JP2007059637A - 電界効果型トランジスタ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電界効果型トランジスタ及びその製造方法に関し、容量の増加を招かず、ゲート−ドレイン間に低抵抗な微細な電界緩和用電極を設ける。
【解決手段】 ゲート−ドレイン間に金属的性質を示すカーボンナノチューブからなる電界緩和用電極8を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は電界効果型トランジスタ及びその製造方法に関するものであり、特に、小型の高周波用電界効果型トランジスタにおける耐圧向上のための電界緩和用電極の構成に特徴のある電界効果型トランジスタ及びその製造方法に関するものである。
トランジスタの高周波回路応用を考えた場合、当然トランジスタには高速動作が要求されるが、同時にパワーアンプなどの場合のように耐圧を要求される場合も少なくなく、電界効果型トランジスタにおいては、高速性と耐圧とはトレードオフの関係にある。
高速性を向上させるために通常はソース−ドレイン間距離をできるだけ短縮するが、これは反面、ゲート−ドレイン間の電界増加を招き、耐圧は低下することになるのでこの事情を図8を参照して説明する。
図8参照
図8の上段図はカーボンナノチューブFETの概略的斜視図であり、中段図はチャネル長方向に沿った断面図であり、また、下段図はゲート−ドレイン間の電界分布図である。 このようなカーボンナノチューブFETにおいては、中段図及び下段図に示すように、通常はゲート−ドレイン間の電界はゲート電極66の端部に集中し、この部分で耐圧が決まる。
このようなゲート−ドレイン間の電界を緩和する手段としては、ゲート−ドレイン間に電界緩和用の電極を設け、これにゲートと同電位の電圧を印加する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
図9参照
図9の上段図は電界緩和用電極を設けた高耐圧型カーボンナノチューブFETの概略的斜視図であり、中段図はチャネル長方向に沿った断面図であり、また、下段図はゲート−ドレイン間の電界分布図である。
中段図及び下段図に示すように、電界緩和用電極67を設けることによって、破線で示す電界分布から実線で示す電界分布へと変化しゲート−ドレイン間の電界は緩和されるので、耐圧が向上することになる。
なお、トランジスタの小型化或いは高速化等のために、ゲート電極を金属性カーボンナノチューブで構成したり(例えば、特許文献2参照)、或いは、チャネルを半導体性カーボンナノチューブで構成すること(例えば、特許文献3参照)も提案されている。
特開2001−237250号公報 特開2003−109974号公報 特開2005−116618号公報
しかし、新たに第二のゲート電極とも言える電界緩和用電極を設けた場合には、電極間容量Cgs,Cgdが増加し、高速性を損ねてしまうという問題がある。
また、高速用途のFETはもともとゲート−ドレイン間距離がサブミクロンオーダーであるため、ゲート−ドレイン間に新たに電界緩和用電極を形成することは製造技術上困難であるという問題もある。
また、仮に、サブミクロンオーダーのゲート−ドレイン間に電界緩和用電極を設けた場合には、電界緩和用電極の幅は非常に細いものになるため、必然的に高抵抗にならざるを得ないという問題がある。
したがって、本発明は、容量の増加を招かず、ゲート−ドレイン間に低抵抗な微細な電界緩和用電極を設けることを目的とする。
図1は本発明の原理的構成図であり、ここで図1を参照して、本発明における課題を解決するための手段を説明する。
図1参照
上記課題を解決するために、本発明は、電界効果型トランジスタにおいて、ゲート−ドレイン間に金属的性質を示すカーボンナノチューブからなる電界緩和用電極8を設けたことを特徴とする。
カーボンナノチューブの径は10nm程度と非常に細いので、サブミクロンオーダーのゲート−ドレイン間に容易に設けることができるとともに、カーボンナノチューブ−チャネル間の容量増加をほとんど招かないため、ソース−ドレイン間距離短縮による高速化、カーボンナノチューブ電極による電界緩和・高耐圧化を同時に実現することができる。
例えば、トランジスタの高速性の指標である電流利得遮断周波数fT は、
T 〜gm /{2π(Cgs+Cgd)}
であるので、電界緩和用電極8に起因するCgs,Cgdが小さくなることによって電流利得遮断周波数fT の低下を招かずに耐圧を向上させることが出来る。
また、カーボンナノチューブは長軸方向に非常に低抵抗であるので、電界緩和用電極8の低抵抗化が可能になり、それによって、面内で均一な電界緩和を実現することができる。
この場合、ゲート電極6も金属的性質を示すカーボンナノチューブで構成することが望ましく、それによって、微細構造トランジスタのゲート電極6を低抵抗にすることができ、デバイスの高利得化、低雑音化が可能になる。
また、ゲート電極6と電界緩和用電極8の少なくとも一方を、基板1とチャネル4との間に埋め込んで埋込構造としても良いものである。
このような、金属的性質を示すカーボンナノチューブの成長起点としては、Ta膜上にFe膜を設けたFe/Ta積層薄膜7が望ましく、製造条件に依存せずに金属的性質を示すカーボンナノチューブを再現性良く形成することが可能になる。
また、チャネル4を半導体的性質を示すカーボンナノチューブで構成しても良いものであり、それによって、トランジスタの動作速度をより向上することが可能になる。
この場合、半導体的性質を示すカーボンナノチューブの成長起点としては、Al層上にFe膜を設けたFe/Al積層薄膜が望ましく、製造条件に依存せずに半導体的性質を示すカーボンナノチューブを再現性良く形成することが可能になる。
或いは、チャネル4を単結晶半導体で構成しても良く、それによって、製造技術が確立された化合物半導体FETのゲート−ドレイン間距離を1μm以下にした場合にも、再現性良く電界緩和用電極8を形成することが可能になる
上述の電界効果型トランジスタを製造する場合には、絶縁性の基板1上にAl層上にFe膜を設けたFe/Al積層薄膜からなる触媒作用を有する第1の電極2を設けるとともに、第1の電極2に間隔を隔てて対向する触媒作用を有さない第2の電極3を設け、第1の電極2を成長起点として第2の電極3に達する半導体的性質を示すカーボンナノチューブを成長させてチャネル4とし、次いで、チャネル4上にゲート絶縁膜5を堆積したのちゲート絶縁膜5上にゲート電極6を形成し、次いで、第1の電極2或いは第2の電極3のうちのドレイン電極となる一方の電極とゲート電極6との間の端部にTa膜上にFe膜を設けたFe/Ta積層薄膜7を設け、Fe/Ta積層薄膜7を成長起点としてチャネル4幅方向に延在する金属的性質を示すカーボンナノチューブを成長させて電界緩和用電極8を形成すれば良い。
この場合、ゲート電極6の形成工程において、チャネル端部にTa膜上にFe膜を設けたゲート電極成長用のFe/Ta積層薄膜を設け、電界緩和用電極8の形成工程と同時にゲート電極成長用のFe/Ta積層薄膜を成長起点としてチャネル幅方向に延在する金属的性質を示すカーボンナノチューブを成長させてゲート電極6としても良いものであり、それによって、製造工程を簡素化することができる。
本発明では、電界緩和用電極として金属的性質を示すカーボンナノチューブを用いることによって、高速化及び高耐圧を両立することができる。
本発明は、絶縁性基板上にAl層上にFe膜を設けたFe/Al積層薄膜からなる触媒電極を設けるとともに、触媒電極に間隔を隔てて対向する非触媒電極を設け、成長方向に直流電界を印加した状態でFe膜を成長起点として非触媒電極に達する半導体的性質を示す単層カーボンナノチューブを成長させてチャネルとし、次いで、チャネル上にゲート絶縁膜を堆積したのちゲート絶縁膜上にゲート電極を形成し、次いで、触媒電極或いは非触媒電極のうちのドレイン電極となる一方の電極とゲート電極との間の端部にTa膜上にFe膜を設けたFe/Ta積層薄膜を設け、成長方向に直流電界を印加した状態でFe/Ta積層薄膜を成長起点としてチャネル幅方向に延在する金属的性質を示す多層カーボンナノチューブを成長させて電界緩和用電極を形成するものである。
ここで、図2乃至図4を参照して、本発明の実施例1のカーボンナノチューブFETの製造工程を説明する。
図2参照
まず、サファイア基板11上に、レジストパターンをマスクとしてスパッタ法により厚さが、例えば、5nmのAl膜13及び厚さが、例えば、1nmの触媒作用を有するFe膜14を順次堆積させたのちレジストパターンを除去することによってソース電極12とする。
次いで、再び、レジストパターンをマスクとしてスパッタ法により厚さが、例えば、6nmのAl膜をソース電極12と例えば5μmの間隙をあけて対向するように堆積させたのちレジストパターンを除去することによってドレイン電極15とする。
図3参照
次いで、プラズマCVD法を用いて、プロセスガスとしてアセチレンガスを用いるとともに、キャリアガスとしてArガスもしくは水素ガスを用い、ソース電極12−ドレイン電極15間に直流電界を印加した状態で、例えば、100Paの圧力において、600℃の成長温度で、RFパワーを印加することによってカーボンナノチューブ16を形成する。
この場合、図示は省略しているが、実際には、ソース電極12の上面全体からドレイン電極15に向かってカーボンナノチューブ16が成長している。
この時、例えば、600℃の成長温度においてソース電極12の表面を構成するFe膜14は温度の影響により粒子状になるが、この粒子の径は下地のAlとの濡れ性を反映して小径となるので、成長するカーボンナノチューブ16は半導体的性質を有する単層カーボンナノチューブとなるので、チャネルを構成することになる。
また、成長状態において、ソース電極12−ドレイン電極15間に直流電界を印加しているので、カーボンナノチューブ16はソース電極12上のFe膜14を成長起点としてドレイン電極15に向かって成長し、ドレイン電極15に充分達した時点で成長を終了する。
因に、成長時間は、例えば、40分とする。
次いで、CVD法を用いて厚さが、例えば、10nmのSiO2 膜17を堆積させてカーボンナノチューブ16の間隙を埋めるとともに、カーボンナノチューブ16上に堆積した部分をゲート絶縁膜とする。
次いで、レジストパターンをマスクとしてスパッタ法により、厚さが、例えば、10nmのTi膜19及び厚さが、例えば、100nmのPt層20を順次堆積させのちレジストパターンを除去することによってゲート電極18を形成する。
次いで、100nm×100nmの開口部を有するレジストパターンをマスクとしてスパッタ法により、厚さが、例えば、5nmのTa膜22及び厚さが、例えば、1nmの触媒作用を有するFe膜23を順次堆積させたのちレジストパターンを除去することによって成長用電極21とする。
次いで、プラズマCVD法を用いて、プロセスガスとしてアセチレンガスを用いるとともに、キャリアガスとしてArガスもしくは水素ガスを用い、ゲート電極18に沿った方向に直流電界を印加した状態で、例えば、100Paの圧力において、600℃の成長温度で、RFパワーを印加することによってカーボンナノチューブからなる電界緩和用電極24を形成することによって、本発明の実施例1のカーボンナノチューブFETの基本構造が完成する。
この時、例えば、600℃の成長温度においてソース電極12の表面を構成するFe膜14は温度の影響により粒子状になるが、この粒子の径は下地のTaとの濡れ性を反映して下地がAlの場合に比べて大きな径となるので、成長するカーボンナノチューブは金属的性質を有する直径が例えば10nm程度の多層カーボンナノチューブとなる。
また、成長状態において、ゲート電極18に沿った方向に直流電界を印加しているので、カーボンナノチューブはゲート電極18と平行方向に成長する。
図4参照
図4の上段図は本発明の実施例1のカーボンナノチューブFETの概略的斜視図であり、中段図はチャネル長方向に沿った断面図であり、また、下段図はゲート−ドレイン間の電界分布図である。
本発明の実施例1のカーボンナノチューブFETにおいては、中段図及び下段図に示すように、電界緩和用電極24によりゲート−ドレイン間の電界が緩和されて、耐圧が向上する。
また、本発明の実施例1においては、電界緩和用電極24を直径が10nm程度のカーボンナノチューブで構成しているので、電界緩和用電極−チャネル間の容量増加をほとんど招かず、ソース−ドレイン間距離短縮による高速化と電界緩和用電極24による電界緩和・高耐圧化を同時に実現できる。
また、カーボンナノチューブの直径は10nm程度と微細であることによって、ゲート−ドレイン間距離がサブミクロンオーダーの微細トランジスタ上にも電界緩和用電極を形成が容易となる。
さらに、金属的性質を有するカーボンナノチューブは、長軸方向に非常に低抵抗であるため、細い電界緩和用電極24の場合にも高抵抗に起因する信号遅延等が生ずることがない。
次に、図5を参照して、本発明の実施例2のカーボンナノチューブFETを説明するが、基本的な製造工程は上記の実施例1と同様であるので、最終的な素子構成図のみを示す。
図5参照
図5の上段図は本発明の実施例2のカーボンナノチューブFETの概略的斜視図であり、下段図はチャネル長方向に沿った断面図である。
まず、上記の実施例1と全く同様に、サファイア基板11上にAl膜13及びFe膜14からなるソース電極12を形成したのち、ソース電極12と対向するようにドレイン電極15を形成する
次いで、ソース電極12−ドレイン電極15間に半導体的性質を有するカーボンナノチューブ16を形成してチャネルとしたのち、SiO2 膜17を堆積させてカーボンナノチューブ16の間隙を埋めるとともに、カーボンナノチューブ16上に堆積した部分をゲート絶縁膜とする。
次いで、100nm×100nmの開口部及び1000nm×2000nmの開口部を有するレジストパターンをマスクとしてスパッタ法により、厚さが、例えば、5nmのTa膜22及び厚さが、例えば、1nmの触媒作用を有するFe膜23を順次堆積させたのちレジストパターンを除去することによって成長用電極21,25とする。
次いで、プラズマCVD法を用いて、プロセスガスとしてアセチレンガスを用いるとともに、キャリアガスとしてArガスもしくは水素ガスを用い、チャネル幅に沿った方向に直流電界を印加した状態で、例えば、100Paの圧力において、600℃の成長温度で、RFパワーを印加することによってカーボンナノチューブからなる電界緩和用電極24及びゲート電極26を形成することによって、本発明の実施例2のカーボンナノチューブFETの基本構造が完成する。
なお、ここでは、図示の都合上、ゲート電極26を2本のカーボンナノチューブで形成しているが、ゲート電極26を構成するカーボンナノチューブの数は任意である。
この本発明の実施例2においては、ゲート電極26も抵抗の非常に低いカーボンナノチューブで構成しているので、ゲート抵抗低減、ゲート−ドレイン容量低減、ゲート−ソース容量低減を同時に実現することでき、このカーボンナノチューブFETを増幅器に用いることによって低ノイズ化、高利得化が可能になる。
次に、図6を参照して、本発明の実施例3のカーボンナノチューブFETを説明するが、基本的な製造工程は上記の実施例1と同様であるので、最終的な素子構成図のみを示す。
図6参照
図6の上段図は本発明の実施例3のカーボンナノチューブFETの概略的斜視図であり、下段図はチャネル長方向に沿った断面図である。
まず、100nm×100nmの開口部及び1000nm×2000nmの開口部を有するレジストパターンをマスクとしてスパッタ法により、サファイア基板11上に厚さが、例えば、5nmのTa膜29及び厚さが、例えば、1nmの触媒作用を有するFe膜30を順次堆積させたのちレジストパターンを除去することによって成長用電極27,28とする。
次いで、プラズマCVD法を用いて、プロセスガスとしてアセチレンガスを用いるとともに、キャリアガスとしてArガスもしくは水素ガスを用い、チャネル幅に沿った方向に直流電界を印加した状態で、例えば、100Paの圧力において、600℃の成長温度で、RFパワーを印加することによって成長用電極27,28を成長起点として金属性カーボンナノチューブからなるゲート電極31及び電界緩和用電極32を形成する。
次いで、SiO2 膜33を堆積させてからなるゲート電極31及び電界緩和用電極32の間隙及びその周辺部を埋めるとともに、ゲート電極31上に堆積した部分をゲート絶縁膜とする。
次いで、SiO2 膜33上にAl膜35及びFe膜36からなるソース電極34を形成したのち、ソース電極34と対向するようにドレイン電極37を形成する
次いで、ソース電極34−ドレイン電極37間に半導体的性質を有するカーボンナノチューブ38を形成してチャネルとしたのち、SiO2 膜39を堆積させてカーボンナノチューブ38の間隙を埋めることによって、本発明の実施例3のカーボンナノチューブFETの基本構造が完成する。
この本発明の実施例3においては、ゲート電極及び電界緩和用電極として金属的性質を有するカーボンナノチューブを用い、且つ、チャネルとして半導体的性質を有するカーボンナノチューブを用いることによって、高耐圧の埋め込みゲート構造のFETを再現性良く構成することができる。
次に、図7を参照して、本発明の実施例4の高耐圧MESFETを説明する。
図7参照
まず、半絶縁性GaAs基板41上に、MBE法を用いてi型GaAs動作層41及びn+ 型GaAs層を順次成長させたのち、n+ 型GaAs層をパターニングすることによって、ソースコンタクト領域43及びドレインコンタクト領域44を形成する。
次いで、プラズマCVD法を用いて全面に厚さが、例えば、0.4μmのSiO2 膜45を形成したのち、ゲートコンタクト用開口部を設け、次いで、Wシリサイド層47及びAu層48を順次堆積させたのち、イオンミリングを施すことによって積層膜をパターニングしてゲート電極46を形成する。
次いで、ゲート電極46のドレインコンタクト領域44側の近傍に100nm×100nmの開口部を有するレジストパターンをマスクとしてスパッタ法により、厚さが、例えば、5nmのTa膜50及び厚さが、例えば、1nmの触媒作用を有するFe膜51を順次堆積させたのちレジストパターンを除去することによって成長用電極49とする。
次いで、プラズマCVD法を用いて、プロセスガスとしてアセチレンガスを用いるとともに、キャリアガスとしてArガスもしくは水素ガスを用い、ゲート電極46に沿った方向に直流電界を印加した状態で、例えば、100Paの圧力において、600℃の成長温度で、RFパワーを印加することによって金属的性質を有する多層カーボンナノチューブからなる電界緩和用電極52を形成することによって、本発明の実施例4の高耐圧MESFETの基本構成が完成する。
このように、電界緩和用電極として小径のカーボンナノチューブを用いることによって、単結晶半導体層をチャネルにしたMESFETにおいても高速化と高耐圧化の両立が可能になる。
以上、本発明の各実施例を説明してきたが、本発明は各実施例に記載された構成・条件等に限られるものではなく各種の変更が可能であり、例えば、カーボンナノチューブの成長に要する原料ガスはアセチレンガスに限られるものではなく、メタンやエチレン等の炭化水素ガス或いはメタノール等のアルコールガスを用いても良いものであり、成長方法についてもCVD法に限られるものではなく、アーク放電法或いはレーザアブレーション法等の他の成長方法を用いても良いものである。
また、上記の実施例においては、触媒として下地によって成長するカーボンナノチューブの導電特性を制御できるFeを用いているが、Feに限られるものではなく、Co,Ni,Pt,Rh、或いは、これらの触媒1種類以上とTi,Mo,Al,Taなど1種以上との合金を用いても良く、また、触媒の形状も薄膜に限られるものではなく、微分型静電分級器などにより直径制御された微粒子を用いても良いものであり、その場合には、金属性カーボンナノチューブと半導体性カーボンナノチューブを成長する工程でそれぞれに好適な原料ガス、成長温度、下地金属等の成長条件を採用すれば良い。
また、上記の実施例1乃至実施例3においては、基板としてサファイアを用いているが、サファイアに限られるものではなく、カーボンナノチューブの成長温度に耐えられる絶縁性基板であれば良く、例えば、パイレック(登録商標名)等の耐熱性ガラスを用いても良く、或いは、シリコン基板等の表面にSiO2 膜等の絶縁膜を設けた基板を用いても良いものである。
また、上記の実施例3においては、ゲート電極と電界緩和用電極の両方を埋込構造としているが、何方か一方のみを埋め込に構造とし、他方を表面側に設けても良いものである。
また、上記の実施例1及び実施例2においては、ゲート電極と電界緩和用電極を同じ高さに設けているが、例えば、絶縁膜のうちゲート絶縁膜となる領域を軽くエッチングして凹部を形成し、この凹部にゲート電極を設けて、パッシベーション膜となる絶縁膜の他の領域の膜厚を厚くし、ゲート電極がチャネルに与える電界と、電界緩和用電極がチャネルに与える電界の影響を異なるようにしても良いものである。
また、上記の実施例2及び実施例3においては、チャネルとゲート電極及び電界緩和用電極とを別工程で形成しているが一度の成長工程で形成しても良いものである。
この場合、チャネルを成長させるためのソース電極の下地となるAl膜と、ゲート電極及び電界緩和用電極の成長起点となる成長用電極の下地となるTa膜の厚さにカーボンナノチューブの直径程度の差を設けて各カーボンナノチューブが空間を介して交差するように成長すれば良い。
なお、この場合、カーボンナノチューブの成長方向を制御するために、成長時にソース−ドレイン間を結ぶ線に対して45°等の斜め方向から電界を印加することが望ましい。 また、カーボンナノチューブの成長後にSOG(Spin On Glass)をスピンコートして、チャネルとゲート電極及び電界緩和用電極との間にゲート絶縁膜を形成するとともに、カーボンナノチューブ間の空間を充填すれば良い。
また、実施例4においては、基本構造をGaAs等の化合物半導体としているが、化合物半導体に限られるものではなく、シリコン基板或いはシリコン基板上に設けたSiGe層を能動領域とするMOSFETにも適用されるものであり、MOSFETの場合にはゲート電極としても金属性カーボンナノチューブを採用しても良いものである。
ここで再び図1を参照して、本発明の詳細な特徴を改めて説明する。
再び、図1参照
(付記1) ゲート−ドレイン間に金属的性質を示すカーボンナノチューブからなる電界緩和用電極8を設けたことを特徴とする電界効果型トランジスタ。
(付記2) ゲート電極6が、金属的性質を示すカーボンナノチューブからなることを特徴とする付記1記載の電界効果型トランジスタ。
(付記3) 上記ゲート電極6と上記電界緩和用電極8の少なくとも一方が、基板1とチャネル4との間に埋め込まれた埋込構造であることを特徴とする付記1または2に記載の電界効果型トランジスタ。
(付記4) 上記金属的性質を示すカーボンナノチューブの成長起点として、Ta膜上にFe膜を設けたFe/Ta積層薄膜7を用いたことを特徴とする付記1乃至3のいずれか1に記載の電界効果型トランジスタ。
(付記5) チャネル4が半導体的性質を示すカーボンナノチューブからなることを特徴とする付記1乃至4のいずれか1に記載の電界効果型トランジスタ。
(付記6) 上記半導体的性質を示すカーボンナノチューブの成長起点として、Al膜上にFe膜を設けたFe/Al積層薄膜を用いたことを特徴とする付記5記載の電界効果型トランジスタ。
(付記7) チャネル4が単結晶半導体からなることを特徴とする付記1乃至4のいずれか1に記載の電界効果型トランジスタ。
(付記8) 絶縁性の基板1上にAl膜上にFe膜を設けたFe/Al積層薄膜からなる触媒作用を有する第1の電極2を設けるとともに、前記第1の電極2に間隔を隔てて対向する触媒作用を有さない第2の電極3を設け、前記第1の電極2を成長起点として前記第2の電極3に達する半導体的性質を示すカーボンナノチューブを成長させてチャネル4とする工程、前記チャネル4上にゲート絶縁膜5を堆積する工程、前記ゲート絶縁膜5上にゲート電極6を形成する工程、及び、前記第1の電極2或いは第2の電極3のうちのドレイン電極となる一方の電極と前記ゲート電極6との間の端部にTa膜上にFe膜を設けたFe/Ta積層薄膜7を設け、前記Fe/Ta積層薄膜7を成長起点としてチャネル4幅方向に延在する金属的性質を示すカーボンナノチューブを成長させて電界緩和用電極8を形成する工程を有することを特徴とする電界効果型トランジスタの製造方法。
(付記9) 上記ゲート電極6の形成工程において、チャネル4端部にTa膜上にFe膜を設けたゲート電極成長用Fe/Ta積層薄膜を設け、上記電界緩和用電極8の形成工程と同時に前記ゲート電極成長用Fe/Ta積層薄膜を成長起点としてチャネル4幅方向に延在する金属的性質を示すカーボンナノチューブを成長させてゲート電極6とすることを特徴とする付記8記載の電界効果型トランジスタの製造方法。
(付記10) 絶縁性の基板1上にAl膜上にFe膜を設けたFe/Al積層薄膜からなる触媒作用を有する第1の電極2を設けるとともに、前記第1の電極2に間隔を隔てて対向する触媒作用を有さない第2の電極3を設ける工程と、前記絶縁性の基板1上に第1の開口部と前記第1の開口部より大きな第2の開口部を有するレジストパターンをマスクとして触媒作用を有するFe/Ta積層薄膜を堆積させて前記第1の開口部に第3の電極を形成するとともに、前記第2の開口部に第4の電極を形成する工程と、前記第1の電極2を成長起点として前記第2の電極3に達する半導体的性質を示すチャネルとなるカーボンナノチューブ、前記第3の電極を成長起点としてチャネル幅方向に延在する金属的性質を示す電界緩和用電極8となるカーボンナノチューブ、及び、前記第4の電極を成長起点としてチャネル幅方向に延在する金属的性質を示すゲート電極6となるカーボンナノチューブを一度の成長で形成する工程と、前記チャネル、ゲート電極6、電界緩和用電極8上及び前記チャネルとゲート電極6間、前記チャネルと電界緩和用電極8間に絶縁膜を形成する工程を有することを特徴とする電界効果型トランジスタの製造方法。
本発明の活用例としては、高周波回路用トランジスタ及びその製造方法が典型的なものであるが、高周波回路用に限られるものではなく、また、製造方法としては、触媒となるFeの下地をAlとTaとした成長用電極を選択的に設けることによって、半導体性カーボンナノチューブと金属性カーボンナノチューブとを任意の位置に同時に成長させることも可能になる。
本発明の原理的構成の説明図である。 本発明の実施例1のカーボンナノチューブFETの途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例1のカーボンナノチューブFETの図2以降の製造工程の説明図である。 本発明の実施例1のカーボンナノチューブFETの説明図である。 本発明の実施例2のカーボンナノチューブFETの説明図である。 本発明の実施例3のカーボンナノチューブFETの説明図である。 本発明の実施例4の高耐圧MESFETの説明図である。 従来のカーボンナノチューブFETの説明図である。 従来の高耐圧型カーボンナノチューブFETの説明図である。
1 基板
2 第1の電極
3 第2の電極
4 チャネル
5 ゲート絶縁膜
6 ゲート電極
7 Fe/Ta積層薄膜
8 電界緩和用電極
11 サファイア基板
12 ソース電極
13 Al膜
14 Fe膜
15 ドレイン電極
16 カーボンナノチューブ
17 SiO2
18 ゲート電極
19 Ti膜
20 Pt層
21 成長用電極
22 Ta膜
23 Fe膜
24 電界緩和用電極
25 成長用電極
26 ゲート電極
27 成長用電極
28 成長用電極
29 Ta膜
30 Fe膜
31 ゲート電極
32 電界緩和用電極
33 SiO2
34 ソース電極
35 Al膜
36 Fe膜
37 ドレイン電極
38 カーボンナノチューブ
39 SiO2
41 半絶縁性GaAs基板
42 i型GaAs動作層
43 ソースコンタクト領域
44 ドレインコンタクト領域
45 SiO2
46 ゲート電極
47 Wシリサイド層
48 Au層
49 成長用電極
50 Ta膜
51 Fe膜
52 電界緩和用電極
61 サファイア基板
62 ソース電極
63 ドレイン電極
64 カーボンナノチューブ
65 SiO2
66 ゲート電極
67 電界緩和用電極

Claims (5)

  1. ゲート−ドレイン間に金属的性質を示すカーボンナノチューブからなる電界緩和用電極を設けたことを特徴とする電界効果型トランジスタ。
  2. ゲート電極が、金属的性質を示すカーボンナノチューブからなることを特徴とする請求項1記載の電界効果型トランジスタ。
  3. 上記ゲート電極と上記電界緩和用電極の少なくとも一方が、基板とチャネルとの間に埋め込まれた埋込構造であることを特徴とする請求項1または2に記載の電界効果型トランジスタ。
  4. チャネルが半導体的性質を示すカーボンナノチューブからなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電界効果型トランジスタ。
  5. 絶縁性の基板上にAl膜上にFe膜を設けたFe/Al積層薄膜からなる触媒作用を有する第1の電極を設けるとともに、前記第1の電極に間隔を隔てて対向する触媒作用を有さない第2の電極を設け、前記第1の電極を成長起点として前記第2の電極に達する半導体的性質を示すカーボンナノチューブを成長させてチャネルとする工程、前記チャネル上にゲート絶縁膜を堆積する工程、前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程、及び、前記第1の電極或いは第2の電極のうちのドレイン電極となる一方の電極と前記ゲート電極との間の端部にTa膜上にFe膜を設けたFe/Ta積層薄膜を設け、前記Fe/Ta積層薄膜を成長起点としてチャネル幅方向に延在する金属的性質を示すカーボンナノチューブを成長させて電界緩和用電極を形成する工程を有することを特徴とする電界効果型トランジスタの製造方法。
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