JP2007065993A - 入力装置 - Google Patents

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Keiji Kanematsu
圭史 兼松
Masahiko Miyata
雅彦 宮田
Katsuhide Kumagai
勝秀 熊谷
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

【課題】 誤入力を防止でき、操作性を向上させることができる入力装置を提供する。
【解決手段】 操作部シート1の操作面2に9個の操作部3を設け、操作部シート1の下方に、フレキシブル基板6及びプリント配線基板7を配設する。フレキシブル基板6には、各操作部3に対応してタッチ検出用電極13を設け、プリント配線基板7に、各タッチ検出用電極13に対応してエンタースイッチ8を設ける。使用者の手指が操作面2上を移動して複数の操作部3に接触した場合には、制御装置は、対応した複数のタッチ検出用電極13の出力に基づきその移動方向を検出し、これに基づき画面上の選択部を移動させる。そして、操作部3の一つが押圧操作されると、これに対応するエンタースイッチ8がオン操作され、選択した部分が決定される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、表示装置の表示状態を外部から操作する際に用いられる入力装置に関する。
例えば自動車のカーナビゲーション装置においては、表示装置と、入力用の入力装置とが離して設けられた構成のものがある。このようなものにおいて、例えば行き先などを入力する場合、表示装置の画面に50音の文字が表示され、使用者は、その表示画面を見ながら、入力装置を操作して文字を選択するようにしている。この種の入力装置としては、例えばタッチトレーサと呼ばれるものがある。このタッチトレーサは、ノート型のパーソナルコンピュータのタッチパッド(トラックパッド)のように、矩形状をなす平面状の操作面に手指を接触させて移動させると、その移動方向に応じて画面上の選択部が移動し、そして、操作面を手指で押圧操作することで押圧式のエンタースイッチが押圧操作され、これに基づき選択された文字が決定されようになっている。この場合、エンタースイッチは、操作面の裏側に1個のみ配置されている。
特開平11−15599号公報参照
しかしながら、上記した従来構成のものでは、決定操作を行なう際に、押圧位置と、エンタースイッチの位置とが必ずしも一致しないため、誤入力しやすいという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、誤入力を防止でき、操作性を向上させることができる入力装置を提供するにある。
上記の目的を達成するために、本発明の入力装置は、操作面に設けられた複数の操作部と、これら各操作部の裏側にそれぞれ対応して設けられ、前記操作部に手指が接触した際にこれを検出する複数のタッチセンサと、これら各タッチセンサの裏側にそれぞれ対応して設けられ、前記操作部が押圧された際に前記タッチセンサを介して押圧操作される複数のスイッチ要素と備えたことを特徴とする。
上記構成において、操作面の操作部に手指が接触すると、タッチセンサがこれを検出する。手指が操作面上を移動して複数の操作部に接触した場合には、対応した複数のタッチセンサの出力に基づきその移動方向を検出することができる。そして、操作部が押圧操作されると、これに対応するスイッチ要素が操作される。
本発明によれば、複数の各操作部に対応してタッチセンサ及びスイッチ要素が設けられているから、操作部を押圧操作した場合には操作部に対応するスイッチ要素が確実に操作されるようになる。このため、誤入力を防止でき、操作性を向上させることができる。
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明する。
操作部シート1は、例えばシリコンラバーにより矩形状に形成されていて、その上面を操作面2としている。この操作部シート1の操作面2には、複数、この場合縦、横3個ずつ合計9個の操作部3が設けられている。各操作部3は円形状をなしていて、少し上方へ突出している。操作部シート1の下面側には、各操作部3に対応して下方へ突出する押圧用凸部4が設けられている。
操作部シート1の下方には、フレキシブル基板6及びプリント配線基板7が配置されている。このうち、プリント配線基板7の上面には、上記各操作部3に対応して9個のエンタースイッチ8が設けられている。これらエンタースイッチ8がスイッチ要素を構成する。各エンタースイッチ8は、メタルドームスイッチと呼ばれるもので、プリント配線基板7に設けられた固定接点9a,9bと、金属板によりドーム状に設けられた可動接点10とにより構成されている。可動接点10は、一方の固定接点9aに常時接触していて、他方の固定接点9bに対して接離可能な構成となっている。エンタースイッチ8は、可動接点10が押圧操作されていない通常の状態では、可動接点10が他方の固定接点9bから離間してオフ状態をていしていて、可動接点10が押圧操作されて他方の固定接点9bに接触することに伴いオン状態に切り替わる。可動接点10は自己復帰力を有している。
フレキシブル基板6には、上記各エンタースイッチ8の可動接点10に対応する部位に、可動接点10を覆うようにドーム部12が設けられていると共に、各ドーム部12の上面にタッチセンサを構成するタッチ検出用電極13が設けられている。従って、これらタッチ検出用電極13も操作部3に対応して9個配置されている。タッチ検出用電極13は、例えば静電容量式のもので、対応する操作部3に手指が接触した際にこれを検出する構成となっている。各タッチ検出用電極13は、操作部3よりもやや大きな矩形状をなしている。
上記プリント配線基板7にはコネクタ14が設けられている。そして、各エンタースイッチ8及びフレキシブル基板6の各タッチ検出用電極13は、そのコネクタ14を介して例えばマイクロコンピュータを主体とした図示しない制御装置に接続されている。制御装置は、これら各エンタースイッチ8及びフレキシブル基板6の各タッチ検出用電極13の出力信号に基づき、図示しない表示装置を制御する機能を有している。
なお、操作部シート1とフレキシブル基板6との間には、隣り合ったタッチ検出用電極13間に位置するようにしてスペーサ15が配置されている。上記のように構成された入力装置16は、ケース20の内部に設けられている。ケース20には、操作面2において各操作部3間を仕切るようにして仕切り部21が設けられている。
さて、上記構成において、操作面2の操作部3に使用者の手指が接触すると、タッチ検出用電極13を介して制御装置がこれを検出する。そして、手指が操作面2上を移動して複数の操作部3に接触した場合には、対応した複数のタッチ検出用電極13の信号に基づき、制御装置が手指の移動方向を検出し、これに伴い、図示しない表示装置における画面上の選択部を移動させる。
この場合、例えば左端の操作部3から右端の操作部3にかけて手指を右方向へ移動させた場合には、画面上の選択部が右方向へ3つ分移動し、逆に、右端の操作部3から左端の操作部3にかけて手指を左方向へ移動させた場合には、画面上の選択部が左方向へ3つ分移動する。また、手前端の操作部3から前端の操作部3にかけて手指を前方向へ移動させた場合には、画面上の選択部が上方向へ3つ分移動し、逆に、前端の操作部3から手前端の操作部3にかけて手指を後方向へ移動させた場合には、画面上の選択部が下方向へ3つ分移動する。さらに、手指を斜め方向へ移動させた場合も、その移動方向に合わせて画面上の選択部が斜め方向へ移動する。
そして、手指により操作部3が押圧操作されると、これに対応する押圧用凸部4、タッチ検出用電極13、ドーム部12を介してエンタースイッチ8の可動接点10が押圧されて固定接点9bに接触し、これに基づきエンタースイッチ8がオン操作される。すると、制御装置は選択部により選択された文字等を決定する。
上記した実施例においては、複数この場合9個の各操作部3に対応してタッチ検出用電極13及びエンタースイッチ8が設けられているから、操作部3を押圧操作した場合には操作部3に対応するエンタースイッチ8が確実に操作されるようになる。このため、誤入力を防止でき、操作性を向上させることができる。
本発明は、上記した実施例にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
タッチセンサとしては、静電容量式に限られず、抵抗感圧方式など他の方式のものでも良い。
テン操作部入力や地図スクロール(ディスプレイ上に8方向の矢印が表示されるもの)のようなGUI(Graphical User Interface)の場合は、ディスプレイ上のボタンと、入力装置の操作部を1対1で対応させることも可能である。
本発明の一実施例を示す要部の分解斜視図 組立状態の縦断面図
符号の説明
図面中、1は操作部シート、2は操作面、3は操作部、6はフレキシブル基板、7はプリント配線基板、8はエンタースイッチ(スイッチ要素)、13はタッチ検出用電極(タッチセンサ)、16は入力装置を示す。

Claims (1)

  1. 表示装置を外部から操作するための入力装置において、
    操作面に設けられた複数の操作部と、
    これら各操作部の裏側にそれぞれ対応して設けられ、前記操作部に手指が接触した際にこれを検出する複数のタッチセンサと、
    これら各タッチセンサの裏側にそれぞれ対応して設けられ、前記操作部が押圧された際に前記タッチセンサを介して押圧操作される複数のスイッチ要素とを備えたことを特徴とする入力装置。

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