JP2007069957A - パレット - Google Patents
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Abstract
【課題】貨物の載せ替えを極めて簡単かつ迅速に行うことができるパレットを提供する。
【解決手段】パレット10は、貨物を積載するパレット本体11の上面に、回転可能に支持された複数のローラ16が配列して設けてある。
【選択図】図1
【解決手段】パレット10は、貨物を積載するパレット本体11の上面に、回転可能に支持された複数のローラ16が配列して設けてある。
【選択図】図1
Description
本発明は、貨物を積載して搬送するためのパレットに関する。
従来、医薬品の錠剤やカプセル剤をPTP包装(Press Through Packageの略)のように小分け包装する場合、PTP包装の製造ラインがある建屋内は大気1m3中の微粒子数が例えば10万個以下であるいわゆるクラス100,000の清浄域に空調されている。これは、樹脂シートとアルミフィルムで被包装材である錠剤等をサンドイッチ構造で包装するPTP包装内への異物の混入を防止するために必要になる。
PTP包装に必要な資材である樹脂シートやアルミフィルムは、巻回されたロールとして製造ラインのある清浄域に搬入される。前記ロールは、アルミ製のパレット上に例えば15個程度積載された状態でハンドリフトによって搬送されるが、微粒子調整が全く行われていない倉庫等の一般域から前記製造ラインのある清浄域へ前記ロールを積載したパレットをそのまま運び込むと、パレットに付着した塵や埃等の異物が清浄域に持ち込まれて環境が汚染されてしまう。
これを防止するため、図8に示すように、製造ラインがある清浄域に隣接する前処理室1において、倉庫からハンドリフト2によって運ばれて来たアルミパレット3を清浄域用のアルミパレット4に横付けした状態に置く。そして、アルミパレット3に積載されたロールR(1個約8kg)を人手によって1つずつアルミパレット4に載せ替えていた。従来は、このような載せ替え作業を1日に5〜6回行っており、非常に煩雑で手間がかかっていた。なお、前処理室1では、矢印A方向に流れる気流が形成されるようにして、清浄域への塵や埃等の侵入を防止している。
そこで、本発明は、ロール等の貨物の載せ替えを極めて簡単かつ迅速に行うことができるパレットを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明のパレットは、貨物を積載するパレット本体の上面に、回転可能に支持された複数のコロを配列して設けたものである。
本発明のパレットにおいて、前記コロは前記パレット本体の略全幅にわたって配列されてもよい。
また、本発明のパレットにおいて、前記コロは、ローラからなってもよい。
また、本発明のパレットにおいて、前記ローラは、前記パレット本体に対して着脱可能なローラユニットとして構成されてもよい。この場合、前記ローラユニットは、2列に分割されていてもよい。
また、本発明のパレットにおいて、積載された貨物の移動および脱落を防止する2つのストッパを設けるのが好ましい。この場合、前記一方のストッパは着脱可能であり、前記他方のストッパは前記コロまたはローラの配列方向の任意の位置で固定可能であってもよい。
さらに、本発明のパレットは、所定間隔をおいて平行に配設された2本のフレーム間に複数の回転可能なローラがそれぞれ平行に配列されてなるローラユニットの前記フレームの下部に台座を取り付けて構成されてもよい。
本発明のパレットによれば、2つのローラ付きパレットを横付けした状態で並べて配置し、一方のパレットに積載された貨物を横方向に押すだけで、複数の貨物を1つずつ持ち上げることなくまとめて1度に他方のパレットに極めて容易かつ迅速に載せ替えることができる。
以下に、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態であるパレット10の部分斜視図、図2はパレット10の側面図である。パレット10は、コ字状の側面を有するパレット本体11を備えている。パレット本体11は、例えばアルミ製のものである。なお、パレット本体11は、コ字状側面を有するものに限定されず、他の形状のもの、例えばロ字状側面を有する表裏面使用可能な形状のものであってもよい。
図1は本発明の一実施形態であるパレット10の部分斜視図、図2はパレット10の側面図である。パレット10は、コ字状の側面を有するパレット本体11を備えている。パレット本体11は、例えばアルミ製のものである。なお、パレット本体11は、コ字状側面を有するものに限定されず、他の形状のもの、例えばロ字状側面を有する表裏面使用可能な形状のものであってもよい。
パレット本体11の上面には、ローラユニット12がボルト13によって着脱可能に取り付けられている。ローラユニット12を取り外すことによって、パレット本体11は、普通のパレットとして使用可能である。なお、ローラユニット12のパレット本体11への取り付け方法は、ボルト締めに限らず、他の着脱可能な方法(例えば、ローラユニット12の下部に突設した少なくとも2つの突起をパレット本体11の上面に形成された穴に挿入する等)であってもよい。
ローラユニット12は、所定間隔をおいて平行に配設されたコ字状側面を有する2本の金属製フレーム14と、前記2本のフレーム14間に懸架された複数の金属棒15によってそれぞれ回転可能に軸支された例えば樹脂製の複数(例えば20本)のローラ(コロ)16とから構成されている。前記複数のローラ16は、パレット本体11の略全幅にわたって、それぞれ平行に1列に配列されている。
なお、本実施形態ではローラユニット12における複数のローラ16は1列に配列されているが、図3に示すように、ローラユニット12aとローラユニット12bとに2列に分割されていてもよい。このようにすれば、ローラユニット12a,12bが小型化することで着脱の際の取り扱いが容易になるとともに、ローラ16および金属棒15の曲げ剛性が強くなるために積載する貨物の重量による撓みが小さくなって丈夫になる。
ローラユニット12の上部には、それぞれコ字状側面を有する2つのストッパ17,23が取り付けられている。一方のストッパ17は、図1,2,4に示すように、ストッパ17の平板状取付部18に取り付けられたボルト19がローラユニット12のフレーム14の上部に形成された長穴20に嵌り込むことによって、ローラ16の配列方向に沿ってスライド移動可能である。また、前記ストッパ17は、前記ボルト19に螺合するナット21に連結された固定ハンドル22を図4において点線で示す位置から実線で示す位置まで約90度回転させることによって、ローラ16の配列方向の任意の位置でローラユニット12に対して固定可能になっている。
前記他方のストッパ23は、図5に示すように、両端部に円柱状突起24が突設されており、これらの突起24をローラユニット12のフレーム14に形成された丸穴25に挿入することによって、ローラユニット12に対して着脱可能に取り付けられている。
次に、前記構成からなるパレット10の使用方法について図6を参照して説明する。
倉庫において、パレット10上に、樹脂シートまたはアルミフィルムのロール(貨物)Rが複数段に例えば15個積載される。ロールRが積載され終わると、ストッパ17をロールRに当接する位置まで移動させて固定ハンドル22で固定する。これにより、積載されたロールRが2つのストッパ17,23によって挟まれることで、搬送中にロールRがパレット10上で移動したり脱落するのが防止される。
倉庫において、パレット10上に、樹脂シートまたはアルミフィルムのロール(貨物)Rが複数段に例えば15個積載される。ロールRが積載され終わると、ストッパ17をロールRに当接する位置まで移動させて固定ハンドル22で固定する。これにより、積載されたロールRが2つのストッパ17,23によって挟まれることで、搬送中にロールRがパレット10上で移動したり脱落するのが防止される。
ロールRが積載されたパレット10は、ハンドリフト2によって持ち上げて前処理室1に搬送され、前処理室1において清浄域用のパレット10に横付け状態で並べて置かれる。前処理室1では、矢印A方向に流れる気流が形成されるようにして、清浄域への塵や埃等の侵入が防止されている。そして、ストッパ23がパレット10から取り外された後、作業者がロールRを矢印F方向に押す。すると、複数段積みされたロールRは、ローラ16が回転することによって、一般域用パレット10からストッパ23だけが固定されている清浄域用パレット10にまとめて1度に載せ替えられる。それから、清浄域用パレット10は、ストッパ17が装着された後、ハンドリフト2によって持ち上げられて清浄域である製造現場へと搬送される。
このように、本実施形態のパレット10によれば、2つのパレット10を横付けした状態で並べて配置し、一方のパレット10に積載されたロールRを横方向に押すだけで、複数のロールRを1つずつ持ち上げることなくまとめて1度に他方のパレット10に極めて容易かつ迅速に載せ替えることができる。
なお、前記実施形態のパレット10では、コロを回転可能に軸支されたローラ16で構成したが、コロは他の形状(例えば回転可能に支持された球体や扁平円盤体等)であってもよい。
ところで、前記においては、コ字状側面を有するパレット本体11にローラユニット12,12a,12bを取り付けてローラ付きパレットを構成したが、図7に示すように、ローラユニット12a,12bのフレーム14の下部に台座26を例えばねじ止めや溶接等の方法により取り付けることによって、ローラユニット12a,12b自体をパレットとして使用できるようにしてもよい。ここで、台座26には、例えば、両端を閉じた略ロ字状横断面の金属製中空パイプを使用することができる。また、台座26は、ローラユニット12a,12bの各フレーム14と同じ長さにわたって延びていてもよいし、あるいは、ローラユニット12a,12bの長手方向(図7紙面の奥行き方向)において間隔を開けて複数に分割されていてもよい。さらに、ローラ16の下であって2本のフレーム14間には、ハンドリフト2がローラ16に接触しないように受けるための金属製の固定板27がねじ止めまたは溶接等の方法で掛け渡して固定されている。この固定板27は、例えば、厚さが2cmで幅が10cmであり、ローラユニットの長手方向における両端部近傍と中央部に3箇所設けられるのが好ましい。なお、前記台座26および固定板27は、図1,2に示すような1列ローラタイプのローラユニット12に適用されてもよい。このようにしてパレットを構成すれば、市販のローラユニットを簡単にローラ付きパレットに改良することができる。
1…前処理室
2…ハンドリフト
10…パレット
11…パレット本体
12…ローラユニット
14…フレーム
15…金属棒
16…ローラ(コロ)
17,23…ストッパ
20…長穴
22…固定ハンドル
26…台座
R…ロール(貨物)
2…ハンドリフト
10…パレット
11…パレット本体
12…ローラユニット
14…フレーム
15…金属棒
16…ローラ(コロ)
17,23…ストッパ
20…長穴
22…固定ハンドル
26…台座
R…ロール(貨物)
Claims (8)
- 貨物を積載するパレット本体の上面に、回転可能に支持された複数のコロを配列して設けたことを特徴とするパレット。
- 前記コロは、前記パレット本体の略全幅にわたって配列されていることを特徴とする請求項1に記載のパレット。
- 前記コロは、ローラからなることを特徴とする請求項1または2に記載のパレット。
- 前記ローラは、前記パレット本体に対して着脱可能なローラユニットとして構成されていることを特徴とする請求項3に記載のパレット。
- 前記ローラユニットは、2列に分割されていることを特徴とする請求項4に記載のパレット。
- 積載された貨物の移動および脱落を防止する2つのストッパを設けたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のパレット。
- 前記一方のストッパは着脱可能であり、前記他方のストッパは前記コロまたはローラの配列方向の任意の位置で固定可能であることを特徴とする請求項6に記載のパレット。
- 所定間隔をおいて平行に配設された2本のフレーム間に複数の回転可能なローラがそれぞれ平行に配列されてなるローラユニットの前記フレームの下部に台座を取り付けて構成されることを特徴とするパレット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005259597A JP2007069957A (ja) | 2005-09-07 | 2005-09-07 | パレット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005259597A JP2007069957A (ja) | 2005-09-07 | 2005-09-07 | パレット |
Publications (1)
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JP2007069957A true JP2007069957A (ja) | 2007-03-22 |
Family
ID=37931759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005259597A Pending JP2007069957A (ja) | 2005-09-07 | 2005-09-07 | パレット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007069957A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103935607A (zh) * | 2014-03-28 | 2014-07-23 | 安徽省嘉信包装印务有限公司 | 一种瓦楞纸箱托架 |
CN104354959A (zh) * | 2014-10-24 | 2015-02-18 | 平高集团有限公司 | 一种叉车托架 |
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2005
- 2005-09-07 JP JP2005259597A patent/JP2007069957A/ja active Pending
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