JP2007055306A - 車両用内装材及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 意匠面の形状変化が急激な成形天井において、見栄えを良好にしながら、車室内で発生した騒音の吸音性能を十分に得ることができるようにして商品性を高める。
【解決手段】 表皮材16と表側補強材11との間に不織布14を設ける。表皮材16と不織布14との間には、第1フィルム20と、該第1フィルム20の表裏両面にそれぞれ積層された第2フィルム21、22とを設ける。第1フィルム20及び第2フィルム21、22には多数の貫通孔を形成する。第1フィルム20の表側に積層した第2フィルム21を溶融させて第1フィルム20と表皮材16とを接着する。第1フィルム20の裏側に積層した第2フィルム21を溶融させて第1フィルム20と不織布14とを接着する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば自動車等の車両の室内に設けられる車両用内装材及び車両用内装材の製造方法に関する。
一般に、例えば、自動車等の車両においては、屋根を構成するルーフパネルの車室内側に成形天井が内装材として設けられている。このような車両用内装材として、例えば、特許文献1に開示されているように、発泡ポリウレタンからなる基材と布材からなる表皮材との間にガラス繊維からなる補強材を介在させ、一体成形したものが知られている。このものでは、内装材の意匠面にあたる表皮材としてトリコットが用いられており、このトリコットの裏側には、軟質ウレタンフォームがラミネートされている。このように軟質ウレタンフォームを表皮材にラミネートすることによって、トリコットやフラットニットのような薄い材料を表皮材として用いても、補強材により発生してしまう表皮材の表面の凹凸シワを無くすことができるとともに、補強材に塗布されたイソシアネート等の接着剤が表皮材に染み出すのも抑制することができる。
また、例えば、特許文献2に開示されているように、基材と表皮材との間に繊維からなる補強材を介在させた車両用内装材において、補強材に存在する接着剤が表皮材へ染み出すのを防止するために染み出し防止用フィルムを設けたものが知られている。
特開2001−301539号公報 特開2001−47544号公報
ところで、近年、車両の室内デザインが多様化してきており、例えば、サンバイザーやアシストグリップを配設する部分の形状や、天井に物品の収納部を設けるために設定した形状が、車室内へ突出するようにきつく湾曲する形状とされることがある。この場合には、内装材の形状変化が急激になる。また、車室内には、車両衝突時にサイドウインドウを覆うように展開するカーテン型のエアバッグが配設される場合がある。このカーテン型のエアバッグは、展開前の折り畳んだ状態では内装材の裏面側である車体パネル側に収容されるようになっている。このカーテン型のエアバッグを収容するための形状を内装材に設定する場合にも、同様に内装材の形状変化が急激になってしまう。
しかしながら、特許文献1のように表皮材の裏側に軟質ウレタンフォームをラミネートしたものでは、内装材を加熱成形する際、上記車室内へ突出するようにきつく湾曲する箇所を成形すると、表皮材は、成形前の平坦な状態からその湾曲箇所に沿うようにきつく湾曲することになって該湾曲箇所の内方へ向けて強く引っ張られてしまう。このように湾曲箇所の内方へ向けて強く引っ張られた表皮材により軟質ウレタンフォームが圧縮されることになる。このとき、上記のような形状変化が急激な箇所では、軟質ウレタンフォームの圧縮力を受けた箇所が極めて薄くなってしまい、補強材による凹凸シワが発生したり、接着剤が表皮材へ染み出すことがある。すなわち、補強材に塗布してある接着剤が部分的に軟質ウレタンフォームを透過して表皮材と接着して、部分的に軟質ウレタンフォームが潰れ、その結果、内装材を表面から見るとランダムに窪んだ部分が存在する、いわゆるアバタ状態になることがある。
また、特許文献2のように、補強材と表皮材との間に接着剤の染み出し防止用フィルムを設けると、車室内で発生した騒音がフィルムで反射されてしまい、内装材の吸音性能が低下してしまう。また、このようなフィルムと表皮材とを接着するホットメルトのような接着剤も必要となり、製造コストが上昇する。
すなわち、従来の内装材では、形状変化が急激な箇所がある場合に、内装材に要求される見栄えと騒音の吸音性能とを高い次元で両立させることができず、商品性が低く、しかも、製造コストの低減が困難なものであった。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、内装材に形状変化が急激な箇所があっても、補強材の繊維形状が表皮材の表面に現れないようにするとともに接着剤の染み出しを抑制して見栄えを良好にするとともに、車室内の騒音の吸音性能を十分に得ることができるようにして商品性を高め、かつ、製造コストを低減することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、車両用内装材の発明として、以下の手段を講じた。
具体的には、発泡体からなる基材と、該基材の表側に接着剤により接着された繊維からなる補強材と、該補強材の表側に配置された表皮材とが所定の成形温度で加熱成形されて一体化された車両用内装材であって、上記表皮材と上記補強材との間にはクッション材が設けられ、上記表皮材と上記クッション材との間には、溶融温度が上記成形温度よりも高い樹脂材からなるフィルムと、該フィルムの表裏両側にそれぞれ積層され溶融温度が上記成形温度以下の樹脂材からなる樹脂材層とが設けられ、上記フィルムの表側に積層した樹脂材層により上記フィルムと上記表皮材とが接着され、上記フィルムの裏側に積層した樹脂材層により上記フィルムと上記クッション材とが接着され、上記フィルム及び上記樹脂材層には、多数の貫通孔が形成されている構成とする。
この構成によれば、加熱成形時に、補強材、基材及びクッション材が接着剤により接着され、また、各樹脂材層を構成する樹脂材が溶融してフィルムと表皮材とが接着されるとともに、フィルムとクッション材とが接着される。これにより、基材、補強材、クッション材、フィルム及び表皮材が一体化する。この加熱成形時には、フィルムは溶融せず貫通孔を有する形状が残ることになる。
上記加熱成形時に、例えば車室内へ突出するようにきつく湾曲する箇所を成形すると、表皮材が湾曲箇所の内方へ向けて強く引っ張られれて、クッション材が表皮材と基材とで圧縮されることになる。このとき、表皮材と補強材との間にフィルムが介在し、かつフィルムの表裏両側の樹脂層が溶融して補強材及び表皮材にフィルムを接着するので、補強材の繊維形状が表皮材に凹凸シワとして現れるのが抑制される。しかも、表皮材と補強材との間には上記クッション材及びフィルムが配置されていて接着剤が通過し難くなっているので、接着剤の量が多少多くても、該接着剤が表皮材へ染み出すのが抑制される。これにより、表皮材の表面の荒れや、アバタの発生が抑制される。そして、上記フィルム及び樹脂材層には多数の貫通孔が形成されているので、車室内の騒音は、表皮材、フィルム及び樹脂材層を通過してクッション材及び基材によって効果的に吸収される。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、フィルムは、厚さが10μm以上50μm以下のナイロンフィルムである構成とする。
請求項3の発明では、請求項1の発明において、クッション材は、不織布である構成とする。
請求項4の発明では、請求項1の発明において、クッション材は、目付が25g/m以上100g/m以下の不織布である構成とする。
請求項5の発明では、請求項1の発明において、フィルムの面積に対する全貫通孔の開口面積の和の割合は、1%以上とされている構成とする。
請求項6の発明では、請求項1の発明において、フィルムの隣り合う貫通孔同士の離間距離は、1.0mm以上とされている構成とする。
請求項7の発明では、請求項1の発明において、フィルムの貫通孔の内径は、0.1mm以上0.5mm以下とされている構成とする。
この構成によれば、貫通孔の内径を0.1mm以上で大きめに確保することで、該貫通孔内に染み出した接着剤により該貫通孔が塞がれるようになるのを抑制して、貫通孔を開口した状態にすることが可能になる。また、貫通孔の内径を0.5mm以下としておくことで、接着剤が貫通孔から表皮材へ染み出し難くなる。
また、上記目的を達成するために、請求項8の発明では、発泡体からなる基材と、該基材の表側に配置された繊維からなる補強材と、該補強材の表側に配置された表皮材とを成形型により所定の成形温度で加熱成形して一体化するようにした車両用内装材の製造方法であって、上記基材の表側に上記補強材を配置する工程と、上記補強材の表側にクッション材を配置する工程と、樹脂材からなる第1フィルムの表裏両面に、該第1フィルムを構成する樹脂材よりも溶融温度が低い樹脂材からなる表側第2フィルム及び裏側第2フィルムをそれぞれ積層する工程と、上記第1フィルム及び第2フィルムに多数の貫通孔を形成する工程と、上記クッション材の表側に上記第1フィルム及び第2フィルムを配置する工程と、上記表側第2フィルムの表側に上記表皮材を配置する工程と、上記基材、補強材、クッション材、第1フィルム、第2フィルム及び表皮材を積層した状態で、上記成形型により、上記第2フィルムを構成する樹脂材の溶融温度以上かつ上記第1フィルムを構成する樹脂材の溶融温度よりも低い温度で加熱成形する工程とを備える構成とする。
この構成によれば、基材の表側に補強材が接着剤により接着され、該補強材の表側にクッション材が接着剤により接着される。さらに、成形時の熱により、各第2フィルムを構成する樹脂材が一旦溶融して第1フィルムとクッション材との間で広がるとともに、第1フィルムと表皮材との間で広がり、その後、固化する。この第2フィルムを構成する樹脂材により、クッション材と第1フィルムが接着されるとともに、第1フィルムと表皮材とが接着される。この状態で第2フィルムを構成する樹脂材は、第1フィルムの表裏両面に樹脂材層をそれぞれ形成する。一方、第1フィルムは成形時の熱では溶融せず貫通孔を有する形状が残る。このようにして内装材が得られる。
上記加熱成形時には、表皮材と補強材との間には第1フィルムが介在し、かつ第1フィルムの表裏両側の第2フィルムの構成する樹脂材が溶融して補強材及び表皮材にフィルムを接着するので、補強材の繊維形状が表皮材に凹凸シワとして現れるのが抑制される。表皮材と補強材との間には上記クッション材及びフィルムが配置されているので、接着剤が表皮材へ染み出すのが抑制される。これにより、表皮材の表面の荒れや、アバタの発生が抑制される。そして、上記フィルム及び樹脂材層には多数の貫通孔が形成されているので、車室内の騒音は、クッション材及び基材により効果的に吸収される。
請求項9の発明では、請求項8の発明において、第1フィルムがナイロンフィルムであり、加熱成形前の第1フィルムの厚さが10μm以上50μm以下とされ、加熱成形前の第2フィルムの厚さが10μm以上30μm以下とされている構成とする。
請求項10の発明によれば、請求項8の発明において、第1フィルムの表裏両面に第2フィルムを積層して一体化した後、該第1フィルム及び第2フィルムに同時に貫通孔を形成する構成とする。
請求項1の発明によれば、表皮材と補強材との間にクッション材を介在させ、かつクッション材と表皮材との間にフィルムを介在させ、その上、フィルムと表皮材、フィルムとクッション材をそれぞれ樹脂材層で接着しているので、接着剤が表皮材へ染み出すのを抑制できて、表皮材の表面の荒れや、アバタの発生を抑制できる。また、フィルム及び樹脂材層に貫通孔を形成しているので、車室内の騒音は、表皮材、フィルム及び樹脂材層を通過してクッション材及び基材によって効果的に吸収することができる。これらのことにより、内装材の見栄えを良好にすることができるとともに、車室内の騒音の吸音性能を十分に得ることができて商品性を高めることができ、しかも製造コストを低減することができる。
請求項2の発明によれば、フィルムを厚みが10μm以上50μm以下のナイロンフィルムとしたので、成形時に必要な強度を確保しながらコストを低く抑えることができる。
請求項3の発明によれば、不織布でクッション材を構成したので、クッション材を平滑にすることができて、表皮材の表面を滑らかにすることができる。
請求項4の発明によれば、目付が25g/m以上100g/m以下の不織布でクッション材を構成したので、表皮材の凹凸シワを抑制しながらコストを低く抑えることができる。
請求項5の発明によれば、フィルムの面積に対する全貫通孔の開口面積の和の割合を1%以上としたので、吸音性能を十分に得ることができる。
請求項6の発明によれば、フィルムの隣り合う貫通孔同士の離間距離を1.0mm以上確保するようにしたので、フィルムの強度を十分に得ることができる。
請求項7の発明によれば、フィルムの貫通孔の内径を0.1mm以上0.5mm以下にしたので、接着剤で貫通孔が塞がれるようになるのを抑制して吸音性能を確保することができるとともに、接着剤が貫通孔から表皮材へ染み出し難くなって見栄えを良好にすることができる。
請求項8の発明によれば、補強材の表側にクッション材を配置し、このクッション材の表側に第1フィルムを配置することができて、補強材の繊維形状が表皮材に凹凸シワとして現れるのを抑制できる。そして、フィルムと表皮材、フィルムとクッション材をそれぞれ第2フィルムを構成する樹脂材で接着でき、さらに、表皮材と補強材との間には上記クッション材及びフィルムを配置できるので、接着剤による表皮材の表面の荒れや、アバタの発生を抑制できる。また、車室内の騒音をクッション材及び基材によって効果的に吸収することができる。これらのことにより、見栄えが良好で、車室内の騒音の吸音性能を十分に持った商品性の高い内装材を低コストで得ることができる。
請求項9の発明によれば、第1フィルムの厚さを10μm以上とすることで、例えば、成形時等にフィルムが破れないだけの強度を確保でき、第1フィルムの厚さを50μm以下とすることで、第1フィルムが無用に厚くならず材料費を抑制できる。また、第2フィルムの厚さを10μm以上とすることで、第1フィルムと表皮材、第1フィルムとクッション材をそれぞれ接着するのに必要な樹脂材の量を得ることができる。また、第2フィルムの厚さを30μm以下とすることで、第2フィルムが無用に厚くならず材料費が抑制される。
請求項10の発明によれば、第1フィルムの表裏両面に第2フィルムを積層して一体化した後に、これらフィルムに貫通孔を同時に形成するようにしたので、製造工数を削減することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用内装材としての成形天井1を裏側から見たものである。この成形天井1は、車両前後方向に延びるように形成されたルーフパネル(図示せず)の車室内側に設けられている。図示しないが、成形天井1は、複数箇所が車体に固定されて取り付けられている。成形天井1の下面である車室内側に向く面は表面とされ、この表面は、室内デザインの意匠面とされている。また、成形天井1の上面である車室外側に向く面が裏面とされている。
上記成形天井1の車両前部には、運転席用及び助手席用のサンバイザ(図示せず)を配設するための2つのサンバイザ配設部2が車幅方向に間隔をあけて裏面側へ膨出するように形成されている。成形天井1の2つのサンバイザ配設部2の間には、物品の収納部3が裏面側へ膨出するように形成されている。これらサンバイザ配設部2及び収納部3を形成するために、成形天井1には、車室内側へ突出するようにきつく湾曲する形状が設定されており、この箇所が形状変化の急激な箇所である。
上記成形天井1は、図2に示すように、基材10と、該基材10の表裏両側に設けられた表側補強材11及び裏側補強材12と、裏側補強材12の裏側に設けられた裏面材13と、表側補強材11の表側に設けられた不織布14と、不織布14の表側に設けられた第1フィルム20と、第1フィルム20の表裏両面にそれぞれ積層された表側樹脂材層30及び裏面側樹脂材層31と、表側樹脂材層30の表側に設けられた表皮材16とを備えている。詳細は後述するが、この成形天井1は、図5に示すような成形型40により約110℃〜150℃に加熱されて成形されるようになっている。
上記基材10は、発泡ポリウレタンを板状に成形してなるものである。上記表側補強材11は、ガラス繊維をマット状に成形してなる、いわゆるガラスマットで構成されている。上記裏側補強材12は表側補強材11と同様に構成されている。表側補強材11及び裏側補強材12は、イソシアネート等の接着剤により上記基材10に接着されている。
上記不織布14は、表側補強材11の繊維形状に沿うように変形するクッション材を構成しているものである。この不織布14により表側補強材11の繊維形状が表皮材16の表面に凹凸シワとして現れるのが抑制されるようになっている。この不織布14は、周知のウォーターニードル法により製造されたものである。このウォーターニードル法は、不織布14の製造方法の1つであり、高速液体が持つ大きな運動エネルギーを利用して繊維を結合させる方法である。この方法によれば、金属を用いたニードルパンチ法に比べて繊維の損傷が少なく、得られる不織布14に凹凸が生じにくくなって厚さも均一で平滑になる。不織布14の厚さは目付により変わり、不織布14の厚さが薄すぎると表側補強材11を構成する繊維形状が表皮材16の表面に現れてしまうので、この実施形態では、目付を25g/m以上として、表側補強材11を構成する繊維形状が表皮材16の表面に現れないだけの不織布14の厚さを確保している。また、不織布14の目付は100g/m以下に設定しており、これにより、不織布14が無用に厚くならず材料費が抑制される。尚、不織布14の目付は50g/m以上が好ましく、このように設定しておくことで、表側補強材11を構成する繊維の太さにばらつきがあっても該繊維形状が表皮材16の表面に現れないだけの不織布14の厚みが確保される。また、不織布14の目付の上限は材料費を抑制する点から70g/mが好ましい。
上記第1フィルム20は、ナイロンフィルムで構成されている。ナイロンの一般的な溶融温度は、約190℃〜220℃であり、第1フィルム20は上記した加熱成形時の温度で溶融しないようになっている。第1フィルム20の厚さにより該第1フィルム20の強度が変わり、第1フィルム20が薄すぎると加熱成形時に第1フィルム20が破れてしまう虞れがあるので、10μm以上として、加熱成形時に破れないだけの厚さを確保している。また、第1フィルム20の厚さは50μm以下に設定しており、これにより、第1フィルム20が無用に厚くならず材料費が抑制される。尚、第1フィルム20の厚さは、25μm以上が好ましく、このように設定しておくことで、加熱成形時に第1フィルム20が破れるようになるのが抑止される。また、第1フィルム20の厚さの上限は材料費を抑制する点から35μmが好ましい。
上記表側樹脂材層30及び裏側樹脂材層31は、加熱成形前には、図3に示すように表側第2フィルム21及び裏側第2フィルム22で構成されている。表側第2フィルム21は、上記第1フィルム20を構成する樹脂材よりも溶融温度が低いポリエチレンからなるフィルムで構成されている。このポリエチレンの一般的な溶融温度は、加熱成形時の温度よりも低い約80℃〜100℃である。この表側第2フィルム21を構成する樹脂材は、加熱成形時に溶融した際に第1フィルム20と表皮材16との間で広がり、その後、冷却固化して第1フィルム20と表皮材16とを接着する。この接着した状態では、表側第2フィルム21を構成する樹脂材は、図2に示すように、フィルムではなく表側樹脂材層30として存在することになる。
上記表側第2フィルム21が薄すぎると加熱成形時に第1フィルム20と表皮材16との間で広がる樹脂材の量が少なくなって両者の接着が不完全になる虞れがあるので、表側第2フィルム21の厚さは10μm以上として、接着が完全に行えるだけの樹脂材の量を確保できるようにしている。また、表側第2フィルム21の厚さは30μm以下に設定しており、これにより、表側第2フィルム21が無用に厚くならず材料費が抑制される。尚、表側第2フィルム21の厚さは、15μm以上が好ましく、このように設定しておくことで、樹脂材の量が十分に確保されて第1フィルム20と表皮材16との接着が確実になる。また、表側第2フィルム21の厚さの上限は材料費を抑制する点から25μmが好ましい。
また、上記裏側第2フィルム22は、上記表側第2フィルム21と同じものであり、この裏側第2フィルム22を構成する樹脂材は、加熱成形時に溶融した際に第1フィルム20と不織布14との間で広がり、その後、冷却固化して第1フィルム20と不織布14とを接着する。上記表側第2フィルム21及び裏側第2フィルム22を構成する樹脂材は、第1フィルム20を構成する樹脂材よりも溶融温度が低い樹脂材であればよく、例えば、オレフィン系樹脂やナイロン系樹脂であってもよい。
上記第1フィルム20、表側第2フィルム21及び裏側第2フィルム22は加熱成形前にラミネートされて中間材15を構成している。中間材15には、図4に示すように、厚さ方向に貫通する多数の貫通孔25が略等しい間隔をあけて設けられている。貫通孔25の内径は、0.1mm以上0.5mm以下とされている。貫通孔25の内径を0.1mm以上で大きめに確保することで、該貫通孔25内に上記補強材11の接着剤が染み出した場合や第2フィルム21、22を構成する樹脂材が成形時に溶融して入り込んだ場合に、該貫通孔25が塞がれるようになるのが抑制されて、貫通孔25を開口した状態にすることが可能になる。また、貫通孔25の内径を0.5mm以下としておくことで、接着剤が貫通孔25から表皮材16へ染み出し難くなる。
上記中間材15の隣り合う貫通孔25同士の離間距離Yは、1.0mm以上に設定されている。隣り合う貫通孔25の離間寸法を1.0mm以上確保して貫通孔25同士を離間させることで、第1フィルム20の強度が確保される。この隣り合う貫通孔25の離間寸法は、第1フィルム20の強度を確保しながら吸音性能を得るために、2mm以上3mm以下が好ましい。
また、中間材15の表面の総面積に対する全貫通孔25の開口面積の和の割合は、1%以上とされている。この割合は、貫通孔25の内径及び隣り合う貫通孔25の離間寸法により決定され、上限は第1フィルム20の強度を確保するために35%までとされている。
また、上記表皮材16は、トリコットやフラットニット等の薄い布材で構成されている。
次に、上記のように構成された成形天井1を製造する要領について図5及び図6に基づいて説明する。まず、加熱プレス装置の成形型40について説明する。この成形型40は、上型41と下型42とを備えており、上型41の下面には上側成形面43が設けられ、下型42の上面には下側成形面44が設けられている。これら上型41及び下型42には、上側成形面43及び下側成形面44をそれぞれ加温する加温装置(図示せず)が設けられている。該加温装置は、従来周知のものであるため、詳細な説明は省略する。この加温装置により、上側成形面43及び下側成形面44の温度が第2フィルム21、22の溶融温度以上でかつ第1フィルム20の溶融温度よりも低い温度まで加熱されるようになっている。具体的には、上側成形面43及び下側成形面44の温度は、約110℃〜150℃の範囲で任意に設定できるようになっている。
この成形型40を用いて成形する際には、図5に示すように、上記基材10の裏側に裏側補強材12を配置するとともにイソシアネート等の接着剤を塗布し、この裏側補強材12の裏側に裏面材13を配置する。また、基材10の表側に表側補強材11を配置するとともに同様に接着剤を塗布し、この表側補強材11の表側に不織布14を配置する。
一方、第1フィルム20の表裏両面に第2フィルム21、22をラミネートして中間材15を構成した後に、該中間材15を、多数の貫通孔形成用針がローラの転動面から突出した穿孔装置(図示せず)に通し、中間材15に図4に示すような貫通孔25を形成する。尚、貫通孔25を形成する方法としては、上記した方法に限られず、例えばパンチング等により形成してもよい。また、貫通孔25は、成形時に完全な真円とならずに長穴になったりする場合があるが、この場合には、短径方向の長さを貫通孔25の内径とする。
上記中間材15を不織布の表側に配置し、この中間材15の表側に表皮材16を配置する。
そして、上記のようにして積層した基材10、補強材11、12、裏面材13、不織布14、中間材15及び表皮材16を下側成形面44上に載置した後、上型41を下型42に近接させていき、図6に示すように、該上型41及び下型42を型閉じする。こうすると、上側成形面43と下側成形面44との熱が表側第2フィルム21及び裏側第2フィルム22に伝達して該第2フィルム21、22を構成する樹脂材が溶融する。一方、第1フィルム20は溶融することなく形状が残る。従って、表側第2フィルム21を構成する樹脂材は、第1フィルム20と表皮材16との間で広がり、裏側第2フィルム22を構成する樹脂材は、第1フィルム20と不織布14との間で広がる。このとき、中間材15の貫通孔25の内径を0.1mm以上で大きく設定しているので、溶融した樹脂材は貫通孔25の周縁に留まって貫通孔25の中心まで広がることはなく、貫通孔25を開口した状態にすることが可能になる。
溶融した樹脂材が冷却固化することで、第1フィルム20と表皮材16とが接着されるとともに、第1フィルム20と不織布14とが接着される。表側第2フィルム21を構成する樹脂材は、第1フィルム20と表皮材16との間に表側樹脂材層30として残り、裏側第2フィルム22を構成する樹脂材は、第1フィルム20と不織布14との間に裏側樹脂材層31として残る。
加熱成形時には、例えば車室内へ突出するようにきつく湾曲する箇所を成形すると、表皮材16が図5に示す平坦な状態から湾曲する際に湾曲箇所の内方(図6の矢印Tの方向)へ向かって強く引っ張られて、不織布14が表皮材16と基材10とで圧縮されることになる。表皮材10と第1フィルム20、第1フィルム20と不織布14は、樹脂材層30、31により接着され、しかも、表皮材16と表側補強材11との間には上記不織布14及び第1フィルム20が配置されていて接着剤が通過し難くなっているので、接着剤の量が多少多くても、該接着剤が表皮材16へ染み出すのが抑制される。これにより、表皮材16の表面の荒れや、アバタの発生が抑制される。そして、上記第1フィルム20及び樹脂材層30、31には多数の貫通孔25が形成されているので、車室内の騒音は、表皮材16、第1フィルム20及び樹脂材層30、31を通過して不織布14及び基材10により吸収される。
したがって、この実施形態によれば、表皮材16と表側補強材11との間にクッション材として不織布14を配置したので、形状変化の急激な箇所においても、表側補強材11の繊維形状が表皮材16の表面に凹凸シワとして現れるのが抑制される。さらに、表皮材16と第1フィルム20、第1フィルム20と不織布14をそれぞれ樹脂材層30、31で接着し、さらに、表皮材16と表側補強材11との間には不織布14及び第1フィルム20を配置しているので、接着剤が表皮材16へ染み出すのを抑制できて、表皮材16の表面の荒れや、アバタの発生を抑制できる。また、車室内の騒音は、表皮材16、第1フィルム20及び樹脂材層30、31を通過して不織布14及び基材10により効果的に吸収することができる。これらのことにより、成形天井1の見栄えを良好にすることができるとともに、車室内の騒音の吸音性能を十分に得ることができて商品性を高めることができ、製造コストを低減することができる。
上記接着剤が表皮材16へ染み出すのを抑制することができるので、接着剤の塗布量を多くして基材10と補強材11、12との接着強度を高めて成形天井1の剛性を高くすることができる。さらに、接着剤の塗布量が多少多くても表皮材16へ染み出し難いので、接着剤の塗布量のコントロールを厳密に行うことなく多めにしておくことができ、製造工程及び製造装置の簡素化を図ることができる。
また、厚みが10μm以上50μm以下のナイロンフィルムで第1フィルム20を構成したので、成形時に必要な強度を確保しながらコストを低く抑えることができる。
また、不織布14をウォーターニードル法で製造したので、平滑な不織布14を得ることができて、表皮材16の表面を滑らかにすることができる。この不織布14の目付を25g/m以上100g/m以下としたので、表皮材16の凹凸シワを抑制しながら材料費を抑制してコストを低く抑えることができる。
また、第1フィルム20の面積に対する全貫通孔25の開口面積の和の割合を1%以上としたので、吸音性能を十分に得ることができる。
また、第1フィルム20の隣り合う貫通孔25同士の離間距離を1.0mm以上確保するようにしたので、第1フィルム20の強度を十分に得ることができる。
また、第1フィルム20の貫通孔25の内径を0.1mm以上0.5mm以下にしたので、接着剤で貫通孔25が塞がれるようになるのを抑制して吸音性能を確保することができるとともに、接着剤が貫通孔25から表皮材16へ染み出し難くなって見栄えを良好にすることができる。
また、加熱成形前の第2フィルム21、22の厚さを10μm以上30μm以下としたので、表皮材16と第1フィルム20を接着するのに必要な樹脂材の量及び不織布14と第1フィルム20を接着するのに必要な樹脂材の量を得ながら、コストを低く抑えることができる。
また、第1フィルム20の両面に第2フィルム21、22を積層して一体化した後に、これらフィルム20、21、22に貫通孔25を同時に形成するようにしたので、貫通孔25を形成する工程を簡素化することができて、製造工数を削減することができる。
尚、この実施形態では、本発明を自動車の成形天井1に適用した場合について説明したが、本発明は、例えばドアトリム、ピラートリム等の内装材に適用することが可能である。
この実施形態では、クッション材を不織布14としているが、クッション材は不織布以外の布材としてもよい。また、補強材11、12をガラスマットとすることなく、例えばカーボン繊維や植物繊維等で構成してもよい。
以上説明したように、本発明に係る車両用内装材は、例えば、自動車のルーフパネルに取り付けられる成形天井に適している。
本発明の実施形態に係る成形天井を裏側から見た斜視図である。 成形天井の断面図である。 成形天井を構成する部材の断面図である。 中間材の平面図である。 型開き状態の成形型に成形天井を構成する各部材を積層して配置した状態を示す図である。 成形型を型閉じして成形天井を成形した状態を示す図である。
符号の説明
10 基材
11 表側補強材
12 裏側補強材
13 裏面材
14 不織布(クッション材)
16 表皮材
20 第1フィルム
21、22 第2フィルム
25 貫通孔
30、31 樹脂材層
40 成形型

Claims (10)

  1. 発泡体からなる基材と、該基材の表側に接着剤により接着された繊維からなる補強材と、該補強材の表側に配置された表皮材とが所定の成形温度で加熱成形されて一体化された車両用内装材であって、
    上記表皮材と上記補強材との間にはクッション材が設けられ、
    上記表皮材と上記クッション材との間には、溶融温度が上記成形温度よりも高い樹脂材からなるフィルムと、該フィルムの表裏両側にそれぞれ積層され溶融温度が上記成形温度以下の樹脂材からなる樹脂材層とが設けられ、
    上記フィルムの表側に積層した樹脂材層により上記フィルムと上記表皮材とが接着され、上記フィルムの裏側に積層した樹脂材層により上記フィルムと上記クッション材とが接着され、
    上記フィルム及び上記樹脂材層には、多数の貫通孔が形成されていることを特徴とする車両用内装材。
  2. 請求項1に記載の車両用内装材において、
    フィルムは、厚さが10μm以上50μm以下のナイロンフィルムであることを特徴とする車両用内装材。
  3. 請求項1に記載の車両用内装材において、
    クッション材は、不織布であることを特徴とする車両用内装材。
  4. 請求項1に記載の車両用内装材において、
    クッション材は、目付が25g/m以上100g/m以下の不織布であることを特徴とする車両用内装材。
  5. 請求項1に記載の車両用内装材において、
    フィルムの面積に対する全貫通孔の開口面積の和の割合は、1%以上とされていることを特徴とする車両用内装材。
  6. 請求項1に記載の車両用内装材において、
    フィルムの隣り合う貫通孔同士の離間距離は、1.0mm以上とされていることを特徴とする車両用内装材。
  7. 請求項1に記載の車両用内装材において、
    フィルムの貫通孔の内径は、0.1mm以上0.5mm以下とされていることを特徴とする車両用内装材。
  8. 発泡体からなる基材と、該基材の表側に配置された繊維からなる補強材と、該補強材の表側に配置された表皮材とを成形型により所定の成形温度で加熱成形して一体化するようにした車両用内装材の製造方法であって、
    上記基材の表側に上記補強材を配置する工程と、
    上記補強材の表側にクッション材を配置する工程と、
    樹脂材からなる第1フィルムの表裏両面に、該第1フィルムを構成する樹脂材よりも溶融温度が低い樹脂材からなる表側第2フィルム及び裏側第2フィルムをそれぞれ積層する工程と、
    上記第1フィルム及び第2フィルムに多数の貫通孔を形成する工程と、
    上記クッション材の表側に上記第1フィルム及び第2フィルムを配置する工程と、
    上記表側第2フィルムの表側に上記表皮材を配置する工程と、
    上記基材、補強材、クッション材、第1フィルム、第2フィルム及び表皮材を積層した状態で、上記成形型により、上記第2フィルムを構成する樹脂材の溶融温度以上かつ上記第1フィルムを構成する樹脂材の溶融温度よりも低い温度で加熱成形する工程とを備えることを特徴とする車両用内装材の製造方法。
  9. 請求項8に記載の車両用内装材の製造方法において、
    第1フィルムがナイロンフィルムであり、加熱成形前の第1フィルムの厚さが10μm以上50μm以下とされ、
    加熱成形前の第2フィルムの厚さが10μm以上30μm以下とされていることを特徴とする車両用内装材の製造方法。
  10. 請求項8に記載の車両用内装材の製造方法において、
    第1フィルムの表裏両面に第2フィルムを積層して一体化した後、該第1フィルム及び第2フィルムに同時に貫通孔を形成することを特徴とする車両用内装材の製造方法。
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