JP2007065433A - ロータリー型現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ロータリー型現像装置において、トナーの粉圧を一定に保つとともに、現像剤カートリッジのみの交換を行うことができるようにする。
【解決手段】 ロータリー型現像装置4は複数の現像室41と現像室に対応して隣接配置された現像剤収容室42とが形成され回転可能なロータリー型ラック40と、現像室に配置された現像ローラ47と、現像ローラへトナーを供給する供給ローラ47とを有し、ロータリー型ラックの回転によって現像ローラが順次感光体ドラム2に対面する現像位置に位置づけられる。現像室と現像剤収容室とを仕切る仕切り壁42dが形成され、仕切り壁とロータリー型ラックとによって、ロータリー型ラックの回転によって現像ローラが描く軌道よりもロータリー型ラックの中心側に現像室と現像剤収容室と連通する開口部が規定され、現像位置において現像室は現像剤収容室よりも上側に位置し、開口部を規定する仕切り壁の一端側には現像位置において仕切り壁の延在方向よりも上方に延在する保持壁が形成されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電子写真プロセスを用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、又はこれらの複合機等の画像形成装置で用いられる現像装置に関し、特に、所謂ロータリー型現像装置に関するものである。
一般に、カラー画像形成装置において、1成分現像剤を用いて、各色毎の現像器を回転可能に構成した円筒状のロータリー型ラックに支持して、各色現像器の現像ローラを、感光体ドラム等の像担持体に順次対面させて現像を行う所謂ロータリー型現像装置が用いられることがあり、各色現像器にはそれぞれ現像ローラが配置される現像室と現像剤が収容される現像剤収容室とが備えられている。
このようなロータリー型現像装置においては、ロータリー型ラックが回転することによって現像室と現像剤収容室の上下関係が変化して現像剤供給過剰が起き、カブリが発生することがあり、さらには、現像室内の粒径の大きな現像剤が現像剤収容室又は現像剤カートリッジに戻されてしまうことがある。そして、たとえ、現像室と現像剤カートリッジを分離しても、粒径の小さな現像剤だけが先に現像に使用されて粒径の大きな現像剤が残り、次第に形成される画像の画質が低下してしまうことがある。
さらに、現像時に、現像剤収容室又は現像剤カートリッジから現像室内に新現像剤が入ると、粉圧が大きく変わって既に帯電した現像剤と新しい現像剤が混ざり、荷電不良が生じて画質が低下することもある。そして、現像装置を回転させても、部分的に滞留して使われもせず排出もされない現像剤が存在し、現像剤カートリッジが空になって新しい現像剤を収容した現像剤カートリッジと交換した際、新しい現像剤と劣化した現像剤が混ざって荷電不良が生じて画質が低下することもある。
このような不具合を防止するため、ハウジングと供給ローラと現像ローラ、及び供給ローラに接した規制部材で規制後空間を形成して、現像時にこの規制後空間に劣化現像剤を溜めるとともに新現像剤が現像剤貯留部から入り込まないようにして、ロータリーの回転によって劣化現像剤が重力で規制部材を通過できるようになった際、現像剤貯留部側に戻して新現像剤と混ぜ合わせて、現像室で過度の劣化現像剤蓄積とその弊害を抑制するようにしたものがある(特許文献1参照)。
特開2002−189346公報
ところが、特許文献1に記載されたロータリー型現像装置では、ハウジングと供給ローラと現像ローラ、及び供給ローラに接した規制部材で規制後空間を形成しているものの、現像室において粉圧を一定にすることが難しく、粉圧が一定にならないと、現像ローラ上の現像剤帯電量及び搬送量が大きく変動してしまう。
また、特許文献1では現像剤供給ローラと現像ハウジングとの間隙を小さくするとともに、現像剤流入防止弁等によって新現像剤の流入を防止しているものの、劣化現像剤の吐き出し性が悪く、多数枚の印字時には規制部での現像剤粉圧が上昇して現像剤漏れ等の弊害を誘発する恐れがある。さらに、特許文献1においては、現像器と現像剤収納部(現像剤収容室)とが分割不可能であり、現像剤カートリッジ交換の際現像器も含めて、交換を行わなければならないという課題がある。
上述の課題を解決するため、本発明は、粉圧を一定に保つことができ、さらには、現像剤カートリッジのみの交換を行うことのできる現像装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明は、複数の現像室と該現像室に対応して隣接配置され現像剤が収容された現像剤収容室とが形成された回転可能なロータリー型ラックと、前記現像室に配置され像担持体上に形成された静電潜像を現像する現像ローラと、前記現像室に配置され前記現像ローラへ現像剤を供給する供給ローラとを有し、前記ロータリー型ラックの回転によって前記現像ローラが順次前記像担持体に対面する現像位置に位置づけられるロータリー型現像装置において、前記現像室と前記現像剤収容室とを仕切る仕切り壁を有し、前記仕切り壁と前記ロータリー型ラックとによって、前記ロータリー型ラックの回転によって前記現像ローラが描く軌道よりも前記ロータリー型ラックの中心側に前記現像室と前記現像剤収容室と連通する開口部が規定され、前記現像位置において前記現像室は対応する前記現像剤収容室よりも上側に位置し、前記開口部を規定する前記仕切り壁の一端側には前記現像位置において前記仕切り壁の延在方向よりも上方に延在する保持壁が形成されていることを特徴とするものである。
本発明では、前記仕切り壁は前記ロータリー型ラックの中心に向かって延在している。
以上のように、本発明は、現像室と前記現像剤収容室とを仕切る仕切り壁を備えて、仕切り壁とロータリー型ラックとによって、ロータリー型ラックの回転によって現像ローラが描く軌道よりもロータリー型ラックの中心側に現像室と現像剤収容室と連通する開口部を規定して、現像位置において現像室は対応する現像剤収容室よりも上側に位置し、開口部を規定する仕切り壁の一端側に現像位置において仕切り壁の延在方向よりも上方に延在する保持壁を形成するようにしたので、保持壁によって現像室内のトナーが規制される結果、仕切り壁上にトナーが確実に残ることになって、トナーの流動性に無関係に現像室に確実にトナーを貯留することができ、さらに、現像剤の粉圧を一定に保つことができるばかりでなく、現像剤カートリッジのみの交換を行うことができるという効果がある。
本発明では、仕切り壁がロータリー型ラックの中心に向かって延在しているので、仕切り壁の後端(中心側端)からのトナーの滑り落ちが抑制されて、確実にトナーを現像室に貯留することができるばかりでなく、確実に現像剤収容室の現像剤と現像室の現像剤とを混合することができるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1を参照して、図示の画像形成装置は、レーザスキャニングユニット(露光装置)1、感光体ドラム(像担持体)2、帯電装置3、ロータリー型現像装置4、クリーニング用摺擦部材5、クリーニング装置6、中間転写ユニット7、定着装置8、給紙カセット9、二次転写ローラ10、及び排出部(排紙トレイ)11を有しており、中間転写ユニット7は中間転写ベルト71及び1次転写ローラ72を備えて、中間転写ベルト71はクリーニング装置12によってクリーニングされる。ロータリー型現像装置4は、ブラック(BK)41、マゼンタ(M)41、シアン(C)41、イエロー(Y)41で示した現像室41(現像ハウジング)と、それぞれの現像室に対応して設けられたブラック(BK)42、マゼンタ(M)42、シアン(C)42、イエロー(Y)42の現像剤(トナー)収容室(現像剤カートリッジ)42を有している。
画像形成の際には、帯電装置3によって感光体ドラム2が一様に帯電され、画像データに応じて露光装置によって感光体ドラム2が露光されて、感光体ドラム2上に静電潜像が形成される。そして、駆動部(図示せず)によってロータリー型現像装置4を回転駆動して、現像室41乃至41に配置された現像ローラ47を、順次感光体ドラム2に対向した現像位置とさせて、感光体ドラム2上の静電潜像を現像する。感光体ドラム2上の各色トナー像は一次転写ローラ72によって中間転写ベルト71に転写されて、中間転写ベルト71上にカラートナー像が形成される。中間転写ベルト71上のカラートナー像は二次転写位置において、二次転写ローラ10によって給紙カセット9から搬送された記録用紙に転写される。その後、記録用紙は定着装置8に送られて、ここでカラートナー像が記録用紙に定着されて、排紙トレイ11に排紙される。
図2及び図3を参照して、ロータリー型現像装置4は円筒状ロータリー型ラック40を備えており、略円盤状の前後側壁40a、40bとこの前後側壁間に形成された空間を、4つのカラー現像を行うための空間に等しく区分するための断面が十字状の仕切壁40cが設けられている。こうして区画された各空間内に上述したブラック(BK)41、マゼンタ(M)41、シアン(C)41、イエロー(Y)41の4つの現像室が配置されている。
図4を参照すると、仕切壁40cで区画された空間の図中上側には、現像室(現像ハウジング)41が配置され、この現像室41の下方側に交換可能とした現像剤収容室(現像剤カートリッジ)42が位置付けられている。この現像剤収容室42は、図2に示す外観形状をしており、略扇型形状の前後の側壁部42aとロータリー型ラックの前後側壁40a,40bの円周にそった曲面部42bとロータリー型ラックの仕切壁40cと当接する側壁42cと残りの側壁42dとから構成され、その内部には現像剤(1成分現像剤)45が収容されている。
なお、現像剤収容室の略扇型の側壁部42aにはこの現像剤収容室(現像剤カートリッジ)42を円筒状ロータリー型ラック40に固定するときの案内用凸部421が設けられている。
次に図5を参照して、側壁42dの一部は円筒状ロータリー型ラック40への着脱に連動して開閉するシャッタ43が形成されており(図4には示さず)、このシャッタ43は現像剤収容室42の2つの側壁42c,42dが接する稜42eに位置付けた回転軸422を中心として開閉自在に構成されている。そしてこのシャッタ43は、現像剤収容室(現像剤カートリッジ)42を円筒状ロータリー型ラック40から取り外したときにシャッタ43を閉じる図示していないバネなどをこの部分に組み込んでもよい。
シャッタ43は開閉突起431によって開閉され、案内溝401が円筒状ロータリー型ラック40に設けられ、現像剤収容室42の案内用凸部421が挿入される。また、シャッタ開閉溝402が円筒状ロータリー型ラック40に設けられ、シャッタ43に設けられた開閉突起431を案内する。なお、図示されていないが、後側の側壁部42aにも案内用凸部421、シャッタ43の後側にも開閉突起431が形成され、前側壁40aの内側にも案内溝401、シャッタ開閉用溝402が形成されている。
再び図4に戻り、現像室41の構成について説明する。現像室41には感光体ドラム2に対向する位置関係で現像ローラ47が位置付けられており、前述したように感光体ドラム2の表面に形成された静電潜像を、現像ローラ47表面に保持した1成分現像剤にて現像する。この現像ローラ47に対して感光体ドラム2の反対側には供給ローラ46が位置付けられている。この供給ローラ46と現像ローラ47とは互いに接触していても、接触していなくてもよいが、本実施例では、供給ローラ46は現像ローラ47に接触しながら、現像ローラ47とカウンタ方向に回転する。
現像ローラ47とこのローラ47に近接するロータリー型ラック40の仕切壁40cとの間には、現像ローラ47上の現像剤層厚を規制すると共に現像剤を荷電させる規制ブレード48が設けられている。図示の例では、ロータリー型ラック40の仕切壁40cに直接取り付けられている。この規制ブレード48は、ステンレスや燐青銅などの薄肉金属製板状部材や、金属製の板状部材の先端部にゴムや樹脂部材などの弾性部材を設けてもよい。
規制ブレード48は、現像ローラ47の回転方向において規制ブレードの先端(自由端)が固定端よりも上流側に位置するよう、所謂カウンタ状態で現像室41の壁に固定されている。規制ブレード48の先端には曲げはないが、トナー搬送量の調整のため先端に曲げがあってもよく、特に先端形状については規定しない。規制ブレード48は、現像ローラ47への当接位置で表面に弾性的に当接されている。このため、規制ブレード48の当接状態によって、さらに詳しく言えば接触部分から先端までの突出量、規制圧力、先端形状、規制ブレード48の自由長、等によって現像ローラ47の表面に形成されるトナー層の厚みが最終的に決定され、この接触位置で現像ローラ47上のトナーは規制ブレード48との庫擦によって所定の極性に帯電される。
図4において、現像ローラ47の下方側には現像室41から現像剤44がこぼれでないように側壁41aがロータリー型ラック40の前後の側壁40a,40bに取り付けられて設けられている。この現像室側壁41aの端部は現像ローラ47のローラ表面に対して接線方向に平行な面が形成され、この部分に現像ローラ47と現像室側壁41aとの間から現像剤が外部に漏れないようにすると共に除電する除電シール49が設けられている。
そして、図4に示したような現像ローラ47が感光体ドラム2に対して現像可能な状態に位置付けられている状態において、現像剤収容室42の側壁42dはロータリー型ラックの回転中心に向かって上昇するような傾斜面となり、隣接する現像室側壁41aと協同して現像剤溜44を形成することができるようになっており、前述した供給ローラ46の一部はこの状態でこの現像剤溜44にその一部が位置付けられている。
かくして現像剤溜44の現像剤は、供給ローラ46の回転に伴って現像ローラ47に供給され、現像ローラ47上の現像剤は、規制ブレード48により所定量のトナー薄層状態で感光体ドラム2上に形成された静電潜像に運ぶことができる。なお、以下の説明では本発明を非磁性現像剤を用いた場合を例に説明するが、磁性現像剤を用いた現像装置にも適用可能である。
このようなロータリー型現像装置4は、図4に感光体ドラム2と相対する一つの色の現像室41、及び交換可能とした現像剤収容室42の構成を示したように、ロータリー型現像装置4における円筒状のラック40に現像室41が固定され、この現像室41に設けられている現像ローラ47が感光体ドラム2と対面したとき、この現像室41に隣接させて下側となるよう現像剤収容室42が、円筒状ロータリー型ラック40または各現像室41に図示していない位置決め部材および結合部材によって着脱可能に支持されている。
各色の現像剤収容室42の交換は、後述するように、現像室41の現像ローラ47が感光体ドラム2と対面した位置から、次の色における現像室41の現像ローラ47が感光体ドラム2と対面する位置まで回転したとき、すなわち現像室41における現像ローラ47が上になって現像剤収容室42も上部に来たとき、画像形成装置の上カバーを開けて上から行えるようになっており、この位置でのみ着脱可能となるよう、図示していない結合部材がロータリー回転位置に連携したストッパ部材で固定されている。
現像剤収容室42は、円筒状ロータリー型ラック40から取り外したとき、図2(A)に示したように図示していないバネの力でシャッタ43が閉じられており、そのため、中に収容している現像剤がこぼれることはない。そしてこの現像剤収容室(現像剤カートリッジ)42における案内用凸部421を、図2(B)に示した円筒状ロータリー型ラック40の前後側壁40a、40bに設けられた案内溝401に入れ、シャッタ43の開閉突起431を円筒状ロータリー型ラック40のシャッタ開閉用溝402に入れて円筒状ロータリー型ラック40に差し込むと、シャッタ開閉用溝402は途中で屈曲しているためシャッタ43が図4、図5に示したように開き、円筒状ロータリー型ラック40の中心方向で現像室41と連通した形となって、中の現像剤が現像室41と現像剤収容室42の間を自由に行き来できるようになる。
上述のロータリー型現像装置4は、収容した現像剤が充分あるとき、その現像剤は図3に示したような動きをする。まず、現像ローラ47が感光体ドラム2と対面している現像位置においては、図示したように、ロータリー型ラック40の断面が十字状の仕切壁40cは、各仕切壁40cが水平もしくは垂直方向に対して幾分傾斜した状態に位置付けられ、図4に示したような、現像剤収容室42の側壁42dはロータリー型ラックの回転中心に向かって上昇するような傾斜面となり、隣接する現像室側壁41aと協同して現像剤溜44を形成することができるようになっている。
その結果、この現像位置では、現像剤収納室42の側壁42d上に貯留された現像剤44のみを残し、大半が、現像室下に位置付けられた現像剤収容室42内に貯留されている。かくして、現像室41における現像剤44は現像に最適な量とされ、それ以外の現像剤は現像剤収容室42に45のような状態で貯留されている。
そして、図上反時計方向となる現像終了直後の円筒状ロータリー型ラック40の回転により、現像室41における現像ローラ47が上方となる図3に41で示した位置に現像室が来ると、41で示した現像室における現像剤44はこの41の位置では円筒状ロータリー型ラック40の中心方向に落下し、現像剤収容室(現像剤カートリッジ)42中の現像剤も、同様に円筒状ロータリー型ラック40の中心方向に集まる。
そして、円筒状ロータリー型ラック40をさらに回転させて図3に41、42で示した位置になると、その途中で現像室41にあった現像剤は、現像剤収容室42の新しい現像剤と混ざり合いながら今度は現像室41に流れ込み、さらに円筒状ロータリー型ラック40を回転させて図3に41、42で示した位置になると、現像剤の現像室41への流れ込みは止まる。
さらに円筒状ロータリー型ラック40を回転させると、図3に41、42で示した現像位置に行く途中で現像室41に有った現像剤は、現像に最適な量を残して現像剤収容室(現像剤カートリッジ)42側にこぼれ、現像位置に達したときは、現像室41における現像剤44は現像に最適な量となる。
これは、現像剤収容室42内の現像剤量が少なくなった場合も全く同じであり、現像剤収容室42と現像室41が円筒状ロータリー型ラック40の中心方向で連通していることにより、円筒状ロータリー型ラック40の回転によって現像剤が必ず現像室41に充填され、その後、不要な現像剤が現像剤収容室(現像剤カートリッジ)42にこぼれるから、現像室41には常に一定の現像剤のみが残る。
現像剤収容室42内の現像剤量が少なくなった場合の現像剤の動きと現像剤収容室(現像剤カートリッジ)42の交換する位置を示したのが図6である。すなわちこの図6では、現像ローラ47が感光体ドラム2と対面している現像位置において、現像室41における現像剤44は現像に最適な量となっているが、現像剤収容室42の現像剤は45のように非常に少なくなっている。
そして、前述したように図上反時計方向円筒状ロータリー型ラック40が回転し、現像室41が41で示した位置に来ると、現像室41における現像剤44はこの41の位置では円筒状ロータリー型ラック40の中心方向に落下し、現像剤収容室42中の現像剤と一緒に円筒状ロータリー型ラック40の中心方向に点線で示した小さな山45となる。
円筒状ロータリー型ラック40をさらに回転させて、図6において符号41、42で示した位置になると、現像剤45はそのまま現像室41に流れ込み、さらに円筒状ロータリー型ラック40を回転させると、41、42で示した位置から41、42で示した現像位置に行く途中で、現像室41に有った現像剤は、現像に最適な量だけ残して現像剤収容室42側にこぼれ、現像位置に達したときは、現像室41における現像剤44は現像に最適な量となっている。
現像剤収容室42内の現像剤が少なくなって交換が必要な場合、図6に示したように、42の位置で現像剤収容室を円筒状ロータリー型ラック40から取り出そうとすると、図2に示したシャッタ開閉用溝402によりシャッタ43の開閉突起431が屈曲部に至る間シャッタ43を閉じる方向に動かし、図6において45で示した現像剤の山がこの現像剤収容室42に取り込まれ、現像剤こぼれを起こすことなく現像剤収容室42を交換することができる。
ところで、このロータリー型現像装置4では、図4に示すように、側壁(仕切り壁)42dの後端(つまり、径方向中心側端)には仕切り壁42dの延在方向よりも上側に伸びる保持部材(保持壁)81が形成されている(図3には保持壁81は示されていない)。言い換えると、図示の例では、仕切り壁42dはロータリー現像装置4の中心に向かって延びており、一方、保持壁81はロータリー現像装置4の中心から外れて上向きに延在している。
具体的には、現像室41が現像位置に位置づけられた際(図4に示す状態)、水平線(水平方向)Lに対して水平線Lと保持壁81とのなす角度αが、0度<α<90度となるように、保持壁81を設けるようにする。このような保持壁81を仕切り壁42dの後端に形成するようにすると、保持壁81によって現像室41内のトナーが規制される結果、仕切り壁42d上にトナーが確実に残ることになって、トナーの流動性に無関係に現像室41に確実にトナーを貯留することができる。
現像室41に確実にトナーを貯留するためには、保持壁81の摩擦抵抗値を高くすることが望ましく、例えば、保持壁81の表面に不織布、織布、短いフランジ状の部材、又はスポンジ等の部材を貼り付けるようにしてもよい。また、保持壁81を樹脂成形する際には、シボ加工等を用いてその表面を粗くして、摩擦抵抗値を高くするようにしてもよい。
さらに、保持壁81の長さを調整するようにすれば、例えば、モノクロ画像形成を行う際のように、BKトナーを多く消費する際においても、多量のトナーを貯留することができることになって、再度ロータリー型現像装置4を回転させて、現像剤収容室42からトナーを現像室41に流入させる頻度を少なくすることができることになる。また、現像室41に多量のトナーを貯留することができる結果、トナー自体の圧力によってトナーを現像ローラ47側に搬送することができる。
また、前述のように、0度<αとすると、仕切り壁42dの後端からのトナーの滑り落ちが抑制されて、確実にトナーを現像室41に貯留することができる。そして、α<90度とすれば、ロータリー型現像装置4を回転駆動する際、後端側にトナーが引っ掛かることを防止できて、確実に現像剤収容室42のトナーと現像室41のトナーとを混合することができる。
このようにして、図示のロータリー型現像装置では、現像剤収容室42内の現像剤量が多くても少なくても、現像ローラ47が感光体ドラム2と対面している現像位置における現像剤量を一定として、しかもその現像剤は、円筒状ロータリー型ラック40の回転によって新現像剤と混じり合った後で現像室に供給され、劣化現像剤が蓄積されて生じる弊害は起こらない。
また、現像室41における粉圧の変動は全く起こらないから、従来のように現像剤残量が多い場合に現像剤粉圧の上昇、逆に現像剤残量が少ない場合の現像剤粉圧の低下のいずれも起こらず、現像ローラ47上の現像剤量の不安定や現像剤搬送量の変動といった問題が生じない。また、現像剤残量が多い場合に生じていた、規制部やシール部からの現像剤漏れも生じないから、それらに対処するためにシール圧を大きくするといったことも不要となる。
現像室と現像剤収容室とを連通する開口部を規定する仕切り壁の一端側に、現像位置において仕切り壁の延在方向よりも上方に延在する保持壁を形成するようにしたから、保持壁によって現像室内のトナーが規制され、仕切り壁上にトナーが確実に残ることになって、トナーの流動性に無関係に現像室に確実にトナーを貯留することができばかりでなく、現像剤の粉圧を一定に保つことができる結果、ロータリー型現像装置を用いたカラー画像形成装置に適用できる。
本発明の実施例1によるロータリー型現像装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施例1によるロータリー型現像装置において着脱可能にした現像剤収容室のシャッタ開閉機構を示す斜視図である。 現像装置内に現像剤が充分ある際のロータリー型ラックの回転による現像室と現像剤収容室内の現像剤の動きを説明するための図である。 本発明の実施例1によるロータリー型現像装置において現像部を拡大して示す図である。 本発明の実施例1によるロータリー型現像装置において着脱可能にした現像剤収容室のシャッタを開いた状態を示す斜視図である。 現像装置内に現像剤が少なくなった際のロータリー型ラックの回転による現像室と現像剤収容室内の現像剤の動きと現像剤収容室を交換する位置を説明するための図である。
符号の説明
2 感光体ドラム
40 円筒状ロータリー型ラック
41 現像室(現像ハウジング)
41 ブラック(BK)現像室
41 マゼンタ(M)現像室
41 シアン(C)現像室
41 イエロー(Y)現像室
42 現像剤収容室(現像剤カートリッジ)
42 ブラック(BK)現像剤収容室
42 マゼンタ(M)現像剤収容室
42 シアン(C)現像剤収容室
42 イエロー(Y)現像剤収容室
43 シャッタ
44 現像用現像剤
45 現像剤カートリッジ内の現像剤
46 供給ローラ
47 現像ローラ
48 規制ブレード
49 除電シール
42d 仕切り壁
81 保持壁

Claims (2)

  1. 複数の現像室と該現像室に対応して隣接配置され、現像剤が収容された現像剤収容室とが形成された回転可能なロータリー型ラックと、前記現像室に配置され像担持体上に形成された静電潜像を現像する現像ローラと、前記現像室に配置され前記現像ローラへ現像剤を供給する供給ローラとを有し、前記ロータリー型ラックの回転によって前記現像ローラが順次前記像担持体に対面する現像位置に位置づけられるロータリー型現像装置において、
    前記現像室と前記現像剤収容室とを仕切る仕切り壁を有し、
    前記仕切り壁と前記ロータリー型ラックとによって、前記ロータリー型ラックの回転によって前記現像ローラが描く軌道よりも前記ロータリー型ラックの中心側に前記現像室と前記現像剤収容室と連通する開口部が規定され、
    前記現像位置において前記現像室は対応する前記現像剤収容室よりも上側に位置し、
    前記開口部を規定する前記仕切り壁の一端側には前記現像位置において前記仕切り壁の延在方向よりも上方に延在する保持壁が形成されていることを特徴とするロータリー型現像装置。
  2. 前記仕切り壁は前記ロータリー型ラックの中心に向かって延在していることを特徴とする請求項1記載のロータリー型現像装置。
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