JP2007060462A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子機器を購入したユーザがその電子機器に最初に電源を投入したとき、初期化処理がされていないときは初期化処理が実行されるようにする。
【解決手段】電源電圧検出部110は、プラグ113より電源111に供給される外部電源の電圧値を検出し、検出結果をマイコン107に供給する。マイコン107は、電源電圧検出部110からの検出データから電圧値が100ボルトであり、かつ、調整用メモリ202の第2の調整メモリ領域202bに記憶されているオフセット値がリセットされていない場合、オフセット値を所定の規定値にリセットする。
【選択図】図1

Description

本発明は電子機器に関し、特に、工場出荷時の初期化処理を行う初期化処理機能を有する電子機器に関するものである。
テレビジョン受像機の電源が投入されたときに、コマンダが接続されているときは調整モードと判断され、それ以外のときはユーザモードと判断される。調整モードと判断されたときは、ROM(Read Only Memory)に予め書き込まれている回路各部の平均的な初期設定データが読み出され、それに基づいて回路各部が設定される。そして、コマンダからのリモコン信号があると、各テレビジョン受像機毎の調整が行われ、調整された回路各部の初期設定データ(標準値のデータ)が第1のメモリに書き込まれる。一方、ユーザモードと判断されたときは、調整モードにおいて第1のメモリに書き込まれた初期設定データが読み出され、これに基づいて回路各部が設定され、それ以降、ユーザモードの処理がなされ、標準値に対するオフセット値の設定等が行われ、オフセット値が第2のメモリに書き込まれる。この標準値とオフセット値とを加算したデータに基づいて回路各部による制御がなされる(例えば、特許文献1参照)。
現行のテレビジョン受像機では、工場の作業者は、初期設定データ(標準値のデータ)を調整するとともに、適宜、オフセット値を調整して、各セット毎に初期設定データを最適な値に調整している。上記第1のメモリに書き込まれた初期設定データ、および、上記第2のメモリに書き込まれたオフセット値のうち、少なくともオフセット値は、調整終了時に、工場の作業者が所定の操作を行い、所定の規定値にリセットしておく必要があった。
特開昭61−96880号公報
しかしながら、工場出荷前に作業者がオフセット値を所定の規定値にリセットするリセット処理を忘れると、例えば、作業者が検査工程の最後に音量調整の確認を行い、音量をゼロにしたまま出荷してしまうこともあり得る。そのような調整がなされたテレビジョン受像機を購入したユーザは、最初に電源を投入したとき、映像は表示されるが音声が出力されないという状況に遭遇する。その結果、テレビジョン受像機が故障しているのではないかという不安をユーザに与える可能性がある。そして、このような状況は、リセット処理を工場の作業者に一任している限り起こり得る。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、テレビジョン受像機等の電子機器を購入したユーザがその電子機器に最初に電源を投入して駆動したとき、各種調整値が所定の規定値にリセットされるようにし、工場で作業する作業者が電子機器の出荷前に、その電子機器のリセット処理について全く留意する必要がなく、かつ、ユーザが購入した電子機器が規定値に従って駆動されるようにするものである。
請求項1に記載の電子機器は、第1の使用環境および第2の使用環境において駆動される電子機器であって、所定のデータを記憶する記憶手段と、電子機器が第1の使用環境および第2の使用環境のうちのいずれの使用環境で駆動されているかを認識する認識手段と、認識手段によって電子機器が第2の使用環境で駆動されていることが認識され、データが所定の基準値にリセットされていないとき、データを基準値にリセットするリセット手段とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の電子機器は、第1の使用環境および第2の使用環境において駆動される電子機器であって、第1の使用環境において変更可能な第1のデータを記憶する第1の記憶手段と、少なくとも第2の使用環境において変更可能な第2のデータを記憶する第2の記憶手段と、電子機器が第1の使用環境および第2の使用環境のうちのいずれの使用環境で駆動されているかを認識する認識手段と、認識手段によって電子機器が第2の使用環境で駆動されていることが認識され、第2のデータが所定の基準値にリセットされていないとき、第2のデータを基準値にリセットするリセット手段とを備えることを特徴とする。
また、認識手段は、電子機器に供給される電力の電圧値が一般家庭に供給される電力の電圧値であるとき、第2の使用環境で電子機器が駆動されていると認識し、電子機器に供給される電力の電圧値が一般家庭に供給される電力の電圧値ではないとき、第1の使用環境で電子機器が駆動されていると認識するようにすることができる。
また、第1のデータは、電子機器の出荷前に調整可能なデータであり、第2のデータは、電子機器の出荷後にユーザが調整可能なデータであるようにすることができる。
請求項5に記載の電子機器の初期化方法は、第1の使用環境および第2の使用環境において駆動される電子機器の初期化方法であって、所定のデータを記憶する記憶ステップと、電子機器が第1の使用環境および第2の使用環境のうちのいずれの使用環境で駆動されているかを認識する認識ステップと、認識ステップにおいて電子機器が第2の使用環境で駆動されていることが認識され、データが所定の基準値にリセットされていないとき、データを基準値にリセットするリセットステップとを備えることを特徴とする。
請求項6に記載の電子機器の初期化方法は、第1の使用環境および第2の使用環境において駆動される電子機器の初期化方法であって、第1の使用環境において変更可能な第1のデータを記憶する第1の記憶部と、少なくとも第2の使用環境において変更可能な第2のデータを記憶する第2の記憶部とを有する電子機器が第1の使用環境および第2の使用環境のうちのいずれの使用環境で駆動されているかを認識する認識ステップと、認識ステップにおいて電子機器が第2の使用環境で駆動されていることが認識され、第2のデータが所定の基準値にリセットされていないとき、第2のデータを基準値にリセットするリセットステップとを備えることを特徴とする。
請求項7に記載の電子機器の初期化プログラムは、第1の使用環境および第2の使用環境において駆動される電子機器の初期化プログラムであって、所定のデータを記憶する記憶ステップと、電子機器が第1の使用環境および第2の使用環境のうちのいずれの使用環境で駆動されているかを認識する認識ステップと、認識ステップにおいて電子機器が第2の使用環境で駆動されていることが認識され、データが所定の基準値にリセットされていないとき、データを基準値にリセットするリセットステップとを電子機器に実行させることを特徴とする。
請求項8に記載の電子機器の初期化プログラムは、第1の使用環境および第2の使用環境において駆動される電子機器の初期化プログラムであって、第1の使用環境において変更可能な第1のデータを記憶する第1の記憶部と、少なくとも第2の使用環境において変更可能な第2のデータを記憶する第2の記憶部とを有する電子機器が第1の使用環境および第2の使用環境のうちのいずれの使用環境で駆動されているかを認識する認識ステップと、認識ステップにおいて電子機器が第2の使用環境で駆動されていることが認識され、第2のデータが所定の基準値にリセットされていないとき、第2のデータを基準値にリセットするリセットステップとを電子機器に実行させることを特徴とする。
本発明によれば、所定のデータを記憶し、電子機器が第1の使用環境および第2の使用環境のうちのいずれの使用環境で駆動されているかを認識し、電子機器が第2の使用環境で駆動されていることが認識され、データが所定の基準値にリセットされていないとき、データを基準値にリセットするようにしたので、工場の作業者が出荷前にリセット処理を忘れた場合でも、購入したユーザが最初に電源を投入して駆動したとき、初期化処理が実行されるので、初期化処理がされていないことによる不具合の発生を抑制することができる。
図1は、本発明を応用したテレビジョン受像機の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。同図に示すように、本実施の形態は、アンテナ101と、チューナ102と、デコーダ103と、映像音声処理部104と、表示部105と、スピーカ106と、マイコン107と、受光部108と、インタフェース(I/F)109と、電源電圧検出部110と、電源111と、電源ライン112と、プラグ113と、インタフェース(I/F)114と、操作部115と、記憶部200等から構成されている。
アンテナ101は、受信した電波に対応する受信信号をチューナ102に供給するようになっている。チューナ102は、マイコン107の制御下、アンテナ101より供給された受信信号から所定のチャンネルを選局し、選局したチャンネルに対応する映像音声信号をデコーダ103に供給するようになっている。
デコーダ103は、マイコン107の制御下、チューナ102より供給された映像音声信号に対してデコード処理を施し、映像音声処理部104に供給するようになっている。
映像音声処理部104は、マイコン107の制御下、デコーダ103より供給されたデコード処理が施された映像音声信号のうち、映像信号に対して、マイコン107より供給された輝度や色合い等の映像に関する各種調整値の標準値およびオフセット値に基づいて、輝度、色合い等を調整した映像信号を生成し、表示部105に供給するとともに、映像音声信号を構成する音声信号に対して、マイコン107より供給された音量、低音の強さ、高音の強さ等の調整値に基づいて、所定の音量の所定の低音および高音からなる音声を生成し、スピーカ106に供給するようになっている。また、映像音声処理部104は、マイコン107の制御下、後述するキャラクタジェネレータ201によって生成された文字や図形等からなる表示データに対応する映像信号をデコーダ103より供給された映像信号に重ね合わせた合成映像信号を生成し、表示部105に供給するようになっている。
表示部105は、映像音声処理部104より供給された映像信号を表示するようになっている。スピーカ106は、映像音声処理部104より供給された音声信号を出力するようになっている。
マイコン107は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read
Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成され、ROMに記憶されている制御プログラムに従って動作し、各部を制御するとともに、各種処理を実行するようになっている。
受光部108は、図示しないリモコンから出射された赤外線を受光し、対応する電気信号に変換した後、インタフェース(I/F)109に供給するようになっている。I/F109は、受光部108より供給された電気信号に対応する制御データをマイコン107に供給するようになっている。
電源111は、プラグ113より供給された外部電力から所定の電圧の直流電流を生成し、その電流を電源ライン112を介して各部に供給するようになっている。電源電圧検出部110は、電源111にプラグ113より供給された外部電力の電圧値を検出し、検出した電圧値を示す検出データをマイコン107に供給するようになっている。
操作部115は、音量キー、チャンネルキー等により構成され、音量キーは音量の調節を行うときに操作され、チャンネルキーはチャンネルの変更を指示するときに操作される。インタフェース(I/F)114は、操作部115の操作されたキーに対応するキーデータをマイコン107に供給するようになっている。
記憶部200は、各種フォントに対応するビットマップイメージデータを生成し、出力するキャラクタジェネレータ201と、映像や音声等の各種調整値を記憶する不揮発性メモリからなる調整用メモリ202と、各種フラグデータを記憶する不揮発性メモリからなるフラグデータ記憶用メモリ203とを有している。
また、調整用メモリ202は、工場において出荷前に各セット毎に調整された各種調整値の標準値を記憶する第1の調整メモリ領域202aと、出荷後においてユーザにより調整されたオフセット値を記憶する第2の調整メモリ領域202bとを有している。この第2の調整メモリ領域202bに記憶されるオフセット値は、一般家庭においてユーザにより調整される他、出荷前に工場において作業者によっても検査のために必要に応じて調整される。
次に、図2のフローチャートを参照して、本実施の形態の動作について説明する。まず、ステップS1において、マイコン107は、電源電圧検出部110より供給された検出データに基づいて、プラグ113より供給される外部電源の電圧値(外部電圧)が一般家庭用の100ボルト(V)(一般的に許容される範囲内の誤差および変動を含む)であるか否かが判定される。
その結果、外部電源の電圧値が100ボルトではないと判定された場合、ステップS2に進み、マイコン107の制御により、所定の調整モードフラグに値1がセットされる。この調整モードフラグの値は、記憶部200を構成するフラグデータ記憶用メモリ203に供給され、記憶される。その後、ステップS10に進む。
一方、外部電源の電圧値が100ボルトであると判定された場合、ステップS3に進む。ステップS3においては、マイコン107により、各種調整値の設定を行うための調整モードでの起動が指示されたか否かが判定される。
即ち、ユーザによって図示しないリモコンの各キーのうち、調整モードで起動するためのキーが操作されると、調整モードでの起動を指示する制御データに対応する赤外線が図示しない発光部より出射される。この赤外線は、テレビジョン受像機100の受光部108により受光され、対応する電気信号に変換された後、I/F109に供給される。I/F109は受光部108より供給された電気信号に対応する制御データをマイコン107に供給する。マイコン107は、I/F109より供給された制御データが調整モードでの起動を指示するものであるか否かを判定する。いまの場合、調整モードでの起動が指示されたと判定する。
或いは、テレビジョン受像機100本体に設けられた操作部115の所定のキー(例えば、音量キー、チャンネルキー等)を押しながら図示しない電源スイッチが操作されて電源投入が行われたとき、押下されたキーに対応するキーデータがI/F114よりマイコン107に供給されるので、マイコン107により、調整モードでの起動が指示されたと判定される。
ステップS3において、マイコン107により、調整モードでの起動が指示されたと判定された場合、ステップS4に進み、マイコン107の制御下、所定の調整モードフラグに値1がセットされ、所定の初期化フラグに値1がセットされる。調整モードフラグおよび初期化フラグの値は、記憶部200のフラグデータ記憶用メモリ203に供給され、保持される。その後、ステップS10に進む。
調整モードフラグに値1がセットされている場合、テレビジョン受像機100が各種調整値を設定するための調整モードで起動されたことを示している。また、初期化フラグに値1がセットされている場合、出荷後にユーザが最初に電源を投入したときに、各種調整値を構成するオフセット値を初期化する必要があることを示している。
一方、ステップS3において、マイコン107により、調整モードでの起動が指示されていないと判定された場合、ステップS5に進む。
ステップS5においては、マイコン107により、調整モードフラグに値1がセットされているか否かが判定される。その結果、調整モードフラグに値1がセットされていると判定された場合、ステップS6に進み、調整モードフラグに値0がセットされるとともに、初期化フラグに値1がセットされた後、ステップS7に進む。
一方、ステップS5において、調整モードフラグに値1がセットされていないと判定された場合、ステップS7に進む。
ステップS7においては、マイコン107により、初期化フラグに値0がセットされているか否かが判定される。その結果、初期化フラグに値0がセットされていると判定された場合、ステップS10に進む。一方、初期化フラグに値0がセットされていないと判定された場合、ステップS8に進む。
ステップS8においては、マイコン107の制御により、各種調整値に対する初期化処理が実行される。この初期化処理は、各種調整値を構成する各オフセット値をそれぞれ所定の規定値(初期値)にリセットする処理である。この規定値は、記憶部200に予め記憶されている。
即ち、各種調整値は、工場内において作業者によって各セット毎のバラツキを補正するために調整される標準値と、製品出荷後にユーザによってユーザの好みで調整されるオフセット値とからなり、標準値とオフセット値を足し合わせた調整値に基づいて、映像の輝度や色合いが調整され、所定の音量、所定の低音および高音からなる音声が出力されることになる。次に、ステップS9において、初期化フラグに値0がセットされる。
次に、ステップS10において、マイコン107により、調整モードフラグに値1がセットされているか否かが判定される。その結果、調整モードフラグに値1がセットされていると判定された場合、ステップS12に進む。一方、調整モードフラグに値1がセットされていないと判定された場合、ステップS11に進む。
ステップS12においては、マイコン107の制御により、テレビジョン受像機100は調整モードで駆動され、作業者による各種調整値の標準値および必要に応じてオフセット値の調整が可能となる。
ステップS11においては、マイコン107の制御により、テレビジョン受像機100は、通常モードで駆動され、ユーザによるテレビ番組の視聴、および各種調整値のオフセット値の調整が可能となる。
ステップS11またはステップS12の処理が終了すると、本処理を終了する。
以下、本実施の形態の具体的な動作について説明する。まず最初に、テレビジョン受像機100の調整を行う工場において、テレビジョン受像機100にプラグ113を介して供給される電力の電圧(外部電圧)が、例えば、150ボルトである場合の動作について説明する。この場合、テレビジョン受像機100に電源が投入されたとき、ステップS1において、マイコン107により外部電圧は100ボルトではないと判定され、ステップS2に進む。
ステップS2においては、調整モードフラグに値1がセットされ、ステップS10に進む。ステップS10においては、調整モードフラグに値1がセットされているか否かが判定される。いまの場合、調整モードフラグに値1がセットされているので、調整モードフラグに値1がセットされていると判定され、ステップS12に進む。
ステップS12においては、テレビジョン受像機100が調整モードで駆動され、工場の作業者は各種調整値を設定することができる。
次に、例えば、テレビジョン受像機100の各種調整値のオフセット値が、工場出荷時において所定の規定値にリセットされていなかった場合において、そのテレビジョン受像機100を購入したユーザが最初に電源を投入したときの本実施の形態の動作について説明する。
通常、工場出荷前に、作業者は所定の操作を行って記憶部200の調整用メモリ202の第2の調整メモリ領域202bに記憶されているオフセット値を所定の規定値にリセットするのであるが、作業者がそのリセット作業を忘れる場合がある。
テレビジョン受像機100が工場から出荷され、そのテレビジョン受像機100を購入したユーザ宅において、プラグ113をコンセントに接続し、一般家庭の電圧100ボルトの電力がテレビジョン受像機100に供給されると、ステップS1において、マイコン107により、外部電源の電圧値(外部電圧)が100ボルトであると判定され、ステップS3に進む。
ステップS3においては、マイコン107により、調整モードの起動操作があったか否かが判定されるが、通常、ユーザが調整モードの起動操作をすることはほとんどなく、この場合もユーザによる起動操作はなかったものとするので、調整モードの起動操作はなかったと判定され、ステップS5に進む。
ステップS5においては、調整モードフラグに値1がセットされているか否かが判定され、調整モードフラグに値1がセットされている場合、ステップS6において、調整モードフラグに値0がセットされる。さらに、調整モードフラグに値1がセットされている場合、初期化処理が実行されていない可能性があるため、初期化処理が実行されるように、初期化フラグに値1がセットされ、ステップS7に進む。
一方、ステップS5において、調整モードフラグに値1がセットされていないと判定された場合、ステップS7に進む。ステップS7においては、初期化フラグに値0がセットされているか否かが判定される。
初期化フラグに値1がセットされている場合には、ステップS8において、初期化処理(リセット処理)が実行され、ステップS9において、初期化フラグに値0がセットされ、ステップS10に進む。一方、初期化フラグに値0がセットされている場合、ステップS10に進む。
ステップS10においては、調整モードフラグに値1がセットされているか否かが判定される。いまの場合、調整モードフラグには値0がセットされているので、ステップS11に進み、通常モード処理が実行される。即ち、テレビジョン受像機100は、記憶部200に予め規定値として記憶されていたチャンネルを選局し、そのチャンネルで放送されている番組の映像を表示部105の画面に表示するとともに、その映像に対応する音声をスピーカ106より出力する。
このとき、表示部105に表示される映像の輝度や色合い等は、記憶部200の調整用メモリ202の第1の調整メモリ領域202aに記憶されている各標準値と、第2の調整メモリ領域202bに記憶されている各オフセット値とを加算して得られる各調整値の対応するものに基づいてそれぞれ調整される。同様に、スピーカ106から出力される音声の音量や低音および高音のバランス等は、それぞれ対応する調整値に基づいて調整される。
以上説明したように、本実施の形態においては、工場出荷時において、テレビジョン受像機100の各種調整値のオフセット値の初期化が行われていなかった場合でも、そのテレビジョン受像機100を購入したユーザが電源を投入すると、初期化がまだ行われていないことが認識され、初期化処理が実行される。従って、工場の作業者が初期化処理を忘れてしまった場合でも、ユーザが使用する前に初期化処理が確実に行われるようにすることができ、販売後のクレームの発生を抑制するとともに、メンテナンス費用を抑制することができる。
なお、上記実施の形態においては、標準値とオフセット値からなる調整値のオフセット値をリセットする場合について説明したが、標準値のみからなる調整値をリセットする場合にも本発明を適用することができる。
また、上記実施の形態においては、プラグ113より供給される外部からの電力の電圧値を、一般家庭では100ボルトとし、工場では150ボルトであるとしたが、これらの電圧値に限定されるものではない。
なお、上記実施の形態の構成および動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは言うまでもない。
本発明の活用例として、例えば、テレビジョン受像機だけでなく、出荷前に初期化処理が必要な様々な電子機器にも本発明を適用することができる。
本発明を応用したテレビジョン受像機の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 図1の実施の形態の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
101 アンテナ
102 チューナ
103 デコーダ
104 映像音声処理部
105 表示部
106 スピーカ
107 マイコン
108 受光部
109,114 インタフェース(I/F)
100 テレビジョン受像機
110 電源電圧検出部
111 電源
112 電源ライン
113 プラグ
115 操作部
200 記憶部
201 キャラクタジェネレータ
202 調整用メモリ
202a 第1の調整メモリ領域
202b 第2の調整メモリ領域
203 フラグデータ記憶用メモリ


Claims (8)

  1. 第1の使用環境および第2の使用環境において駆動される電子機器であって、
    所定のデータを記憶する記憶手段と、
    前記電子機器が前記第1の使用環境および前記第2の使用環境のうちのいずれの使用環境で駆動されているかを認識する認識手段と、
    前記認識手段によって前記電子機器が前記第2の使用環境で駆動されていることが認識され、前記データが所定の基準値にリセットされていないとき、前記データを前記基準値にリセットするリセット手段と
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 第1の使用環境および第2の使用環境において駆動される電子機器であって、
    前記第1の使用環境において変更可能な第1のデータを記憶する第1の記憶手段と、
    少なくとも前記第2の使用環境において変更可能な第2のデータを記憶する第2の記憶手段と、
    前記電子機器が前記第1の使用環境および前記第2の使用環境のうちのいずれの使用環境で駆動されているかを認識する認識手段と、
    前記認識手段によって前記電子機器が前記第2の使用環境で駆動されていることが認識され、前記第2のデータが所定の基準値にリセットされていないとき、前記第2のデータを前記基準値にリセットするリセット手段と
    を備えることを特徴とする電子機器。
  3. 前記認識手段は、前記電子機器に供給される電力の電圧値が一般家庭に供給される電力の電圧値であるとき、前記第2の使用環境で前記電子機器が駆動されていると認識し、前記電子機器に供給される電力の電圧値が一般家庭に供給される電力の電圧値ではないとき、前記第1の使用環境で前記電子機器が駆動されていると認識する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記第1のデータは、前記電子機器の出荷前に調整可能なデータであり、前記第2のデータは、前記電子機器の出荷後にユーザが調整可能なデータである
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の電子機器。
  5. 第1の使用環境および第2の使用環境において駆動される電子機器の初期化方法であって、
    所定のデータを記憶する記憶ステップと、
    前記電子機器が前記第1の使用環境および前記第2の使用環境のうちのいずれの使用環境で駆動されているかを認識する認識ステップと、
    前記認識ステップにおいて前記電子機器が前記第2の使用環境で駆動されていることが認識され、前記データが所定の基準値にリセットされていないとき、前記データを前記基準値にリセットするリセットステップと
    を備えることを特徴とする電子機器の初期化方法。
  6. 第1の使用環境および第2の使用環境において駆動される電子機器の初期化方法であって、
    前記第1の使用環境において変更可能な第1のデータを記憶する第1の記憶部と、少なくとも前記第2の使用環境において変更可能な第2のデータを記憶する第2の記憶部とを有する前記電子機器が前記第1の使用環境および前記第2の使用環境のうちのいずれの使用環境で駆動されているかを認識する認識ステップと、
    前記認識ステップにおいて前記電子機器が前記第2の使用環境で駆動されていることが認識され、前記第2のデータが所定の基準値にリセットされていないとき、前記第2のデータを前記基準値にリセットするリセットステップと
    を備えることを特徴とする電子機器の初期化方法。
  7. 第1の使用環境および第2の使用環境において駆動される電子機器の初期化プログラムであって、
    所定のデータを記憶する記憶ステップと、
    前記電子機器が前記第1の使用環境および前記第2の使用環境のうちのいずれの使用環境で駆動されているかを認識する認識ステップと、
    前記認識ステップにおいて前記電子機器が前記第2の使用環境で駆動されていることが認識され、前記データが所定の基準値にリセットされていないとき、前記データを前記基準値にリセットするリセットステップと
    を前記電子機器に実行させることを特徴とする電子機器の初期化プログラム。
  8. 第1の使用環境および第2の使用環境において駆動される電子機器の初期化プログラムであって、
    前記第1の使用環境において変更可能な第1のデータを記憶する第1の記憶部と、少なくとも前記第2の使用環境において変更可能な第2のデータを記憶する第2の記憶部とを有する前記電子機器が前記第1の使用環境および前記第2の使用環境のうちのいずれの使用環境で駆動されているかを認識する認識ステップと、
    前記認識ステップにおいて前記電子機器が前記第2の使用環境で駆動されていることが認識され、前記第2のデータが所定の基準値にリセットされていないとき、前記第2のデータを前記基準値にリセットするリセットステップと
    を前記電子機器に実行させることを特徴とする電子機器の初期化プログラム。





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