JP2007068954A - 洗車機用洗浄ブラシのブラシ片及び洗車機用洗浄ブラシ及び洗車機 - Google Patents

洗車機用洗浄ブラシのブラシ片及び洗車機用洗浄ブラシ及び洗車機 Download PDF

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Abstract

【課題】高い洗浄性を有すると共に、被洗浄面に傷を付けることが無く、自動車、及び車両の装備品破損が無く、且つ高い耐久性を有する洗車機用洗浄ブラシのブラシ片を提供する。
【解決手段】自動車洗浄用あるいは車両洗浄用の洗車機に使用する洗浄ブラシのブラシ片において、前記洗浄ブラシのブラシ片は、複数のフィラメントからなる不織布にて形成されてあり、前記フィラメントの一部は、外周面の長手方向に沿って、スリットにより発生した角部が少なくとも二箇所以上形成されてあるものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車あるいは車両の外面の被洗浄面に付着した汚れ等を洗浄する為の洗車機に使用する洗浄ブラシのブラシ片、及びそれを用いた洗車機用洗浄ブラシ、及びその洗車機用洗浄ブラシを用いた洗車機に関するものである。
自動車あるいは車両の外面の被洗浄面に付着した汚れ等を洗浄する為の洗車機に使用する洗浄ブラシのブラシ片に関しては、使用目的に応じて、さまざまな改良がなされ、材質については、合成樹脂繊維、布、フィルム状樹脂組成物、独立気泡発泡体等を使用したブラシ片が提案されてある。ところで、合成樹脂繊維は洗い残しが少なく、洗浄性が良好で、水を含まない為、凍結しにくいが、被洗浄面に傷を付けやすいという特徴を持っている。布は被洗浄面に柔らかく接触する為、被洗浄面に傷を付けにくいが、水を含む為、凍結しやすく、弾性変形しないことから、破れ、ほつれ、切れが発生し、耐久性が劣るという特徴を持っている。フィルムは洗浄時の音が小さく、被洗浄面に傷を付けにくいが、毛腰が弱く、耐久性が低いという特徴を有している。独立気泡発泡体は耐久性が良好で、被洗浄面に傷を付けにくいが、洗浄性が低いという特徴を有している。
従来の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、上記の如くの特徴を有しているが、合成樹脂繊維においては、例えば、剛性度が1200kg/cm〜5000kg/cmの熱可塑性樹脂で構成された分岐形状の断面をなす発泡糸で、発泡倍率が1.1〜1.7倍であることを特徴とする回転ブラシ用発泡糸が、特公平6−21371号公報に開示されてある。前記回転ブラシ用発泡糸は、熱可塑性樹脂に発泡剤を添加して、低発泡で発泡化することにより、腰の強さ、強度等を保ちつつ、柔軟性の高いブラシ用毛材を実現しているという特徴を有している。
また、布においては、例えば、見掛け密度が0.2〜1g/cmで、熱圧着面積が4〜45%で部分熱圧着され、かつ撥水度が50以上である合成長繊維不織布からなることを特徴とする洗車用ブラシが、特許第3191534号に開示されてある。前記洗車用ブラシは、自動車の塗装面を傷つけない合成長繊維不織布からなり、洗浄中に自動車の塗装面を痛めることが無いという特徴を有している。
また、極細繊維を用いた洗車ブラシに関しては、例えば、ブラシ用布帛が通水可能な貫通孔を複数個有することを特徴とする洗車用ブラシが特開2004−123091号公報に開示されてある。前記洗車用ブラシは、布帛が複数の通水可能な貫通孔を有すると共に、極細繊維が用いられていることから、排水性に優れ、洗浄性ならびに拭き取り作業性に優れる上に、柔軟で軽量性を維持することができるという特徴を有している。
特公平6−21371号公報 特許第3191534号 特開2004−123091号公報
従来の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、例えば、上記の如くの各種の特徴を有する技術が開示されてあるが、特公平6−21371号公報に開示されてある技術においては、上記の如く、熱可塑性樹脂に発泡剤を添加して、低発泡で発泡化しているものの、被洗浄面に傷を付けやすいという課題を有している。また、特許第3191534号に開示されてある技術においては、ブラシ片が弾性変形しない為、切れ、破れ、ほつれ、座屈等による耐久性の低さという課題を有している。さらに、特開2004−123091号公報に開示されてある技術においては、自動車、及び車両の装備品であるワイパーやアンテナ等が貫通孔に引っ掛かり、装備品の破損につながるという課題を有している。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、高い洗浄性を有すると共に、被洗浄面に傷を付けることが無く、自動車、及び車両の装備品の破損が無く、且つ高い耐久性を有する洗車機用洗浄ブラシのブラシ片を提供することを目的としている。
本発明にかかる洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、次のように構成したものである。
(1)自動車洗浄用あるいは車両洗浄用の洗車機に使用する洗浄ブラシのブラシ片において、前記洗浄ブラシのブラシ片は、複数のフィラメントからなる不織布にて形成されてあり、前記フィラメントの一部は、外周面の長手方向に沿って、スリットにより発生した角部が少なくとも二箇所以上形成されてあるものである。
(2)上記(1)記載の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片において、前記不織布にたいして高分子弾性体が、コーティング、バインダー固着、あるいは練り込まれてあるものである。
(3)上記(1)から(2)記載の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片において、前記不織布にたいして撥水剤がコーティングされてあるものである。
(4)上記(1)から(3)のいずれか1項に記載の前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片が使用されてある洗車機用洗浄ブラシである。
(5)駆動源と、被洗浄面に散布する洗浄剤、及び水を噴出させるノズルと、洗浄後の被洗浄面を乾燥させる乾燥手段を備えると共に、上記(4)に記載の前記洗車機用洗浄ブラシが搭載されてある洗車機である。
本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、次に示すような効果を得ることができる。なお、説明にあたっては、請求項の番号と同じ番号を付して説明する。
(1)ブラシ片は、複数のフィラメントからなる不織布にて形成されてあり、前記フィラメントの一部は、外周面の長手方向に沿って、スリットにより発生した角部が少なくとも二箇所以上形成されてある。その為、ブラシ片は、フィラメントの有する角部による汚れの掻き出し、及びブラッシング効果に優れており、高い洗浄性を発現させることができる。また、スリットに水等が溜まりやすく、洗車時における保水性に優れていると共に、洗車後は、ブラシの空運転によるブラシ片からの水引きが速く、速乾性を有していることから、高い凍結防止性を有することができる。
(2)前記不織布にたいして、高分子弾性体が、コーティング、バインダー固着、あるいは練り込まれてある。その為、ブラシ片は、不織布が有する高い洗浄性を保持しつつ、高分子弾性体が弾性を有していることから、被労屈折等による座屈、あるいは破れ、ほつれ等が無く、高い耐久性を有することができる。また、高分子弾性体は、柔軟性を有している為、洗車中に被洗浄体である自動車、あるいは車両の車体に傷を付けることが無い。また、高分子弾性体がフィラメントにたいして部分的に付着されてある場合においては、高分子弾性体が付着している部分、及び付着していない部分とで異なる強度により、車体にブラシ片を接触させることができる。
(3)前記不織布にたいして、撥水剤がコーティングされてある。その為、ブラシ片は、撥水剤がコーティングされてあることから、洗車中に水等を極めて含み難く、水等で重くなることが無く、ブラシの洗車時における回転バランスが崩れることが無く、被洗浄体である自動車、あるいは車両の装備品を破損させることが無い。
(4)上記(1)から(3)のいずれか1項に記載の前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片が使用されてある。その為、洗車機用洗浄ブラシは、前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片が有する高い洗浄性を保持しつつ、チャンネルブラシの間隔、及びチャンネルブラシの傾き角度等を調整することにより、被洗浄面に均一にブラシ片を当てることができ、被洗浄面の洗い残しを無くすことができる。
前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片の使用枚数、及び台座上の溝部の間隔等を調整することにより、ブラシ片を被洗浄面に連続的に当てることができ、洗車時における被洗浄面にたいするブラシ片の接触音を低減させることができる。
(5)駆動源と、被洗浄面に散布する洗浄剤、及び水を噴出させるノズルと、洗浄後の被洗浄面を乾燥させる乾燥手段を備えると共に、上記(4)に記載の前記洗車機用洗浄ブラシが搭載されてある。その為、前記洗車機用洗浄ブラシに使用されてある洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、上記の如く、高い凍結防止性を有していることから、前記洗車機用洗浄ブラシの重量は水分等で重くなることが無く、駆動源にたいする負荷が軽減されると共に、洗車機用洗浄ブラシにたいするメンテナンスの軽減を図ることができる。
高い洗浄性を有すると共に、被洗浄面に傷を付けることが無く、自動車、及び車両の装備品の破損が無く、且つ高い耐久性を有する洗車機用洗浄ブラシのブラシ片を提供するという目的を、前記洗浄ブラシのブラシ片は、複数のフィラメントからなる不織布にて形成されてあり、前記フィラメントの一部は、外周面の長手方向に沿って、スリットにより発生した角部が少なくとも二箇所以上形成されてあるという構成において実現した。
図1から図2にて実施例1を示す。図1は、本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片を前面側から見た斜視図である。図1において、1はブラシ片、2は不織布、3はフィラメントである。図2は、図1の部分拡大図である。図2において、4はスリット、5は角部である。
洗車機用洗浄ブラシのブラシ片1は、図1の如く、平板状に形成されてあると共に、複数のフィラメント3からなる不織布2にて形成されてある。また、図2(A)から(C)の如く、不織布2を構成するフィラメント3の一部は、外周面の長手方向に沿って、スリット4により発生した角部5が少なくとも二箇所以上形成されてある。図2(A)は、フィラメント3の一部分がスリット4により裂けた形状であり、図2(A1)の如く、スリット4、及び二箇所の角部5を有する断面形状をなす。また、図2(B)は、フィラメント3の先端部から中途部までがスリット4により裂けた形状であり、図2(B1)の如く、スリット4、及び二箇所の角部5を有する断面形状をなす。また、図2(C)は、フィラメント3の先端部から末端部までがスリット4により裂けた形状であり、図2(C1)の如く、複数のスリット4、及び二箇所以上の角部5を有する断面形状をなす。なお、フィラメント3の断面形状は、上記の如くの形状に限定されるものでは無く、フィラメント3の外周面の長手方向に沿って、スリット4により発生した角部5が少なくとも二箇所以上形成されてあれば良い。フィラメント3は、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリアミド6、ポリアミド66等のナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンなどの材質が、少なくとも1種類以上使用されてある。
次に、ブラシ片1の製造手順について説明する。最初に、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を溶融紡糸して、フィラメント3を得る。得られたフィラメント3に、特殊な針を突き刺して、前記フィラメント3を立体的に絡合する。前記の如く、立体的に絡合させる製造方法は、一般的には、ニードルパンチングと呼ばれており、立体的に絡合されたフィラメント3はウエブと呼ばれている。次いで、前記ウエブにたいして、100kg〜150kg程度の高圧水流を当てて、フィラメント3を結合させると共に、前記フィラメント3は、高圧水流が当たることにより、外周面の長手方向に沿って、スリット4が発生すると共に、細分割されて極細繊維を形成する。前記の如く、高圧水流を当てて、フィラメント3を結合させ、不織布2を得る製造方法は、一般的には、水流絡合方式と呼ばれている。また、極細繊維とは、繊度が1デシテックス未満の繊維のことであり、1デシテックスとは、糸長10000m当たり1gの重量の繊維のことをいう。
次に、本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片1の洗浄性について試験した。表1に試験に用いた試験片の組成を示す。下記に示した要領で測定し、その結果を表2に示した。なお、比較例として、フィラメントを熱ロールで加圧し、フィラメント間を結合させるスパンボンド方式により製造された不織布を用いた。
断面が長方形である幅50mm×厚み0.5mm×長さ226mmの帯状試験片を四本切り出した。
そして、直径が114mmで且つ長さが360mmの円柱状回転体の外周面における長さ方向の中央部に、各試験片をその長さ方向の中央部分から二つ折りした上で、幅方向が回転体の長さ方向に合致し且つ試験片の屈曲部外面が回転体の外周面に当接した状態にして、回転体の周方向に等間隔毎に取り付けた。
次に、上記回転体を240rpmの一定の回転速度で回転させる一方、一面に人工汚れを塗布した白色ソリッド塗装鋼板を用意し、上記回転速度で回転している回転体の外周面に取り付けた各試験片の先端が描く仮想円上から30mmだけ回転体の回転軸方向に近接した位置に上記白色ソリッド塗装鋼板を、その汚れ面が回転体に対向した状態に配設して10分間に亘って鋼板の汚れ面に試験片を順次、摺接させることによって鋼板の汚れを除去した。
そして、鋼板の汚れ面における試験片によって汚れを除去した部分の明度を色差計で測定して、下記基準により判断した。
○・・・+3以上
△・・・+2
×・・・+1以下
Figure 2007068954
Figure 2007068954
上記の如くの試験の結果、洗浄性においては、実施例1は+3以上であった。
実施例1のブラシ片1は、上記の如くの構成となっているので、前記洗浄ブラシのブラシ片1は、複数のフィラメント3からなる不織布2にて形成されてあり、前記フィラメント3の一部は、外周面の長手方向に沿って、スリット4により発生した角部5が少なくとも二箇所以上形成されてある。その為、ブラシ片1は、フィラメント3の有する角部5による汚れの掻き出し、及びブラッシング効果に優れており、高い洗浄性を発現させることができる。また、スリット4に水等が溜まりやすく、洗車時における保水性に優れていると共に、洗車後は、ブラシの空運転によるブラシ片1からの水引きが速く、速乾性を有していることから、高い凍結防止性を有することができる。
図3にて実施例2を示す。図3は、本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片を前面側から見た斜視図、及ひ部分拡大図である。図3において、11はブラシ片、12は不織布、13はフィラメント、16は高分子弾性体である。
洗車機用洗浄ブラシのブラシ片11は、図3の如く、平板状に形成されてあると共に、複数のフィラメント13からなる不織布12にて形成されてある。また、前記不織布12にたいして、高分子弾性体16が付着して形成されてある。図3(A2)から(C2)は、フィラメント13にたいして高分子弾性体16が付着されてある断面図である。前記高分子弾性体16は、不織布12を構成するフィラメント13にたいして、図3(A2)から(C2)の如く、全面的に付着していても良いし、部分的に付着していても良い。前記高分子弾性体16は、例えば、ウレタンゴム、アクリルゴム、スチレンゴム、ニトリルゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム等の材質が、少なくとも1種類以上使用されてある。
次に、ブラシ片11の製造手順について説明する。最初に、上記水流絡合方式により、不織布12を得る。次いで、前記不織布12にたいして、高分子弾性体16を、コーティング、バインダー固着、あるいは練り込み等の方法により付着させる。
次に、本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片11の耐摩耗性について試験した。表3に、試験に用いた試験片の組成を示す。下記に示した要領で測定し、その結果を表4に示した。なお、比較例として、上記スパンボンド方式により製造された不織布を用いた。
断面が長方形である幅50mm×厚み0.5mm×長さ226mmの帯状試験片を四本切り出し、各試験片の重量を測定してこれら試験片の平均重量をWとした。
そして、直径が114mmで且つ長さが360mmの円柱状回転体の外周面における長さ方向の中央部に、各試験片をその長さ方向の中央部分から二つ折りした上で、幅方向が回転体の長さ方向に合致し且つ試験片の屈曲部外面が回転体の外周面に当接した状態にして、回転体の周方向に等間隔毎に取り付けた。
次に、上記回転体を240rpmの一定の回転速度で回転させる一方、表面粗さ100の金属板を用意し、上記回転速度で回転している回転体の外周面に取り付けた各試験片の先端が描く仮想円上から30mmだけ回転体の回転軸方向に近接した位置に上記金属板を、その表面粗さ100とされた面を対向した状態に配設して24時間に亘って金属板の表面に試験片を順次、摺接させた。
そして、金属板の表面に上述のようにして擦り付けた後の各試験片の重量を測定して、これら試験片の平均重量をWとし、下記式によって試験前後のブラシ片の重量変化を算出し、下記基準により耐摩耗性を判断した。
重量変化率(%)=100×(W−W)/W
○・・・重量変化率が0.5%未満であった。
△・・・重量変化率が0.5〜1.0%であった。
×・・・重量変化率が1.0%を超えていた。
Figure 2007068954
Figure 2007068954
上記の如くの試験の結果、耐摩耗性においては、実施例2は、重量変化率が0.5%未満であった。
実施例2のブラシ片11は、上記の如くの構成となっているので、前記不織布12にたいして、高分子弾性体16が、コーティング、バインダー固着、あるいは練り込まれてある。その為、ブラシ片11は、不織布12が有する高い洗浄性を保持しつつ、高分子弾性体16が弾性を有していることから、被労屈折等による座屈、あるいは破れ、ほつれ等が無く、高い耐久性を有することができる。また、高分子弾性体16は、柔軟性を有している為、洗車中に被洗浄体である自動車、あるいは車両の車体に傷を付けることが無い。また、高分子弾性体16がフィラメント13にたいして部分的に付着されてある場合においては、高分子弾性体16が付着している部分、及び付着していない部分とで異なる強度により、車体にブラシ片11を接触させることができる。
図4にて実施例3を示す。図4は、本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片を前面側から見た斜視図、及び部分拡大図である。図4において、21はブラシ片、22は不織布、23はフィラメント、26は撥水剤である。
洗車機用洗浄ブラシのブラシ片21は、図4の如く、平板状に形成されてあると共に、不織布22にて形成されてある。また、前記不織布22にたいして、撥水剤26がコーティングして付着されてある。図4(A3)から(C3)は、フィラメント23にたいして撥水剤26が付着されてある断面図である。また、図4(A3)から(C3)の如く、前記撥水剤26は、不織布22を構成するフィラメント23にたいして、全面的に付着している。前記撥水剤26は、例えば、シリコーン、フッ素、メラミン等の撥水性能を有する材質が少なくとも1種類以上使用されてあり、含浸、浸漬、スプレー等の方法により、前記不織布22にたいして、コーティングされてある。
実施例3のブラシ片21は、上記の如くの構成となっているので、前記不織布22にたいして、撥水剤26がコーティングされてある。その為、ブラシ片21は、撥水剤26がコーティングされてあることから、洗車中に水等を極めて含み難く、水等で重くなることが無く、ブラシの洗車時における回転バランスが崩れることが無く、被洗浄体である自動車、あるいは車両の装備品を破損させることが無い。
図5にて実施例4を示す。図5は、本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片が使用されてある洗車機用洗浄ブラシを前面側から見た斜視図である。図5において、31は洗車機用洗浄ブラシ、32は台座、33はチャンネルブラシ、34は止め金具である。
洗車機用洗浄ブラシ31は、図5の如く、ブラシ片1、台座32、チャンネルブラシ33、及び止め金具34より構成されてある。台座32は、略円筒形状からなり、外周の両端部には、止め金具34が組み付けられて形成されてある。チャンネルブラシ33は、ブラシ片1を芯線、及び概U字断面を有する帯状体にて挟み付けて折り込んだ後、台座32の外周の周りに捩りを加えて螺旋状に形成されてあり、止め金具34にて固定されてある。
実施例4の洗車機用洗浄ブラシ31は、上記の如くの構成となっているので、実施例1から3のいずれか1項に記載の前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片1が使用されてある。その為、洗車機用洗浄ブラシ31は、前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片1が有する高い洗浄性を保持しつつ、チャンネルブラシ33の間隔、及びチャンネルブラシ33の傾き角度等を調整することにより、被洗浄面に均一にブラシ片1を当てることができ、被洗浄面の洗い残しを無くすことができる。
次に、図6にて、本発明の実施例4の洗車機用洗浄ブラシの他の実施の形態を示す。図6は、本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片が使用されてある他の形態の洗車機用洗浄ブラシを前面側から見た斜視図である。図6において、41は洗車機用洗浄ブラシ、42は台座、44は止め金具、45は溝部である。
洗車機用洗浄ブラシ41は、図6の如く、ブラシ片1、台座42、止め金具44、溝部45より構成されてある。台座42は、略円筒形状からなり、外周の両端部には、止め金具44が組み付けられてあると共に、溝部45が形成されてある。ブラシ片1は、概U字断面を有する帯状体にて溝部45に勘合挿入されてあり、止め金具44にて固定されてある。
実施例4の他の実施の形態の洗車機用洗浄ブラシ41は、上記の如くの構成となっているので、前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片1の使用枚数、及び台座42上の溝部45の間隔等を調整することにより、ブラシ片1を被洗浄面に連続的に当てることができ、洗車時における被洗浄面にたいするブラシ片1の接触音を低減させることができる。
なお、ブラシ構造に関しては、特に限定されるものでは無く、上記の如くの構造以外にも、使用目的に応じて、適時、設定することができる。
図7にて実施例5を示す。図7は、本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片が使用されてある洗車機用洗浄ブラシが搭載されてある洗車機の正面図である。図7において、50は洗車機、51は洗車機用洗浄ブラシ、52は駆動源、53はノズル、54は乾燥機である。
洗車機50は、洗車機用洗浄ブラシ51が搭載されてあり、前記洗車機用洗浄ブラシ51は駆動源52により回転される。ノズル53からは、被洗浄面にたいして、洗浄剤、及び水が散布され、前記洗車機用洗浄ブラシ51により洗浄され、洗浄後は、乾燥機54等の乾燥手段により被洗浄面が乾燥される。
実施例5の洗車機50は、上記の如くの構成となっているので、駆動源52と、被洗浄面に散布する洗浄剤、及び水を噴出させるノズル53と、洗浄後の被洗浄面を乾燥させる乾燥機54等の乾燥手段を備えると共に、上記実施例4に記載の前記洗車機用洗浄ブラシ51が搭載されてある。その為、前記洗車機用洗浄ブラシ51に使用されてある洗車機用洗浄ブラシのブラシ片は、上記の如く、高い凍結防止性を有していることから、前記洗車機用洗浄ブラシ51の重量は水分等で重くなることが無く、駆動源52にたいする負荷が軽減されると共に、洗車機用洗浄ブラシ51にたいするメンテナンスの軽減を図ることができる。
本発明の洗車機用洗車ブラシのブラシ片は、主に、自動車あるいは車両の外面の被洗浄面に付着した汚れ等を洗浄する為の洗車機に搭載する洗浄ブラシのブラシ片として使用する。
本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片を前面側から見た斜視図である。 図1の部分拡大図である。 本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片を前面側から見た斜視図、及び部分拡大図である。 本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片を前面側から見た斜視図、及び部分拡大図である。 本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片が使用されてある洗車機用洗浄ブラシを前面側から見た斜視図である。 本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片が使用されてある他の形態の洗車機用洗浄ブラシを前面側から見た斜視図である。 本発明の洗車機用洗浄ブラシのブラシ片が使用されてある洗車機用洗浄ブラシが搭載されてある洗車機の正面図である。
符号の説明
1、11、21 ブラシ片
2、12、22 不織布
3、13、23 フィラメント
4 スリット
5 角部
16 高分子弾性体
26 撥水剤
31、41、51 洗車機用洗浄ブラシ
32、42 台座
33 チャンネルブラシ
34、44 止め金具
45 溝部
50 洗車機
52 駆動源
53 ノズル
54 乾燥機

Claims (5)

  1. 自動車洗浄用あるいは車両洗浄用の洗車機に使用する洗浄ブラシのブラシ片において、前記洗浄ブラシのブラシ片は、複数のフィラメントからなる不織布にて形成されてあり、前記フィラメントの一部は、外周面の長手方向に沿って、スリットにより発生した角部が少なくとも二箇所以上形成されてあることを特徴とする洗車機用洗浄ブラシのブラシ片。
  2. 請求項1記載の構成よりなる洗車機用洗浄ブラシのブラシ片において、前記不織布にたいして高分子弾性体が、コーティング、バインダー固着、あるいは練り込まれてあることを特徴とする洗車機用洗浄ブラシのブラシ片。
  3. 請求項1から2記載の構成よりなる洗車機用洗浄ブラシのブラシ片において、前記不織布にたいして撥水剤がコーティングされてあることを特徴とする洗車機用洗浄ブラシのブラシ片。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の前記洗車機用洗浄ブラシのブラシ片が使用されてある洗車機用洗浄ブラシ。
  5. 駆動源と、被洗浄面に散布する洗浄剤、及び水を噴出させるノズルと、洗浄後の被洗浄面を乾燥させる乾燥手段を備えると共に、請求項4に記載の前記洗車機用洗浄ブラシが搭載されてある洗車機。
JP2005294158A 2005-09-07 2005-09-07 洗車機用洗浄ブラシのブラシ片及び洗車機用洗浄ブラシ及び洗車機 Expired - Fee Related JP4869673B2 (ja)

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