるいは、塗装部22は、1層に限定されず、多層の塗装によって形成されている。また、この塗装部22の厚さH2、あるいは、塗装部22を形成する最表面に位置する塗装層の厚さは、後述する彫刻深さよりも浅く形成されており、例えば、5〜100μmの厚さ、さらに具体的には、10〜50μm程度の厚さに形成されている。なお、上述したカバー2全体の厚さや、ベース部21、塗装部22の厚さは一例であって、上記厚さに限定されない。
As shown in FIG. 1B, the
そして、カバー2には、さらに、図1(b)の符号20に示すように、文字や絵による彫刻が施されている。なお、この図では、彫刻の一例として「DESIGN」という文字を図示しているが、文字に限定されず、模様や絵であってもよい。このような彫刻を行う構成及び彫刻時の様子を図2に示す。
The
図2に示すように、カバー2に対する彫刻は、レーザ加工機3を用いて行う。このレーザ加工機3は、ワーク台Gに載置されたカバー2表面に対して彫刻用のレーザビーム31aを照射するレーザ照射装置31と、レーザ照射装置31の位置を駆動する駆動装置32と、レーザ照射位置及び照射出力を制御するコントローラ33と、を備えている。そして、レーザ照射装置31は、コントローラ33による制御指令に応じて、所定のビーム系(例えば30μm)、及び、所定の強度のレーザビームを出力する。
As shown in FIG. 2, engraving on the
特に、レーザビームの強度は、カバー2の表面から5μm〜100μm、望ましくは、10μm〜50μmの深さの彫刻を施す強度に設定するとよい。つまり、カバー2の塗装部22を除去する程度の強度が望ましい。あるいは、多層からなる塗装部22の場合には、表面側に形成された所定の層を除去する程度の強度であってもよい。これにより、表面の塗装部22を除去するよう彫刻することで、彫刻部分から塗装の下層に位置するカバーのベース部21の地肌(例えば、金属色)が外部に露出し、彫刻部分をさらに装飾することができ、デザイン性の向上を図ることができる。さらには、塗装が多層の場合には、除去した層の下位層の色が外部に露出し、彫刻部分を装飾することができる。
In particular, the intensity of the laser beam may be set to an intensity at which engraving with a depth of 5 μm to 100 μm, desirably 10 μm to 50 μm from the surface of the
そして、彫刻を施したカバー2は、携帯電話端末1の上部筐体11の表面にねじなどで装着される。このようにすることで、カバーの表面からマイクロメートルオーダーの彫刻にて装飾しているため、小型軽量化のために厚みの薄い携帯電話用カバーであっても当該カバーの強度を低下させることなく、彫刻による装飾を施すことができる。そして、彫刻であることから、剥離などの心配がなく、装飾の信頼性の向上を図ることができる。さらには、彫刻の深さが極めて浅いため、利用者が所持したときに当該利用者が彫刻のザラザラ感を感じることなく、フィット感を維持することができる。また、レーザ加工機3を用いて彫刻を行っているため、上述したようなマイクロメートルオーダーという高精度な彫刻を実現することができる。
The engraved
ここで、上記では、携帯電話端末1に着脱自在なカバー2に対して彫刻を施す場合を説明したが、筐体の表面に直接彫刻を施して装飾してもよい。また、携帯電話1の構成は、上述した折畳型に限定されない。
Here, the case where engraving is performed on the
また、上記では、塗装部22が形成されたカバー2に対して彫刻を施す場合を例示したが、これに限定されない。塗装が施されていないカバー2に対して彫刻を施してもよい。そして、カバー2の素材は、アルミニウムなどの金属部材であってもよく、透明のアクリル製や木製のものであってもよい。そして、その表面に彫刻を施すことで、彫刻の凹凸による装飾を施すことができる。特に、アクリル製のカバー2においてレーザ彫刻を施すことで、レーザを照射して彫刻を施した部分は透明から白色に変化し、これによって彫刻部分を目立たせることができる。
Moreover, although the case where engraving was given to the
次に、本発明の第2の実施例を、図3を参照して説明する。図3(a)は、本実施例におけるカバー4を示す平面図であり、図3(b)は、そのA−A断面図である。 Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 3A is a plan view showing the cover 4 in this embodiment, and FIG. 3B is a cross-sectional view taken along the line AA.
この図に示すように、本実施例における携帯電話端末に着脱自在なカバー4も、上記実施例1にて説明したものと形状はほぼ同様である、但し、本実施例では、カバー4の携帯電話端末1との装着面側に彫刻を施す点で異なる。以下、詳述する。
As shown in this figure, the cover 4 that can be attached to and detached from the mobile phone terminal in this embodiment is substantially the same in shape as that described in the first embodiment. However, in this embodiment, the cover 4 is portable. The difference is that engraving is performed on the mounting surface side with the
本実施例におけるカバー4は、例えば、透明なアクリル製である。そして、図3(b)に示すように、携帯電話に装着されたときに外側に位置する面側4A(外部面側)ではなく、携帯電話への装着面側4B(内側)の表面に彫刻が施される。なお、この彫刻の深さは上述したように5μm〜100μmの深さであり、彫刻はレーザ加工機3にて実行される。すると、レーザを照射して彫刻を施した部分は透明から白色に変化する。これによって、カバー4は透明なアクリル製であるため、反対側の外部面側4Aからも彫刻部分を視認することができる。そして、彫刻された装着面側4Bを携帯電話端末1に対向させて装着される。
The cover 4 in the present embodiment is made of transparent acrylic, for example. Then, as shown in FIG. 3 (b), not the
以上のようにすることで、彫刻部分が内部に位置することから、当該彫刻部分を保護することができる。また、外部面側4Aには凹凸がなく、ユーザのフィット感が損なわれることを抑制することができる。
By doing as mentioned above, since the engraving part is located inside, the engraving part can be protected. Moreover, there is no unevenness | corrugation in the
本発明によると、携帯電話端末のカバーに彫刻にて装飾することができ、ユーザの満足度の向上を図ることができ、産業上の利用可能性を有する。 According to the present invention, the cover of the mobile phone terminal can be decorated with engraving, the user's satisfaction can be improved, and there is industrial applicability.
1 携帯電話端末
2,4 携帯電話端末用カバー
3 レーザ加工機
20,40 彫刻部
21 ベース部(基礎部材)
22 塗装部
DESCRIPTION OF
22 Painting Department
Claims (5)
5. The method of decorating a cover for a mobile phone terminal according to claim 1, wherein the engraving is performed using a laser processing machine.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005260939A JP2007074527A (en) | 2005-09-08 | 2005-09-08 | Method for decorating cover for cellular phone terminal |
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Publications (1)
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2007074527A (en) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012048566A1 (en) * | 2010-10-13 | 2012-04-19 | 和基国际有限公司 | Method for inlaying decoration on surface of telephone shell and telephone shell with decoration thereof |
US8550364B2 (en) | 2010-07-13 | 2013-10-08 | Denso Corporation | Card key having function of performing radio communication with on-vehicle device |
JP7459428B2 (en) | 2020-06-15 | 2024-04-02 | 三井金属アクト株式会社 | Actuator Device |
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2005
- 2005-09-08 JP JP2005260939A patent/JP2007074527A/en active Pending
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WO2012048566A1 (en) * | 2010-10-13 | 2012-04-19 | 和基国际有限公司 | Method for inlaying decoration on surface of telephone shell and telephone shell with decoration thereof |
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