JP2007052890A - 光ピックアップ部品の組み立て方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 対物レンズと波長互換素子との光軸位置合わせを容易に行うことができる光ピックアップ部品の組み立て方法を提供する。
【解決手段】 波長互換素子8と対物レンズ10とを光軸を一致させて組み立てる際、予め波長互換素子ホルダ7上に対物レンズホルダ9が載置された光ピックアップ部品11を用意し、位置調整用の参照光源14、集光レンズ15、スクリーン16を順次配置し、対物レンズ10の光軸が集光レンズ15の光軸に一致させるようにして、集光レンズ15とスクリーン16の間に光ピックアップ部品11を配置し、次に、参照光源14から参照光Lを集光レンズ15、対物レンズ10を介して波長互換素子8に入射させて、波長互換素子8で0次光と±1次回折光を生成し、±1次回折光の中点位置が0次光の中心と一致するように波長互換素子ホルダ7を調整して組み立てる。
【選択図】 図2
【解決手段】 波長互換素子8と対物レンズ10とを光軸を一致させて組み立てる際、予め波長互換素子ホルダ7上に対物レンズホルダ9が載置された光ピックアップ部品11を用意し、位置調整用の参照光源14、集光レンズ15、スクリーン16を順次配置し、対物レンズ10の光軸が集光レンズ15の光軸に一致させるようにして、集光レンズ15とスクリーン16の間に光ピックアップ部品11を配置し、次に、参照光源14から参照光Lを集光レンズ15、対物レンズ10を介して波長互換素子8に入射させて、波長互換素子8で0次光と±1次回折光を生成し、±1次回折光の中点位置が0次光の中心と一致するように波長互換素子ホルダ7を調整して組み立てる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、複数のフォーマットの光ディスクの記録または再生を行う光ピックアップ部品の組み立て方法に関するものである。
DVD(Digital Versatal Disk)用の光ディスクとBD(BluRay Disk)用の光ディスクの記録再生を行う光学系を共通にして少ない光学部品点数でそれらの光ディスクの記録再生を行うことが行われている。
非特許文献1には、DVD用の光ディスクとBD用の光ディスクの記録再生を行う共通化した光学系について記載されている。
この非特許文献1に記載されているDVD用とBD用とを共通化した光学系について図8を用いて説明する。
図8は、一般的な光ピックアップ部品の要部拡大断面図である。
図8に示すように、BD用の光ディスクDの記録再生を行うために出射された波長405nmのレーザ光30を入射させ、あるいは、DVD用の光ディスクDの記録再生を行うために出射された前記レーザ光30よりも光軸径の小さい波長650nmのレーザ光31を入射させる波長互換素子8と、この波長互換素子8の回折パターン8Aで回折されずにそのまま通過するレーザ光30、31あるいは、回折パターン8Aで回折されたレーザ光30、31をそれぞれの光ディスクDに応じて記録面上に集光させる対物レンズ10と、を備えていることが記載されている。
この非特許文献1に記載されているDVD用とBD用とを共通化した光学系について図8を用いて説明する。
図8は、一般的な光ピックアップ部品の要部拡大断面図である。
図8に示すように、BD用の光ディスクDの記録再生を行うために出射された波長405nmのレーザ光30を入射させ、あるいは、DVD用の光ディスクDの記録再生を行うために出射された前記レーザ光30よりも光軸径の小さい波長650nmのレーザ光31を入射させる波長互換素子8と、この波長互換素子8の回折パターン8Aで回折されずにそのまま通過するレーザ光30、31あるいは、回折パターン8Aで回折されたレーザ光30、31をそれぞれの光ディスクDに応じて記録面上に集光させる対物レンズ10と、を備えていることが記載されている。
ここで、DVD用レーザ光31は対物レンズ9のみでは大きい収差が生じるため光ディスクDの記録面に集光できないので、回折パターン8Aの回折特性によりこの収差を打ち消すようにしている。このため、回折パターン8Aは同心円状に、内周側から外周側に向かってパターンピッチが狭くなっている。
この際、対物レンズ10の光軸C2と波長互換素子8の光軸C3が一致するように組み立てることが必要である。この光軸が一致していない場合には、収差を生じるため、DVD用の光ディスクDの記録面に集光させることができないからである。
このため、対物レンズ10と波長互換素子8のそれぞれに位置マークを形成し、さらに対物レンズ10と波長互換素子8をそれぞれ治具に固定して、対物レンズ10の光軸C2と波長互換素子8の光軸C3を一致させていた。
「Optical design for compatible lens between DVD and the next generation video disk system」J.Magn.Soc.Japan、25、449−450(2001)、Makoto Itonaga
このため、対物レンズ10と波長互換素子8のそれぞれに位置マークを形成し、さらに対物レンズ10と波長互換素子8をそれぞれ治具に固定して、対物レンズ10の光軸C2と波長互換素子8の光軸C3を一致させていた。
「Optical design for compatible lens between DVD and the next generation video disk system」J.Magn.Soc.Japan、25、449−450(2001)、Makoto Itonaga
しかしながら、前記位置マークを用いた光軸合わせでは、対物レンズ10と波長互換素子8との光軸が同一になったかどうかを検知するために、更に別の基準が必要となり、大幅な時間を必要としていた。
そこで本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、対物レンズと波長互換素子との光軸位置合わせを容易に行うことができる光ピックアップ部品の組み立て方法を提供するものである。
本願発明の第1の発明は、同心円状に回折パターンが形成された波長互換素子と対物レンズとを互いの光軸が一致するようにして位置合わせを行って組み立てる光ピックアップ部品の組み立て方法において、前記波長互換素子を波長互換素子ホルダに固定し、前記対物レンズを対物レンズホルダに固定し、次に、前記波長互換素子を固定した前記波長互換素子ホルダ上に前記対物レンズを固定した前記対物レンズホルダを載置し、次に、前記対物レンズの光軸方向に直交する方向に可動させる移動調整冶具を前記対物レンズホルダに取り付け、次に、前記波長互換素子ホルダを前記対物レンズの光軸方向に直交する方向に可動させる光軸位置調整部を取り付け、次に、参照光を前記対物レンズ側から入射させ、前記波長互換素子により0次光と同心円状の±1次回折光を生成してスクリーンに投影させ、次に、前記スクリーンに投影された0次光が±1次回折光の中心位置となるように、前記光軸位置調整部及び前記移動調整冶具により、前記波長互換素子ホルダ及び前記対物レンズホルダを前記光軸方向に直交する方向に移動させて組み立てることを特徴とする光ピックアップ部品の組み立て方法を提供する。
第2の発明は、前記参照光を絞り開口部を介して前記波長互換素子に入射させることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ部品の組み立て方法を提供する。
第3の発明は、同心円状に回折パターンが形成された波長互換素子と対物レンズとを互いの光軸が一致するようにして位置合わせを行って組み立てる光ピックアップ部品の組み立て方法において、前記波長互換素子を波長互換素子ホルダに固定し、前記対物レンズを対物レンズホルダに固定し、次に、前記波長互換素子を固定した前記波長互換素子ホルダ上に前記対物レンズを固定した前記対物レンズホルダを載置し、次に、前記波長互換素子ホルダを前記対物レンズの光軸方向に直交する方向に可動させる光軸位置調整部を取り付け、次に、前記対物レンズに光を照射して反射された反射光を検出することにより前記対物レンズの傾きを検出する傾き検出部を配置し、次に、前記対物レンズの光軸方向に直交する方向に可動させる移動調整冶具と前記傾き検出部の検出結果に基づいて、前記対物レンズの光軸の傾きを調整する傾き調整部とを前記対物レンズホルダに取り付け、次に、参照光を前記対物レンズ側から入射させ、前記傾き検出部により前記対物レンズで反射された前記反射光を検出し、次に、前記傾き検出部の検出結果に基づいて、前記傾き調整部により前記対物レンズの光軸の傾き調整を行い、前記対物レンズを透過した前記参照光を前記波長互換素子に入射させて0次光と同心円状の±1次回折光を生成し、次に、前記スクリーンに投影された0次光が±1次回折光の中心位置となるように、前記光軸位置調整部及び前記移動調整冶具により、前記波長互換素子ホルダ及び前記対物レンズホルダを前記光軸方向に直交する方向に移動させて組み立てることを特徴とする光ピックアップ部品の組み立て方法を提供する。
第4の発明は、同心円状に回折パターンが形成された波長互換素子と対物レンズとを互いの光軸が一致するようにして位置合わせを行って組み立てる光ピックアップ部品の組み立て方法において、前記波長互換素子を波長互換素子ホルダに固定し、前記対物レンズを対物レンズホルダに固定し、次に、前記波長互換素子を固定した前記波長互換素子ホルダ上に前記対物レンズを固定した前記対物レンズホルダを載置し、次に、前記対物レンズの前に微小開口部を有したピンホール素子を配置し、次に、前記波長互換素子ホルダを前記対物レンズの光軸方向に直交する方向に可動させる光軸位置調整部を取り付け、次に、前記対物レンズの光軸方向に直交する方向に可動させる移動調整冶具と前記対物レンズの光軸の傾きを調整する傾き調整部とを前記対物レンズホルダに取り付け、次に、参照光を前記対物レンズ側から入射させ、前記対物レンズで反射されて前記ピンホール素子に形成された投影像が前記微小開口部に一致するようにして前記傾き調整部により前記対物レンズの傾き調整を行い、前記対物レンズを透過した前記参照光を前記波長互換素子に入射させて0次光と同心円状の±1次回折光を生成し、次に、前記スクリーンに投影された0次光が±1次回折光の中心位置となるように、前記光軸位置調整部及び前記移動調整冶具により、前記波長互換素子ホルダ及び前記対物レンズホルダを前記光軸方向に直交する方向に移動させて組み立てることを特徴とする光ピックアップ部品の組み立て方法を提供する。
第2の発明は、前記参照光を絞り開口部を介して前記波長互換素子に入射させることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ部品の組み立て方法を提供する。
第3の発明は、同心円状に回折パターンが形成された波長互換素子と対物レンズとを互いの光軸が一致するようにして位置合わせを行って組み立てる光ピックアップ部品の組み立て方法において、前記波長互換素子を波長互換素子ホルダに固定し、前記対物レンズを対物レンズホルダに固定し、次に、前記波長互換素子を固定した前記波長互換素子ホルダ上に前記対物レンズを固定した前記対物レンズホルダを載置し、次に、前記波長互換素子ホルダを前記対物レンズの光軸方向に直交する方向に可動させる光軸位置調整部を取り付け、次に、前記対物レンズに光を照射して反射された反射光を検出することにより前記対物レンズの傾きを検出する傾き検出部を配置し、次に、前記対物レンズの光軸方向に直交する方向に可動させる移動調整冶具と前記傾き検出部の検出結果に基づいて、前記対物レンズの光軸の傾きを調整する傾き調整部とを前記対物レンズホルダに取り付け、次に、参照光を前記対物レンズ側から入射させ、前記傾き検出部により前記対物レンズで反射された前記反射光を検出し、次に、前記傾き検出部の検出結果に基づいて、前記傾き調整部により前記対物レンズの光軸の傾き調整を行い、前記対物レンズを透過した前記参照光を前記波長互換素子に入射させて0次光と同心円状の±1次回折光を生成し、次に、前記スクリーンに投影された0次光が±1次回折光の中心位置となるように、前記光軸位置調整部及び前記移動調整冶具により、前記波長互換素子ホルダ及び前記対物レンズホルダを前記光軸方向に直交する方向に移動させて組み立てることを特徴とする光ピックアップ部品の組み立て方法を提供する。
第4の発明は、同心円状に回折パターンが形成された波長互換素子と対物レンズとを互いの光軸が一致するようにして位置合わせを行って組み立てる光ピックアップ部品の組み立て方法において、前記波長互換素子を波長互換素子ホルダに固定し、前記対物レンズを対物レンズホルダに固定し、次に、前記波長互換素子を固定した前記波長互換素子ホルダ上に前記対物レンズを固定した前記対物レンズホルダを載置し、次に、前記対物レンズの前に微小開口部を有したピンホール素子を配置し、次に、前記波長互換素子ホルダを前記対物レンズの光軸方向に直交する方向に可動させる光軸位置調整部を取り付け、次に、前記対物レンズの光軸方向に直交する方向に可動させる移動調整冶具と前記対物レンズの光軸の傾きを調整する傾き調整部とを前記対物レンズホルダに取り付け、次に、参照光を前記対物レンズ側から入射させ、前記対物レンズで反射されて前記ピンホール素子に形成された投影像が前記微小開口部に一致するようにして前記傾き調整部により前記対物レンズの傾き調整を行い、前記対物レンズを透過した前記参照光を前記波長互換素子に入射させて0次光と同心円状の±1次回折光を生成し、次に、前記スクリーンに投影された0次光が±1次回折光の中心位置となるように、前記光軸位置調整部及び前記移動調整冶具により、前記波長互換素子ホルダ及び前記対物レンズホルダを前記光軸方向に直交する方向に移動させて組み立てることを特徴とする光ピックアップ部品の組み立て方法を提供する。
本発明によれば、波長互換素子と対物レンズは、スクリーンに投影された0次光が±1次回折光の中心位置となるように、位置合わせを行って組み立てられるので、光軸が一致した対物レンズと波長互換素子との組み立てが容易に行うことができる。
更に、参照光を絞った状態で波長互換素子に入射させるので、参照光が対物レンズを透過する際に発生する回折光が波長互換素子で生成された±1次回折光にスクリーン上で重なることによる影響を防止できる。
更に、傾き調整部で対物レンズの傾き調整を行うので、高い精度で組み立てることができる。
更にまた、ピンホール素子を用いて対物レンズの傾き調整を行うので、更に精度の高い組み立てを行うことができる。
更に、参照光を絞った状態で波長互換素子に入射させるので、参照光が対物レンズを透過する際に発生する回折光が波長互換素子で生成された±1次回折光にスクリーン上で重なることによる影響を防止できる。
更に、傾き調整部で対物レンズの傾き調整を行うので、高い精度で組み立てることができる。
更にまた、ピンホール素子を用いて対物レンズの傾き調整を行うので、更に精度の高い組み立てを行うことができる。
以下に本発明の実施の形態に係る光ピックアップ部品の組み立て方法について、図1〜図7を用いて説明する。
従来例と同一構成には同一符号を付し、その説明を省略する。
図1は、光ピックアップ装置の組み立て方法を示す図である。図2は、本発明の第1実施例における光ピックアップ部品の組み立て方法を示す図である。図3は、第1実施例におけるスクリーン上に投影された投影像を示す図であり、(a)は波長互換素子の光軸と対物レンズの光軸が一致しない場合を示し、(b)は波長互換素子の光軸と対物レンズの光軸が一致した場合を示している。図4は、本発明の第2実施例の光ピックアップ部品の組み立て方法を示す図である。図5は、第2実施例におけるスクリーン上に投影された投影像を示す図であり、(a)は波長互換素子の光軸と対物レンズの光軸が一致しない場合を示し、(b)は波長互換素子の光軸と対物レンズの光軸が一致した場合を示している。図6は、本発明の第3実施例における光ピックアップ部品の組み立て方法を示す図である。図7は、本発明の第4実施例における光ピックアップ部品の組み立て方法を示す図である。
従来例と同一構成には同一符号を付し、その説明を省略する。
図1は、光ピックアップ装置の組み立て方法を示す図である。図2は、本発明の第1実施例における光ピックアップ部品の組み立て方法を示す図である。図3は、第1実施例におけるスクリーン上に投影された投影像を示す図であり、(a)は波長互換素子の光軸と対物レンズの光軸が一致しない場合を示し、(b)は波長互換素子の光軸と対物レンズの光軸が一致した場合を示している。図4は、本発明の第2実施例の光ピックアップ部品の組み立て方法を示す図である。図5は、第2実施例におけるスクリーン上に投影された投影像を示す図であり、(a)は波長互換素子の光軸と対物レンズの光軸が一致しない場合を示し、(b)は波長互換素子の光軸と対物レンズの光軸が一致した場合を示している。図6は、本発明の第3実施例における光ピックアップ部品の組み立て方法を示す図である。図7は、本発明の第4実施例における光ピックアップ部品の組み立て方法を示す図である。
光ピックアップ装置の組み立ては、以下のようにして行なわれる。
まずは、図1に示すように、ベース1上に半導体レーザ素子2を載置した後、この半導体レーザ素子2の上方に半導体レーザ素子2から出射されるレーザ光を平行にするコリメータレンズ3を配置する。さらにその上方にコリメータレンズ3を経た平行光のレーザ光をトラッキングエラー信号などの検出用に3本以上の光束に分割する回折格子4を配置する。
まずは、図1に示すように、ベース1上に半導体レーザ素子2を載置した後、この半導体レーザ素子2の上方に半導体レーザ素子2から出射されるレーザ光を平行にするコリメータレンズ3を配置する。さらにその上方にコリメータレンズ3を経た平行光のレーザ光をトラッキングエラー信号などの検出用に3本以上の光束に分割する回折格子4を配置する。
次に、回折格子4の上方に回折格子4から出射されたレーザ光を通過させ、光ディスクDで反射された戻り光を反射させる偏光反射面5Aを有する偏光ビームスプリッタ5を配置し、さらにその上方には偏光ビームスプリッタ5から出射したレーザ光を光ディスクDの記録面へ照射する際に、又は光ディスクDの記録面で反射されて戻ってきた際に、レーザ光の偏光面を90度変える(λ/4)波長板6(λはレーザ光の波長)を配置する。
更に、(λ/4)波長板6の上方には、開口部7Aを有して、波長互換素子8を支持する支持部7Bを有する波長互換素子ホルダ7上に開口部9Aに対物レンズ10を支持する支持部9Bを有する対物レンズホルダ9が組み立てられた光ピックアップ部品11を配置する。この際、波長互換素子8の光軸と対物レンズ9の光軸とを一致させることが重要である。それらの光軸が一致しない場合には、光ディスクDの記録面への集光特性に収差を生じるため、精度の良い記録再生を行うことができない。
波長互換素子8の対物レンズ10側には回折格子8Aが内周側から外周側に向かって、ピッチが狭くなるようにして同心円状に形成されている。
更にまた、偏光ビームスプリッタ5の偏光反射面5Aで反射された光ディスクDからの戻り光を検知する光検出部12を配置して組み立てられる。
更にまた、偏光ビームスプリッタ5の偏光反射面5Aで反射された光ディスクDからの戻り光を検知する光検出部12を配置して組み立てられる。
(第1実施例)
ここで、本発明の第1実施例の特徴である波長互換素子8と対物レンズ10との光軸が合わされた光ピックアップ部品11の組み立て方法について図2及び図3を用いて説明する。
図2に示すように、第1実施例の光ピックアップ部品組み立て装置13は、参照光源14と、参照光源14から参照光Lが出射する方向に、集光レンズ15、光ピックアップ部品11、スクリーン16を順次配置する。この際、集光レンズ15は、焦点G位置が対物レンズ10の手前位置になるようにする。これは、集光レンズ15で集光された参照光Lは集光後、拡散光となるが、この拡散光を対物レンズ9に入射させるためである。
ここで、本発明の第1実施例の特徴である波長互換素子8と対物レンズ10との光軸が合わされた光ピックアップ部品11の組み立て方法について図2及び図3を用いて説明する。
図2に示すように、第1実施例の光ピックアップ部品組み立て装置13は、参照光源14と、参照光源14から参照光Lが出射する方向に、集光レンズ15、光ピックアップ部品11、スクリーン16を順次配置する。この際、集光レンズ15は、焦点G位置が対物レンズ10の手前位置になるようにする。これは、集光レンズ15で集光された参照光Lは集光後、拡散光となるが、この拡散光を対物レンズ9に入射させるためである。
ここで、前記した光ピックアップ部品11の対物レンズホルダ9には、集光レンズ15で集光された参照光Lを通過させる開口部17Aを有し、対物レンズ10の光軸を集光レンズ15の光軸に合わせる移動調整治具17が取り付けられている。移動調整治具17と波長互換素子ホルダ7との間には、波長互換素子ホルダ7を対物レンズ10の光軸方向に直交する方向に移動させる光軸位置調整部18が取り付けられている。
まずは、光ピックアップ部品11を集光レンズ15とスクリーン16との間に配置しない状態で、参照光源14から参照光Lを集光レンズ15の光軸C1に沿って出射させ、参照光Lがスクリーン16上に投影された位置Mをマークする。
次に、対物レンズ10側が集光レンズ15に対向するように光ピックアップ部品11を集光レンズ15とスクリーン16との間に配置し、参照光源14から参照光Lを集光レンズ15の光軸C1に沿って出射させる。
集光レンズ15から出射される参照光Lは、集光レンズ15の焦点位置Gで一旦集光された後、対物レンズ10に入射する。そして、参照光Lは、対物レンズ10で略平行にされた後、波長互換素子8に入射する。波長互換素子8では、参照光Lは、そのままの角度で通過する0次光Pと、回折された±1次回折光Qとを生じる。
集光レンズ15から出射される参照光Lは、集光レンズ15の焦点位置Gで一旦集光された後、対物レンズ10に入射する。そして、参照光Lは、対物レンズ10で略平行にされた後、波長互換素子8に入射する。波長互換素子8では、参照光Lは、そのままの角度で通過する0次光Pと、回折された±1次回折光Qとを生じる。
そして、スクリーン16上に0次光Pによる投影像19と、±1次回折光Qにより投影された投影像19よりも大きい円状の投影像20を形成する。
0次光による投影像19は、光ピックアップ部品11を集光レンズ15とスクリーン16との間に配置しない場合のスクリーン16上の位置Mを中心とする位置に一致させるように、移動調整治具17を移動調整した後、固定する。位置Mは、スクリーン16上に投影される0次光の位置を示す目印である。
更に、投影像19が投影像20の中心になるように光軸位置調整部18を用いて、波長互換素子ホルダ7を対物レンズ10の光軸方向に直交する方向に移動させて、波長互換素子8と対物レンズ10との光軸が合わされた光ピックアップ部品11を組み立てる。
0次光による投影像19は、光ピックアップ部品11を集光レンズ15とスクリーン16との間に配置しない場合のスクリーン16上の位置Mを中心とする位置に一致させるように、移動調整治具17を移動調整した後、固定する。位置Mは、スクリーン16上に投影される0次光の位置を示す目印である。
更に、投影像19が投影像20の中心になるように光軸位置調整部18を用いて、波長互換素子ホルダ7を対物レンズ10の光軸方向に直交する方向に移動させて、波長互換素子8と対物レンズ10との光軸が合わされた光ピックアップ部品11を組み立てる。
ここで、0次光による投影像19とスクリーン16上の位置Mとが一致すること及び投影像19が投影像20の中心になるようにして波長互換素子ホルダ7と対物レンズ10の光軸を合わせることについて説明する。
まずは、0次光Pによる投影像19とスクリーン16上の位置Mとが一致することについて説明する。
これは、0次光Pに対しては、波長互換素子8をそのまま通過するため、単に対物レンズ10がある場合と同じであり、また移動調整治具17の調整により対物レンズ10の光軸を集光レンズ15の光軸に合わせてあり、対物レンズ10で略平行にされた参照光Lがスクリーン16上に投影されることに等しい。
このため、スクリーン16上に投影される参照光Lは、集光レンズ15だけを通過した光か、集光レンズ15と対物レンズ10の両方を通過した光の違いだけとなり、回折を生じないため、投影像19は、位置Mを中心とする位置に形成されることになる。
これは、0次光Pに対しては、波長互換素子8をそのまま通過するため、単に対物レンズ10がある場合と同じであり、また移動調整治具17の調整により対物レンズ10の光軸を集光レンズ15の光軸に合わせてあり、対物レンズ10で略平行にされた参照光Lがスクリーン16上に投影されることに等しい。
このため、スクリーン16上に投影される参照光Lは、集光レンズ15だけを通過した光か、集光レンズ15と対物レンズ10の両方を通過した光の違いだけとなり、回折を生じないため、投影像19は、位置Mを中心とする位置に形成されることになる。
次に、投影像19が投影像20の中心になるようにして波長互換素子8と対物レンズ10の光軸を合わせることについて説明する。
±1次回折光Qによる投影像20は、波長互換素子8の回折パターン8Aによって、回折されて生じるため、回折パターン8Aの中央部では、回折パターンピッチが大きいため回折角は狭く、周辺部では、回折パターンピッチが小さいため回折角は広くなる。
±1次回折光Qによる投影像20は、波長互換素子8の回折パターン8Aによって、回折されて生じるため、回折パターン8Aの中央部では、回折パターンピッチが大きいため回折角は狭く、周辺部では、回折パターンピッチが小さいため回折角は広くなる。
このため、参照光Lが対物レンズ10を通過してスクリーン16上に投影される0次光による投影像19が位置Mを中心とする円形状に形成されるのに対して、±1次回折光Qによる投影像20においては、対物レンズ10の光軸に対して波長互換素子8の光軸が一致していない場合には、対物レンズ10を通過して波長互換素子8に入射して±1次回折光Qとして回折する参照光Lの中心が、波長互換素子8の中央からずれるため、波長互換素子8の周辺部で回折される±1次回折光Qは、波長互換素子8の中央部で回折される±1次回折光よりも大きな回折角を生じる。
この結果、投影像20は、波長互換素子8の周辺部で回折された参照光Lの方が中央部で回折された参照光Lよりも回折角が大きい投影像となり、図3(a)に示すように、投影像20の中心は、投影像19からずれてスクリーン16上に投影される。
この結果、投影像20は、波長互換素子8の周辺部で回折された参照光Lの方が中央部で回折された参照光Lよりも回折角が大きい投影像となり、図3(a)に示すように、投影像20の中心は、投影像19からずれてスクリーン16上に投影される。
一方、対物レンズ10の光軸に対して波長互換素子8の光軸が一致している場合には、波長互換素子8で回折される±1次回折光は、位置Mを中心とする対称な回折パターンとなる。この結果、図3(b)に示すように、投影像20は、中央部で回折されない0次光を中心とする回折角が等しい同心円上の投影像となり、投影像20の中心は、投影像19と重なりスクリーン16上に投影される。このとき、投影像20の中心は、スクリーン16上の位置Mに重なる。
このように、光軸位置調整部18を用いて、波長互換素子ホルダ7を調整する ことにより、波長互換素子8と対物レンズ10の光軸合わせを行なうことがで きる。
このように、光軸位置調整部18を用いて、波長互換素子ホルダ7を調整する ことにより、波長互換素子8と対物レンズ10の光軸合わせを行なうことがで きる。
図2中、波長互換素子8とスクリーン16との距離Sを500mm、対物レンズ10の直径を3.7mm、波長互換素子8の回折パターン8Aの直径を3.00mm、参照光Lの光軸上における対物レンズ10と波長互換素子8との距離を5.3mmとするとき、対物レンズ10と波長互換素子8の光軸が一致した時、±1次回折光Qによりスクリーン16上に形成される投影像20の直径は、20mmであるので、目視可能である。
以上のように、本発明の第1実施例によれば、波長互換素子8で回折された0次光Pと±1次回折光Qとを生成し、スクリーン16上に投影された0次光が±1次回折光Qの中心位置となるように、光軸位置調整部18により波長互換素子ホルダ7を可動させて、対物レンズ10と波長互換素子7の光軸方向に直交する方向に移動させて組み立てるので、対物レンズ10と波長互換素子7との組み立てを容易に行うことができる。
(第2実施例)
次に、本発明の第2実施例について図4及び図5を用いて説明する。
第1実施例と同一構成には同一符号を付す。
図4に示すように、第2実施例の光ピックアップ部品組み立て装置21は、第1実施例の光ピックアップ部品組み立て装置13における参照光源14と集光レンズ15との間の参照光Lの光路上に参照光Lの光束径を調節する絞り部22が設けられたものであり、それ以外は同様である。
次に、本発明の第2実施例について図4及び図5を用いて説明する。
第1実施例と同一構成には同一符号を付す。
図4に示すように、第2実施例の光ピックアップ部品組み立て装置21は、第1実施例の光ピックアップ部品組み立て装置13における参照光源14と集光レンズ15との間の参照光Lの光路上に参照光Lの光束径を調節する絞り部22が設けられたものであり、それ以外は同様である。
第2実施例に示す光ピックアップ部品11の組み立て方法は、参照光Lが対物レンズ10でも回折光が生成されるので、図5(a)に示すように、波長互換素子8で生成された±1次回折光Qによる投影像20と対物レンズ10で生成された回折光による投影像23とがスクリーン16上で重なって投影されるため、波長互換素子8と対物レンズ10との光軸合わせの調整が困難になることを解消するためのものである。
本発明の第2実施例によれば、対物レンズ10に入射する参照光Lの光束径を絞り部22の可変絞り開口部22Aで調整することができるので、図5(b)に示すように、スクリーン16上に投影される投影像20は、対物レンズ10で生成された0次光による投影像19と回折光による投影像23との間に形成される。
このため、対物レンズ10によって回折光が生じた場合でも、投影像19、20、23の識別が容易となるため、波長互換素子8と対物レンズ10との光軸を合わせた組み立てを容易に行うことができる。
このため、対物レンズ10によって回折光が生じた場合でも、投影像19、20、23の識別が容易となるため、波長互換素子8と対物レンズ10との光軸を合わせた組み立てを容易に行うことができる。
(第3実施例)
次に、本発明の第3実施例について図6を用いて説明する。
第1実施例と同一構成には同一符号を付す。
図6に示すように、第3実施例の光ピックアップ部品組み立て装置24は、第1実施例の光ピックアップ部品組み立て装置13における参照光源14と集光レンズ15との間に配置され、参照光源14から出射される参照光Lを透過し、この参照光Lが対物レンズ10の平坦部10Aで反射されて得られた反射光を反射させる反射面25Aを有するビームスプリッタ25と、ビームスプリッタ25で反射された反射光から参照光Lの光軸に対する対物レンズ10の傾きを検出する傾き検出部26と、傾き検出部26で検出された結果に基づいて、対物レンズ10の光軸の傾きを調整する傾き調整部27と、を備えたものであり、それ以外は同様である。傾き検出部26としては、オートコリメータ等がある。
次に、本発明の第3実施例について図6を用いて説明する。
第1実施例と同一構成には同一符号を付す。
図6に示すように、第3実施例の光ピックアップ部品組み立て装置24は、第1実施例の光ピックアップ部品組み立て装置13における参照光源14と集光レンズ15との間に配置され、参照光源14から出射される参照光Lを透過し、この参照光Lが対物レンズ10の平坦部10Aで反射されて得られた反射光を反射させる反射面25Aを有するビームスプリッタ25と、ビームスプリッタ25で反射された反射光から参照光Lの光軸に対する対物レンズ10の傾きを検出する傾き検出部26と、傾き検出部26で検出された結果に基づいて、対物レンズ10の光軸の傾きを調整する傾き調整部27と、を備えたものであり、それ以外は同様である。傾き検出部26としては、オートコリメータ等がある。
第3実施例に示す光ピックアップ部品11の組み立て方法は、参照光Lが対物レンズ10の平坦部10Aで反射された反射光をビームスプリッタ25の反射面25Aで反射させ、次に、傾き検出部26で参照光Lの光軸に対する対物レンズ10の光軸の傾きを検出した後、この傾き検出部26の検出結果に基づき、傾き調整部27を用いて参照光Lと対物レンズ10との光軸合わせを行った後、第1実施例と同様にして行う。参照光Lが対物レンズ10の平坦部10Aで反射された反射光を傾き検出部26で観察しやすくするためには、対物レンズホルダ9に取り付けられている移動調整冶具17を参照光Lの光軸と直交する面内で移動すると良い。
本発明の第3実施例によれば、傾き検出部26で参照光Lの光軸に対する対物レンズ10の傾きを検出し、この検出結果に基づいて傾き調整部27を用いて対物レンズ10の傾き調整を行った後、第1実施例と同様に行うので、対物レンズ10と波長互換素子7とを高精度に組み立てを行うことができる。
(第4実施例)
次に、本発明の第4実施例について図7を用いて説明する。
第3実施例と同一構成には同一符号を付す。
図7に示すように、第4実施例の光ピックアップ部品組み立て装置28は、第3実施例の光ピックアップ部品組み立て装置24におけるビームスプリッタ25の代わりに微小開口部29Aを有したピンホール素子29を設け、傾き検出部26を取り除いたものであり、それ以外は同様である。このピンホール素子29は、参照光Lの光路中への挿入或いは参照光Lの光路中からの退避可能である。
次に、本発明の第4実施例について図7を用いて説明する。
第3実施例と同一構成には同一符号を付す。
図7に示すように、第4実施例の光ピックアップ部品組み立て装置28は、第3実施例の光ピックアップ部品組み立て装置24におけるビームスプリッタ25の代わりに微小開口部29Aを有したピンホール素子29を設け、傾き検出部26を取り除いたものであり、それ以外は同様である。このピンホール素子29は、参照光Lの光路中への挿入或いは参照光Lの光路中からの退避可能である。
第4実施例に示す光ピックアップ部品11の組み立て方法は、参照光Lの光路中にピンホール素子29を挿入した後、参照光Lが対物レンズ10の平坦部10Aで反射された反射光がピンホール素子29の微小開口部29A以外の遮光部29Bに投影された投影像を目視或いはCCDカメラ等で観察し、傾き調整部27を用いて、この投影像がピンホール素子29の微小開口部29Aに一致するようにして対物レンズ10の傾き調整を行い、次に、ピンホール素子29を参照光Lの光路中から退避させた後、第1実施例と同様にして行う。
上記した目視或いはCCDカメラ等による投影像の観察は、参照光Lが対物レンズ10の平坦部10Aに照射されるように、移動調整冶具17によって対物レンズホルダ9を参照光の光軸と直交する面内で移動させれば行うことができる。
本発明の第4実施例によれば、ピンホール素子29の遮蔽部29Bに対物レンズ10の平坦部10Aで反射された反射光の投影像を投影し、傾き調整部27を用いて、この投影像がピンホール素子29の微小開口部29Aに一致するようにして傾き調整を行った後、第1実施例と同様に行うので、第3実施例よりも更に対物レンズ10と波長互換素子8とを高精度に組み立てることができる。
なお、第3、第4実施例において、対物レンズ10の平坦部10Aで反射された反射光の観測を良好に行うためには、移動調整冶具17を参照光Lの光軸方向に移動させるためのフォーカシング調整部を設けても良い。
1…ベース、2…半導体レーザ素子、3…コリメータレンズ、4…回折格子、5、25…偏光ビームスプリッタ、5A…偏光反射面、6…(λ/4)波長板、7…波長互換素子ホルダ、8…波長互換素子、7A、9A…開口部、7B、9B・・・支持部、8A…回折パターン、9…対物レンズホルダ、10…対物レンズ、11…光ピックアップ部品、12…光検出部、13、21、24、28…光ピックアップ部品組み立て装置、14…参照光源、15…集光レンズ、16…スクリーン、17…移動調整冶具、17A…開口部、18…光軸位置調整部、19、20、23…投影像、22…絞り部、26…傾き検出部、27…傾き調整部、29…ピンホール素子、29A…微小開口部、29B…遮蔽部
Claims (4)
- 同心円状に回折パターンが形成された波長互換素子と対物レンズとを互いの光軸が一致するようにして位置合わせを行って組み立てる光ピックアップ部品の組み立て方法において、
前記波長互換素子を波長互換素子ホルダに固定し、前記対物レンズを対物レンズホルダに固定し、
次に、前記波長互換素子を固定した前記波長互換素子ホルダ上に前記対物レンズを固定した前記対物レンズホルダを載置し、
次に、前記対物レンズの光軸方向に直交する方向に可動させる移動調整冶具を前記対物レンズホルダに取り付け、
次に、前記波長互換素子ホルダを前記対物レンズの光軸方向に直交する方向に可動させる光軸位置調整部を取り付け、
次に、参照光を前記対物レンズ側から入射させ、前記波長互換素子により0次光と同心円状の±1次回折光を生成してスクリーンに投影させ、
次に、前記スクリーンに投影された0次光が±1次回折光の中心位置となるように、前記光軸位置調整部及び前記移動調整冶具により、前記波長互換素子ホルダ及び前記対物レンズホルダを前記光軸方向に直交する方向に移動させて組み立てることを特徴とする光ピックアップ部品の組み立て方法。 - 前記参照光を絞り開口部を介して前記波長互換素子に入射させることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ部品の組み立て方法。
- 同心円状に回折パターンが形成された波長互換素子と対物レンズとを互いの光軸が一致するようにして位置合わせを行って組み立てる光ピックアップ部品の組み立て方法において、
前記波長互換素子を波長互換素子ホルダに固定し、前記対物レンズを対物レンズホルダに固定し、
次に、前記波長互換素子を固定した前記波長互換素子ホルダ上に前記対物レンズを固定した前記対物レンズホルダを載置し、
次に、前記波長互換素子ホルダを前記対物レンズの光軸方向に直交する方向に可動させる光軸位置調整部を取り付け、
次に、前記対物レンズに光を照射して反射された反射光を検出することにより前記対物レンズの傾きを検出する傾き検出部を配置し、
次に、前記対物レンズの光軸方向に直交する方向に可動させる移動調整冶具と前記傾き検出部の検出結果に基づいて、前記対物レンズの光軸の傾きを調整する傾き調整部とを前記対物レンズホルダに取り付け、
次に、参照光を前記対物レンズ側から入射させ、前記傾き検出部により前記対物レンズで反射された前記反射光を検出し、
次に、前記傾き検出部の検出結果に基づいて、前記傾き調整部により前記対物レンズの光軸の傾き調整を行い、
前記対物レンズを透過した前記参照光を前記波長互換素子に入射させて0次光と同心円状の±1次回折光を生成し、
次に、前記スクリーンに投影された0次光が±1次回折光の中心位置となるように、前記光軸位置調整部及び前記移動調整冶具により、前記波長互換素子ホルダ及び前記対物レンズホルダを前記光軸方向に直交する方向に移動させて組み立てることを特徴とする光ピックアップ部品の組み立て方法。 - 同心円状に回折パターンが形成された波長互換素子と対物レンズとを互いの光軸が一致するようにして位置合わせを行って組み立てる光ピックアップ部品の組み立て方法において、
前記波長互換素子を波長互換素子ホルダに固定し、前記対物レンズを対物レンズホルダに固定し、
次に、前記波長互換素子を固定した前記波長互換素子ホルダ上に前記対物レンズを固定した前記対物レンズホルダを載置し、
次に、前記対物レンズの前に微小開口部を有したピンホール素子を配置し、
次に、前記波長互換素子ホルダを前記対物レンズの光軸方向に直交する方向に可動させる光軸位置調整部を取り付け、
次に、前記対物レンズの光軸方向に直交する方向に可動させる移動調整冶具と前記対物レンズの光軸の傾きを調整する傾き調整部とを前記対物レンズホルダに取り付け、
次に、参照光を前記対物レンズ側から入射させ、前記対物レンズで反射されて前記ピンホール素子に形成された投影像が前記微小開口部に一致するようにして前記傾き調整部により前記対物レンズの傾き調整を行い、
前記対物レンズを透過した前記参照光を前記波長互換素子に入射させて0次光と同心円状の±1次回折光を生成し、
次に、前記スクリーンに投影された0次光が±1次回折光の中心位置となるように、前記光軸位置調整部及び前記移動調整冶具により、前記波長互換素子ホルダ及び前記対物レンズホルダを前記光軸方向に直交する方向に移動させて組み立てることを特徴とする光ピックアップ部品の組み立て方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005239483A JP2007052890A (ja) | 2004-12-21 | 2005-08-22 | 光ピックアップ部品の組み立て方法 |
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JP2004369408 | 2004-12-21 | ||
JP2005211076 | 2005-07-21 | ||
JP2005239483A JP2007052890A (ja) | 2004-12-21 | 2005-08-22 | 光ピックアップ部品の組み立て方法 |
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JP2005239483A Pending JP2007052890A (ja) | 2004-12-21 | 2005-08-22 | 光ピックアップ部品の組み立て方法 |
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-
2005
- 2005-08-22 JP JP2005239483A patent/JP2007052890A/ja active Pending
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