JP2007060425A - 画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理装置の制御方法 - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 読み取った画像データを電子メールに添付して送信することが可能な画像処理装置において、送信実行の際の入力を容易にする。
【解決手段】 画像データを電子メールに添付して送信する機能を有する画像処理装置100において、機能に関する設定情報を所定のフォーマットで記載した機能指示メールをコンピュータ装置120から受信したときに、受信した機能指示メールを差出人毎に記憶手段に格納し、ユーザが操作部を操作して記憶手段に格納された機能指示メールを選択して機能の実行を指示したときに、該機能指示メールに記載された設定情報に従って、スキャナ部で読み取った画像データを電子メールに添付して送信する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理装置の制御方法に関する。より詳細には、画像データやデータファイル等を電子メールに添付して送信することが可能な画像処理装置における、送信の際の設定に関する。
オフィスで使用されているOA機器として、複写(コピー)機能、読み取り(スキャナ)機能、プリンタ機能等を有する複合機(MFP)と呼ばれる装置が一般的になりつつある。
近年、このような複合機の機能として、読み取った画像データや蓄積されているデータファイルを電子メールに添付してネットワークを介してPC等に送信するSEND機能と呼ばれる機能が提案されている。SEND機能では、複合機自体で読み取ったデータや蓄積されているデータだけでなく、ネットワーク上に有るサーバ等に格納されたデータを添付データとして送信することも可能である。
複合機でSEND機能を利用する場合、送信先(宛先)のメールアドレスを入力したり登録する必要がある。
特許文献1には、原稿の先端部に電話番号やメールアドレスを記載しておき、該原稿を読み取ることで記載された電話番号やメールアドレスに、読み取った原稿の画像データを添付して送信する画像処理装置が記載されている。
特開2001−320542号公報
複合機でSEND機能を利用する場合の、送信先のメールアドレスの入力や登録は、複合機のユーザインタフェースを用いて行うのが一般的であり、手間が掛かる作業となっている。
近年、複合機においても表示画面として液晶表示部を用いるのが一般的であり、タッチパネルの普及によって、ソフトキーボードによるアルファベットの入力等も行うことが可能となってきている。
しかしながら、パーソナルコンピュータ等に接続して使用しているキーボードによる入力と比較すると、タッチパネル上に表示されたソフトキーボードによるアルファベットの入力は、まだ操作性に問題がある。タッチパネル上に表示されるキーはサイズが小さく、操作感もあまり良くないため、アルファベットの入力では押し間違えなどが発生しやすい。
また、低価格の複合機においては、コストを抑える為に液晶表示部のサイズやタッチパネルの採用などが制限される。このため、比較的小型の液晶表示部で、タッチパネルを用いないで限られた数のボタンによって文字入力等を行うものが一般的となっている。
このような状況において、複合機のSEND機能を利用する際、登録されていないアドレスに送信する場合、アドレスの入力に手間と時間がかかってしまう。
特に、低価格の複合機のように表示部が小さくて表示できる情報量が少なく、また、ボタンの数にも限りがある装置では、装置のユーザインタフェースを用いたアドレスの入力は、ほとんど不可能であると言える。
上記特許文献1に記載されたような、原稿の先端部に記載された電話番号やメールアドレスを読み取る手法も、以下のような問題がある。
OCR等の文字認識の精度が低いとメールアドレスが読み取れなかったり、正しいメールアドレスに送信されない場合が生じる。一方、文字認識の精度を高くするためには、コストや時間がかかっててしまう。
電話番号やメールアドレスを記載する領域が限られているので、送信先を多数指定するのが困難である。
更に、原稿に電話番号やメールアドレスを記載すると、原稿が汚れてしまうため、コピーを取る必要が生じてしまう。
本発明は以上のような状況に鑑みてなされたものであり、原稿画像を読み取るスキャナ部を有し、読み取った画像データを電子メールに添付して送信することが可能な画像処理装置において、送信実行の際の入力を容易にすることを目的とする。
上記目的を達成する本発明の一態様としての画像処理装置は、原稿画像を読み取るスキャナ部と、ネットワークを介してデータの送受信を行う外部インタフェース部と、情報を表示すると共にユーザが指示や入力を行う操作部と、を含み、画像データを電子メールに添付して送信する機能を有する画像処理装置であって、
前記機能に関する設定情報を所定のフォーマットで記載した機能指示メールを前記外部インタフェース部で受信したときに、該機能指示メールを差出人毎に格納する記憶手段と、
ユーザが前記操作部を操作して前記記憶手段に格納された機能指示メールを選択して前記機能の実行を指示したときに、該機能指示メールに記載された設定情報に従って、前記スキャナ部で読み取った画像データを電子メールに添付して送信する送信実行手段と、を備えている。
上記目的を達成する本発明の別の態様としての画像処理システムは、原稿画像を読み取るスキャナ部、ネットワークを介してデータの送受信を行う外部インタフェース部、及び情報を表示すると共にユーザが指示や入力を行う操作部を含み、画像データを電子メールに添付して送信する機能を有する画像処理装置と、
前記画像処理装置と電子メールの送受信が可能なコンピュータ装置と、を含む画像処理システムであって、
前記コンピュータ装置は、
前記機能に関する設定情報を所定のフォーマットで記載した機能指示メールを作成するための作成ツールを利用可能であり、
前記画像処理装置は、
前記コンピュータ装置から送信された機能指示メールを前記外部インタフェース部で受信したときに、該機能指示メールを差出人毎に格納する記憶手段と、
ユーザが前記操作部を操作して前記記憶手段に格納された機能指示メールを選択して前記機能の実行を指示したときに、該機能指示メールに記載された設定情報に従って、前記スキャナ部で読み取った画像データを電子メールに添付して送信する送信実行手段と、を備えている。
上記目的を達成する本発明の更に別の態様としての画像処理装置の制御方法は、原稿画像を読み取るスキャナ部と、ネットワークを介してデータの送受信を行う外部インタフェース部と、情報を表示すると共にユーザが指示や入力を行う操作部と、を含み、画像データを電子メールに添付して送信する機能を有する画像処理装置の制御方法であって、
前記機能に関する設定情報を所定のフォーマットで記載した機能指示メールを前記外部インタフェース部で受信する受信工程と、
受信した機能指示メールを差出人毎に記憶手段に格納する記憶工程と、
ユーザが前記操作部を操作して前記記憶手段に格納された機能指示メールを選択して前記機能の実行を指示したときに、該機能指示メールに記載された設定情報に従って、前記スキャナ部で読み取った画像データを電子メールに添付して送信する送信実行工程と、を備えている。
すなわち、本発明では、原稿画像を読み取るスキャナ部と、ネットワークを介してデータの送受信を行う外部インタフェース部と、情報を表示すると共にユーザが指示や入力を行う操作部と、を含み、画像データを電子メールに添付して送信する機能を有する画像処理装置において、機能に関する設定情報を所定のフォーマットで記載した機能指示メールを外部インタフェース部で受信したときに、受信した機能指示メールを差出人毎に記憶手段に格納し、ユーザが操作部を操作して記憶手段に格納された機能指示メールを選択して機能の実行を指示したときに、該機能指示メールに記載された設定情報に従って、スキャナ部で読み取った画像データを電子メールに添付して送信する。
このため、予め機能指示メールを画像処理装置に送信しておくことで、実際にスキャナで読み取った画像を電子メールに添付して送信する作業を行う際に、ユーザが画像処理装置に対して行う設定に関する入力を省略することができ、利便性が向上する。
これは特に、表示部が小さい、あるいはボタン数の制限があるような操作部の小さな装置において有効である。
また、ユーザは通常使用しているコンピュータ装置等で機能指示メールの作成及び送信が出来るため、メールソフトのアドレス帳などから送信先のアドレスの指定が容易に行える。
また、上記の目的は、上記の画像処理装置の制御方法をコンピュータ装置によって実現させるコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体によっても達成される。
本発明によれば、予め機能指示メールを画像処理装置に送信しておくことで、実際にスキャナで読み取った画像を電子メールに添付して送信する作業を行う際に、ユーザが画像処理装置に対して行う設定に関する入力を省略することができ、利便性が向上する。
これは特に、表示部が小さい、あるいはボタン数の制限があるような操作部の小さな装置において有効である。
また、ユーザは通常使用しているコンピュータ装置等で機能指示メールの作成及び送信が出来るため、メールソフトのアドレス帳などから送信先のアドレスの指定が容易に行える。
以下に、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明に係る画像処理装置を含む画像処理システムの実施形態の基本的構成を示すブロック図である。
100は、ローカルエリアネットワーク(以降「LAN」とする)120に接続されている、本発明に係る画像処理装置としてのMFP・Aである。以下、MFP・A100の構成について説明する。
101はスキャナ部であり、CCDにより原稿を読み取って電気信号に変換し、アナログ・デジタル変換によって、RGBのデジタル信号に変換して出力する。102は画像処理部であり、デジタル化されたRGB信号を入力し、フィルタリングや色変換、変倍などの各種画像処理を行い、各出力先に応じた信号を出力する。例えば、カラー2値プリンタに対してはCMYKの2値画像信号、カラー多値出力の場合、各種画像処理を行った後、RGB多値信号として出力を行う。内部の詳細については後述する。
103はメモリであり、スキャナ部101からのRGB画像データや、画像処理部102からの各種画像データなど、各種画像データを保存しておく部分で、RAMなどの記憶媒体などで構成されている。これによって、同じ画像データを複数枚出力を行うときなど、スキャナ部101を複数回動作させること無く、メモリ内に格納されている画像データを出力することによって、プリント処理時間の短縮が可能となる。
104はプリンタ部であり、本実施の形態ではCMYK4色のインクを使用するカラー2値プリンタとする。しかし、これに限らず、カラーの多値出力可能なカラープリンタや、モノクロのプリンタなどでも良い。
105は圧縮伸張処理部であり、RGB多値画像データの圧縮伸張処理や、CMYK2値画像データの圧縮伸張処理などを行う部分となる。内部の詳細については後述する。
110は画像蓄積部であり、複数の画像データをまとめて格納しておくことができる。画像蓄積部110は、ハードディスクドライブ(以降「HDD」とする)などの大容量の記憶媒体を使用し、大量のデータを格納可能であり、それらの管理はMFP・Aによって行われるものとする。
106は外部インターフェイス(以降「外部I/F」とする)であり、MFP・AがLAN等のネットワークに接続し、各種画像データや制御用のコマンドの通信を行う際に、各種ネットワークのプロトコルに従って通信を行うためのインターフェイス部分となる。
107はデータパス制御部であり、MFP・Aの動作にしたがって、各種処理部分の画像データの受け渡しを行う役割をする。データパス制御部107の制御をはじめとする、各種動作モードにおける各処理部分の制御は、操作部108によってユーザから指示が与えられ、CPU109によって制御が行われるものとする。
操作部108は、図39に示すように、表示部391と入力部392とを有している。表示部391は、液晶ディスプレイやタッチパネル方式の液晶ディスプレイなどで構成される。入力部392は、主に数字の入力を行う為のテンキー3921、表示部に表示されるカーソルやモード選択を行う場合の移動を指示するカーソル移動キー3922を含んでいる。更に、コピーやSEND、プリントアウトなどの動作モードの設定を切り替えるモード設定キー3923、設定のクリアを行うクリアキー3924、動作のスタートや選択された事項の入力を指示するスタートキー3925、などを含んでいる。
LAN120上には、PC・A130、PC・1 140、PC・2 150等の複数のコンピュータ装置や、インターネット160が接続されており、インターネット160を介して外部のコンピュータ装置であるPC・3 170等とも接続される事となる。
PC・A130、PC・1 140、PC・2 150は、LANに接続されているパーソナルコンピュータ(PC)である。これらPCは、必要に応じてネットワーク上の他のMFPや、他のPCなどとデータや電子メール等のやり取りを行ったり、MFP・A100のコントロールを行うことができる。
PC・3 170は、インターネット160を介してLANに接続されているPCであり、必要に応じてLAN上の他のPCなどとデータや電子メール等のやり取りを行う事が可能である。
次に、図1におけるMFP・A100内に含まれている画像処理部102に関して詳細に説明する。図37は、図1における画像処理部102の詳細な構成を示したブロック図である。
ここではまず、スキャナ部101から入力されたRGB多値画像データを、プリンタ部104によって出力を行うためのCMYK(シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック)の2値画像データに変換して出力を行う場合を例として説明する。
5001は入力インターフェイスであり、データパス制御部107から入力される画像データを受け、内部の処理に合わせて変換を行うインターフェイスとなる。本実施の形態では、RGB多値画像データの入力を行うこととなる。
5002は拡大縮小部であり、入力されたRGB多値画像データを、出力するプリンタの解像度や出力する用紙サイズ等に合わせて解像度変換を行う事により、拡大・縮小の処理を行う。
5003はエッジ強調部であり、n×mのエリアにおける加重演算を行うことにより、シャープネスの処理やスムージングの処理を行う。
5004は画像回転処理部であり、内蔵されたメモリに一度画像を格納し、出力用紙に合わせて縦位置で入力された画像データを横位置の用紙に出力を行う場合などに、90度回転等の画像回転処理を行う。
5005は色空間変換部であり、入力された画像データの色空間を他の色空間に変換する必要がある場合に処理を行う部分である。本実施の形態では、スキャナから入力されたRGB画像データを、プリンタによって出力を行うCMY色空間にLOG変換を行う。
5006は黒生成部であり、CMYの最低値をK信号値として抽出する。
5007は出力色調整部であり、CMYKの各値をプリンタの特性に合わせて色味の調整を行ったり、濃度の調整を行う部分である。
5008は2値化処理部であり、本実施の形態ではカラー2値プリンタ出力用のデータを作成するため、誤差拡散法等の2値変換処理を行うことにより、CMYK各1ビットの2値信号の出力を行う。
5009はセレクタであり、RGB多値画像データとCMYK2値画像データのどちらの出力を行うかの選択を行う。
5010は出力インターフェイスであり、セレクタ5009によって選択された画像データ信号を、データパス制御部107へ出力する際に、データパスを通す時のデータフォーマットに変換を行うインターフェイスとなる。本実施の形態では、CMYK2値画像データの形式で出力を行う。
上記各処理部分の設定や動作に関しては、全てCPU109からの制御信号によって制御される。例えば、拡大縮小部の変倍率の設定や、エッジ強調部のフィルタリングの係数、画像回転処理部の回転の有無や角度、2値化処理部の処理方法など、全てCPU109からの制御信号によって制御される。
次に、図1におけるMFP・A100内に含まれている圧縮伸張処理部105に関して詳細に説明する。図38は、図1における圧縮伸張処理部105の詳細な構成を示したブロック図である。
5101は入力インターフェイス(I/F)であり、データパス制御部107からの画像データが入力される。
5102はセレクタ・Aであり、入力された画像データが多値の画像データが圧縮されたデータであった場合には多値画像伸張処理部5103へ、多値の画像データの非圧縮データであった場合には多値画像圧縮処理部5104へ入力データを振り分ける。また入力された画像データが2値の画像データが圧縮されたデータであった場合には2値画像伸張処理部5105へ、2値の画像データの非圧縮データであった場合には2値画像圧縮処理部5106へと入力データを振り分ける。
5103は多値画像伸張処理部であり、データ圧縮処理によって圧縮された多値画像データの伸張処理を行う。本実施の形態の場合、多値画像の圧縮・伸張処理の代表的なものとして、JPEGの伸張処理をこの部分で行う。
5104は多値画像圧縮処理部であり、スキャナ部101によって読み取られて入力されたような、RGBの多値画像の非圧縮データの圧縮処理を行う。本実施の形態の場合、多値画像の圧縮・伸張処理の代表的なものとして、JPEGの圧縮処理をこの部分で行う。
5105は2値画像伸張処理部であり、データ圧縮処理によって圧縮された2値画像データの伸張処理を行う。本実施の形態の場合、2値画像の圧縮・伸張処理の代表的なものとして、JBIGの伸張処理をこの部分で行う。
5106は2値画像圧縮処理部であり、画像処理部102によってプリントアウト用に処理されて入力されたような、CMYKの2値画像の生データの圧縮処理を行う。本実施の形態の場合、2値画像の圧縮・伸張処理の代表的なものとして、JBIGの圧縮処理をこの部分で行う。
5107はセレクタ・Bであり、入力I/F5101から入力された画像データの形式に応じて、出力用の画像データの入力先を選択して出力I/F5108へ出力する。詳細には、入力された画像データが多値の圧縮データであった場合には多値画像伸張処理部5103からの入力を、多値の非圧縮データであった場合には多値画像圧縮処理部5104からの入力を選択して出力I/F5108へ出力する。また入力された画像データが2値の圧縮されたデータであった場合には2値画像伸張処理部5105からの入力を、2値の生データであった場合には2値画像圧縮処理部5106からの入力を選択して出力I/F5108へ出力する。
5108は出力インターフェイス(I/F)であり、圧縮伸張処理部105の内部で処理された画像データをデータパス制御部107へ出力する。
以下、本実施形態の画像処理システムにおける、コピー、スキャン画像データの画像蓄積部への格納、画像蓄積部内の画像プリントなどの基本的な動作について説明する。
まず、MFP・Aを使用して、通常のコピー動作を行う場合のスキャンからプリントまでのMFP・A内の画像データの流れを、図32を参照して説明する。
作業者(ユーザ又はオペレータとも呼ぶ)は操作部108より、コピー枚数や原稿の種類などのコピーモードの設定を行う。コピーの各種設定が終了した時点で、操作部108のスタートキーからコピースタートを実行する。
スキャナ部101によって原稿画像データがRGBデータとして読み取られて入力され、それら原稿画像データは画像処理部102に入力され、設定に応じた所定の画像処理が実行される。本実施の形態では、入力されたRGB画像データを、プリント出力用のCMYK2値画像データへと処理を行うものとする。ここでの処理は、図32に(1)で示したデータパスに対応する。
画像処理部102では、各種画像処理を行いCMYK2値のプリント画像データとして、データパス制御部107にデータの出力を行う。そのCMYK2値データは、メモリ103に格納される。ここでの処理は、図32に(2)で示したデータパスに対応する。
原稿の画像データが全てメモリ103に格納された時点で、CMYK2値データはメモリ103から出力されデータパス制御部107を通りプリンタ部104に入力されてプリントアウトされる。ここでの処理は、図32に(3)で示したデータパスに対応する。
複数枚コピーの設定が行われていた場合には、全枚数の出力が終了するまで、2枚目以降のプリントデータは、メモリ103から出力されて、プリンタ部104によってプリントアウトされる事となる。これによって、2枚目以降のプリントアウトをする際に、原稿を再スキャンする必要がなくなる。そして、全枚数のプリントアウトが終了した時点で、コピー動作が終了する。
これらの動作に関する設定は、操作部108から作業者によって入力され、その設定がCPU109に伝えられる。そしてCPU109の制御信号(不図示)によって、MFP・Aを構成している各処理部が動作する(図32に(4)で示すデータパス)。
また、設定時の操作部108の表示部への表示やコピー動作実行時のMFPの動作状況(コピー終了枚数の表示など)は、CPUから操作部へとデータが送られ、表示部によって作業者に表示されることとなる(図32の(5)で示すデータパス)。
次に、MFP・Aを使用して、スキャナ部101から読み取った画像データを、圧縮処理を行った上でMFP・A内の画像蓄積部110に格納する動作を行う場合の画像データの流れを、図33を参照して説明する。
作業者は操作部108より、原稿の種類や格納すべき画像蓄積部110内のフォルダの選択などのモードの設定を行う。各種設定が終了した時点で、操作部108のスタートキーからスキャンスタートを実行する。
スキャナ部101によって原稿画像データがRGBデータとして読み取られて入力され、それら原稿画像データは画像処理部102に入力され、設定に応じた所定の画像処理が実行される。本実施の形態では、入力されたRGB画像データを、画像蓄積部110格納用のRGB多値画像データへと処理を行うものとする。ここでの処理は、図33に(1)で示したデータパスに対応する。
画像処理部102では、各種画像処理を行いRGB多値の画像蓄積部110格納用画像データとして、データパス制御部107にデータの出力を行う。そのRGB多値データは、メモリ103に格納される。ここでの処理は、図33に(2)で示したデータパスに対応する。
原稿の画像データが全てメモリ103に格納された時点で、RGB多値データはメモリ103から出力されデータパス制御部107を通り圧縮伸張処理部105へと入力される。ここでの処理は、図33に(3)で示したデータパスに対応する。
圧縮伸張処理部105では、RGB多値の非圧縮の画像データが入力された為、内部の動作はRGB多値画像データのJPEG圧縮処理を行う事となる。圧縮伸張処理部105で、JPEG圧縮処理が施されたRGB多値のJPEG画像データは、画像蓄積部110格納用画像データとして、データパス制御部107に出力される。このJPEG画像データは、データパス制御部107を経て、画像蓄積部110の指定されたフォルダ内に格納される。ここでの処理は、図33に(4)で示したデータパスに対応する。
これらの動作に関する設定は、操作部108から作業者によって入力され、その設定がCPU109に伝えられる。そしてCPU109の制御信号(不図示)によって、MFP・Aを構成している各処理部分が動作する(図33に(5)で示すデータパス)。
また、設定時の操作部109の表示部への表示やコピー動作実行時のMFPの動作状況(コピー終了枚数の表示など)は、CPU109から操作部108へとデータが送られ、表示部によって作業者に表示される(図33に(6)で示すデータパス)。
次に、MFP・Aを使用して、画像蓄積部110内に格納されているJPEG処理によって圧縮されたカラー圧縮済画像データのプリントアウトを行う場合の画像データの流れを、図34を参照して説明する。
作業者はMFP・Aの操作部108より、出力すべき画像データが格納されている画像蓄積部110内のフォルダの指定や出力すべき画像の指定、プリントアウト出力時の各種モードの設定を行う。各種設定が終了した時点で、操作部108のスタートキーからプリントスタートを実行する。
プリントスタートの指示によって画像蓄積部110内に格納されている指定された画像データが、JPEG圧縮されたRGBデータとしてデータパス制御部107を経由して圧縮伸張処理部105へと入力される。ここでの処理は、図34に(1)で示したデータパスに対応する。
圧縮伸張処理部105では、RGB多値のJPEG圧縮の画像データが入力された為、内部の動作はRGB多値画像データのJPEG伸張処理を行う事となる。圧縮伸張処理部105で、JPEG伸張処理が施されたRGB多値の画像データは、再びデータパス制御部107に出力され、画像処理部102へと入力される。ここでの処理は、図34に(2)で示したデータパスに対応する。
画像処理部102では、入力されたRGB多値の画像データを、各種画像処理を行いCMYK2値のプリント画像データとして、データパス制御部107にデータの出力を行う。そのCMYK2値データは、メモリ103に格納される。ここでの処理は、図34に(3)で示したデータパスに対応する。
原稿の画像データが全てメモリ103に格納された時点で、CMYK2値データはメモリ103から出力されデータパス制御部107を通り、プリンタ部104に入力されプリントアウトされる。ここでの処理は、図34に(4)で示したデータパスに対応する。
複数枚プリントアウトの設定が行われていた場合には、全枚数の出力が終了するまで、2枚目以降のプリントデータは、メモリ103から出力され、プリントアウトされる。これによって、2枚目以降のプリントアウトをする際に、出力データを再度画像蓄積部110から出力をし、処理を行う必要がなくなる。そして、全枚数のプリントアウトが終了した時点で、プリント動作が終了する。
これらの動作に関する設定は、操作部108から作業者によって入力され、その設定がCPU109に伝えられる。そしてCPU109の制御信号(不図示)によって、MFP・Aを構成している各処理部分が動作する(図34の(5)で示すデータパス)。
また、設定時の操作部108の表示部への表示やコピー動作実行時のMFPの動作状況(コピー終了枚数の表示など)は、CPU109から操作部108へとデータが送られ、表示部によって作業者に表示される(図34の(6)で示すデータパス)。
次に、MFP・Aを使用して、スキャナ部101から読み取った画像データを、圧縮処理を行った上で電子メール(以下「メール」)に添付画像として添付し、送信する動作(SEND機能)を行う場合の画像データの流れを、図35を参照して説明する。
作業者は操作部108より、画像データの送信先のメールアドレス(以下「アドレス」)の指定や、送信する時の画像データの形式に関する設定などのモードの設定を行う。各種設定が終了した時点で、操作部108のスタートキーからスキャンスタートを実行する。なお、本実施の形態では、送信先として、LAN120上のPC・1 140、PC・2 150、及び、インターネット160を介して接続されているPC・3 170を設定するものとする。
スキャナ部101によって原稿画像データがRGBデータとして読み取られて入力され、それら原稿画像データは画像処理部102に入力され、設定に応じた所定の画像処理が実行される。本実施の形態では、入力されたRGB画像データを、メール添付用のRGB多値画像データへと変換する処理を行う。ここでの処理は、図35に(1)で示したデータパスに対応する。
画像処理部102では、各種画像処理を行いRGB多値のメール添付用画像データとして、データパス制御部107にデータの出力を行う。そのRGB多値データは、メモリ103に格納される。ここでの処理は、図35に(2)で示したデータパスに対応する。
原稿の画像データが全てメモリ103に格納された時点で、RGB多値データはメモリ103から出力されデータパス制御部107を通り圧縮伸張処理部105へと入力される。ここでの処理は、図35に(3)で示したデータパスに対応する。
圧縮伸張処理部105では、RGB多値の非圧縮の画像データが入力された為、内部の動作はRGB多値画像データのJPEG圧縮処理を行う。圧縮伸張処理部105で、JPEG圧縮処理を施されたRGB多値のJPEG画像データは、メール添付用画像データとして、データパス制御部107に出力される。このJPEG画像データは、データパス制御部107を経て、外部I/F106に送られる。ここでの処理は、図35に(4)で示したデータパスに対応する。
外部I/F106では、入力されたRGB多値のJPEG画像データを、操作部108からの設定によって予め作成されているメールの添付データとして処理し、LAN120上へと出力する。ここでの処理は、図35に(5)で示したデータパスに対応する。
MFP・Aの外部I/F106から出力された添付データ付きのメールは、通常のメールと同様に、LAN120を経由して、送信先として設定されていた、LAN上のPC・1 140、PC・2 150などに送られる。ここでの処理は、図35に(6)で示したデータパスに対応する。
また、送信先がLAN120上でなく、外部のPC・3 170である場合も通常のメールと同様に、インターネット160を通じて、PC・3 170に送信される。ここでの処理は、図35に(7)で示したデータパスに対応する。
これらの動作に関する設定は、操作部108から作業者によって入力され、その設定がCPU109に伝えられる。そしてCPU109の制御信号(不図示)によって、MFP・Aを構成している各処理部分が動作する(図35の(8)で示したデータパス)。
また、設定時の操作部108の表示部への表示やコピー動作実行時のMFPの動作状況(コピー終了枚数の表示など)は、CPU109から操作部108へとデータが送られ、表示部によって作業者に表示される(図35の(9)で示したデータパス)。
次に、MFP・Aを使用して、画像蓄積部110内に格納されているJPEG圧縮されたカラー画像データを伸張して非圧縮の画像データとし、画像処理を行った後、再び圧縮を行ってメールに添付画像として添付して、送信する動作について説明する。この動作は、画像蓄積部に格納されている画像のSEND機能であり、この場合の画像データの流れを、図36を参照して説明する。
作業者はMFP・Aの操作部108より、出力すべき画像データが格納されている画像蓄積部110内のフォルダの指定や出力すべき画像の指定、SEND送信時の各種画像処理モードを設定する。各種設定が終了した時点で、操作部108のスタートキーからSEND機能のスタートを実行する。
SEND機能スタートの指示によって、画像蓄積部110内に格納されている指定された画像データが、JPEG圧縮されたRGBデータとしてデータパス制御部107を経由して圧縮伸張処理部105へと入力される。ここでの処理は、図36に(1)で示したデータパスに対応する。
圧縮伸張処理部105では、RGB多値のJPEG圧縮の画像データが入力された為、内部の動作はRGB多値画像データのJPEG伸張処理を行う事となる。圧縮伸張処理部105で、JPEG伸張処理を施されたRGB多値の画像データは、再びデータパス制御部107に出力され、画像処理部102へと入力される。ここでの処理は、図36に(2)で示したデータパスに対応する。
画像処理部102では、入力されたRGB多値の画像データを、各種画像処理を行いRGB多値のSEND用画像データとして、データパス制御部107にデータを出力する。そのRGB多値データは、メモリ103に格納されるととなる。ここでの処理は、図36に(3)で示したデータパスに対応する。
原稿の画像データが全てメモリ103に格納された時点で、RGB多値データはメモリ103から出力されデータパス制御部107を通り再び圧縮伸張処理部105へと入力される。ここでの処理は、図36に(4)で示したデータパスに対応する。
圧縮伸張処理部105では、RGB多値の非圧縮の画像データが入力された為、内部の動作はRGB多値画像データのJPEG圧縮処理を行う事となる。圧縮伸張処理部105で、JPEG圧縮処理を施されたRGB多値のJPEG画像データは、メール添付用画像データとして、データパス制御部107にデータ出力される。このJPEG画像データは、データパス制御部107を経て、外部I/F106に送られる。ここでの処理は、図36に(5)で示したデータパスに対応する。
外部I/F106では、入力されたRGB多値のJPEG画像データを、操作部108からの設定によって予め作成されているメールの添付データとして処理し、LAN120上へと出力する。ここでの処理は、図36に(6)で示したデータパスに対応する。
MFP・Aの外部I/F106から出力された添付データ付きのメールは、通常のメールと同様に、LAN120を経由して、送信先として設定されていた、LAN上のPC・1 140、PC・2 150などに送られる。ここでの処理は、図36に(7)で示したデータパスに対応する。
また、送信先がLAN120上でなく、外部のPC・3 170である場合も通常のメールと同様に、インターネット160を通じて、PC・3 170に送信される。ここでの処理は、図36に(8)で示したデータパスに対応する。
これらの動作に関する設定は、操作部108から作業者によって入力され、その設定がCPU109に伝えられる。そしてCPU109の制御信号(不図示)によって、MFP・Aを構成している各処理部分が動作する(図36の(9)で示したデータパス)。
また、設定時の操作部108の表示部への表示やコピー動作実行時のMFPの動作状況(コピー終了枚数の表示など)は、CPU109から操作部108へとデータが送られ、表示部によって作業者に表示される(図36の(10)で示したデータパス)。
近年、MFPの操作部に設けられる液晶表示部の大画面化やタッチパネルの普及によって、単にモード設定や枚数の指定をするような単純な入力だけでなく、タッチパネルを使用したキーボードによる文字入力等も行うことが可能となってきている。
しかしながら上記「発明が解決しようとする課題」の欄で述べたように、MFPの操作部に設けられるタッチパネル上に表示されたソフトキーボードによる文字の入力は、まだ操作性に問題がある。また、低価格のMFPにおいては、装置のユーザインタフェースを用いたアドレスの入力は、ほとんど不可能であると言える。
このため、MFPによってSEND機能を使用する際、登録されていないアドレスに送信する場合、アドレスの入力に手間と時間がかかってしまう。
本発明の第1実施の形態では上記の点に鑑みて、MFPにおいてSEND機能を使用する際の、アドレスの入力を容易とする付加機能を備えている。
本実施形態でこの付加機能を利用してSEND機能を使用する際のフローの概要は以下の通りである。
SEND機能を使用したいMFPに対して、作業者は自分が通常使用するコンピュータ装置のメールソフトを使用して、JOBの内容、SEND機能使用時の送信先アドレス等を予め決められたフォーマットに従って記載した指示メールを送る。
MFPは、受け取ったメールの内容から送られて来たメールが、SEND機能指示メールである場合、その差出人(送信者、作業者)を認識し、差出人によってそれぞれ異なる記憶領域に指示メールの内容を格納しておく。
作業者は指示メールを送った後に、送信相手に送りたい原稿を持ってMFPに行き、作業者の認証を行うと、MFPは認証情報から作業者を特定し、その作業者の送ったSEND機能指示メールの一覧を表示する。
作業者はその一覧から、原稿に対する作業内容を選択すると、MFPは先に格納していた作業者の指示メールの内容からJOBの内容や送信先アドレスの設定を行う。
作業者はMFPの操作部により設定された内容を確認した後、原稿をセットしてスタートボタンを押す。以下MFPは設定された内容に従ってJOBを実行する。
以上のようなフローによって、予めMFPへの送信先アドレスの登録を行っておかなくてもSEND機能を使用することが出来る。また、MFPの操作部が表示部が小さかったりボタン数の制限があるなど操作性が悪い場合においても、アドレスの入力に加え各種設定を容易に行うことができる。
また、作業者は通常自分が使用するコンピュータ装置で使用しているメール用のソフトウエアを用いて、SEND機能を使用して画像データを送りたい人のアドレスを容易に選択することが出来る。
また、作業者は、MFP本体を操作して各種設定を行う必要がほとんど無く、簡単なキー操作だけでSEND機能を実行することができる。
図2は、図1に示す本実施形態の画像処理システムで、付加機能を利用してSEND機能を使用するときのフローチャートである。
ここでは、作業者・Aが図1におけるPC・Aを使用してSEND機能指示メールを作成してMFP・Aに対して送信し、MFP・AのSEND機能を使用して、メールの添付機能を使用した画像データの送信を行う場合を例にあげて説明する。作業者・Aがメールを送信する相手としては、PC・1 140、PC・2 150及びPC・3 170のそれぞれのPCにアドレスが登録されている相手を想定する。
本実施の形態における付加機能を利用してSEND機能を使用する際のフローは、SEND機能指示メール作成・送信フロー(S201)と、データ送信実行フロー(S202)の2つのフローに大別される。
図5は、SEND機能指示メール作成・送信フローにおける処理のイメージを示す図である。作業者・Aは、自身が通常使用するコンピュータ装置であるPC・A 130にインストールされているメールソフトを使用して、SEND機能指示メールを作成して、MFP・A 100に送る。そして、SEND機能指示メールを受け取ったMFP・A 100は、そのメールがSEND機能指示メールであることを認識して差出人毎の領域にその内容を格納しておく。
まず、図3のフローチャートを参照して、S201のSEND機能指示メール作成・送信フローについて詳細に説明する。
まず、作業者・Aは自分が通常使用しているPC・A 130にインストールされているメールソフトを使用して、SEND機能指示メールを作成する(S301)。
SEND機能指示メールは、MFP・Aがそのメールを受け取った時に、SEND機能指示メールであることが認識でき、また、メールの内容からMFP・Aが各種設定を行えるように、予め決められたフォーマットによって作成される。
図6は、作業者・Aが作成するSEND機能指示メールのフォーマット例を示す。図示されたように、SEND機能指示メールは、ヘッダ601と、本文602とから構成される。
ヘッダ601において最初にSEND機能指示メールであることをMFP・Aが認識できるように、特定のキーワードを「件名」の欄に記載する。本実施の形態では、MFP・Aは、「send−」をキーワードとして、受信したメールがSEND機能指示メールであると認識するように設定されている。そこでSEND機能指示メールの件名は、「send−01」といったような件名にしておく。なお、キーワードは「send−」に限らずMFP・Aとの取り決めに応じてどのような文字列としても構わない。
SEND機能指示メールの宛先(「To」)の欄には、SEND機能を使用するMFP・Aに付与されたメールアドレスを記載する。本実施の形態ではMFP・Aに付与されたメールアドレスは、図5に示したように「MFP.A@xxxx.co.jp」である。
SEND機能指示メールの差出人(「From」)の欄には、作業者・Aに付与されたメールアドレスを記載する。本実施の形態では作業者・Aに付与されたメールアドレスは、上記のように「PC.A@xxxx.co.jp」である。
次に、SEND機能指示メールの本文602の内容について説明する。MFP・Aは本文の内容から、各種設定や送信先のメールアドレス等の認識を行う必要があるため、本文602は、認識キーワードとそれに対応した設定内容とで構成されている。
本実施形態では、画像データをメールに添付して送信する場合、本文602において、認識キーワード「件名 :」に対応して記載されている「会議資料」を件名として、メールを送信する。
画像データを添付したメールの送信先に関しては、認識キーワード「To :」に対応して記載されているアドレス「PC.1@xxxx.co.jp」「PC.2@xxxx.co.jp」「PC.3@xxxx.co.jp」を、画像を添付したメールの送信先として設定する。この欄には改行して複数のアドレスを記載可能である。
画像データを添付したメールに記載する差出人に関しては、認識キーワード「From :」に対応して記載されている「PC.A@xxxx.co.jp」を、画像を添付したメールの差出人として設定する。この部分に関しては、本文602内に記載しなくても、ヘッダ601に記載された差出人のメールアドレスをそのままこの部分に使用しても構わない。
メールに添付する画像データの処理方法に関しては、認識キーワード「モード :」に対応して記載されている設定に従う。この欄には改行して複数の設定を記載可能である。本例では、カラー/モノクロ、解像度、及びフォーマットの3つの項目を設定する場合を示している。
「モード :」の欄の最初に記載されている「モノクロ」は、添付する画像データが、モノクロ画像となるように処理を行うことを意味する。また、「カラー」と記載されていれば、添付する画像データが、カラー画像となるように処理を行うことを意味する。
また、「モード :」の欄の2番目に記載されている「200dip」は、添付する画像データの解像度を示しており、読み取った画像の解像度から、必要に応じて変倍処理によって解像度の変換を行う。例えば、スキャナ部の解像度が600dipであれば、「600dpi」と記載されていれば、スキャナ部で読み取った画像データを、そのままの解像度で添付する画像データとする。また「200dpi」と記載されていれば、スキャナ部で読み取った画像データを主走査方向、副走査方向ともに1/3に縮小処理を行って添付画像データとする。
また、「モード :」の欄の3番目に記載されている「PDF」は、添付する画像データのフォーマットをPDF形式とすることを意味している。また、「JPEG」と記載されていれば、添付する画像データのフォーマットをJPEG圧縮形式とすることを意味している。画像データの圧縮方式としては、一般的にはPDFとJPEGが知られている。そこで、本実施の形態の場合、PDFかJPEGのいずれかを指定可能としている。
画像データを添付するメールの本文に関しては、認識キーワード「コメント :」に対応して記載されている文字列を、メールの本文に記載する。本実施の形態の場合、「4月13日の会議の資料です」という文字列を、画像データを添付するメールの本文として記載する。
本文602内の認識キーワードやそれに対応する設定の項目や記載方法に関しては、ここで例示したものに限定されず、MFPの機能や認識方法に応じて、認識キーワードや設定内容は変更可能である。
SEND機能指示メールを作成したら、作業者・AはPC・A 130からMFP・A 100にSEND機能指示メールを送信する(S302)。
PC・A 130からLAN120上に出力されたSEND機能指示メールは、LAN120上に接続されているMFP・A 100によって受信される(S303)。
その後、MFP・A 100は、受信したメールの件名を認識し「send−」のキーワードがあるかどうかを確認する(S304)。
MFP・A 100が受信したメールの件名に「send−」のキーワードが含まれていないと判定した場合(S305で「No」の場合)は、送られてきたメールがSEND機能指示メールでないと認識する。そして、通常のメールとして所定のメモリ領域に格納しておく(S306)。
一方、MFP・A 100が受信したメールの件名に「send−」のキーワードが含まれていると判定した場合(S305で「Yes」の場合)は、送られてきたメールがSEND機能指示メールであると認識する(S307)。
MFP・A 100が受信したメールをSEND機能指示メールであると認識した場合、SEND機能指示メールのヘッダ内の差出人(From)の欄に記載されたアドレスから、差出人を作業者・Aであると認識する(S308)。そして、作業者・Aに対応して設けられたメモリ領域にSEND機能指示メールとして格納しておく(S309)。
以上が、SEND機能指示メール作成・送信フロー(S201)の詳細な処理である。
次に、S202のデータ送信実行フローについて説明する。図7は、データ送信実行フローにおける処理のイメージを示す図である。図に示すように、作業者・AがMFP・A 100を操作して、作業者・Aである認証を行い、送信したい原稿を読み取った後に、送信を実施する。
図4のフローチャートを参照して、データ送信実行フロー(S202)について詳細に説明する。
作業者・AはSEND機能指示メールをMFP・A 100に送った後に、原稿を持ってMFP・Aに行き、MFP・Aに対して使用者の認証を行う。本実施の形態では、図7に示すように予め作業者・Aに関する情報や、メールアドレス等のデータが登録されて個人に配布されているIDカードを使用する。作業者・Aは自身のIDカードをMFP・A 100の所定のスロットに差し込み、IDカード内の情報をMFP・A 100に読み込ませることによって使用者の認証が行われる。
ログインを行うと、MFP・AはIDカード内に登録されているユーザ名やメールアドレスから使用者が作業者・Aであることを認識する(S401)。
その後、作業者・Aの送ったSEND機能指示メールがメモリ内の作業者・Aに対応して設けられたメモリ領域に格納されているかどうかを確認する(S402)。
作業者・Aの送ったSEND機能指示メールがメモリ内に格納されていない場合は、通常の動作設定を待つ状態となる(S403)。この場合、操作部108の表示部391には図8に示すような表示が行われる。
作業者・Aの送ったSEND機能指示メールがメモリ内に保持されている場合は、図9のように操作部108の表示部391に表示され、格納されているSEND機能指示メールがあることを作業者・Aに通知する(S404)。同時にSEND機能指示メールの内容を実行するか否かの問い合わせを行う(S405)。
作業者・Aがカーソル移動キー3922の操作に応じて「実行する」又は「実行しない」のいずれかがハイライト表示され、スタートキー3925を押すことで選択が確定される。「実行しない」を選択した場合には、操作部108の表示部391には図8のような表示が行われ、通常の動作設定を待つ状態となる(S403)。
作業者・Aが「実行する」を選択した場合には、操作部108の表示部391には図10のように、作業者・Aから受信を行い、メモリ内に格納してある未実行のSEND機能指示メールの一覧が表示される(S406)。
作業者・Aはその一覧表示から、カーソル移動キー3922とスタートキー3925を操作して、手持ちの原稿に対する作業内容を送信したSEND機能指示メールを選択する(S407)。MFP・Aは選択されたSEND機能指示メールに記載されている本文の認識キーワード及び、設定内容から、SEND機能を実行する為の各種画像処理の設定や送信先メールアドレス、送信時のメールの本文の内容等を認識する(S408)。そしてMFP・Aは、認識した設定に従って各種設定を行う(S409)。
MFP・Aでの設定が終了したら、操作部108の表示部391には、図11に示すように設定内容が表示され、作業者は設定された内容を確認する(S410)。図11の(b)に示すように、本実施の形態では表示部391に設定情報を全て表示することができない為、カーソルキー3922によって上下にスクロールしたり、何枚かのページに分けて表示を行うような方法で、設定内容の確認を行う。
作業者・Aは設定内容を確認した後、そのままの設定でSEND機能を実行するか、設定内容を修正するかを判断し、カーソルキー3922及びスタートキー3925を操作して「実行」もしくは「修正」を選択する(S411)。
作業者・Aが、「修正」を選択した場合は、MFP・Aの操作部108によって、各設定項目を修正し(S412)、その後SEND機能を実行する(S413)。
作業者・Aが、「実行」を選択した場合は、操作部108の表示部391には図12のような表示が行われ、作業者・Aは、原稿をMFP・Aのスキャナ部101にセットし、スタートキー3925を押すことによって、SEND機能を実行する(S413)。
図13は、作業者・Aが図6に示したようなSEND機能指示メールを送信し、実行した場合のイメージを示す図である。
MFP・A 100から送信されるメールの「件名」は、SEND機能指示メールの「件名 :」のキーワードに対応して記載された「会議資料」に設定される。送信先は、「To」の認識キーワードに対応して記載された「PC.1@xxxx.co.jp」「PC.2@xxxx.co.jp」「PC.3@xxxx.co.jp」の3ヶ所のアドレスが設定される。差出人の欄には、「From :」の認識キーワードの後に記載されたアドレス「PC.A@xxxx.co.jp」が設定され、画像を添付する送信用のメールが作成されることとなる。
添付する画像データの処理方法に関しては、認識キーワード「モード :」に対応して記載された設定内容に応じた処理が施される。すなわち、「モノクロ」の設定に従い、カラー画像からモノクロ画像データに変換され、解像度の設定「200dip」に従い、200dpi相当に縮小処理が行われて添付画像データが作成される。また、画像フォーマットの設定「PDF」に従い、PDF形式のデータに変換される。
各種処理を行った画像データの添付を行うメールの本文には、認識キーワード「コメント :」に対応して記載された文字列である「4月13日の会議の資料です」といった文字列が記載される。
以上のようにして生成された画像データが添付されたメールが、LAN120やインターネット160を経由してPC・1 140、PC・2 150、PC・3 170にそれぞれ送信される。
なお、SEND機能指示メールを利用したデータ送信の実行によって、送信先のメールアドレスは所定領域に記憶される。従って、履歴機能等を利用して送信先アドレスを適宜登録することもできる。
以上説明したように本発明の第1実施の形態では、MFPのスキャナ部で読み取った画像データをメールに添付して、ネットワークを介して送信する際に以下の処理を行う。
MFPに対して、作業者が自分が通常使用するPCのメールソフトを使用して、MFPの設定内容、画像データの送信先等を予め決められたフォーマットに従って記載したSEND機能指示メールを送る。
MFPはSEND機能指示メールの内容から設定内容や送信先の認識を行い、それに従ってMFPの設定を行う。
作業者は、原稿をスキャナ部にセットしてスタートボタンを押す。以降、MFPにより設定された内容に従って読み取った画像データが添付されたメールが送信される。
以上のように本実施形態によれば、MFPによってSEND機能を使用する際に、MFPに送信先アドレスが登録されていない場合にも、SEND機能指示メールによってアドレスが容易に指定できる。また、表示部の大きさが小さかったり、ボタン数の制限があるような操作性の悪い装置でも、各種設定を容易に行うことができる。
また、作業者は普段使用しているコンピュータ装置のメールソフトから容易にアドレスを選択することが出来るため、送信先のアドレスの指定も容易に出来る事となる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態は、MFPによって、スキャナ部で読み取った画像データをメールに添付して送信する際に、作業者がMFPにSEND機能指示メールを送信し、MFPがその内容に応じて設定を行うことを特徴とするものである。ここで作業者は、自身が通常使用するPCのメールソフトを使用して、MFPの設定内容、画像データの送信先等を予め決められたフォーマットに従って記載してSEND機能指示メールを作成する必要がある。
しかしながら、通常のメールソフトを使用して、第1の実施の形態に示したようなSEND機能指示メールを作成する場合には、作業者がそのフォーマットを正しく理解する必要がある。
また、フォーマット通りに認識キーワードと設定内容を記載しなければ、MFPは内容を理解することが出来なくなり、所望のSEND機能を実行する事が不可能となる。
そこで、第2の実施の形態では、SEND機能指示メールの作成を支援することを目的とする。詳細には、PC内に予めインストールしてある専用のツールやWebサイトのフォーマット(テンプレート)を利用することで、SEND機能指示メールの詳細な書き方を知らない作業者でも、簡単に正しいSEND機能指示メールを作成することを可能とする。
第2の実施の形態においても、画像処理システムの構成は図1に関して説明した第1の実施の形態と同様であり、各ブロックの説明や各動作時の画像データの流れに関しては、詳細な説明は省略する。
また、第2の実施の形態における図1に示す画像処理システムでSEND機能を使用するときの基本的な動作に関するフローチャートは、図2と同様である。すなわち、SEND機能指示メール作成・送信フロー(S201)と、データ送信実行フロー(S202)の2つのフローに大別される。
第2の実施の形態は、図2のSEND機能指示メール作成・送信フロー(S201)の内容が第1の実施形態と異なるので、第2の実施の形態におけるSEND機能指示メール作成・送信フローに関して、詳細に説明する。
SEND機能指示メール作成・送信フローにおける処理のイメージは、第1の実施形態に関して説明した図5と同様である。第2の実施形態が第1の実施形態と異なるのは、SEND機能指示メールを作成する際に、コンピュータ装置にインストールされている、SEND機能指示メール作成用のツールもしくはWebサイトのフォーマット(テンプレート)等を使用する点である。
図14のフローチャートを参照して、第2の実施の形態におけるSEND機能指示メール作成・送信フロー(S201)について詳細に説明する。
まず、作業者・Aは自分の使用しているPC・A 130に予めインストールしてある、SEND機能指示メール作成用のツールを立ち上げる(S1401)。
図15は、本実施形態のSEND機能指示メール作成用のツールを立ち上げたときの設定入力画面の例を示した図である。図示されたようにこの画面には、SEND機能指示メールを作成する際の認識キーワードとなるべき項目が、判り易い形で項目ごとに並んでいる。
次に作業者・Aは、図15のフォーマットに応じて、必要事項を記入する(S1402)。より詳細には、ブランクが設けられた設定項目には必要に応じて記入し、複数の候補が記載された設定項目についてはいずれかを選択する(チェックボックスをマークする)。
図16は、図15に示したフォーマットに従って、必要事項を記入した例を示したものである。ここで例示した設定内容は、第1の実施の形態で説明を行った内容と、同様としている。
但し、作業者・AがMFP・Aに送るSEND機能指示メールの件名に関しては、本実施形態ではツール側で自動的につける。この場合、MFP・AがSEND機能指示メールであると認識するためのキーワード(第2の実施形態でも、第1の実施形態と同様に「send−」とする)に加えて、当該SEND機能指示メールを作成した日付と時間の情報が、自動的に含まれた件名となる。例えば、2005年5月31日の12時30分に作成されたSEND機能指示メールの件名は、「send−2005.05.31.12.30」となる。
この件名を元に、データ送信実行フロー時に、作業者・Aは原稿に合わせた目的の指示メールを選択することとなる。
次に作業者・Aは、記入した設定内容が自分の希望する設定内容と同じであるか、確認する(S1403)。この場合、図16のように必要事項の記入を行った後に画面右下にある「設定内容確認ボタン」を押す(クリックする)ことによって、図17に示すような実行内容確認の画面に切り替わる。
この確認画面で、記入した設定内容を確認する。すなわち、作業者名、作業機器、作業者のメールアドレス、メールの件名、送信先のメールアドレス、差出人部分に記載するメールアドレスや、メール本文の内容、添付する画像の各種モード設定に関して確認を行う。なお、作業機器とは、実際にSEND機能を使用するMFPを意味し、第2の実施形態においても第1の実施形態と同様にMFP・A 100とする。
作業者・Aが上記内容を確認し、間違っていると判断した場合(S1404でNoの場合)には、図17の「送信しない」のボタンを押し、再び図16の記入画面に戻り、内容を修正する。
作業者・Aが上記内容を確認し、正しいと判断した場合(S1404でYesの場合)には、図17の「送信する」ボタンを押す。これにより記入された設定内容に対応したSEND機能指示メールが作成され、MFP・Aに送信される(S1405)。
図18は、図17の確認画面で「送信する」ボタンを押した際に作成されるSEND機能指示メールを示している。第1の実施形態に関して図6に示したSEND機能指示メールと同様に、本実施形態のSEND機能指示メールもヘッダ1801と、本文1802とから構成される。図6のSEND機能指示メールを比較すると、上述のようにヘッダ1801の件名に時間情報が含まれている点が異なっている。
PC・A 130からLAN120上に出力されたSEND機能指示メールは、LAN120上に接続されているMFP・A 100によって受信される(S1406)。
その後、MFP・A 100は、受信したメールの件名に「send−」のキーワードがあるかどうかを確認する(S1407)。
MFP・A 100が受信したメールの件名に「send−」のキーワードが含まれていないと判定した場合(S1408で「No」の場合)は、送られてきたメールがSEND機能指示メールでないと認識する。そして、通常のメールとして所定のメモリ領域に格納しておく(S1409)。
一方、MFP・A 100が受信したメールの件名に「send−」のキーワードが含まれていると判定した場合(S1408で「Yes」の場合)は、送られてきたメールがSEND機能指示メールであると認識する(S1410)。
MFP・A 100が受信したメールをSEND機能指示メールであると認識した場合、SEND機能指示メールのヘッダ内の差出人(From)の欄に記載されたアドレスから、差出人を作業者・Aであると認識する(S1411)。そして、作業者・Aに対応して設けられたメモリ領域にSEND機能指示メールとして格納しておく(S1412)。
以上が第2の実施の形態におけるSEND機能指示メール作成・送信フロー(S201)の詳細な処理である。
なお、第2の実施の形態におけるデータ送信実行フロー(S202)の詳細に関しては、第1の実施の形態に関して説明した図4と同じであるので説明を省略する。
ただし、上記のように本実施形態は、SEND機能指示メールの件名に時間情報が含まれており、S406における一覧表示が異なる。図19は、本実施形態でS406で表示される一覧表示の例を示す図である。図示されたように、件名に時間情報が含まれており、作業者・Aは時間情報から目的のSEND機能指示メールを見つけることとなる。
以上のように本発明の第2実施の形態では、SEND機能指示メールを作成する際に、コンピュータ装置に予めインストールしてある専用のツールを起動する。これにより、SEND機能指示メールの詳細な書き方を知らない作業者でも、簡単に正しいSEND機能指示メールの作成及び送信が行える。
本実施の形態では、予めPCにインストールされているSEND機能指示メール作成用のツールを使用したが、ツール以外によってSEND機能指示メールの作成を支援してもよい。例えば、Webサイトに同様の機能を持ったフォーマットを作成しておき、そこに必要事項を記入し、実行させることによりPC内にインストールしてあるメールソフトを起動し、同様にSEND機能指示メールを作成し送信を行うような形態としても良い。
また、本実施の形態では、SEND機能指示メールの件名に、メールを作成した日時の情報を含めたが、作業者がデータ送信実行を行う際に、件名からメールの設定内容を識別(推測)可能であれば、時間情報以外の他の情報を含めても良い。
(第3の実施の形態)
上記第1及び第2の実施形態では、MFPによって読み取った画像データをメールに添付して送信する際に、作業者は自分のPCのメールソフトを使用して、MFPに対して設定内容や画像データの送信先等を記載したSEND機能指示メールを送信する。
しかしながら、SEND機能指示メールを送信したが、そのメールが所望のMFPで正しく受信されたか、また届いていたとして、記載した設定内容が正しく認識されているかを確認したいという要望がある。
また、上記第1及び第2の実施形態では、先にMFPに送信したSEND機能指示メールの一覧から件名によって目的のメールを作業者が見つける必要がある。MFPに格納されるSEND機能指示メールの数が少ない場合は、このような方法でも目的のメールを探すことが可能であるが、MFPに格納されるSEND機能指示メールの数が増えると、この方法では不十分である。すなわち、MFPに送信した(MFPに格納された)SEND機能指示メールから目的のメールを容易に見つけることが出来る方法が要望される。
第3の実施形態はこれらの要望を満たすものであり、MFPがSEND機能指示メールを受信した際に、受信したSEND機能指示メールに対して確認番号を発行し、当該SEND機能指示メールの設定内容と共に確認番号をメールにて返信する。
MFPに対してSEND機能指示メールを送信すると、これを受信したMFPは、確認番号と受信したSEND機能指示メールの設定内容をメールで返送する。これにより、作業者は、SEND機能指示メールがMFPに受信されたこと、及び設定内容がMFPに正しく認識されたこととを確認にた後に、実際のSEND機能を実行できる。
また、本実施形態では、SEND機能によるデータ送信実行を行う際にIDカード等を用いた作業者の認証を行わず、確認番号を入力することによって、作業者の確認とSEND機能指示メールの選択とが同時に行える。このため、第1及び第2の実施形態と比較して、作業者の負担が軽減され、SEND機能の実行が容易となる。
第3の実施の形態においても、画像処理システムの構成は図1に関して説明した第1の実施の形態と同様であり、各ブロックの説明や各動作時の画像データの流れに関しては、詳細な説明は省略する。
また、第3の実施の形態における図1に示す画像処理システムでSEND機能を使用するときの基本的な動作に関するフローチャートは、図2と同様である。すなわち、SEND機能指示メール作成・送信フロー(S201)と、データ送信実行フロー(S202)の2つのフローに大別される。
第3の実施形態では、図2のSEND機能指示メール作成・送信フロー(S201)、及びデータ送信実行フロー(S202)の詳細な内容が上記実施形態と異なっており、以下その内容に関して、詳細に説明する。
図20は、第3の実施の形態における、SEND機能指示メール作成・送信フローでの処理のイメージを示す図である。ここでの処理は、作業者・AがPC・A 130でSEND機能指示メールを作成し、MFP・A 100に送る処理と、MFP・A 100がSEND機能指示メールを受信し、作業者・Aに確認番号と送信されたメールの設定内容を返送する処理とに大別される。また、後述するが、本実施形態では、作業者・Aが確認の結果に応じて、SEND機能指示メールをキャンセルすることも出来る。
図22のフローチャートを参照して、第3の実施の形態におけるS201のSEND機能指示メール作成・送信フローについて詳細に説明する。
まず、作業者・Aは自分が通常使用しているPC・Aにインストールされているメールソフトを使用して、SEND機能指示メールを作成する(S2201)。
SEND機能指示メールは、MFP・Aがそのメールを受け取った時に、SEND機能指示メールであることが認識でき、また、メールの内容からMFP・Aが各種設定を行えるように、予め決められたフォーマットによって作成される。
第3の実施の形態におけるSEND機能指示メールの内容も、図6に示した第1の実施の形態と同様なものとする。よって、ここでの詳細な説明は省略する。
SEND機能指示メールを作成したら、作業者・AはPC・A 130からMFP・A 100にSEND機能指示メールを送信する(S2202)。
PC・A 130からLAN120上に出力されたSEND機能指示メールは、LAN120上に接続されているMFP・A 100によって受信される(S2203)。
その後、MFP・A 100は、受信したメールの件名を認識し「send−」のキーワードがあるかどうかを確認する(S2204)。
MFP・A 100が受信したメールの件名に「send−」のキーワードが含まれていないと判定した場合(S2205で「No」の場合)は、送られてきたメールがSEND機能指示メールでないと認識する。そして、通常のメールとして所定のメモリに格納しておく(S2206)。
一方、MFP・A 100が受信したメールの件名に「send−」のキーワードが含まれていると判定した場合(S2205で「Yes」の場合)は、送られてきたメールがSEND機能指示メールであると認識する(S2207)。
MFP・A 100が受信したメールをSEND機能指示メールであると認識した場合、SEND機能指示メールのヘッダ内の差出人(From)の欄に記載されたアドレスから、差出人を作業者・Aであると認識する(S2208)。
続いてMFP・A 100は、送られてきたSEND機能指示メールの内容からSEND機能実行時にどのような設定を行うかを認識する(S2209)。
そして、MFP・A100は、SEND機能指示メールの差出人とその設定指示の内容を認識したら、そのSEND機能指示メールに対する受け取り確認番号を発行する(S2210)。
本実施の形態では、受け取り確認番号を4桁の数字とし、ここではその例として「1234」という受け取り確認番号を発行すると想定する。
そしてMFP・Aは、先に認識しているSEND機能指示メールの差出人(「作業者・A」)に対して、受け取り確認番号と、そのSEND機能指示メールから認識した設定指示内容を本文として受け取り確認メールを送信する(S2211)。
図21は、本実施形態の受け取り確認メールの例を示す図である。受け取り確認メールも、SEND機能指示メールと同様に、ヘッダ2101と、本文2102とから構成される。ヘッダ2101は、件名、送信先、及び差出人を含んでいる。件名は、SEND機能指示メールのタイトルの先頭に返信を表わす「Re:」を加えた件名とし、差出人はMFP・Aのアドレス、送信先には作業者・Aのアドレスが記載される。また、メールの本文2102には、MFP・Aが受信したSEND機能指示メールに対して発行した受け取り確認番号(1234)と、SEND機能指示メールの内容からMFP・Aが認識した設定指示の内容が記載されている。
その後MFP・A 100は、作業者・AのSEND機能指示メールを、先に発行した受け取り確認番号と対応付けて、作業者Aに対応して設けられた所定のメモリ領域に格納する(S2212)。
一方、作業者・Aは、MFP・Aから送られてくる受け取り確認メールを受信する(S2213)。そして、その本文から作業者・Aが送信したSEND機能指示メールに対する受け取り確認番号と、SEND機能指示メールによって行う設定内容を確認する(S2214)。
本実施形態では、SEND機能指示メールで送った内容とMFP・Aが認識した設定内容が異なる場合や、SEND機能指示メールで送った指示内容に誤りがあった場合などには、送信した設定をキャンセルすることができる。このため、SEND機能指示メールの設定をキャンセルする場合(S2215の「Yes」の場合)には、SEND機能指示キャンセルメールを送信し、MFP・Aに対して設定内容のキャンセルを指示する(S2216)。
図23は、本実施形態のSEND機能指示キャンセルメールの例を示す図である。SEND機能指示キャンセルメールも、ヘッダ2301と、本文2302とから構成される。件名は、SEND機能指示メールのタイトル「send−01」に、SEND機能指示キャンセルメールであることが判るようなキーワード(本実施の形態の場合「−NG」)を付加したものとする。差出人の欄には作業者・Aのアドレスを記載し、送信先にはMFP・Aのアドレスを記載する。また、本実施の形態の場合、件名のみで、どのSEND機能指示メールをキャンセルするか、MFP・A側で認識できるため、メールの本文2302には特に何も記載する必要はない。
上記の例では、件名を、SEND機能指示メールのタイトル「send−01」に、SEND機能指示キャンセルメールであることを示すキーワード「−NG」を付加した形としたが、他の件名としてもよい。例えば、SEND機能指示メールのタイトルの代わりに受け取り確認番号を記載し、「1234−NG」と言った形にしてもよい。すなわち、MFP・A側でキャンセルすべきSEND機能指示メールを特定できるような形態であれば、件名や本文の内容は自由に取り決めておいてかまわない。
MFP・AはSEND機能指示キャンセルメールを受信すると、その件名や本文の内容から、どのSEND機能指示メールに対するキャンセルの指示なのかを認識し、メモリ内に格納されている、対応する登録内容をクリアする(S2217)。
また、作業者・Aが確認番号と、SEND機能指示メールによって行う設定内容を確認し、正しいと判断した場合(S2215で「No」の場合)には、データ送信実行フロー(S202)へと進む(S2218)。
以上がSEND機能指示メール作成・送信フロー(S201)の詳細な処理である。
次に、S202のデータ送信実行フローについて説明する。第3の実施の形態におけるデータ送信実行フローも、第1の実施の形態と同様である。すなわち、ここでの処理のイメージは、図7に示すようなものであり、作業者・AがMFP・A 100を操作して、送信したい原稿を読み取った後に、送信を実施する。ただし、第1の実施形態と異なり、本実施形態では確認番号を入力することで、認証作業が不要となる。
図24のフローチャートを参照して、本実施形態のデータ送信実行フロー(S202)について詳細に説明する。
作業者・AはMFP・Aから送信されてくる受け取り確認メールの内容を確認した後に、原稿を持ってMFP・Aに行き、動作モードを選択する(S2401)。
図25は、この状態における操作部108を示す図である。図示されたように、表示部391には、コピーモード(Copy)、SENDモード(Send)、及びプリントモード(Print)の3つの動作モードが示されている。コピーモードは、紙原稿のコピーを行うためコピー機能を実行する動作モードである。SENDモードは、紙原稿を読み取り、画像データとしてメールに添付して送信を行うSEBD機能を実行する動作モードである。また、プリントモードは、画像蓄積部に格納された画像データや、ネットワーク上のPC等から送られてきた画像データのプリントアウトを行うプリント機能を実行する動作モードである。これら3つの動作モードから、カーソル移動キー3922又は動作モード設定キー3923によって動作モードを選択し、スタートキー3925を押下することで対応する機能が実行される。
動作モードの選択で、SEND機能を使用しないとして、他のモードの選択が行われた場合(S2402の「No」の場合)、SEND機能以外の機能を実行すべく通常動作を行う(S2403)。
動作モードの選択で、SEDNモードが選択された場合(S2402の「Yes」の場合)、MFP・A 100は、既に受信したSEND機能指示メールを使用してSEND機能を実行するかどうかを問い合わせる(S2404)。図26は、この状態における操作部108を示す図であり、表示部391には、SEND機能指示メールを「使用する」又は「使用しない」を選択するための表示が行われている。作業者・Aはいずれかを、カーソル移動キー3922によって選択し、スタートキー3925を押すことで選択が確定される。
作業者・AがSEND機能指示メールを「使用しない」を選択した場合(S2404の「No」の場合)、受信したSEND機能指示メールは参照せず、通常のSEND機能の動作を実行する(S2405)。
作業者・AがSEND機能指示メールを「使用する」を選択した場合(S2404の「Yes」の場合)、MFP・Aは、SEND機能指示メールに対して送信した受け取り確認番号の入力待ち状態となる(S2406)。図27は、この状態の操作部108を示す図である。作業者・Aは、テンキー3921を使用して実行すべきSEND機能指示メールに対応して受信した確認番号を入力する(S2407)。図28は、確認番号(1234)を入力した状態を示しており、ここでスタートキー3925を押すことで、MFP・Aに確認番号が認識される。
MFP・Aは、確認番号に基づいてメモリ内に保持されている作業者・Aの送ったSEND機能指示メールを選択する(S2408)。そして、そこにかかれている本文の認識キーワード及び、設定内容から、SEND機能を実行する為の各種画像処理の設定や送信先メールアドレス、送信時のメールの本文の内容等を認識し(S2409)、その内容に従って設定を行う(S2410)。
MFP・Aでの設定が終了したら、操作部108の表示部391には、図11に示すように設定内容が表示され、作業者は設定された内容を確認する(S2411)。図11の(b)に示すように、本実施の形態では表示部391に設定情報を全て表示することができない為、カーソルキー3922によって上下にスクロールしたり、何枚かのページに分けて表示を行うような方法で、設定内容の確認を行う。
作業者・Aは設定内容を確認した後、そのままの設定でSEND機能を実行するか、設定内容を修正するかを判断し、カーソルキー3922及びスタートキー3925を操作して「実行」もしくは「修正」を選択する(S2412)。
作業者・Aが、「修正」を選択した場合は、MFP・Aの操作部108によって、各設定項目を修正し(S2413)、その後SEND機能を実行する(S2414)。
作業者・Aが、「実行」を選択した場合は、操作部108の表示部391には図12のような表示が行われ、作業者・Aは、原稿をMFP・Aのスキャナ部101にセットし、スタートキー3925を押すことによって、SEND機能を実行する(S2414)。
作業者・Aが図6に示したようなSEND機能指示メールを送信し、実行した場合のイメージは、第1の実施形態に関して説明した図13と同様であり、ここでは説明を省略する。
以上のように本発明の第3実施の形態では、MFPがSEND機能指示メールを受け取った際に、受け取ったSEND機能指示メールに対して確認番号を発行し、受け取ったSEND機能指示メールから認識した内容と共に、作業者にメールで返信する。
このようにMFPから作業者に対して、確認のためのメールが送られてくるので、作業者は、SEND機能指示メールがMFPに受信されたこと、また希望した設定がMFPに正しく認識されたことを確認した上で、実際のSEND機能を実行することが出来る。
また、本実施形態では、SEND機能実行の際に、IDカード等を用いた作業者の認証を必要とせずに、確認番号を入力するだけでよい。確認番号の入力によって、作業者の確認と、実行すべきSEND機能指示メールの選択が同時に行えるため、第1及び第2の実施の形態以上に、作業者への負担を軽減することができる。
(第4の実施の形態)
上記第1から第3の実施の形態では、MFPによって読み取った画像データを、メールに添付して送信する場合について説明した。
しかしながら、上述のように、本発明に係るMFPでは、読み取った画像データだけでなく、画像蓄積部に格納された画像データをメールの添付ファイルとして送信する機能も備えている。
そこで、第4の実施の形態では、MFPが、画像蓄積部にある画像データをメールの添付ファイルとして送信する際に、SEND機能指示メールを用いる場合について説明する。
第4の実施の形態においても、画像処理システムの構成は第1の実施の形態と同様に、図1に示すような構成であり、各ブロックの説明や各動作時の画像データの流れに関しては、詳細な説明は省略する。
また、第4の実施の形態における図1に示す画像処理システムでSEND機能を使用するときの基本的な動作に関するフローチャートは、図2と同様である。すなわち、SEND機能指示メール作成・送信フロー(S201)と、データ送信実行フロー(S202)の2つのフローに大別される。
第4実施の形態におけるSEND機能指示メール作成・送信フロー(S201)は、第1の実施の形態と同様であるので、詳細な説明は省略する。
第4実施の形態では、データ送信実行フロー(S202)の詳細な内容が上記実施形態と異なっており、以下その内容に関して、詳細に説明する。
図29のフローチャートを参照して、本実施形態のデータ送信実行フロー(S202)について詳細に説明する。
作業者・AはSEND機能指示メールMFP・Aを送った後に、MFP・Aに行き、MFP・Aに対して使用者の認証を行う。本実施の形態では、図7に示すように予め作業者・Aに関する情報や、メールアドレス等のデータが登録されて個人に配布されているIDカードを使用する。作業者・Aは自身のIDカードをMFP・A 100の所定のスロットに差し込み、IDカード内の情報をMFP・A 100に読み込ませることによって使用者の認証が行われる。
ログインを行うと、MFP・AはIDカード内に登録されているユーザ名やメールアドレスから使用者が作業者・Aであることを認識する(S2901)。
その後、作業者・Aの送ったSEND機能指示メールがメモリ内の作業者・Aに対応して設けられたメモリ領域に格納されているかどうかを確認する(S2902)。
作業者・Aの送ったSEND機能指示メールがメモリ内に格納されていない場合は、通常の動作設定を待つ状態となる(S2903)。この場合、操作部108の表示部391には図8に示すような表示が行われる。
作業者・Aの送ったSEND機能指示メールがメモリ内に保持されている場合は、図9のように操作部108の表示部391に表示され、格納されているSEND機能指示メールがあることを作業者・Aに通知する(S2904)。同時にSEND機能指示メールの内容を実行するか否かの問い合わせを行う(S2905)。
作業者・Aがカーソル移動キー3922の操作に応じて「実行する」又は「実行しない」のいずれかがハイライト表示され、スタートキー3925を押すことで選択が確定される。「実行しない」を選択した場合には、操作部108の表示部391には図8のような表示が行われ、通常の動作設定を待つ状態となる(S2903)。
作業者・Aが「実行する」を選択した場合には、操作部108の表示部391には図10のように、作業者・Aから受信を行い、メモリ内に格納してある未実行のSEND機能指示メールの一覧が表示される(S2906)。
作業者・Aはその一覧表示から、カーソル移動キー3922とスタートキー3925を操作して、手持ちの原稿に対する作業内容を送信したSEND機能指示メールを選択する(S2907)。MFP・Aは選択されたSEND機能指示メールに記載されている本文の認識キーワード及び、設定内容から、SEND機能を実行する為の各種画像処理の設定や送信先メールアドレス、送信時のメールの本文の内容等を認識する(S2908)。そしてMFP・Aは、認識した設定に従って各種設定を行う(S2909)。
MFP・Aでの設定が終了したら、操作部108の表示部391には、図11に示すように設定内容が表示され、作業者は設定された内容を確認する(S2910)。図11の(b)に示すように、本実施の形態では表示部391に設定情報を全て表示することができない為、カーソルキー3922によって上下にスクロールしたり、何枚かのページに分けて表示を行うような方法で、設定内容の確認を行う。
作業者・Aは設定内容を確認した後、そのままの設定でSEND機能を実行するか、設定内容を修正するかを判断し、カーソルキー3922及びスタートキー3925を操作して「実行」もしくは「修正」を選択する(S2911)。
作業者・Aが、「修正」を選択した場合は、MFP・Aの操作部108によって、各設定項目を修正し(S2912)、送信画像データ選択(S2913)を行う。作業者・Aが、「実行」を選択した場合は、そのままの設定で、送信画像データ選択(S2913)を行う。
図30は、送信画像データ選択の際の操作部108の状態を示している。図示されたように、MFP・A内の画像蓄積部に格納されているフォルダやその内部のデータが表示部391にツリー状に階層表示される。作業者・Aは、カーソル移動キー3922によってメールに添付する画像データを、MFP・Aの画像蓄積部に格納されている画像ファイルから選択し、スタートキー3925を押すことで添付画像として送信を行う画像データファイルが確定される。
画像データの選択を終了すると、MPF・Aの操作部108の表示部391には、図31のような表示が行われ、ここで作業者・Aがスタートキー3925を押すことによって、SEND機能が実行される(S2914)。
以上のように本発明の第4実施の形態では、MFPが、画像蓄積部にある画像データをメールに添付して送信する際に、作業者が予め送信したSEND機能指示メールの内容に従って設定する。作業者は、画像蓄積部に格納された画像データから添付する画像データを選択してスタートボタンを押す。以降、MFPにより設定された内容に従って選択された画像データが添付されたメールが送信される。
従って、本実施形態によれば、画像蓄積部にある画像データをメールに添付して送信する際に、第1の実施形態と同様な効果が得られる。
なお、上記の説明では、画像蓄積部に格納されている画像データ(ファイル)のみを添付データとして送信可能としたが、スキャナ部から読み取った画像データと画像蓄積部に格納されている画像データのいずれかを添付データとして送信するようにしてもよい。これは例えば、SEND機能の実行を指示したときに、スキャナ部に原稿画像がセットされているか否かに応じて処理を分ければよい。すなわち、原稿画像がセットされている場合にはスキャナ部で読み取った画像データを添付し、原稿画像がセットされていない場合には、作業者に添付すべき画像データを選択させるようにすればよい。
(第5の実施の形態)
第1から第4の実施の形態では、MFPによって読み取った画像データや、MFP内の画像蓄積部に格納されているデータをメールに添付して送信する際に、作業者は自分のPCのメールソフトを使用して作成した、SEND機能指示メールを利用する。
しかしながら、本発明ではSEND機能指示メールは、必ずしもLAN上にあるPCから送信する必要はない。例えば、MFPがコンビニエンスストアなどの公共の場所に置かれている場合、SEND機能指示メールは、インターネット経由でMFPにメールの送受信が可能な、携帯電話などの携帯電話などのコンピュータ装置から送信されても良い。
そこで、第5の実施の形態では、MFPにSEND機能指示メールを送る作業者が、インターネットに接続可能でメール機能を持った携帯端末を使用してSEND機能指示メールを送り、MFPのSEND機能を使用する場合について説明する。
また、本実施形態のMFPは、第3の実施形態と同様に、SEND機能指示メールを受け取った際に、受け取ったSEND機能指示メールに対して確認番号を発行し、受け取ったSEND機能指示メールから認識した内容と共に、作業者にメールで返信する。
このようにMFPから作業者に対して、確認のためのメールが送られてくるので、作業者は、SEND機能指示メールがMFPに受信されたこと、また希望した設定がMFPに正しく認識されたことを確認した上で、実際のSEND機能を実行することが出来る。
また、本実施形態では、SEND機能実行の際に、IDカード等を用いた作業者の認証を必要とせずに、確認番号を入力するだけでよい。確認番号の入力によって、作業者の確認と、実行すべきSEND機能指示メールの選択が同時に行えるため、作業者への負担を軽減することができる。
図40は、第5の実施の形態における画像処理装置を含む画像処理システムの実施形態の基本的構成を示すブロック図である。図40において、第1の実施の形態と同様な部分は図1と同様な番号で示しており、詳細な説明は省略する。
第5の実施の形態の特徴は、インターネット上に接続されている携帯端末・A 4001がシステムに含まれ、該携帯端末・A 4001からMFP・A 100に対してSEND機能指示メールを送信することである。
携帯端末・A 4001は、無線又は有線によるネットワーク接続機能を有し、インターネット160に接続可能である。また、メール機能(を実現するソフトウエア)を内蔵する、携帯電話、PDA、あるいはモバイルコンピュータ等のコンピュータ装置である。これにより、作業者・Aは、LAN120の域外においてもMFP・A 100に対してSEND機能指示メールを送信することが可能となり、ユーザビリティが向上する。
MFP・Aの各動作時の内部の画像データの流れに関しては、第1の実施の形態と同様であるので、ここでは詳細な説明は省略する。
また、第5の実施の形態における図40に示す画像処理システムでSEND機能を使用するときの基本的な動作に関するフローチャートは、図2と同様である。すなわち、SEND機能指示メール作成・送信フロー(S201)と、データ送信実行フロー(S202)の2つのフローに大別される。
第5の実施の形態における特徴は、図2のSEND機能指示メール作成・送信フロー(S201)を、作業者Aが携帯端末・Aを用いて行う点である。それ以外は基本的に第3の実施形態と同様であるので、ここでは第3の実施形態と異なる点を中心に説明する。
第5の実施の形態における、SEND機能指示メール作成・送信フローでの処理のイメージは、図20と同様である。ただし、作業者・AはSEND機能指示メールの作成及び送信に、PC・A 130の代わりに携帯端末・A 4001を使用する。
第35実施の形態におけるS201のSEND機能指示メール作成・送信フローの詳細は、図22のフローチャートと同様である。ただし、作業者・AはSEND機能指示メールの作成及び送信(S2201、S2202)に、PC・A 130の代わりに携帯端末・A 4001を使用する。また、MFP・Aからの確認メールも携帯端末・A 4001に送信され(S2211)、作業者・Aは確認メールの受信や内容の確認を携帯端末・A 4001で行う(S2213、S2214)。更に、SEND機能指示キャンセルメールの送信も携帯端末・A 4001から行う(S2216)。
第5の実施の形態におけるSEND機能指示メールの内容は、図6に関して説明した第1の実施の形態と同様であるが、ヘッダ601及び本文602において、差出人(From)のアドレスが携帯端末・A 4001のアドレスとなる。また、受け取り確認メールの内容は、第3の実施形態に関して説明した図21と同様であるが、ヘッダ2101の送信先(To)と、本文2102の差出人(From)のアドレスが携帯端末・A 4001のアドレスとなる。更に、SEND機能指示キャンセルメールの内容は、第3の実施形態に関して説明した図23と同様であるが、ヘッダ2301の差出人(From)のアドレスが携帯端末・A 4001のアドレスとなる。
第5の実施の形態におけるデータ送信実行フローは、第3の実施の形態とほぼ同様になる。ここでの処理のイメージは、図7に示すようなものであるが、本実施形態では確認番号を入力することで、認証作業が不要となる。
データ送信実行フロー(S202)の詳細な内容は、図24に示した第3の実施形態と同様であるので説明を省略する。
作業者・AがSEND機能指示メールを送信し、実行した場合のイメージは、第1の実施形態に関して説明した図13と同様であるが、MFP・Aから送信されるメールの差出人のメールアドレスが、携帯端末・A 4001のメールアドレスとなる。
以上説明したように第5の実施の形態では、MFPへのSEND機能指示メールの作成及び送信が携帯端末を使用して行われ、MFPからの確認メールも携帯端末で受信する。更に、SEND機能指示キャンセルメールも携帯端末から送信する。
従って、第3の実施形態の効果に加え、作業者がどこにいてもSEND機能を効率的に利用することが出来るという効果が得られる。
(他の実施形態)
以上説明した実施形態は単独で実施しても良いし、いくつかの実施形態を組み合わせて実施しても良い。また、本発明は複数の機器から構成される画像処理システムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる画像処理装置に適用しても良い。
上記実施形態においては、本発明に係る画像処理装置としてMFPを例にあげて説明したが、少なくとも原稿画像を読み取るスキャナ部を有し、読み取った画像データを電子メールに添付して送信することが可能な画像処理装置であれば、本発明を適用できる。
これに関して、上記実施形態で例示した添付する画像の各種モード設定は、SEND機能指示メールで設定する必要は必ずしも無く、オプションとしてもよい。本文中のコメントについても同様である。
また、上記実施形態では、作業者・AがPC・Aを利用する場合と携帯端末を利用する場合とで、異なるアドレスを使用したが、Web上でのメールサービス(Webメール)等を利用して、使用する装置に関わらず同じアドレスを使用してもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムを読み出して実行することによっても達成され得る。具体的には、上記実施形態で説明したフローチャートに対応したプログラムである。その場合、プログラムの機能を有していれば、形態は、プログラムである必要はない。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の範囲には、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、様々なものが使用できる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などである。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページからハードディスク等の記憶媒体にダウンロードすることによっても供給できる。その場合、ダウンロードされるのは、本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルであってもよい。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明の範囲に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布する形態としても良い。その場合、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムが実行可能な形式でコンピュータにインストールされるようにする。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される形態以外の形態でも実現可能である。例えば、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれるようにしてもよい。この場合、その後で、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
本発明に係る画像処理装置を含む画像処理システムの第1の実施形態の基本的構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の画像処理システムで、付加機能を利用してSEND機能を使用するときのフローチャートである。 第1の実施形態におけるSEND機能指示メール作成・送信フローの詳細な処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるデータ送信実行フローの詳細な処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるSEND機能指示メール作成・送信フローにおける処理のイメージを示す図である。 第1の実施形態における作業者・Aが作成するSEND機能指示メールのフォーマット例を示す図である。 第1の実施形態におけるデータ送信実行フローにおける処理のイメージを示す図である。 第1の実施形態における通常の動作設定を待つ状態の操作部の表示を示す図である。 第1の実施形態におけるSEND機能指示メールがメモリ内に保持されている場合の操作部の表示を示す図である。 第1の実施形態におけるSEND機能指示メールの一覧表示の例を示す図である。 第1の実施形態におけるSEND機能指示メールの設定内容の表示例を示す図である。 第1の実施形態におけるSEND機能の実行を指示した際の表示の例を示す図である。 第1の実施形態におけるSEND機能指示メールを送信し、実行した場合のイメージを示す図である。 第2の実施形態におけるSEND機能指示メール作成・送信フローの詳細な処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるSEND機能指示メール作成用のツールを立ち上げたときの設定入力画面の例を示した図である。 図15に示したフォーマットに従って、必要事項を記入した例を示した図である。 第2の実施形態におけるSEND機能指示メール作成ツールでの設定確認画面の例を示す図である。 図17の確認画面で「送信する」ボタンを押した際に作成されるSEND機能指示メールを示す図である。 第2の実施形態におけるSEND機能指示メールの一覧表示の例を示す図である。 第3の実施形態におけるSEND機能指示メール作成・送信フローでの処理のイメージを示す図である。 第3の実施形態における受け取り確認メールの例を示す図である。 第3の実施形態におけるSEND機能指示メール作成・送信フローの詳細な処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態におけるSEND機能指示キャンセルメールの例を示す図である。 第3の実施形態におけるデータ送信実行フローの詳細な処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態における通常の動作設定を待つ状態の操作部の表示を示す図である。 第3の実施形態におけるSEND機能指示メールがメモリ内に保持されている場合の操作部の表示を示す図である。 第3の実施形態における受け取り確認番号の入力待ち状態での操作部の表示の例を示す図である。 図27の状態から確認番号を入力した状態での操作部の表示の例を示す図である。 第4の実施形態におけるデータ送信実行フローの詳細な処理を示すフローチャートである。 第4の実施形態における送信画像データ選択の際の操作部の表示の例を示す図である。 図30の状態から画像データを選択した後の操作部の表示の例を示す図である。 通常のコピー動作を行う場合のスキャンからプリントまでのMFP・A内の画像データの流れを示す図である。 スキャナ部で読み取った画像データを、画像蓄積部に格納する動作を行う場合の画像データの流れを示す図である。 画像蓄積部内に格納されているカラー圧縮済画像データのプリントアウトを行う場合の画像データの流れを示す図である。 スキャナ部で読み取った画像データを、電子メールに添付画像として添付し、送信する動作(SEND機能)を行う場合の画像データの流れを示す図である。 画像蓄積部に格納されている画像をSEND機能で送信する際の画像データの流れを示す図である。 図1における画像処理部102の詳細な構成を示したブロック図である。 図1における圧縮伸張処理部105の詳細な構成を示したブロック図である。 図1における操作部108を示した図である 第5の実施の形態における画像処理装置を含む画像処理システムの実施形態の基本的構成を示すブロック図である。

Claims (26)

  1. 原稿画像を読み取るスキャナ部と、ネットワークを介してデータの送受信を行う外部インタフェース部と、情報を表示すると共にユーザが指示や入力を行う操作部と、を含み、画像データを電子メールに添付して送信する機能を有する画像処理装置であって、
    前記機能に関する設定情報を所定のフォーマットで記載した機能指示メールを前記外部インタフェース部で受信したときに、該機能指示メールを差出人毎に格納する記憶手段と、
    ユーザが前記操作部を操作して前記記憶手段に格納された機能指示メールを選択して前記機能の実行を指示したときに、該機能指示メールに記載された設定情報に従って、前記スキャナ部で読み取った画像データを電子メールに添付して送信する送信実行手段と、を備えていることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記設定情報は、送信先のメールアドレスを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 画像データに対して各種画像処理を施す画像処理手段を更に備えており、
    前記設定情報は、添付する画像データのフォーマットを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記所定のフォーマットは、設定情報の項目を認識するためのキーワードと、設定情報との対からなることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記所定のフォーマットは、該機能指示メールを識別するための情報を含むヘッダと、前記画像データを添付した電子メールに記載される内容を含む本文と、からなることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記スキャナ部で読み取った画像データ及び前記外部インタフェースで受信した画像データを格納する画像蓄積部を更に備え、
    前記送信実行手段は、ユーザが前記操作部を操作して前記記憶手段に格納された機能指示メールを選択して前記機能の実行を指示し、かつ前記画像蓄積部に格納された画像データを選択したときに、該機能指示メールに記載された設定情報に従って、前記選択された画像データを電子メールに添付して送信することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. ユーザを認証するための認証手段と、
    ユーザが前記認証手段によって認証を行ったときに、前記記憶手段に格納された当該ユーザが差出人の機能指示メールの一覧を前記操作部に表示する一覧表示手段と、を更に備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記機能指示メールを受信したときに、該機能指示メールに対応する確認番号を含む確認メールを返送する返信手段を更に備え、
    ユーザが前記操作部から前記確認番号を入力したときに、前記記憶手段に格納された当該確認情報に対応した機能指示メールを選択する選択手段と、を更に備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記確認メールは、前記確認番号と、前記画像処理装置によって認識された受信した機能指示メールによる設定情報とを含むことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記記憶手段に格納された機能指示メールを特定する情報を含み、該機能指示メールの設定をキャンセルすることを示すキャンセルメールを前記外部インタフェース部で受信したときに、該機能指示メールを前記記憶手段から削除するキャンセル手段を更に備えることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 原稿画像を読み取るスキャナ部、ネットワークを介してデータの送受信を行う外部インタフェース部、及び情報を表示すると共にユーザが指示や入力を行う操作部を含み、画像データを電子メールに添付して送信する機能を有する画像処理装置と、
    前記画像処理装置と電子メールの送受信が可能なコンピュータ装置と、を含む画像処理システムであって、
    前記コンピュータ装置は、
    前記機能に関する設定情報を所定のフォーマットで記載した機能指示メールを作成するための作成ツールを利用可能であり、
    前記画像処理装置は、
    前記コンピュータ装置から送信された機能指示メールを前記外部インタフェース部で受信したときに、該機能指示メールを差出人毎に格納する記憶手段と、
    ユーザが前記操作部を操作して前記記憶手段に格納された機能指示メールを選択して前記機能の実行を指示したときに、該機能指示メールに記載された設定情報に従って、前記スキャナ部で読み取った画像データを電子メールに添付して送信する送信実行手段と、を備えていることを特徴とする画像処理システム。
  12. 前記作成ツールは、前記コンピュータ装置にインストールされたソフトウエアによって実現されることを特徴とする請求項11に記載の画像処理システム。
  13. 前記作成ツールは、ネットワーク上の所定のサイトからダウンロードされたフォーマット情報を含むことを特徴とする請求項11に記載の画像処理システム。
  14. 前記画像処理装置と、前記コンピュータ装置とがLANで接続されていることを特徴とする請求項11から13のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  15. 原稿画像を読み取るスキャナ部と、ネットワークを介してデータの送受信を行う外部インタフェース部と、情報を表示すると共にユーザが指示や入力を行う操作部と、を含み、画像データを電子メールに添付して送信する機能を有する画像処理装置の制御方法であって、
    前記機能に関する設定情報を所定のフォーマットで記載した機能指示メールを前記外部インタフェース部で受信する受信工程と、
    受信した機能指示メールを差出人毎に記憶手段に格納する記憶工程と、
    ユーザが前記操作部を操作して前記記憶手段に格納された機能指示メールを選択して前記機能の実行を指示したときに、該機能指示メールに記載された設定情報に従って、前記スキャナ部で読み取った画像データを電子メールに添付して送信する送信実行工程と、を備えていることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  16. 前記設定情報は、送信先のメールアドレスを含むことを特徴とする請求項15に記載の画像処理装置の制御方法。
  17. 前記画像処理装置は、画像データに対して各種画像処理を施す画像処理手段を更に備えており、
    前記設定情報は、添付する画像データのフォーマットを含むことを特徴とする請求項15又は16に記載の画像処理装置の制御方法。
  18. 前記所定のフォーマットは、設定情報の項目を認識するためのキーワードと、設定情報との対からなることを特徴とする請求項15から17のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
  19. 前記所定のフォーマットは、該機能指示メールを識別するための情報を含むヘッダと、前記画像データを添付した電子メールに記載される内容を含む本文と、からなることを特徴とする請求項18に記載の画像処理装置の制御方法。
  20. 前記画像処理装置は、前記スキャナ部で読み取った画像データ及び前記外部インタフェースで受信した画像データを格納する画像蓄積部を更に備え、
    前記送信実行工程において、ユーザが前記操作部を操作して前記記憶手段に格納された機能指示メールを選択して前記機能の実行を指示し、かつ前記画像蓄積部に格納された画像データを選択したときに、該機能指示メールに記載された設定情報に従って、前記選択された画像データを電子メールに添付して送信することを特徴とする請求項15から19のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
  21. 前記画像処理装置は、ユーザを認証するための認証手段を更に備え、
    ユーザが前記認証手段によって認証を行ったときに、前記記憶手段に格納された当該ユーザが差出人の機能指示メールの一覧を前記操作部に表示する一覧表示工程と、を更に備えることを特徴とする請求項15から20のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
  22. 前記機能指示メールを受信したときに、該機能指示メールに対応する確認番号を含む確認メールを返送する返信工程と、
    ユーザが前記操作部から前記確認番号を入力したときに、前記記憶手段に格納された当該確認情報に対応した機能指示メールを選択する選択工程と、を更に備えることを特徴とする請求項15から20のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
  23. 前記確認メールは、前記確認番号と、前記画像処理装置によって認識された、受信した機能指示メールによる設定情報とを含むことを特徴とする請求項22に記載の画像処理装置の制御方法。
  24. 前記記憶手段に格納された機能指示メールを特定する情報を含み、該機能指示メールの設定をキャンセルすることを示すキャンセルメールを前記外部インタフェース部で受信したときに、該機能指示メールを前記記憶手段から削除するキャンセル工程を更に備えることを特徴とする請求項15から23のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
  25. 請求項15から24のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法をコンピュータ装置に実施させるコンピュータプログラム。
  26. 請求項25に記載のコンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体。
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