JP2007066421A - 光ディスク用信号処理装置 - Google Patents

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勝己 森田
Masaharu Imura
正春 井村
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Shinichi Konishi
信一 小西
Yorikazu Takao
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Abstract

【課題】 本発明は、再生RF信号が劣化するような場合にも、従来より高速かつ正確に信号品質を確認することのできる光ディスク用信号処理装置を提供する。
【解決手段】
光ディスク101から読み出したRF信号について、短記録マーク検出部115がRF信号中の短記録マークを検出し、短記録マーク計数部116が短記録マーク検出数を計数し、エラー数計数部110がRF信号に対する誤り訂正処理において発生するエラー数を計数し、エラー数変換部111が、当該エラー数を短記録マーク相当数に変換し、信号品質判定部112が、短記録マーク検出数と短記録マーク相当数との総和に基づき信号品質を判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ディスクの信号品質を判定する技術に関する。
近年、光ディスクの大容量化が進んでおり、大容量のデータをより高速に記録及び再生できる光ディスク装置が要望されている。
上記の要望に応え、高速にデータを記録再生し、かつ高速記録の信頼性をも高めるには、記録された信号を高速かつ正確にベリファイして信号品質を確認する必要がある。
従来の光ディスク装置においては、信号品質を、光ディスクから得られた反射光に基づくRF信号をあるレベルより高いか低いかで2値化し(レベルスライス)、2値化信号をエラー訂正し、そのエラーの個数に基づいて判定する。
特願平9−59515号公報 特願平9−334342号公報 特願平11−134421号公報
しかしながら、データを高速で記録再生すると、再生RF信号の周波数が高くなり、光ピックアップの光−電気信号変換部や信号処理部における周波数特性が再生RF信号の周波数に対し十分な余裕がなくなり、再生RF信号に劣化が生じてしまうので、従来の信号品質判定方法によると、実際に光ディスク上に記録された信号品質よりも、品質が悪いと判定されてしまう。そうなると、実際は記録品質が良いにもかかわらず不良と判定されたり、低速で記録を行う場合との互換性が保てなくなってしまう。
また、再生時には、波形を修正し、波形のパターンから元の波形を類推する処理を行うので、信号が周波数の高域特性により劣化していても再生自体は可能であるが、信号品質は実際の品質よりもよいと判定されてしまうこととなり、正確な信号品質を得ることができない。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、再生RF信号が劣化するような場合であっても、従来よりも高速かつ正確に信号品質を確認することのできる光ディスク用信号処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、同心円またはスパイラル状に記録トラックを形成した光ディスクにデータを記録再生する光ディスク用信号処理装置であって、前記光ディスクから得られた反射光に基づくRF信号から、前記光ディスク上に書かれた記録マークのうち記録した最短マーク長よりもさらにマーク長が短い信号である短記録マークを検出する短記録マーク検出手段と、前記短記録マーク検出手段において検出された短記録マークの個数である短記録マーク計数値を計数する短記録マーク計数手段と、前記RF信号を2値化するRF信号2値化手段と、2値化された前記信号のエラー訂正を行うエラー訂正手段と、前記エラー訂正手段において検出されたエラー数を計数するエラー数計数手段と、前記エラー数をその信号品質相当の短記録マーク計数値に変換しエラー数変換値を求めるエラー数変換手段と、前記エラー数変換値と前記短記録マーク計数値との総和より前記光ディスク上に記録された品質を判定する信号品質判定手段とを備えることを特徴とする。
本発明の光ディスク用信号処理装置は、前述の構成を備えることにより、ディスクの高速回転に基づきRF信号が劣化するような場合でも検出できる短記録マークの数と前記エラー数とに基づき信号品質を判定し、信号品質を従来に比べ正確に判定することができる。
また、前記光ディスク用信号処理装置は、ドライブコントロール手段からの指示により、前記光ディスクの線速度に応じて、前記エラー数変換手段における前記エラー数変換値への変換係数又はオフセット値と、前記信号品質判定手段における判定レベルとを切り替える速度対応切替手段を備えてもよい。
この構成によれば、光ディスクの線速度に応じたエラー数変換値を得ることができるので、信号品質を従来に比べ正確に判定することができる。
また、前記光ディスク用信号処理装置は、前記短記録マーク計数値に係数を乗算し又はオフセットを加算することにより前記短記録マーク計数値を補正することにより補正エラー数値を求める短記録マーク数補正手段と、前記エラー数計数手段で計数されたエラー数を補正エラー数値に変換するエラー数変換手段と、前記エラー数変換手段からの前記補正エラー数値と、前記短記録マーク補正手段からの前記補正エラー数値との総和より前記光ディスク上に記録された品質を判定する信号品質判定手段とを備えてもよい。
この構成によれば、短記録マーク計数値と、エラー数とを、補正エラー数値に変換するので、単一の基準で信号品質を判定できる。
例えば、前記補正エラー数値を低倍速時のエラー数とした場合には、高倍速時に測定したエラー数、短記録マーク計数値を低倍速時のエラー相当数に変換し、低倍速時のエラー相当数を用いて信号品質を判定できるので、高倍速用の信号品質判定モジュールを別途備えたり、高倍速用の信号品質判定基準を用意したりすることなく、高倍速時の信号品質判定ができる。
また、前記光ディスク用信号処理装置は、ドライブコントロール手段からの指示により、前記光ディスクの線速度に応じて、前記エラー数変換手段における前記エラー数変換値の変換係数又はオフセット値と、前記短記録マーク補正手段における前記短記録マーク補正計数値の補正係数又はオフセット値と、前記信号品質判定手段における判定レベルとを切り替える速度対応切替手段とを備えてもよい。
この構成によれば、ディスクの線速度を加味した信号品質判定結果を得ることができる。
また、前記光ディスク用信号処理装置は、前記短記録マーク計数手段で得られる前記短記録マーク計数値のレベルを判別する短記録マークレベル判別手段と、前記短記録マークレベル判別手段でレベル分けされた前記短記録マーク計数値のレベル毎に係数又はオフセット値を変えて前記短記録マーク計数値を補正し補正エラー数値を求める短記録マーク数補正手段とを備えてもよい。
この構成によれば、短記録マークの数をレベル分けして扱うので、保持する変換係数やオフセット値をレベル分けの数だけ保持すればよくなり、保持するデータ数を削減することができる。
また、前記光ディスク用信号処理装置は、前記光ディスクの線速度に応じて、前記エラー数変換手段における前記エラー数変換値の変換係数又はオフセット値と、前記短記録マークレベル判別手段の判定レベルと、前記短記録マーク数補正手段における前記短記録マーク補正計数値の補正係数又はオフセット値と、前記信号品質判定手段における判定レベルとを切り替える速度対応切替手段を備えてもよい。
この構成によれば、ディスクの線速度を加味した信号品質判定結果を得ることができる。
また、前記光ディスク用信号処理装置は、短記録マーク数補正手段に替えて、前記短記録マークレベル判別手段でレベル分けされた前記短記録マーク計数値のレベル毎に前記短記録マーク計数値を固定値に置換する短記録マーク置換手段を備えてもよい。
この構成によれば、短記録マークの数をレベル分けして扱い、レベル毎に固定値に変換するので、データ構造や、回路構造を簡略化することができる。
また、光ディスク用信号処理装置は、ドライブコントロール手段からの指示により前記光ディスクの速度に応じて、前記エラー数変換手段における前記エラー数変換値の変換係数やオフセット値と、前記短記録マークレベル判別手段の判定レベルと、前記短記録マーク置換手段における前記固定値と、前記信号品質判定手段における判定レベルとを切り替える速度対応切替手段を備えてもよい。
この構成によれば、ディスクの線速度を加味した信号品質判定結果を得ることができる。
また、前記光ディスク用信号処理装置は、事前に計測した隣接するセクタでの前記短記録マーク計数手段の計数値を保存するメモリ手段と、あるセクタでの短記録マーク計数値と前記メモリ手段に保存されていた隣接するセクタでの短記録マーク計数値と比較し、共にあるレベルより大きい場合かどうかを判断する隣接セクタ比較手段と、前記隣接セクタ比較手段による判断結果に応じて前記セクタとその隣接するセクタでの短記録マーク計数値を補正し、短記録マーク補正計数値を求める短記録マーク数補正手段とを備えてもよい。
この構成によれば、隣接するセクタにおいて検出された短記録マーク計数値に基づき、信号品質を判定することができる。
例えば、複数セクタの短記録マーク計数値を合計し、当該合計値を用いて当該複数セクタ全体の信号品質を判定する場合、あるセクタの短記録マーク計数値が、隣接セクタの短記録マーク計数値に比べ突出して大きくても、当該あるセクタの短記録マーク計数値を所定の上限値に補正することにより、1セクタの計数値のみが当該ブロックの信号品質を左右するのを防ぐことができる。
また、前記光ディスク用信号処理装置は、前記光ディスクの線速度に応じて、低倍速時はRF信号レベルスライス手段とエラー訂正手段とエラー数計数手段を用い、高倍速時は請求項1乃至9のいずれかに記載の手段を用いて信号品質を判定する速度対応切替手段を備えてもよい。
この構成によれば、ディスクの線速度に応じ信号品質判定のための手段を切り替えることにより、適切に信号品質を判定することができる。
また、前記光ディスク用信号処理装置は、RF信号の有無を検出できるRF信号エンベロープ検出手段と、前記RF信号エンベロープ検出手段からの出力に応じてRF信号が欠落しているときは短記録マークを検出しないよう前記短記録マーク検出手段に入力する信号をマスクする信号マスク手段とを備えてもよい。
この構成によれば、RF信号エンベロープの振幅が小さい場合、即ち、光ディスクに信号が正常に記録されていない場合に、短記録マークが実際よりも多く検出されてしまうのを防ぐことができる。
また、前記光ディスク用信号処理装置は、PRMLを行うための波形等化フィルタ手段とビタビ復号手段と、事前に信号品質検査用のフィルタ係数を保存してあるフィルタ係数メモリ手段と、信号品質検査やベリファイを行うときは前記フィルタ係数メモリ手段のフィルタ係数を前記波形等化フィルタに設定するフィルタ係数切替手段とを備えてもよい。
この構成によれば、出力の安定したRF信号を用いて、信号品質の判定を行うことができる。
本発明の装置は、同心円またはスパイラル状に記録トラックを形成した光ディスクに記録再生する装置であって、前記光ディスクから得られた反射光に基づくRF信号を2値化するRF信号2値化手段と、2値化された前記信号のエラー訂正を行うエラー訂正手段と、前記エラー訂正手段においてエラー訂正できなかった信号の数であるエラー数を計数するエラー数計数手段と、前期再生信号処理手段からの出力をPRML処理を行う波形等化フィルタ手段とビタビ復号手段と、前記エラー数計数手段の出力または前記ビタビ復号手段の出力から信号品質を判定する信号品質判定手段と、前記光ディスクの線速度に応じて信号品質判定手段への入力を低倍速時には前記エラー数計数手段の出力に切替え、高倍速時には前記ビタビ復号手段の出力に切り替える速度対応切替手段とを備える。
また、前記装置は、前記光ディスクの線速度に応じて、前記信号品質判定手段における判定レベルを切り替える速度対応切替手段を備えてもよい。
この構成によれば、光ディスクの線速度に応じ、PRMLを使用するか否かを切り替えることができる。
以下、本発明の実施形態について、図示例と共に説明する。
(実施形態1)
本発明の実施形態1における光ディスク装置1は、誤り訂正処理において発生するエラー数を用いて信号品質を判定する従来の手法に替えて、当該エラー数と、光ディスクの高速回転等を要因とする劣化した再生信号である短記録マークの数とを計数し、当該エラー数と、短記録マークの数とを用いて信号品質を判定することにより、従来に比べ信号品質の判定精度を向上させるものである。特に、光ディスクが16倍速など高速回転する場合に効果的である。
以下、光ディスク装置について、図示例と共に説明する。
<構成>
本発明の実施の形態1に係る光ディスク装置は、図1に示すように、ディスク駆動部102と、ピックアップ103と、再生信号処理部104と、レーザ制御部105と、駆動部106と、アクチュエータ制御部107と、RF信号2値化部108と、エラー訂正部109と、エラー数計数部110と、エラー数変換部111と、信号品質判定部112と、ドライブコントロール部113と、モータ制御部114と、短記録マーク検出部115と、短記録マーク計数部116とを備え、光ディスク101が装着される。
前記光ディスク装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、光ディスクドライブユニットなどから構成されるコンピュータシステムである。前記RAMには、コンピュータプログラムが記憶されており、前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、前記光ディスク装置は、その機能を達成する。
光ディスク101は、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−RAM、DVD+RW、PD等の情報の読み出しや書き込みにレーザ光が用いられるディスクである。
本実施の形態においては、光ディスク101は、DVD−RAMであり、1セクタ毎に当該セクタのアドレス信号が記録されているものとする。ここで、1セクタは13ROWから成り、1ROWは182バイトから成るものとする。
ディスク駆動部102は、スピンドルモータで実現され、ZCLV(Zone Constant Liner Velocity)方式に従い動作する。ZCLVは、光ディスクを内周からいくつかのゾーンに分け、それぞれのゾーンの線速度を一定に保つ方式である。DVD−RAMのゾーン数は35であり、最内周ゾーンのセクタ数は35104、最外周ゾーンのセクタ数は105728である。
ピックアップ103は、レーザ制御部105からレーザ光の強度、出力タイミング等の指示を受け付け、当該指示に従ってレーザ光を光ディスク101の情報記録面に照射し、光ディスク101から反射された反射光をピックアップ内部のフォトディテクタで読み取ってRF信号に変換し、再生信号処理部104に出力する。
また、ピックアップ103は、光ディスク101の案内溝で反射回折された光をフォトディテクタで受光して制御用信号に変換し、当該制御用信号を再生信号処理部104に出力する。
前記制御用信号には、トラッキング制御信号などピックアップ103の位置を制御するための信号が含まれる。
再生信号処理部104は、ピックアップ103から受信したRF信号をRF信号2値化部108に出力し、また、受信した制御用信号をアクチュエータ制御部107に出力する。
アクチュエータ制御部107は、再生信号処理部104から前記制御用信号を受信し、また、ドライブコントロール部113から、駆動部106を制御するための、光ディスクの線速度を示す速度情報と、読み出しや書き込みを行うべきデータの識別子を含む動作情報とを受信し、当該速度情報で示される線速度において、ピックアップ103がデータの読み出し、書き込みを行えるようトラッキング制御や、ピックアップ103の位置制御などの指示を駆動部106に対し行う。
駆動部106は、スピンドルモータで構成され、アクチュエータ制御部107からの指示を受信し、当該指示に従って、トラッキングを制御し、ピックアップ103の位置を光ディスク101の半径方向に移動させる。
レーザ制御部105は、ドライブコントロール部113から光ディスクの線速度を示す速度情報を受信し、当該線速度に対応したレーザー光の強度、出力タイミング等をピックアップ103に指示する。
モータ制御部114は、ドライブコントロール部113から光ディスクの線速度を示す速度情報を受信し、当該線速度で光ディスクを回転させるよう、ディスク駆動部102に指示する。
ディスク駆動部102は、モータから構成され、モータ制御部114から受信する指示に従って、光ディスク101を回転させる。
ドライブコントロール部113は、光ディスク101からのデータの読み出し、光ディスク101へのデータの書き込みを行うための、全体動作を制御する。
ドライブコントロール部113は、光ディスクの線速度を示す速度情報や、読み出しや書き込みを行うべきデータの識別子を含む動作情報等のドライブ制御情報を保持している。
また、ドライブコントロール部113は、信号品質判定部112から、信号品質が良好か不良かを示す品質情報を受信する。
前記品質情報が「不良」を示す場合、ドライブコントロール部113は、以後、光ディスク101における信号品質が不良であるブロックに替えて、予め、光ディスク101に確保されているスペア領域を用いるよう、レーザ制御部105、アクチュエータ制御部107、モータ制御部114を制御する。
RF信号2値化部108は、再生信号処理部104から受信するRF信号からOFT信号を生成し、エラー訂正部109に出力する。
ここで、光ディスク101には、記録マークがマークエッジ記録方式により記録されており、OFT信号はRF信号のエッジ部分をデータとして、H信号とL信号とに2値化した信号であり、当該信号には、セクタ毎のアドレス信号と、データ信号が含まれている。
エラー訂正部109は、RF信号2値化部108が出力した2値信号に対し、リードソロモン積符号方式を用いて、16セクタから成る1ECCブロックを単位としてエラー訂正処理を行う。
リードソロモン積符号方式については、公知の技術であり、説明は省略する。
エラー訂正部109は、前述のエラー訂正処理において、エラーを検出する毎に、エラー数計数部110に対し、パルス信号を出力する。
エラー数計数部110は、当該パルスを受信する度に、エラー検出数をカウントアップする。前記エラー検出数は、1ECC毎に計数する。
短記録マーク検出部115は、再生信号処理部104から受信するRF信号に含まれる短記録マークを検出する。
ここで、RF信号及び短記録マークについて、図2を用いて説明する。
光ディスク101には、一例として、図2(a)記録マーク202に示すような記録マークが記録されている。
記録マーク202は、光ディスク101が2倍速など低速に回転している場合の、読出クロック信号201の周期(1T)を基準とすると、3Tの時間長に相当する記録マークである。
光ディスク101に記録される記録マークは、それぞれが3T〜14Tの時間長に相当し、1T及び2Tの時間長に相当する記録マークは、光ディスク101には記録されていない。
光ディスク101を低速(例えば、2倍速)で回転させている場合(図2(a)参照)、ピックアップ103が記録マーク202にレーザ光を照射し、読み取った反射光から生成するRF信号は、信号波形203のような波形となる。信号波形203に関し、振幅が所定の閾値204以上となる部分をハイレベル、閾値未満となる部分をローレベルとした出力信号205のハイレベルの期間の幅(以下、記録マーク幅という。)は、3Tとなる。
また、光ディスク101を高速再生(例えば、8倍速再生)している場合に(図2(b)参照)、ピックアップ103が記録マーク202にレーザ光を照射し読み取った反射光から生成するRF信号は、周波数特性により低倍速再生時に比べて劣化し、信号波形213のような波形となる場合がある。
この場合、信号波形213の出力信号215の記録マーク幅は、本来3Tであるべきところ、2Tとなってしまう。同様に、光ディスク101をさらに高倍速再生(例えば、16倍速再生)している場合には(図2(c)参照)、ピックアップ103が記録マーク202にレーザ光を照射し読み取った反射光から生成するRF信号は、信号波形223のような波形となる場合がある。この場合、信号波形223の出力信号225の記録マーク幅は、本来3Tであるべきところ、1Tとなってしまう。
以上のように、記録マーク幅が2T、1Tと判定された記録マークのことを、短記録マークという。
短記録マーク計数部116は、1ECCブロック毎に、短記録マーク検出部115が検出した短記録マークの数である短記録マーク検出数を計数する。
エラー数変換部111は、エラー数計数部110から前記エラーバイト検出数を受信し、受信したエラーバイト検出数を、前記短記録マーク検出数に相当する値である変換短記録マーク数に変換し、当該変換短記録マーク数を、信号品質判定部112へと出力する。
ここで、前記エラーバイト検出数から、変換短記録マーク数への変換は、一例として、変換式
「変換短記録マーク数 = 0.8× エラーバイト検出数」
によるものとする。
前記変換式は、予め、実験等を行って導きだしておくものとする。
例えば、書き込みエラーのない正常な光ディスクを高速回転させて信号の読み取りを行い、当該読み取り時に発生するエラーの数を計測し、また、検出した短記録マークの数を計測し、当該エラーの数と、当該短記録マークの数との関係を示す変換式を導きだすことが考えられる。また、実験によらず、シミュレーション等を用いて変換式を導き出してもよい。
信号品質判定部112は、エラー数変換部111から変換短記録マーク数を取得し、短記録マーク計数部116から、短記録マーク検出数を取得し、取得した、変換短記録マーク数と、短記録マーク検出数とを加算することにより合計短記録マーク数を算出し、前記合計短記録マーク数を用いて信号品質の判定を行う。
信号品質判定部112は、合計短記録マーク数が所定の閾値以上の場合、一例として60以上の場合に、信号品質を「不良」と判定し、閾値未満の場合に、「良好」と判定し、「良好」又は「不良」を示す品質通知を、ドライブコントロール部113へと出力する。
<動作>
以下、本実施形態の主要な動作である、1ECCブロックに係る信号品質の判定処理について、図3を用いて説明する。
RF信号2値化部108及び短記録マーク検出部115は、1ECCブロックに相当するRF信号を、再生信号処理部104から受信する。
短記録マーク計数部110は、内部変数である短記録マーク検出数を値「0」で初期化する(ステップS101)。
短記録マーク検出部115は、RF信号を、再生信号処理部104から順次受信する(ステップS102)。
当該受信は、1ECCブロックに相当する信号長のRF信号の入力が完了するまで継続する。
短記録マーク検出部115は、1ECCブロックに相当するRF信号の受信を完了したか否かを判定し(ステップS103)、受信完了していない場合(ステップS103:NO)、短記録マークの検出処理を行い、短記録マークを検出しなかった場合(ステップS104:NO)、ステップS102に移行し、短記録マークを検出した場合(ステップS104:YES)、短記録マーク検出数を1インクリメントして(ステップS105)、ステップS102に移行する。
ステップS103において、短記録マーク検出部115が、1ECCブロックに相当するRF信号の受信を完了したと判定した場合(ステップS103:YES)、短記録マーク計数部116は、短記録マーク検出数を信号品質判定部112に送信し、後述するステップS117へと移行する。
ステップS101〜ステップS105に並行して、エラー数計数部110は、内部変数である、エラーバイト検出数を値「0」で初期化する(ステップS111)。
ステップS102において、RF信号2値化部108は、RF信号を、再生信号処理部104から順次受信する(ステップS112)。
RF信号2値化部108は、1ECCブロックに相当するRF信号の受信を完了したか否かを判定し(ステップS113)、受信完了していない場合(ステップS113:NO)、受信したRF信号の2値化処理を行い(ステップS114)、ステップS112へ移行する。
ステップS113において、RF信号2値化部108が、1ECCブロックに相当するRF信号の受信を完了したと判定した場合(ステップS113:YES)、エラー訂正部109は、前述したリードソロモン積符号方式を用いて、受信した1ECCブロックを単位としたエラー訂正処理を行い、エラー数計数部110は、エラー訂正部109による当該エラー訂正処理中にエラーが発生した場合にエラーバイト検出数をインクリメント(ステップS115)する。
前記エラー訂正処理終了後、エラー数計数部110は、エラーバイト検出数を、エラー数変換部111に送信する。
エラー数変換部111は、前記エラーバイト検出数を受信し、変換式「変換短記録マーク数 = 0.8× エラーバイト検出数」に従い、変換短記録マーク数を算出し(ステップS116)、算出した変換短記録マーク数を信号品質判定部112に送信する。
信号品質判定部112は、短記録マーク計数部116から短記録マーク検出数を受信し、かつエラー数変換部111から変換短記録マーク数を受信した場合に、短記録マーク検出数と変換短記録マーク数とを加算し、加算した結果である合計短記録マーク数を得る(ステップS117)。
信号品質判定部112は、前記合計短記録マーク数が60以上である場合(ステップS121:YES)、信号品質が「不良」であると判定し、前記合計短記録マーク数が60未満である場合(ステップS121:NO)、信号品質が「良好」であると判定し、当該判定の結果をドライブコントロール部113に出力する。
<まとめ>
16倍速等の高速で光ディスクを回転させる場合、ピックアップ103内の光−電気信号変換部及び再生信号処理部104における周波数特性により、RF信号に劣化が生じる。
ここで、劣化が生じたRF信号について、従来のように信号品質を判定すると、実際は記録品質が良いにも関わらず不良となったり、低速で記録を行う場合との互換性が保てなくなる。
本願は、上述したように、前記誤りの数だけでなく、記録マーク幅が2T、1Tといった短記録マークを検出し、短記録マークの数も信号品質の判定に用いている。
短記録マークは、光ディスクが低速回転している場合であれば、記録マーク幅が3T以上の正常な記録マークとして読み取られる場合が多い。
上記誤り訂正における誤りの数を、相当する短記録マークの数に変換し、誤りの数から変換した短記録マークの数と、検出した短記録マークの数との総和により、信号品質を判定している。
よって、光ディスクを高速回転させ、RF信号が劣化している場合でも、信号品質を従来よりも高精度に判定することができる。
(実施形態2)
以下、実施形態2について、前述の実施形態1と異なる点を中心に説明する。
前述の通り、光ディスク101は、内周から外周にかけて複数のゾーンに分けられており、実施形態2は、各ゾーン毎に、変換係数や判定レベルを変える点が実施形態1と異なる。即ち、実施形態1において、エラー数変換部111は、変換式「変換短記録マーク数 = 0.8× エラーバイト検出数」を用いて、エラーバイト検出数から、変換短記録マーク数への変換を行っていたが、実施形態2においては、ゾーン毎に変換式を用意し、ゾーンに対応する変換式を用いて、エラーバイト検出数から、変換短記録マーク数への変換を行う。ゾーン毎の変換式は、実施形態1で変換式を求めたのと同様の手法で、実験等により予め導き出しておくものとする。
実施形態2の光ディスク装置は、図4に示すように、ディスク駆動部102と、ピックアップ103と、再生信号処理部104と、レーザ制御部105と、駆動部106と、アクチュエータ制御部107と、RF信号2値化部108と、エラー訂正部109と、エラー数計数部110と、エラー数変換部121と、信号品質判定部122と、ドライブコントロール部123と、モータ制御部114と、短記録マーク検出部115と、短記録マーク計数部116と、速度対応切替部124とを備える。
図4中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。


エラー数変換部121は、エラー数変換部111とほぼ同一であるが、一例として図5に示すように、再生を行うディスクの線速度の範囲を示す速度情報範囲と、ゾーン識別子範囲と、当該ゾーンに係る変換式に用いられる変換係数との対応を示すゾーン変換係数エントリから構成されるゾーン変換係数表を保持する。
ここで、前記変換式は、
「変換短記録マーク数 = 変換係数 × エラーバイト検出数」
で表され、変換式中の変換係数は、ゾーン変換係数エントリに含まれる値を用いる。
前記速度情報範囲は、範囲の開始を示す開始速度情報と、範囲の終了を示す終了速度情報を含む。
前記ゾーン識別子範囲は、範囲の開始を示す開始識別子と、範囲の終了を示す終了識別子を含む。
一例として、ゾーン変換係数エントリ321は、ディスクの線速度が15.7倍速〜16倍速の範囲であることを示す値「15.7」を持つ開始速度情報301と、値「16」を持つ終了速度情報302と、ゾーン識別子の値が「33」〜「34」の範囲であることを示す開始識別子303、終了識別子304、値が「1.00」である変換係数305とを含む。
エラー数変換部121は、速度対応切替部124から、速度情報と、ゾーン識別子とを受信し、受信した速度情報と、ゾーン識別子とに対応するゾーン変換係数エントリをゾーン変換係数表から選択し、変換係数を抽出する。
例えば、エラー数変換部121は、速度対応切替部124から、速度情報「16」と、ゾーン識別子「33」とを受信した場合、前記ゾーン変換式表を参照し、速度情報「16」と、ゾーン識別子「33」とに対応するゾーン変換係数エントリ321を選択し、ゾーン変換係数エントリ321中の値が「1.00」である変換係数305を抽出する。
この場合、エラー数変換部121は、変換式として、「変換短記録マーク数 = 1.00 × エラーバイト検出数」を用いる。
また、信号品質判定部122は、信号品質判定部112とほぼ同一であるが、一例として図6に示すように、再生を行うディスクの線速度の範囲を示す速度情報範囲と、ゾーン識別子範囲と、当該ゾーン識別子範囲内のゾーンにおける閾値であるゾーン閾値とを含むゾーン閾値エントリから構成されるゾーン閾値表を保持する。
ゾーン閾値エントリ346は、ディスクの線速度が15.7倍速〜16倍速の範囲であることを示す値「15.7」を持つ開始速度情報341と、値「16」を持つ終了速度情報342とゾーン識別子の値が「33」〜「34」の範囲であることを示す開始識別子343、終了識別子344、値が「70」であるゾーン閾値345とを含む。
信号品質判定部122は、速度対応切替部124から、速度情報と、ゾーン識別子とを受信し、受信した速度情報と、ゾーン識別子とに対応するゾーン閾値エントリを選択し、ゾーン閾値を決定する。
例えば、信号品質判定部122は、速度対応切替部124から、速度情報「16」と、ゾーン識別子「33」とを受信した場合、前記ゾーン閾値表を参照し、速度情報「16」と、ゾーン識別子「33」とに対応するゾーン閾値エントリ341を選択し、ゾーン閾値エントリ346中の値が「70」であるゾーン閾値345を抽出する。
実施形態1のステップS121において、信号品質判定部112は、前記合計短記録マーク数が60以上である場合に信号品質が「不良」であると判定していたが、信号品質判定部122は、前記合計短記録マーク数が選択したゾーン閾値(上記例では、「70」)以上である場合に信号品質が「不良」であると判定することとなる。
前記ゾーン閾値表は、予め、実験等の結果に基づき定めておくものとする。
また、実験によらず、シミュレーション等を用いて変換式を導き出してもよい。
(実施形態3)
実施形態2においては、誤り訂正におけるエラーバイト検出数と、短記録マーク検出数を計数し、前記エラーバイト検出数を短記録マーク検出数相当である変換短記録マーク数に変換し、前記短記録マーク検出数と、前記変換短記録マーク数との総和である合計短記録マーク数を用いて、信号品質の判定を行っていた。
実施形態3では、光ディスクの高速回転時のエラーバイト検出数と、短記録マーク検出数とのそれぞれを、従来の低速回転時のエラーバイト検出数に相当する数値である低速エラー数に変換し、当該低速エラー数を用いて、信号品質の判定を行う点に特徴がある。
これにより、短記録マーク検出数を信号品質の判定に加味することができ、かつ信号品質の判定を、従来からの低速回転時のエラーバイト検出数を用いて判定するアルゴリズムなどを用いて行えるので、構成が複雑化することなく、また、低速記録との互換性を確保することができる。
以下、実施形態3について、前述の実施形態2と異なる点のみ説明する。
実施形態3の光ディスク装置は、図7に示すように、ディスク駆動部102と、ピックアップ103と、再生信号処理部104と、レーザ制御部105と、駆動部106と、アクチュエータ制御部107と、RF信号2値化部108と、エラー訂正部109と、エラー数計数部110と、エラー数変換部131と、信号品質判定部132と、ドライブコントロール部133と、モータ制御部114と、短記録マーク検出部115と、短記録マーク計数部116と、短記録マークレベル判別部134と、短記録マーク数補正部135と、速度対応切替部136とを備える。図7中、図4と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
エラー数変換部131は、一例として図8に示すようなエラー数変換パラメータ表401を保持している。
エラー数変換パラメータ表401は、複数のエラー数変換パラメータエントリから成り、エラー数変換パラメータ表エントリは、速度情報範囲と、ゾーン識別子範囲と、変換係数と、オフセットとを含む。
速度情報範囲は、光ディスクの線速度の範囲を示し、ゾーン識別子範囲はゾーンの範囲を示し、変換係数とオフセットは、エラーバイト検出数を、低速エラー数に変換する変換式のパラメータである。
実施形態3において、前記変換式は、「低速エラー数 = 係数 × エラーバイト検出数 + オフセット」とする。
例えば、エラー数変換パラメータエントリ410は、ディスクの線速度が15.7倍速〜16倍速の範囲であることを示す、値「15.7」を持つ開始速度情報411と、値「16.0」を持つ終了速度情報412と、ゾーン識別子範囲と、値が「0.5」である変換係数415と、値が「8」であるオフセット416とを含む。
前記ゾーン識別子範囲は、範囲の開始を示す開始識別子と、範囲の終了を示す終了識別子を含み、開始識別子413は値が「33」であり、終了識別子414は値が「34」である。即ち、開始識別子413と、終了識別子414とを含むゾーン識別子範囲は、範囲が「33〜34」を示す
ここで、エラー数変換部131は、エラー数計数部110から、パラメータとして、速度情報「16」、ゾーン識別子「33」、エラーバイト検出数「50」を取得した場合、前記パラメータに対応するエラー数変換パラメータエントリ410を選出し、エラー数変換パラメータエントリ410に含まれる変換係数415と、オフセット416とを用いて、演算「0.5×50+8=33」を実行し、結果として、低速エラー数「33」を得ることとなる。
前記エラー数変換パラメータ表は、予め、実験等の結果に基づき定めておくものとする。
また、実験によらず、シミュレーション等の結果に基づき定めておくものとしてもよい。
短記録マークレベル判別部134は、速度情報と、ゾーン識別子と、短記録マーク計数部116が計数した短記録マーク検出数とを受信し、短記録マークレベルを判別して、出力する。
短記録マークレベル判別部134は、一例として図9に示すようなレベル判別表430を保持している。
前記レベル判別表は複数のレベル判別エントリから成り、レベル判別エントリは、速度情報範囲と、ゾーン識別子範囲と、短記録マーク数範囲と、短記録マークレベルとを含む。
前記速度情報範囲は、範囲の開始を示す開始速度情報と、範囲の終了を示す終了速度情報を含み、前記ゾーン識別子範囲は、範囲の開始を示す開始識別子と、範囲の終了を示す終了識別子を含み、前記短記録マーク数範囲は、範囲の下限を示す下限値情報と、範囲の上限を示す上限値情報を含む。
短記録マークレベルとは、短記録マーク数を、速度情報、ゾーン識別子範囲に応じてレベル分けするものである。
レベル判別エントリ438は、ディスクの線速度が15.7倍速〜16倍速の範囲であることを示す値「15.7」を持つ開始速度情報431と、値「16」を持つ終了速度情報432と、値が「33」である開始識別子433と、値が「34」である終了識別子434とを含むゾーン識別子範囲と、値が「100」である下限値情報435と、値が「9999」である上限値情報436とを含む短記録マーク数範囲と、値が「10」である短記録マークレベル437を含む。
短記録マークレベル判別部134は、パラメータとして、速度情報「16」と、ゾーン識別子「33」と、短記録マーク数「110」とを取得した場合、レベル判別表430から、速度情報「16」、ゾーン識別子「33」、短記録マーク数「110」に対応するレベル判別エントリ438を選択し、レベル判別エントリ438に含まれる短記録マークレベルである短記録マークレベル437を、短記録マーク数補正部135に出力する。
短記録マーク数補正部135は、短記録マークレベル判別部134から短記録マークレベルを受信し、短記録マーク計数部116で計数された短記録マーク検出数を、短記録マーク数補正パラメータ表を用いて、低速エラー数へと変換する。
短記録マーク数補正部135は、一例として図10に示す短記録マーク数補正パラメータ表460を保持している。
短記録マーク数補正パラメータ表は、複数の短記録マーク数補正パラメータエントリから成り、短記録マーク数補正パラメータエントリは、短記録マークレベルと、変換係数と、オフセットとを含む。
短記録マークレベルは、短記録マークレベル判別部134により判別されるレベルを示し、変換係数と、オフセットは、短記録マーク検出数を、低速エラー数へと変換する変換式のパラメータとして用いられる。
実施形態3において、変換式は、「低速エラー数 = 変換係数 × 短記録マーク検出数 + オフセット」とする。
短記録マーク数補正パラメータエントリ461は、値が「10」である短記録マークレベル462と、値が「0.7」である変換計数463と、値が「15」であるオフセット464とを含む。
ここで、短記録マーク数補正部135が、パラメータとして短記録マークレベル「10」を受信し、短記録マーク計数部116で計数された短記録マーク検出数が「110」であった場合、短記録マーク数補正部135は、演算「0.7×110+15=92」を実行し、低速エラー数「92」を演算結果として得る。
前記レベル判別表、短記録マーク数補正パラメータ表、変換式は、予め、実験等の結果に基づき定めておくものとする。
また、実験によらず、シミュレーション等の結果に基づき定めておくものとしてもよい。
信号品質判定部132は、速度対応切替部124から、線速度と、ゾーン識別子とを受信し、受信した線速度と、ゾーン識別子とに対応するゾーン閾値を選択する。
次に、信号品質判定部132は、エラー数変換部131及び短記録マーク数補正部135のそれぞれから低速エラー数を取得し、エラー数変換部131から取得した低速エラー数と、短記録マーク数補正部135から取得した低速エラー数とを加算し、当該加算値が、選択した前記ゾーン閾値以上であった場合に、信号品質が「不良」であると判定する。
<動作>
以下、本実施形態の主要な動作である、1ECCブロックに係る信号品質の判定処理について、図18を用いて説明する。
図18中、図3と同一符号を付したステップは、図3におけるステップと同じ処理を行うので、説明は省略する。
ステップS101〜ステップS105において、短記録マーク計数部116は短記録マーク検出数を計数する。
短記録マークレベル判別部134は、短記録マーク計数部116から短記録マーク検出数を取得し、速度対応切替部136から、光ディスク101の線速度を示す速度情報と、光ディスク101において現在使用されているゾーンを示すゾーン識別子とを取得する。
短記録マークレベル判別部134は、レベル判別表を参照し、前記速度情報と、前記ゾーン識別子と、前記短記録マーク検出数に対応する短記録マークレベルを読み出し、短記録マーク数補正部135に当該短記録マークレベルと前記短記録マーク検出数を送信する(ステップS131)。
短記録マーク数補正部135は、前記短記録マークレベルと、短記録マーク検出数を受信し、前記短記録マークレベルに対応する変換係数と、オフセットとを短記録マーク補正パラメータ表から読み出す(ステップS132)。
短記録マーク数補正部135は、演算「第1低速エラー数=読み出した変換係数×短記録マーク検出数+オフセット」を実行することによって、第1低速エラー数を得る(ステップS133)。
また、エラー数変換部131は、エラー数係数部110から、エラー数係数部110により計数されたエラーバイト検出数を取得し、また、速度対応切替部136から、光ディスク101の線速度を示す速度情報と、光ディスク101において現在使用されているゾーンを示すゾーン識別子とを取得する。
エラー数変換部131は、エラー数変換パラメータ表を参照し、取得した速度情報とゾーン識別子とに対応する変換係数と、オフセットとをエラー数変換パラメータ表から読み出して、「第2低速エラー数=読み出した前記変換係数×エラーバイト検出数+オフセット」を実行し、実行結果として、第2低速エラー数を得て、第2低速エラー数を信号品質判定部132に出力する(ステップS135)。
信号品質判定部132は、第1低速エラー数と第2低速エラー数とを加算することにより、合計低速エラー数を得る(ステップS136)。
信号品質判定部132は、速度対応切替部136から、光ディスク101の線速度を示す速度情報と、光ディスク101において現在使用されているゾーンを示すゾーン識別子とを取得し、前記速度情報と、前記ゾーン識別子とに対応するゾーン閾値を、図6に示したゾーン閾値表から読み出す。
信号品質判定部132は、前記合計低速エラー数が、読み出した前記ゾーン閾値以上であるか否かを判定し(ステップS137)、閾値未満である場合(ステップS137:NO)は、信号品質が「良好」であると決定し(ステップS138)、閾値以上である場合(ステップS137:YES)は、信号品質が「不良」であると決定する(ステップS139)。
(実施形態4)
実施形態4は、実施形態3とは、図11に示すように、短記録マーク計数部116と、短記録マークレベル判別部134との間に、隣接セクタ比較部151と、メモリ部152とが挿入される点が異なる。
即ち、短記録マーク計数部116で実際に計数した短記録マーク検出数を補正してから、信号品質の判定等に用いるところに特徴がある。
以下、隣接セクタ比較部151と、メモリ部152の動作について、説明する。
隣接セクタ比較部151は、短記録マーク計数部116が、1セクタ分の短記録マークの数を計数する毎に、1セクタ分の当該短記録マーク検出数をメモリ部152に順に記憶させる。
メモリ部152には、例えば、図12に示すように、連続する第1〜第4セクタ内で検出された短記録マークの数であって、第1セクタで検出され値が「5」である短記録マーク検出数501、第2セクタで検出され値が「7」である短記録マーク検出数502、第3セクタで検出され値が「80」である短記録マーク検出数503、第4セクタで検出され値が「6」である短記録マーク検出数504が記録されている。
隣接セクタ比較部151は、連続する3セクタの短記録マーク検出数を比較し、真中のセクタが、前後のセクタに比べて、著しく多い短記録マーク数が検出されている場合、例えば、前後のセクタに比べて10倍以上の値が検出されている場合に、当該真中のセクタに対応する短記録マーク数の値を、補正する。当該補正は、一例として、値を上限値「60」にすることで実現する。
例えば、隣接セクタ比較部151は、短記録マーク検出数502〜504を比較し、短記録マーク検出数503の値「80」は、短記録マーク検出数502の値「7」の10倍以上、短記録マーク検出数504の値「6」の10倍以上であるので、短記録マーク検出数503の値「80」を値「60」に補正する。
隣接セクタ比較部151は、短記録マーク計数部116が計測した1ECC分の短記録マーク検出数から、値「80」と値「60」の差分である値「20」を差し引いて、「20」が差し引かれた短記録マーク検出数を、短記録マークレベル判別部134に出力する。
以上、本実施形態において、隣接セクタ比較部151と、メモリ部152とは、短記録マーク計数部116と、短記録マークレベル判別部134との間に挿入することとしていたが、これに限らず、例えば、図1の短記録マーク計数部116と、信号品質判定部112との間に挿入するような場合でも同様の効果は発揮される。
<変形例>
なお、本発明を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
(1) 実施形態1で示した、前記エラーバイト検出数から、対応エラーバイト数への変換は、一例として変換式「対応エラーバイト数 = 0.4× 短記録マーク検出数」によるものとしたが、これに限らない。
例えば、書き込みエラーのない正常な光ディスクについて、対応エラーバイト数と、短記録マーク検出数を実測し、実測結果から導き出された他の式を用いてもよいし、実測以外のシミュレーション等を用いて導き出してもよい。また、変換式によらず、エラー数変換部111が、対応エラーバイト数と短記録マーク検出数との対応表を予め保持しておき、受信したエラー検出数に対応する短記録マーク検出数を前記対応表から読み出して使用するものとしてもよい。
(2)実施形態3において、短記録マークレベル毎の変換係数とオフセットを用いて短記録マーク検出数を変換しているが、図13に示すような短記録マークレベルと固定値である短記録マーク数の対応表を予め保持しておき、当該対応表を参照して短記録マークレベルを、固定値である短記録マーク数に変換することとしてもよい。
また、短記録マークレベルへの変換を行わず、変換係数とオフセットを用いて短記録マーク検出数を変換することとしてもよい。
(3) 上述してきた短記録マーク検出数とエラーバイト検出数とを用いる信号品質判定処理と、従来方式のエラーバイト検出数のみを用いて信号品質判定処理を行う場合とを、光ディスクの線速度に応じて切り替えることとしてもよい。
本変形例の光ディスク装置は、図14に示すように、図1に示した構成に対してスイッチ141と、セレクタ142と、速度対応切替部143とを付加し、ドライブコントロール部113をドライブコントロール部144に置き換えて構成する。
ドライブコントロール部144は、光ディスクの線速度を速度対応切替部143に対して通知している点が、前述したドライブコントロール部113と異なる。
スイッチ141は、速度対応切替部143によってオン状態とオフ状態の何れかに切り替えられ、スイッチ141がオン状態になった場合は、再生信号処理部104と短記録マーク検出部115とが接続し、スイッチ141がオフ状態になった場合は、再生信号処理部104と短記録マーク検出部115との接続が断たれた状態となる。
セレクタ142は、速度対応切替部143からの指示により、エラー数計数部110を信号品質判定部112に接続するか、エラー数計数部110をエラー数変換部111に接続するかを切り替える。
速度対応切替部143は、ドライブコントロール部144から、線速度として高速回転である16倍速を示す「16」という値を受け取った場合に、スイッチ141をオン状態に切り替え、セレクタ142を、エラー数計数部110とエラー数変換部111とが接続するように切り替える。
また、速度対応切替部143は、ドライブコントロール部144から、線速度として、2倍速を示す値「2」、4倍速を示す値「4」、8倍速を示す値「8」等を受信した場合には、スイッチ141をオフ状態にし、セレクタ142を、エラー数計数部110と信号品質判定部112とが接続するように切り替える。
以上の構成によって、本変形例に係る光ディスク装置は、光ディスクが高速回転している場合には、上述してきた短記録マーク検出数とエラーバイト検出数とを用いる信号品質判定処理を実行し、光ディスクが低速回転している場合には、従来方式であるエラーバイト検出数のみを用いて信号品質判定処理を実行する。
(4) 再生信号処理部104が出力するRF信号のエンベロープ信号を検出し、当該エンベロープ信号が所定閾値より低い場合には、短記録マークの検出を行わないこととしてもよい。
エンベロープ信号が所定閾値より低い場合は、記録信号の振幅が小さく、RF信号の劣化が激しくなっており、短記録マークの検出が多く行われてしまうからである。
本変形例の光ディスク装置は、図15に示すように、図1に示した構成に対してRF信号エンベロープ検出部155と、信号マスク部156とを付加して構成する。
RF信号エンベロープ検出部155は、再生信号処理部104からRF信号を受信しており、当該受信したRF信号のエンベロープ信号を生成し、生成したエンベロープ信号の振幅が所定閾値以下になるか否かを判定している。
所定閾値以下になった場合、RF信号エンベロープ検出部155は、信号マスク部156に対し、入力信号をマスクするよう指示する。
前記指示を受けた信号マスク部156は、再生信号処理部104から受信するRF信号をマスクして、短記録マーク検出部115に出力する。マスクされた信号は振幅が0となるので、短記録マーク検出部115が、短記録マークを検出することはなくなる。
以上の構成により、RF信号のエンベロープ信号が所定閾値より低くなっている場合には、エラーバイト検出数のみを用いて、信号品質の判定が行われる。
(5) DVD−RAMで従来用いられるFIR(Finite Impulse Response)フィルタは、フィルタ値を常時算出して学習しているが、このように、任意のディスクの任意の場所で求めたフィルタ値だと求めた場所により算出結果が変わり、常時学習で求めるフィルタ値を用いると信号品質の悪い波形に対しても最適な値を求めにいくので基準とするには不安定となる。
本変形例では、FIRフィルタに対し、書き込みエラー等の無い基準ディスクを用いて学習した固定値や、シミュレーションで求めた理想値をフィルタ値として用いることにより、RF信号出力を安定化させる。
本変形例の光ディスク装置は、図16に示すように、図1に示した構成に対して波形等化フィルタ部161と、フィルタ係数切替部162と、フィルタ係数メモリ部163と、ビタビ復号部164を付加して構成する。
波形等化フィルタ部161は、再生信号処理部104が出力する信号に対し波形等化処理を行うフィルタである。
フィルタ係数メモリ部163は、波形等化フィルタ部161で用いられるフィルタ係数を予め複数記憶している。
フィルタ係数切替部162は、フィルタ係数メモリ部163からフィルタ係数を読み出して、波形等化フィルタ部161に設定する。
ビタビ復号部164は、波形等化フィルタ部161から受信する信号に対しビタビ復号処理を行い、当該ビタビ復号処理を行った信号をRF信号2値化部108に出力する。
波形等化及びビタビ復号は、伝送路誤りを起こす確率の高いシステムで高い伝送効率を実現するための技術であり、広く用いられている技術であるので説明は省略する。
(6) 図17に示すような構成としてもよい。
RF信号レベルスライス部171は、RF信号を2値化して出力する。
波形等化フィルタ部172は、再生信号処理部104から受信するRF信号に対し、波形等化処理を行って出力する。
ビタビ復号部173は、波形等化フィルタ部172から、波形等化処理が施された信号を受信し、受信した当該信号に対し、ビタビ復号を行って、エラー訂正部109に対し出力する。
セレクタ174は、速度対応切替部175の指示に従い、RF信号レベルスライス部171とビタビ復号部173のいずれか一方と、エラー訂正部109とを接続する。
速度対応切替部175は、ドライブコントロール部123から、光ディスクの線速度を受信し、線速度が高速回転を示す「16」である場合に、ビタビ復号部173とエラー訂正部109とを接続するよう指示し、線速度が低速回転を示す場合に、RF信号レベルスライス部171とエラー訂正部109とを接続するよう、セレクタ174に指示する。
以上により、本変形例の光ディスク装置は、光ディスクが高速回転している場合には、RF信号に対し、波形等化処理及びビタビ復号処理を施し、光ディスクが低速回転している場合には、RF信号をレベルスライスする。
(7) 上記実施形態において、速度情報に基づき、変換係数、オフセットなどのパラメータを、切り替えて用いることとしていたが、これに限らない。
例えば、変換係数、オフセットなどのパラメータを、速度情報を加味せず、ゾーン識別子に基づいてのみ切り替えることとしてもよい。
(8) 上記実施形態では、光ディスクの高速回転時に、記録マークを短記録マークとして読み出した数を計数することとしていたが、これには限らない。
例えば、光ディスクの高速回転時に、記録マークに替えて、3T以上の時間長に相当する、記録マーク間のスペースを読み取り、当該スペースが、2T又は1Tの時間長に相当する短記録スペースとして認識された数を計数し、計数した短記録スペース数を用いて、信号品質の判定を行ってもよい。
また、短記録マーク検出数と、短記録スペース数とを組み合わせて信号品質の判定に用いることとしてもよい。
(9) 上記実施形態では、1ECC単位で、信号品質の判定を行うこととしていたが、これには限らず、その他の単位で信号品質の判定を行ってもよい。
例えば、セクタ単位で、エラーバイト検出数と、短記録マーク検出数とを用いて信号品質を判定してもよいし、ROW単位で行ってもよい。
(10) 図5、図6、図8、図9、図10において、速度情報範囲及びゾーン識別子範囲の両方を記載しているが、両方記載する必要はなく、速度情報範囲とゾーン識別範囲とが1対1で対応している場合などは、速度情報範囲又はゾーン識別子範囲のいずれか一方を記載しておき、判定処理に用いてもよい。
(11)上記の各装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレィユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムである。前記RAM又は前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここで、コンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
(12)上記の各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。前記RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
(13)上記の各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、各装置に脱着可能なICカード又は単体のモジュールから構成されているとしてもよい。前記ICカード又は前記モジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、などから構成されるコンピュータシステムである。前記ICカード又は前記モジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、前記ICカード又は前記モジュールは、その機能を達成する。このICカード又はこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしてもよい。
(14)本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD―ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray Disc)、半導体メモリなど、に記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
また、前記プログラム又は前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、又は前記プログラム又は前記デジタル信号を前記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
(15)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
本発明の光ディスク用信号処理装置は、DVDプレーヤなど光ディスクにデータを記録再生するデジタル家電機器に用いられ、当該デジタル家電機器の製造業者などにより、生産、販売等が成される。
本発明の実施形態1に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 RF信号及び短記録マークの概略を示す図である。 信号品質の判定処理を示すフローチャートである。 実施形態2に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 エラー数変換部が保持するゾーン変換係数表の一例を示す図である。 信号品質判定部が保持するゾーン閾値表の一例を示す図である。 実施形態3に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 エラー数変換部が保持するエラー数変換パラメータ表の一例を示す図である。 短記録マークレベル判別部が保持するレベル判別表の一例を示す図である。 短記録マーク数補正部が保持する短記録マーク数補正パラメータ表の一例を示す図である。 実施形態4に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 メモリ部が保持するセクタ毎の短記録マーク検出数のデータ構造の一例を示す図である。 短記録マークレベルと固定値である短記録マーク数の対応表の一例を示す図である。 変形例に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 変形例に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 変形例に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 変形例に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 実施形態3における信号品質の判定処理を示すフローチャートである。
符号の説明
101 光ディスク
102 ディスク駆動部
103 ピックアップ
104 再生信号処理部
105 レーザ制御部
106 駆動部
107 アクチュエータ制御部
108 RF信号2値化部
109 エラー訂正部
110 エラー数計数部
111 エラー数変換部
112 信号品質判定部
113 ドライブコントロール部
114 モータ制御部
115 短記録マーク検出部
116 短記録マーク計数部
121 エラー数変換部
122 信号品質判定部
123 ドライブコントロール部
124 速度対応切替部
131 エラー数変換部
132 信号品質判定部
133 ドライブコントロール部
134 短記録マークレベル判別部
135 短記録マーク数補正部
136 速度対応切替部
141 セレクタ
142 セレクタ
143 速度対応切替部
144 ドライブコントロール部
151 隣接セクタ比較部
152 メモリ部
155 RF信号エンベロープ検出部
156 信号マスク部

Claims (14)

  1. 同心円またはスパイラル状に記録トラックを形成した光ディスクにデータを記録再生する光ディスク用信号処理装置であって、
    前記光ディスクから得られた反射光に基づくRF信号から、前記光ディスク上に書かれた記録マークのうち記録した最短マーク長よりもさらにマーク長が短い信号である短記録マークを検出する短記録マーク検出手段と、
    前記短記録マーク検出手段において検出された短記録マークの個数である短記録マーク計数値を計数する短記録マーク計数手段と、
    前記RF信号を2値化するRF信号2値化手段と、
    2値化された前記信号のエラー訂正を行うエラー訂正手段と、
    前記エラー訂正手段において検出されたエラー数を計数するエラー数計数手段と、
    前記エラー数をその信号品質相当の短記録マーク計数値に変換しエラー数変換値を求めるエラー数変換手段と、
    前記エラー数変換値と前記短記録マーク計数値との総和より前記光ディスク上に記録された品質を判定する信号品質判定手段と
    を備えることを特徴とする光ディスク用信号処理装置。
  2. 前記光ディスク用信号処理装置は、
    ドライブコントロール手段からの指示により、前記光ディスクの線速度に応じて、前記エラー数変換手段における前記エラー数変換値への変換係数又はオフセット値と、前記信号品質判定手段における判定レベルとを切り替える速度対応切替手段
    を備えることを特徴とする請求項1記載の光ディスク用信号処理装置。
  3. 前記光ディスク用信号処理装置は、
    前記短記録マーク計数値に係数を乗算し又はオフセットを加算することにより前記短記録マーク計数値を補正することにより補正エラー数値を求める短記録マーク数補正手段と、
    前記エラー数計数手段で計数されたエラー数を補正エラー数値に変換するエラー数変換手段と、
    前記エラー数変換手段からの前記補正エラー数値と、前記短記録マーク補正手段からの前記補正エラー数値との総和より前記光ディスク上に記録された品質を判定する信号品質判定手段と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の光ディスク用信号処理装置。
  4. 前記光ディスク用信号処理装置は、
    ドライブコントロール手段からの指示により、前記光ディスクの線速度に応じて、前記エラー数変換手段における前記エラー数変換値の変換係数又はオフセット値と、前記短記録マーク補正手段における前記短記録マーク補正計数値の補正係数又はオフセット値と、前記信号品質判定手段における判定レベルとを切り替える速度対応切替手段と
    を備えることを特徴とする請求項3記載の光ディスク用信号処理装置。
  5. 前記光ディスク用信号処理装置は、
    前記短記録マーク計数手段で得られる前記短記録マーク計数値のレベルを判別する短記録マークレベル判別手段と、
    前記短記録マークレベル判別手段でレベル分けされた前記短記録マーク計数値のレベル毎に係数又はオフセット値を変えて前記短記録マーク計数値を補正し補正エラー数値を求める短記録マーク数補正手段と
    を備えることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の光ディスク用信号処理装置。
  6. 前記光ディスク用信号処理装置は、
    前記光ディスクの線速度に応じて、前記エラー数変換手段における前記エラー数変換値の変換係数又はオフセット値と、前記短記録マークレベル判別手段の判定レベルと、前記短記録マーク数補正手段における前記短記録マーク補正計数値の補正係数又はオフセット値と、前記信号品質判定手段における判定レベルとを切り替える速度対応切替手段
    を備えることを特徴とする請求項5に記載の光ディスク用信号処理装置。
  7. 前記光ディスク用信号処理装置は、短記録マーク数補正手段に替えて、
    前記短記録マークレベル判別手段でレベル分けされた前記短記録マーク計数値のレベル毎に前記短記録マーク計数値を固定値に置換する短記録マーク置換手段を
    備えることを特徴とする請求項5に記載の光ディスク用信号処理装置。
  8. 光ディスク用信号処理装置は、
    ドライブコントロール手段からの指示により前記光ディスクの速度に応じて、前記エラー数変換手段における前記エラー数変換値の変換係数やオフセット値と、前記短記録マークレベル判別手段の判定レベルと、前記短記録マーク置換手段における前記固定値と、前記信号品質判定手段における判定レベルとを切り替える速度対応切替手段
    を備えることを特徴とする請求項7に記載の光ディスク用信号処理装置
  9. 前記光ディスク用信号処理装置は、
    事前に計測した隣接するセクタでの前記短記録マーク計数手段の計数値を保存するメモリ手段と、
    あるセクタでの短記録マーク計数値と前記メモリ手段に保存されていた隣接するセクタでの短記録マーク計数値と比較し、共にあるレベルより大きい場合かどうかを判断する隣接セクタ比較手段と、
    前記隣接セクタ比較手段による判断結果に応じて前記セクタとその隣接するセクタでの短記録マーク計数値を補正し、短記録マーク補正計数値を求める短記録マーク数補正手段と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の光ディスク用信号処理装置。
  10. 前記光ディスク用信号処理装置は、
    前記光ディスクの線速度に応じて、低倍速時はRF信号レベルスライス手段とエラー訂正手段とエラー数計数手段を用い、高倍速時は請求項1乃至9のいずれかに記載の手段を用いて信号品質を判定する速度対応切替手段
    を備えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の光ディスク用信号処理装置。
  11. 前記光ディスク用信号処理装置は、
    RF信号の有無を検出できるRF信号エンベロープ検出手段と、
    前記RF信号エンベロープ検出手段からの出力に応じてRF信号が欠落しているときは短記録マークを検出しないよう前記短記録マーク検出手段に入力する信号をマスクする信号マスク手段と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の光ディスク用信号処理装置。
  12. 前記光ディスク用信号処理装置は、
    PRMLを行うための波形等化フィルタ手段とビタビ復号手段と、
    事前に信号品質検査用のフィルタ係数を保存してあるフィルタ係数メモリ手段と、
    信号品質検査やベリファイを行うときは前記フィルタ係数メモリ手段のフィルタ係数を前記波形等化フィルタに設定するフィルタ係数切替手段と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の光ディスク用信号処理装置。
  13. 同心円またはスパイラル状に記録トラックを形成した光ディスクに記録再生する装置であって、
    前記光ディスクから得られた反射光に基づくRF信号を2値化するRF信号2値化手段と、
    2値化された前記信号のエラー訂正を行うエラー訂正手段と、
    前記エラー訂正手段においてエラー訂正できなかった信号の数であるエラー数を計数するエラー数計数手段と、
    前期再生信号処理手段からの出力をPRML処理を行う波形等化フィルタ手段とビタビ復号手段と、
    前記エラー数計数手段の出力または前記ビタビ復号手段の出力から信号品質を判定する信号品質判定手段と、
    前記光ディスクの線速度に応じて信号品質判定手段への入力を低倍速時には前記エラー数計数手段の出力に切替え、高倍速時には前記ビタビ復号手段の出力に切り替える速度対応切替手段と
    を備えることを特徴とする光ディスク用信号処理装置。
  14. 前記光ディスクの線速度に応じて、前記信号品質判定手段における判定レベルを切り替える速度対応切替手段
    を備えることを特徴とする請求項13に記載の光ディスク用信号処理装置。
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