JP2007061591A - 収納ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】洗濯物を干すための種々の用具を一括して収納可能であると共に、洗濯物干し作業を効率良く、楽な動作で行うために利用可能な収納ボックスを提供する。
【解決手段】収納ボックス2は、前方に開口した開口部81、及び略水平な天板を有する本体80と、前方へ引出し自在に本体80に組み付けられた引出収納体90と、前後に傾動自在に本体80に組み付けられた傾動収納体30と、本体80を移動可能に支持するキャスター71と、本体80に立設された支柱部51、及び支柱部51から側方に連接されて天板の上方に横架された棒状の横架部52を有する吊掛バー50と、本体80の側方に設けられた側方収納体40と、本体80から外方に略水平に延設された棒状の物干アーム61とを具備し、本体80は段違いに構成されて、天板は、第一天板85a及び第一天板85aより高さの低い第二天板85bを有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、収納ボックスに関するものであり、特に、洗濯物を干すために必要な用具を収納可能な収納ボックスに関するものである。
洗濯物を干す作業においては、ピンチ(洗濯ばさみ)、衣服ハンガー、円形や四角形の枠体に複数のピンチを吊り下げたピンチハンガー等、いろいろな種類の用具が必要とされるが、従来これらの用具を収納するために、特に配慮がなされた収納ボックスはなかった。そのため、多くの場合、これらの用具は汎用の収納容器を使用して保管されている。その際、上記のような物干し用具は大きさも形状も種々であるため、それぞれ別々の容器に分散して収納されていることも多い。或いは、ピンチを入れたかごや衣服ハンガーが、日常的に洗濯機の周辺や物干し竿に吊り下げられている場合もある。
上記の従来技術は、公然に実施されているものであり、出願人は、この従来技術が記載された文献を、本願出願時においては知見していない。
しかしながら、上記のように、種々の用具が分散して収納されている場合は、洗濯物を干す度ごとに、それぞれの用具をそれぞれの収納場所から物干し場まで運ぶ必要があり、大変に不便であった。また、衣服ハンガー等が日常的に物干し竿等に吊り下げられている場合は、雑然とした印象を与えて外観も悪いことに加え、汚れや埃りが付着するという問題もあった。
更に従来は、洗濯物を干す作業そのものを、効率良く楽な動作で行えるように配慮された用具等もなかった。そのため、洗濯済みの衣類等を入れたかごを足元に置き、取り出しては干すという作業を繰り返すこととなり、毎日のように行う作業であるだけに、労力負担の大きいものであった。特に、腰などを痛めている人や高齢者の中には、物干し作業に苦痛を感じる人もあった。
そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、洗濯物を干すために必要な種々の用具を一括して収納可能であると共に、洗濯物を干す作業を効率良く、楽な動作で行うために利用可能な収納ボックスの提供を課題とするものである。
上記の課題を解決するため、本発明にかかる収納ボックスは、「前方に開口した開口部、及び上方を覆う略水平な天板を有する本体と、前記開口部から前方へ引出し自在に前記本体に組み付けられた引出収納体と、前記開口部の下辺に平行な軸を中心として傾動自在に前記本体に組み付けられた傾動収納体と、前記本体を移動可能に支持するキャスターと、前記本体に立設された支柱部、及び該支柱部から側方に連設されて前記天板の上方に横架された棒状の横架部を有する吊掛バーと、前記本体の側方に設けられた側方収納体と、前記本体から外方に略水平に延設された棒状の物干アームとを」具備して構成されている。
「本体」は、例えば、木材やプラスチック等により形成することができ、天板に加え、左右の側板、背板、底板を備える構成とすることができる。或いは、本体の強度等を考慮の上、背板を有さず天板、側板、及び底板により角筒状の構成とすることも、側板等を有さないフレーム状の構成とすることもできる。また、洗濯済みの濡れた洗濯物を扱うことを考慮して、天板等の本体の各部に、撥水効果を奏する加工を施せば、より好適である。
「引出収納体」は、本体において前方に開口した開口部から前後方向に出し入れし、前方に引出した際に上方に開口するものであり、引出収納体の外壁と本体内壁との間に、スライドレールとガイドレール、線条の部材と溝部のような組合わせの構成を設けることにより、前後方向に摺動自在なものとすることができる。また、「傾動収納体」は、本体の開口部から前方に傾動した際に上方に開口するものであり、本体の開口部の下辺と蝶番で連結することにより、或いは、開口部の下辺の方向に設けた回動軸に軸支させることにより、開口部に対して前後に傾動自在な構成とすることができる。なお、例えば、回動軸を前後方向の長孔に沿って移動させる構成にすることにより、傾動収納体を前方にスライドさせながら前傾させることもできる。また、本体に対する傾動収納体の位置は、回動の中心となる軸方向が開口部の下辺に平行であれば特に限定されず、引出収納体より下方に設けることも、上方に設けることも、両者を並設することもできる。
「キャスター」は、鉛直軸周りに旋回自在な自在車輪や、直進用の固定車輪を使用することができ、回転をロックして移動を規制するロック機構を備えるものであってもよい。また、本体を支持可能であれば、個数や取付け位置は特に限定されず、例えば、本体の底部に四個設けることができる。
「吊掛バー」は、例えば、ステンレス等の金属製の管状または中実の棒状部材を、コ字状に曲折することにより、支柱部と横架部とが一体的に形成された構成とすることができる。或いは、金属や木材等により形成された別体の支柱部及び横架部を、適宜のジョイント部材で接続する構成とすることもできる。また、支柱部と横架部とをL字状に形成し、横架部が支柱部を軸として天板の上方で旋回自在な構成とすることもできる。なお、吊掛バーは、一本を設けることも複数本を設けることもできる。
「側方収納体」は、本体の側方に設けられるものであり、本体に対して固定されるものであっても、本体に対して着脱自在なものであってもよい。例えば、フック等の鉤状部材と、孔部または環状部材との組合せよる係止機構を、側方収納体及び本体に具備させることにより、着脱自在な構成とすることができる。更に、本体から取外した側方収納体は、収納ボックスに収納させることとしてもよく、そのためのスペースを、引出収納体や傾動収納体、あるいは他の収納体を更に具備する場合にはその収納体に、設定しておくこともできる。なお、側方収納体の形状は特に限定されず、例えば、上方に開口した函体、蓋部を有する函体とすることができ、複数の仕切りを備えるものとすれば小物等を仕分けて収納することができ、好適である。
「物干アーム」は、複数または一本の棒状のアームにより構成させることができ、本体に対して固定されているものであっても、着脱自在なものであってもよい。また、物干アームを旋回自在とし、例えば、使用時には複数の物干アームを扇状に展開し、不使用時にはそれぞれの向きを揃えておくことができる構成とすることもできる。
従って、本発明によれば、洗濯物干し作業に要する種々の用具を、一括して収納することができる。例えば、引出収納体に衣服ハンガーを、傾動収納体にピンチハンガーを、側方収納体にピンチをというように、各種の用具を種類や大きさにより仕分けをして、収納することができる。これにより、屋根やひさしのあるベランダや屋内のドライルーム等の物干し用スペースに、本発明の収納ボックスを備えておくことにより、洗濯物干し作業に必要な用具を、洗濯物干し作業を行う場所の近傍に、一箇所にまとめて保管することができる。また、キャスターを具備することから、本発明の収納ボックスの設置場所が洗濯物干し作業を行う場所から離れていても、洗濯物干しに必要な用具を、収納ボックスごと一括して、容易に運搬することができる。これにより、洗濯物干し作業の際に、種々の用具をその場ですぐ取り出して使用することができる。加えて、衣服ハンガーやピンチハンガー等、日常的に物干し竿等に吊り下げられていることもある用具を収納できるため、物干しスペースが雑然とした印象を与えない外観の良いものとなる。
また、収納ボックスの天板の上に、洗濯物を入れたかご等を置いて作業をすることができるため、従来のように腰をかがめて、足元に置いたかごから洗濯物を取り出す必要がなく、楽な姿勢で洗濯物を干すことができる。更に、吊掛バーや物干アームを具備するため、収納ボックスを利用して、仮干し作業を行うことができる。例えば、室内に本発明の収納ボックスを置き、洗濯物を掛け終えたハンガーを、順次吊掛バーに掛けながら作業を続け、或いはピンチハンガーを吊掛バーに掛けておいて靴下等を干す作業を行い、その後にベランダや屋外の物干し竿まで運ぶことができる。これにより、寒い季節に屋外で長時間物干し作業を行ったり、日焼けを気にしながら物干し作業を行ったりする必要がなく、作業者にとって都合のよい場所で、効率良く洗濯物干し作業を進めることができる。
なお、本発明の収納ボックスは、洗濯物干し用具の収納及び洗濯物干し作業への利用に加え、洗濯物を干しておく用具として使用することもできる。例えば、吊掛バーを室内物干し用に使用したり、物干アームに洗濯用ネットや雑巾等を掛けておくことができる。
また、本発明にかかる収納ボックスは、「前記傾動収納体は、底面板と、該底面板に対して略垂直な前面板及び背面板と、前記前面板及び前記背面板の間で幅方向に、前記底面板に対して略垂直に設けられ、前記底面板からの高さが前記背面板より大である仕切板とを具備する」ものとすることができる。
傾動収納体は、例えば、底面板、前面板及び背面板により断面略コ字状となる構成とすることができる。或いは、側板や、前面板及び背面板を架渡して側方を補強する部材等を、更に備える構成とすることもできる。また、仕切板は、前面板と背面板との間に幅方向に設けられて、収納空間を前後に仕切るものであり、固定的に取付けられるものであっても、取付け位置を移動可能なものであってもよい。
従って、本発明によれば、底面板に略垂直な仕切板によって傾動収納体の収納スペースが仕切られるため、洗濯物干し用具の収納及び出し入れにおいて、より使い勝手のよいものとなる。例えば、仕切板にピンチハンガーを立てかけるように収納することにより、複数のピンチハンガー間でピンチが絡まる等の不具合の生じ難いものとなる。加えて、仕切板の高さが背面板より高く設定されることにより、重心が前方に位置することとなるため、傾動収納体を前方に傾動させる操作のし易いものとなる。
更に、本発明にかかる収納ボックスは、「前記本体は段違いに構成され、前記天板は、第一天板、及び該第一天板より高さの低い第二天板を有する」ものとすることができる。
かかる本体の構成は、例えば、引出収納体と傾動収納体とで幅を異なる設定とし、幅広の方を下段として、本体をこれに対応させた構成とすることにより実現することができる。或いは、引出収納体と傾動収納体とを並設し、それぞれの高さを異ならせることによっても実現することができる。また、引出収納体及び傾動収納体の幅の異同や、段組みの位置関係によらず、他の収納体を更に具備するものとし、その大きさや位置等の設定により、本体を段違いに構成させることができる。
従って、本発明によれば、吊掛バーから第二天板までの距離は、第一天板までの距離より大きなものとなる。これにより、例えば、長尺の洗濯物を掛けた衣服ハンガーやピンチハンガーを、第二天板の上方で吊掛バーに掛けることにより、洗濯物が天板上に垂れかかることを防止することができる。また、天板上に洗濯物かごを置いて作業する場合、第二天板の上にかごを置き、吊掛バーの下方の空間を仮干し作業のために広く確保することが可能となる。
以上のように、本発明の効果として、洗濯物を干すために必要な種々の用具を一括して収納可能であると共に、洗濯物を干す作業を効率良く、楽な動作で行うために利用可能な収納ボックスを提供することができる。
以下、本発明を実施するために好適な第一実施形態の収納ボックスについて、図1乃至図4に基づいて説明する。ここで、図1は第一実施形態の収納ボックスの構成を示す斜視図であり、図2は図1におけるA−A断面を示す平面図であり、図3は図1の収納ボックスの側面図であり、図4は図1の収納ボックスの使用状態を示す斜視図である。
本実施形態の収納ボックス1は、前方に開口した開口部11、及び上方を覆う略水平な天板15を有する本体10と、開口部11から前方へ引出し自在に本体10に組み付けられた引出収納体20と、前後に傾動自在に本体10に組み付けられた傾動収納体30と、本体10を移動可能に支持するキャスター71と、本体10に立設された支柱部51、及び支柱部51から側方に連接されて天板15の上方に横架された棒状の横架部52を有する吊掛バー50と、本体10の側方に設けられた側方収納体40と、本体10から外方に略水平に延設された棒状の物干アーム61とを、主に具備して構成されている。
更に、詳細に説明すると、主に図1に示すように、本体10は木材により構成され、天板15、左右の側板16、底板17、及び背板18を有し、前方に開口する函体に形成されている。ここで、天板15には、撥水性の塗装が施されている。また、本体10の底部には、前方及び後方にそれぞれ二個のキャスター71が取付けられ、前方の二個は回転をロックするロック機構(図示しない)を有している。
また、引出収納体20は、上方に開口した函状に形成され、左右の外側面に取付けられたスライドレール(図示しない)が本体10の内側面に取付けられたガイドレール(図示しない)に案内され、前後方向に摺動自在な構成とされている。加えて、本実施形態の引出収納体20は、図2に示すように、内部の空間を左右の二つの空間、すなわち、衣服ハンガーを収納可能な第一収納空間21、及び残余の第二収納空間22に区画する左右区画板25を備えており、第一収納空間21は、幅方向に設けられて前後方向に空間を仕切る二つの区画板26によって、更に三つの空間に区画されている。なお、第一収納空間21の幅は、一般的な衣服ハンガーの幅(42cm程度)より大に設定されている。また、引出収納体20の前面には、引出手収納体20を前後に出し入れする際の引手となる引手部72が設けられている。
傾動収納体30は、図3に示すように、底面板31と、その前後で底面板31に対して略垂直に設けられた前面板32及び背面板33と、これらに平行に、前面板32と背面板33との間のほぼ中央に設けられた仕切板35とを有して構成されている。ここで、仕切板35の高さは、背面板33の高さよりも大きく設定されている。そして、前面板32の下辺が本体10の開口部11の下辺と蝶番(図示しない)によって接続され、この蝶番の軸周りに傾動収納体30が回動自在な構成とされている。なお、本実施形態では、傾動収納体30が所定角度以上前傾することを規制するためのストッパ材39が、本体10の内側面から内方に向けて突設されている。なお、傾動収納体30の前面にも、傾動収納体30を傾動させる際の引手となる引手部72が設けられている。
吊掛バー50は、ステンレス製のパイプを略コ字形に曲折することにより、両端側の二つの支柱部51と、中間の横架部52とが一体的に形成されている。そして、支柱部51の端部付近が、本体10の奥行き方向におけるほぼ中央で側板16に取付けられている。これにより、二つの支柱部51が天板15より上方に、且つ天板15に対してほぼ直角に立設され、一対の支柱部51間に、天板15の上方且つ真上で、横架部52がほぼ水平に架渡されている。
側方収納体40は、プラスチック製のかご状の函体であり、図2(a)に示すように、引出収納体20の第二収納空間22に収納可能であると共に、図2(b)に示すように、本体10の側板16に設けられたフック49に着脱自在に取付けられる。なお、本実施形態では、仕切りの仕様が異なる側方収納体40を各一個具備し、上記のフック49に対して、代替的に取付けられる。
物干アーム61は複数が備えられ、アーム支持部65によって、本体10の側板16に取付けられる。本実施形態では、物干アーム61はアーム支持部65に穿設された孔部66に挿し込むことにより、本体に対して着脱自在であると共に旋回自在な構成とされている。なお、孔部66は物干アーム61の数より多く設けてもよい。また、アーム支持部65は、図1で例示するように、上記のフック49により側方収納体20が取付けられる側板16とは異なる側板16に取付けてもよいし、同じ側の側板16に取付けてもよい。
また、本実施形態では、上記構成に加え、本体10を移動させる際の持手となる持手部75が、左右の側板16のそれぞれに設けられている。
次に、本実施形態の収納ボックス1の使用方法について説明する。通常時は、収納ボックス1の各部に、洗濯物干し用具を収納しておくことができる。例えば、傾動収納体30に、角型や丸型の枠体に複数のピンチが取付けられたピンチハンガーを収納することができる。このとき、底面板31に対して垂直に仕切板35が設けられているため、仕切板35の前後で、ピンチハンガーの枠体の側面を底面板31に向け、仕切板35に立てかけるようにして収納することができる。これにより、大型のピンチハンガーであっても、場所を取らずにすっきりと収納することができる。加えて、複数のピンチハンガーを収納する場合であっても、それぞれが収納された収納空間が仕切板35によって区画されているため、ピンチが絡まる恐れを低減することができる。
また、本実施形態の引出収納体20の第一収納空間21の幅は、上記のように通常の衣服ハンガーの幅より大に設定されているため、ここに衣服ハンガーを幅方向に収納することができる。このとき、区画板26によって第一収納空間21が前後に区画されているため、衣服ハンガーの種類や大きさによって仕分けることができ、衣服ハンガーの本数が少ない場合にも、ハンガーが倒れることが防止される。更に、第二収納空間22には二つの側方収納体40を収納し、形状や大きさの異なるピンチ等の小物を保管しておくことができる。特に、本実施形態の二つの側方収納体40は、一方は複数の仕切りを有し、小物を分類して保管するのに適しており、他方は仕切りを有していないため、衣類ブラシや折り畳まれた物干しワイヤ等の長尺物を収納するのに適している。
種々の用具を収納した収納ボックス1は、実際に洗濯物を干す場所、例えば、屋根のあるベランダや室内に設けられたドライルームに設置しておくことができる。また、後述のように、収納ボックス1は仮干し作業にも利用可能であるため、実際に洗濯物を干しておくのは屋外である場合でも、室内の仮干し作業を行う場所に収納ボックス1を設置しておくことができる。更に、後述のように、キャスター71により移動可能であるため、通常は邪魔にならないよう壁に近づけて設置しておくこともできる。また、その際、物干アーム61は旋回自在であるため、場所をとらないように向きを揃えておくことができる。或いは、アーム支持部65から物干アーム61を取外しておくこともでき、その場合、例えば、第二収納空間22に収納された仕切りのない側方収納体40に、取外された物干アーム61を保管しておくこともできる。
洗濯物干し作業をする際は、キャスター71のロックを解除し、物干し竿等の洗濯物を干しておく場所、或いは、仮干し作業に適した場所まで、収納ボックス1を適宜移動させることができる。このとき、本実施形態では持手部75を備えているため、持手部75に手を掛けて引き、収納ボックス1を容易に移動させることができる。その後、再びキャスター71をロックすれば、物干し作業中に収納ボックス1が不用意に移動することなく、安定して作業を行うことができる。
そして、図4に例示するように、洗濯物を入れたかごBを天板15上におき、そこから洗濯物を取り出しながら作業を行うことができる。また、側方収納体40をフック49に掛け、その中からピンチを取り出しつつ、作業を進めることができる。そして、必要に応じ、引出収納体20を引き出し、或いは、傾動収納体30を前傾させて開口させ、衣服ハンガーやピンチハンガーP等の用具を取り出すことができる。取り出したピンチハンガーPは、そのまま物干し竿に掛けてもよいが、いったん吊掛バー50にかけておき、この状態で靴下等を取付ける仮干し作業を行うこともできる。同様に、衣服を掛け終えた衣服ハンガーを、順次吊掛バー50に掛けていくこともできる。
物干アーム61は、アーム支持部65の適宜の位置の孔部66を選択して挿し込むことにより、本体から外方にほぼ水平に延設させることができる。その際、各物干アーム61を旋回させて扇状に展開し、物干アーム61の間隔を調整することができる。この物干アーム61には、例えば、雑巾や洗濯ネット等をかけることができる。
以上のように、第一実施形態の収納ボックス1によれば、ピンチ、衣服ハンガー、ピンチハンガー等の洗濯物干し作業に要する種々の用具を、一括して外観良く収納しておくことができる。その際、引出収納体20及び傾動収納体30の収納空間が、左右区画板25、区画板26、仕切板35によって区画されているため、各用具を大きさや形状等により仕分け、それぞれが絡まったり倒れたりする不具合を減じて、すっきりと整理された状態で収納しておくことができる。そして、仮干し作業を含む洗濯物干し作業を実際に行う場所に、収納ボックス1を位置させることができ、収納された種々の用具を取り出しながら作業を進めることができるため、物干し作業の都度、各用具を収納場所から別個に運ぶ必要がなく、作業の効率が良いものとなる。
また、天板15の上に洗濯物かごを置き、楽な姿勢で物干し作業を行うことができる。その際、本実施形態の天板15は、撥水効果を奏する加工が施されているため、支障なく濡れた洗濯物の入ったかごを置くことができる。加えて、吊掛バー50を使用し、洗濯物を衣服ハンガーに掛けたりピンチハンガーに取付けたりする仮干し作業をまとめて行い、その後に物干し場に運ぶこともできる。これにより、作業者にとって都合のよい場所で、物干し作業を進めることができる。その際、引出収納体20や傾動収納体30から用具を取り出し、天板15の上に置いた洗濯物かごから洗濯物を取り出し、本体10の側方に取付けられた側方収納体40からピンチを取り出し、本体10上方の吊掛バー50に掛けるというように、一連の流れとして、作業者がその場からあまり移動せずに各動作を行うことができるため、作業の効率が極めて良いものとなる。
また、傾動収納体30は、仕切板35の高さを背面板33より高く設定したことにより、重心が前方に位置し、ピンチハンガー等を収納して傾動収納体30全体が重くなっていても、力を要することなく前傾させることができる。加えて、前方に所定角度以上回動すると、本体10の内側面に突設されたストッパ材39に仕切板35が当接してそれ以上の回動が規制されるため、傾動収納体30が回動し過ぎて前方に倒れてしまう不具合を回避することができる。
次に、本発明を実施するために好適な第二実施形態について、図5及び図6を用いて説明する。ここで、図5は第二実施形態の収納ボックスの構成を示す斜視図であり、図6は図5の収納ボックスの使用状態を示す斜視図である。なお、第一実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施形態の収納ボックス2は、前方に開口した開口部81、及び上方を覆う略水平な天板85を有する本体80と、開口部81から前方へ引出し自在に本体80に組み付けられた引出収納体90と、前後に傾動自在に本体80に組み付けられた傾動収納体30と、本体80を移動可能に支持するキャスター71と、本体80に立設された支柱部51、及び支柱部51から側方に連接されて天板85の上方に横架された棒状の横架部52を有する吊掛バー50と、本体80の側方に設けられた側方収納体40と、本体80から外方に略水平に延設された棒状の物干アーム61とを、主に具備して構成されている。
また、傾動収納体30は引出収納体90の下段に設けられ、引出収納体90より幅広に形成されている。そして、引出収納体90と傾動収納体30とで、それぞれの一方の側面位置を一致させ、本体80の大きさ及び形状を引出収納体90及び傾動収納体30を囲繞する設定とすることにより、本体80は二段の階違いに構成され、天板85は引出収納体90の上方の第一天板85aと、第一天板85aより高さの低い第二天板85bとを有する構成とされている。
本実施形態の引出収納体90は、第一実施形態における左右区画板25に相当する構成は有さず、幅方向に設けられた二つの区画板26により、収納空間が前後方向に三つに区画されたものとなっている。なお、第一実施形態においては第二収納空間22に収納可能であった側方収納体40は、本実施形態では、引出収納体90或いは傾動収納体30に収納してもよいし、常時フック49に取付けておいてもよい。
なお、第一実施形態で例示したように、側方収納体40を取付けるフック49と物干アーム61を支持するアーム支持部65とは、それぞれ異なる側板16に取付けてもよいが、図5で例示するように、両者を同じ側の側板16に取付けてもよい。
その他の構成は、上記の第一実施形態と同様であり、上記と同様に物干し作業を行うことができる。更に、本実施形態の収納ボックス2は、以下のような特徴を有する。すなわち、吊掛バー50から天板85までの距離は、第一天板85aより第二天板85bの方が大きなものとなる。これにより、裾までの長さが長い衣類の洗濯物をハンガーHに掛けて吊るす場合であっても、図6(a)に示すように、第二天板85bの上方でハンガーHを吊掛バー50に吊り下げることにより、衣類の裾がだらりと本体80上に垂れかかる恐れの少ないものとなる。また、洗濯物かごBを天板85の上に置いて作業する場合であっても、図6(b)に示すように、第二天板85b上に洗濯物かごBを置き、吊掛バー50の下方の空間を広く確保できるため、空間に余裕をもって作業を行うことができる。また、例えば、ピンチハンガーPがサイズの大きなものや横長のものであっても、適宜回転させながら洗濯物を取付けることができ、より作業のし易いものとなる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
例えば、上記の実施形態では、コ字状の吊掛バーの二つの支柱部を本体に取付ける場合を例示したが、これに限定されず、L字状の吊掛バーとすることもできる。その際、支柱部を本体に対して旋回可能な構成とすれば、収納ボックスの天板の上方で、天板の真上からは離れた位置で吊掛バーを横架させ、より空間に余裕をもって物干し作業を行うこともできる。また、上記の実施形態では、吊掛バーの支柱部を本体の側面に取付ける場合を例示したが、これに限定されず、例えば、天板に穿設した孔部に支柱部を挿し込むことにより、吊掛バーを本体に支持させる構成とすることもできる。また、吊掛バーを、本体に対して着脱自在な構成とすることもできる。
更に、引出収納体の左右区画板及び区画板、傾動収納体の仕切板は、固定的に設けられる場合に限定されず、移動や着脱が可能な構成とすることができる。例えば、区画板等を断面逆T字状に形成して自立可能な構成とし、収納物の量によって移動させて使用するものとすることができる。
更に、本体の天板は、上記の撥水効果に加え、滑り止め効果を奏する加工を施すこともできる。例えば、摩擦係数の大きい素材や、小さな凹凸を設けた樹脂等の薄板を、天板上面に貼着することができる。これにより、天板上に載置した洗濯物かご等が滑り落ちる恐れを低減し、安定して物干し作業を行うことができる。
本発明の第一実施形態の収納ボックスの構成を示す斜視図である。 図1におけるA−A断面を示す平面図である。 図1の収納ボックスの側面図である。 図1の収納ボックスの使用状態を示す斜視図である。 本発明の第二実施形態の収納ボックスの構成を示す斜視図である。 図5の収納ボックスの使用状態を示す斜視図である。
符号の説明
1,2 収納ボックス
10、80 本体
11,81 開口部
15,85 天板
85a 第一天板
85b 第二天板
20,90 引出収納体
30 傾動収納体
40 側方収納体
50 吊掛バー
51 支柱部
52 横架部
61 物干アーム
71 キャスター

Claims (3)

  1. 前方に開口した開口部、及び上方を覆う略水平な天板を有する本体と、
    前記開口部から前方へ引出し自在に前記本体に組み付けられた引出収納体と、
    前記開口部の下辺に平行な軸を中心として傾動自在に前記本体に組み付けられた傾動収納体と、
    前記本体を移動可能に支持するキャスターと、
    前記本体に立設された支柱部、及び該支柱部から側方に連設されて前記天板の上方に横架された棒状の横架部を有する吊掛バーと、
    前記本体の側方に設けられた側方収納体と、
    前記本体から外方に略水平に延設された棒状の物干アームと
    を具備することを特徴とする収納ボックス。
  2. 前記傾動収納体は、
    底面板と、
    該底面板に対して略垂直な前面板及び背面板と、
    前記前面板及び前記背面板の間で幅方向に、前記底面板に対して略垂直に設けられ、前記底面板からの高さが前記背面板より大である仕切板と
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の収納ボックス。
  3. 前記本体は段違いに構成され、
    前記天板は、第一天板、及び該第一天板より高さの低い第二天板を有する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の収納ボックス。
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