JP2007067816A - 色調整方法及び色調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】デジタルカメラ内のIRカットフィルタの分光感度特性の影響を考慮して、より精度良くデジタルカメラの分光感度特性を求めることができる色調整方法及び色調整装置を提供すること。
【解決手段】光源12とデジタルカメラ14との間に設備IRカットフィルタ15を介さずにビュアー13を撮影し、この撮影結果に基づいて画像データを取得する。次に、光源12とデジタルカメラ14との間に設備IRカットフィルタ15を介してビュアー13を撮影し、この撮影結果に基づいて画像データを取得する。これら画像データとリファレンスデータに基づいてデジタルカメラの分光感度特性を暫定予測し、この暫定予測の結果から、デジタルカメラの分光感度特性を最終予測する。
【選択図】図5

Description

本発明は、デジタルカメラ等に含まれる撮像系部材の色調整を行う色調整方法及び色調整装置に関する。
一般的なデジタルカメラの撮像系部材は、撮像レンズ群と、撮像素子(CCD素子)とを有していることが多い。このような撮像系部材においては、撮像レンズ群を介して入射した光がCCD素子に結像されて画像信号となる。
ここで、CCD素子の前面にはカラーフィルタが配されている。このカラーフィルタは分光感度特性上のばらつきが大きく、デジタルカメラによる画像の色再現に大きな影響を与える。この影響をデジタルカメラ内で最小限に抑えるためには、後段の画像処理部における色調整処理における補正値を個々のデジタルカメラ毎に調整する必要がある。
このような色調整装置の例として、特許文献1では、基準輝度レベルの光を照射する光源を用いてカラーチャート若しくはグレースケールを撮影し、この撮影によって得られた画像信号が調整規格内となるように色信号生成の際の利得値を調整するようにしている。
特開平11−168761号公報
ここで、デジタルカメラの撮像系部材には、撮像レンズ群と撮像素子との間に撮像レンズ群を介して入射した光の赤外成分を除去する光学ローパスフィルタとしての赤外カットフィルタ(IRカットフィルタ)が設けられていることが多い。このIRカットフィルタの分光感度特性もばらつきが大きく、デジタルカメラによる画像の色再現に大きな影響を与えることになるが、上記した特許文献1ではデジタルカメラ内部のIRカットフィルタの分光感度特性を考慮した色調整については特に述べられていない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、デジタルカメラ内のIRカットフィルタの分光感度特性の影響を考慮して、より精度良くデジタルカメラの分光感度特性を求めることができる色調整方法及び色調整装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様による色調整方法は、色調整装置の構成部材の1つである所定の光源とデジタルカメラの構成部材の1つである撮像系部材との間に上記色調整装置の構成部材の1つである赤外カットフィルタを介在させずに行う撮影と上記所定の光源と上記撮像系部材との間に上記赤外カットフィルタを介在させて行う撮影とを少なくとも行って、複数の画像データを取得し、上記取得された複数の画像データに基づいて、上記撮像系部材の分光感度特性を暫定予測し、上記暫定予測された分光感度特性と、上記所定の光源の分光感度特性と、上記赤外カットフィルタの分光感度特性とから、上記撮像系部材の分光感度特性データを最終予測することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第2の態様による色調整装置は、所定光源と、上記所定光源を撮影して画像データを取得するデジタルカメラと、上記所定光源と上記デジタルカメラとの間に進退自在に構成され、上記所定光源からの光の赤外光成分を除去する赤外カットフィルタと、上記所定光源の分光感度特性と、基準となるデジタルカメラの分光感度特性と、基準となる赤外カットフィルタの分光感度特性とをリファレンスデータとして少なくとも記憶するリファレンスデータ記憶部と、上記所定光源と上記デジタルカメラとの間に上記赤外カットフィルタを介在させずに行った撮影によって取得された画像データと、上記所定光源と上記デジタルカメラとの間に上記赤外カットフィルタを介在させて行った撮影によって取得された画像データと、上記リファレンスデータ記憶部に記憶された上記リファレンスデータとから、上記デジタルカメラの分光感度特性を暫定的に予測する暫定分光感度予測部と、上記暫定分光感度予測部において暫定的に予測された上記撮像系部材の分光感度特性と、上記所定光源の分光感度特性と、上記赤外カットフィルタの分光感度特性とから、上記デジタルカメラの分光感度特性データを最終予測する最終分光感度予測部とを具備することを特徴とする。
この第1及び第2の態様によれば、暫定的に予測した分光感度特性から、デジタルカメラの分光感度特性を最終予測することにより、分光感度特性をより高精度に求めることができる。
本発明によれば、デジタルカメラ内のIRカットフィルタの分光感度特性の影響を考慮して、より精度良くデジタルカメラの分光感度特性を求めることができる色調整方法及び色調整装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る色調整装置10の全体の構成図である。
図1の構成を概略的に言えば、外光が入射しないように遮光する遮光部材11内に、光源12を有するビュアー13と、色調整対象のデジタルカメラ(以下、単にデジタルカメラと称する)14とが配置され、デジタルカメラ14によってビュアー13を撮影することができるようになっている。また、光源12には、例えばA光源が用いられる。このA光源の分光感度特性を図2の特性L21に示す。なお、光源12には、短波長側から長波長側へ放射レベルが連続的に単調増加するような光源であれば、A光源以外の光源を用いることもできる。
また、図1においては、ビュアー13とデジタルカメラ14との間に、設備IRカットフィルタ15が挿入又は退避自在に配置されている。ここで、設備IRカットフィルタ15は取り付け部材16に取り付けられており、更に、取り付け部材16はフィルタ移動装置17に取り付けられている。
図3は、設備IRカットフィルタ15、取り付け部材16、及びフィルタ移動装置17の正面図である。図3に示すように、取り付け部材16は、フィルタ移動装置17に対して移動自在に取り付けられており、取り付け部材16を図示矢印方向にスライドさせるように移動させることによって、設備IRカットフィルタ15をビュアー13とデジタルカメラ14の間に挿入し、ビュアー13を介して入射する光の特定波長成分(赤外成分)を除去したり、設備IRカットフィルタ15をビュアー13とデジタルカメラ14との間から退避させたりすることができるようになっている。
また、図1において、デジタルカメラ14及びフィルタ移動装置17は、それぞれ接続ケーブル18及び19を介してパーソナルコンピュータ20に接続されている。リファレンスデータ記憶部、暫定分光感度予測部、及び最終分光感度予測部としてのパーソナルコンピュータ20内には、メモリ21と、CPU22とが設けられている。メモリ21は、調整用のプログラムを記憶しておくための調整プログラム記憶部21aや後述するリファレンスデータを記憶しておくためのリファレンスデータ記憶部21bなどを含むメモリである。CPU22は、メモリ21に記憶されているデータなどに基づいて、デジタルカメラ14やフィルタ移動装置17を所望のタイミングで動作させるように制御して、色調整装置10による調整を制御する。
図4は、デジタルカメラ14に用いられている撮像系部材の構成図である。同図に示すように、撮像レンズ群30を介して入射した光は、光学的なローパスフィルタとしてのIRカットフィルタ31を通過して有害赤外成分が除去された後に、CCD部32に入射される。ここで、取り付け部材16を介してフィルタ移動装置17に取り付けられる設備IRカットフィルタ15は、その赤外カット波長が、デジタルカメラ14のIRカットフィルタ31のカット波長よりも短波長のものを用いるようにする。
また、CCD部32は、マイクロレンズアレイ32aと、カラーフィルタ32bと、CCD素子32cとから構成されている。CCD部32のマイクロレンズアレイ32aにより画素毎に集光された光は、例えば原色系ベイヤ配列のカラーフィルタ32bを介してCCD素子32cに結像される。ここで、原色系ベイヤ配列のカラーフィルタとは、R、Gr、Gb、Bの4ピクセルを1つの画素配列単位とするカラーフィルタである。
図5は、図1に示した如くセットしたデジタルカメラ14の色調整方法の全体的な処理内容を示すフローチャートである。図5の処理は、図1のパーソナルコンピュータ20内部の調整プログラム記憶部21aに記憶されたプログラムに従ってCPU22によって実行されるものである。
図5において、まず、CPU22は、ビュアー13とデジタルカメラ14との間から設備IRカットフィルタ15を退避させた状態で、デジタルカメラ14によってビュアー13の撮影を行わせ、光源12からの光をデジタルカメラ14に受光させる(ステップS1)。そして、CPU22はこのときの撮影によって得られた画像データを取得する(ステップS2)。ステップS2において取得する画像データは、図6に示すように、撮影により得られた画像の中央部の縦32ピクセル×横32ピクセルのR、Gr、Gb、Bの各色成分の平均値を計算し、特にGr、Gbに関しては更に、
G=(Gr+Gb)/2 (式1)
とする。これにより、R、G、Bの各色成分の平均値(画像データの白レベル)が計算される。この場合、R、B成分はそれぞれ256ピクセル、G成分は512ピクセルのデータの平均となる。以後、このようにしてステップS2で得られた白レベルのR成分、G成分、及びB成分をそれぞれ、White_r、White_g、及びWhite_bと表記する。
次に、CPU22は、ビュアー13とデジタルカメラ14との間に設備IRカットフィルタ15を配置させて、デジタルカメラ14によってビュアー13の撮影を行わせ、光源12からの光を、設備IRカットフィルタ15を介してデジタルカメラ14に受光させる(ステップS3)。そしてCPU22はこのときの撮影によって得られた画像データからステップS2と同様にしてR、G、Bの各色成分の平均値である画像データの白レベルを取得する(ステップS4)。以後、ステップS4で得られた白レベルのR成分、G成分、及びB成分をそれぞれWhite_ir_r、White_ir_g、及びWhite_ir_bと表記する。
次に、CPU22は、ステップS2及びステップS4で取得した白レベルとパーソナルコンピュータ20内部のリファレンスデータ記憶部21bに記憶されているリファレンスデータ(詳細は後述する)とからデジタルカメラ14の分光感度特性を予測し(ステップS5)、図5の一連の処理を終了する。
次に、図5のステップS5の分光感度特性の予測演算について説明する。
まず、リファレンスデータ記憶部21bに記憶されているリファレンスデータについて説明する。このリファレンスデータは、後の演算において用いられる固定値の基準データである。
リファレンスデータの1つは、図2に示す光源12の分光感度特性である。以後この光源12の分光感度特性をHGVWR_spct_ref_xと表記する。ここで、xは図2の横軸、即ち波長値を示しており、380≦x≦720の範囲で1[nm]毎に変化する値である。これ以後のリファレンスデータにおいても、xは380≦x≦720の範囲で1[nm]毎に変化する波長値を示すものであるとする。
また、リファレンスデータの1つは、所定の基準となるIRカットフィルタ(以下、リファレンスIRカットフィルタと称する)の分光感度特性である。この特性を図7のL41に示す。この図7に示すようにリファレンスIRカットフィルタは、620[nm]付近で分光透過率が低下し初め、640[nm]付近で分光透過率がほぼ0となる。以後620[nm]の波長をカットオフ開始波長、640[nm]の波長をカットオフ終了波長と称する。また、リファレンスIRカットフィルタの分光感度特性をIR_spct_ref_xと表記する。なお、リファレンスIRカットフィルタは、例えば設備IRカットフィルタ15を用いても良いし、別のIRカットフィルタを用いても良い。
また、リファレンスデータの1つは、CCD素子の長波長帯、即ちR成分のリファレンス分光感度特性である。この特性を図8のL81に示す。以後このRリファレンス分光感度特性をR_ccd_ref_xと表記する。
また、リファレンスデータの1つは、CCD素子の中間波長帯、即ちG成分のリファレンス分光感度特性である。この特性を図8のL82に示す。以後このGリファレンス分光感度特性をG_ccd_ref_xと表記する。
また、リファレンスデータの1つは、CCD素子の短波長帯、即ちB成分のリファレンス分光感度特性である。この特性を図8のL83に示す。以後このBリファレンス分光感度特性をB_ccd_ref_xと表記する。
ここで、図8に示すRリファレンス分光感度特性L81、Gリファレンス分光感度特性L82、Bリファレンス分光感度特性L83は、Gリファレンス分光感度特性L82の最大分光感度が100となるように正規化した相対分光感度として示している。
また、リファレンスデータの1つは、Rリファレンス分光感度特性L81とリファレンスIRカットフィルタの分光感度特性L41との積を可視波長帯(380[nm]〜720[nm])の範囲で1[nm]毎に求めた波形である。この特性を図8のL84に示す。また、以後このリファレンスデータをR_IR_ccd_ref_xと表記する。
また、リファレンスデータの1つは、Rリファレンス分光感度特性L81と光源12の分光感度特性L21との積を可視波長帯(380[nm]〜720[nm])の範囲で1[nm]毎に求め、それらの和を算出した積分値である。以後このリファレンスデータをWhite_r_refと表記する。
また、リファレンスデータの1つは、Gリファレンス分光感度特性L82と光源12の分光感度特性L21の積を可視波長帯(380[nm]〜720[nm])の範囲で1[nm]毎に求め、それらの和を算出した積分値である。以後このリファレンスデータをWhite_g_refと表記する。
また、リファレンスデータの1つは、Bリファレンス分光感度特性L83と光源12の分光感度特性L21の積を可視波長帯(380[nm]〜720[nm])の範囲で1[nm]毎に求め、それらの和を算出した積分値である。以後このリファレンスデータをWhite_b_refと表記する。
また、リファレンスデータの1つは、Rリファレンス分光感度特性L81と光源12の分光感度特性L21とリファレンスIRカットフィルタの分光感度特性L41との積を可視波長帯(380[nm]〜720[nm])の範囲で1[nm]毎に求め、それらの和を算出した積分値である。以後このリファレンスデータをWhite_ir_r_refと表記する。
また、リファレンスデータの1つは、Gリファレンス分光感度特性L82と光源12の分光感度特性L21とリファレンスIRカットフィルタの分光感度特性L41との積を可視波長帯(380[nm]〜720[nm])の範囲で1[nm]毎に求め、それらの和を算出した積分値である。以後このリファレンスデータをWhite_ir_g_refと表記する。
以下、上記したリファレンスデータを用いてデジタルカメラ14の分光感度特性を予測する手法について説明する。
まず図5のステップS2で取得された白レベルより、RのGに対する相対感度係数kR及びBのGに対する相対感度係数kBをそれぞれ、
kR=(White_r/White_g)/(White_r_ref/White_g_ref)
kB=(White_b/White_g)/(White_b_ref/White_g_ref) (式2)
から求める。
次に、以下のように定義されるR分光第1検出データR_ccd_est1_x、G分光第1検出データG_ccd_est1_x、及びB分光第1検出データB_ccd_est1_xを求める。
R_ccd_est1_x=R_ccd_ref_x×kR(380≦x≦720)
G_ccd_est1_x=G_ccd_ref_x×1 (380≦x≦720) (式3)
B_ccd_est1_x=B_ccd_ref_x×kB(380≦x≦720)
次に、(式3)のR_ccd_est1_xを380≦x≦720の範囲で積算した値SR_ccd_est1を、
SR_ccd_est1=R_ccd_est1_380+ R_ccd_est1_381+ … +R_ccd_est1_720 (式4)
から求める。
ここで、R成分の分光感度特性における、デジタルカメラ14内部のIRカットフィルタ31の分光感度特性の影響を補正するようにする。このために、図5のステップS4で取得された白レベルより、設備IRカットフィルタ15を介した場合のRのGに対する相対感度係数kIRRを、
kIRR=(White_ir_r/White_ir_g)/(White_ir_r_ref/White_ir_g_ref) (式5)
から求め、この(式5)の結果を1[nm]毎にリファレンスデータR_IR_ccd_ref_xに乗じることにより、設備IRカットフィルタ15を介した場合のRの相対分光感度特性R_IR_ccd_est_xを予測する。即ち、
R_IR_ccd_est_x=R_IR_ccd_ref_x×kIRR(380≦x≦720) (式6)
の演算を行う。
次に、(式6)の結果から、カットオフ開始波長620[nm]における分光感度に注目し、このカットオフ開始波長620[nm]におけるRの相対分光感度R_ccd_est2_620を、
R_ccd_est2_620=R_IR_ccd_est_620 (式7)
から求める。この結果より、高さ係数kR_hを、
kR_h=R_ccd_est2_620/R_ccd_ref_620 (式8)
から求める。
次に、R分光第2検出データR_ccd_est2_xを、
R_ccd_est2_x=R_ccd_ref_x(380≦x≦540)
R_ccd_est2_x=R_ccd_ref_x×kR_h(541≦x≦720) (式9)
と定義する。このように定義したR分光第2検出データを図9の特性L85に示す。図9に示すように、R分光第2検出データは、380≦x≦540の範囲では特性L81で示すRリファレンス分光感度特性そのものであり、541≦x≦720の範囲ではRリファレンス分光感度特性を高さ係数kR_h倍したものとなる。
次に、上記のようにして定義したR分光第2検出データから、R分光感度特性の621[nm]〜720[nm]の波長帯における特性をより詳細に求める。このために、R分光第2検出データの積算値SR_ccd_est2を、
SR_ccd_est2=R_ccd_est2_380+ R_ccd_est2_381+ … + R_ccd_est2_720 (式10)
から求める。
以後は、上記のように求めた値を用いてR成分の分光感度特性を暫定的に予測する。R分光感度の暫定予測演算を図10〜図12のフローチャートに示す。
まず、CPU22は、R分光第2検出データの積算値SR_ccd_est2とR分光第1検出データの積算値SR_ccd_est1との差分dR= SR_ccd_est2-SR_ccd_est1を求める(ステップS21)。ステップS21において差分dRを求めた後、CPU22は、差分dRの正負を判定する(ステップS22)。ステップS22の判定において、dRが正の場合にはステップ23に進み、負の場合にはステップS35に進む。
ステップS22の判定において、差分dRが正の場合には、R分光移動量算出用積算値diffにR_ccd_est2_xの621[nm]の分光感度R_ccd_est2_621を代入して初期化を行う(ステップS23)。次に、図示しないカウンタのカウント値nに0を代入して初期化を行う(ステップS24)。
次に、上記のように初期化されたR分光移動量算出用積算値diffと差分dRとを比較して、diff>dRであるか否かを判定する(ステップS25)。ステップS25の判定において、diff≦dRである場合には、diffにR_ccd_est2_(622+n)の値を加算する(ステップS26)。初回は、n=0なのでR_ccd_est2_622の値を加算する。続いてnを1だけインクリメントして(ステップS27)、ステップS25に戻る。即ち、ステップS25の判定において、diff>dRとなるまで、R_ccd_est2_xの622[nm]以後の値を1[nm]刻みで加えながら、ステップS25〜ステップS27の処理を繰り返す。
ステップS25の判定において、diff>dRである場合には、CPU22は、上記カウンタのカウント値nが20以下であるか否かを判定する(ステップS28)。ステップS28の判定において、nが20以下である場合には、R分光第3検出データR_ccd_est3_xを以下のようにして求める(ステップS29)。
R_ccd_est3_x=R_ccd_est2_(x+n) (621≦x≦700) (式11)
一方、ステップS28の判定において、nが20を越えている場合には、R分光第3検出データR_ccd_est3_xを以下のようにして求める(ステップS30)。
R_ccd_est3_x=R_ccd_est2_(x+n) (621≦x≦700-n)
R_ccd_est3_x=0 (720-n+1≦x≦700) (式12)
ステップS29又はステップS30において、621≦x≦700の範囲内でのR分光第3検出データを求めた後、CPU22は、701≦x≦720の範囲内のR分光第3検出データR_ccd_est3_xの値を0にクリップする(ステップS31)。
次に、カウント値nが所定値Max_shift以下であるか否かを判定することにより、カウント値nの正当性を確認する(ステップS32)。このMax_shiftは、20よりも大きな値、例えば30であるとする。ステップS32の判定において、nがMax_shiftを超えているならば、予測される分光特性に誤りがあるとしてあるとして、その旨を出力し、暫定分光予測演算を終了する。
一方、ステップS32の判定において、nがMax_shift以下であるならば、R分光移動量shiftにnを代入する(ステップS33)。続いて、図9に示す点P82のx座標a及びy座標b、図9に示す点P83のx座標c及びy座標dをそれぞれ、
a=640-shift
b=R_ccd_est2_640
c=620
d=R_ccd_est2_620 (式13)
から求める(ステップS34)。ここで、図9の点P82は、カットオフ終了波長640[nm]におけるR分光第2検出データを示す点P81をR分光移動量shiftだけ短波長側に横シフトさせた点である。また、図9の点P83はカットオフ開始波長620[nm]におけるR分光第2検出データの分光感度を示す点である。
また、ステップS22の判定において、dRが負の場合には、R分光移動量算出用積算値diffにR分光第2検出データR_ccd_est2_xの波長621[nm]における分光感度R_ccd_est2_621に−1を乗じた値を代入して初期化する(ステップS35)。また、カウント値nはステップS24と同様に0で初期化する(ステップS36)。
次に、CPU22は、ステップS35の如く初期化されたR分光移動量算出用積算値diffと差分dRとを比較して、diff<dRであるか否かを判定する(ステップS37)。ステップS37の判定において、diff≧dRである場合には、diffからR_ccd_est2_(622+n)の値を減算する(ステップS38)。初回は、n=0なのでR_ccd_est2_622の値を減算する。続いてnを1だけインクリメントして(ステップS39)、ステップS37に戻る。即ち、ステップS37の判定において、diff<dRとなるまで、ステップS37〜ステップS39の動作を繰り返す。
ステップS37の判定において、diff<dRである場合には、CPU22は、nが0であるか否かを判定する(ステップS40)。ステップS40の判定において、nが0の場合には、621≦x≦700におけるR分光第3検出データR_ccd_est3_xを以下のようにして求める(ステップS41)。
R_ccd_est3_x=R_ccd_est2_x (621≦x≦700) (式14)
一方、ステップS40の判定において、nが0でない場合には、まずnに1を加えた後(ステップS42)、621≦x≦700におけるR分光第3検出データを以下のようにして求める(ステップS43)。
R_ccd_est3_x=R_ccd_est2_(x-n) (621≦x≦700) (式15)
ステップS41又はステップS43において、621≦x≦700の範囲内でのR分光第3検出データを求めた後、CPU22は、701≦x≦720の範囲内のR分光第3検出データR_ccd_est3_xの値を0にクリップする(ステップS44)。
次に、カウント値nが所定値Max_shift以下であるか否かを判定することにより、カウント値nの正当性を確認する(ステップS45)。ステップS45の判定において、nがMax_shiftを超えているならば、分光の予測に誤りがあるとしてあるとして、その旨を出力し、暫定分光予測演算を終了する。
一方、ステップS45の判定において、nがMax_shift以下であるならば、R分光移動量shiftにnを代入する(ステップS46)。続いて、上記a、b、c、dをそれぞれ、
a=640+shift
b=R_ccd_est2_640
c=620
d=R_ccd_est2_620 (式16)
の式から求める(ステップS47)。この場合の点P82は、R分光第2検出データの波長640[nm]における分光感度を示す点P81をR分光移動量shiftだけ長波長側に横シフトさせた点になる(図9では図示を省略している)。
ステップS34又はステップS47においてa、b、c、dが得られた後、得られたa、b、c、dを用いて図9に示す点P82と点P83との間を滑らかに補間して最終的な暫定分光特性であるR分光第4検出データR_ccd_est4_xを求める。このために、まず、上記a、b、c、dから
R_ccd_est4_x={(b-d)/(a-c)}×(x-c)+d(621≦x≦a-1) (式17)
を計算する(ステップS48)。この区間が図9に示す直線801の部分となる。ここで、本一実施形態では、点P82と点P83との間を直線801によって補間しているが、これら点の間を曲線補間するようにしても良い。次に、点P82における波長aから波長720[nm]までのR_ccd_est4_xを以下のようにして求める(ステップS49)。
R_ccd_est4_x=R_ccd_est3_x (式18)
そして、ステップS46及びステップS47のようにして求められたR分光第4検出データに基づいてR分光感度特性R_cam_cal_xを以下のように求め(ステップS50)、暫定分光予測演算を終了する。
R_cam_cal_x=R_ccd_est2_x(380≦x≦620)+R_ccd_est4_x(621≦x≦720)
(式19)
(式19)に示すように、R分光感度特性は、波長380[nm]から620[nm]までの分光感度特性についてはR分光第2検出データをそのまま用い、621[nm]から720[nm]までの分光感度特性についてはR分光第2検出データから求められたR分光第4検出データを用いるようにする。即ち、このR分光感度特性は、図9の特性L85と直線801と特性L86との和となる。このようにしてR分光感度特性を求めることにより、デジタルカメラ14内部のIRカットフィルタ31の分光感度特性の影響を考慮したR分光感度特性を求めることができる。
また、G分光感度特性及びB分光感度特性についてはデジタルカメラ14内部のIRカットフィルタ31による影響が少ないので、設備IRカットフィルタ15を介さずに得られた白レベルから求めた分光第1検出データをそのまま用いる。即ち、
G_cam_cal_x=G_ccd_est1_x(380≦x≦720)
B_cam_cal_x=B_ccd_est1_x(380≦x≦720) (式20)
となる。即ち、G分光感度特性は図9の特性L82となり、B分光感度特性は図9の特性L87となる。
次に、上記のようにして予測したR分光感度特性を補正して最終的なR分光感度特性を予測する手法について説明する。図13及び図14は、R分光感度特性の最終予測演算のフローチャートである。
まず、CPU22は、上記aがカットオフ終了波長である640[nm]以上であるか否かを判定する(ステップS61)。ステップS61の判定において、aが640[nm]以上である場合には、R分光感度特性の補正を行う。この場合には、図5のステップS2及びステップS4で取得した白レベルから、白レベルの基準となるGに対するRの比を示すR感度係数k_R_get及びk_R_ir_getを、
k_R_get=White_r/White_g
k_R_ir_get=White_ir_r/White_ir_g (式21)
に基づいて求める(ステップS62)。
次に、上記のように暫定予測した分光感度特性が正しいか否かを判定するための白レベル検算を行う(ステップS63)。この白レベル検算においては、まず第1のR白レベル検算データR_spct_chk1_x及び第1のG白レベル検算データG_spct_chk1_xを、
R_spct_chk1_x=R_cam_cal_x×HGVWR_spct_ref_x (380≦x≦720)
G_spct_chk1_x=G_cam_cal_x×HGVWR_spct_ref_x (380≦x≦720) (式22)
のように、R分光感度特性及びG分光感度特性とにそれぞれ光源12の分光感度特性を乗じることにより求める。
次に、第1のR白レベル検算データ及び第1のG白レベル検算データのそれぞれに、リファレンスIRカットフィルタの分光感度特性を乗じることにより、第1のR(IR)白レベル検算データR_spct_ir_chk1_x及び第1のG(IR)白レベル検算データG_spct_ir_chk1_xを求める。即ち、
R_spct_ir_chk1_x=R_spct_chk1_x×IR_spct_ref_x (380≦x≦720)
G_spct_ir_chk1_x=G_spct_chk1_x×IR_spct_ref_x (380≦x≦720) (式23)
の演算を行う。
次に、(式22)の結果及び(式23)の結果を380≦x≦720の範囲で積算することにより、第1のR白レベル検算データWhite_r_chk1、第1のG白レベル検算データWhite_g_chk1、第1のR(IR)白レベル検算データWhite_ir_r_chk1、及び第1のG(IR)白レベル検算データWhite_ir_g_chk1を求める。即ち、
White_r_chk1=R_spct_chk1_380+ R_spct_chk1_381+ … + R_spct_chk1_720
White_g_chk1=G_spct_chk1_380+ G_spct_chk1_381+ … + G_spct_chk1_720
White_ir_r_chk1=R_spct_ir_chk1_380+ R_spct_ir_chk1_381+ … + R_spct_ir_chk1_720
White_ir_g_chk1=G_spct_ir_chk1_380+ G_spct_ir_chk1_381+ … + G_spct_ir_chk1_720
(式24)
の演算を行う。ここで、第1のR白レベル検算データ及び第1のG白レベル検算データは設備IRカットフィルタ15を介していない状態でビュアー13を撮影した場合に取得される画像データの白レベルのR成分及びG成分を上記暫定予測した分光感度特性から求めたものであり、第1のR(IR)白レベル検算データ及び第1のG(IR)白レベル検算データは設備IRカットフィルタ15を介した状態でビュアー13を撮影した場合に取得される画像データの白レベルを上記暫定予測した分光感度特性から求めたものである。
ステップS63の白レベル検算の後、CPU22は、(式24)の結果から、予測値に基づくR感度係数k_R_chk1及びk_R_ir_chk1を、
k_R_chk1=White_r_chk1/White_g_chk1
k_R_ir_chk1=White_ir_r_chk1/White_ir_g_chk1 (式25)
のようにして求める(ステップS64)。
次に、(式21)のようにして求められた実測値に基づくR感度係数と(式25)のようにして求められた予測値に基づくR感度係数との差分dk_R_chk1及びdk_R_ir_chk1を、
dk_R_chk1=|(k_R_get/k_R_chk1)-1|
dk_R_ir_chk1=|(k_R_ir_get/k_R_ir_chk1)-1| (式26)
のようにして求める(ステップS65)。その後、R分光感度特性の垂直方向(即ち、図9の縦軸である相対分光感度軸の方向)の補正を行うための垂直補正係数k_adj_vtを、
k_adj_vt=k_R_ir_get/k_R_ir_chk1 (式27)
のようにして求める(ステップS66)。
このようにして求めた垂直補正係数k_adj_vtから、CPU22は、R分光感度特性の垂直方向の補正を行い、垂直補正R分光感度特性データR_cam_adjvt_xを求める(ステップS67)。ただし、この垂直補正は、541[nm]〜a[nm]の範囲内でのみ行う。つまり、この垂直補正によって求められる垂直補正R分光感度特性データは、
R_cam_adjvt_x=R_cam_cal_x (380≦x≦540)
R_cam_adjvt_x=R_cam_cal_x×k_adj_vt (541≦x≦a)
R_cam_adjvt_x=R_cam_cal_x (a+1≦x≦720) (式28)
となる。次に、これら垂直補正R分光感度特性データを補正R分光感度特性データR_cam_adj_xとしておく(ステップS68)。なお、この補正R分光感度特性データは補正が完了した後のR分光感度特性データを示すものである。
次に、CPU22は、R分光感度係数の水平方向(図9の横軸である波長軸の方向)の補正を行う。このために、CPU22は、図示しないカウンタのカウント値mを0で初期化する(ステップS69)。次に、CPU22は、カウンタのカウント値mが上限値mLim以下であるか否かを判定する(ステップS70)。このmLimは、例えば5であるとするが変更可能な値である。
ステップS70の判定においてカウント値mがmLim以下の場合には、CPU22は、2回目の白レベル検算を行う(ステップS71)。ここでの白レベル検算は、上記した(式22)におけるR分光感度特性R_cam_cal_xをR_cam_adj_xに置き換えた、
R_spct_chk2_x=R_cam_adj_x×HGVWR_spct_ref_x (380≦x≦720) (式29)
の演算を行い、これによって求められた第2のR白レベル検算データに、リファレンスIRカットフィルタの分光感度特性を乗じることにより、第2のR(IR)白レベル検算データR_spct_ir_chk2_xを求める。即ち、
R_spct_ir_chk2_x=R_spct_chk2_x×IR_spct_ref_x (380≦x≦720) (式30)
の演算を行う。次に、(式29)の結果及び(式30)の結果を380≦x≦720の範囲で積算することにより、第2のR白レベル検算データWhite_r_chk2及び第2のR(IR)白レベル検算データWhite_ir_r_chk2を求める。即ち、
White_r_chk2=R_spct_chk2_380+ R_spct_chk2_381+ … + R_spct_chk2_720
White_ir_r_chk2=R_spct_ir_chk2_380+ R_spct_ir_chk2_381+ … + R_spct_ir_chk2_720
(式31)
の演算を行う。この後、(式31)の結果からR感度係数k_R_chk2及びk_R_ir_chk2を、
k_R_chk2=White_r_chk2/White_g_chk1
k_R_ir_chk2=White_ir_r_chk2/White_ir_g_chk1 (式32)
のようにして求める。
ステップS71における白レベル検算を行った後、CPU22はR感度係数の差分dk_R_chk2及びdk_R_ir_chk2を、
dk_R_chk2=|(k_R_get/k_R_chk2)-1|
dk_R_ir_chk2=|(k_R_ir_get/k_R_ir_chk2)-1| (式33)
のようにして求める(ステップS72)。次に、CPU22は、R感度係数の差分dk_R_chk2が所定値0.01以下であるか否かを判定することにより、実測値に基づいて求めたR感度係数と予測に基づいて求めたR感度係数との誤差(精度誤差)が許容範囲内であるか否かを判定する(ステップS73)。なお、この所定値0.01は一例であって変更可能な値である。
ステップS73の判定において、差分dk_R_chk2が0.01を超えている場合には、水平方向の補正を行う。このために、CPU22は以下に定義される水平補正係数k_adj_hzを求める(ステップS74)。
k_adj_hz=k_R_get/k_R_chk2 (式34)
次に、CPU22は、カウンタのカウント値mを1だけインクリメントする(ステップS75)。その後、CPU22は、(式34)のようにして求めた水平補正係数k_adj_hzが1より小さいか否かを判定する(ステップS76)。ステップS76の判定において、水平補正係数k_adj_hzが1より小さい場合には、ステップS67の垂直補正R分光感度特性データR_cam_adjvt_xを、a−m≦x≦700の範囲内で左方向(短波長方向)にシフトさせた特性データである水平補正R分光感度特性データR_cam_adjhz_xを求める(ステップS77)。即ち、
R_cam_adjhz_x=R_cam_adjvt_(x+m) (a-m≦x≦700) (式35)
とする。なお、これ以外の範囲ついては水平方向の補正は行わない。
次に、このようにして得られた水平補正R分光感度特性データの平滑化を行う(ステップS78)。この平滑化は、隣接波長間における相対分光感度の大小を比較し、この大小関係に基づいて分光波形を滑らかに補間する処理である。
この平滑化においては、まず、ステップS77において求められた水平補正R分光感度特性データR_cam_adjhz_(a-m+1)を、1つ前の波長における分光感度特性データであるR_cam_adjvt_(a-m)と比較し、R_cam_adjhz_(a-m+1)>R_cam_adjvt_(a-m)であるか否かを判定する。R_cam_adjhz_(a-m+1)>R_cam_adjvt_(a-m)である場合には、波長a−m+1[nm]における平滑化後の分光感度特性データR_cam_adjsmth_(a-m+1)を、1つ前の波長a−m[nm]における分光感度特性データとする。即ち、
R_cam_adjsmth_(a-m+1)=R_cam_adjvt_(a-m) (式36)
とする。一方、R_cam_adjhz_(a-m+1)≦R_cam_adjvt_(a-m)である場合には、波長a−m+1[nm]における平滑化後の分光感度特性データR_cam_adjsmth_(a-m+1)を、同じ波長a−m+1[nm]における水平補正R分光感度特性データとする。即ち、
R_cam_adjsmth_(a-m+1)=R_cam_adjhz_(a-m+1) (式37)
とする。
以後は、同様にa−m+1≦x≦700の範囲においてxを1ずつ増やしながらR_cam_adjhz_(x+1)>R_cam_adjsmth_xであるか否かを判定し、R_cam_adjhz_(x+1)>R_cam_adjsmth_xである場合には波長x+1[nm]における平滑化後の分光感度特性データR_cam_adjsmth_(x+1)を、1つ前の波長x[nm]における分光感度特性データとする。即ち、
R_cam_adjsmth_(x+1)=R_cam_adjsmth_x (式38)
とする。一方、R_cam_adjhz_(x+1)≦R_cam_adjsmth_xである場合には、波長x+1[nm]における平滑化後の分光感度特性データR_cam_adjsmth_(x+1)を、同じ波長x+1[nm]における水平補正R分光感度特性データとする。即ち、
R_cam_adjsmth_(x+1)=R_cam_adjhz_(x+1) (式39)
とする。
一方、ステップS76の判定において、水平補正係数k_adj_hzが1以上の場合には、ステップS67の垂直補正R分光感度特性データR_cam_adjvt_xを、a≦x≦700の範囲内で右方向(長波長方向)にシフトさせた特性データである水平補正R分光感度特性データR_cam_adjhz_xを求める(ステップS79)。即ち、
R_cam_adjhz_x=R_cam_adjvt_(x-m) (a≦x≦700) (式40)
とする。なお、これ以外の範囲ついては水平方向の補正は行わない。
次に、このようにして得られた水平補正R分光感度特性データの平滑化を行う(ステップS80)。
この平滑化においては、まず、ステップS79において求められた水平補正R分光感度特性データにおいて、R_cam_adjhz_(a+1)>R_cam_adjvt_(a)であるか否かを判定し、R_cam_adjhz_(a+1)>R_cam_adjvt_(a)である場合には、波長a+1[nm]における平滑化後の分光感度特性データR_cam_adjsmth_(a+1)を、1つ前の波長a[nm]における分光感度特性データとする。即ち、
R_cam_adjsmth_(a+1)=R_cam_adjvt_(a) (式41)
とする。一方、R_cam_adjhz_(a+1)≦R_cam_adjvt_(a)である場合には、波長a+1[nm]における平滑化後の分光感度特性データR_cam_adjsmth_(a+1)を、同じ波長a+1[nm]における水平補正R分光感度特性データとする。即ち、
R_cam_adjsmth_(a+1)=R_cam_adjhz_(a+1) (式42)
とする。
以後は、同様にa+1≦x≦700の範囲においてxを1ずつ増やしながらR_cam_adjhz_(x+1)>R_cam_adjsmth_xであるか否かを判定し、R_cam_adjhz_(x+1)>R_cam_adjsmth_xである場合には波長x+1[nm]における平滑化後の分光感度特性データR_cam_adjsmth_(x+1)を、1つ前の波長x[nm]における分光感度特性データとする。即ち、
R_cam_adjsmth_(x+1)=R_cam_adjsmth_x (式43)
とする。一方、R_cam_adjhz_(x+1)≦R_cam_adjsmth_xである場合には、波長x+1[nm]における平滑化後の分光感度特性データR_cam_adjsmth_(x+1)を、同じ波長x+1[nm]における水平補正R分光感度特性データとする。即ち、
R_cam_adjsmth_(x+1)=R_cam_adjhz_(x+1) (式44)
とする。
次に、ステップS78又はステップS80の結果から、最終的な補正R分光感度特性データR_cam_adj_xを算出する(ステップS81)。ステップS76の判定において水平補正係数k_adj_hzが1より小さい場合には、ステップS77以後の処理が行われるので、補正R分光感度特性データR_cam_adj_xは、
R_cam_adj_x=R_cam_adjvt_x (380≦x≦a-m)
R_cam_adj_x=R_cam_adjsmth_x (a-m+1≦x≦700)
R_cam_adj_x=R_cam_adjvt_x (701≦x≦720) (式45)
となる。一方、ステップS76の判定において水平補正係数k_adj_hzが1以上の場合には、ステップS79以後の処理が行われるので、補正R分光感度特性データR_cam_adj_xは、
R_cam_adj_x=R_cam_adjvt_x (380≦x≦a)
R_cam_adj_x=R_cam_adjsmth_x (a+1≦x≦700)
R_cam_adj_x=R_cam_adjvt_x (701≦x≦720) (式46)
となる。なお、水平方向の補正が行われた状態の補正R分光感度特性データを図15の特性L88で示す。
以上のようにして補正R分光感度特性データを算出した後、ステップS70に戻る。以後は、ステップS70においてカウンタのカウント値mがmLimを超えるか、ステップS73の判定において差分dk_R_chk2が0.01以下となるまで、ステップS70〜ステップS81の処理が繰り返される。
ステップS70の判定においてmがmLimを超えた場合又はステップS73の判定において差分dk_R_chk2が0.01以下となった場合には、CPU22は、補正を終了して、差分dk_R_ir_chk2が0.01以下であるか否かを判定するか否かを判定することにより、上記した補正が適正であったか否かを判定する(ステップS82)。ステップS82の判定において、差分dk_R_ir_chk2が0.01以下である場合には、これまでの補正が適正であるとして、CPU22は最終的なR分光感度特性データR_cam_calfinal_xを以下のように決定し(ステップS83)、R分光感度特性データの最終予測を終了する。
R_cam_calfinal_x=R_cam_adj_x (380≦x≦720) (式47)
即ち、この場合は、最終的なR分光感度特性データとして(式28)、(式45)、(式46)の何れかの結果が用いられることになる。
一方、ステップS82の判定において、差分dk_R_ir_chk2が0.01を越えている場合には、これまでの補正が不適正であるとして、CPU22は最終的なR分光感度特性データR_cam_calfinal_xを以下のように決定し(ステップS84)、R分光感度特性データの最終予測を終了する。
R_cam_calfinal_x=R_cam_cal_x (380≦x≦720) (式48)
即ち、この場合は、最終的なR分光感度特性データとして(式19)の結果が用いられることになる。なお、ステップS21の判定において、aが640[nm]を超えていない場合には、R分光感度特性データの補正を行わない。この場合もステップS84に分岐して最終的なR分光感度特性データとして(式19)の結果が用いられることになる。
また、G分光感度特性データ及びB分光感度特性データは(式20)の結果を用いる。
以上のようにしてRGB各色成分の分光感度特性を算出した後、これら分光感度特性を用いて色調整を行うことができる。この色調整の手法については、例えば特開2001−320716号公報などに開示されている周知の手法を用いればよいので、ここでは説明を省略する。
以上説明したように、本一実施形態によれば、IRカットフィルタのカットオフ開始波長である波長620[nm]に着目してR分光感度特性を暫定的に予測し、この結果から、更にIRカットフィルタのカットオフ終了波長である波長640[nm]に着目してR分光感度特性の波形の垂直方向及び水平方向の補正を行うので、デジタルカメラ14に設けられたIRカットフィルタ31の分光感度特性の影響を考慮してより精度良くR分光感度特性を求めることができる。
また、実測値に基づくR感度係数と予測値に基づくR感度係数との差分から検算を行うようにしているので、R分光感度特性の予測精度を更に向上させることができる。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
本発明の一実施形態に係る色調整装置全体の構成を示す図である。 A光源の分光感度特性を示す図である。 設備IRカットフィルタ、取り付け部材、及びフィルタ移動装置の正面図である。 デジタルカメラの一般的な撮像系部材の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る色調整方法の処理の流れについて示すフローチャートである。 画像中の色成分を示す図である。 リファレンスIRカットフィルタの分光感度特性を示す図である。 Rリファレンス分光感度特性、Gリファレンス分光感度特性、Bリファレンス分光感度特性について示す図である。 R分光暫定予測演算によって求められる各特性について示す図である。 R分光暫定予測演算の処理の流れについて示すフローチャートの第1図である。 R分光暫定予測演算の処理の流れについて示すフローチャートの第2図である。 R分光暫定予測演算の処理の流れについて示すフローチャートの第3図である。 R分光最終予測演算の処理の流れについて示すフローチャートの第1図である。 R分光最終予測演算の処理の流れについて示すフローチャートの第2図である。 R分光最終予測演算によって予測されるR分光感度特性の一例について示す図である。
符号の説明
10…色調整装置、11…遮光部材、12…光源、13…ビュアー、14…デジタルカメラ、15…設備IRカットフィルタ、16…取り付け部材、17…フィルタ移動装置、18,19…接続ケーブル、20…パーソナルコンピュータ、21…メモリ、21a…調整プログラム記憶部、21b…リファレンスデータ記憶部、22…CPU、30…撮像レンズ群、31…IRカットフィルタ、32…CCD部、32a…マイクロレンズアレイ、32b…カラーフィルタ、32c…CCD素子

Claims (9)

  1. 色調整装置の構成部材の1つである所定の光源とデジタルカメラの構成部材の1つである撮像系部材との間に上記色調整装置の構成部材の1つである赤外カットフィルタを介在させずに行う撮影と上記所定の光源と上記撮像系部材との間に上記赤外カットフィルタを介在させて行う撮影とを少なくとも行って、複数の画像データを取得し、
    上記取得された複数の画像データに基づいて、上記撮像系部材の分光感度特性を暫定予測し、
    上記暫定予測された分光感度特性と、上記所定の光源の分光感度特性と、上記赤外カットフィルタの分光感度特性とから、上記撮像系部材の分光感度特性データを最終予測する、
    ことを特徴とするデジタルカメラの色調整方法。
  2. 上記複数の画像データ及び上記暫定予測された分光感度特性はそれぞれ赤成分に関するデータと緑成分に関するデータを含み、
    上記最終予測は、
    上記暫定予測された分光感度特性の赤成分に関するデータと上記所定の光源の分光感度特性とから、上記所定の光源と上記撮像系部材との間に上記赤外カットフィルタを介在させていない状態に相当する検算用白レベルの赤成分に関するデータを算出し、
    上記暫定予測された分光感度特性の緑成分に関するデータと上記所定の光源の分光感度特性とから、上記所定の光源と上記撮像系部材との間に上記赤外カットフィルタを介在させていない状態に相当する検算用白レベルの緑成分に関するデータを算出し、
    上記暫定予測された分光感度特性の赤成分に関するデータと、上記所定の光源の分光感度特性と、上記赤外カットフィルタの分光感度特性とから、上記所定の光源と上記撮像系部材との間に上記赤外カットフィルタを介在させた状態に相当する検算用白レベルの赤成分に関するデータを算出し、
    上記暫定予測された分光感度特性の緑成分に関するデータと、上記所定の光源の分光感度特性と、上記赤外カットフィルタの分光感度特性とから、上記所定の光源と上記撮像系部材との間に上記赤外カットフィルタを介在させた状態に相当する検算用白レベルの緑成分に関するデータを算出し、
    上記赤外カットフィルタを介在させていない状態で取得された画像データの赤成分と緑成分に関するデータ、上記赤外カットフィルタを介在させた状態で取得された画像データの赤成分と緑成分に関するデータ、上記赤外カットフィルタを介在させていない状態に相当する検算用白レベルの赤成分と緑成分に関するデータ、及び上記赤外カットフィルタを介在させた状態に相当する検算用白レベルの赤成分と緑成分に関するデータから、上記暫定予測された分光感度特性の赤成分に関するデータを補正する補正係数を算出し、
    上記補正係数に基づいて上記暫定予測された分光感度特性の赤成分に関するデータを補正する、
    ことにより行うことを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラの色調整方法。
  3. 上記暫定予測された分光感度特性の赤成分に関するデータは、波長に対する上記撮像系部材の赤成分に関する相対分光感度レベルの関数データであり、
    上記補正係数は、上記関数データに基づく分光波形の波長方向に関する補正係数と感度方向に関する補正係数とを含むことを特徴とする請求項2に記載の色調整方法。
  4. 上記暫定予測された分光感度特性の赤成分に関するデータの補正は、上記感度方向に関する補正係数に基づいて上記分光波形の感度方向の補正を行った後に、上記波長方向に関する補正係数に基づいて上記分光波形の波長方向の補正を行うことを特徴とする請求項3に記載の色調整方法。
  5. 上記暫定予測された分光感度特性の赤成分に関するデータの波長方向の補正の際に、ある波長範囲内で隣接波長における相対分光感度レベルの大小を比較しながら、上記分光波形が滑らかになるように平滑化することを更に行うことを特徴とする請求項4に記載の色調整方法。
  6. 上記暫定予測された分光感度特性の波長方向の補正は、上記赤外カットフィルタを介在させていない状態で取得された画像データの赤成分及び緑成分に関するデータから求めた相対感度係数と、上記感度方向の補正がなされた状態の上記暫定予測された分光感度特性、上記所定の光源の分光感度特性、及び上記赤外カットフィルタを介在させていない状態に相当する検算用白レベルの緑成分に関するデータから求めた相対感度係数との差分が許容範囲内となるまで繰り返し行うことを特徴とする請求項4に記載の色調整方法。
  7. 上記最終予測に先立って、上記暫定予測された分光感度特性の赤成分に関するデータにおける特徴波長が上記赤外カットフィルタのカットオフ終了波長よりも大きいか否かを判定し、この判定の結果、上記暫定予測された分光感度特性の赤成分に関するデータにおける特徴波長が上記赤外カットフィルタのカットオフ終了波長よりも大きい場合に上記補正を行い、上記暫定予測された分光感度特性の赤成分に関するデータにおける特徴波長が上記赤外カットフィルタのカットオフ終了波長よりも小さい場合に上記暫定予測された分光感度特性を最終的な分光感度特性とすることを特徴とする請求項4に記載の色調整方法。
  8. 上記特徴波長は、上記相対分光感度レベルが、上記赤外カットフィルタのカットオフ終了波長における相対分光感度レベルから所定レベル低下する波長であることを特徴とする請求項7に記載の色調整方法。
  9. 所定の光源と、
    上記所定の光源を撮影して画像データを取得するデジタルカメラと、
    上記所定の光源と上記デジタルカメラとの間に進退自在に構成され、上記所定の光源からの光の赤外光成分を除去する赤外カットフィルタと、
    上記所定の光源の分光感度特性と、基準となるデジタルカメラの分光感度特性と、基準となる赤外カットフィルタの分光感度特性とをリファレンスデータとして少なくとも記憶するリファレンスデータ記憶部と、
    上記所定の光源と上記デジタルカメラとの間に上記赤外カットフィルタを介在させずに行った撮影によって取得された画像データと、上記所定の光源と上記デジタルカメラとの間に上記赤外カットフィルタを介在させて行った撮影によって取得された画像データと、上記リファレンスデータ記憶部に記憶された上記リファレンスデータとから、上記デジタルカメラの分光感度特性を暫定的に予測する暫定分光感度予測部と、
    上記暫定分光感度予測部において暫定的に予測された上記撮像系部材の分光感度特性と、上記所定の光源の分光感度特性と、上記赤外カットフィルタの分光感度特性とから、上記デジタルカメラの分光感度特性データを最終予測する最終分光感度予測部と、
    を具備することを特徴とする色調整装置。
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