JP2003239893A - 動翼角度可変軸流機械 - Google Patents
動翼角度可変軸流機械Info
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Abstract
作によって変化させて風量制御をする動翼角度可変軸流
機械において、羽根ハブ等の動翼角度可変軸流機械本体
部と油圧シリンダユニットをそれぞれ完成品として連結
することで、油圧シリンダユニットをメンテナンスする
ときに単独で油圧シリンダユニットを羽根ハブから取り
外すことができる翼角度可変軸流機械を提供することを
目的とする。 【解決手段】 油圧シリンダユニットのピストンロッド
を羽根ハブと主軸の締結部より主軸方向に羽根ハブのボ
スを延出した位置で連結し、上記ピストンロッド締結部
および羽根ハブの油圧シリンダユニット取付側の面に設
けられた羽根ハブカバーよりもさらに主軸方向に延出し
た位置で動翼角度変更板とシリンダ本体を連結する。
Description
気用を始めとした風量制御を必要とする動翼角度可変軸
流機械に関するものである。
おいて、油圧を動力源とし、羽根車の動翼の迎角をリン
ク機構を介して変換させる油圧式アクチュエータとする
複動シリンダ本体が用いられているが、リング機構の作
動をシリンダ本体(本引用技術ではサーボシリンダ本体
と表現している)の揺動で行なうものとして特開平2−
275094号公報に記載されたものが知られている。
その複動シリンダ本体は、羽根車の主軸内部に圧油を供
給、排出するための流路を設けた主軸と、主軸先端に固
定したピストンと、シリンダ本体の両側に区画される圧
力室の片側は主軸の先端側に、もう一方の圧力室は、リ
ンク機構を備えた主軸方向に往復運動する動翼角度変更
板の側壁で形成されたシリンダ本体との組み付けで構成
されている。
角度可変軸流機械では、動翼角度変更板とサーボシリン
ダとの2つの部品を組み付けることによりシリンダ本体
の一方の圧力室が形成される構成であることから、油圧
アクチュエータの摺動パッキンの取替えや分解点検をす
る場合には、サーボシリンダと動翼角度変換板の組み付
けを外さねばならず、圧力室に残留する圧油の処理の問
題、また、動翼角度変更板の主軸との摺動面のパッキン
の取替えには、ピストンも取外して主軸より取り外すと
いう油圧アクチュエータの構成部分を全てを分解しての
複雑な作業工程と所要工数の高い問題があった。
更板の摺動する油圧アクチュエータの主要構成部品であ
って、摺動部位のクリアランス、表面精度など高精度の
加工を要求されていた。
るものであり、パッキンの取替え、分解、点検の際に、
主軸まわりのサーボシリンダ・ピストン・動翼角度変更
板からなる油圧アクチュエータの全てを分解する原因と
なる主軸に油圧アクチュエータの摺動面を必要としない
油圧アクチュエータを設けることとしている。そして、
残留圧油の処理をせずにパッキンの取替えが可能なメン
テナンスの高い動翼角度可変軸流機械を提供することを
目的としている。
に、本発明の第1の手段は、羽根ハブに取り付けられた
動翼の角度をピストンロッドとシリンダ本体より構成さ
れる油圧シリンダユニットの往復動作によって変化させ
る動翼角度可変軸流機械において、羽根ハブと主軸の締
結部より主軸方向に羽根ハブのボスを延出した位置でピ
ストンロッドを羽根ハブのボス部の軸方向と平行になる
ように連結し、上記ピストンロッド締結部および羽根ハ
ブ内を塵埃等から保護するために羽根ハブの油圧シリン
ダユニット取付側の面に設けられた羽根ハブカバーより
もさらに主軸方向に延出した位置で、シリンダ本体の往
復運動にともない羽根ハブボス部の軸方向に自在に摺動
させて動翼の動翼軸の角度を変更させる動翼角度変更板
とシリンダ本体を連結するものである。この手段によっ
て、油圧シリンダユニットを羽根ハブに部品を組み付け
ながら構成していく必要が無く、羽根ハブボス部と主軸
方向に相対的に摺動する面を持つ動翼角度変更板を備え
た動翼角度可変軸流ユニットと油圧シリンダユニットを
それぞれ完成品として連結することができるので、高度
な製作精度が必要なくなり、製作工数およびコストを低
減させた動翼角度可変軸流機械を提供することができ
る。また、油圧シリンダユニットをメンテナンスすると
きに、単独で油圧シリンダユニットを羽根ハブから取り
外すことができるので、メンテナンス性を向上させた動
翼角度可変軸流機械を提供することができる。
の動翼角度可変軸流機械において、シリンダ本体と動翼
角度変更板との連結部に、油圧シリンダユニットの着脱
の際に生じるシリンダ本体と動翼角度変更板との軸心ず
れを吸収する空隙を径方向と軸方向に形成するものであ
る。この手段によって、ピストンロッドとシリンダ本体
に間隙を確保することができるので、ピストンロッドと
シリンダ本体の間に設けられているシール材に過剰な力
が加わらず、長寿命化を図ることができる。
羽根ハブに取り付けられた動翼の角度をピストンロッド
とシリンダ本体より構成される油圧シリンダユニットの
往復動作によって変化させる動翼角度可変軸流機械にお
いて、羽根ハブと主軸の締結部より主軸方向に羽根ハブ
のボスを延出した位置でピストンロッドを羽根ハブのボ
ス部の軸方向と平行になるように連結し、上記ピストン
ロッド締結部および羽根ハブ内を塵埃等から保護するた
めに羽根ハブの油圧シリンダユニット取付側の面に設け
られた羽根ハブカバーよりもさらに主軸方向に延出した
位置で、シリンダ本体の往復運動にともない羽根ハブボ
ス部の軸方向に自在に摺動させて動翼の動翼軸の角度を
変更させる動翼角度変更板とシリンダ本体を連結したも
のであり、油圧シリンダユニットを羽根ハブに部品を組
み付けながら構成していく必要が無く、羽根ハブ等の動
翼角度可変軸流ユニットと油圧シリンダユニットをそれ
ぞれ完成品として連結することができるので、高度な製
作精度が必要なく、製作工数およびコストを低減させる
ことができ、さらに油圧シリンダユニットをメンテナン
スするときに、単独で油圧シリンダユニットを羽根ハブ
から取り外すことができるので、メンテナンス性を向上
させた動翼角度可変軸流機械を提供することができる。
1の手段の動翼角度可変軸流機械において、シリンダ本
体と動翼角度変更板との連結部に、油圧シリンダユニッ
トの着脱の際に生じるシリンダ本体と動翼角度変更板と
の軸心ずれを吸収する空隙を径方向と軸方向に形成する
ものであり、ピストンロッドとシリンダ本体に間隙を確
保することができるので、ピストンロッドとシリンダ本
体の間に設けられているシール材に過剰な力が加わら
ず、長寿命化を図ることができる。
しながら説明する。
第1の実施例の動翼角度可変軸流機械である。図1
(a)(b)において、主軸1に対して放射状に複数の
動翼2を有する羽根ハブ3を主軸1の端部に取り付けて
いる。その羽根ハブ3の中心位置には、油圧シリンダユ
ニット4を配置している。油圧シリンダユニット4はピ
ストンロッド5とシリンダ本体6より構成されている。
ピストンロッド5は羽根ハブ3と主軸1を締結している
ナット7より主軸方向に羽根ハブのボス部8を延出した
位置で、羽根ハブボス部8の軸方向と平行になるように
連結している。一方、シリンダ本体6は羽根ハブボス部
8に嵌合されている動翼角度変更板9と連結している。
また、動翼角度変更板9は、レバー10を介して、動翼
2の動翼軸11とリンク機構にて接続している。油圧シ
リンダユニット4にはロータリージョイント12を取り
付けている。ロータリージョイントケース13には動翼
角度低下および上昇の各ポート14a、14bが設けら
れており、これらのポートを経由して油圧シリンダユニ
ット4の動翼角度低下側圧力室15a、動翼角度上昇側
圧力室15bに圧油を供給することでシリンダ本体6を
主軸1の方向に自在に往復運動させることができる。こ
の往復運動にともなって、動翼角度変更板9は羽根ハブ
ボス部8の軸方向に自在に摺動することができるので、
動翼2の角度を自在に変化させることができる。また、
スライドシャフト16が主軸1と平行になるように羽根
ハブ3に固定されており、本スライドシャフト16を動
翼角度変更板9のガイドとして使用することで、動翼角
度変更板9が主軸1とともに回転する。羽根ハブ3の油
圧シリンダユニット4を取り付けている側の面には羽根
ハブ3の内部を塵埃等から保護するための羽根ハブカバ
ー17を設けている。図1(a)に示すように、シリン
ダ本体6と動翼角度変更板9は、ピストンロッド5と羽
根ハブボス部8との締結部および羽根ハブカバー17よ
りもさらに主軸方向に延出した位置で連結している。
は羽根ハブ3に部品を組み付けながら構成していく必要
が無く、羽根ハブ3等の動翼角度可変軸流ユニット油圧
シリンダユニット4をそれぞれ完成品として連結するこ
とができる。従って、本構成により、高度な製作精度が
必要なくなり、製作工数およびコストを低減させた動翼
角度可変軸流機械を提供することができる。
ット4をメンテナンスするために羽根ハブ3から取り外
す方法を図2(a)(b)(c)に示す。最初に、圧油
を動翼角度低下側圧力室14aに送り、シリンダ本体6
と動翼角度変更板9を羽根ハブ3側に移動させる図2
(a)。次に、シリンダ本体6と動翼角度変更板9を締
結しているねじをはずして、その後に圧油を動翼角度上
昇側圧力室14bに送り、シリンダ本体6のみロータリ
ージョイント12側に移動させる図2(b)。最後に、
ピストンロッド5と羽根ハブボス部7を締結しているね
じを外して、油圧シリンダユニット4を羽根ハブ3から
取り外す図2(c)。本構成において、ピストンロッド
5は羽根ハブ3と主軸1の締結部より主軸方向に羽根ハ
ブボス部8を延出した位置で連結し、シリンダ本体6と
動翼角度変更板9はピストンロッド5と羽根ハブボス部
8との締結部および羽根ハブカバー17よりもさらに主
軸方向に延出した位置で連結しているので、図2(a)
(b)(c)に示すような方法で単独で油圧シリンダユ
ニット4を羽根ハブ3から取り外すことができる。従っ
て、メンテナンス性を向上させた動翼角度可変軸流機械
を提供することができる。
実施例の動翼可変ピッチ軸流ファンである。図3(b)
は、シリンダ本体6と動翼角度変更板9の連結部詳細図
である。図3(b)に示すように、動翼角度変更板9に
は、シリンダ本体6のフランジ部をはさむようにフロー
ティングプレート18をねじ締結している。フローティ
ングプレート18にはピン19が同心円状に複数取り付
けられており、シリンダ本体6のフランジ部に設けられ
た穴に挿入されている。動翼角度変更板9とフローティ
ングプレート18との間隙(図中X)はシリンダ本体6
のフランジ部の幅(図中Y)よりも大きくいしている。
また、シリンダ本体6のフランジ部の外径はフローティ
ングプレート18の内径よりも小さくしている。さら
に、シリンダ本体6のフランジ部に設けられた穴の内径
はピン19の直径よりも大きくしている。本構成のよう
にシリンダ本体6と動翼角度変更板9との連結部に径方
向と軸方向に空隙を形成することで、油圧シリンダユニ
ット4の着脱の際に生じるシリンダ本体6と動翼角度変
更板9との軸心ずれを吸収することができ、ピストンロ
ッド5とシリンダ本体6に間隙を確保することができる
ので、ピストンロッド5とシリンダ本体6の間に設けら
れているシール材に過剰な力が加わらず、長寿命化を図
ることができる。なお、図2(a)のシリンダ本体6と
動翼角度変更板9を締結しているねじを図3(b)のフ
ローティングプレート18と動翼角度変更板9を締結し
ているねじと置き換え手作業することで、図3(a)の
構成においても単独で油圧シリンダユニット4を羽根ハ
ブ3から取り外すことができる。
明の第1の実施例によれば、動翼角度可変軸流機械にお
いて、羽根ハブと主軸の締結部より主軸方向に羽根ハブ
のボスを延出した位置でピストンロッドを羽根ハブのボ
ス部の軸方向と平行になるように連結し、上記ピストン
ロッド締結部および羽根ハブの油圧シリンダユニット取
付側の面に設けられた羽根ハブカバーよりもさらに主軸
方向に延出した位置で動翼角度変更板とシリンダ本体を
連結することことで、油圧シリンダユニットを羽根ハブ
に部品を組み付けながら構成していく必要が無く、羽根
ハブ等の動翼角度可変軸流ユニットと油圧シリンダユニ
ットをそれぞれ完成品として連結することができるの
で、高度な製作精度が必要なくなり、製作工数およびコ
ストを低減させた動翼角度可変軸流機械を提供すること
ができる。また、油圧シリンダユニットをメンテナンス
するときに、単独で油圧シリンダユニットを羽根ハブか
ら取り外すことができるので、メンテナンス性を向上さ
せた動翼角度可変軸流機械を提供することができる。
1の手段の動翼角度可変軸流機械において、シリンダ本
体と動翼角度変更板との連結部に、油圧シリンダユニッ
トの着脱の際に生じるシリンダ本体と動翼角度変更板と
の軸心ずれを吸収する空隙を径方向と軸方向に形成する
ことで、ピストンロッドとシリンダ本体に間隙を確保す
ることができるので、ピストンロッドとシリンダ本体の
間に設けられているシール材をに過剰な力が加わらず、
長寿命化を図ることができる。
械を示す全体構成図 (b)同A矢視図
械の油圧シリンダユニット等の分解前の状態図 (b)同分解途中の状態図 (c)同分解後の状態図
械を示す全体構成図 (b)同B部詳細図
Claims (2)
- 【請求項1】 羽根ハブに取り付けられた動翼の角度を
ピストンロッドとシリンダ本体より構成される油圧シリ
ンダユニットの往復動作によって変化させる動翼角度可
変軸流機械にあって、羽根ハブと主軸の取付け部より主
軸方向に羽根ハブのボスを延出した位置でピストンロッ
ドを羽根ハブのボス部の軸方向と平行になるように連結
し、前記ピストンロッドの取付け部および羽根ハブ内を
塵埃等から保護するために羽根ハブの油圧シリンダユニ
ット取付側の面に設けられた羽根ハブカバーよりもさら
に主軸方向に延出した位置で、シリンダ本体の往復運動
にともない羽根ハブボス部の軸方向に自在に摺動させて
動翼の動翼軸の角度を変更させる動翼角度変更板とシリ
ンダ本体を連結することを特徴とする動翼角度可変軸流
機械。 - 【請求項2】 シリンダ本体と動翼角度変更板との連結
部において、油圧シリンダユニットの着脱の際に生じる
シリンダ本体と動翼角度変更板との軸心ずれを吸収する
空隙を径方向と軸方向に形成した締結手段を備えたこと
を特徴とする請求項1記載の動翼角度可変軸流機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002038126A JP4204790B2 (ja) | 2002-02-15 | 2002-02-15 | 動翼角度可変軸流機械 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2002038126A JP4204790B2 (ja) | 2002-02-15 | 2002-02-15 | 動翼角度可変軸流機械 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005226609A (ja) * | 2004-02-16 | 2005-08-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 軸流機械の動翼角度可変装置 |
KR101111562B1 (ko) * | 2011-03-07 | 2012-02-24 | 에스텍이앤지(주) | 축류형 송풍기 |
CN102606528A (zh) * | 2012-04-25 | 2012-07-25 | 山西渝煤科安运风机有限公司 | 叶片同步调节轴流通风机 |
CN109654048A (zh) * | 2019-01-29 | 2019-04-19 | 奥克斯空调股份有限公司 | 一种降噪风机以及空调器 |
CN110500319A (zh) * | 2019-09-18 | 2019-11-26 | 平安电气股份有限公司 | 轴流风机叶片角度机外一次整体调节装置 |
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CN113295373A (zh) * | 2021-04-23 | 2021-08-24 | 湖南九九智能环保股份有限公司 | 一种喷雾机风筒试验装置 |
-
2002
- 2002-02-15 JP JP2002038126A patent/JP4204790B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN109654048B (zh) * | 2019-01-29 | 2024-09-13 | 奥克斯空调股份有限公司 | 一种降噪风机以及空调器 |
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