JP2007071729A - 検出方法及び当該検出方法を用いたマイクロ化学システム - Google Patents

検出方法及び当該検出方法を用いたマイクロ化学システム Download PDF

Info

Publication number
JP2007071729A
JP2007071729A JP2005259722A JP2005259722A JP2007071729A JP 2007071729 A JP2007071729 A JP 2007071729A JP 2005259722 A JP2005259722 A JP 2005259722A JP 2005259722 A JP2005259722 A JP 2005259722A JP 2007071729 A JP2007071729 A JP 2007071729A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection
excitation
detection method
excitation light
measured
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005259722A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Fukuzawa
隆 福澤
Atsushi Yamaguchi
山口  淳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority to JP2005259722A priority Critical patent/JP2007071729A/ja
Priority to EP06712855A priority patent/EP1845367A1/en
Priority to PCT/JP2006/301712 priority patent/WO2006080556A1/ja
Publication of JP2007071729A publication Critical patent/JP2007071729A/ja
Priority to US11/881,641 priority patent/US20080030718A1/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)
  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

【課題】 流体試料中の被測定物質を同時に測定でき、容易に定性分析することができると共に被測定物質の励起エネルギー間の測定誤差を減少させることができる検出方法及び当該検出方法を用いたマイクロ化学システムを提供する。
【解決手段】 検出光光源16からCW発振された波長780nmの検出光を微細流路1内の被測定物質に照射し、波長がそれぞれ658nm及び532nmである励起光を周波数がそれぞれ1kHz、及び1.2kHzであるDuty50%の複数の点滅励起光に変調して微細流路1内の被測定物質に照射し、照射された点滅励起光に起因して形成された熱レンズにより屈折した検出光を点滅励起光の周波数成分毎に同時に検出し、検出された検出光の信号をPD21からIVアンプ22を介して信号処理装置としてのPC24に導いた。PC24ではFFT処理を行い、各周波数成分毎に信号強度を測定した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、検出方法、特に、光熱変換分光法(PTS(Photothermal Spectroscopy))に分類される熱レンズ分光法(TLS(Thermal Lens Spectroscopy))に適用可能な検出方法、さらに詳しくは、熱レンズ顕微鏡(TLM(Thermal Lens Microscope))に適用可能な検出方法、及び当該検出方法を用いたマイクロ化学システムに関するものである。
従来から、化学反応の高速化や微少量での反応、オンサイト分析等の観点から、化学反
応を微小空間で行うための集積化技術が注目されており、そのための研究が精力的に進め
られている。
このような集積化技術の1つとして、図3に示すように、マイクロチップ30内部の微細流路30aで流体試料の混合、反応、分離、抽出、検出等を行うマイクロ化学システム300がある。
マイクロチップ30は、例えば溝が形成されたガラス基板30b上に、試料注入・排出用小穴が溝の対応位置に配置された他のガラス基板30c,dを接合したものをいい、接合後その溝部分が、前述の微細流路30aを形成するものである。
このようなマイクロ化学システム300においては、試料の量が微量であるので、試料の高感度な検出方法が必須である。高感度な検出方法としては、例えば、熱レンズ効果を利用した光熱変換分光分析法を利用する熱レンズ分光分析法や蛍光検出法がある。
熱レンズ分光分析法は、図4に示すように、被測定物質に吸収されない波長の検出光41をその焦点42が微細流路30aのほぼ中心となるように照射し、微細流路30a及びピンホール33を通過した検出光41をフォトディテクター(PD)34で測定することにより実行されるが、図5に示すように、被測定物質に吸収される波長の励起光51を微細流路30aのほぼ中心に照射すると、吸収された光のエネルギーが熱に変換されて、励起光51の焦点付近の溶媒の温度が局部的に上昇して局部的な屈折率勾配が生じる。これにより、励起光51の焦点付近にあたかも凹レンズ、いわゆる熱レンズ52が発生する。この熱レンズ52により検出光41が屈折され、ピンホール33を通過する光量が変化し、この光量の変化を読み取ることによって被測定物質の物理量、例えば、濃度を測定することができる。通常、励起光51は1kHz程度の周波数で点滅させて(図6(a)及び図7(a))、熱レンズにより屈折された検出光41を所定周波数の信号の振幅A(図6(b)及び図7(b))及び振幅B(図6(c)及び図7(c))として検出する。ここで、図6(b)及び図7(b)に示される振幅Aは被測定物質が高濃度の場合において検出される検出光の信号における振幅を示し、図6(c)及び図7(c)に示される振幅Bは被測定物質が低濃度の場合において検出される検出光の信号における振幅を示す。
一方、蛍光検出法は、このマイクロチップ30内部の微細流路30aを流れる試料に集光するようにマイクロチップ30表面に励起光を照射し、照射された励起光を試料中の溶質が吸収して発生した蛍光の強度をフォトディテクター(PD)34で測定することによって行う。この蛍光検出法においても、ノイズと信号との分離を容易にするため、照射する励起光51を変調器35によって所定の周波数に変調する。
フォトディテクター(PD)34によって検出された測定信号は、微小信号検出装置36としてのロックインアンプによって、試料溶液に対応する周波数成分が抽出され、抽出された周波数成分の強度を、パーソナルコンピュータ(PC)等の情報処理装置37によって分析し、試料溶液の濃度が求められる(例えば、特許文献1参照)。
なお、通常の分光分析において、横軸に波長、縦軸に吸収をプロットし、各波長毎の吸収を測定することにより、被測定物質が定量分析される。
特開2002−365252号公報
しかしながら、マイクロ化学システム100において、検出光41の微小な振幅をロックインアンプを用いて検出しているので、励起光として1つの波長しか使用することができず、被測定物質を定量分析することはできても、被測定物質の同定、即ち、定性分析をすることができなかった。
また、マイクロ化学システム100において、例えば、赤色・緑色・青色の3色の波長を順番に照射して被測定物質を測定し、異なる3波長における検出データを得て被測定物質を定性分析することはできるものの、この赤色・緑色・青色の3色の波長を順番に照射するため、同時測定ができないという問題があった。
本発明の目的は、流体試料中の複数の被測定物質を同時に測定でき、容易に定性分析及び定量分析することができると共に被測定物質の励起エネルギー間の測定誤差を減少させることができる検出方法及び当該検出方法を用いたマイクロ化学システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の検出方法は、被測定物質に周波数が異なる複数の励起エネルギーを同時に付与する付与ステップと、前記付与された励起エネルギーによる被測定物質の物理化学的変化に基づく物理量変動を前記励起エネルギーの周波数成分毎に同時に検出する検出ステップを備えることを特徴とする。
請求項2記載の検出方法は、請求項1記載の検出方法において、前記検出された物理量変動を前記励起エネルギーの周波数成分毎にフーリエ変換するフーリエ変換ステップを備えることを特徴とする。
請求項3記載の検出方法は、請求項1又は2記載の検出方法において、前記付与された励起エネルギーは励起光であることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項4記載の検出方法は、被測定物質に検出光を照射する検出光照射ステップと、前記被測定物質に周波数が異なる複数の点滅励起光を同時に照射する励起光照射ステップと、前記照射された点滅励起光に起因して形成された熱レンズにより屈折した検出光を前記点滅励起光の周波数成分毎に同時に検出する検出ステップとを備えることを特徴とする。
請求項5記載の検出方法は、請求項4記載の検出方法において、前記検出された検出光の信号を前記点滅励起光の周波数成分毎にフーリエ変換するフーリエ変換ステップを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項6記載の検出方法は、被測定物質に周波数が異なる複数の点滅励起光を同時に照射する励起光照射ステップと、前記照射された点滅励起光に起因して発生する蛍光を前記点滅励起光の周波数成分毎に同時に検出する検出ステップとを備えることを特徴とする。
請求項7記載の検出方法は、請求項6記載の検出方法において、前記検出された蛍光の信号を前記点滅励起光の周波数成分毎にフーリエ変換するフーリエ変換ステップを備えることを特徴とする。
請求項8記載のマイクロ化学システムは、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の検出方法を用いたことを特徴とする。
請求項1記載の検出方法によれば、被測定物質に周波数が異なる複数の励起エネルギーを同時に付与し、付与された励起エネルギーによる被測定物質の物理化学的変化に基づく物理量変動を励起エネルギーの周波数成分毎に同時に検出するので、流体試料中の複数の被測定物質を同時に測定でき、容易に定性分析することができると共に被測定物質の励起エネルギー間の測定誤差を減少させることができる。
請求項2記載の検出方法によれば、検出された物理量変動を励起エネルギーの周波数成分毎にフーリエ変換するので、物理量変動を励起エネルギーの周波数成分毎に同時に容易に測定することができる。
請求項4記載の検出方法によれば、被測定物質に検出光を照射し、被測定物質に周波数が異なる複数の点滅励起光を同時に照射し、照射された点滅励起光に起因して形成された熱レンズにより屈折した検出光を点滅励起光の周波数成分毎に同時に検出するので、被測定物質を高感度で容易に定性分析することができると共に被測定物質の測定誤差を減少させることができる。
請求項5記載の検出方法によれば、検出された検出光の信号を点滅励起光の周波数成分毎にフーリエ変換するので、検出光の信号を点滅励起光の周波数成分毎に同時に容易に測定することができる。
請求項6記載の検出方法によれば、被測定物質に周波数が異なる複数の点滅励起光を同時に照射し、照射された点滅励起光に起因して発生する蛍光を点滅励起光の周波数成分毎に同時に検出するので、被測定物質を容易に定性分析することができると共に被測定物質の測定誤差を減少させることができる。
請求項7記載の検出方法によれば、検出された蛍光の信号を点滅励起光の周波数成分毎にフーリエ変換するので、蛍光の信号を点滅励起光の周波数成分毎に同時に容易に測定することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る検出方法について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態に係る検出方法が適用される熱レンズ分光分析システムの構成を概略的に示す図である。
図1において、熱レンズ分光分析システム100は、中に流体試料が注入された微細流路1を有するマイクロ化学チップ2と、微細流路1の上方においてマイクロ化学チップ2上に配設され、光ファイバー5から伝播された光を微細流路1に集光して熱レンズ信号を生成する円柱状の屈折率分布型ロッドレンズ6と、光ファイバー5に接続され、光ファイバー5を介してマイクロ化学チップ2の微細流路1内の流体試料に励起光を照射すると共に、当該照射された励起光によって流体試料に生成される熱レンズに検出光を照射する光源ユニット7と、マイクロ化学チップ2の下方に配設され、光源ユニット7から照射された励起光によってマイクロ化学チップ2の微細流路1内の流体試料に生成された熱レンズを介して検出光を検出する検出装置8とを備える。
マイクロ化学チップ2は、熱レンズ分光分析システム100により流体試料の混合、攪拌、合成、分離、抽出、及び検出等の操作の際に流体試料を流す微細流路1を有している。
マイクロ化学チップ2の材料は耐久性、耐薬品性の面からガラスが望ましく、さらに、細胞等の生体試料、例えばDNA解析用としての用途を考慮すると、耐酸性、耐アルカリ性の高いガラス、具体的には、硼珪酸ガラス、ソーダライムガラス、アルミノ硼珪酸ガラス、及び石英ガラス等が好ましい。しかし、用途を限定することによってプラスチック等の有機物を用いることもできる。
光源ユニット7は、励起光を出力する励起光光源11と、励起光光源11に接続され、励起光光源11から出力される例えば波長532nmの励起光を例えば1.2kHzの周期でDuty50%で点滅する(On、Offする)ように変調する変調器12と、励起光を出力する励起光光源14と、励起光光源14に接続され、励起光光源14から出力される例えば波長658nmの励起光を例えば1kHzの周期でDuty50%で点滅する(On、Offする)ように変調する変調器15と、例えば波長780nmの検出光をCW(連続波)発振する検出光光源16と、励起光光源14及び検出光光源16に夫々光ファイバー17,18を介して接続され、励起光光源14から出力される励起光及び検出光光源16から出力される検出光を合波して光ファイバー9に入射させる合波器19と、励起光光源11及び合波器19に接続され、励起光光源11から出力される励起光及び合波器19から出力される合波光を合波して光ファイバー5に入射させる合波器10とから成る。
検出装置8は、光の一部のみを透過させるピンホール20aが形成された透過部材20と、透過部材20とマイクロ化学チップ2の間にあって、励起光を通さず検出光のみを通すフィルタ23と、透過部材20の下側であって、微細流路1に面する位置に配設され、励起光及び検出光の光量及び熱レンズ信号強度を検出するためのフォトディテクター(PD)21と、フォトディテクター(PD)21にIVアンプ22を介して接続されたパーソナルコンピュータ(PC)24とから成る。
検出光光源16からCW発振された波長780nmの検出光を微細流路1内の被測定物質に照射し、波長がそれぞれ658nm及び532nmである励起光を周波数がそれぞれ1kHz、及び1.2kHzであるDuty50%の点滅励起光に変調して微細流路1内の被測定物質に照射し、照射された点滅励起光に起因して形成された熱レンズにより屈折した検出光をフォトディテクター21で検出し、検出された検出光の信号をIVアンプ22を介して信号処理装置としてのPC24に導いた。PC24ではFFT(ファーストフーリエ変換)処理を行い、各周波数成分毎に信号強度を測定した。
なお、被測定物質サンプルとしてNi phthalocyanine tetrasulfonic acid 4Na salt(Ni錯体)の1×10-5moL/L水溶液と、サンセットイエローの1×10-4moL/Lとを等量加えた液を用い、この被測定物質サンプルをマイクロ化学チップ内に作製した深さ100μmの微細流路1としてのチャネルに流す。
図2は、図1の熱レンズ分光分析システムにより測定された被測定物質サンプルのFFT演算結果を示すグラフであり、横軸が周波数を示し、縦軸がその周波数成分における信号強度を示す。
図2において、二つの周波数成分が明確に分離されているので、532nmの波長で吸収されるサンセットイエロー溶液濃度に依存する信号Bの信号強度と、658nmの波長で吸収されるNi錯体溶液濃度に依存する信号Aの信号強度とをそれぞれ測定することができる。
本実施の形態によれば、波長780nmの検出光を微細流路1内の被測定物質に照射し、波長がそれぞれ658nm及び532nmである励起光を周波数がそれぞれ1kHz、及び1.2kHzであるDuty50%の複数の点滅励起光に変調して微細流路1内の被測定物質に照射し、照射された点滅励起光に起因して形成された熱レンズにより屈折した検出光を点滅励起光の周波数成分毎に同時にフォトディテクタ21で検出し、IVアンプ22を介して信号処理装置としてのPC24に導き、PC24でFFT(ファーストフーリエ変換)処理を行うので、流体試料中の複数の被測定物質を同時に測定でき、容易に定性分析及び定量分析することができると共に被測定物質の励起エネルギー間の測定誤差を減少させることができる。
本実施の形態によれば、従来の熱レンズ分光分析では、特定波長での吸収に基づいた定量分析しかできなかったのに対して、装置を大型化することなく、またコストをかけることなく、複数の波長の励起光を使用することができ、もって、被測定物質の定量分析だけでなく、定性分析も可能となる。
本実施の形態では、励起光の点滅及び周波数解析の組み合わせを熱レンズ分光分析システムに適用しているが、これに限定されるものではなく、蛍光測定に適用してもよい。蛍光測定に適用した場合、複数波長の点滅励起光をそれぞれ変調することにより、複数波長の励起光それぞれの周波数に依存した蛍光信号を検出することができる。一般に、蛍光信号を検出する場合、バックグランドが小さいため、励起光を変調せずに、高感度の検出装置を用いて信号強度の積分で測定することが多く、励起光を点滅させてロックイン等で振幅を見るような測定はあまりされていない。
本実施の形態では、励起光の点滅及び周波数解析の組み合わせを熱レンズ分光分析システムに適用しているが、これに限定されるものではなく、電気化学反応で与えるエネルギー(光子のエネルギー、即ち、波長、電気エネルギー等)の大きさにより、反応形態が変わるものについても応用できる。即ち、所定の被測定物質サンプルに閾値Aを越えるエネルギーを与えると物理化学的変化aが起こり、更に閾値Bを越えると物理化学的変化bが起こるような場合において、閾値AとBの間のエネルギーをある周波数で与える一方、閾値Bを越えるエネルギーを別の周波数で与えることにより、被測定物質サンプルの物理化学的変化a,bに基づく物理量変動をエネルギーの周波数成分毎に同時に検出することができる。これにより、複数の反応を同一地点から同時に測定することができ、もって測定時の情報量を飛躍的に向上することができる。
本実施の形態に係る検出方法が適用される熱レンズ分光分析システムの構成を概略的に示す図である。 図1の熱レンズ分光分析システムにより測定された被測定物質サンプルのFFT演算結果を示すグラフであり、横軸が周波数を示し、縦軸がその周波数成分における信号強度を示す。 従来の熱レンズ分光分析システムの構成を概略的に示す図である。 従来の熱レンズ分光分析システムにおいて検出光が照射された状態を示す図である。 従来の熱レンズ分光分析システムにおいて検出光及び励起光が照射された状態を示す図である。 従来の熱レンズ分光分析システムにおける励起光及び検出光を説明する図であり、(a)は励起光の出力タイミングを示し、(b)は被測定物質が高濃度の場合において検出される検出光の信号を示し、(c)は被測定物質が低濃度の場合において検出される検出光の信号を示す。 従来の熱レンズ分光分析システムにおける励起光及び検出光を説明する図であり、(a)は励起光の出力タイミングを示し、(b)は被測定物質が高濃度の場合において検出される検出光の信号を示し、(c)は被測定物質が低濃度の場合において検出される検出光の信号を示す。
符号の説明
2 マイクロ化学チップ
11 励起光光源
12 変調器
14 励起光光源
15 変調器
16 検出光光源
22 IVアンプ
23 フィルタ
24 パーソナルコンピュータ

Claims (8)

  1. 被測定物質に周波数が異なる複数の励起エネルギーを同時に付与する付与ステップと、前記付与された励起エネルギーによる被測定物質の物理化学的変化に基づく物理量変動を前記励起エネルギーの周波数成分毎に同時に検出する検出ステップを備えることを特徴とする検出方法。
  2. 前記検出された物理量変動を前記励起エネルギーの周波数成分毎にフーリエ変換するフーリエ変換ステップを備えることを特徴とする請求項1記載の検出方法。
  3. 前記励起エネルギーは励起光であることを特徴とする請求項1又は2記載の検出方法。
  4. 被測定物質に検出光を照射する検出光照射ステップと、前記被測定物質に周波数が異なる複数の点滅励起光を同時に照射する励起光照射ステップと、前記照射された点滅励起光に起因して形成された熱レンズにより屈折した検出光を前記点滅励起光の周波数成分毎に同時に検出する検出ステップとを備えることを特徴とする検出方法。
  5. 前記検出された検出光の信号を前記点滅励起光の周波数成分毎にフーリエ変換するフーリエ変換ステップを備えることを特徴とする請求項4記載の検出方法。
  6. 被測定物質に周波数が異なる複数の点滅励起光を同時に照射する励起光照射ステップと、前記照射された点滅励起光に起因して発生する蛍光を前記点滅励起光の周波数成分毎に同時に検出する検出ステップとを備えることを特徴とする検出方法。
  7. 前記検出された蛍光の信号を前記点滅励起光の周波数成分毎にフーリエ変換するフーリエ変換ステップを備えることを特徴とする請求項6記載の検出方法。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の検出方法を用いたことを特徴とするマイクロ化学システム。
JP2005259722A 2005-01-27 2005-09-07 検出方法及び当該検出方法を用いたマイクロ化学システム Pending JP2007071729A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005259722A JP2007071729A (ja) 2005-09-07 2005-09-07 検出方法及び当該検出方法を用いたマイクロ化学システム
EP06712855A EP1845367A1 (en) 2005-01-27 2006-01-26 Detection method, micro-chemical system using the detection method, signal detection method, thermal lens spectrophotometry system, fluorescent detection system, signal detection device, signal detection system, signal detection program, and storage medium
PCT/JP2006/301712 WO2006080556A1 (ja) 2005-01-27 2006-01-26 検出方法、当該検出方法を用いたマイクロ化学システム、信号検出方法、熱レンズ分光分析システム、蛍光検出システム、信号検出装置、信号検出システム、信号検出プログラム、及び記憶媒体
US11/881,641 US20080030718A1 (en) 2005-01-27 2007-07-26 Detection method, microchemical system using the detection method, signal detection method, thermal lens spectroscopic system, fluorescence detection system, signal detection apparatus, signal detection system, signal detection program, and storage medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005259722A JP2007071729A (ja) 2005-09-07 2005-09-07 検出方法及び当該検出方法を用いたマイクロ化学システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007071729A true JP2007071729A (ja) 2007-03-22

Family

ID=37933288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005259722A Pending JP2007071729A (ja) 2005-01-27 2005-09-07 検出方法及び当該検出方法を用いたマイクロ化学システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007071729A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2014014016A1 (ja) * 2012-07-17 2016-07-07 ユニバーサル・バイオ・リサーチ株式会社 反応容器用光測定装置およびその方法
CN111819276A (zh) * 2018-03-23 2020-10-23 日本板硝子株式会社 反应处理装置
JP7410409B2 (ja) 2020-07-20 2024-01-10 東亜ディーケーケー株式会社 光学式システム、光学式検出部の制御装置及び光学式測定方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0572130A (ja) * 1991-09-18 1993-03-23 Shimadzu Corp 2成分ガスアナライザー
JP2002523739A (ja) * 1998-08-20 2002-07-30 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 熱波測定方法
JP2003177096A (ja) * 1992-09-14 2003-06-27 Sri Internatl レーザー励起技術を用いる生物学的および他の分析のためのアップコンバート性レポータ
JP2004020262A (ja) * 2002-06-13 2004-01-22 Nippon Sheet Glass Co Ltd 光熱変換分光分析方法及びその装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0572130A (ja) * 1991-09-18 1993-03-23 Shimadzu Corp 2成分ガスアナライザー
JP2003177096A (ja) * 1992-09-14 2003-06-27 Sri Internatl レーザー励起技術を用いる生物学的および他の分析のためのアップコンバート性レポータ
JP2002523739A (ja) * 1998-08-20 2002-07-30 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 熱波測定方法
JP2004020262A (ja) * 2002-06-13 2004-01-22 Nippon Sheet Glass Co Ltd 光熱変換分光分析方法及びその装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2014014016A1 (ja) * 2012-07-17 2016-07-07 ユニバーサル・バイオ・リサーチ株式会社 反応容器用光測定装置およびその方法
CN111819276A (zh) * 2018-03-23 2020-10-23 日本板硝子株式会社 反应处理装置
JP7410409B2 (ja) 2020-07-20 2024-01-10 東亜ディーケーケー株式会社 光学式システム、光学式検出部の制御装置及び光学式測定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Guo et al. Preparation and application of microfluidic SERS substrate: Challenges and future perspectives
US10444215B2 (en) Method and device for analyzing alcoholic beverages
Moldovan et al. Review on combining surface-enhanced Raman spectroscopy and electrochemistry for analytical applications
Cecchini et al. Ultrafast surface enhanced resonance Raman scattering detection in droplet-based microfluidic systems
Chrimes et al. Microfluidics and Raman microscopy: current applications and future challenges
Viskari et al. Unconventional detection methods for microfluidic devices
JP3897703B2 (ja) センサ装置およびそれを用いた検査方法
Maceiczyk et al. Differential detection photothermal spectroscopy: towards ultra-fast and sensitive label-free detection in picoliter & femtoliter droplets
JP2018509615A (ja) 走査型赤外線測定システム
KR20010052741A (ko) 분석 장치
Tuckermann et al. Chemical analysis of acoustically levitated drops by Raman spectroscopy
Sivaprakasam et al. Surface enhanced Raman spectroscopy of individual suspended aerosol particles
JP2024052866A (ja) 赤外分析チップ、及び赤外イメージングデバイス
Craig et al. Quantitative detection of pharmaceuticals using a combination of paper microfluidics and wavelength modulated Raman spectroscopy
Shimizu et al. Development of a differential interference contrast thermal lens microscope for sensitive individual nanoparticle detection in liquid
Yamauchi et al. Circular dichroism thermal lens microscope for sensitive chiral analysis on microchip
Hsieh et al. High-throughput on-line multi-detection for refractive index, velocity, size, and concentration measurements of micro-two-phase flow using optical microfibers
JP2007071729A (ja) 検出方法及び当該検出方法を用いたマイクロ化学システム
Hüttner et al. Implementation of substrates for surface-enhanced Raman spectroscopy for continuous analysis in an optofluidic device
US20080030718A1 (en) Detection method, microchemical system using the detection method, signal detection method, thermal lens spectroscopic system, fluorescence detection system, signal detection apparatus, signal detection system, signal detection program, and storage medium
JP2009121912A (ja) マイクロチップ
JP2013511714A5 (ja)
Ashok et al. Microfluidic Raman spectroscopy for bio-chemical sensing and analysis
US7427509B2 (en) Method and apparatus for measuring fluorescence polarization in lab-on-a-chip
JP4632156B2 (ja) 蛍光偏光解消法による分析方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080722

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20101207

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110405