JP2007060649A - 低ノイズ且つ微細な周波数調節 - Google Patents

低ノイズ且つ微細な周波数調節 Download PDF

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Abstract

【課題】低ノイズ且つ高分解能で電子回路の調節を行うための回路、方法および装置を提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態によると、コンデンサと直列に存在するスイッチに印加される制御電圧にパルス幅変調を行うことによってキャパシタンス値を調節する。制御信号のパルス幅変調は、アナログまたはデジタル制御信号を用いるなど適切な方法に基づき、ルックアップテーブルに格納されたエントリを用いて調節することができる。キャパシタンス値を変化させることによって、電子回路の周波数応答・特性を調節する。周波数応答は、温度、電源電圧、処理といった条件に応じて変化しない構成であってもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は電子回路の調節に関する。特に、コンデンサをパルス幅変調して低ノイズ且つ微細な周波数調節を実現することに関する。本願は、米国仮出願第60/704,280号(出願日:2005年8月1日)、および米国仮出願第60/722,732号(出願日:2005年9月30日)の恩恵を請求する。当該仮出願に記載された内容はすべて参照により本願に組み込まれる。本願はまた、米国出願第11/242,230号(出願日:2005年10月3日)の恩恵を請求し、当該出願に記載された内容はすべて参照により本願に組み込まれる。本願はさらに、米国出願第60/704,399号(出願日:2005年8月1日)、米国出願第60/722,226号(出願日:2005年9月30日)、米国出願第11/243,017号(出願日:2005年10月3日)の恩恵を請求し、当該出願に記載された内容はすべて参照により本願に組み込まれる。
低ノイズ状態を保ちつつ電子回路の周波数応答・特性を微細に調節することは、有線あるいは無線を問わず、スイッチやコントローラ、トランシーバ、フィルタ、電力管理デバイス、データストレージなどの分野で、その実現が強く望まれているが、数多くの取り組みがなされてきたものの、今のところ大きな成果は得られていない。
例えば、精度は高く温度ドリフトは低くする必要がある場合にクリスタルを用いることができる。しかしこの場合、集積回路に組み込むことができない。独立したデバイスとする場合は、集積回路のピンが少なくとも1つ必要でシステムボード上のスペースを消費してしまう。
バラクタダイオードであれば集積回路の一部とすることができる。しかし、オープンループ状態で供給されるアナログ電圧を用いてバラクタダイオードのキャパシタンスを調節した場合のノイズは、問題となり得る。この制御電圧を生成する回路を流れる電流を増大させてノイズを低減することもできるが、あまり望ましくない。特にバッテリを電源とする電子システムではすべきではない。
このノイズの問題は、デジタル形式に従って調節されるコンデンサ(スイッチによって接続/非接続が行われるコンデンサ)を用いることによって改善することができる。デジタル形式に従って調節されるコンデンサは通常、均一にまたは2進法に従って重み付けされている。均一に重み付けされている場合、調節範囲を広くとり高分解能で調節を行うためには、コンデンサと対応するスイッチが多数必要となる。一方、2進法に従って重み付けされる場合は、最小コンデンサは対応するスイッチの寄生容量によってサイズが決まるが、最大コンデンサのサイズはダイ面積によって決まる。以上の理由から、この場合も、回路の周波数応答・特性を微細に調節するのは難しい。
このため、低ノイズ且つ高分解能で電子回路を調節することができる回路、方法および装置が望まれている。
本発明の実施形態は、低ノイズ且つ高分解能で電子回路を調節することができる回路、方法および装置を提供する。本発明の実施形態の例を挙げると、コンデンサをパルス幅変調することによって、つまりコンデンサと直列に存在するスイッチに印加される制御電圧をパルス幅変調することによって、キャパシタンス値を調節する。パルス幅変調制御信号の制御は、ルックアップテーブルのエントリを用いて、アナログ電圧やデジタル信号などの方法に基づいて行うことができる。電子回路の周波数応答・特性はキャパシタンス値によって決まる。周波数応答・特性の例としては、発振周波数、高/低カットオフ周波数、帯域幅などが挙げられる。
周波数応答・特性は、温度、供給電圧、処理などの条件によって変化しないように設定することもできるが、条件と周波数応答の間に関係を持たせることも可能である。このような構成とするにはまず回路を較正することから始める。例えば、ある周波数応答を実現するために必要なパルス幅変調信号を条件の関数として特定し、その対応関係をルックアップテーブルに格納する。デバイス動作中に、条件に基づきルックアップテーブルを検索してエントリを選ぶ。選んだエントリを用いて、コンデンサと直列に存在するスイッチを駆動する信号をパルス幅変調し、特定の周波数応答・特性を実現する。
本発明の実施形態は具体的に、パルス幅変調されるコンデンサによって調節される発振周波数を持つオシレータ回路を提供する。較正処理は以下のように行う。温度を変え、それぞれの場合にオシレータの動作周波数を所望の周波数とするために必要なパルス幅変調を決定する。このように決定したパルス幅変調に対応するエントリは、対応する温度が特定する場所に格納される。動作中には、デバイスの温度を測定し、対応するパルス幅変調データをテーブルから得る。コンデンサと直列に存在するスイッチに印加される制御電圧をパルス幅変調することによって、オシレータの動作周波数を所望の周波数に調節する。本発明の実施形態は、上述の特徴または本明細書で開示するほかの特徴の一部またはすべてを含んでもよい。
本発明の実施形態の一例は、条件の測定値を受け取る手段、条件の測定値を用いてパルス幅変調信号の負荷サイクルを設定する手段、およびパルス幅変調信号を用いてキャパシタンスを変化させる手段を備える集積回路を提供する。
上記または別の実施形態によると、条件は温度であってもよい。上記または別の実施形態によると、パルス幅変調信号を用いてスイッチのインピーダンスを制御することによって、キャパシタンスを変化させる手段をさらに持つとしてもよい。上記または別の実施形態によると、パルス幅変調信号を用いてトランジスタのゲートを駆動することによってキャパシタンスを変化させてもよい。上記または別の実施形態によると、条件の測定値を用いて格納されたエントリを抽出することによってパルス幅変調信号を生成させてもよい。上記または別の実施形態によると、集積回路はオシレータを備え、周波数特性はオシレータの発振周波数であってもよい。
本発明の別の実施形態の一例は、集積回路の周波数特性を調節する手段を含む集積回路を提供する。この集積回路はさらに、条件の測定値を受け取る手段、条件の測定値を用いて格納されたエントリを抽出する手段、エントリを用いてパルス幅変調信号を生成する手段、パルス幅変調信号を用いてスイッチのインピーダンスを制御する手段を備える。ここで、スイッチはコンデンサと直列に存在する。
上記または別の実施形態によると、スイッチはMOSトランジスタであってもよい。上記または別の実施形態によると、条件は温度であってもよい。上記または別の実施形態によると、条件の測定値は、温度に比例する電圧であってもよい。上記または別の実施形態によると、オシレータをさらに備え、周波数特性はオシレータの発振周波数であってもよい。上記または別の実施形態によると、温度に比例する電圧を生成することによって条件の測定値を得る手段、電圧をデジタル信号に変換する手段、およびデジタル信号を用いて格納されたエントリを抽出する手段をさらに含んでもよい。上記または別の実施形態によると、格納されたエントリは、オシレータの周波数が温度に対して一定になるように設定されていてもよい。上記または別の実施形態によると、アナログ・デジタル(A/D)コンバータを用いて電圧をデジタル信号に変換してもよい。上記または別の実施形態によると、トランジスタであるスイッチはMOSトランジスタであってもよい。
上記または別の実施形態によると、ルックアップテーブルは、オシレータの周波数が温度に対して一定になるように設定されたエントリを複数含んでもよい。上記または別の実施形態によると、第1回路は絶対温度比例電圧を生成する電圧生成器でもよい。上記または別の実施形態によると、トランジスタはMOSトランジスタでもよい。
以下では添付の図面を参照して、本発明の本質および効果についてさらに詳細に説明し、明らかにする。
本発明の実施形態に係る、パルス幅変調されたコンデンサによって調節される周波数特性を持つ回路の概略図である。
本発明の実施形態に係るフリーランニングの発振回路を示すブロック図である。
図2に示すフリーランニングの発振回路に較正処理を施す様子を示したブロック図である。
図2に示すフリーランニングの発振回路を較正する方法を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係る、回路の較正方法を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係るフリーランニングの発振回路をさらに詳細に示したブロック図である。
図5に示すフリーランニングの発振回路の動作を示すフローチャートである。
図5に示すフリーランニングの発振回路のオシレータ510、または本発明の別の実施形態に係るオシレータとして使用される、オシレータを示す概略図である。
図5に示す制御信号生成器およびパルス幅変調器、または本発明の別の実施形態に係る制御信号生成器およびパルス幅変調器として使用される、制御信号生成器およびパルス幅変調器を示す。
図8に示すパルス幅変調器の動作を説明するためのタイミング図である。
本発明の実施形態の実施例を示す。
本発明の実施形態の実施例を示す。
本発明の実施形態の実施例を示す。
本発明の実施形態の実施例を示す。
本発明の実施形態の実施例を示す。
本発明の実施形態の実施例を示す。
本発明の実施形態の実施例を示す。
本発明の実施形態の実施例を示す。
図1は、本発明の実施形態に係る、パルス幅変調されたコンデンサによって調節される周波数応答・特性を持つ回路の概略図である。図1では、回路110、トランジスタM1 120およびコンデンサC1 130を示す。回路110の周波数応答・特性は、少なくとも部分的にコンデンサC1 130の実効キャパシタンス値によって決まる。回路110、トランジスタ120およびコンデンサ130は集積回路に組み込まれるとしても良い。図1を始めとした添付図面は例示の目的で使用されており、本発明の実施可能な実施形態や請求の範囲を限定するものではない。
ライン122の調節信号は、トランジスタM1 120のインピーダンスを調節および制御する。ライン122の調節信号が高レベルに設定されている場合、トランジスタM1 120はオン状態で、コンデンサC1 130を接地している。実際には、コンデンサC1 130を回路110に接続している。ライン122の調節信号が低レベルに設定されている場合は、トランジスタM1 120のインピーダンスが高くなり、コンデンサC1 130はフロート状態となる。実際には、コンデンサC1 130と回路110が非接続状態となる。接地されている場合、当該コンデンサは、回路110の周波数特性を決定する要因の少なくとも1つとなる。一方、フロート状態にある場合は、回路110の周波数応答・特性に対してコンデンサC1 130が与える影響は限られてくる。
フロート状態にある場合、コンデンサC1 130と回路110の接続が完全に断たれたわけではない。トランジスタM1 120は、オフ状態であってもコンデンサC1 130と直列に存在する、ドレイン−ゲート容量およびドレイン−バルクダイオードの容量といった寄生容量を持つ。このような寄生容量のため、コンデンサC1 130の最小実用サイズが制限され、その結果、回路110の周波数特性を調節する時の分解能が制限される。
この点を考慮して、本発明の実施形態では、負荷サイクルが可変であるスイッチング信号、具体的にはライン122の調節信号を供給することによって、より微細な分解能でコンデンサC1 130のサイズを調節する。ライン122の調節信号の負荷サイクルを変化させることによって、ある期間のうちの一部はコンデンサC1 130−回路110間が接続され、残りの時間は非接続となる。このように、負荷サイクルの調節によってコンデンサC1 130の実効サイズを変化させることができる。具体的には、負荷サイクルを大きくしてデバイスM1 120のオン状態時間を増加させると、コンデンサC1 130の実効サイズは大きくなり、負荷サイクルを小さくすると、デバイスM1 120のオン状態時間が短くなり、コンデンサC1 130の実効サイズは小さくなる。
この結果、回路110の周波数応答・特性の調節は、ライン122の調節信号の負荷サイクルを変化させることによって行うことができる。しかし、ライン122の調節信号の周波数を変化させた場合、その変化はコンデンサC1 130の実効キャパシタンスに対し一次的に影響を及ぼすわけではない。
回路が動作中でトランジスタM1 120がオン状態の場合、ライン134の電圧V2(トランジスタM1 120のドレイン)はほぼグラウンドである。ライン122の調節信号が低レベルに切り替わってトランジスタM1 120がオフ状態になった場合、ライン134の電圧V2はフロート状態となるため、ライン132の電圧V1の変化に応じて増減する。ライン122の調節信号が高レベルに戻されトランジスタM1 120がオン状態になると、ライン134の電圧V2は再度グラウンドに引き戻される。ライン134の電圧V2がグラウンドからフロート状態となった状態においてデバイスM1 120がオン状態に切り替われば、コンデンサC1 130を介して回路110に電荷が注入される。この電荷注入は、回路110の設計およびライン122の調節信号のタイミングによって制御される。コンデンサC1 130がフロート状態となった場合、特にライン134の電圧V2がグラウンドよりも低いフロート状態となった場合、ドレイン−バルクダイオード間がオン状態になり、ライン134の電圧V2をクランプしてもよい。この場合のクランプは、ライン132の電圧V1の振幅が数百ミリボルトを超えないように構成することによって、最低限に抑えることができる。
本発明の一実施形態によれば、回路110は発振信号を供給するオシレータである。このオシレータの周波数は、少なくともある程度コンデンサC1 130の実効キャパシタンス値に応じて変化する。本実施形態によれば、ライン122の調節信号の開閉が行われる周波数は、オシレータである回路110の周波数の低調波である。このため、トランジスタM1 120のオン/オフが切り替わる時はライン134の電圧V2はほぼグラウンドであり、オシレータである回路110への電荷注入が制限されることになる。
図1に示した例によれば、回路110はライン112で入力信号を受け取り、ライン114で出力する。しかし、本発明の実施形態によれば、例えば上述したように回路110がオシレータの場合には、入力信号112がない場合もある。このような入力信号および出力信号は、シングルエンド信号あるいは差分信号のどちらであってもよい。本図を含む本願の添付図面に示されたラインは、1本のラインでもよいし複数のラインが集まったもの、例えばバスでもよい。
コンデンサC1 130は別のコンデンサと並列または直列に存在するとしてもよく、これらのコンデンサはスイッチに接続されていてもいなくてもよい。コンデンサC1 130は、金属−シンカ型コンデンサや金属同士が接触しているコンデンサなどであってもよいし、1個のコンデンサで構成してもよいし複数のコンデンサの集合であってもよい。トランジスタM1 120は、図示通り、Nチャネル型MOSトランジスタであってもよいし、Pチャネル型MOSトランジスタ、バイポーラ型トランジスタ、HFET,HBT、MESFETなどほかの種類のトランジスタを使用してもよい。本発明の別の実施形態では、トランジスタM1 120の代わりに、パスゲートまたは3状態ゲートといった別の種類のスイッチを用いてもよい。また本発明の別の実施形態によれば、スイッチとコンデンサを統合して単一の複合構成としてもよい。本願の添付図面ではコンデンサとグラウンドの間にスイッチであるトランジスタが接続されているが、実施形態によっては、スイッチは、コンデンサと回路の間に配置されていてもよいし、バイアス電圧や供給電圧といった別のノードとコンデンサの間に配設されるなど、スイッチとコンデンサの配置をさまざまに変えてもよい。
回路110は上述したようにオシレータであってもよいし、フィルタなどの可変周波数応答・特性が所望されているほかの回路であってもよい。本発明の実施形態を含むオシレータの例を、次の図2に示す。
図2は、本発明の実施形態に係るフリーランニングの発振回路を示すブロック図である。同図は、オシレータ210、パルス幅変調器220、トランジスタM1 230およびコンデンサC1 240を示す。オシレータ210はライン212のクロック信号を生成する。このクロック信号の周波数は、少なくともある程度、コンデンサC1 240およびトランジスタM1 230によって決まる実効キャパシタンス値によって変化する。
パルス幅変調器220はライン222で条件信号を受け取る。この条件信号は、環境や処理などの条件に応じて供給または生成される電流または電圧であってもよい。例えば、ライン22の条件信号は、温度や電源電圧などの環境に関する条件に応じて生成されるものでもよい。または、図2に示す回路のうち1以上を含む集積回路の製造過程において生じる処理の変化に応じて生成されるものでもよいし、別の実施形態によれば、例えばポテンショメータが印加する電圧などの制御に関する設定を示してもよい。ライン222の条件信号と条件の関係は比例であってもよいし、それ以外であってもよい。例えば、条件信号は絶対温度に比例する電流または電圧であってもよい。
パルス幅変調器220は、ライン222の条件信号をライン224の調節信号へと変換する。具体的に説明すると、パルス幅変調回路220は、ライン222で受信した条件信号の関数として、ライン224の調節信号の負荷サイクルを変化させる。
トランジスタM1 230のオン/オフ状態は、ライン224の調節信号のレベルに応じて切り替わり、その結果コンデンサC1 240−オシレータ210間の接続/非接続が交互に行われる。コンデンサC1 240がオシレータ210に接続されている時間が長くなるほど、コンデンサC1 240の実効キャパシタンス値は大きくなる。コンデンサC1 240ならびに対応するトランジスタM1 230は各々1つずつしか図示していないが、実際の回路では通常、コンデンサとトランジスタの組は複数あって、互いに並列または直列に接続されており、トランジスタ(またはほかのスイッチ)は調節信号によって制御されている。
本発明の実施形態によると、ライン224の調節信号はライン212のクロック信号の低調波である。この実施形態においては、ライン212のクロック信号はパルス幅変調回路220を計時する。一実施形態におけるオシレータ210の名目周波数は1.280GHzである。この周波数を4の因数で除した場合320MHzとなり、これをさらに32で除すとライン224の調節信号の基本周波数が10MHzとなる。この後、この10MHz信号の負荷サイクルを変化させてライン224の調節信号として供給する。
ライン222の条件信号とライン224の調節信号の関係は、実施形態によって異なるとしても良い。言い換えると、ライン212のクロック信号の周波数とライン222の条件信号が連動するように、パルス幅変調回路220を構成してもよい。これ以外の関係の例を挙げると、ライン222の条件信号を生成するために測定される条件の変化に対してライン212のクロック信号の周波数が一定となるように、パルス幅変調回路220を構成してもよい。
本発明の一実施形態は、温度に対して一定の周波数を持つクロック信号を供給するオシレータを提供する。このような構成を実現するためには、オシレータにまず較正処理を行う。この較正処理の例を次の図3および図4に示す。
図3は、図2に示すフリーランニングの発振回路に較正処理を施す様子を示したブロック図である。同図には、オシレータ310、参照オシレータ320、較正制御回路330、プログラム可能なルックアップテーブル340、トランジスタM1 350、コンデンサC1 360、およびパルス幅変調回路370を示す。オシレータ310の発振周波数は、コンデンサC1 360の実効キャパシタンス値によって少なくともある程度変化する。通常オシレータ310、トランジスタM1 350およびコンデンサC1 360は集積回路に組み込まれ、参照オシレータ320はこの集積回路とは別のデバイスとして構成されている。較正制御回路330およびルックアップテーブル340は、オシレータ310等を含む集積回路に組み込まれていてもいなくてもよく、実施例によって異なる。
参照オシレータ320は、クリスタルオシレータなどの一定周期の信号を生成するソースであってもよい。または、周波数乗算器または周波数除算器を備えるソースであってもよい。較正制御回路330は、ライン322の参照クロック信号の周波数とライン312のクロック信号の周波数を比較する周波数検知器を含む。比較結果を基に、較正制御回路330はライン332の制御信号を供給する。
較正制御回路330は、入力信号312および322の周波数の比較結果に基づいてライン332の制御信号の値を変化させる。ライン312のクロック信号の周波数とライン322のクロック信号の周波数が許容可能な誤差の範囲内で同調している場合、ライン332の制御信号、あるいはライン332の制御信号に対応するデータを、条件の測定値と共にルックアップテーブル340に格納する。以上の処理は、条件の値または状態を変更して、複数の異なる条件について、繰り返し行ってもよい。
ルックアップテーブル340に多数の制御信号値ならびに対応する条件の測定値が格納されると、このデータを読み出してさらに処理を行う。本発明の別の実施形態によると、このデータはルックアップテーブル340に格納されることなくすぐに処理される。本発明の一実施形態においては、このデータに基づき最適な曲線を生成する。ある実施形態においてはこの曲線は2次多項式で表されるが、別の実施形態においては異なる次数の別の曲線であってもよい。または、予め所定の曲線が用意されており、上述のデータを用いて、一から曲線を作る代わりに、この所定の曲線をシフトしてもよい。曲線の作成については上述の内容に限らず、変形させてもよいし組み合わせてもよい。上述のようにデータを曲線にあてはめた後で、測定データが示す点の間に、補間により制御信号データを示す点を複数生成してもよい。
上述した、データを曲線に当てはめる処理や補間処理は、オシレータ310等を含む集積回路に対して外部に設けられたプロセッサによって行うことができる。例を挙げると、試験システムまたは製造システムの一部であるプロセッサによって上記の処理の一方もしくは両方を行うことができる。または、オンチッププロセッサが片方または両方を行ってもよいし、オンチッププロセッサとオフチッププロセッサで分担して行ってもよい。
補間処理により得た制御信号値(または制御信号値に対応するデータ)は、ルックアップテーブルなどのメモリに格納することができ、格納場所は、対応する条件の測定値によって位置を指定することができる。このルックアップテーブルは、曲線作成前に条件測定値および制御信号値を格納していたルックアップテーブル340でも別のルックアップテーブルでもよい。補間処理によって得たデータを格納するルックアップテーブル等のメモリは通常オンチップ型であるが、別の実施形態においてはオフチップ型としてもよい。
本発明の実施形態によれば、較正対象回路を含む集積回路の温度を変化させるために、オンチップ加熱回路を使用する。このような加熱回路は、ダイの温度を調節するべく適切な量の電力を発する。発する電力の量は可変で、ダイの温度が測定対象の条件である。このような加熱回路を開示している特許文献として、同時係属中の米国特許出願第60/722,226号(発明の名称:「オンダイ型加熱回路およびダイ急速加熱用制御ループ」、発明者:ジョディ・グリーンバーグ、セハット・スタルジャ、出願日:2005年9月30日)を挙げる。当該出願の内容は参照により本願に組み込まれる。
オシレータ310の周波数を参照オシレータ320の周波数と一致させるために使用される制御信号値は、複数の温度に対応付けて格納されている。温度は実際に計測してもよいし、加熱回路の電力発散量に基づいて推定してもよい。温度を計測するたびに費用がかかるため、本発明の実施形態では通常、取得する温度データの数に上限を設けている。例えば、一実施形態で取得する温度データの数は2つで、この2つのデータが示す点に基づいて、期待値曲線をシフトおよび調節する。別の実施形態によれば、取得するデータは5つで、このデータが示す点に2次多項式曲線を当てはめる。別の実施形態においては、上記以外の方法でデータに曲線をあてはめたり、取得するデータの数を増減させてもよい。
作成した曲線に基づき、作成に当たって使用したデータの数より多いデータを補間により得ることができる。例えば、一実施形態によれば、8ビットA/Dコンバータを用いて、アナログ絶対温度比例電圧から8ビットのアドレスへと温度を変換する。この結果、256個のデータに対応する点が補間により生成され、デジタル変換した温度によって指定されたアドレスに対応して、メモリまたはルックアップテーブルに格納される。ほかの実施形態においては、コンバータの分解能およびメモリが持つアドレス指定可能な場所の数を増減させてもよい。
実際の動作としては、温度を計測してデジタル信号に変換し、当該デジタル信号を用いて制御信号値のアドレスを指定する。制御信号値を用いてパルス幅変調調節信号を生成し、この調節信号に基づいてキャパシタンス値を変化させる。このようにして、オシレータの周波数を所望の周波数に同調させる。
図4Aは、図2に示すフリーランニングの発振回路を較正する方法を示すフローチャートである。動作400で、環境、処理などの条件に対応する条件信号を受け取る。動作405で、参照クロック信号を受信する。動作410で、オシレータのクロック周波数を受信する。動作415で、参照クロックの周波数とオシレータの周波数を比較する。
動作420で、オシレータの動作周波数が正しいかどうか判断する。具体的には、オシレータのクロック信号の周波数が参照クロック信号の周波数に対して誤差範囲内にあるかどうか確認する。範囲内にあれば、動作445で、制御信号値または制御信号に対応するデータを、条件測定値に対応付けて格納する。
範囲内になければ、動作425で、比較の結果に基づき制御信号を生成する。動作430で、生成した制御信号を用いて可変負荷サイクルを持つ調節信号を生成する。動作435で、生成した調節信号を用いてキャパシタンスをパルス幅変調または変化させる。動作440で、キャパシタンスを変調した結果、オシレータの周波数が変わる。周波数が変わったオシレータのクロック信号と参照クロック信号を比較する。
所望の温度すべてについてデータを取り終えた場合、動作450で、条件測定値ならびに対応するデータの組を読み出す。動作455で、例えば読み出しデータに曲線をあてはめ補間処理を用いて、読み出した組の数より多くデータを示す点を得る。動作460で、補間によって得た制御信号値を格納する。
このような較正方法はフリーランニングのオシレータの較正に非常に適しているが、ほかの回路にも同様に利用してもよい。ほかの回路にも応用が可能な較正方法を次の図4Bに示す。
図4Bは、本発明の実施形態に係る、回路の較正方法を示すフローチャートである。動作480で、条件を設定し測定する。例えば、上述したように加熱回路を用いて温度を設定してもよい。動作482で、設定条件において所望の結果を実現するために必要とされる制御信号を決定する。動作484で、条件測定値および必要な制御信号データを格納する。格納場所は、オンチップ型メモリでもオフチップ型メモリでもよく、またFIFO、ルックアップテーブルおよびレジスタなどの記憶領域でもよい。また、格納することなくリアルタイムで処理して用いてもよい。また、条件測定値は推定により求めるとしてもよく、これらの推定値によって特定された場所に対応する制御信号データを格納してもよい。
動作486で、すべての条件に対してデータを取り終えたかどうか確認する。取り終えていない場合は、動作480に戻り、条件を設定し測定する。取り終えると、動作488で、格納されている条件測定値および対応する制御信号データを読み出す。動作490で、補間処理を行って制御信号データを示す点を生成する。この補間処理は、格納されているデータを曲線に当てはめることによって行ってもよいし、ほかの方法を用いてもよい。この曲線当てはめ処理および補間処理はプロセッサを用いて行うことができ、当該プロセッサはオンチップ型でもオフチップ型でもよい。また、オンチップ型/オフチップ型両方の回路またはプロセッサを用いて分担してもよい。動作492で、補間処理により生成した制御信号データを示す点を格納する。通常オンチップに格納するが、実施形態によってはオフチップに格納してもよい。例えば、オンチップ型ルックアップテーブルなどのメモリに格納され、アドレスの指定は条件信号値によって行ってもよい。
本発明のほかの実施形態においては、図2に示すオシレータ回路をさらに改良してもよい。例えば、ヒステリシスバッファを用いてオシレータの出力信号を整理してもよい。また、周波数除算器を用いて所望のクロック周波数を実現してもよい。次の図5および図6で例を説明する。
図5は、本発明の実施形態に係るフリーランニングの発振回路をさらに詳細に示したブロック図である。同図に示す発振回路は、オシレータ510、バッファ520、除算器530および540、パルス幅変調回路550、トランジスタM1 560、コンデンサC1 570および制御信号生成器580を備える。コンデンサC1 570の実効キャパシタンスは、少なくともある程度オシレータ510の周波数応答・特性、例えば発振周波数を変化させる。図5では、分かりやすいようにコンデンサC1 570ならびに対応するトランジスタM1 560の組は1つだけしか図示していないが、本発明の実施形態は互いに直列または並列に存在する、コンデンサとトランジスタの組を複数有する。このようなコンデンサとトランジスタの組は、さまざまな調節信号によって制御される。
オシレータ510は、出力発振信号をバッファ520に供給する。バッファ520は、多くの場合低振幅の正弦曲線である、オシレータ510から受信した出力信号のエッジにゲイン処理を施し、際立たせる。また、バッファ520はほぼグリッチのない出力を実現するために、ヒステリシス特性を持つとしてもよい。
除算器回路530は、バッファ520の出力を受け取り、オシレータが出力した周波数をNの因数で除す。除算器回路530の出力信号をさらに除算器540で除してもよい。本実施例によれば、除算器540はMの因数で周波数を除しライン542の信号Voscを得る。本発明のほかの実施形態においては、上記以外の周波数除算器や周波数乗算器を用いてもよい。また、上述の除算器はプログラム可能な構成を持つとしてもよい。
制御信号生成器回路580は、ライン582で条件信号を受信する。同じ説明の繰り返しとなるが、この条件信号は、環境、処理などのパラメータを測定することによって得るとしてもよい。制御信号生成器回路580は、ライン552で制御信号をパルス幅変調回路550に供給する。パルス幅変調回路550は、ライン554で調節信号をオシレータ回路に供給する。この調節信号の負荷サイクルは、ライン552で受信する条件信号の関数として変調される。
ライン554の調節信号は、コンデンサC1 570とオシレータ510の接続/非接続を管理するトランジスタM1 560のインピーダンスを制御する。ライン554の調節信号の負荷サイクルを変化させると、オシレータ510から見たコンデンサC1 570の実効キャパシタンスが変化する。この結果、オシレータ510の発振周波数が変わり、最終的にはライン542の出力信号Voscの周波数が変わる。
図6は、図5に示すフリーランニングの発振回路の動作を示すフローチャートである。動作610で発振信号が生成される。動作620で、この発振信号にゲイン処理を施し、エッジを際立たせ、振幅を大きくする。動作630で、該発振信号の周波数に除算を施す。動作640で、条件の測定値を受信する。上述したように、条件は環境や処理などであってもよい。受信した測定値は、該条件に関連した電圧または電流であってもよい。例えば、絶対温度比例電圧を受信してもよい。
動作650で、条件の測定値に基づきルックアップテーブルを検索し、対応するエントリを特定する。動作660で、このエントリならびに除算・ゲイン処理が施された発振信号に基づき、調節信号を生成する。動作670で、生成された調節信号に基づき、発振信号の周波数を設定する。
ルックアップテーブルのエントリは、上記処理の結果得られる発振信号の周波数が温度に対して一定となるように設定されていてもよいし、発振周波数と温度との間に関係を持たせるように設定されてもよい。ほかの実施形態においては、温度以外の条件に基づいてルックアップテーブルの検索を行ってもよい。さらに実施形態によっては、複数の条件を用いてもよい。またほかの実施形態においては、ルックアップテーブル以外のメモリや格納回路を用いてもよい。
図7は、図5に示すフリーランニングの発振回路のオシレータ510、または本発明の別の実施形態に係るオシレータとして使用される、オシレータを示す概略図である。同図には、バイアス電流生成器700、トランジスタM1A 710およびM2A 720を備えるオシレータコア部(またはオシレータタンク部)、負荷(タンク)インダクタL1 730およびL2 740、パルス幅が変調されるコンデンサC1 755、C2 765およびCN 775、ならびに該コンデンサに対応するトランジスタM1 750、M2 760およびMN 770を示す。同図には、トランジスタM2A 720のドレインに接続された、パルス幅が変調されるコンデンサのみを示し、トランジスタM1 710のドレインに接続されているコンデンサならびに対応するトランジスタは、見やすさのために図示を省略している。図示を省略したトランジスタのゲートは、トランジスタM1 750、M2 750およびMN 770と同じ信号によって駆動してもよいし、別の信号によって駆動してもよい。通常、トランジスタM1A 710およびM2A 720のドレインにはオシレータコア部との間で接続/非接続が選択的に行われないコンデンサも接続されるが、図を見やすくするために省略している。
このような構成を持つ回路の発振周波数は、インダクタの値および該インダクタから見た実効キャパシタンス値によって決まる。コンデンサの接続/非接続は、対応するトランジスタを用いて、定常状態で行ってもよいし、パルス幅変調回路によって制御される負荷サイクルを持つ信号によって切り替えてもよい。
本発明の一実施形態によれば、トランジスタM2A 720のドレインに接続されているコンデンサならびに対応するトランジスタは16個で、トランジスタM1A 710のドレインに接続されているコンデンサも同じく16個である。これらのトランジスタは均等に重み付けされ、スイッチングは16個の調節信号に熱的にデコードされる4ビットによって制御される。この調節信号の負荷サイクルは、調節信号の期間の32分の1を1単位として変化させることができる。ほかの実施形態においては、コンデンサの数は増減させてもよいし、重み付けを均等に設定しなくてもよい。例えば、2進法に従って重み付けし、コンデンサの数は4個、8個または32個でもよい。さらに、負荷サイクルを変化させる単位は同じでも異なっていてもよいし、32分の1以外の単位を用いてもよい。例を挙げると、負荷サイクルは、調節信号の期間の8分の1、16分の1あるいは64分の1を1単位として変化させてもよい。また、上述したパラメータは2進数以外を用いて表してもよい。
本発明の一実施形態によると、発振回路の周波数は、対応するトランジスタによってすべてのコンデンサが非接続状態に設定されている場合に、最大になる。この発振周波数は、負荷サイクルを最小にした調節信号を1個のトランジスタに印加することによって、1単位分減らすことができる(通常はトランジスタM1A 710のドレインに接続されたコンデンサと接続されたトランジスタ1個およびトランジスタM2A 720のドレインに接続されたコンデンサと接続されたトランジスタ1個に印加する)。トランジスタがオン状態にある限り、つまり調節信号の負荷サイクルが1になるまで、この負荷サイクルを大きくすることによって、該発振周波数をさらに減少させることができる。
発振周波数をさらに減少させるには、2つ目のトランジスタに負荷サイクルを最小にした調節信号を印加する。この時、1つ目のトランジスタは完全にオン状態で、残りのトランジスタはオフ状態にある。このようにして、すべてのトランジスタが完全にオン状態となるまで、発振周波数は減少させ続けることができる。すべてのトランジスタが完全にオン状態になると、発振周波数は最小となる。上述のような信号を供給するパルス幅変調器の一例の動作を次の図8および図9を用いて説明する。
図8は、図5に示す制御信号生成器およびパルス幅変調器、または本発明の別の実施形態に係る制御信号生成器およびパルス幅変調器として使用される、制御信号生成器およびパルス幅変調器を示す。同図には、A/Dコンバータ810およびルックアップテーブル820から構成される制御信号生成器と、カウンタ830およびデコーダ840から構成されるパルス幅変調器を示す。本発明の別の実施形態においては、制御信号生成器およびパルス幅生成器は上記以外の回路を持つとしてもよい。
A/Dコンバータ810は、ライン812で条件信号を受信する。A/Dコンバータ810は、ルックアップテーブル820上のアドレスを指定するデジタル形式のワードを出力する。これを受けてルックアップテーブルは、カウンタ830およびデコーダ840に制御信号を供給する。
デコーダ840に対してルックアップテーブル820がライン822で供給する制御信号MSBは、デコードされライン842で複数の調節信号として供給される。本発明の一実施形態によると、2進法に従って重み付けされたビットをデコードして均等に重み付けされたビットを生成する温度計デコーダを使用する。カウンタ830にライン824で供給される制御信号LSBは、ライン842の調節信号のうち少なくとも1つの調節信号の負荷サイクルを制御するために用いられる。この制御動作を、図9のタイミング図に示す。
図9は、図8に示すパルス幅変調器の動作を説明するためのタイミング図である。同図には、クロック信号910、1−3調節信号920、4調節信号930および5−8調節信号940を示す。本実施形態に係る上述の信号が取り得る状態は64通りあるが、図9に示す状態はそのうちの1つである。
図9に示した例によれば、1−3調節信号920は高レベルに固定され、5−8調節信号940は低レベルに固定される。一方、4調節信号930は、8分の3という負荷サイクルを持つ可変信号を有する。つまり、4調節信号930は、クロック信号910の3サイクル分は高レベルに設定され、5サイクル分は低レベルに設定される。本実施形態においては、ルックアップテーブルが供給する3ビットをデコードすることによって8個の調節信号を生成し、ルックアップテーブルが供給する別の3ビットによって負荷サイクルを制御する。本発明の一実施形態によれば、4ビットがデコーダに供給され、16個の調節信号が生成され、5ビットがカウンタに供給され負荷サイクルが32通り生成される。この実施形態で実現することができる信号の状態は512通りある。つまり、タンク回路のキャパシタンスは512通りで変化させることが可能である。
図9に示した例によると、実効キャパシタンスを1単位減少させる場合は負荷サイクルを4分の1とし、1単位増加させる場合は付加サイクルを2分の1にする。ほかの実施形態においては、調節信号の期間は8クロックサイクルより長くまたは短くしてもよいし、生成される調節信号の数も8から増減させてもよい。
オシレータから見たキャパシタンスは、4調節信号930が高レベルにある時のほうが低レベルにある時よりも大きい。このため、オシレータは周波数を交互に増減させようとする。このようにして、クロック周波数を変調することができる。しかし、周波数のパルス幅変調と同じ割合またはこの割合の整数倍でクロックに除算を行うと、周波数変調が実質的に取り消されてしまう。
図10Aから図10Gに本発明のさまざまな実施例を示す。図10Aに示すように、本発明の実施形態はハードディスクドライブ(HDD)1000の一部であってもよい。本発明の実施例は、図10Aにまとめて参照番号1002で示す信号処理回路および制御回路の一方または両方としてもよい。実施例によっては、HDD1000の信号処理回路および/または制御回路1002および/またはほかの回路(不図示)は、データ処理、符号化および/または暗号化、演算などを行ったり、磁気記録媒体1006との間で入出力が行われるデータをフォーマットしてもよい。
HDD1000は、有線/無線通信リンク1008を介して、コンピュータ、携帯情報端末(PDA)などの携帯コンピュータデバイス、携帯電話、メディアプレーヤー、MP3プレーヤーを初めとするホストデバイス(不図示)と通信を行ってもよい。HDD1000は、メモリ1009に接続されるとしてもよい。メモリ1009の例としては、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリなどの低レイテンシ型不揮発性メモリ、ROM(Read Only Memory)といった電子データストレージが挙げられる。
図10Bに示すように、本発明の実施形態はDVD(Digital Versatile Disc)ドライブ1010の一部であってもよい。本発明の実施例は、図10Bにまとめて参照番号1012で示す信号処理回路および制御回路の一方または両方、および/またはDVDドライブ1010の大容量データストレージ1018であってもよい。実施例によっては、DVD1010の信号処理回路および/または制御回路1012および/またはほかの回路(不図示)は、データ処理、符号化および/または暗号化、演算などを行ったり、光学記録媒体1016との間で読み書きされるデータをフォーマットしてもよい。DVD1010の信号処理回路および/または制御回路1012やほかの回路(不図示)は、上記以外の機能、例えば、符号化および/または復号化を初めとするDVDドライブに関連した信号処理機能も有してもよい。
DVDドライブ1010は、有線/無線通信リンク1017を介して、コンピュータやテレビなどの出力デバイス(不図示)と通信を行ってもよい。また、DVDドライブ1010は、不揮発性メモリである大容量データストレージ1018と通信を行ってもよい。大容量データストレージ1018は、図10Aに示したようなHDDを含んでもよい。そのようなHDDは、直径が約1.8インチ未満のプラッタから成るミニHDDであってもよい。DVD1010は、メモリ1019に接続されるとしてもよい。メモリ1019の例としては、RAM、フラッシュメモリなどの低レイテンシ型不揮発性メモリ、ROMといった電子データストレージが挙げられる。
図10Cに示すように、本発明の実施形態はHDTV(High Definition Television)1020の一部であってもよい。本発明の実施例は、図10Cにまとめて参照番号1022で示す信号処理回路および制御回路の一方または両方、HDTV1020のWLANインターフェースおよび/または大容量データストレージであってもよい。HDTV1020は、有線/無線形式に従って、HDTV入力信号を受信し、ディスプレイ1026用にHDTV出力信号を生成する。実施例によっては、HDTV1020の信号処理回路および/または制御回路1022および/またはほかの回路(不図示)は、データ処理、符号化および/または暗号化、演算、データのフォーマットなどの必要とされるHDTV関連処理を行ってもよい。
HDTV1020は、光学および/または磁気記録装置などの不揮発性メモリである大容量データストレージ1027と通信してもよい。少なくとも1つのHDDは図10Aに示す構成を持ち、および/または、少なくとも1つのDVDは図10Bに示す構成を持つとしてもよい。HDDは、直径が約1.8インチ未満のプラッタから成るミニHDDであってもよい。HDTV1020は、メモリ1028に接続されるとしてもよい。メモリ1028の例としては、RAM、フラッシュメモリなどの低レイテンシ型不揮発性メモリ、ROMといった電子データストレージが挙げられる。HDTV1020はまた、WLANネットワークインターフェース1029を介してWLANとの接続を支持してもよい。
図10Dに示すように、本発明の実施例は、車両1030の制御システム、車両制御システムのWLANインターフェースおよび/または大容量データストレージであってもよい。本発明の実施例は、温度センサ、圧力センサ、回転センサ、気流センサといったセンサから入力を受信、および/または、エンジン動作パラメータ、トランスミッション動作パラメータなどの出力制御信号を生成するパワートレイン制御システム1032である。
本発明の実施形態はまた、車両1030内の別の制御システム1040の一部であってもよい。制御システム1040も同様に、入力センサ1042から信号を受信、および/または、出力デバイス1044に制御信号を出力してもよい。実施例によっては、制御システム1040は、ABS(アンチロックブレーキングシステム)、ナビゲーションシステム、テレマティクスシステム、車両用テレマティクスシステム、車線逸脱対策システム、適応走行制御システム、ステレオやDVD、CDなどの車内エンターテインメントシステムの一部であってもよい。このほかにもさまざまな実施例が可能である。
パワートレイン制御システム1032は、不揮発性メモリである大容量データストレージ1046と通信を行ってもよい。大容量データストレージ1046は、光学および/または磁気記録装置、例えばHDDおよび/またはDVDであってもよい。少なくとも1つのHDDは図10Aに示す構成を持ち、および/または、少なくとも1つのDVDは図10Bに示す構成を持つとしてもよい。HDDは、直径が約1.8インチ未満のプラッタから成るミニHDDであってもよい。パワートレイン制御システム1032は、メモリ1047に接続されるとしてもよい。メモリ1047の例としては、RAM、フラッシュメモリなどの低レイテンシ型不揮発性メモリ、ROMといった電子データストレージが挙げられる。パワートレイン制御システム1032はまた、WLANネットワークインターフェース1048を介してWLANとの接続を支持してもよい。制御システム1040もまた、大容量データストレージ、メモリおよび/またはWLANインターフェース(すべて不図示)を含んでもよい。
図10Eに示すように、本発明の実施形態は携帯電話用アンテナ1051を有する携帯電話1050の一部であってもよい。本発明の実施例は、図10Eにまとめて参照番号1052で示す信号処理回路および制御回路の一方または両方、携帯電話1050のWLANインターフェースおよび/または大容量データストレージであってもよい。実施例によっては、携帯電話1050は、マイクロフォン1056、スピーカーおよび/または音声出力ジャックといった音声出力部1058、ディスプレイ1060および/またはキーパッド、ポインティングデバイス、音声駆動装置などの入力装置1062から構成されるとしてもよい。携帯電話1050の信号処理回路および/または制御回路1052やほかの回路(不図示)は、データ処理、符号化および/または暗号化、演算、データのフォーマットやその他携帯電話に関連する処理を行ってもよい。
携帯電話1050は、不揮発性メモリである大容量データストレージ1064と通信を行ってもよい。大容量データストレージ1064は、光学および/または磁気記録憶装置、例えばHDDおよび/またはDVDであってもよい。少なくとも1つのHDDは図10Aに示す構成を持ち、および/または、少なくとも1つのDVDは図10Bに示す構成を持つとしてもよい。HDDは、直径が約1.8インチ未満のプラッタから成るミニHDDであってもよい。携帯電話1050は、メモリ1066に接続されるとしてもよい。メモリ1066の例としては、RAM、フラッシュメモリなどの低レイテンシ型不揮発性メモリ、ROMといった電子データストレージが挙げられる。また、携帯電話1050は、WLANネットワークインターフェース1068を介してWLANとの接続を支持してもよい。
図10Fに示すように、本発明の実施形態はセットトップボックス1080の一部であってもよい。本発明の実施例は、図10Fにまとめて参照番号1084で示す信号処理回路および制御回路の一方または両方、セットトップボックス1080のWLANインターフェースおよび/または大容量データストレージであってもよい。セットトップボックス1080は、ブロードバンドを一例とするソースから信号を受信し、ディスプレイ1088に適切な標準および/または高精細な音声/動画信号を出力する。ディスプレイ1088の例は、テレビ、モニタなどの動画および/または音声出力装置である。セットトップボックス1080の信号処理回路および/または制御回路1084やほかの回路(不図示)は、データ処理、符号化および/または暗号化、演算、データのフォーマットやその他のセットトップボックスに関連した処理を行ってもよい。
セットトップボックス1080は、不揮発性メモリである大容量データストレージ1090と通信を行ってもよい。大容量データストレージ1090は、光学および/または磁気記録装置、例えばHDDおよび/またはDVDであってもよい。少なくとも1つのHDDは図10Aに示す構成を持ち、および/または、少なくとも1つのDVDは図10Bに示す構成を持つとしてもよい。HDDは、直径が約1.8インチ未満のプラッタから成るミニHDDであってもよい。セットトップボックス1080は、メモリ1094に接続されるとしてもよい。メモリ1094の例としては、RAM、フラッシュメモリなどの低レイテンシ型不揮発性メモリ、ROMといった電子データストレージが挙げられる。セットトップボックス1080はまた、WLANネットワークインターフェース1096を介してWLANとの接続を支持してもよい。
図10Gに示すように、本発明の実施形態はメディアプレーヤー1072の一部であってもよい。本発明の実施例は、図10Gにまとめて参照番号1071で示す信号処理回路および制御回路の一方または両方、メディアプレーヤー1072のWLANインターフェースおよび/または大容量データストレージであってもよい。実施例によっては、メディアプレーヤー1072は、ディスプレイ1076および/またはキーパッドやタッチパッドといったユーザ入力部1077を備えてもよい。実施例によっては、メディアプレーヤー1072は、ディスプレイ1076および/またはユーザ入力部1077を介して、メニュー、ドロップダウンメニュー、アイコンおよび/またはポイントアンドクリックのインターフェースを利用するGUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェース)を用いてもよい。メディアプレーヤー1072はさらに、スピーカーおよび/または音声出力ジャックなどの音声出力部1075を含む。メディアプレーヤー1072の信号処理回路および/または制御回路1071やほかの回路(不図示)は、データ処理、符号化および/または暗号化、演算、データのフォーマットやその他のメディアプレーヤーに関連した処理を行ってもよい。
メディアプレーヤー1072は、大容量データストレージ1070と通信を行ってもよい。大容量データストレージ1070は、圧縮された音声および/または動画コンテンツなどのデータを格納する不揮発性メモリである。実施例によっては、圧縮音声ファイルは、MP3フォーマットなどの適切な音声および/または動画圧縮フォーマットに準拠したファイルであってもよい。大容量データストレージは、光学および/または磁気記録装置、例えばHDDおよび/またはDVDであってもよい。少なくとも1つのHDDは図10Aに示す構成を持ち、および/または、少なくとも1つのDVDは図10Bに示す構成を持つとしてもよい。HDDは、直径が約1.8インチ未満のプラッタから成るミニHDDであってもよい。メディアプレーヤー1072は、メモリ1073に接続されるとしてもよい。メモリ1073の例としては、RAM、フラッシュメモリなどの低レイテンシ型不揮発性メモリ、ROMといった電子データストレージが挙げられる。また、メディアプレーヤー1072は、WLANネットワークインターフェース1074を介してWLANとの接続を支持してもよい。
図10Hに示すように、本発明の実施形態はアンテナ1039を備えたVoIP(Voice over Internet Protocol)フォン1083の一部であってもよい。本発明の実施例は、図10Hにまとめて参照番号1082で示す信号処理回路および制御回路の一方または両方、VoIPフォン1083の無線インターフェースおよび/または大容量データストレージであってもよい。実施例によっては、VoIPフォン1083は、マイクロフォン1087、スピーカーおよび/または音声出力ジャックなどの音声出力部1089、ディスプレイモニタ1091、キーパッド、ポインティングデバイス、音声駆動システムなどの入力デバイス1092およびWi−Fi(Wireless Fidelity)通信モジュール1086を備える。VoIPフォン1083の信号処理回路および/または制御回路1082やほかの回路(不図示)は、データ処理、符号化および/または暗号化、演算、データのフォーマットやその他のVoIPフォンに関連した処理を行ってもよい。
VoIPフォン1083は、不揮発性メモリである大容量データストレージ1081と通信を行ってもよい。大容量データストレージ1081は、光学および/または磁気記録装置、例えばHDDおよび/またはDVDであってもよい。少なくとも1つのHDDは図10Aに示す構成を持ち、および/または、少なくとも1つのDVDは図10Bに示す構成を持つとしてもよい。HDDは、直径が約1.8インチ未満のプラッタから成るミニHDDであってもよい。VoIPフォン1083は、メモリ1085に接続されるとしてもよい。メモリ1085の例としては、RAM、フラッシュメモリなどの低レイテンシ型不揮発性メモリ、ROMといった電子データストレージが挙げられる。また、VoIPフォン1083は、Wi−Fi通信モジュール1086を介して、VoIPネットワーク(不図示)と通信リンクを確立する。上記以外の実施例も可能である。
以上に本発明の実施形態を挙げたが、説明のための例にすぎない。上述の説明はすべての実施形態を網羅しているわけではなく、説明した実施形態に本発明を限定するものでもない。上記教示内容を基に多くの変形例を実施することができる。また、例として挙げた実施形態は本発明の内容を説明する上で最適なものが選ばれ、上記実施形態を実際に利用することによって、当業者は本発明の最良の実施形態および変形例を達成し、所望の方法で利用することができる。

Claims (20)

  1. 集積回路の周波数特性を調節する方法であって、
    条件の測定結果を受け取ること、
    前記条件の前記測定結果に基づきパルス幅変調信号の負荷サイクルを設定すること、
    前記パルス幅変調信号を用いてキャパシタンスを変化させること
    を含む方法。
  2. 前記条件は温度である
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記パルス幅変調信号を用いてスイッチのインピーダンスを制御することにより、前記キャパシタンスを変化させること
    をさらに含む請求項1に記載の方法。
  4. 前記パルス幅変調信号を用いてトランジスタのゲートを駆動することにより、前記キャパシタンスを変化させる
    請求項1に記載の方法。
  5. 前記パルス幅変調信号の生成は、前記条件の前記測定結果に基づき格納されたエントリを取り出すことによって行われる
    請求項4に記載の方法。
  6. 前記集積回路はオシレータを備え、前記周波数特性は前記オシレータの発振周波数である
    請求項4に記載の方法。
  7. 前記測定結果は、温度に比例する電圧である
    請求項1に記載の方法。
  8. 温度に比例した電圧を生成することによって前記条件の前記測定結果を生成すること、
    前記電圧をデジタル信号に変換すること、
    前記デジタル信号に基づき前記格納されたエントリを取り出すこと
    をさらに含む請求項5に記載の方法。
  9. 前記格納されたエントリは、前記オシレータの前記周波数が温度に対して一定となるように設定されている
    請求項8に記載の方法。
  10. 集積回路であって、
    条件の測定結果を受信する入力部を有し、前記条件の前記測定結果に応じて制御信号を供給する制御信号生成器、
    前記制御信号を受信する入力部と、前記制御信号に応じて設定されるパルス幅変調信号を供給する出力部を持つパルス幅変調回路、
    前記パルス幅変調信号に応じて変化するキャパシタンス値を持つ可変キャパシタンス
    を含む集積回路。
  11. 前記条件は温度である
    請求項10に記載の集積回路。
  12. 前記集積回路はオシレータを備える
    請求項11に記載の集積回路。
  13. 前記集積回路はオシレータを備え、当該オシレータの発振周波数が、少なくともある程度は前記キャパシタンスおよび前記パルス幅変調信号の負荷サイクルによって決まる
    請求項11に記載の集積回路。
  14. 前記制御信号生成器はルックアップテーブルを備える
    請求項11に記載の集積回路。
  15. 集積回路であって、
    各々が条件測定値に対応している複数のエントリを格納するメモリ、
    前記メモリに格納されたエントリによって決まる負荷サイクルを持つパルス幅変調信号を生成するパルス幅変調回路、
    前記パルス幅変調信号を受信するスイッチ、
    前記スイッチと直列に存在するキャパシタンス
    を含む集積回路。
  16. 前記測定値は温度に比例する電圧である
    請求項15に記載の集積回路。
  17. 前記集積回路はオシレータを備え、前記周波数特性は当該オシレータの発振周波数である
    請求項15に記載の集積回路。
  18. オシレータであって、
    温度に比例するアナログ電圧を供給する条件測定回路、
    前記アナログ電圧をデジタル信号に変換するアナログ・デジタル(A/D)コンバータ、
    前記A/Dコンバータから出力された前記デジタル信号を受信するルックアップテーブル、
    前記ルックアップテーブルに格納されたエントリによって制御される負荷サイクルを持つパルス幅変調信号を供給するパルス幅変調回路、
    前記パルス幅変調信号を受信するゲートを持つトランジスタ、
    前記トランジスタと直列に存在するコンデンサ
    を含むオシレータ。
  19. 前記ルックアップテーブルは、前記オシレータの前記周波数が温度に対して一定となるように設定された複数のエントリを格納する
    請求項18に記載のオシレータ。
  20. 前記第1回路は、絶対温度に比例する電圧を生成する
    請求項18に記載のオシレータ。
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