JP2007048503A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池の劣化を抑制する燃料電池システムを提供する。
【解決手段】燃料電池システムを停止させる場合に、単位セル10の燃料極22内の水素濃度dhが所定濃度d1よりも低くなった場合には、電流制御手段5によって燃料電池1から取り出す電流値を限界電流値とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は燃料電池システムに関するものであり、特に燃料電池システムの停止時の制御に関するものである。
燃料電池システムを停止する場合に、燃料電池が高電圧の状態で保持されると、単位セルの電解質膜や触媒層などが劣化するといった問題点がある。
従来、燃料電池システムを停止する場合に、燃料ガス及び酸化剤ガスの供給を停止した後に燃料電池が無負荷状態、つまり燃料電池が高電圧に保持される状態を防止するために、燃料電池から電流を取り出し、燃料電池の残った水素を消費して燃料電池の電圧を迅速に低下させるものが特許文献1に開示されている。
また、燃料電池から電流を取り出す場合に、各単位セルにおいて燃料ガス、または酸化剤ガスの流量にバラツキが生じる。特に燃料ガスの流量にバラツキが生じた状態で燃料電池から電流を取り出すと、燃料ガスが不足した単位セルにおいて単位セルの電圧がゼロよりも小さくなる転極が生じ、触媒層の劣化が激しくなるといった問題があるが、特許文献1において、単位セルの電圧の1つがゼロよりも小さい場合には、燃料電池から電流の取り出しを停止して、転極を防止するものが開示されている。
特開2004−139950号公報
しかし、単位セルの電圧は燃料極と酸化剤極との分極の影響を受けるために、単位セルの電圧を検出して、転極の判定を行う場合には、上記の発明においては正確に転極の判定を行うことができない、つまり実際には燃料ガスが不足した単位セルが無い場合、言い換えると実際には燃料ガス不足に起因する転極が生じていない場合でも燃料電池からの電流の取り出しを停止するので、実際には転極が生じていない場合に燃料電池に残った水素を消費することができず、電圧を十分に下げられないために燃料電池が劣化する、といった問題点がある。
本発明ではこのような問題点を解決するために発明されたもので、燃料電池システムの停止時に、単位セルの水素不足に起因する転極を防止し、さらに燃料電池に残存する水素を正確に消費させ、燃料電池の劣化を抑制することを目的とする。
本発明では、電解質膜と、電解質膜を挟持する燃料極と酸化剤極と、燃料極または酸化剤極に燃料ガスまたは酸化剤ガスを拡散させるガス流路を有し、燃料極と酸化剤極の外側に設けたセパレータと、から構成する単位セルを積層したスタックを有する燃料電池を備えた燃料電池システムにおいて、燃料極に燃料ガスを供給する燃料ガス供給手段と、燃料電池と電気的に並列に接続して燃料電池の発電反応により生じる電力を消費し、かつ燃料電池から取り出す電流値を制御する電流制御手段と、複数の燃料極の水素濃度を検出する複数の水素濃度検出手段と、を備える。そして、燃料電池システムを停止する際に、燃料ガス供給手段から燃料極への燃料ガスの供給を停止し、水素濃度検出手段によって検出した水素濃度のうちいずれか一つの水素濃度が所定濃度よりも低い場合に、電流制御手段によって燃料電池から取り出す電流値を単位セルで水素不足に起因する転極が生じない限界電流値に制御する。
本発明によると、燃料電池システムを停止する際に燃料極の水素濃度の一つが所定濃度よりも低くなると、単位セルにおいて水素不足に起因する転極が生じない限界電流値とすることで、単位セルの転極を防止し、さらに燃料電池の残存する水素を確実に消費することができ、電圧を十分に下げることができるので燃料電池の劣化を抑制することができる。
本発明の第1実施形態の燃料電池システムの構成を図1を用いて説明する。
燃料電池システムは、燃料電池1と、燃料電池1によって発電した電力を消費する外部負荷2と、燃料電池1に反応ガスとして水素(燃料ガス)を供給する水素ボンベ(燃料ガス供給手段)3と、燃料電池1に反応ガスとして空気(酸化剤ガス)を供給するコンプレッサ4と、燃料電池システムの停止時に燃料電池1から取り出す電流を制御する電流制御手段5と、燃料電池1の燃料極22と水素ボンベ3または外部との連通を遮断する遮断弁15a、15bと、を備える。また、後述する水素排出マニホールド14に配設する水素濃度センサ(水素濃度検出手段)6と、燃料電池1の電圧を検出する電圧センサ9と、を備える。また、燃料電池1から排出される水素を燃焼させる水素燃焼器(図示せず)を燃料電池1よりも下流に設ける。
燃料電池1は、単位セル10を積層して構成するスタック11と、スタック11の両端に設けられ、スタック11によって発電した電力を集める集電板12と、を備える。燃料電池1は、水素ボンベ3から水素供給流路50を介して後述する単位セル10の水素流路26に水素を導入する水素導入マニホールド13と、単位セル10の発電反応で使用されなかった排出水素を水素排出流路51を介して燃料電池システムの外部へと排出する水素排出マニホールド14と、を備える。また、コンプレッサ4から空気供給路52を介して後述する単位セル10の空気流路24に空気を導入する空気導入マニホールド(図示せず)と、単位セル10の発電反応で使用されなかった排出空気を空気排出流路53を介して燃料電池1の外部へと排出する空気排出マニホールド(図示せず)と、を備える。なお、図1においては説明のため後述する水素流路26を記載する。
ここで、単位セル10について図2を用いて説明する。単位セル10はプロトン伝導性を有する電解質膜20を、一対の電極である酸化剤極21と燃料極22とにより狭持して構成する。
酸化剤極21は、カーボン繊維等の多孔質体であるガス拡散層21bとPt等の触媒を担持したカーボン担体である触媒層21aとによって構成する。同様に、燃料極22は、ガス拡散層22aと触媒層22bとによって構成する。
また、単位セル10は、酸化剤極21の外側にセパレータ23を備え、セパレータ23には、空気が流通する空気流路24を設ける。また、燃料極22の外側にセパレータ25を備え、セパレータ25には、水素が流通する水素流路26を設ける。
単位セル10において、水素導入マニホールド13と水素排出マニホールド14とは単位セル10の同一の端部側に設けられ、水素導入マニホールド13と水素排出マニホールド14とは隣り合って配設される。また、水素流路26は、水素導入マニホールド13と水素排出マニホールド14と連結し、例えば略U字形状の流路である。
外部負荷2は、スイッチ7を介して燃料電池1と電気的に接続し、燃料電池1の通常の運転時に燃料電池1によって発電した電力を消費する例えばモータなどである。外部負荷2と燃料電池1との電気的な接続状態はスイッチ7によって選択的に切り換えられる。
電流制御手段5は、スイッチ8を介して燃料電池1と電気的に接続し、燃料電池システムの停止時に燃料電池1の内部に残った水素を消費させるための例えば可変抵抗である。これにより、燃料電池システムの停止時に燃料電池1から取り出す電流値を変更することができる。また、電流制御手段5を例えばバッテリなどの二次電池としても良い。電流制御手段5と燃料電池1との電気的な接続状態はスイッチ8によって選択的に切り換えられる。
水素濃度センサ6は、水素排出マニホールド14内の水素を含んだガス中の水素濃度を検出し、各単位セル10の発電状態を検出する。
ここで、水素濃度センサ6について図3を用いて詳しく説明する。図3は単位セル10において水素導入マニホールド13と水素排出マニホールド14とを含む断面図の一部を拡大した概略図である。
水素濃度センサ6は、水素供給流路50と水素導入マニホールド13との間に設けた水素濃度センサ6aと、水素導入マニホールド13と水素排出マニホールド14との間に設けた水素濃度センサ6bと、によって構成する。
水素濃度センサ6aは、水素供給流路50と水素導入マニホールド13とを連結する連結部31を備え、連結部31内に、水素供給流路50内のガスと接する電極(第1電極)32aと、水素導入マニホールド13内のガスと接する電極(第2電極)32bと、電極32aと電極32bとの間に設けた電解質膜33と、を備える。また、電極32aと電極32bとの電位差を検出する電圧センサ(電位差検出手段)34を備える。また、連結部31の内壁には、連結部31によって電極32aと電極32bとが短絡しないように絶縁体35を配設する。
水素濃度センサ6aは、水素供給流路50内のガスと水素導入マニホールド13内のガスとの濃度差による電極32aと電極32bとの電位差、つまり水素供給流路50内のガスを構成する成分と水素導入マニホールド13内のガスを構成する成分とによる電極32aと電極32bとの電位差を電圧センサ34によって検出することで、水素導入マニホールド13内のガス中の水素濃度を検出することができる。この実施形態では、水素供給流路50内の電極32aの雰囲気を水素とし、電極32aを標準水素電極とすることで、水素導入マニホールド13内のガス中の水素濃度を電極32aと電極32bとの電位差から検出することができる。なお、この実施形態では電極32aを設けた箇所よりも下流側の水素供給流路50に遮断弁15aを設ける。
水素濃度センサ6bは、水素導入マニホールド13と水素排出マニホールド14とを連結する連結部36を備え、連結部36内に、水素導入マニホールド13内のガスと接する電極(第1電極)37aと、水素排出マニホールド14内のガスと接する電極(第2電極)37bと、電極37aと電極37bとの間に設けた電解質膜38と、を備える。また、電極37aと電極37bとの電位差を検出する電圧センサ(電位差検出手段)39を備える。また、連結部36の内壁には、連結部36によって電極37aと電極37bとが短絡しないように絶縁体40を配設する。
水素濃度センサ6bは、水素濃度センサ6aと同様に、電極37aと電極37bとの電位差を電圧センサ39によって検出することで、水素排出マニホールド14内のガス中の水素濃度を検出する。水素濃度センサ6bでは、水素導入マニホールド13内の水素濃度を基準とする。つまり、水素濃度センサ6aによって検出する水素導入マニホールド13内のガス中の水素濃度を検出し、その水素濃度を基準として水素排出マニホールド14内のガス中の水素濃度を検出する。すなわち水素排出マニホールド14内のガス中の水素濃度を標準水素電極とする電極32aを基準とする電位差から検出する。
なお、水素濃度センサ6は、これに限られることはなく、その他の構成による水素濃度センサを用いてもよい。
また、燃料電池システムの停止時に停止制御を行うコントローラ60を備える。コントローラ60は、燃料電池システムを停止する際に水素濃度センサ6によって検出した水素濃度と、電圧センサ9によって検出した燃料電池1の電圧(発電状態)と、に基づいて電流制御手段2、コンプレッサ4、スイッチ7、8、遮断弁15a、15bを制御する。
次にこの実施形態のコントローラ60によって行われる燃料電池システムの停止制御について図4のフローチャートを用いて説明する。
コントローラ60が燃料電池システムの停止命令を受けると、ステップS100では、水素ボンベ3から燃料極22への水素の供給を停止する。また、遮断弁15aを閉じる。遮断弁15aを閉じることで、電極31aを水素雰囲気に保持する。
ステップS101では、スイッチ7をOFFとして燃料電池1と外部負荷2との電気的な接続を切断し、スイッチ8をONとして燃料電池1と電流制御手段5とを電気的に接続する。このステップでは、燃料電池1から取り出す電流を徐々に増加させることが望ましい。電流制御手段5によって燃料電池1の内部に残存する水素を消費する。
ステップS102では、水素濃度センサ6によって水素排出マニホールド14内のガス中の水素濃度をそれぞれ検出し、検出した水素濃度に基づいて各単位セル10から排出されるガス中の水素濃度dhをそれぞれ算出する。流入する水素量のばらつきにより水素量が少なくなった単位セル10においては酸化剤極21などから空気が混入するために下流の水素濃度センサ6では水素濃度が低くなる。
ステップS103では、ステップS102において検出した水素濃度dhと所定濃度d1とを比較し、水素濃度dhの中で所定濃度d1以下となる水素濃度dhがある場合にはステップS104へ進み、水素濃度dhの中で所定濃度d1以下となる水素濃度dhが無い場合にはステップS105へ進む。所定濃度d1は、予め設定された水素濃度であり、ある単位セル10の燃料極22において水素不足となり転極が生じることを防ぐ水素濃度であり、例えば1%である。
ステップS104では、単位セル10の中で、水素濃度dhが所定濃度d1よりも低い単位セル10があるので、電流制御手段5によって燃料電池1から取り出す電流値を予め設定した限界電流値まで低下させる。限界電流値は、各単位セル10において水素濃度dhが所定濃度d1よりも低くなった場合に、水素不足による転極が生じるよりも前にガスの拡散などにより各単位セル10の燃料極22で水素濃度が均一なる電流値である。
ステップS100において水素ボンベ3から燃料極22への新たな水素供給を停止したので、燃料電池1の電圧は徐々に小さくなる。ステップS105では、燃料電池1の電圧Vを電圧センサ9によって検出し、電圧Vが所定電圧V1よりも低い場合には本制御を終了し、電圧Vが所定電圧V1よりも高い場合には、ステップS102へ戻り、上記制御を繰り返す。所定電圧V1は、燃料極22内の残存する水素量が十分に少なくなった場合の燃料電池1の電圧である。
なお、ステップS104の制御を行った後、つまり燃料電池1から取り出す電流値を限界電流値と設定した後に再びステップS103の判定を行った場合に、水素濃度dhの中で所定濃度d1以下となる水素濃度dhが無い場合には、電流制御手段15によって燃料電池1から取り出す電流値を再び大きくしても良い。
以上の制御により、燃料電池システムを停止する際に各単位セル10の燃料極22から排出される排出水素中の水素濃度dhを算出し、電流制御手段5によって燃料電池1から取り出す電流値を限界電流値を超えない値に制御する。これによって、各単位セル10において燃料極22の水素不足による転極を防止し、燃料電池1内の残存する水素を少なくすることができ、燃料電池1の劣化を抑制することができる。
なお、この実施形態では水素濃度センサ6を各単位セル10に設けたが、予め実験などによって単位セル10における水素の分配のばらつきを検出しておき、燃料極22で水素が不足し易い単位セル10にのみ水素濃度センサ6を設けても良い。特にスタック11の端部となる単位セル10に水素濃度センサ6を設けることが望ましい。これによって、水素濃度センサ6の個数を削減でき、コストを削減することができる。また、燃料電池システムを小型にすることができる。
また、この実施形態では電極37bを水素排出マニホールド14に設けたが、これに限られることはなく、燃料極22において発電反応を起こす反応面、または反応面よりも下流側の単位セル10内に設けても良い。また、水素供給流路50と水素排出マニホールド14との間に1つの水素濃度センサを設けても良い。
なお、ステップS100において遮断弁15a、15bを閉じて、燃料極22と外部との連通状態を完全に遮断する場合には、ガスの拡散性が低い水素流路26の略中間点となる箇所に設けることが望ましく、単位セル10の水素濃度が低くなる箇所の水素濃度を検出することで、単位セル10における水素不足に起因する転極を防止し、燃料電池1の劣化を抑制することができる。
また、図5に示すように燃料極22から排出する水素を含んだガスを再び燃料極22に環流させる循環コンプレッサ(水素循環手段)55を設けても良い。循環コンプレッサ55によって燃料極22にガスを環流させることで、各単位セル10の燃料極22でのガス拡散性を良くすることができ、燃料極22での水素濃度をより均一にすることができる。そのため、単位セル10の水素不足に起因する転極をより防ぐことができ、さらに燃料電池システムの停止制御を素早く行うことができる。なお、この場合にはステップS100において遮断弁15bを閉じる。
本発明の実施形態の効果について説明する。
燃料電池システムの停止時に、燃料電池1の燃料極22に残存する水素を電流制御手段5によって消費させる場合に、燃料極22の水素濃度を算出し、水素濃度が所定濃度よりも低くなると、電流制御手段5によって燃料電池1から取り出す電流値を単位セル10で水素不足に起因する転極が生じない限界電流値となるように制御する。これによって、単位セル10における転極の発生を防止し、また燃料電池1の内部に残存する水素を少なくすることができ、電圧を十分に下げることができるので単位セル10の劣化を抑制することができる。
水素濃度センサ6を、水素雰囲気となる電極32aと水素供給マニホールド13内に設けた電極32bとの電位差から水素供給マニホールド13内の水素濃度を算出する水素濃度センサ6aと、水素供給マニホールド13内に設けた電極37aと水素排出マニホールド14内に設けた電極37bとの電位差から水素排出マニホールド14内の水素濃度を算出する水素濃度センサ6bとから構成する。つまり、水素排出マニホールド14内の水素濃度を標準水素電極とする電極32aを基準として算出するので、水素排出マニホールド14内の水素濃度を簡易な構成で検出することができる。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内でなしうるさまざまな変更、改良が含まれることは言うまでもない。
燃料電池システムを搭載した燃料電池車両に利用することができる。
本発明の実施形態の燃料電池システムの概略構成図である。 本発明の実施形態の単位セルの概略構成図である。 本発明の実施形態の単位セルの一部を拡大した概略図である。 本発明の燃料電池システムの運転停止制御を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の燃料電池システムの変更例を示す概略構成図である。
符号の説明
1 燃料電池
3 水素ボンベ(燃料ガス供給手段)
4 コンプレッサ
5 電流制御手段
6、6a、6b 水素濃度センサ(水素濃度検出手段)
9 電圧センサ
10 単位セル
11 スタック
12 集電板
13 水素供給マニホールド
14 水素排出マニホールド
15a、15b 遮断弁
20 電解質膜
21 酸化剤極
22 燃料極
23、25 セパレータ
24 酸化剤ガス流路(ガス流路)
26 水素流路(ガス流路)
32a、37a 電極(第1電極)
32b、37b 電極(第2電極)
34、39 電圧センサ(電位差検出手段)
55 循環コンプレッサ(水素循環手段)
60 コントローラ

Claims (7)

  1. 電解質膜と、
    前記電解質膜を挟持する燃料極と酸化剤極と、
    前記燃料極または前記酸化剤極に燃料ガスまたは酸化剤ガスを拡散させるガス流路を有し、前記燃料極と前記酸化剤極の外側に設けたセパレータと、から構成する単位セルを積層したスタックを有する燃料電池を備えた燃料電池システムにおいて、
    前記燃料極に燃料ガスを供給する燃料ガス供給手段と、
    前記燃料電池と電気的に並列に接続して前記燃料電池の発電反応により生じる電力を消費し、かつ前記燃料電池から取り出す電流値を制御する電流制御手段と、
    複数の前記燃料極の水素濃度を検出する複数の水素濃度検出手段と、を備え、
    燃料電池システムを停止する際に、前記燃料ガス供給手段から前記燃料極への前記燃料ガスの供給を停止し、前記水素濃度検出手段によって検出した前記水素濃度のうちいずれか一つの前記水素濃度が所定濃度よりも低い場合に、前記電流制御手段によって前記燃料電池から取り出す電流値を前記単位セルで水素不足に起因する転極が生じない限界電流値に制御することを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記水素濃度検出手段を前記スタックの両端に位置する前記単位セルに設けることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記水素濃度検出手段を前記燃料極で発電反応が生じる反応面または前記反応面よりも下流域に設けることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  4. 前記水素濃度検出手段を、前記燃料極に前記燃料ガスを供給する前記ガス流路の略中間点に設けることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  5. 前記燃料電池システムを停止する際に前記燃料極から排出される排出燃料ガスを前記燃料極に環流させる水素循環手段を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の燃料電池システム。
  6. 前記水素濃度検出手段は、
    基準となるガス中に設けた第1電極と前記水素濃度を検出する検出ガス中に設けた第2電極との電気化学的な電位差を検出する電位差検出手段を備え、
    前記電位差に基づいて水素濃度を検出することを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の燃料電池システム。
  7. 前記燃料ガス供給手段と前記燃料極との間に遮断弁を備え、
    前記燃料電池システムを停止する際に、前記遮断弁を閉じて前記第1電極を水素雰囲気に保持することを特徴とする請求項5に記載の燃料電池システム。
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