JP2007064126A - 可変ターボ過給機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】可変ターボ過給機を、排気タービンホイール外側のノズル部に互いに対向して設けられた導入壁と、排気ガス導入壁間に回動可能に軸支され、かつ排気タービンホイールの周方向に沿って所定間隔をあけて配置された複数のノズルベーン31と、各ノズルベーン31の回動軸32に結合されたレバー20と、レバー20に連結されて当該レバー20同士を連動させる連結リング18とを備えて構成し、複数のノズルベーン31の回動軸32のうち、連結リング18の回動中心に対して略点対称の位置に設けられた2本の回動軸32に、外部から駆動される回動駆動軸33を接続した。
【選択図】 図2
Description
ここで、ロッドの前進とは、ロッドを押し出すことをいい、ロッドの後退とは、ロッドを引き込むことをいう。次の請求項4の発明でも同様である。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本実施形態に係る可変ターボ過給機1の全体を示す断面図が示されている。 この図において、可変ターボ過給機1は、排気タービン11と、給気コンプレッサ41とを備えて構成される。
図2には、排気側インナープレート65が示されている。排気側インナープレート65の周方向に沿ってノズルベーン31が配置され、各ノズルベーン31の回動軸32で囲まれた領域の内側には、円環状の連結リング18が設けられている。この連結リング18の内周側または外周側(本実施形態では内周側)は、例えば排気側インナープレート65に突設された複数の支持部67で支持されており、連結リング18がシャフト51(図1)と同心円上で回動するようになっている。
図3、図4には、本発明の第2実施形態として、連結リング18およびレバー20の変形例が示されている。
本実施形態の連結リング18は、例えばプレートとされ、レバー20を外側から覆うように配置されている。連結リング18において、図4に示すレバー20の上面と対向する面には、平面四角形の駒部材68が軸部材69によって回動自在に軸支されている。一方、レバー20は、前記駒部材68が遊嵌されるコ字形状の遊嵌部21を備えている。また、本実施形態では、連結リング18の外周側が複数の支持部67で支持されている。そして、連結リング18の回動中心に対して点対称の位置にある一対のレバー20が油圧アクチュエータ70で駆動される等、他の構成は前述した第1実施形態と略同様である。
図5には、本発明の第3実施形態として、一油圧アクチュエータ70の配置方向を第1実施形態とは異ならせた例が示されている。他の構成は第1実施形態と同じである。
本実施形態では、各油圧アクチュエータ70でのロッド73の進退方向が同じであるため、一方の油圧アクチュエータ70Aでの押出時には、他方の油圧アクチュエータ70Bでは引込が行われる。反対に、一方の油圧アクチュエータ70Aでの引込時には、他方の油圧アクチュエータ70Bでは押出が行われる。
従って、上記に開示した形状、数量などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、数量などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (5)
- 可変ターボ過給機において、
排気タービンホイール外側のノズル部に互いに対向して設けられた導入壁と、
前記排気ガス導入壁間に回動可能に軸支され、かつ前記排気タービンホイールの周方向に沿って所定間隔をあけて配置された複数のノズルベーンと、
前記各ノズルベーンの回動軸の前記排気ガス導入壁から突出した部分に結合されたレバーと、
前記レバーに連結されて当該レバー同士を連動させる連結リングとを備え、
前記ノズル部円周上の互いに径方向に略対向する位置には、前記ノズルベーンの回動軸が回動可能に設けられたアームを外部から駆動する被駆動部が設けられているか、
または、前記連結リング円周上の互いに径方向に略対向する位置には、当該連結リングを外部から駆動する被駆動部が設けられている
ことを特徴とする可変ターボ過給機。 - 請求項1に記載の可変ターボ過給機において、
前記被駆動部は、前記連結リングの回動中心に対して略点対称の位置に設けられている、
ことを特徴とする可変ターボ過給機。 - 請求項1または請求項2に記載の可変ターボ過給機において、
前記各被駆動部を駆動する一対の駆動手段を備え、
これらの駆動手段には進退可能なロッドが設けられ、
前記各ロッドは、互いに平行でかつ互いの進退方向が異なるように配置されている
ことを特徴とする可変ターボ過給機。 - 請求項1または請求項2に記載の可変ターボ過給機において、
前記各被駆動部を駆動する一対の駆動手段を備え、
これらの駆動手段には進退可能なロッドが設けられ、
前記各ロッドは、互いに平行でかつ互いの進退方向が同じになるように配置されている
ことを特徴とする可変ターボ過給機。 - 請求項3または請求項4に記載の可変ターボ過給機において、
前記駆動手段は油圧アクチュエータである
ことを特徴とする可変ターボ過給機。
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