JP2007068203A - 固体撮像装置及び撮影システム - Google Patents

固体撮像装置及び撮影システム Download PDF

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Abstract

【課題】 固体撮像素子において、R、G、Bの各色成分を各画素から同時に取得可能にするために、深さ方向に積層した複数のフォトダイオードを利用しただけでは、一般的な原色R、G、Bの分光特性を得ることはできない。
【解決手段】 電荷変換係数の異なる光電変換部を深さ方向に有する単位画素を複数配列した固体撮像装置は、前記光電変換部の電荷変換係数に応じて前記光電変換部の各々の出力信号に対して利得を調節して信号を出力する利得調節手段と、前記単位画素の異なる光電変換部に基づく利得を調節された異なる前記信号を用いて演算を行う演算処理手段と、を有する。
【選択図】図11

Description

本発明は撮像装置に関し、特にビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の撮影システムに広範に用いられる固体撮像装置の出力系の構成に関する。
従来、デジタルカメラ等の撮像装置で用いられる固体撮像素子において、解像度の向上及び撮像装置の小型化を実現するために様々な提案がされている。そのような固体撮像素子の一つとして、R、G、Bの各色成分を各画素から同時に取得可能なMOS型の撮像素子の構成が特許文献1に開示されている。以下、当該撮像装置の概略を説明する。
図1は、特許文献1に開示された固体撮像素子の構成を示す図であり、各画素のフォトダイオードをトリプルウエル構造で形成した、3層構造のフォトダイオードを示している。同図において、100はp形のシリコン基板、102はシリコン基板100上に形成されたnウェル、104はnウェル102上に形成されたpウェル、106はn形領域である。108は光電流センサで、赤(R)成分の電流を検出する電流計110と、緑(G)成分の電流を検出する電流計112と、青(B)成分の電流を検出する電流計114とを有する。
図1に示すように、フォトダイオードはp型シリコン基板表面から順次拡散される、n型層、p型層、n型層をこの順に深く形成することで、pn接合ダイオードがシリコンの深さ方向に3層形成される。ダイオードに表面側から入射した光は波長の長いものほど深く侵入し、入射波長と減衰係数はシリコン固有の値を示すので、3層構造のフォトダイオードを可視光の各波長帯域(R、G、B)をカバーするようにpn接合の深さを設計し、上記3層のフォトダイオードから別々に電流を検出することで、異なる波長帯の光信号を検出することができる。
更に、得られた3つの信号を演算処理し、色信号分離することにより、画像を再生することができる。
また、図2は、図1に示すフォトダイオードを利用した画素部の等価回路である。この等価回路によれば、各フォトダイオードからの電気信号は3つのソースフォロアで出力される構成となっている。
米国特許第5,965,875号公報
図2に示す従来の画素部等価回路では、3つのフォトダイオードは直列に接続されているので、GNDに接続されているR以外は各フォトダイードの電圧により影響を受けることになる。また、3つのソースフォロアは各画素ごとに閾値がばらつくため、固定パターンノイズが発生する。さらに、図1に記載の深さ方向に重ねて形成されたフォトダイオードの構成と各層の濃度から計算して得られる分光特性は図3に示すようなものであって、単にフォトダイオードの構造を図1のようにしただけでは一般的な原色R、G、Bの分光特性を得ることはできないと言う問題点があった。また、深さ方向に重ねて形成された各フォトダイオードでは接合面積が異なるため、各信号電荷が電圧に変換される際の電荷変換係数が異なり、これにより分光特性を精度良く得ることができなかった。
本発明は、電荷変換係数の異なる光電変換部を深さ方向に有する単位画素を複数配列した固体撮像装置であって、前記光電変換部の電荷変換係数に応じて前記光電変換部の各々の出力信号に対して利得を調節して信号を出力する利得調節手段と、前記単位画素の異なる光電変換部に基づく利得を調節された異なる前記信号を用いて演算を行う演算処理手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、電荷変換係数の異なる光電変換部を深さ方向に複数形成した単位画素を複数配列した固体撮像装置であって、前記光電変換部の信号電荷に対応した出力信号とリセット状態に対応した出力信号を差分処理する差分処理手段と、前記単位画素の光電変換部に基づく、前記差分手段によって得られた差信号に対して利得を調節して信号を出力する利得調節手段と、前記単位画素の異なる光電変換部に基づく異なる利得を調節された前記信号を用いて演算を行う演算処理手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、良好な画像信号を得ることが可能となる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図5は、本発明における固体撮像装置としてのCMOSセンサの概略図である。ここで、501は画素回路であり、図1に示す構造を有する光電変換部であるフォトダイオ−ドや読み出しやリセット用のトランジスタを有し、画素回路501は水平方向及び垂直方向に2次元アレイ状に配列している。502は画素からの信号が出力される垂直出力線であり、503は画素内のトランジスタに電圧を伝えるための信号線である。504は信号線3に垂直方向に順次パルスを出力する垂直走査回路であり、505は画素内のトランジスタ(図2のM4、M6、M8のいずれか)とソ−スフォロワ回路を構成する負荷トランジスタである。506は画素からのノイズ信号と光電変換信号を読み出す読み出し回路であり、出力端507においてR、G、Bの各色について電圧出力が得られる。
次に、画素回路における動作を簡単に説明する。画素回路501の構成は図2に示すようになり、R、G、Bの各信号を読み出す。ここで基本的な制御動作は共通するため、R信号の場合について説明する。R信号を出力するためのフォトダイオードの電荷蓄積ノードは、トランジスタM3がRESET信号によりオンされることにより、所定の電位にリセットされる。この時、RESET信号は、B信号及びG信号のリセット用のトランジスタM1及びM2にもかかっているので、B,G信号のフォトダイオードもリセットされる。
リセット用のトランジスタM1からM3が閉じられてリセットが終了すると、その後、各フォトダイオ−ドで光電荷の蓄積が始まる。この蓄積開始から一定期間が経過したら、トランジスタM5、M9、M6の順に光電変換信号電位を、読み出し回路側に転送する。当該転送が終了したら、再度、リセット用のトランジスタM1乃至M3をHighにしてフォトダイオ−ドをリセットするとともに、リセット電位をノイズ信号として読み出し回路側に読み出すようにする。
上記のように、米国特許第5,965,875号における図1に示す深さ方向に積層されたフォトダイオードの構造では、図3に示すような分光特性しか得ることができず一般的な原色R、G、Bの分光特性とはほど遠いものである。図3は、図1に示す3層構造のフォトダイオードを光照射した場合に得られる信号値のシミュレーションを示す図であり、出力回路から直接得られる出力を示す。なお、Bは最上層のフォトダイオードからの出力を、G出力は中央のフォトダイオードからの出力を、R出力は最下層のフォトダイオードからの出力を示している。
分光特性を改善するために、以下に説明する本発明の実施形態では、読み出し回路6において、積層されたフォトダイオードのうち、最も表面に近い位置に形成された第1のフォトダイオードからの第1の出力信号(B)、次に表面に近い位置に形成された第2のフォトダイオードからの第2の出力信号(G)から第1の出力信号(B)を減算した信号(G-B)、最も深い(最も表面から遠い)位置に形成された第3のフォトダイオードからの第3の出力信号(R)から第2の出力信号(G)を減算し第1の出力信号(B)を加算した信号(R-G+B)を得ることによって、図4に示すような分光特性を得ることができる。このような演算を行うのは、フォトダイオードGからの出力にはG成分にB成分が混ざっているため、G成分を分離する必要があるからである。このとき、フォトダイオードGの蓄積電荷は正孔であり、フォトダイオードBの蓄積電荷は電子であるため、両方の出力を足しあわせることで実質的には引き算となる。同様に、フォトダイオードRの出力をそのままR成分信号とするにはやはり色分離が悪いため、G成分を分離する。
[第1の実施形態]
図6は、図5における読み出し回路506の詳細な構成を示す図である。読み出し回路506は、1画素列毎に配置される回路ブロック601が画素アレイの列数分だけ配置された構成となっており、図5における垂直走査回路504によって1行選択されると、選択された画素の信号が当該回路ブロック601の列に並列に読み出され処理される。当該回路ブロック601からの出力は、差動アンプ603から605へ入力される。回路ブロック601は、R信号用の回路601R、G信号用の回路601G及びB信号用の回路601Bで構成されている。回路601R等のそれぞれは、同一の構成を採用している。そこで、回路601Rを例に説明すると、光電変換信号を蓄積するための保持容量CTSRと、ノイズ信号を蓄積するための保持容量CTNRとを備え、当該信号の蓄積は、トランジスタN85及びN86がPTSR信号及びPTNR信号のLowからHighへの変化に応じてオンされることにより行われる。
また、当該各容量CTSR、CTNRは、信号値を蓄積する前処理として、トランジスタN823、N824及びPCTR信号によりリセットされる。また、各容量CTSR、CTNRの電位は、水平走査回路608からの出力信号H1によりトランジスタN817、N818が解放されることにより、差動アンプ603に入力されて差動処理により光電変換信号からノイズ成分が除去される。
図1の構造のフォトダイオードでは、RはGNDに接続されており、他のフォトダイオードの電圧の影響を受けないので、差動アンプ603からはR信号はそのまま出力される。しかし、フォトダイオードGは、Rから電圧の影響を受けるので差動アンプ604からは、G-R信号が出力される。そこで、演算回路606において差動出力604からの出力信号にR信号を足してR信号の影響を除去したG信号の値を出力端Goutへ出力する。また、差動アンプ605からの出力は、同様にして、フォトダイオードGからの電圧の影響を受けてB-G+Rとなるので、差動アンプ604からの出力を演算回路607を利用して加算ことによってB信号を出力する。なお、G信号はR、B信号に対して極性が逆になるので、差動アンプからの出力を単純に足しあわせるだけでよい。
図7は、図6に示す読み出し回路を用いて容量差分方式により光電変換信号からノイズ成分を除去する場合の制御のタイミングチャートである。
まず、T1において、PCTR信号をHighにして保持容量CTSR、CTNRをリセットする。次に、T2において、行選択信号ROWRと、PTSR信号をHighにしてフォトダイオードRの光電変換信号電位を保持容量CTSRへ蓄積する。T3、T4でも、同様にしてそれぞれフォトダイオードG及びフォトダイオードBの光電変換信号電位を保持容量CTSG及びCTSBへ蓄積する。
次に、RESET信号をHighにした状態で、T5においてフォトダイオードRをリセットするとともに、フォトダイオードRのノイズ信号の電位を保持容量CTNRへ蓄積する。同様にして、T6、T7においてフォトダイオードG及びフォトダイオードBのノイズ信号の電位を保持容量CTNG及びCTNBへ蓄積する。
次に、読み出し動作に移行して、T8で水平走査回路506からの出力H1がHighになり、保持容量CTSRとCTNR、CTSGとCTNG、CTSBとCTNBの電荷を対応する差動アンプ603、604、605にそれぞれ転送して差分処理を行う。また、H1がLowになった時に、PCHRをHighにして、差動アンプへの水平出力線をリセットする。T9以降は、水平走査回路からの出力に対応する列についてT8と同様の処理を行って画像信号を出力する。また、1行分の処理を所定行数分繰り返すことにより、1フレーム分の画像信号を読み出すことができる。
[第2の実施形態]
図8は、図5における読み出し回路506の別の構成を示す図である。読み出し回路506は、1画素列毎に配置される回路ブロック801が画素アレイの列数分だけ配置された構成となっており、図5における垂直走査回路504によって1行選択されると、選択された画素の信号が当該回路ブロック601の列に並列に読み出され処理される。当該回路ブロック801からの出力は、差動アンプ803から805へ入力される。回路ブロック801は、R信号用の回路801R、G信号用の回路801G及びB信号用の回路801Bで構成されている。回路801R等のそれぞれは、同一の構成を採用している。この回路構成について801Rを例に説明すると、C0Rは画素出力をクランプするためのクランプ容量、N101はクランプ動作用のMOSスイッチ、VC0Rはクランプ電位、CTRは信号電圧を蓄積するための容量、N104はクランプ容量C0Rと蓄積容量CTRとを導通させるためのスイッチ用MOSトランジスタ、PTRはトランジスタN104のゲートにパルスを印加するための端子、N107は水平走査回路808の出力をそのゲートに受けて、蓄積容量CTRに蓄積された信号を転送するためのMOSトランジスタである。
図8の読み出し回路の動作は、図9に示すタイミングチャートを参照して以下のように説明できる。画素回路501からの出力は、第1の実施形態と同じように、リセットレベルに転送された信号電荷が上乗せされた光電変換信号、ノイズ信号の順になされる。まずT1において、行選択信号ROWRがHighになると、画素回路501からはフォトダイオードRについての信号出力がなされるので、PC0R及びPTRをHighレベルの電位を加えてトランジスタN101及びN104をオンし、クランプ部C0Rと蓄積容量CTRの電位をクランプ電位とする。画素回路501からの出力がある状態で、PC0RをLowとすることにより、クランプ容量C0RにはR信号がクランプされる。フォトダイオードG及びフォトダイオードBについても同様の動作をT2,T3で行う。
次に、T4では、RESET信号がHighとなり、画素回路501からはフォトダイオードRについてのノイズ信号が出力される。これにより、クランプ容量C0Rを通して、容量結合によりCTRにクランプされた電位からリセット電位への変化分が現れる。この状態でPTBをLowにしてCTRの電圧を保持する。フォトダイオードG及びフォトダイオードBについての出力においても、T5、T6で同様の動作を行う。その後、T7以降では、第1の実施形態と同様に読み出し動作に移行する。
但し、差動アンプ803、804、805へ入力される信号は、CTR、CTG、CTBに蓄積された各信号であって、すでにノイズ信号は除去されているので、第1の実施形態とは異なり、差動アンプ803、805は正相入力端へ、差動アンプ804は逆相入力端へのみ入力され、他方の入力端には所定の参照電圧が入力され、差動処理が行われる。
[第3の実施形態]
図10は、図6及び図8における点線で囲まれた信号処理部602及び802の構成の一例を示す図である。
Amp1に対する入力Rinpは、図6及び図8における差動アンプ603の正相に対応し、Rinnは、同逆相に対応する。すなわち、RinpにはフォトダイオードRのノイズ信号が入力され、Rinnには光電変換信号が入力される。フォトダイオードBについてもフォトダイオードRと同様であるが、フォトダイオードGについては、極性が逆になるので、Ginpに光電変換信号が入力され、Ginnにノイズ信号が入力される。
ここでAmp1乃至Amp8はgmアンプであり、Amp1及びAmp2についてみると、トランジスタN1及びN2と定電流源I1およびI2により構成されるソースフォロワ回路とともに電圧フォロア回路を構成するので、抵抗R1にかかる電位差は、Amp1及びAmp2の入力Rinp及びRinnの電圧差に対応し、R1には当該電位差に応じた電流が流れる。これにより、トランジスタN1及びN2のドレイン電流が決まり、当該電流はトランジスタP3とP4で構成されるカレントミラー回路を介して電流差動アンプAmp3の入力となり、電圧に変換され出力端Routにおいて出力信号を得る。
フォトダイオードRは、上記のようにGNDに接続されているのでカレントミラーからのソース電流がそのまま電圧に変換されるが、フォトダイオードG、フォトダイオードBについては、上記のように他の色成分からの影響を除去するためにカレントミラーからのソース電流を利用して電流加算を行ってから電圧に変換する。
このように差電圧を電流に変換し差分処理の出力を電流出力とし、上記演算処理は電流の加減算によって行った後に電圧に変換して出力することにより、通常の演算増幅器を用いた差動増幅器と比較して同相信号除去比(CMRR)を高くすることができ、ノイズ除去率を高くすることができる。
[第4の実施形態]
上記実施形態において実行される演算処理は、フォトダイオードGおよびフォトダイオードBの信号からフォトダイオードRの信号電圧の影響を除去するために行われる演算処理であり、電圧として演算処理をすれば良かった。これに対して、前記の分光特性を改善するための演算処理は、各フォトダイオードから得られる信号電荷の状態で演算する必要があるが、深さ方向に重ねて形成された各フォトダイオードでは接合面積が異なるため、各信号電荷が電圧に変換される際の電荷変換係数が異なる。そこで、本実施形態では、各フォトダイードから出力までの電荷変換係数をあらかじめ記憶手段に記憶しておき、この記憶された値からGCA(Gain Control Amp)によってゲインをコントロールした後に上記演算処理を行うことによって、図12に示すような分光特性を精度良く得ることができる。
図11は、本実施形態に対応した図6及び図8における信号処理回路602及び802の構成の一例を示す図である。ここでは、各信号に対応する差動アンプ1101、1102及び1103の出力を加算演算した結果をGCA1104、1105及び1106に入力して利得を調節している。ゲインを調節した後、フォトダイオードBについては、調節後の電圧値をそのままBoutに出力する。一方、フォトダイオードGについては、差動アンプ1108の逆相にGCA1106からの出力信号を入力、すなわちG信号からB信号成分を除去してGout端の信号出力を得る。さらに、差動アンプ1108の出力を差動アンプ1107の逆相に入力して、R信号からG信号成分を除去して出力端Routより信号出力する。
これにより、図12に示すような分光特性が得られる。これは、図4に示す分光特性に対してピークが同じになるようにゲインをかけ、赤外カットフィルタを通したあとの分光特性であり、一般的な原色R、G、Bの分光特性に近いものである。
[第5の実施形態]
次に、図13を参照して、上記第1乃至第4の実施形態で説明した固体撮像装置を用いた画像入力装置について説明する。当該画像入力装置には、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、スキャナ等が含まれる。以下では、主にスチルカメラの例について説明する。以下の説明は、画像入力装置の一例として説明するものであって、ここに記載する技術を本発明の精神から逸脱することなく、他の画像入力装置に適用することは当業者の通常の技術活動に過ぎず、当該他の装置は本発明の技術的範囲に属するものである。
図13において、1301はレンズのプロテクトとメインスイッチを兼ねるバリア、1302は被写体の光学像を撮像装置1304に結像させるレンズ、1303はレンズ1302を通った光量を可変制御するための絞り、1304はレンズ1302により結像された被写体光学像を画像信号として取り込むための固体撮像素子(上記第1〜第3実施形態で説明した撮像装置に対応する)、1305は、撮像装置1304から出力される画像信号を増幅するゲイン可変アンプ部及びゲイン値を補正するためのゲイン補正回路部等を含む撮像信号処理回路、1306は撮像装置1304より出力される画像信号のアナログーディジタル変換を行うA/D変換器である。
また、1307はA/D変換器1306より出力された画像データに各種の補正を行ったりデータを圧縮する信号処理部、1308は撮像装置1304、撮像信号処理回路1305、A/D変換器1306、信号処理部1307に、各種タイミング信号を出力するタイミング発生部、1309は各種演算とスチルビデオカメラ全体を制御する全体制御・演算部、1310は画像データを一時的に記憶する為のメモリ部、1311は記録媒体に記録または読み出しを行うための記録媒体制御インターフェース部、1312は画像データの記録または読み出しを行う為の半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体、1313は外部コンピュータ等と通信する為のインターフェース部である。
次に、前述の構成における撮影時のスチルビデオカメラの動作について説明する。バリア1301がオープンされるとメイン電源がオンされ、次にコントロール系の電源がオンし、更にA/D変換器1306などの撮像系回路の電源がオンされる。
その後、露光量を制御する為に、全体制御・演算部1309は絞り1303を開放にし、固体撮像素子1304から出力された信号はA/D変換器1306で変換された後、信号処理部1307に入力される。全体制御・演算部1309は、信号処理部1307により所定の信号処理がされたデータを基に測光を行い、その結果により明るさを判断し、露出の演算を行う。そして得られた露出に応じて絞り1303を制御する。
次に、撮像装置1304から出力された信号を基に、全体制御・演算部1309は高周波成分を取り出し被写体までの距離の演算を行う。その後、レンズを駆動して合焦か否かを判断し、合焦していないと判断した時は、再びレンズを駆動し測距を行う。そして、合焦が確認された後に本露光を始める。
露光が終了すると、撮像装置1304から出力された画像信号はA/D変換器1306でA/D変換され、信号処理部1307を通り全体制御・演算部1309によりメモリ部1310に書き込まれる。
その後、メモリ部1310に蓄積されたデータは、全体制御・演算部1309の制御により記録媒体制御I/F部1311を通り半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体1312に記録される。
また、外部I/F部1313を通り直接コンピュータ等に入力して画像の加工を行ってもよい。
以上に説明したように、信号電荷に対応した出力信号とリセット状態に対応した出力信号を差分処理して出力することによって、各画素のフォトダイオードの信号電荷を読み出すために各画素に形成されたソースフォロアの閾値ばらつきに起因する固定パターンノイズを除去することができる。
また、信号電荷に対応した出力信号とリセット状態に対応した出力信号をそれぞれ保持するための1行分の保持容量を、深さ方向に重ねて形成された各フォトダイオードごとに設け、複数の共通出力線に並列に時系列に順次出力することによって、複数のフォトダイオードの出力を同時に出力することができ、複数フレームを順次読み出す方式に比べスピードを上げることができるとともに、各画素の複数種類の波長帯域に反応した信号(例えば原色R、G、B信号)を同時に得ることができるため、画像処理が容易になる。
さらに、深さ方向に重ねて形成され直列に配置された複数のフォトダイオードからの出力信号は、片方の端子が絶対電位(例えばGND)に固定されているフォトダイオード以外は隣り合うフォトダイオードの電位の影響を受ける。本発明のように同一チップ内でこの影響を除去するための演算を行うことによってSNを向上することができる。
また、画素信号の読み出し回路において、差電圧を電流に変換し差分処理の出力を電流出力とし、上記演算処理は電流の加減算によって行った後に電圧に変換して出力することにより、通常の演算増幅器を用いた差動増幅器と比較して同相信号除去比(CMRR)を高くすることができ、ノイズ除去率を高くすることができる。
さらに、深さ方向に重ねて形成された各フォトダイオードにおいて、接合面積が異なるため、各信号電荷が電圧に変換される際の電荷変換係数が異なる場合であっても、各フォトダイードから出力までの電荷変換係数をあらかじめ記憶手段に記憶しておき、この記憶された値からGCA(Gain Control Amp)によってゲインをコントロールした後に所定の演算処理を行うことによって、一般的な原色R、G、Bの分光特性に近い分光特性を精度良く得ることができる。
米国特許第5,965,875号に開示された固体撮像素子の構成を示す図である。 図1の個体撮像素子を利用した画素の等価回路である。 従来の画素回路構成における分光特性を示す図である。 本発明の固体撮像装置の分光特性の一例を示す図である。 本発明の固体撮像装置の構成の一例を示す図である 本発明の第1の実施形態における読み出し回路506の詳細な構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態における制御のタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態における読み出し回路506の詳細な構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態における制御のタイミングチャートである。 本発明の第3の実施形態における信号処理回路の構成の一例を示す図である。 本発明の第4の実施形態における信号処理回路の構成の一例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に対応する回路構成により得られる分光特性を示す図である。 本発明の第5の実施形態における撮像システムの構成を示すブロック図である。

Claims (5)

  1. 電荷変換係数の異なる光電変換部を深さ方向に有する単位画素を複数配列した固体撮像装置であって、
    前記光電変換部の電荷変換係数に応じて前記光電変換部の各々の出力信号に対して利得を調節して信号を出力する利得調節手段と、
    前記単位画素の異なる光電変換部に基づく利得を調節された異なる前記信号を用いて演算を行う演算処理手段と、
    を有することを特徴とする固体撮像装置。
  2. 更に、
    前記光電変換部の信号電荷に対応した出力信号とリセット状態に対応した出力信号を差分処理して、差信号を前記利得調節手段に出力する差分処理手段を有することを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記複数の光電変換部が、表面から深さ方向に対し、少なくとも第1、第2及び第3の光電変換部で構成され、
    前記演算処理手段は、
    前記第1の光電変換部からの第1の出力信号をそのまま出力し、前記第2の光電変換部からの第2の出力信号から前記第1の出力信号を減算して出力し、前記第3の光電変換部からの第3の出力信号から前記第2の出力信号を減算し、かつ、第1の出力信号を加算して出力する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の固体撮像装置。
  4. 電荷変換係数の異なる光電変換部を深さ方向に複数形成した単位画素を複数配列した固体撮像装置であって、
    前記光電変換部の信号電荷に対応した出力信号とリセット状態に対応した出力信号を差分処理する差分処理手段と、
    前記単位画素の光電変換部に基づく、前記差分手段によって得られた差信号に対して利得を調節して信号を出力する利得調節手段と、
    前記単位画素の異なる光電変換部に基づく異なる利得を調節された前記信号を用いて演算を行う演算処理手段と、
    を有することを特徴とする固体撮像装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の固体撮像装置と、
    前記固体撮像装置からの信号をディジタル信号に変換するA/D変換器と、
    前記A/D変換器の信号を信号処理する信号処理回路と、
    前記固体撮像装置に光を結像するレンズと
    を有する撮影システム。
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