JP2007051581A - 車両情報収集装置、車両情報管理装置および車両情報管理システム - Google Patents

車両情報収集装置、車両情報管理装置および車両情報管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】車両が搭載するエンジンの触媒に関する情報を簡易な構成で効率よく収集することが可能な車両情報収集装置を提供すること。
【解決手段】車両に搭載されて車両の走行状態に関する情報を収集する車両情報収集装置100において、車両のエンジンから排出される排ガスを浄化するための触媒の発火を検出する発火検出部15により検出された触媒の発火状態と、車両の走行状態を検出する走行状態検出部16により検出された車両の走行状態とを対応付けた情報を触媒情報として生成する触媒情報生成部17を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両が搭載するエンジンの触媒に関する情報を収集する車両情報収集装置、車両情報管理装置および車両情報管理システムに関するものである。
従来、車両に搭載されたエンジンからは、有害物質を含んだ排気ガスが排出されていた。このエンジンから排出される排気ガスを浄化するため、エンジンの排気系には触媒が用いられている。このような触媒においては、車両の走行条件によって触媒が発火する場合があり、触媒が発火すると急激な温度変化によって触媒が劣化する。したがって、触媒が発火しないような車両の走行条件を知っておく必要がある。
特許文献1に記載の触媒温度制御装置は、ハイブリッド型車両のエンジンの運転中において、燃料カット制御中であると判定された場合に、環流弁を開いて排気ガスを吸気管に環流させている。これにより、低温の排気ガスが吸気管に環流されるので、触媒が冷却されることを防ぎ、触媒を迅速に暖機して排気ガスの浄化率を高く維持している。
特開2004−239002号公報
しかしながら上記従来技術では、どのような車両の走行条件の場合に触媒が発火するかを知ることはできず、車両の走行状態とエンジンの触媒の状態との対応関係に関する情報を収集することはできないといった問題があった。このため、触媒の劣化を防止するための情報を効率よく収集できないといった問題があった。
そこで、本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、車両が搭載するエンジンの触媒に関する情報を簡易な構成で効率よく収集することが可能な車両情報収集装置、車両情報管理装置および車両情報管理システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1の発明に係る車両情報収集装置は、車両に搭載されて車両の走行状態に関する情報を収集する車両情報収集装置において、前記車両のエンジンから排出される排ガスを浄化するための触媒の発火を検出する発火検出部により検出された触媒の発火状態と、前記車両の走行状態を検出する車両状態検出部により検出された車両の走行状態とを対応付けた情報を触媒情報として生成する触媒情報生成部を備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明に係る車両情報収集装置は、上記の発明において、前記触媒情報に基づいて生成された車両制御に関する指示情報および前記車両状態検出部が検出した車両の走行状態に基づいて、前記車両の走行を制御する制御部をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項3の発明に係る車両情報収集装置は、上記の発明において、前記触媒情報を集計するとともに前記触媒情報に基づいて生成した前記車両制御に関する指示情報を前記車両に提供する車両情報管理装置へ、前記触媒情報生成部が生成した触媒情報を送信する送信部と、前記触媒情報に基づいて生成された前記車両制御に関する指示情報を前記車両情報管理装置から受信する受信部と、をさらに備え、前記制御部は、前記受信部が受信した前記車両制御に関する指示情報に基づいて、前記車両の走行を制御することを特徴とする。
また、請求項4の発明に係る車両情報収集装置は、上記の発明において、前記触媒情報に基づいて生成された触媒発火の警告に関する指示情報および前記車両状態検出部が検出した車両の走行状態に基づいて、前記車両へ所定の警告を行う警告部をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項5の発明に係る車両情報収集装置は、上記の発明において、前記触媒情報を集計するとともに前記触媒情報に基づいて生成した触媒発火の警告に関する指示情報を前記車両に提供する車両情報管理装置へ、前記触媒情報生成部が生成した触媒情報を送信する送信部と、前記触媒情報に基づいて生成された触媒発火の警告に関する指示情報を前記車両情報管理装置から受信する受信部と、をさらに備え、前記警告部は、前記受信部が受信した触媒発火の警告に関する指示情報に基づいて、前記車両へ所定の警告を行うことを特徴とする。
また、請求項6の発明に係る車両情報収集装置は、上記の発明において、前記車両状態検出部が検出する車両の走行状態は、前記車両が走行する際の外部環境に関する情報または前記車両のエンジン状態に関する情報を含むことを特徴とする。
また、請求項7の発明に係る車両情報収集装置は、上記の発明において、前記車両状態検出部が検出する車両の走行状態は、前記車両の走行距離に関する情報、前記車両の走行時間に関する情報または前記車両の使用年数に関する情報を含むことを特徴とする。
また、請求項8の発明に係る車両情報管理装置は、車両に搭載されて車両の走行状態に関する情報を収集する車両情報収集装置から前記車両の走行状態に関する情報を受信して集計する車両情報管理装置において、前記車両のエンジンから排出される排ガスを浄化するための触媒の発火と前記車両の走行状態とを対応付けた触媒情報を、前記車両の走行状態に関する情報として前記車両情報収集装置から受信する受信部と、受信した前記触媒情報を集計して前記触媒の発火につながる走行状態をモデル化し、モデル化した前記触媒の発火につながる走行状態に基づいて、前記車両へ前記触媒の発火に関する情報を生成する発火情報生成部と、生成した前記触媒の発火に関する情報を前記車両情報収集装置に送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
また、請求項9の発明に係る車両情報管理装置は、上記の発明において、前記車両へ送信する前記触媒の発火に関する情報は、前記触媒の発火につながる走行状態とならないよう前記車両の走行を制御させる制御指示情報であることを特徴とする。
また、請求項10の発明に係る車両情報管理装置は、上記の発明において、前記車両へ送信する前記触媒の発火に関する情報は、前記触媒の発火につながる走行状態に関する警告を示す警告情報であることを特徴とする。
また、請求項11の発明に係る車両情報管理装置は、上記の発明において、前記車両は複数からなり、前記触媒の発火につながる走行状態のモデル化および前記触媒の発火に関する情報の送信は、前記車両毎または前記車両の車種毎に行うことを特徴とする。
また、請求項12の発明に係る車両情報管理システムは、車両に搭載されて車両の走行状態に関する情報を収集する車両情報収集装置と、前記車両情報収集装置から前記車両の走行状態に関する情報を受信して集計する車両情報管理装置とを備える車両情報管理システムにおいて、前記車両情報収集装置は、前記車両のエンジンから排出される排ガスを浄化するための触媒の発火を検出する発火検出部と、前記車両の走行状態を検出する車両状態検出部と、前記発火検出部が検出する触媒の発火と、前記車両状態検出部が検出する車両の走行状態とを対応付けた情報を触媒情報として生成する触媒情報生成部と、前記触媒情報生成部が生成した触媒情報を前記車両の走行状態に関する情報として前記車両情報管理装置に送信する送信部と、を備え、前記車両情報管理装置は、前記車両情報収集装置の触媒情報生成部が生成した前記触媒情報を、前記車両の走行状態に関する情報として前記車両情報収集装置から受信する受信部と、受信した前記触媒情報を集計して前記触媒の発火につながる走行状態をモデル化し、モデル化した前記触媒の発火につながる走行状態に基づいて、前記車両へ前記触媒の発火に関する情報を生成する発火情報生成部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、触媒の発火状態と、車両の走行状態とを対応付けた情報を触媒情報として生成するので、車両が搭載するエンジンの触媒に関する情報を簡易な構成で効率よく収集することが可能になるという効果を奏する。
また、本発明によれば、触媒情報に基づいて生成された車両制御に関する指示情報および車両の走行状態に基づいて車両の走行を制御するので、触媒の発火による触媒の劣化を防止することが可能になるという効果を奏する。
また、本発明によれば、触媒情報に基づいて生成された車両制御に関する指示情報を車両情報管理装置から受信し、受信した車両制御に関する指示情報に基づいて車両の走行を制御するので、簡易な構成で車両制御に関する指示情報を取得することが可能となり、簡易な構成で車両の走行を制御することが可能となる。したがって、簡易な構成で触媒の発火による触媒の劣化を防止することが可能になるという効果を奏する。
また、本発明によれば、触媒情報に基づいて生成された触媒発火の警告に関する指示情報および車両の走行状態に基づいて車両へ所定の警告を行うので、触媒の発火による触媒の劣化を防止することが可能になるという効果を奏する。
また、本発明によれば、触媒情報に基づいて生成された触媒発火の警告に関する指示情報を車両情報管理装置から受信し、受信した触媒発火の警告に関する指示情報に基づいて車両の走行を制御するので、簡易な構成で車両制御に関する指示情報を取得することが可能となり、簡易な構成で車両へ触媒発火に関する警告を行うことが可能となる。したがって、簡易な構成で触媒の発火による触媒の劣化を防止することが可能になるという効果を奏する。
また、本発明によれば、車両の走行状態が、車両が走行する際の外部環境に関する情報または車両のエンジン状態に関する情報を含んでいるので、車両が走行する際の外部環境または車両のエンジン状態に応じた、詳細な触媒に関する情報を収集することが可能になるという効果を奏する。
また、本発明によれば、車両の走行状態が、車両の走行距離に関する情報、車両の走行時間に関する情報または車両の使用年数に関する情報を含んでいるので、車両の走行距離、車両の走行時間または車両の使用年数に応じた、詳細な触媒に関する情報を収集することが可能になるという効果を奏する。
また、本発明によれば、触媒情報を集計して触媒の発火につながる走行状態をモデル化し、モデル化した触媒の発火につながる走行状態に基づいて車両へ触媒の発火に関する情報を生成するので、車両が搭載するエンジンの触媒に関する情報を簡易な構成で効率よく管理することが可能になるという効果を奏する。
また、本発明によれば、車両へ送信する触媒の発火に関する情報は、触媒の発火につながる走行状態とならないよう車両の走行を制御させる制御指示情報であるので、車両に触媒の発火による触媒の劣化を防止させることが可能になるという効果を奏する。
また、本発明によれば、車両へ送信する触媒の発火に関する情報は、触媒の発火につながる走行状態に関する警告を示す警告情報であるので、車両に触媒の発火による触媒の劣化を防止させることが可能になるという効果を奏する。
また、本発明によれば、触媒の発火につながる走行状態のモデル化および触媒の発火に関する情報の送信を、車両毎または車種毎に行うので、車両へ効率よく触媒の発火に関する情報を提供することが可能になるという効果を奏する。
また、本発明によれば、車両情報収集装置が触媒の発火と車両の走行状態とを対応付けた情報を触媒情報として生成し、車両情報管理装置が触媒情報を集計して触媒の発火につながる走行状態をモデル化しモデル化した触媒の発火につながる走行状態に基づいて車両へ触媒の発火に関する情報を生成するので、車両が搭載するエンジンの触媒に関する情報を簡易な構成で効率よく収集、管理することが可能になるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る車両情報収集装置、車両情報管理装置および車両情報管理システムの好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本発明に係る触媒情報管理システムの概要および特徴を説明した後に、本実施例1に係る触媒情報収集装置(車両情報収集装置)、車両情報管理装置および触媒情報管理システム(車両情報管理システム)を説明し、最後に、他の実施例として種々の変形例(実施例2)を説明することとする。
(概要および特徴)
まず最初に、本発明に係る触媒情報管理システムの概要および特徴を説明する。図1は、本発明に係る触媒情報管理システムの概念を説明するための図である。触媒情報管理システム5は、車両1、車両情報管理装置3を含んで構成されている。
車両1は、車両1のエンジンの排気系に用いられる排ガスを浄化するための触媒に関する情報を収集する手段(後述する触媒情報収集装置100)を備えており、収集した触媒に関する情報(後述する触媒情報)を車両情報管理装置3に送信する。車両情報管理装置3は、車両1から送信される触媒情報(データ)を受信して集計するとともに、車両1へ所定の警告情報等を送信するコンピュータ等の装置である。
触媒情報管理システム5においては、車両1がイオンセンサ150等によって触媒の発火を検出する(1)。また、車両1が車両の走行状態(走行に関する制御)等を検出する(2)。車両1は、検出した触媒の発火に関する情報(触媒の状態情報)と、車両1の走行状態に関する情報(車両1の状態情報)を対応付けて記憶しておく(触媒情報の収集)(3)。
車両1は、収集した触媒情報を所定のタイミングで車両情報管理装置3に送信する(4)。車両情報管理装置3は、車両1から送信される触媒情報を受信し、これまでに受信した触媒情報の集計を行う(5)。車両情報管理装置3は、触媒情報の集計を行って、車両1の走行状態がどういう場合に、触媒が発火するかをモデル化する。そして、車両情報管理装置3は、モデル化された触媒の発火に関する情報に基づいて、車両1への警告情報(触媒発火の警告に関する指示情報)や制御情報(車両制御に関する指示情報)を生成する。
ここでの、警告情報は、車両1がどのような走行状態において触媒が発火するかを示す情報である。また、制御情報は、モデル化された触媒の発火に関する情報と、車両1の制御に関する指示情報の対応付け情報である。換言すると、制御情報は車両1がどのような走行状態において触媒が発火し、どのように車両1の走行状態を制御すれば触媒の発火を防止できるかを示す情報である。車両情報管理装置3は、生成した警告情報や制御情報を所定のタイミングで車両1に送信する(6)。
車両1は、車両情報管理装置3から警告情報や制御情報を受信する。車両1は、例えば警告情報を受信した場合、車両1の走行状態が所定の状態になった場合に警告情報に基づいて警告表示等を行う。車両1は、警告表示として、例えばどのような車両1の走行状態がどれだけ継続すれば触媒が発火するかを表示させる。
また、車両1が例えば制御情報を受信した場合、車両1の走行状態が所定の状態になった場合に制御情報に基づいて所定の車両制御等を行う(7)。車両1の制御としては、例えば、触媒が発火しないような車両走行に制御する。
このように、車両1は、触媒の状態情報と、車両1の走行に関する状態情報を検出しているので、車両1は、触媒の状態情報と車両1の走行に関する状態情報の対応付けに関する情報(車両が搭載するエンジンの触媒に関する情報)を簡易な構成で効率よく収集することが可能となる。また、車両1から車両情報管理装置3へ触媒情報を送信するので、車両情報管理装置3は車両1から送信される触媒情報を集計することが可能となり、車両1の走行状態がどのような状態の場合に触媒が発火するかをモデル化することができる。また、車両情報管理装置3は、モデル化された触媒の発火に関する情報に基づいて車両1への警告情報や制御情報を生成することが可能となり、車両1は警告情報に基づいた警告表示や制御情報に基づいた車両制御を行うことが可能となる。したがって、触媒の発火による触媒の劣化を防止することが可能となる。
次に、本実施例1に係る触媒情報管理システム5について説明する。なお、ここでは、本実施例1に係る触媒情報管理システム5の車両1が備える触媒情報収集装置(車両情報収集装置)100の構成および車両情報管理装置3の構成を説明した後に、この触媒情報管理システム5の各種処理の手順を説明することとする。
(車両の構成)
図2は、本実施例1に係る触媒情報収集装置の構成を示すブロック図である。触媒情報収集装置100は、車両1に搭載されて車両1の走行状態に関する情報を収集する装置であり、通信部11、ナビゲーション装置12、記憶部13、ECU(Electrical Control Unit)14、発火検出部15、走行状態検出部16、触媒情報生成部17、警告部18を備えている。なお、ここでのECU14が特許請求の範囲に記載の制御部に対応し、通信部11が特許請求の範囲に記載の受信部および送信部に対応する。また、ここでの走行状態検出部16が特許請求の範囲に記載の車両状態検出部に対応する。
通信部11は、車両情報管理装置3と通信を行う通信手段である。通信部11は、車両情報管理装置3へ触媒情報等を送信し、車両情報管理装置3から警告情報や制御情報を受信する。
ナビゲーション装置12は、車両1を所定の目的地まで誘導処理(ナビゲーション処理)する装置であり、車両1の誘導処理に関する情報を提供する外部装置から、地図情報や地図情報を更新するための情報を受信し、地図情報に基づいた誘導処理を行なう。ここでのナビゲーション装置12は、液晶モニタ等を含んで構成される表示部120を備えており、警告部18からの指示に基づいて表示部120が所定の警告メッセージ等を表示する。
発火検出部15は、触媒(後述する触媒22)が発火したか否か等を、触媒の状態情報として検出するためのイオンセンサ150を含んで構成されている。走行状態検出部16は、車両1の走行状態を検出する。走行状態検出部16は、例えばクランクの回転数、スロットルの開閉状態、車両1が走行中の環境(温度、気圧等)等を、車両1の走行に関する状態情報として検出する。
触媒情報生成部17は、発火検出部15による触媒22が発火したか否かの情報(触媒の状態情報)、走行状態検出部16が検出した車両1の走行に関する状態情報に基づいて、触媒の状態情報と車両1の状態情報を対応付ける。触媒情報生成部17は、触媒の状態情報と車両1の状態情報を対応付けを触媒情報として生成し、記憶部13に記憶させる。
記憶部13は、触媒情報生成部17が生成した触媒情報、車両情報管理装置3から送信される警告情報や制御情報等を記憶するメモリ等の記憶手段である。ECU14は、エンジン等の後述する被制御装置200を制御する手段であり、後述する燃料21の噴射制御を行うEFI(Electronic Fuel Injection)140を備えている。
警告部18は、記憶部13に格納される警告情報、走行状態検出部16が検出する車両1の走行状態に基づいて、所定の警告メッセージを生成し、ナビゲーション装置12の表示部120に表示させる。
また、車両1は触媒情報収集装置100と接続されて触媒情報収集装置100に制御される被制御装置200を備えている。被制御装置200は、車両1を走行させるためのエンジン等の装置であり、燃料21、触媒22を有している。燃料21は、EFI140によって噴射制御が行われる。燃料21が噴射される際には、エンジンの排気系に触媒22が用いられ、触媒22によってエンジンから排出される排気ガスを浄化する。触媒22は、発火検出部15によって発火が検出される。
図3は、本実施例1に係る車両情報管理装置の構成を示すブロック図である。車両情報管理装置3は、触媒情報収集装置100から車両の走行状態に関する情報を受信して集計する装置であり、通信部31、記憶部32、発火情報生成部33、制御部34を備えている。なお、ここでの通信部31が特許請求の範囲に記載の送信部および受信部に対応する。
通信部31は、触媒情報収集装置100と通信を行う通信手段である。通信部31は、触媒情報収集装置100から触媒情報等を受信し、触媒情報収集装置100へ警告情報や制御情報を送信する。
記憶部32は、触媒情報収集装置100から受信した触媒情報、発火情報生成部33が生成した警告情報や制御情報等を記憶するメモリ等の記憶手段である。発火情報生成部33は、触媒情報収集装置100から受信した触媒情報を集計して触媒の発火につながる走行状態をモデル化し、モデル化した触媒の発火につながる走行状態に基づいて、触媒の発火に関する情報(警告情報、制御情報)を生成する。制御部34は、記憶部32、発火情報生成部33を制御する。
(各種処理の手順)
次に、本実施例1に係る触媒情報管理システム5の各種処理の手順について説明する。図4は、本実施例1に係る触媒情報管理システムの動作手順を示すフローチャートであり、図中左側は車両1(触媒情報収集装置100全体)の動作を示すフローであり、図中右側は車両情報管理装置3全体の動作を示すフローである。
所定の情報収集タイミングになると、触媒情報生成部17は、触媒情報収集装置100の発火検出部15(イオンセンサ150)の検出結果に基づき、車両1の走行中に触媒22の発火があったかを抽出する(ステップS110)。すなわち、発火検出部15は、触媒の状態情報を検出し、触媒情報生成部17は、発火検出部15によって検出された、触媒22が発火したか否かの情報を触媒の状態情報として抽出する。
また、触媒情報生成部17は、車両1の走行中に、走行状態検出部16によって検出(測定)された車両1の走行状態に関する情報(車両1の状態情報)を抽出する(ステップS120)。具体的には、走行状態検出部16は、外気の温度や気圧(車両環境)、クランク回転数、スロットルの開閉の有無、走行時間、燃料21の噴射量等を測定する。
外気の温度は例えば走行状態検出部16が備える温度センサ(図示せず)等を用いて測定し、気圧は例えば走行状態検出部16が備える気圧センサ(図示せず)等を用いて測定する。また、クランク回転数は例えば走行状態検出部16が備えるクランク角信号(NE信号)の検出手段(図示せず)等を用いて測定し、スロットルの開閉の有無は、例えば走行状態検出部16が備えるスロットルの開閉センサ(図示せず)等を用いて測定する。
また、走行時間は、例えば走行状態検出部16が備えるタイマ(図示せず)等を用いて測定する。なお、走行状態検出部16は、走行状態検出部16のEFI140による燃料21の噴射制御に基づいて、燃料の噴射量を測定してもよい。
触媒情報生成部17は、ステップS110の処理で得た触媒22の状態情報と、ステップS120の処理で得た車両1の状態情報を同一タイミングで対応付けて触媒情報を生成する(ステップS130)。触媒情報生成部17は、生成した触媒情報を記憶部13に記憶させる。
発火検出部15は、車両1が走行中の間、触媒22の発火(触媒の状態情報)を検出し続けている。また、走行状態検出部16は、車両1が走行中の間、車両1の走行状態に関する情報(車両1の状態情報)を検出し続けている。そして、触媒情報生成部17は、車両1の走行状態が変化する毎に、1つの触媒情報を生成し記憶部13に記憶させる。なお、触媒情報生成部17は、所定のタイミングで1つの触媒情報を生成し記憶部13に記憶させてもよい。
この後、触媒情報収集装置100は、所定のタイミング(例えば、車両1のイグニッションスイッチ(IG)がオフになった時)で、収集しておいた(記憶部13に記憶しておいた)触媒情報を、通信部11を介して車両情報管理装置3に送信する(ステップS140)。なお、収集しておいた触媒情報の車両情報管理装置3への送信制御は、触媒情報生成部17が行なうこととしてもよい。
車両情報管理装置3は、通信部31を介して車両1から触媒情報を受信する(ステップS210)。車両情報管理装置3は、車両1からこれまでに受信した触媒情報の集計を行う。具体的には、発火情報生成部33が、車両1からこれまでに受信した触媒情報(以前に受信した触媒情報と今回受信した触媒情報)に基づいて、車両1の走行状態がどういう状態の場合に触媒22が発火するかをモデル化する(ステップS220)。そして、車両情報管理装置3の発火情報生成部33は、モデル化した触媒22の発火に関する情報に基づいて、車両1への警告情報や制御情報を生成する。車両情報管理装置3は、生成した警告情報や制御情報を通信部31を介して所定のタイミングで車両1に送信する(ステップS230)。
車両1の触媒情報収集装置100は、通信部11を介して車両情報管理装置3から警告情報や制御情報を受信する(ステップS310)。触媒情報収集装置100は、受信した警告情報や制御情報を記憶部13に格納する。触媒情報収集装置100は、既に警告情報や制御情報を記憶している場合、新たに受信した警告情報や制御情報によって既に記憶している警告情報や制御情報を書き換える(警告情報や制御情報の更新)(ステップS320)。
触媒情報収集装置100の警告部18は、記憶部13内の警告情報に基づいて車両1の走行状態が所定の状態になった場合に警告処理を行う。換言すると、警告部18は、触媒情報に基づいて生成された警告情報および走行状態検出部が検出した車両の走行状態に基づいて所定の警告を行う。
例えば、警告情報が「クランク回転数が5000rpmの時にスロットル全開で5分以上走行すると、触媒22が発火するので警告を行う旨の情報」である場合、警告部18は、走行状態検出部16が「クランク回転数が5000rpm」、「スロットル全開」、「4分以上走行」を検出した場合に警告処理を行う。警告部18は、警告処理として、ナビゲーション装置12の表示部12に警告メッセージを表示させる。ここでの警告メッセージは、例えば「現在の走行状態で1分以上走行すると、触媒が発火する恐れがあります」といったメッセージである。車両1のドライバは、必要に応じて、触媒22が発火しないよう車両1の運転走行を制御する。
触媒情報収集装置100のECU14(制御部)は、記憶部13内の制御情報に基づいて車両1の走行状態が所定の状態になった場合に車両1の制御処理を行う(ステップS330)。換言すると、ECU14は、触媒情報に基づいて生成された制御情報および走行状態検出部が検出した車両の走行状態に基づいて車両1の制御処理を行う。
例えば、制御情報が「クランク回転数が5000rpmの時にスロットル全開で5分以上走行すると、触媒22が発火するので燃料21の噴射量を減少させる制御を行うことを示す情報」である場合、ECU14は、走行状態検出部16が「クランク回転数が5000rpm」、「スロットル全開」、「4分以上走行」を検出した場合に車両1の制御処理を行う。ECU14は、車両1の制御処理として、例えばEFI140に燃料21の噴射量を減少させる。
このように、実施例1によれば、触媒情報収集装置100は、触媒22の状態情報と車両1の状態情報の対応付けに関する触媒情報を収集することが可能となる。また、ECU14がEFI140を備えるので、触媒情報収集装置100は燃料21の噴射量に基づいた触媒情報を収集することが可能となる。また、車両情報管理装置3は、燃料21の噴射量に基づいた触媒情報を集計することが可能となり、燃料21の噴射量等に基づいて車両1の走行状態がどのような状態の場合に触媒が発火するかをモデル化することができる。また、車両情報管理装置3は、燃料21の噴射量等に基づいて車両1への警告情報や制御情報を生成することが可能となり、触媒情報収集装置100は燃料21の噴射量等に基づいて生成された警告情報や制御情報を取得することが可能となる。したがって、簡易な構成で車両の走行を制御したり、所定の警告を行うことが可能となり、簡易な構成で触媒の発火による触媒の劣化を防止することが可能となる。
さて、これまで本発明の実施例1について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施例にて実施されてもよいものである。
(触媒情報の集計)
例えば、本発明では、触媒情報管理システム5が複数の車両1を備え、各車両1がそれぞれ触媒情報収集装置100を備える構成としてもよい。この場合、各車両1の触媒情報収集装置100が、それぞれの触媒情報を収集して車両情報管理装置3に送信する。車両情報管理装置3は、各車両1から送信される触媒情報を車両毎や車種毎に集計して記憶する。車両情報管理装置3は、車両毎や車種毎の触媒情報を触媒情報テーブル(触媒情報テーブル101)として記憶する。また、車両情報管理装置3の発火情報生成部33は、車両毎や車種毎に警告情報や制御情報を生成し、車両1へ送信する。
ここで、車両情報管理装置3が集計して記憶する触媒情報テーブルの構成を説明する。図5は、触媒情報テーブルの構成の一例を示す図である。触媒情報テーブル101は、各車両1の車種に関する情報(「車種」)、車両1の使用年数(使用日数)に関する情報(「使用年数」)、車両の走行環境に関する情報(「車両環境」)、クランクの回転数に関する情報(「クランク回転数」)、スロットルの開閉に関する情報(「スロットル」)、車両1の走行時間に関する情報(「走行時間」)、触媒22の発火の有無に関する情報(「発火有無」)、触媒22の発火回数に関する情報(「発火回数」)等が、それそれ対応付けされて構成されている。
例えば、「車種」が「N001」で「使用年数」が「10年」の車両1は、「車両環境」が25℃、1013hPaにおいて、「クランク回転数」を「6000rpm」、「スロットル」を「全開」の状態で30分以上走行すると、これまでの「発火回数」が10回であることを示している。
したがって、車両情報管理装置3は、「車種」が「N001」で「使用年数」が「10年」の車両1に対しては、「車両環境」が25℃、1013hPaの時、「クランク回転数」を「6000rpm」、「スロットル」を「全開」の状態で30分以上走行させないための警告情報や制御情報を生成する。
なお、触媒情報テーブル101内の「車種」や「使用年数」は、車両1の触媒情報収集装置100が触媒情報を送信する際に、触媒情報とともに車両情報管理装置3に送信してもよいし、車両情報管理装置3の記憶部32が予め記憶しておいてもよい。
触媒情報収集装置100が「車種」や「使用年数」を車両情報管理装置3に送信する場合は、触媒情報収集装置100の記憶部13が予め「車種」や「使用年数」に関する情報を記憶しておく。また、車両情報管理装置3の記憶部32が「車種」や「使用年数」を予め記憶しておく場合は、触媒情報収集装置100が車両情報管理装置3に触媒情報を送信する際に車両1を識別する情報を送信し、車両情報管理装置3がこの識別情報に基づいて記憶部32から車両1に対応する「車種」や「使用年数」を抽出する。
また、触媒情報収集装置100は、車両の走行状態として、外気の湿度、天候、車両1の走行距離、車両1の走行地域毎に触媒情報を収集してもよい。この場合、車両情報管理装置3は、外気の湿度、天候、車両1の走行距離、車両1の走行地域毎に触媒情報を集計し、制御情報や警告情報を生成してもよい。
このように、車両情報管理装置3が複数の車両1から触媒情報を車両毎または車種毎に取得して集計するので、効率よく触媒情報を管理することが可能となり、詳細な警告情報や制御情報を生成することが可能となる。すなわち、車両情報管理装置3は、車両1へ詳細な警告情報や制御情報を効率よく提供することが可能となる。したがって、車両1は詳細な警告情報や制御情報に基づいて、警告処理や車両1の制御処理を行うことが可能となる。
また、車両1の走行状態に基づいて生成される触媒情報(触媒情報テーブル101)が、車両が走行する際の車両環境に関する情報やクランク回転数等の車両1のエンジン状態に関する情報を含んでいるので、車両1が走行する際の車両環境またはエンジン状態に応じた、詳細な触媒情報を収集することが可能になる。
また、車両1の走行状態に基づいて生成される触媒情報(触媒情報テーブル101)が、車両1の走行距離に関する情報、車両1の走行時間に関する情報、車両1の使用年数に関する情報、車両1が走行する地域に関する情報を含んでいるので、車両の走行距離、車両の走行時間、車両の使用年数、車両1が走行する地域に応じた、詳細な触媒に関する情報を収集することが可能になるという効果を奏する。
(触媒情報の送信)
また、車両情報管理装置3は、1つの車両1から取得して集計した触媒情報テーブル101、警告情報、制御情報を1つの車両1とは異なる他の車両1に送信することとしてもよい。
これにより、触媒情報収集装置100は、他の車両1が収集した触媒情報、警告情報、制御情報を取得することが可能となり、他の車両1が収集した警告情報、制御情報を参考にした車両1の制御処理、警告処理を行うことが可能となる。
(警告情報や制御情報の生成)
なお、触媒情報の集計、警告情報や制御情報の生成は、触媒情報収集装置100が行ってもよい。この場合、各車両1が備える触媒情報収集装置100によって触媒情報を集計するとともに、自らが用いるための警告情報や制御情報を生成し、警告処理や制御処理を行う。
これにより、触媒情報管理システム5は車両情報管理装置3を備えることなく、各車両1が備える触媒情報収集装置100によって、警告処理や制御処理を行うことが可能となる。したがって、触媒情報管理システム5は簡易な構成で車両1に触媒の劣化を防止させることが可能となる。
(触媒発火の検出)
また、本発明では、触媒22が発火したか否かの検出は、イオンセンサ150以外の手段によって検出してもよい。例えば、発火検出部15が発火センサや温度センサを備える構成とし、この発火センサや温度センサによって触媒22が発火したか否かを検出してもよい。
(触媒情報収集装置の通信手段)
また、実施例1では通信部11とナビゲーション装置12が別々の構成である場合について説明したが、ナビゲーション装置12が通信部11を備える構成としてもよい。この場合、ナビゲーション装置12の通信部11が地図情報等を受信するとともに、警告情報や制御情報を受信する。
これにより、触媒情報収集装置100は、簡易な構成で触媒情報を車両情報管理装置3に送信できるとともに、簡易な構成で車両情報管理装置3から警告情報や制御情報を受信することが可能となる。
(ECUの構成)
また、ECU14がエンジンの点火時期を制御するESA(Electronic Spark Advance)やアイドル回転数を制御するISC(Idle Speed Control)を備える構成としてもよい。この場合、走行状態検出部16は、車両1の走行状態として、ESA制御によるエンジンの点火時期やISA制御によるアイドル回転数を検出し、触媒情報生成部17はエンジンの点火時期やアイドル回転数に関する情報を含んだ触媒情報を生成する。そして、ECU14のESAやISCは、記憶部13に格納されている制御情報に基づいて、エンジンの点火時期やアイドル回転数を制御する。
これにより、触媒情報収集装置100は、エンジンの点火時期やアイドル回転数に関する触媒情報を収集することが可能となる。また、車両情報管理装置3は、エンジンの点火時期やアイドル回転数に基づいた触媒情報を集計することが可能となり、エンジンの点火時期やアイドル回転数に基づいて車両1の走行状態がどのような状態の場合に触媒が発火するかをモデル化することができる。また、車両情報管理装置3は、エンジンの点火時期やアイドル回転数に基づいてに基づいて車両1への警告情報や制御情報を生成することが可能となり、触媒情報収集装置100はエンジンの点火時期やアイドル回転数に基づいて生成された警告情報や制御情報を取得することが可能となる。
(警告処理)
また、実施例1ではナビゲーション装置12が表示部120を備える構成の場合について説明したが、警告メッセージの表示はナビゲーション装置12が備える表示部120以外の表示手段によって行ってもよい。これにより、触媒情報収集装置100がナビゲーション装置12を備えていない場合であっても、触媒発火に関する警告メッセージの表示を行うことが可能となる。
また、触媒22の発火に関する警告は表示部120による警告メッセージの表示に限られず、音声メッセージ等の出力によって行ってもよい。ナビゲーション装置12が音声出力手段を備えている場合は、ナビゲーション装置12の音声出力手段によって音声メッセージ等を出力してもよい。
これにより、車両1のドライバが車両1を運転中であっても、警告に関する音声メッセージを容易にドライバに通知することが可能となり、ドライバは警告情報に基づいて車両1を制御することが可能となる。
(触媒情報の送信タイミング)
触媒情報収集装置100から車両情報管理装置3への触媒情報の送信タイミングは、IGがオフになった時に限られず、他のタイミングで送信してもよい。例えば、触媒情報収集装置100から車両情報管理装置3へ、触媒情報を1日に一度や1週間に一度のタイミングで送信してもよいし、触媒情報を収集する度に送信することとしてもよい。
これにより、触媒情報収集装置100の通信部11の通信能力、記憶部13の記憶容量等に応じて、車両情報管理装置3へ触媒情報を送信することが可能となる。また、車両情報管理装置3の受信能力、触媒情報の集計能力等に応じて、車両情報管理装置3へ触媒情報を送信することが可能となる。
(警告情報、制御情報の送信タイミング)
車両情報管理装置3から触媒情報収集装置100への警告情報や制御情報の送信タイミングは、例えば、車両情報管理装置3から触媒情報収集装置100へ1日に一度や1週間に一度のタイミングで送信してもよいし、車両1からの触媒情報を集計する度に送信することとしてもよい。
これにより、車両情報管理装置3の送信能力、触媒情報の集計能力等に応じて、触媒情報収集装置100へ警告情報や制御情報を送信することが可能となる。また、触媒情報収集装置100の通信部11の受信能力、記憶部13の記憶容量等に応じて、車両情報管理装置3へ警告情報や制御情報を送信することが可能となる。
(警告情報、制御情報の更新タイミング)
なお、触媒情報収集装置100は、車両情報管理装置3から受信した警告情報や制御情報の更新処理を、IGがオフになった時に行ってもよいし、警告情報や制御情報を受信する度に行ってもよい。これにより、車両情報管理装置3の送信能力、触媒情報の集計能力、車両1の受信能力等に応じて、触媒情報収集装置100へ警告情報や制御情報を送信することが可能となる。
(ユーザ設定)
なお、触媒情報収集装置100内における各種設定は、ユーザによって設定可能な構成としてもよい。例えば、他の車両1が収集した触媒情報、この触媒情報に基づいて生成された警告情報、制御情報を車両情報管理装置3から取得するか否かの設定、触媒22の発火に関する警告処理を表示部120によって行うか音声出力手段によって行うかの設定、触媒情報の送信タイミングに関する設定、警告情報、制御情報の受信タイミングに関する設定、警告情報や制御情報の更新タイミングに関する設定をユーザによって設定可能な構成とする。
また、警告情報に基づいく警告を行うタイミングや制御情報に基づく車両1の制御に関する設定をユーザが設定してもよい。これにより、車両1のユーザ要求に応じた触媒情報の収集、警告処理等を行うことが可能となる。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
以上のように、本発明に係る車両情報収集装置、車両情報管理装置および車両情報管理システムは、車両が搭載するエンジンの触媒に関する情報の収集に適している。
本発明に係る触媒情報管理システムの概念を説明するための図である。 本実施例1に係る触媒情報収集装置の構成を示すブロック図である。 本実施例1に係る車両情報管理装置の構成を示すブロック図である。 本実施例1に係る触媒情報管理システムの動作手順を示すフローチャートである。 触媒情報テーブルの構成の一例を示す図である。
符号の説明
1 車両
3 車両情報管理装置
5 触媒情報管理システム
11,31 通信部
12 ナビゲーション装置
12 表示部
13,32 記憶部
14 ECU
15 発火検出部
16 走行状態検出部
17 触媒情報生成部
18 警告部
21 燃料
22 触媒
33 発火情報生成部
34 制御部
100 触媒情報収集装置
101 触媒情報テーブル
120 表示部
140 EFI
150 イオンセンサ
200 被制御装置

Claims (12)

  1. 車両に搭載されて車両の走行状態に関する情報を収集する車両情報収集装置において、
    前記車両のエンジンから排出される排ガスを浄化するための触媒の発火を検出する発火検出部により検出された触媒の発火状態と、前記車両の走行状態を検出する車両状態検出部により検出された車両の走行状態とを対応付けた情報を触媒情報として生成する触媒情報生成部を備えることを特徴とする車両情報収集装置。
  2. 前記触媒情報に基づいて生成された車両制御に関する指示情報および前記車両状態検出部が検出した車両の走行状態に基づいて、前記車両の走行を制御する制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の車両情報収集装置。
  3. 前記触媒情報を集計するとともに前記触媒情報に基づいて生成した前記車両制御に関する指示情報を前記車両に提供する車両情報管理装置へ、前記触媒情報生成部が生成した触媒情報を送信する送信部と、
    前記触媒情報に基づいて生成された前記車両制御に関する指示情報を前記車両情報管理装置から受信する受信部と、
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記受信部が受信した前記車両制御に関する指示情報に基づいて、前記車両の走行を制御することを特徴とする請求項2に記載の車両情報収集装置。
  4. 前記触媒情報に基づいて生成された触媒発火の警告に関する指示情報および前記車両状態検出部が検出した車両の走行状態に基づいて、前記車両へ所定の警告を行う警告部をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の車両情報収集装置。
  5. 前記触媒情報を集計するとともに前記触媒情報に基づいて生成した触媒発火の警告に関する指示情報を前記車両に提供する車両情報管理装置へ、前記触媒情報生成部が生成した触媒情報を送信する送信部と、
    前記触媒情報に基づいて生成された触媒発火の警告に関する指示情報を前記車両情報管理装置から受信する受信部と、
    をさらに備え、
    前記警告部は、前記受信部が受信した触媒発火の警告に関する指示情報に基づいて、前記車両へ所定の警告を行うことを特徴とする請求項4に記載の車両情報収集装置。
  6. 前記車両状態検出部が検出する車両の走行状態は、前記車両が走行する際の外部環境に関する情報または前記車両のエンジン状態に関する情報を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の車両情報収集装置。
  7. 前記車両状態検出部が検出する車両の走行状態は、前記車両の走行距離に関する情報、前記車両の走行時間に関する情報または前記車両の使用年数に関する情報を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の車両情報収集装置。
  8. 車両に搭載されて車両の走行状態に関する情報を収集する車両情報収集装置から前記車両の走行状態に関する情報を受信して集計する車両情報管理装置において、
    前記車両のエンジンから排出される排ガスを浄化するための触媒の発火と前記車両の走行状態とを対応付けた触媒情報を、前記車両の走行状態に関する情報として前記車両情報収集装置から受信する受信部と、
    受信した前記触媒情報を集計して前記触媒の発火につながる走行状態をモデル化し、モデル化した前記触媒の発火につながる走行状態に基づいて、前記車両へ前記触媒の発火に関する情報を生成する発火情報生成部と、
    生成した前記触媒の発火に関する情報を前記車両情報収集装置に送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする車両情報管理装置。
  9. 前記車両へ送信する前記触媒の発火に関する情報は、前記触媒の発火につながる走行状態とならないよう前記車両の走行を制御させる制御指示情報であることを特徴とする請求項8に記載の車両情報管理装置。
  10. 前記車両へ送信する前記触媒の発火に関する情報は、前記触媒の発火につながる走行状態に関する警告を示す警告情報であることを特徴とする請求項8に記載の車両情報管理装置。
  11. 前記車両は複数からなり、前記触媒の発火につながる走行状態のモデル化および前記触媒の発火に関する情報の送信は、前記車両毎または前記車両の車種毎に行うことを特徴とする請求項8〜10のいずれか1つに記載の車両情報管理装置。
  12. 車両に搭載されて車両の走行状態に関する情報を収集する車両情報収集装置と、前記車両情報収集装置から前記車両の走行状態に関する情報を受信して集計する車両情報管理装置とを備える車両情報管理システムにおいて、
    前記車両情報収集装置は、
    前記車両のエンジンから排出される排ガスを浄化するための触媒の発火を検出する発火検出部と、
    前記車両の走行状態を検出する車両状態検出部と、
    前記発火検出部が検出する触媒の発火と、前記車両状態検出部が検出する車両の走行状態とを対応付けた情報を触媒情報として生成する触媒情報生成部と、
    前記触媒情報生成部が生成した触媒情報を前記車両の走行状態に関する情報として前記車両情報管理装置に送信する送信部と、
    を備え、
    前記車両情報管理装置は、
    前記車両情報収集装置の触媒情報生成部が生成した前記触媒情報を、前記車両の走行状態に関する情報として前記車両情報収集装置から受信する受信部と、
    受信した前記触媒情報を集計して前記触媒の発火につながる走行状態をモデル化し、モデル化した前記触媒の発火につながる走行状態に基づいて、前記車両へ前記触媒の発火に関する情報を生成する発火情報生成部と、
    を備えることを特徴とする車両情報管理システム。
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