JP2007051740A - パイロ式バルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】 瞬間的に流体の流れを代えることができるパイロ式バルブの提供。
【解決手段】 シリンダ201内にピストン207が配置されている。電気式点火器204の作動により、ピストン207が矢印方向に移動すると、流体出口209aが閉塞され、流体出口209aが開放される。このため、新たに流体入口208から流体出口209bの流れが形成される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、気体や液体等の流体の流れ方向や流量を制御できるパイロ式バルブに関する。
流体の流れを調整するために、電磁バルブが使用されている。電磁バルブは、磁性材料で形成されたピストン体に対して配置されたソレノイドコイルに通電し、磁界を発生させることでピストンの動きを調整するものである。電磁バルブとしては、以下のようなものがある。
特許文献1では、シリンダ1内部に配置され、磁性材料で形成されたピストン2の先端をバルブ(弁体6)として形成している。常時は、ばね5によってバルブ6が弁座7から離れており、バルブが開いた状態であるが、ソレノイドコイル4に通電することで、ピストンが下に駆動し、バネに打ち勝ち弁を閉じる。
特許文献2では、流体の入口2がひとつ、出口3、4を2つ備えたバルブであり、バルブケース1内部を駆動するプラスチックケース11が、コイル10又は9に通電されることによって移動し、2つある出口3又は4のうちいずれかを閉じる電磁コイルである。
いずれのコイルも電磁式であり、ピストンの駆動に時間がかかったり、コイルを備えるためバルブ自体が大型化する。特に、1回限りでかつバルブ内部を一瞬のうちに流体が通過するようなシステムに組み込むバルブとしては、内部構造が複雑であり、高価である。
特公平8-1268号公報 特開平8-138932号公報
本発明は、パイロ式(火工式)のバルブであり、火工品を用いてピストンを駆動させシリンダ内部の流体の流れを調整するものであり、特に1回限りで、瞬時に流れる流体を制御するバルブに適した、内部構造が単純で安価なパイロ式バルブを提供することを課題とする。
本発明は、課題の解決手段として、
2又は3以上の流体出入口を有するシリンダと、前記シリンダ内を移動可能なように取り付けられたピストンと、前記シリンダ内に配置された1又は2以上の点火手段を有しており、
作動前において、前記2又は3以上の流体出入口の全てが開放されているか、又は少なくとも1つがピストンにより閉塞されており、
前記点火手段の作動に伴い、前記ピストンが前記シリンダ内を移動することにより、前記2又は3以上の流体出入口のうちの少なくとも1つの全部又は一部が閉塞される、パイロ式バルブを提供する。
本発明でいう「流体出入口の閉塞」は、流体出入口そのものを閉塞する場合と、流体出入口に流体が流れる経路を遮断する場合を含む。
本発明のパイロ式バルブは、ピストンの移動により、シリンダに設けられた流体出入口を開閉することにより、気体や液体等の流体の流量や流れ方向を瞬時に制御できるものである。本発明のパイロ式バルブでは、前記制御は1回に限りなされる。シリンダ及びピストンは、ステンレス、アルミニウム等の金属製であることが好ましい。
シリンダに設けられた2又は3以上の流体出入口は、それぞれが流体入口又は流体出口となり、流体入口から流体出口に向かって流体が流れるようにされている。流体入口又は流体出口の設定は、パイロ式バルブの適用対象に応じて適宜行われる。
点火手段は、例えば、エアバッグ用ガス発生器で汎用されている電気式点火器(イニシエータ)を用いることができる(例えば、特開2001−165600号公報参照)。この電気式点火器は、作動により、主として衝撃波を生じたり、主としてガス(圧力)を発生させたりするものである。
電気式点火器を用いることにより、電磁バルブのようにソレノイドコイルを用いる必要がなくなるため、電磁バルブと比べると、バルブ全体を小型軽量化することができる。また、電気式点火器は、電流の印加後、1msec程度で作動するものであるため、流体の流量や流れ方向を瞬時に制御する場合に好適である。
電気式点火器が主として衝撃波を発生させるものである場合、ピストンは前記衝撃波を受けて移動し、電気式点火器が主としてガスを発生させるものである場合、発生したガスによりシリンダ内の圧力を高め、この圧力を受けてピストンが移動する。
電気式点火器が主として衝撃波を発生させるものである場合は、ピストンに対向配置(好ましくは正対配置)して、衝撃波の進行方向にピストン表面が存在するようにすることが望ましい。電気式点火器が主としてガスを発生させるものである場合には対向配置する必要はなく、例えば、ピストンと電気式点火器が同一空間内に位置するようにすればよい。
シリンダが有する2又は3以上の流体出入口の少なくとも1つが閉塞されるとき、流体出入口を完全に閉塞することより、流体の流れを遮断したり、流体の流れを遮断して流れ方向を制御したりすることができる。次に、代表例として、第1〜第3の例を挙げて説明する。
第1の例として、A、Bの2つの流体出入口(作動前は両方とも開放されている)があり、流体入口A→流体出口Bの流れがあるとき、流体入口A及び流体出口Bの一方又は両方を完全に閉塞することにより、流体の流れを遮断して停止させることができる。
第2の例として、A、B、Cの3つの流体出入口(作動前は3つとも開放されている)があり、流体入口A→流体出口C及び流体入口B→流体出口Cの2つの流れがあるとき、流体入口Aを閉塞することにより、流体の流れをB→Cのみにすることができるし、その逆でもよい。
第3の例として、第2の例において、作動前、ピストンにより流体入口Bが閉塞され、A→Cのみの流れが存在するとき、ピストンの移動により、流体入口Aを閉塞し、流体入口Bを開放することにより、流体の流れをB→Cに変更することができる。
シリンダが有する2又は3以上の流体出入口の少なくとも1つが閉塞されるとき、一部を閉塞する(部分的に開口する)ことにより、流体の流量を制御することができる。上記第1の例でいうと、流体入口A及び流体出口Bの少なくともいずれかの開口面積をピストンの移動により減少させることをいう。上記第2の例でいうと、流体入口Aの開口を部分的に閉塞することにより、全体の流量を減少させることをいう。上記第3の例でいうと、ピストンの移動により、流体入口Aの開口面積を減少させる(B→Cの流れは確保されている)ことをいう。なお、本発明では、ピストンで完全に(或いは部分的に)閉塞するのは流体入口又は流体出口そのものでもよいし、入口から出口に至る流路のいずれかの部分(途中の部分)であってもよい。
本発明は、課題の他の解決手段として、作動前において、前記2又は3以上の流体出入口の少なくとも1つがピストンにより閉塞されており、前記点火手段の作動に伴い、前記ピストンが前記シリンダ内を移動することにより、前記閉塞された流体出入口が開放される、請求項1記載のパイロ式バルブを提供する。
本発明は、予め閉塞されていた流体入口又は流体出口が、ピストンの移動により開放され、新たな流路が形成させるものである。
本発明は、課題の他の解決手段として、前記シリンダ内がピストンにより2つの空間に仕切られており、一方の空間側に1以上の点火手段が配置され、他方の空間側に1以上の点火手段が配置されている、請求項1又は2記載のパイロ式バルブを提供する。
2つの点火手段を別々の空間に配置して、2つの点火手段の一方のみを作動させてピストンを移動させることにより、流体の流量や流れ方向が瞬時に制御される。
例えば、シリンダが流体出入口A、B、C、Dの4つを有しており、流体入口A→流体出口Bと流体入口C→流体出口Dの2つの流れがあるとき、
(i)作動前、ピストンでA→Bの流れを閉塞し、C→Dの流れを開放しておき、作動後、ピストンでA→Bの流れを開放し、C→Dの流れを閉塞する形態、
(ii)(i)とは逆の形態、
(iii)作動前、A→Bの流れとC→Dの流れの両方を開放しておき、作動後、ピストンでA→Bの流れとC→Dの流れのいずれか一方のみを閉塞する形態(いずれか一方のみを開放しておく形態)、
(iv)上記(i)〜(iii)の形態にて、一部を閉塞することで、全体の流量を減少させる形態〔バルブ内部での流体の流れや流量等(全体の流量も含む)を変化させる形態〕、
等の流体制御ができる。
本発明は、課題の他の解決手段として、前記点火手段が、ピストン表面に対向して配置されている、請求項1〜3のいずれかに記載のパイロ式バルブを提供する。
点火手段の衝撃波をピストンに当てて移動させる形態に適しているが、圧力上昇によりピストンを移動させる形態にも適用できる。
本発明は、課題の他の解決手段として、前記ピストンが、作動前において、前記シリンダに一端が固定された移動防止手段により移動が防止されている、請求項1〜4のいずれかに記載のパイロ式バルブを提供する。
点火手段の作動前にピストンが移動する事態が生じると、正常なバルブ操作ができなくなる。このため、このような事態が発生することを防止する観点から、例えば、一端をシリンダに固定したピンを、ピストンに設けた溝や凹部に差し込むことにより、ピストンの移動を防止することができる(ピンと凹部が移動防止手段)。このピンは、点火手段の作動を受けてピストンが移動するとき、容易に折れたり破壊されたりしてピストンが瞬時に移動できるように、合成樹脂等の材料にて形成されていることが好ましい。
本発明は、課題の他の解決手段として、前記シリンダが、作動後において、前記ピストンの再移動を防止するような内部形状を有している、請求項1〜5のいずれかに記載のパイロ式バルブを提供する。
本発明は、点火手段の作動により移動したピストンが、シリンダ内壁面に衝突し、その反動により再移動することを防止するための再移動防止手段に係わるものである。
例えば、シリンダの内径がピストンの外径よりも僅かに小さくなった部分(縮径部分)やシリンダの内径が徐々に小さくされた部分又は徐々に大きくされた部分(テーパー部分)を形成しておくことにより、ピストンが前記縮径部分や前記テーパー部分に勢いよく移動したとき、ピストンが縮径部分やテーパー部分に嵌り込むことで、再移動が防止される。このため、ピストンの再移動により、開放された流体出入口が再度閉塞されること(即ち、閉塞された流体出入口が再度開放されること)が防止される。
本発明は、課題の他の解決手段として、前記シリンダと前記ピストンの対向する部分が、作動後において、前記ピストンの再移動を防止するための互いに嵌合可能な凹凸を有している請求項1〜5のいずれかに記載のパイロ式バルブを提供する。
本発明は、点火手段の作動により移動したピストンが、シリンダ内壁面に衝突し、その反動により再移動することを防止するための再移動防止手段に係わるものである。
例えば、シリンダに凹部(孔)を形成し、シリンダの凹部に対向するピストン表面に凸部(突起)を形成し、前記凹部と凸部が嵌合可能な形状にしておく。そして、ピストンがシリンダに勢いよく移動したとき、ピストンの凸部がシリンダの凹部に嵌り込むことで、再移動が防止される。このため、ピストンの再移動により、開放された液出入口が再度閉塞されること(即ち、閉塞された流体出入口が再度開放されること)が防止される
再移動防止手段は、シリンダの形状、流体出入口の数、設置場所等の要因により、流体の流れだけではピストンの再移動が充分に防止できないような場合に有効である。
本発明のパイロ式バルブによれば、流体の流れを遮断したり、流れ方向を変えたりできるほか、流体の流量を増減させることもできる。
(1)図1のパイロ式バルブ
図1は、パイロ式バルブ100の縦断面図である。
シリンダ101は筒状のもので、途中から2方向に枝分かれした二股形状であり、流路108の端部には流体入口118が設けられ、流路109の端部には流体出口119が設けられており、作動前には、流体入口118から流体出口119への流路が確保されている。
シリンダ101の残余の開口部には、点火手段(電気式点火器)104が嵌め込まれている。電気式点火器104は、シリンダ101の開口部周縁111をかしめることで固定されている。
シリンダ101内には、円柱状のピストン102が軸方向に移動可能なように取り付けられている。ピストン102の端面102aは、電気式点火器104の着火部105に正対配置されている。
ピストン102の外径は、シリンダ101の内径よりも僅かに小さくなり、流路108の内径よりも充分に大きくなるように設定されている。また、ピストン102の長さは、流路108の内径よりも充分に大きくなるように設定されている。
ピストン102の周面には、周方向に溝107が設けられている。溝107に正対するシリンダ101の壁面には、前記壁面に根本側が埋設された合成樹脂製のピン106が設けられており、ピン106の先端は溝107の底部に当接した状態で嵌め込まれている。
ピン106の直径は、溝107の幅とほぼ同一であるか、又は僅かに小さくなるように設定されているから、電気式点火器104の作動前にピストン102が回転した場合でも、ピン106の先端が溝107から外れることはない(作動前におけるシリンダの移動防止手段)。このようにピン106の先端が凹部に嵌め込まれているため、電気式点火器104の作動前、ピストン102が移動することがない。
このようにピン106の先端が溝107に嵌め込まれているため、電気式点火器104の作動前、ピストン102が軸方向に移動することがない。
シリンダ101には、流路108と流路109の境界部分辺りに段差部110が設けられており、段差部110から流体出口119にかけての流路109の内径は、ピストン102の外径よりも小さくなるように設定されている。
次に、図1により、パイロ式バルブ100の動作を説明する。パイロ式バルブ100は、自動又は手動により作動させる形態にすることができる。
電気式点火器104の作動により着火部105から衝撃波が発生して、ピストン102の端面102aに衝突する。この衝撃を受けて、ピストン102が軸方向に移動するが、このときピン106は、ピストン102の移動に伴う力を受けて容易に折れるため、ピストン102の移動を阻害することはない。
ピストン102は、段差部110に衝突して停止する(破線で示す102’の位置で停止する)。このため、ピストン102で流路108と流路109が閉塞され、流体入口118から流体出口119への流体の流れが停止される。
なお、ピストン102の外径、段差部110の内径及び流路119の内径を調整したり、ピストンの周壁部に切り欠きを設けたりすること等により、ピストン102が移動したあとでも、流路118から流路119間を一部開放し(部分的に閉塞する)、流体入口118から流体出口119への流体の流れを完全に停止させずに減少させるようにすることもできる。
(2)図2のパイロ式バルブ
図2は、別形態のパイロ式バルブ200の縦断面図である。
シリンダは、シリンダ201、202、203の3つの部分からなるもので、1つの流体入口208と、2つの流体出口209a、209bを有しており、作動前は、流体入口208から流体出口209aへの流路が確保されている。
シリンダの残余の開口部には、点火手段(電気式点火器)204が嵌め込まれている。電気式点火器204は、シリンダ201の開口部周縁211をかしめることで固定されている。
シリンダ内には、流体入口208を開放状態に維持するため、一部が切り欠かれた厚みのある平板状のピストン207が図中の矢印方向に移動可能なように取り付けられている。ピストン207の端面207aは、電気式点火器204の着火部205に正対配置されている。
ピストン207の外径(最大部分の外径)は、シリンダ201の内径及びシリンダ201とシリンダ202間の内径よりも僅かに小さくなるように設定されている。シリンダ201の内壁面201aとピストン207の間には間隙が設けられている。
ピストン207には、棒状部の先端に球が形成された合成樹脂製のピン206が取り付けられている。ピン206の棒状部の一部と先端の球は、シリンダ201に形成された同形状の孔の中に嵌め込まれている。ピン206と孔の組み合わせが、作動前における移動防止手段となる。このようにピン206がシリンダ201の内部に嵌め込まれているため、電気式点火器204の作動前、ピストン207が軸方向に移動することがない。
シリンダ内壁面203a付近の内径は、ピストン207の外径よりも僅かに小さくなるように設定されている(作動後におけるシリンダの再移動防止手段)。
次に、図2により、パイロ式バルブ200の動作を説明する。パイロ式バルブ200は、自動又は手動により作動させる形態にすることができる。
電気式点火器204の作動により着火部205から衝撃波が発生して、ピストン207の端面207aに衝突する。この衝撃を受けて、ピストン207が矢印方向に移動するが、このときピン206は、ピストン207の移動に伴う力を受けて容易に折れるため、ピストン207の移動を阻害することはない。
そして、ピストン207は、シリンダ内壁面203aに衝突して停止する(破線で示す207’の位置で停止する)。このとき、再移動防止手段の作用により、ピストン207はシリンダ203内に嵌り込んだ状態となり、再移動が防止される。
このようにしてピストン207が移動することにより、流体出口209aが閉塞され、流体出口209bが開放されるため、流体入口208から流体出口209aへの流れが停止され、代わって流体入口208から流体出口209bへの流れが生じる。
(3)図3のパイロ式バルブ
図3は、別形態のパイロ式バルブ300の縦断面図である。
シリンダ301は筒状のもので、1つの流体入口308と、2つの流体出口309a、309bを有しており、作動前は、流体入口308から流体出口309aへの流路が確保されている。
シリンダ301の残余の開口部には、点火手段(電気式点火器)304が嵌め込まれている。電気式点火器304は、シリンダ301の開口部周縁311をかしめることで固定されている。ピストン302の端面302aは、電気式点火器304の着火部305に正対配置されている。
シリンダ301内には、ピストン302と、ピストン302と一体となったピストンロッド303が軸方向に移動可能なように取り付けられている。ピストン302の外径は、シリンダ301の内径よりも僅かに小さくなるように設定されている。ピストンロッド303の外径は、ピストン302の外径よりも小さく、ピストンロッド303とシリンダ301との間には、環状空間306が形成されている。この環状空間306が、流体入口308から流体出口309aへの流路を形成している。
ピストン302には、周方向に連続した環状溝312が形成されており、環状溝312にはシール部材(Oリング)313が嵌め込まれている。このシール部材313の作用により、流体入口308から流体出口309aに流れる流体の一部が流体出口309bに漏れることが防止される。
ピストン302の端面302aは、シリンダ301の内表面に設けられた段差部307に当接されている。段差部307から電気式点火器304にかけての筒状空間314の内径はピストン302の外径よりも小さいため、作動前において、ピストン302が電気式点火器304側に移動することが防止される。
ピストンロッド303の先端部分は、シリンダ301の端面(電気式点火器304が設置された端面とは反対側の端面)に設けられた孔315に挿入されており、ロッド押さえ316により、先端面303aが押さえられることで、作動前の軸方向への移動が防止されている(作動前の移動防止手段)。なお、シール部材313は、摩擦力により、ロッド押さえ316によるピストン302及びピストンロッド303の移動防止作用を補助するようにも作用する。
ピストンロッド303の外径は均一ではなく、ピストン302に隣接するロッド基部(図3中の斜線を付した部分)303bは、ピストン302に向かって拡大するようなテーパーが付けられており、その最大外径は孔315の内径よりも僅かに大きくなるように設定されている(作動後におけるシリンダの再移動防止手段)。前記ロッド基部303bを除くピストンロッド303の外径は、孔315の内径よりも僅かに小さくなるように設定されている。
次に、図3により、パイロ式バルブ300の動作を説明する。パイロ式バルブ300は、自動又は手動により作動させる形態にすることができる。
電気式点火器304の作動により着火部305から衝撃波が発生して、ピストン302の端面302aに衝突する。この衝撃を受けて、ピストン302及びピストンロッド303が軸方向に移動するが、このときロッド押さえ316は、ピストンロッド303の移動に伴う力を受けて容易に破壊されるため、ピストン302及びピストンロッド303の移動を阻害することはない。
そして、ピストン302は、その肩部302bがシリンダ301の内壁面301aに衝突して停止する。このとき、ロッド基部303bが孔315内に位置するから、上記した再移動防止手段の作用により、ピストンロッド303は孔315に嵌り込んだ状態となり、ピストン302及びピストンロッド303再移動が防止される。
このようにしてピストン302及びピストンロッド303が移動するため、流体出口309aが閉塞され、流体出口309bが開放される。このため、流体入口308から流体出口309aへの流れが停止され、代わって流体入口308から流体出口309bへの流れが生じる。
(4)図4のパイロ式バルブ
図4は、別形態のパイロ式バルブ400の縦断面図である。
シリンダ401は、1つの流体入口408と、2つの流体出口409a、409bを有しており、作動前は、流体入口408から流体出口409bへの流路が確保されている。
シリンダの残余の開口部には、点火手段(電気式点火器)404が嵌め込まれている。電気式点火器404は、シリンダ401の開口部周縁411をかしめることで固定されている。ピストン402の端面402aは、電気式点火器404の着火部405に正対配置されている。
シリンダ401内には、厚みのある平板状のピストン402が図中の矢印方向に移動可能なように取り付けられている。ピストン402の外径は、シリンダ401の内径よりも僅かに小さくなるように設定されている。
ピストン402の周面には、一部に凹部が設けられている。凹部に正対するシリンダ401の壁面には、前記壁面に根本側が埋設された合成樹脂製のピン406が設けられており、ピン406の先端は凹部に嵌め込まれている(作動前におけるシリンダの移動防止手段)。このようにピン406の先端が凹部に嵌め込まれているため、電気式点火器404の作動前、ピストン402が移動することがない。
シリンダ401の内径は、内壁面401a側に向かって徐々に小さくなるようにテーパーが付けられており、その最小内径は、ピストン402の外径よりも僅かに小さくなるように設定されている(作動後におけるシリンダの再移動防止手段)。
次に、図4により、パイロ式バルブ400の動作を説明する。パイロ式バルブ400は、自動又は手動により作動させる形態にすることができる。
電気式点火器404の作動により着火部405から衝撃波が発生して、ピストン402の端面402aに衝突する。この衝撃を受けて、ピストン402が矢印方向に移動するが、このときピン406は、ピストン402の移動に伴う力を受けて容易に折れるため、ピストン402の移動を阻害することはない。
そして、ピストン402は、シリンダ401の内壁面401aに衝突して停止する(破線で示す402’の位置で停止する)。このとき、再移動防止手段の作用により、ピストン402はシリンダ401内に嵌り込んだ状態となり、再移動が防止される。
このようにしてピストン402が移動するため、流体出口409aが開放される。このため、流体入口408から流体出口409aと流体出口409bの両方への流れが生じる。このとき、流体入口408の径が流体出口409aと流体出口409bの径よりも大きければ、流量が増加される。
(5)図5のパイロ式バルブ
図5は、別形態のパイロ式バルブ500の縦断面図である。
シリンダは、シリンダ501、502、503の3つの部分からなるもので、1つの流体入口508と、2つの流体出口509a、509bを有している。
シリンダ内には、厚みのある平板状のピストン505が図の左右方向に移動可能なように取り付けられており、ピストン505とシリンダ501との間には空間511が形成され、ピストン505とシリンダ503との間には空間512が形成されている。ピストン505の外径は、シリンダの内径よりも僅かに小さくなるように設定されている。
ピストン505は、断面図で三叉状の貫通孔515を有しており、3つの開口部515a、515b、515cは、それぞれ空間511、空間512、流体入口508に面している。貫通孔515と3つの開口部515a、515b、515cにより、作動前は、流体入口508から流体出口509aと流体出口509bの両方への流路が確保されている。
シリンダ501には、着火部が空間511に面した状態で第1電気式点火器504aが固定され、シリンダ503には、着火部が空間512に面した状態で第2電気式点火器504bが固定されている。第1電気式点火器504aは、ピストン505の一面505aに正対しており、第2電気式点火器504bは、ピストン505の反対面505bに正対している。
ピストン505の周面には、一部に凹部が設けられている。凹部に正対するシリンダ502の内壁面には、前記内壁面に根本側が埋設された合成樹脂製のピン506が設けられており、ピン506の先端は凹部に嵌め込まれている(作動前におけるシリンダの移動防止手段)。このようにピン506の先端が凹部に嵌め込まれているため、電気式点火器504a、504bの作動前、ピストン502が移動することがない。
ピストン505の一面505aには、棒状部の先端に球が形成された合成樹脂製のピン521が取り付けられ、ピン521に正対するシリンダ501の表面には、ピン521が圧入可能な内部形状の孔522が形成されている(作動後におけるシリンダの再移動防止手段)。
ピストン505の反対面505bには、棒状部の先端に球が形成された合成樹脂製のピン531が取り付けられ、ピン531に正対するシリンダ503の表面には、ピン531が圧入可能な内部形状の孔532が形成されている(作動後におけるシリンダの再移動防止手段)。
次に、図5により、パイロ式バルブ500の動作を説明する。パイロ式バルブ500は、自動又は手動により作動させる形態にすることができる。
第1電気式点火器504aの作動により衝撃波が発生して、ピストン505の一面505aに衝突する。この衝撃を受けて、ピストン505が反対方向に移動するが、このときピン506は、ピストン505の移動に伴う力を受けて容易に折れるため、ピストン505の移動を阻害することはない。
そして、ピストン505は、シリンダ503の内壁面に衝突するが、このとき、ピン531が孔532に圧入されるため、ピストン505の移動が停止されると共に、再移動が防止される。
このようしてピストン505が移動することにより、流体出口509bが閉塞されるため、流体入口508から流体出口509bへの流れが停止され、流体入口508から流体出口509aに向かう流れのみが維持される。
第2電気式点火器504bが作動した場合、逆の動作を経て、流体出口509aが閉塞されるため、流体入口508から流体出口509aへの流れが停止され、流体入口508から流体出口509bに向かう流れのみが維持される
(6)図6のパイロ式バルブ
図6は、別形態のパイロ式バルブ600の縦断面図である。
シリンダは、シリンダ601、602、603の3つの部分からなるもので、1つの流体入口608と、2つの流体出口609a、609bを有している。流体入口608は、シリンダ内部にて2つの流体入口608a、608bに分かれている。
シリンダ内において、厚みのある平板状のピストン605が、図の左右方向に移動可能なように取り付けられている。ピストン605の外径は、シリンダの内径よりも僅かに小さくなるように設定されている。
ピストン605とシリンダ601との間には空間611が形成され、ピストン605とシリンダ603との間には空間612が形成されている。流体入口608と空間611、612は連通されている。
シリンダ601には、着火部が空間611に面した状態で第1電気式点火器604aが固定され、シリンダ603には、着火部が空間612に面した状態で第2電気式点火器604bが固定されている。第1電気式点火器604aは、ピストン605の一面605aに正対しており、第2電気式点火器604bは、ピストン605の反対面605bに正対している。
次に、図6により、パイロ式バルブ600の動作を説明する。パイロ式バルブ600は、自動又は手動により作動させる形態にすることができる。
第1電気式点火器604aの作動により衝撃波が発生して、ピストン605の一面605aに衝突する。この衝撃を受けて、ピストン605が反対方向に移動して、シリンダ603の内壁面に衝突する。
このようしてピストン605が移動することにより、流体入口608bと流体出口609bが閉塞される。このため、流体入口608bから流体出口609bへの流れが停止され、流体入口608aから流体出口609aに向かう流れのみが維持されるから、流量が減少される。
第2電気式点火器604bが作動した場合、逆の動作を経て、流体入口608aと流体出口609aが閉塞される。このため、流体入口608aから流体出口609aへの流れが停止され、流体入口608bから流体出口509bに向かう流れのみが維持されるから、流量が減少される。
パイロ式バルブの縦断面図。 別形態のパイロ式バルブの縦断面図。 別形態のパイロ式バルブの縦断面図。 別形態のパイロ式バルブの縦断面図。 別形態のパイロ式バルブの縦断面図。 別形態のパイロ式バルブの縦断面図。
符号の説明
100 パイロ式バルブ
101 シリンダ
102 ピストン
104 電気式点火器
105 着火部
106 ピン
107 環状溝
108、109 流路
118 流体入口
119 流体出口

Claims (7)

  1. 2又は3以上の流体出入口を有するシリンダと、前記シリンダ内を移動可能なように取り付けられたピストンと、前記シリンダ内に配置された1又は2以上の点火手段を有しており、
    作動前において、前記2又は3以上の流体出入口の全てが開放されているか、又は少なくとも1つがピストンにより閉塞されており、
    前記点火手段の作動に伴い、前記ピストンが前記シリンダ内を移動することにより、前記2又は3以上の流体出入口のうちの少なくとも1つの全部又は一部が閉塞される、パイロ式バルブ。
  2. 作動前において、前記2又は3以上の流体出入口の少なくとも1つがピストンにより閉塞されており、前記点火手段の作動に伴い、前記ピストンが前記シリンダ内を移動することにより、前記閉塞された流体出入口が開放される、請求項1記載のパイロ式バルブ。
  3. 前記シリンダ内がピストンにより2つの空間に仕切られており、一方の空間側に1以上の点火手段が配置され、他方の空間側に1以上の点火手段が配置されている、請求項1又は2記載のパイロ式バルブ。
  4. 前記点火手段が、ピストン表面に対向して配置されている、請求項1〜3のいずれかに記載のパイロ式バルブ。
  5. 前記ピストンが、作動前において、前記シリンダに一端が固定された移動防止手段により移動が防止されている、請求項1〜4のいずれかに記載のパイロ式バルブ。
  6. 前記シリンダが、作動後において、前記ピストンの再移動を防止するような内部形状を有している、請求項1〜5のいずれかに記載のパイロ式バルブ。
  7. 前記シリンダと前記ピストンの対向する部分が、作動後において、前記ピストンの再移動を防止するための互いに嵌合可能な凹凸を有している、請求項1〜5のいずれかに記載のパイロ式バルブ。

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