JP2007060676A - 受像装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】アスペクト比4:3から16:9にアスペクト変換した映像を、4:3の表示装置で表示した場合に、無画部の少ない映像として表示する。
【解決手段】外部から入力された映像信号で示される映像を、標準サイズによる表示方法,または,拡大サイズによる表示方法のいずれか任意の表示方法により、表示装置に表示させることができる(S255,S250)。ここで、アスペクト比4:3の映像に画像が存在しない無画部を付加してなる付加映像を、拡大サイズによる表示方法で映像を表示させれば、その映像の端部,つまり少なくとも無画部の一部が表示装置の表示エリアからはみ出す大きさの映像となる。こうして、表示エリアからはみ出した領域は、表示装置により表示されなくなることから、結果的に無画部の少ない映像を表示する。
【選択図】図4

Description

本発明は、映像信号を映像に変える受像装置に関する。
近年、種種のアスペクトをもつワイドな映像信号が急速に普及している。そこで,種種のアスペクトに対応するために,水平偏向手段に倍率を設定する水平倍率設定手段を備えさせると共に,垂直偏向手段に倍率を設定する垂直倍率設定手段を備えさせ,水平方向及び垂直方向に任意の倍率でズームして表示するようにしたテレビジョン受像機が開示されている(例えば,特許文献1参照)。
特開平8−23483号公報
しかし,上記提案の技術では水平偏向手段や垂直偏向手段を持っているテレビジョン受像機では任意の倍率に画像をズームして表示することができるが,水平偏向手段や垂直偏向手段を有しない装置ではこの開示された技術を適用することができない。
また,近年地上波デジタル放送が開始されアスペクト比16:9のハイビジョン映像が普及しつつある。ところが、従来の4:3の映像も多々存在しており,放送局の都合により,4:3の映像を画像が存在しない黒枠(以下無画部という)の付加された16:9のハイビジョン映像にアスペクト変換したものを放送する場合がある。
このような映像は、アスペクト比4:3の表示装置で表示した場合、映像の周囲に無画部が表示されるため、実際の表示エリアよりも小さい映像として表示されることとなってしまう。このように表示装置の表示エリアに比べて小さな画像しか表示できないため,消費者に受け入れられにくくデジタル放送用受信装置の普及を阻害する要因になっている。
そこで本願においては、こうした問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、アスペクト比4:3の映像からアスペクト変換した映像であっても、4:3の表示装置で表示した場合に、無画部の少ない映像として表示することのできるようにすることである。
上記課題を解決するため請求項1に記載の受像装置は、表示方法設定手段と、表示制御手段と、を備えている。これらのうち、表示方法設定手段は、アスペクト比4:3の表示装置による映像の表示方法を、標準サイズによる表示方法,および,該標準サイズから拡大した所定の拡大サイズによる表示方法のいずれかに設定するまた、表示制御手段は、外部から入力した映像信号で示されるアスペクト比16:9の映像を、前記表示方法設定手段により設定された表示方法にて表示装置に表示させる。そして、表示方法設定手段は、ユーザの操作を受けて映像の表示方法を設定する、ように構成されている。
なお、この構成における表示方法設定手段による設定方法については、特に限定されない。例えば、表示方法を特定可能な情報をあらかじめ定められた記憶領域に記憶することをもって、表示方法が設定されたこととする構成が考えられる。
また、この構成における表示方法設定手段は、ユーザの操作を受けて映像の表示方法を設定する手段であり、外部から入力した映像信号がどのような映像を示すものであるのか
に拘わらず、表示方法の設定を可能とするように構成すればよい。
ただ、映像の表示方法を設定可能とするのは、外部から入力した映像信号が、画像の存在しない領域(以降、「無画部」という)をアスペクト比4:3の映像に付加してなる付加映像でないことを条件に実現する構成としてもよい。ここでいう付加映像でない映像とは、はじめから16:9のアスペクト比で生成された映像のことである。このような映像をアスペクト比4:3の表示装置に表示させる場合には、通常、その映像の上下に追加的に無画部を付加することで強制的にアスペクト比4:3としたうえで表示装置に表示させている。そのため、この場合には、表示装置における表示エリアの上部および下部に追加された無画部が表示されることになる。
このような映像に対しては、ユーザによっては上下の無画部を少なくしたいと考えることもありうるが、この映像を拡大サイズによる表示方法で表示すると、拡大により上下の無画部が少なくなることに伴って、画像が存在している左右の端部側領域をも表示エリアからはみ出させることになる。このことを考慮すると、外部から入力した映像信号で示される映像が付加映像である場合には、任意に映像の表示方法を選択できるようにすることが、ユーザの要望を満たす意味では特に有効であるといえる。
そこで、外部から入力した映像信号で示される映像が付加映像である場合において、任意に映像の表示方法を選択できるようにするために、請求項1の受像装置を、例えば、請求項2に記載のように構成することが考えられる。
この受像装置においては、外部から入力した映像信号に基づいて、該映像信号で示されるアスペクト比16:9の映像が、画像の存在しない無画部をアスペクト比4:3の映像に付加してなる付加映像であるか否かを判定する映像判定手段を備えている。そして、前記表示方法設定手段は、前記映像判定手段により付加映像でないと判定された場合に、ユーザの操作を受けての表示方法の設定を可能とする、ように構成されている。
また、この構成において、映像判定手段により付加映像であると判定された場合には、映像の表示方法をいずれかの表示方法に自動的に設定するように構成してもよいが、特に拡大サイズによる表示方法に設定する構成とすることが以下に示す理由から好適といえる。すなわち、付加映像は、上述したように、無画部が付加された映像であって、4:3の表示装置に表示されるにあたり追加的に無画部が上下に付加されることから、多くの無画部で囲まれた小さな映像として表示される。このような映像であれば、拡大サイズによる表示方法で表示したとしても、画像の存在する領域が表示エリアからはみ出してしまうということが起こりにくい。その結果、ユーザが標準サイズによる表示方法で表示すべきと考える余地が少なくなるため、拡大サイズによる表示方法で表示しても問題はない。
そこで、このようなことを実現するためには、例えば、請求項2の受像装置を、請求項3に記載のように構成することが考えられる。
この受像装置において、前記表示方法設定手段は、前記映像判定手段により付加映像であると判定された場合に、映像の表示方法を前記拡大サイズによる表示方法に設定する、ように構成されている。
ところで、上述したように、映像信号は、はじめからアスペクト比16:9で生成された映像を示すものだけでなく、無画部を付加することでアスペクト比を16:9とした付加映像を示すものとしても放送されている。このような映像信号を放送する放送局では、付加映像を示す映像信号を、そのようなアスペクト変換をした映像を示すものであることを識別するための識別信号が含まれた信号として放送することが一般的である。
そのため、上述した表示方法設定手段は、この識別信号に基づいて映像信号で示される映像が付加映像であるか否かを判定するように構成すればよい。このためには、例えば、請求項2または請求項3の受像装置を、請求項4に記載のように構成することが考えられる。
この受像装置において、前記映像判定手段は、外部から入力した映像信号に、該映像信号で示される映像が前記付加映像であることを識別するための識別信号が含まれている場合に、該映像信号で示される映像が前記付加映像であると判定する、ように構成されている。
なお、アスペクト比16:9にアスペクト変換された映像を示す映像信号は、本来付加映像を示すものであるにも拘わらず、何らかの事情により識別信号が含まれないまま放送されていることも多い。このような場合、識別信号の有無で付加映像であるか否かを判定する構成では、付加映像であるにも拘わらず、はじめからアスペクト比16:9で生成された映像であると判定してしまい、無画部で囲まれた映像を表示装置に表示させてしまう恐れがある。
そこで、上述したように識別信号の有無での判定を用いない、または、識別信号の有無での判定を併用した状態で、例えば、請求項2から4のいずれかの受像装置を、請求項5に記載のように構成することが考えられる。
この受像装置においては、外部から入力した映像信号で示される映像の端部側領域について、該端部側領域における色の属性を検出する属性検出手段を備えている。そして、前記映像判定手段は、前記属性検出手段により検出された色の属性を示すパラメータが、所定範囲内のパラメータである場合に、外部から入力した映像信号で示される映像が前記付加映像であると判定する、ように構成されている。
なお、この構成における「色の属性」とは、例えば、明度(明るさの度合い),彩度(あざやかさの度合い),色相(色合い)などのことであり、属性検出手段は、映像の端部側領域に対応する信号成分から、これら属性を示すパラメータを検出することとなる。
また、この属性検出手段により色の属性が検出される映像の「端部側領域」とは、映像信号で示される映像が付加画像である場合において、その画像に付加される無画部に対応する領域のことである。ここで、属性検出手段は、端部側領域における1ヶ所以上から実際の検出を行うように構成すればよい。
また、上述した各受像装置において、表示制御手段により表示制御を行うための具体的な構成については特に限定されないが、例えば、請求項6に記載のように構成することが考えられる。
請求項6の受像装置において、前記表示制御手段は、映像を表示用データとして記憶するフレームメモリへの表示用データの書き込み,該フレームメモリからの表示用データの読み出しを行い、該読み出した表示用データに基づく映像を表示装置に表示させると共に、前記表示方法設定手段により前記拡大サイズによる表示方法が設定されていれば、前記フレームメモリに記憶された表示用データを、該表示用データで示される映像が前記標準サイズから前記拡大サイズに拡大された映像となるようにアドレス変換した後で読み出すのに対し、前記標準サイズによる表示方法が設定されていれば、前記フレームメモリに記憶された表示用データをアドレス変換することなくそのまま読み出す、ように構成されている。
また、表示制御手段により表示制御を行うための別の構成としては、請求項7に記載のように構成することも考えられる。
請求項7の受像装置において、前記表示制御手段は、映像を表示用データとして記憶するフレームメモリへの表示用データの書き込み,該フレームメモリからの表示用データの読み出しを行い、該読み出した表示用データに基づく映像を表示装置に表示させると共に、前記表示方法設定手段により前記拡大サイズによる表示方法が設定されていれば、前記フレームメモリから読み出した表示用データにつき、該表示用データで示される映像を前記標準サイズから前記拡大サイズに拡大した映像として表示装置に表示させるのに対し、前記標準サイズによる表示方法が設定されていれば、前記フレームメモリから読み出した表示用データで示される映像を前記標準サイズの映像として表示装置に表示させる、ように構成されている。
また、上述した各受像装置における表示制御手段は、外部から映像信号を入力するが、この映像信号の入力元としては、例えば、アンテナにより受信された放送信号に基づいて映像信号を生成する映像生成手段が考えられる。
この場合、表示制御手段は、例えば、請求項8に記載のように、アンテナにより受信された放送信号に基づいて映像信号を生成する映像生成手段から、該映像生成手段により生成された映像信号を入力し、該映像信号で示される映像を、前記表示方法設定手段により設定された表示方法にて表示装置に表示させる、ように構成するとよい。
また、表示制御手段における映像信号の入力元としては、記憶部に記憶された映像信号を読み出して該映像信号で示される映像を再生する映像再生手段が考えられる。
この場合、表示制御手段は、例えば、請求項9に記載のように、記憶部に記憶された映像信号を読み出して該映像信号で示される映像を再生する映像再生手段から、該映像再生手段により再生される映像を示す映像信号を入力し、該映像信号で示される映像を、前記表示方法設定手段により設定された表示方法にて表示装置に表示させる、ように構成するとよい。
また、請求項10に記載のリモコン装置は、ユーザの操作を受けた際に、請求項1から9のいずれかに記載の受像装置に対して、映像の表示方法を標準サイズまたは拡大サイズによる表示方法に設定すべき旨を指令する設定指令手段を備えている。
また、請求項11に記載のプログラムは、請求項1から9のいずれかに記載の受像装置の備える全ての手段としてコンピュータシステムを機能させるためのプログラムである。
なお、このプログラムは、コンピュータシステムによる処理に適した命令の順番付けられた列からなるものであって、各種記録媒体や通信回線を介して受像装置やこれを利用するユーザに提供されるものである。
請求項1の受像装置によれば、外部から入力された映像信号で示される映像を、標準サイズによる表示方法、または、拡大サイズによる表示方法のいずれか任意の表示方法で表示装置に表示させることができる。ここで、画像の存在しない無画部をアスペクト比4:3の映像に付加してなる映像(付加映像)を、拡大サイズによる表示方法で映像を表示させれば、その映像の端部,つまり少なくとも無画部の一部が表示装置の表示エリアからはみ出す大きさの映像とすることができる。こうして、表示エリアからはみ出す領域は、表示装置に表示されなくなることから、結果的に無画部の少ない映像を表示することができる。
このようなことから、無画部が多く、映像が適切に表示されていないと判断したユーザ
は、映像の表示方法を拡大サイズによる表示方法に設定することで、標準サイズによる表示方法のときよりも、無画部の少ない映像を表示装置に表示させることができる。
さらに、この状態は、拡大サイズによる表示方法に設定した以降、再度の設定変更がなされるまで維持することができる。
請求項2の受像装置によれば、外部から入力した映像信号で示される映像が付加映像でない場合において、任意に映像の表示方法を選択できるようにすることができる。
請求項3の受像装置によれば、外部から入力した映像信号で示される映像が付加映像である場合において、映像の表示方法を拡大サイズによる表示方法に設定することができる。
請求項4の受像装置によれば、映像信号に識別信号が含まれているか否かによって、その映像信号で示される映像が付加映像であるか否かを判定することができる。
請求項5の受像装置によれば、映像の端部側領域における色の属性が所定範囲内のパラメータである場合に、映像の表示方法を拡大サイズによる表示方法に設定することができる。ここで、映像の端部側領域は、映像に無画部が付加されていれば、その無画部の領域となるため、上記「所定範囲」を無画部における色の属性と一致または近似するパラメータとしておけば、付加画像における無画部を表示エリアからはみ出させて無画部の少ない画像を表示することができる。
さらに、映像の表示方法が色の属性に応じて設定されることから、ユーザの操作を介さずとも映像の表示方法を適切な表示方法に設定変更することができる。
請求項6の受像装置によれば、拡大サイズによる表示方法が設定されている場合には、フレームメモリに記憶された表示用データをアドレス変換することにより、ここから読み出した表示用データに基づいて表示装置に表示させる映像を拡大サイズの映像とすることができる。それに対し、標準サイズによる表示方法が設定されている場合には、フレームメモリに記憶された表示用データをアドレス変換しないため、ここから読み出した表示用データに基づいて表示装置に表示させる映像を標準サイズの映像とすることができる。
請求項7の受像装置によれば、拡大サイズによる表示方法が設定されている場合には、フレームメモリに記憶された表示用データを読み出した後、この表示用データに基づく映像そのものを拡大することにより、表示装置に表示させる映像を拡大サイズの映像とすることができる。それに対し、標準サイズによる表示方法が設定されている場合には、フレームメモリに記憶された表示用データを読み出した後、この表示用データに基づく映像の拡大を行わないため、表示装置に表示させる映像を標準サイズの映像とすることができる。
請求項8の受像装置によれば、アンテナにより受信された放送信号から生成した映像信号について、この映像信号で示される映像の表示方法をユーザの操作を受けて設定することができる。
請求項9に記載の受像装置によれば、映像再生手段により再生される映像を示す映像信号に基づいて、この映像信号で示される映像の表示方法をユーザの操作を受けて設定することができる。
請求項10のリモコン装置は、請求項1から9のいずれかに記載の受像装置に対して、ユーザが希望する映像の表示方法を通知することで、受像装置にその表示方法を設定させることができる。
請求項11のプログラムにより制御されるコンピュータシステムは、請求項1から9のいずれかに記載の受像装置の一部を構成するのに好適である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(1)第1実施形態
(1−1)全体構成
図1は本発明を適用したデジタル放送用受信装置のブロック図を示している。また,図2は本発明を適用したリモコン装置の外観図を示している。
1はデジタル放送用受信装置であり,2は表示装置であり,3はリモコン装置である。
表示装置2はアスペクト比4:3のモニター装置である。表示装置2にはNTSC方式のテレビ信号を入力するための端子(S端子,A/V端子など)と,ハイビジョン映像を入力するためのD端子を備えており,本実施例ではデジタル放送用受信装置1とはD端子用接続ケーブルを介して相互に接続されている。そして,表示装置2には音声装置も内蔵されており,音声信号を入力するための音声入力端子を備えている。
次に,デジタル放送用受信装置1について詳細に説明する。
11は入力端子で筐体壁面に備えており,図示しない,地上波デジタル放送を受信するための受信アンテナを接続するためのものである。
12は選局部であり,前記入力端子11に入力された地上波デジタル放送信号から任意の1つの放送信号を抽出するためのものである。
13はリモコン信号受信部であり,リモコン装置3に対応して設けられており,前記リモコン装置3が出力するリモコン信号を受信して,解読し,後述する制御用マイコン33に入力される。
14は入力装置であり,デジタル放送用受信装置1の筐体外壁面に備えられ,リモコン装置3を介することなく,デジタル放送用受信装置1に命令を入力することができる。
15は音声処理部であり,後述するMPEG処理部24でデコードされた音声データが入力され、これをデジタル/アナログ変換(以後,D/A変換と記載する)してアナログ信号とした後、音声出力端子17を介して前記表示装置2の音声入力端子に出力する。
20は後述する復調手段である。
30は後述する受像装置である。
次に,復調手段20について詳細に説明する。
復調手段20は復調器22,TS処理部23,MPEG処理部24により構成されている。
復調器22は本実施例では地上波デジタル放送の変調方式であるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号を復調して,TS(Transport Streamの略で,以下TSと記す)信号を出力するためのものである。また,TS信号には,たとえば,1つのハイビジョン映像ま
たは複数の標準画質による映像ならびに,データ放送など複数のプログラムが含まれている。
TS処理部23は前記復調器22で復調した複数のプログラムを含むTS信号からユーザの希望する1つのプログラム(番組)のTS信号を抽出する。
MPEG処理部24は、前記TS処理部23で抽出されたTS信号が入力され、これをMPEGデコードした後、映像と音声の各データに分離し、映像データを後述する映像処
理部31へ出力する一方、音声データを音声処理部15へ出力する。
次に,受像装置30について詳細に説明する。
受像装置30は映像処理部31,フレームメモリ32,制御用マイコン(CPU)33により構成されている。
映像処理部31は、MPEG処理部24でデコードされた映像データが入力され、これをフレームメモリ32の所定アドレスに順次書き込む。そして,書き込まれた映像データは所定アドレスから順次読み出されD/A変換されたのち,映像出力端子19を介して,表示装置2に供給される。ところで,映像データを書き込むアドレスと読み出すアドレスが同一の場合は放送局が指定した標準の画面サイズで表示装置2に表示される。一方,映像データを書き込むアドレスと読み出すアドレスが同一でない場合は画面サイズを変更して表示装置2に表示するようになっている。
制御用マイコン33はユーザがリモコン信号受信部13または入力装置14を操作することによる命令を解読して前記選局部12,復調器22,TS処理部23,MPEG処理部24,映像処理部31,フレームメモリ32を制御すると共に,後述する各種処理用のプログラムを実行する。
次に,リモコン装置3について,図2を用いて詳細に説明する。
41はカーソル移動ボタンであり,画面上に表示されるカーソルを任意の位置に移動するためのボタンである。本実施例では8方向を任意に選択できるようになっている。
42は決定ボタンであり,メニューやアイコンを選択する場合の決定ボタンである。
43は表示切替専用ボタンであり,「拡大表示」と「標準サイズによる表示」を交互に切替えるためのボタンである。
44は各種ボタンである。たとえば,周知の受信チャネルの選択や音量調節など行うためのボタンである。
次に,動作について説明する。
ユーザがリモコン装置3を操作して,デジタル放送用受信装置1に対して,所定の番組を視聴したい旨の命令を入力すると,リモコン装置3から出力されたリモコン信号(換言すると赤外線信号)は,前記リモコン信号受信部13で受信され,解読され,前記制御用マイコン33に入力される。そして,命令が入力された前記制御用マイコン33は当該命令を解読し,命令を実現するために前記選局部12,復調器22,TS処理部23,MPEG処理部24,映像処理部31,フレームメモリ32をそれぞれ制御する。
なお,本実施例ではユーザの命令入力手段として,リモコン装置3を使用したが,これに限定されることなくデジタル放送用受信装置1の筐体外壁面に備えた入力装置14を操作して命令を入力しても良い。
ここで、ユーザから視聴命令が入力されると,入力端子11を介して,地上波デジタル放送信号がデジタル放送用受信装置1内に取り込まれる。この取り込まれた地上波デジタル放送信号は選局部12でユーザの希望する任意の1つの放送信号が抽出される。
こうして抽出された1つの放送信号は復調器22に入力され,OFDM復調したのち,TS処理部23がユーザの希望する番組(プログラム)に対応するTS信号を抽出する。
そして,TS処理部23で抽出された希望する番組(プログラム)に対応するTS信号はMPEG処理部24でデコードされると共に,映像と音声の各データに分離され,映像
データは後述する映像処理部31へ出力される。また,音声データは後述する音声処理部15へ出力される。
映像処理部31へ出力された映像データはフレームメモリ32の所定アドレスに順次書き込まれる。そして,書き込まれた映像データは所定アドレスから順次読み出されD/A変換されたのち,映像出力端子19を介して,前記表示装置2に伝送され画像が表示される。
一方,音声処理部15へ出力された音声データはD/A変換されたのち音声出力端子17を介して前記表示装置2の音声入力端子に入力され前記表示装置2から音声として出力される。
次に,画像の拡大表示方法について,図3及び図4を用いて詳細に説明する。
図3(A)には画像の回りの外周すべてに画像のない無画部(図中黒く塗りつぶした部分)が存在している場合の説明図である。図からわかるように,表示装置の表示エリアを有効に使用できず見にくい画面になっている。そこで,同図下に記載したように画面の中心を中心として,画像を拡大して表示画面いっぱいに表示することが望ましい。このような場合,画像をX軸Y軸共に3分の4倍して表示すると無画部がなくなり,また,画像が欠落することがなく表示画面いっぱいに表示ができ好ましいが,必ずしも3分の4倍に拡大する必要はなく,おおよそこの値であれば実用上問題ない。また,無画部をなくすことが主目的であるので,この値よりわずかに大きな値であっても良い。たとえば,拡大率は1.3から1.4程度が好ましい。
次に,図3(B)には画像の上下に画像のない無画部(図中黒く塗りつぶした部分)が存在している場合の説明図である。図からわかるように,表示装置の表示エリアを有効に使用できず満足な画面表示とは言いがたい表示形態である。そこで,同図下に記載したように画面の中心を中心として,画像を拡大して表示画面いっぱいに表示することが望ましい。このような場合,画像をX軸Y軸共に3分の4倍して表示すると無画部がなくなるが左右の画像が一部欠落することになる。この場合は無画部と画像の欠落を考慮して最大でも拡大率が3分の4倍になるように設定するのが好ましい。また,Y軸のみ拡大しても無画部をなくすことができるが画像が歪んでしまうので好ましくない。したがって,X軸とY軸の拡大率は同一の値にするのが望ましい。
(1−2)制御用マイコン33による処理
以下に、上記画像の拡大表示を実現するために制御用マイコン33が実行する処理について説明する。
まず,制御用マイコン33が実行する表示データの書き込み処理について説明する。
表示データの書き込み処理が実行されると,MPEG処理部24でデコードされた映像データが映像処理部31を介して,フレームメモリ32の所定アドレス範囲に順次書き込むリアルタイム処理を実行する。ここで所定アドレスとは,放送元(番組)が指定した画像レイアウトにおけるアドレス範囲である。
次に,制御用マイコン33が実行する表示データの読み出し処理を図4に基づいて説明する。
表示データの読み出し処理が実行されると,S210(Sはステップを表す)で,現在,表示モードが「拡大表示」になっているか,又は「標準サイズでの表示」になっているか判別する。判別方法は任意でよく,たとえば表示切替専用ボタン43の押下状況(表示サイズ信号)を前記制御用マイコン33の内部に設けられている記憶装置に記憶しておくようにすれば良い。表示モードが「拡大表示」に設定されている場合はS220に移行する。S220では,変数Fに”1”を代入して記憶したのち,続くS230で前記フレー
ムメモリ32の読み出しメモリー範囲(換言するとアドレス領域)を拡大表示用に設定する。具体的には,標準のアドレス範囲に対して,画面の中心に相当するメモリーのアドレスを基準として,それぞれX軸Y軸共に4分の3倍した値になるようにアドレスを設定し,S240に移行する。
一方,S210で表示モードが「標準サイズでの表示」に設定されている場合はS225に移行する。S225では,変数Fに”0”を代入して記憶したのち,続くS235で前記フレームメモリ32の読み出しメモリー範囲(換言するとアドレス領域)を標準用に設定する。すなわち,放送局(番組)が指定した画像レイアウトにおける書き込みアドレス範囲と同一の値になるように設定し,S240に移行する。
S240では,変数Fの値を判別し,値が”1”すなわち,表示モードが「拡大表示」になっているか,又は変数Fの値が”0”すなわち,「標準サイズでの表示」になっているか判別する。変数Fの値が”1”の場合はS250に移行し,読み出しメモリー範囲内の表示データを前記フレームメモリ32から読み出し,読み出した表示用データを画面の中心を中心として,それぞれX軸Y軸共に3分の4倍に拡大した表示データを生成したのち,表示用データを表示装置2に表示して,S260に移行する。
一方,S240で変数Fの値が”0”の場合はS255に移行し,読み出しメモリー範囲内の表示データを前記フレームメモリ32から読み出し,読み出した表示用データを表示装置2に表示して,S260に移行する。
S260では,表示モードの変更指示があったかどうかを判別し,表示モードの変更がある場合は,S210に移行し,表示モードの変更がない場合は,S240に移行するようになっている。
このように抽出した映像データに無画部が存在する場合は,リモコン装置3に設けた表示切替専用ボタン43を押下するだけの簡単な操作により,表示モードを「拡大表示」に変更することで無画部のない画像を表示装置2に表示させることができイライラ感を軽減できる。また,表示切替専用ボタン43をリモコン装置3に備えたので,ユーザはその場所(視聴場所)から移動することなく使い勝手が向上する。
また,本発明は表示装置のアスペクト比が4:3の場合に特に効果があるので,本デジタル放送用受信装置1に接続する表示装置のアスペクトを記憶させておき,アスペクト比が4:3の場合にのみ表示モード切替信号(表示サイズ信号)を有効にするとよい。この場合,表示装置のアスペクト比が4:3でない場合は表示モードを常に「標準サイズによる表示」に設定すればよい。
(1−3)作用,効果
以上のように構成されたデジタル放送用受信装置1の受像装置30によれば、外部(復調手段20)から入力された映像信号で示される映像を、標準サイズによる表示方法,または,拡大サイズによる表示方法のいずれか任意の表示方法により、表示装置2に表示させることができる(図4のS255,S250)。
ここで、アスペクト比4:3の映像に画像が存在しない領域(以下無画部という)を付加してなる映像(付加映像)を、拡大サイズによる表示方法で映像を表示させれば、その映像の端部,つまり少なくとも無画部の一部が表示装置2の表示エリアからはみ出す大きさの映像となる。こうして、表示エリアからはみ出した領域は、表示装置2により表示されなくなることから、結果的に無画部の少ない映像を表示することができる。
このようなことから、無画部が多く、映像が適切に表示されていないと判断したユーザ
は、映像の表示方法を拡大サイズによる表示方法に設定(表示切替専用ボタン43を押下)することで、無画部を少なくした映像を表示装置に表示させることができる。
さらに、この状態は、拡大サイズによる表示方法に設定した以降、再度の設定変更がなされるまで維持することができる。
また、上記構成では、アンテナにより受信された放送信号に基づいて映像信号を生成する復調手段20が、受像装置30に対する映像信号の入力ソースとなるように構成されている。つまり、本実施形態における受像装置30は、アンテナにより受信された放送信号から生成した映像信号について、この映像信号で示される映像の表示方法をユーザの操作を受けて設定することができる。
また、上述したデジタル放送用受信装置1に対しては、リモコン装置3を介してユーザが希望する映像の表示方法を通知することで、その通知した表示方法を設定させることができる。
(1−4)変形例
以上、本発明の第1実施形態について説明したが、本発明は、上記構成に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記第1実施形態では、リモコン装置3に設けた表示切替専用ボタン43を押下するごとに表示モードを「拡大表示」と「標準サイズによる表示」に交互に切替えていたが,前記表示切替専用ボタン43を押下すると図5に示すようなアイコンとカーソルを画面上に表示して,カーソルでアイコンを選択しそのアイコンに割り付けた表示モードを選択するようにしても良い。ここで,50は拡大表示用アイコンであり,51は標準サイズ表示用アイコンであり,52はカーソルである。
このように構成することにより,拡大率を複数設けた場合であってもユーザーインターフェースを改善することができ,さらに視認性の向上が図れる。
なお,図5に記載したアイコン及びカーソルは一例であり,アイコンやカーソルの形状及びアイコンの数は任意であって,図5に開示したものに限定されるものではない。
また、上記第1実施形態ではフレームメモリ32への表示用データの書き込みは表示モードに関係なく放送局が指定した画面レイアウトになるようにアドレス範囲を決定し,表示用データを読み出す際に表示モードに対応したアドレス範囲の表示用データを読み出して,その読み出した表示用データを表示モードに対応して拡大処理して表示するようにしたが,この方法に限定されるものではなく,たとえば,表示用データをフレームメモリ32へ書き込む際に表示モードに対応して拡大処理したのち所定のアドレス範囲に書き込み,読み出すときは表示モードに関係なく所定のアドレス範囲から読み出すようにしても上記同様の効果を得ることができる。また,両者を組み合わせて,書き込むときも読み出すときの所定の拡大処理を行うようにしてもよい。
また、以下に別の変形例について説明する。尚,以下の説明では,第1実施形態のデジタル放送用受信装置1と同様の構成要素については同一符号を付与し,詳細な説明は省略する。
図6は,表示選択自動処理を説明するための説明図である。ここで,ポイントP1からP4は無画部上に設定された輝度レベル検出用のポインターであり,画面の上下左右にそれぞれ設けてある。
そして,画面の右部及び下部に記載した輝度曲線は画面のA-A線およびB-B線におけ
る輝度レベルをグラフに表したものである。ポイントP1からP4の輝度レベルが基準レベルより低い場合は無画部であると判断できる。
ここで,基準レベルの決め方について説明する。基準レベルは黒レベルよりわずかに明るい輝度レベルとなるように設定すればよい。具体的には白レベルの5ないし10%程度が望ましい。また,本実施例では輝度レベル検出用のポインターを4つ使用した説明をしたが,これに限定されるものではなく,3以下でも良いし,5以上でも良いが,ある程度多い方が暗い画面のときの誤作動を軽減できる効果がある。また,無画部に特定の色たとえば”青色”をつけている場合があるが,この場合は輝度レベル以外に色相データも併せて検出できるようにすると良い。
次に,制御用マイコン33が実行する表示選択自動処理について図7のフローチャートを用いて詳細に説明する。
表示選択自動処理が実行されると,S310でポイントP1における画像データの輝度レベルが基準レベル以下であるか否かを判別する。基準レベル以下であれば,S320に移行して,ポイントP2における画像データの輝度レベルが基準レベル以下であるか否かを判別する。基準レベル以下であれば,S330に移行して,ポイントP3における画像データの輝度レベルが基準レベル以下であるか否かを判別する。基準レベル以下であれば,S340に移行して,ポイントP4における画像データの輝度レベルが基準レベル以下であるか否かを判別する。基準レベル以下であれば,S350に移行して「表示モード」を「拡大表示」に設定する。
一方,S310でポイントP1の輝度レベルが基準レベルより大きい場合及び,S320でポイントP2の輝度レベルが基準レベルより大きい場合及び,S330でポイントP3の輝度レベルが基準レベルより大きい場合及び,S340でポイントP4の輝度レベルが基準レベルより大きい場合はS355に移行して,「表示モード」を「標準サイズによる表示」に設定する。
このように処理することにより,無画部が存在する場合はユーザがいちいちリモコン装置3を操作することなく,自動的に拡大表示にすることができイライラ感を軽減することができる。
なお、この表示選択自動処理では、映像における端部側領域の輝度レベルを参照して表示モードを設定するように構成されているが、この表示選択自動処理で表示モードを設定するにあたっては、輝度レベルでなく、その他の色の属性(例えば、彩度(あざやかさの度合い),色相(色合い)など)を示すパラメータを参照するように構成してもよい。
(2)第2実施形態
本実施形態におけるデジタル放送用受信装置は、第1実施形態におけるデジタル放送用受信装置1と同様の構成であり、制御用マイコン33により実行される処理手順が異なっているだけであるため、その相違点についてのみ詳述する。
なお、この第2実施形態は、表示モードの設定変更が、外部から入力した映像信号がはじめからアスペクト比16:9で生成された映像を示すものであることを条件に実現されるように構成されたものである。
(2−1)制御用マイコン33による表示データ読み出し処理
以下に、本実施形態における表示データ読み出しの処理手順を図8に基づいて説明する。この表示データ読み出しはデジタル放送用受信装置1が起動している状態で、外部(入力端子11)から映像信号が入力されている間、繰り返し実行される。
この表示データ読み出しが起動されると、まず、外部から入力されている映像信号につ
いて、この映像信号で示される映像のアスペクト比がチェックされる(S402)。
このs402で、アスペクト比が4:3であると判定された場合(S402:YES)、表示モードが「標準サイズでの表示」に設定される(S404)。
そして、フレームメモリ32の読み出しメモリー範囲(アドレス領域)が標準サイズ用に設定された後(S406)、その読み出しメモリー範囲内の表示用データがフレームメモリ32から読み出され、その表示用データに基づく映像が表示装置2により表示される、といった処理(S408)が行われる。
また、上述したS402で、アスペクト比が16:9であると判定された場合(S402:NO)、外部から入力した映像信号で示される映像が、画像の存在しない領域(以降、「無画部」という)をアスペクト比4:3の映像に付加してなる付加映像であるか否かがチェックされる(S410)。通常、無画部を付加することでアスペクト比を16:9とした付加映像を示す映像信号は、そのようにアスペクト変換をした映像を示すものであることを識別するための識別信号が含まれた状態で放送される。そのため、このS410では、外部から入力した映像信号に、識別信号が含まれているか否かにより、その映像信号で示される映像が付加映像であるか否かがチェックされる。
このS410で、外部から入力した映像信号が付加映像であると判定された場合(S410:YES)、表示モードが「拡大表示」に設定される(S412)。
そして、フレームメモリ32の読み出しメモリー範囲(アドレス領域)が拡大表示用に設定された後(S414)、読み出しメモリー範囲内の表示用データがフレームメモリ32から読み出され、その表示用データに基づく映像が表示装置2により表示される、といった処理(S416)が行われる。
また、上述したS410で、外部から入力した映像信号が付加映像でない,つまりはじめからアスペクト比16:9で生成された映像であると判定された場合(S410:NO)、その時点における表示モードがチェックされる(S418)。
このS418で、表示モードが「標準サイズでの表示」に設定されていると判定された場合(S418:YES)、フレームメモリ32の読み出しメモリー範囲(アドレス領域)が標準サイズ用に設定された後(S420)、読み出しメモリー範囲内の表示用データがフレームメモリ32から読み出され、その表示用データに基づく映像が表示装置2により表示される(S422)。この場合のS422においては、アスペクト比16:9の映像における上部および下部に無画部(いわゆるレターボックス)を付加した映像が、表示装置2に表示されることとなる。
一方、S418で、表示モードが「拡大表示」に設定されていると判定された場合(S418:NO)、フレームメモリ32の読み出しメモリー範囲(アドレス領域)が拡大表示用に設定された後(S424)、プロセスがS422に移行し、表示用データに基づく映像が表示装置2により表示される。この場合のS422においては、アスペクト比16:9の映像が拡大されることで、その映像領域における右部および左部の領域(いわゆるサイドパネル)を除去してなる映像が表示装置2に表示されることとなる。
こうして、S408,S416,S422による映像の表示が行われた後、表示モードの変更指示があったかどうかがチェックされる(S426)。この表示モードの変更指示とは、リモコン装置3の表示切替専用ボタン43が押下されたることにより、このリモコン装置3から送信されてくるリモコン信号から識別されるものである。
このS426で、表示モードの変更指示があったと判定された場合(S426:YES
)、その指令で示される内容に表示モードを設定変更した後(S428)、プロセスがS402へ戻る。一方、表示モードの表示指示がなかったと判定された場合(S426:NO)、S428が行われることなく、プロセスがS402へ戻る。
(2−2)作用,効果
以上のように構成されたデジタル放送用受信装置1によれば、第1実施形態と同様の構成から得られる作用,効果の他、以下に示すような作用,効果を得ることができる。
例えば、表示データ読み出し処理においては、外部から入力した映像信号について、この映像信号で示される映像が付加映像でないと判定された以降(図8のS410で「No」)、表示モードの変更指示(ユーザによるリモコン装置3の操作)を受けての表示モードの設定が可能となる(同図S426→S428→S402→S410→S418〜S428)。これにより、外部から入力した映像信号で示される映像が付加映像でない,つまりはじめからアスペクト比16:9で生成された映像である場合において、任意に映像の表示方法を選択できるようにすることができる。
また、表示データ読み出し処理においては、外部から入力した映像信号で示される映像が付加映像であると判定された場合(図8のS410で「Yes」)、表示モードが「拡大表示」に設定される(同図S412)。つまり、外部から入力した映像信号で示される映像が付加映像である場合、自動で表示モードを「拡大表示」に設定することができる。
上述したように、付加映像は、画像の左右にそれぞれ無画部が付加された映像であるため、4:3の表示装置2に標準サイズで表示する場合、更に無画部が上下に付加される結果、無画部で囲まれた小さな映像として表示されることとなる。このような映像であれば、拡大サイズによる表示方法で表示したとしても、画像の存在する領域が表示エリアからはみ出してしまうということがない。そのため、自動的に拡大サイズで表示した場合であっても、ユーザが標準サイズによる表示方法で表示すべきと考える可能性が低いといえるため、拡大サイズによる表示方法で表示しても大きな問題はない。むしろ、無用な混乱を避ける,ユーザによる無用な操作負担を軽減する,といった観点からは好適といえる。
また、表示データ読み出し処理においては、外部から入力した映像信号に識別信号が含まれているか否かによって(図8のS410)、その映像信号で示される映像が付加映像であるか否かを判定することができる。
また、表示データ読み出し処理においては、表示モードが拡大表示に設定されている,または,設定された場合に、フレームメモリ32に記憶された表示用データをアドレス変換することにより、ここから読み出した表示用データに基づいて表示装置2に表示させる映像を拡大サイズの映像とすることができる。それに対し、標準サイズによる表示方法が設定されている場合には、フレームメモリ32に記憶された表示用データをアドレス変換しないため、これにより、ここから読み出した表示用データに基づいて表示装置2に表示させる映像を標準サイズの映像とすることができる。
また、上述したデジタル放送用受信装置1においては、アンテナにより受信された放送信号に基づいて復調手段20が生成した映像信号につき、この映像信号で示される映像の表示モードを、ユーザの操作を受けて設定することができる(図8のS404,S412,S428)。
また、このようにユーザの操作を受けて表示モードを設定する構成であるため、アスペクト比,付加映像の有無が同じ映像を示す映像信号である限り、受信チャネルや番組が変更,更新されても、同一表示モードの状態を継続させることができ、使い勝手がよい。
(2−3)変形例
以上、本発明の第2実施形態について説明したが、本発明は、上記構成に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上述の表示データ読み出し処理では、アドレス領域を標準用または拡大表示用に設定した後(図8のS406,S414,S420,S424)、こうして設定されたアドレス領域からの表示用データの読み出しが行われるように構成されたものを例示した。しかし、アドレス領域の設定については標準サイズ用に固定しておき、ここから読み出される表示用データに基づく映像を標準サイズまたは拡大サイズの映像として表示装置2に表示させるように構成してもよい。具体的な例としては、図9に示すように、まず、アドレス領域を設定する処理(同図のS406,S414)を行わず、アドレス領域から読み出した表示用データで示される映像を、表示モードが「標準サイズでの表示」であれば、そのまま表示装置2に表示させる(S408)一方、表示モードが「拡大表示」であれば、拡大(X軸Y軸共に4/3倍)して表示装置2に表示させる(S430)ように構成すると共に、同図S418以降の処理を以下に示すように構成するとよい。すなわち、S418で「Yes」と判定された場合には、読み出しメモリー範囲内の表示用データがフレームメモリ32から読み出され、その表示用データに基づく映像が表示装置2により表示される(S432)。ここでは、アスペクト比16:9の映像における上部および下部に無画部(レターボックス)を付加してアスペクト比4:3とされた標準サイズの映像が、表示装置2に表示されることとなる。それに対し、S418で「No」と判定された場合には、読み出しメモリー範囲内の表示用データがフレームメモリ32から読み出され、その表示用データに基づく映像を拡大してなる映像が表示装置2により表示される(S434)。ここでは、X軸Y軸共に4/3倍に拡大されることで、右部および左部の領域(サイドパネル)を除去された映像が、表示装置2に表示されることとなる。
このように構成すれば、表示モードが拡大表示に設定されている場合には、フレームメモリ32に記憶された表示用データを読み出した後、この表示用データに基づく映像そのものを拡大することにより、表示装置2に表示させる映像を拡大サイズの映像とすることができる。それに対し、表示モードが標準サイズによる表示に設定されている場合には、フレームメモリ32に記憶された表示用データを読み出した後、この表示用データに基づく映像の拡大を行わないため、これにより、表示装置2に表示させる映像を標準サイズの映像とすることができる。
また、上述の表示データ読み出し処理においては、図8のS410で「No」と判定された以降の処理を、以下に示すように構成してもよい。すなわち、図10に示されるように、S410で「No」と判定された場合、図7の表示選択自動処理におけるS310〜S350またはS355までの処理を終えた後で(S502)、S418へ移行するように構成する。なお、この場合のS310以降の処理は、読み出しメモリー範囲内の表示用データに基づいて表示させるべき映像により行われ、付加映像において無画部が付加された領域として想定される領域に、ポイントP1からP4が配置されているものとする。また、このS418にて「No」と判定された場合に、プロセスがS412へ移行するように構成する。
アスペクト比4:3から16:9にアスペクト変換された映像を示す映像信号は、付加映像を示すものであり、通常は上述した識別信号が含まれた状態で放送される。しかし、現状では、付加映像を示すものであるにも拘わらず、その映像信号が識別信号を含まない状態で放送されていることがある。このような場合、識別信号の有無だけで付加映像であるか否かを判定する第2実施形態の構成では、付加映像であるにも拘わらず、はじめからアスペクト比16:9で生成された映像であると判定してしまい、無画部で囲まれた映像を表示装置2に表示させてしまう恐れがある。
ところが、図10に示す変形例のように構成すれば、識別信号を含んでいない映像信号が付加映像を示すものである場合でも、表示選択自動処理(図10のS502)において付加映像であると判定し(同図S418で「No」)、表示モードを「拡大表示」に設定することができる(図7のS350参照)。それは、付加映像であれば、黒色の無画部で囲まれた映像であるため、その映像における端部側領域4ヶ所いずれの輝度レベルについても基準値より低くなるからである。この基準値は、無画部における輝度レベルよりも充分に高いレベルに設定されているため、この基準値よりも端部側領域の輝度レベルが低いことをもって、その領域が無画部であると判定することができる。
こうして、映像信号で示される映像が付加映像であると判定された場合には、その付加映像を拡大表示にて表示されるようにすることで、付加画像における無画部を表示エリアからはみ出させ、結果、無画部の少ない画像を表示装置2に表示させることができる。
さらに、映像における端部側領域の輝度レベルによって、自動的に表示モードが拡大表示に設定されることから、ユーザの操作を介さずとも表示モードを適切な表示モードに設定変更することができる。
(3)その他の実施形態
以上説明した各実施形態におけるデジタル放送用受信装置1は、例えば、デジタル放送用チューナ,デジタル放送用セットトップボックスの一部構成要素としてもよい。
また、上記実施形態においては、本発明における受像装置をデジタル放送用受信装置1に適用したものを例示した。しかし、本発明における受像装置は、デジタル放送用受信装置1以外に適用することができることはいうまでもない。
例えば、本発明における受像装置を、図11に示すように、デジタル放送用テレビ受像機4に適用することが考えられる。このデジタル放送用テレビ受像機4において、上述したデジタル放送用受信装置1と異なる点についてのみ説明すると、受像装置30に接続されたアスペクト比4:3の表示部62,内部に備えられているスピーカ64,電源部16などを備えている。そして、このデジタル放送用テレビ受像機4における音声処理部15は、MPEG処理部24でデコードされた音声データが入力され、この音声データをD/A変換によりアナログ信号としたうえで、図示しない音声出力端子を介してスピーカ64に入力する。また、電源部16は、商用電源を入力するための端子16aまたはDC12〜48Vを入力するための端子16bから入力された電源に基づいて各回路に必要な動作用電源を生成し、各回路に供給している。
また、上記実施形態では、アンテナにより受信された放送信号に基づいて映像信号を生成する復調手段20が、受像装置30に対する映像信号の入力ソースである構成を例示した。しかし、受像装置30に対して他の入力ソースから映像信号が入力されるように構成してもよい。例えば、記憶部に記憶された映像信号を読み出し、この映像信号で示される映像を再生する映像再生手段を入力ソースとすることが考えられる。このような映像再生手段を備える具体的な装置の例としては、図12に示すデジタル放送用録画再生装置5が考えられる。
このデジタル放送用録画再生装置5において、上述したデジタル放送用受信装置1と異なる点についてのみ説明すると、選局部12,音声処理部15,復調器22,TS処理部23,MPEG処理部24,映像処理部31,フレームメモリ32からなる画像処理系が2系統備えられ、入力端子11からの信号が分配器72で分配することで各系統に供給されるように構成されている。また、このデジタル放送用録画再生装置5には、後述する録画再生装置80が備えられている。
このデジタル放送用録画再生装置5における音声処理部15は、MPEG処理部24でデコードされた音声データを入力し、これをD/A変換してアナログ信号とした後、録画再生装置80(より詳しくは録画・再生部81または切替え部83)に出力する。
また、映像処理部31は、MPEG処理部24でデコードされた映像データを入力し、これをフレームメモリ32の所定アドレスに順次書き込む。その後、フレームメモリ32に書き込まれた映像データを、所定アドレスから順次読み出してD/A変換した後、録画再生装置80(より詳しくは録画・再生部81または切替え部83)に入力する。
また、録画再生装置80について詳細に説明する。
録画再生装置80は、録画・再生部81,記憶媒体82,切替え部83により構成されている。これらのうち、録画・再生部81は映像処理部31aで生成した映像信号と音声処理部15aで生成した音声信号を記憶媒体82に書き込むための録画処理と、記憶媒体82から信号を読み出す再生処理と、を行う。また、記憶媒体82は、例えば、電気的にデータの書き換えが可能なフラッシュメモリ,ハードディスク,磁気テープ,光磁気ディスクなど、映像信号及び音声信号を記録・再生するのに利用可能な記憶媒体により構成されたものである。そして、切替え部83は、録画中の番組(復調手段20aで復調した番組)と裏番組(復調手段20bで復調した番組)の映像を切替えて視聴するためのスイッチである。
次に、本デジタル放送用録画再生装置5の動作について説明する。
ユーザがリモコン装置3を操作して,デジタル放送用録画再生装置5に電源を投入し、デジタル放送用録画再生装置5に対して,所定の番組を視聴又は録画又は再生したい旨の命令を入力すると,リモコン装置3から出力されたリモコン信号(換言すると赤外線信号)は,前記リモコン信号受信部13で受信され,解読され,前記制御用マイコン33に入力される。そして,命令が入力された前記制御用マイコン33は当該命令を解読し,命令を実現するために前記選局部12,復調器22,TS処理部23,MPEG処理部24,映像処理部31,フレームメモリ32,録画・再生部81,切替え部83をそれぞれ制御する。
なお、この変形例では、ユーザの命令入力手段として,リモコン装置3を使用したが,これに限定されることはなくデジタル放送用録画再生装置5の筐体外壁面に備えた入力装置14を操作して命令を入力しても良い。
ユーザから視聴命令が入力されると,入力端子11を介して地上波デジタル放送信号がデジタル放送用録画再生装置5内に取り込まれ、この地上波デジタル放送信号から選局部12がユーザの希望する任意の1つの放送信号を抽出する。
こうして、抽出された1つの放送信号は、復調器22に入力され、OFDM復調された後、ここからTS処理部23でユーザの希望する番組(プログラム)に対応するTS信号が抽出される。
そして、TS処理部23で抽出されたTS信号は、MPEG処理部24でデコードされると共に、映像と音声の各データに分離され、映像データが後述する映像処理部31へ出力される一方、音声データが音声処理部15へ出力される。
その後、映像処理部31へ出力された映像データはフレームメモリ32の所定アドレスに順次書き込まれる。そして、書き込まれた映像データは所定アドレスから順次読み出されてD/A変換されたのち,録画・再生部81に入力される。一方,音声処理部15へ出
力された音声データはD/A変換されたのち,録画・再生部81に入力される。
また、ユーザの命令が「録画」の場合は、録画・再生部81に入力された映像信号ならびに音声信号が記憶媒体82に書き込まれると共に、切替え部83を介して外部に出力され、表示装置2にて映像の表示および音声の出力が行われる。この場合、切替え部83は、録画・再生部81と表示装置2が接続されるように制御用マイコン33に制御される。
また、ユーザの命令が「再生」の場合は、録画・再生部81が記憶媒体82から映像信号ならびに音声信号が読み出され、切替え部83を介して出力され、表示装置2にて映像の表示および音声の出力が行われる。この場合、切替え部83は録画・再生部81と表示装置2が接続されるように制御用マイコン33に制御される。
また,ユーザの命令が「裏番組の視聴」の場合は、選局部12b,復調手段20b,MPEG処理部24b,映像処理部31bで選局・復調された映像信号ならびに音声信号が、切替え部83を介して出力され、表示装置2により映像の表示および音声の出力が行われる。この場合、切替え部83は映像処理部31b,音声処理部15bそれぞれが表示装置2と接続されるように制御用マイコン33に制御される。
この構成であれば、録画再生装置80により再生される映像を示す映像信号に基づいて、この映像信号で示される映像の表示方法をユーザの操作を受けて設定することができる。
なお、本発明を適用するデジタル放送用録画再生装置としては、上述した構成の他、図13に示すような構成のものであってもよい。このデジタル放送用録画再生装置6では、上述したデジタル放送用録画再生装置5の録画再生装置80が、受像装置30と表示装置2に接続される出力端子17,19との間に設けられているのに対し、復調手段20とMPEG処理部24の間に設けられている点で相違している。
また、録画再生装置80に録画・再生される信号の形態が異なる。上述したデジタル放送用録画再生装置5においては映像信号ならびに音声信号を対象としたが、このデジタル放送用録画再生装置6の場合はTS信号をそのまま記録・再生するように構成されている。このように構成すると,マルチ音声も同時に録画・再生が可能となる。
このように構成することにより,録画・再生・裏番組視聴の如何にかかわらず、ユーザが表示モードを任意に選択できる効果がある。また、MPEG処理部24b,音声処理部15b,映像処理部31b,フレームメモリ32bを省略することができるため、デジタル放送用録画再生装置の製造コストを低減できる効果がある。
なお、このデジタル放送用録画再生装置6では、録画再生装置80をTS処理部23とMPEG処理部24の間に設けたが、復調器22とTS処理部23の間に設けてもよい。この場合,マルチチャンネル放送やデータ放送も録画・再生が可能となる。
(4)本発明との対応関係
以上説明した実施形態において、図4のS260,図7のS350,S355,図8のS404,S412,S428は、本発明における表示方法設定手段である。
また、図4のS250,S255,図8のS408,S416,S422は、本発明における表示制御手段である。
また、図8のS410,図10のS502,S418は、本発明における映像判定手段である。
また、図7のS310〜S340は、本発明における属性検出手段である。
また、復調手段20は、本発明における映像生成手段である。
また、録画再生装置80は、本発明における映像得再生手段である。
また、リモコン装置3は、本発明における設定指令手段である。
デジタル放送用受信装置の構成を示すブロック図 リモコン装置の外観図 映像が拡大表示される状態を説明するための説明図 第1実施形態における表示データ読み出し処理を示すフローチャート 表示装置に表示されるアイコンの例を示す説明図 表示選択自動処理を説明するための説明図 表示選択自動処理を示すフローチャート 第2実施形態における表示データ読み出し処理を示すフローチャート 第2実施形態の変形例としての表示データ読み出し処理を示すフローチャート 第2実施形態の変形例としての表示データ読み出し処理を示すフローチャート 変形例としてのデジタル放送用テレビ受像機の構成を示すブロック図 変形例としてのデジタル放送用録画再生装置の構成を示すブロック図 変形例としてのデジタル放送用録画再生装置の構成を示すブロック図
符号の説明
1…デジタル放送用受信装置、2…表示装置、3…リモコン装置、4…デジタル放送用テレビ受像機、5…デジタル放送用録画再生装置、6…デジタル放送用録画再生装置、11…入力端子、12…選局部、13…リモコン信号受信部、14…入力装置、15…音声処理部、16…電源部、16a…端子、16b…端子、17…音声出力端子、19…映像出力端子、20…復調手段、22…復調器、23…TS処理部、24…MPEG処理部、30…受像装置、31…映像処理部、32…フレームメモリ、33…制御用マイコン、43…表示切替専用ボタン、62…表示部、64…スピーカ、72…分配器、80…録画再生装置、81…録画・再生部、82…記憶媒体、83…切替え部。

Claims (11)

  1. アスペクト比4:3の表示装置による映像の表示方法を、標準サイズによる表示方法,および,該標準サイズから拡大した所定の拡大サイズによる表示方法のいずれかに設定する表示方法設定手段と、
    外部から入力した映像信号で示されるアスペクト比16:9の映像を、前記表示方法設定手段により設定された表示方法にて表示装置に表示させる表示制御手段と、を備え、
    前記表示方法設定手段は、ユーザの操作を受けて映像の表示方法を設定する、ように構成されている
    ことを特徴とする受像装置。
  2. 外部から入力した映像信号に基づいて、該映像信号で示されるアスペクト比16:9の映像が、画像の存在しない無画部をアスペクト比4:3の映像に付加してなる付加映像であるか否かを判定する映像判定手段を備えており、
    前記表示方法設定手段は、前記映像判定手段により付加映像でないと判定された場合に、ユーザの操作を受けての表示方法の設定を可能とする、ように構成されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の受像装置。
  3. 前記表示方法設定手段は、前記映像判定手段により付加映像であると判定された場合に、映像の表示方法を前記拡大サイズによる表示方法に設定する、ように構成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の受像装置。
  4. 前記映像判定手段は、外部から入力した映像信号に、該映像信号で示される映像が前記付加映像であることを識別するための識別信号が含まれている場合に、該映像信号で示される映像が前記付加映像であると判定する、ように構成されている
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の受像装置。
  5. 外部から入力した映像信号で示される映像の端部側領域について、該端部側領域における色の属性を検出する属性検出手段を備えており、
    前記映像判定手段は、前記属性検出手段により検出された色の属性を示すパラメータが、所定範囲内のパラメータである場合に、外部から入力した映像信号で示される映像が前記付加映像であると判定する、ように構成されている
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の受像装置。
  6. 前記表示制御手段は、
    映像を表示用データとして記憶するフレームメモリへの表示用データの書き込み,該フレームメモリからの表示用データの読み出しを行い、該読み出した表示用データに基づく映像を表示装置に表示させると共に、
    前記表示方法設定手段により前記拡大サイズによる表示方法が設定されていれば、前記フレームメモリに記憶された表示用データを、該表示用データで示される映像が前記標準サイズから前記拡大サイズに拡大された映像となるようにアドレス変換した後で読み出すのに対し、前記標準サイズによる表示方法が設定されていれば、前記フレームメモリに記憶された表示用データをアドレス変換することなくそのまま読み出す、ように構成されている
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか記載の受像装置。
  7. 前記表示制御手段は、
    映像を表示用データとして記憶するフレームメモリへの表示用データの書き込み,該フレームメモリからの表示用データの読み出しを行い、該読み出した表示用データに基づく映像を表示装置に表示させると共に、
    前記表示方法設定手段により前記拡大サイズによる表示方法が設定されていれば、前記フレームメモリから読み出した表示用データにつき、該表示用データで示される映像を前記標準サイズから前記拡大サイズに拡大した映像として表示装置に表示させるのに対し、前記標準サイズによる表示方法が設定されていれば、前記フレームメモリから読み出した表示用データで示される映像を前記標準サイズの映像として表示装置に表示させる、ように構成されている
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか記載の受像装置。
  8. 前記表示制御手段は、アンテナにより受信された放送信号に基づいて映像信号を生成する映像生成手段から、該映像生成手段により生成された映像信号を入力し、該映像信号で示される映像を、前記表示方法設定手段により設定された表示方法にて表示装置に表示させる、ように構成されている
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の受像装置。
  9. 前記表示制御手段は、記憶部に記憶された映像信号を読み出して該映像信号で示される映像を再生する映像再生手段から、該映像再生手段により再生される映像を示す映像信号を入力し、該映像信号で示される映像を、前記表示方法設定手段により設定された表示方法にて表示装置に表示させる、ように構成されている
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の受像装置。
  10. ユーザの操作を受けた際に、請求項1から9のいずれかに記載の受像装置に対して、映像の表示方法を標準サイズまたは拡大サイズによる表示方法に設定すべき旨を指令する設定指令手段を備えている
    ことを特徴とするリモコン装置。
  11. 請求項1から9のいずれかに記載の受像装置の備える全ての手段としてコンピュータシステムを機能させるためのプログラム。
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