JP2007048473A - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2007048473A
JP2007048473A JP2005228679A JP2005228679A JP2007048473A JP 2007048473 A JP2007048473 A JP 2007048473A JP 2005228679 A JP2005228679 A JP 2005228679A JP 2005228679 A JP2005228679 A JP 2005228679A JP 2007048473 A JP2007048473 A JP 2007048473A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receptacle
plug
cable
terminal
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005228679A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4482668B2 (ja
Inventor
Takahiro Okamoto
貴裕 岡本
Shinichi Takamatsu
伸市 高松
Masayuki Umemoto
誠幸 梅本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yukita Electric Wire Co Ltd
SWCC Corp
Original Assignee
Yukita Electric Wire Co Ltd
SWCC Showa Cable Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yukita Electric Wire Co Ltd, SWCC Showa Cable Systems Co Ltd filed Critical Yukita Electric Wire Co Ltd
Priority to JP2005228679A priority Critical patent/JP4482668B2/ja
Publication of JP2007048473A publication Critical patent/JP2007048473A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4482668B2 publication Critical patent/JP4482668B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

【課題】 ケーブルの外径の寸法精度や表面の凹凸に左右されることなく、一定の防水性を確保することのできるコネクタを提供する。
【解決手段】 本発明のコネクタ1のリセプタクル3は、雌端子31を抜け出し不能に保持する熱硬化性樹脂製のハウジング32と、少なくともケーブル12の外装被覆の端部からハウジング32の基端部までを被覆する端子モールド部33と、この端子モールド部33とケーブル12の外装被覆との境界部を被覆する内包体34と、さらにこの内包体34と端子モールド部33との境界部および内包体34とケーブル12の外装被覆との境界部を被覆する外包体35とを備えている。そして、端子モールド部33および内包体34は合成ゴム系材料により形成され、外包体35は内包体34を形成する合成ゴム系材料よりも高い硬度を有する合成樹脂系材料によりモールド形成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、屋外配線ケーブル等の接続に用いられる防水型のコネクタに関する。
通常、屋外に設置されることの多い電気機器を接続するケーブルには防水性を有するコネクタが必要とされるが、従来、コネクタのプラグおよびリセプタクルの外側の嵌合部は合成ゴム系材料により形成されて、両者を適度に弾性変形させることにより良好な密着性を得られるように構成されていた(例えば、特許文献1参照。)。
図9は、従来のコネクタの一例を示す断面図である。コネクタ101は、雄端子121が設けられたプラグ102と、その雄端子121が挿し込まれる雌端子131が設けられたリセプタクル103との対からなる。
プラグ102は、ケーブル12の導体(より線)12aに接合された雄端子121を外包体122により被覆した構造を有している。この外包体122は、ケーブル12の外装被覆部12bの端部から雄端子121の基端部までの範囲に密着し、その外周部が雄端子121を囲むように先端方向に延出して、延出端の内側にはリセプタクル103の先端部(下記の嵌合凸部133)が嵌め込まれる嵌合凹部123が形成されている。
同様にリセプタクル103も、ケーブル13の導体13aに接合された雌端子131を外包体132により被覆した構造を有している。リセプタクル103側の外包体132は、ケーブル13の外装被覆部13bの端部から雌端子131の先端部にかけて密着し、その先端部がプラグ102の嵌合凹部123に嵌め込まれる嵌合凸部133となっている。
そして、プラグ102の嵌合凹部123にリセプタクル103の嵌合凸部133を嵌め込むことにより、雄端子121と雌端子131とが電気的に接続されるとともに、嵌合凹部123の内周面と嵌合凸部133の外周面が水密的に密着して、雄端子121及び雌端子131に対する防水性が確保されている。
また、図10及び図11は、前記コネクタ101のリセプタクル103を示し、図10はリセプタクルの内部構成を示す断面図、図11(a)は外包体の断面図、同図(b)はケーブルの導体にカシメ接合された雌端子の側面図である。
図示したようなコネクタ101では、予め外包体132の形状に成形した部品に軸孔132aを設けておき、この軸孔132aに雌端子131を接合したケーブル13を強制的に嵌入させて、リセプタクル103を組み立てる方法が採用されている。
特開2003−115353号公報(第3頁、第6図)
しかしながら、このような構造のコネクタでは、組み立て作業を容易にする必要性から、軸孔をやや緩めに形成せざるを得ず、嵌入部分の密着性を十分に確保することが難しかった。また、ケーブルには、外形寸法のばらつきや表面に微少な凹凸のある場合があり、これらによっても嵌入部分の密着性が損なわれて、一定の防水性能を確保するのが難しくなっていた。
そこで本発明は、上記のような問題点にかんがみてなされたものであり、ケーブルの外径の寸法精度や表面の凹凸に左右されることなく、一定の防水性を確保することのできるコネクタを提供するものである。
上記した目的を達成するため、本発明のコネクタは、雄端子を有するプラグと、この雄端子が差し込まれ、ケーブルの導体に接合された雌端子を有するリセプタクルとの対からなることを前提としている。
そして、本発明のコネクタにおけるリセプタクルは、雌端子を抜け出し不能に保持する合成樹脂製のハウジングと、少なくともケーブルの外装被覆の端部から前記ハウジングの基端部までを被覆する端子モールド部と、この端子モールド部と前記ケーブルの外装被覆との境界部を被覆する内包体と、さらにこの内包体と端子モールド部との境界部および内包体とケーブルの外装被覆との境界部を被覆する外包体とを備えている。
このうち、リセプタクルの端子モールド部および内包体は合成ゴム系材料によりそれぞれ形成されるとともに、外包体は内包体を形成する合成ゴム系材料よりも高い硬度を有する合成樹脂系材料によりモールド形成されている。そして、このように形成されることで、端子モールド部と内包体との界面、および内包体とケーブルの外装被覆との界面が水密的に封止されることを特徴としている。
かかる発明によれば、リセプタクルの外包体は、内包体を形成する合成ゴム系材料よりも高い硬度を有する合成樹脂系材料から構成され、リセプタクルの外側をモールドしているので、内包体と端子モールド部との境界部および内包体とケーブルの外装被覆との境界部を隙間なく充填することができ、経年劣化によってゴム系材料に起こりうる膨張変形を外包体で締め付けて抑制することができる。また、ケーブル等の構成部材に寸法のばらつきがあっても、その寸法精度に影響されることなく、端子モールド部と内包体との界面および内包体とケーブルの外装被覆との界面を水密的に封止することができ、長期間にわたって安定した防水性を確保することができる。
また、前記構成のコネクタにおいて、リセプタクルの内包体を形成する合成ゴム系材料としては、エチレンプロピレンゴムが好ましく、外包体を形成する合成樹脂系材料としてはポリ塩化ビニルが好ましい。
これにより、エチレンプロピレンゴムからなる内包体は、弾性を有する合成ゴム形材料からなる端子モールド部と、ポリ塩化ビニル等からなるケーブルの外装被覆に良好に密着して、端子モールド部と前記ケーブルの外装被覆との境界部を水密状態にモールドすることができる。また、かかる内包体に対して外包体がポリ塩化ビニルによって形成されることで、内包体とケーブルの外装被覆との界面および内包帯と端子モールド部との界面を、水密状態に封止することができ、防水性の高いコネクタを構成することができる。
また本発明では、前記構成のコネクタには、プラグとリセプタクルとが接続されたとき両者の接続部を被覆固定してその接続状態を保持するための環状のロック部材がプラグまたはリセプタクルの外周面に備えられている。
そして、ロック部材は、内周面にガイド溝を備え、プラグまたはリセプタクルの一方の先端部に軸方向に形成されたガイド突起に係合して、プラグまたはリセプタクルの一方においては軸方向にのみ摺動しうるように設けられるとともに、プラグまたはリセプタクルの他方においては、ロック部材の内周面に形成された係合突起が、プラグまたはリセプタクルの他方の外周面に略L字状に形成された凹溝に軸方向から挿入されるとともに周方向に係合される結合機構となされている。
このようなロック部材を備えることによって、本発明のコネクタは、プラグとリセプタクルとを接続し、ロック部材を軸方向に摺動させて係合突起を凹溝に挿入し、周方向に回転させることにより嵌合固定することができるようになされたことを特徴としている。
したがって、本発明のコネクタによれば、プラグとリセプタクルとを互いに接続するだけではなく、接続部を覆うように設けたロック部材で接続状態を物理的に保持することができる。また、このロック部材は、内周面の係合突起と、プラグまたはリセプタクル外周面の凹溝との結合機構によって嵌め外し可能な構成とされている。
そして、かかるロック部材が、互いに接続前のプラグまたはリセプタクルの一方の先端部に設けられ、その先端部においてガイド突起がガイド溝に摺動するように配設されているので、周方向に回転することがなく、プラグとリセプタクルとを接続してロックする際に係合突起と凹溝とを位置合わせせずとも簡単に嵌め合わせることができ、作業性を高めることができる。
上述のように構成される本発明のコネクタによれば、リセプタクルの外包体は内包体を形成する合成ゴム系材料よりも高い硬度を有する合成樹脂系材料から構成され、コネクタの外側をモールドしているので、内包体と端子モールド部との境界部および内包体とケーブルの外装被覆との境界部を隙間なく充填することができ、経年劣化によってゴム系材料に起こりうる膨張変形を外包体で締め付けて抑制することができる。また、ケーブル等の構成部材に寸法のばらつきがあっても、その寸法精度に影響されることなく、端子モールド部と内包体との界面および内包体とケーブルの外装被覆との界面を水密的に封止することができ、長期間にわたって安定した防水性を確保することができる。
また、本発明のコネクタは、ロック部材が、互いに接続前のプラグまたはリセプタクルの一方の先端部に設けられ、その先端部においてガイド突起がガイド溝に摺動するように配設されているので、周方向に回転することがなく、プラグとリセプタクルとを接続してロックする際に係合突起と凹溝とを位置合わせせずとも簡単に嵌め合わせることができ、作業性を高めることができる。
以下、本発明に係るコネクタを実施するための最良の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係るコネクタの一例を示す側面図、図2はコネクタのリセプタクルを示し、(a)は軸方向先端側から見た正面図、(b)は図1におけるA−A線断面図である。
本発明のコネクタ1は、互いに嵌合可能なプラグ2とリセプタクル3とによって構成されている。プラグ2およびリセプタクル3は、それぞれ雄端子および雌端子31を備えている。
このうちリセプタクル3は、プラグ2の雄端子21が差し込まれ、ケーブル12の導体12aに接合された雌端子31を、抜け出し不能に保持する熱硬化性樹脂製のハウジング32を備えている。
このリセプタクル3において、少なくともケーブル12の外装被覆の端部からハウジング32の基端部までは、端子モールド部33によってモールド被覆されている。また、この端子モールド部33とケーブル12の外装被覆との境界部は内包体34によって被覆されている。これらの端子モールド部33および内包体34は、合成ゴム系材料によりそれぞれ形成されている。
さらに、この内包体34の外側は、少なくとも、内包体34と端子モールド部33との境界部、および内包体34とケーブル12の外装被覆との境界部を含むように、外包体35によってモールドされている。かかる外包体35は、内包体34を形成する合成ゴム系材料よりも高い硬度を有する合成樹脂系材料により形成されている。
このように、端子モールド部33の外側に合成ゴム系材料からなる内包体34で被覆し、さらに内包体34よりも硬質の合成樹脂系材料からなる外包体35でモールドすることによって、重点的に防水すべき部分、すなわち、端子モールド部33と内包体34との界面、および内包体34とケーブル12の外装被覆との界面を、水密的に封止することが可能となっている。
そして、かかる構成のコネクタ1では、経年劣化によっても、端子モールド部33および内包体34を構成する合成ゴム系材料に起こりうる膨張変形を、それより硬質の外包体35で締め付けて抑制することができる。また、ケーブル等の構成部材に寸法精度のばらつきや凹凸があっても、外包体35がモールド形成されているので、寸法のばらつき等に影響されることなく内包体34と端子モールド部33との境界部、および内包体34とケーブル12の外装被覆との境界部を密着させることができ、長期間にわたって安定した防水性を確保することができる。
次に本発明に係るコネクタの実施例について図面を参照しつつ説明する。
図3〜図5は本発明に係るコネクタの実施例を示し、図3はコネクタが取り付けられた照明装置の正面図、図4はコネクタのプラグおよびリセプタクルを示す部分断面図、図5は照明装置に取り付けるプラグを示し、(a)は照明装置のケース側面を部分的に示す側面図、(b)はプラグを取り付ける様子を示す説明図、(c)は取り付けられたプラグを示す説明図である。
本発明のコネクタ1は、雄端子21を有するプラグ2と、この雄端子21が差し込まれ、ケーブル12の導体12aに接合された雌端子31を有するリセプタクル3との対から構成されている。例示の形態においてコネクタ1は、建物の外壁などに設置される照明装置4の配線ケーブルを接続するのに用いられている。
図4に示すように、プラグ2は、熱硬化性樹脂からなるハウジング22によって雄端子21の基端部が抜け出し不能に保持され、さらに雄端子21の先端部にかけて前方に延出して筒状に形成されている。
さらに、このハウジング22は、合成ゴム系材料からなる外包体23によって外側がモールドされて、ハウジング22とリード線13との界面が水密に保持されている。この外包体23を構成する合成ゴム系材料には弾性に優れた材質が好ましく、エチレンプロピレンゴム等が用いられる。
このプラグ2の外包体23は、先端部の外側においては環状起伏231が設けられ、雄端子21に接続するリード線13の外側において雄ねじ部232が形成されている。また、これらの環状起伏231と雄ねじ部232との間には鍔部233が形成されている。
かかるプラグ2が取り付けられる照明装置4は、複数本の蛍光管41を備え、これらの蛍光管41がケース42の内側に収容されている。図5(a)に示すように、ケース42の側面には、プラグ通孔421が形成され、通孔421の爪422にプラグ2の固定溝234を位置合わせして、プラグ2が嵌合される構成となっている。
プラグ2は、照明装置4のケース42の側面に設けられた通孔421に嵌合されると鍔部233が係止し、基端部側が通孔421に納まる。そして、図5(b)に示すように、プラグ2の雄ねじ部232には、ケース42の内側から抜け止めキャップ24が螺合されて、ケース42に一体に固定されている。このとき、プラグ2の外包体23は、合成ゴム系材料により形成されているので、ケース42の通孔421に嵌め込まれたとき、ケース42とプラグ2との間で締め付けられて両者を密着させることができる。したがって、別途Oリング等の止水部材をケース42と外包体23との間に介在させなくても、容易に防水性を確保することができるようになされている。
また、プラグ2の鍔部233よりも先端側には、外周面に略L字状の凹溝235が形成されている。この凹溝235はプラグ2の外周面に、均等間隔で複数箇所に設けられていてもよく、例示の形態では2箇所に形成されている。
かかるプラグ2に差し込まれる雌端子31を有するリセプタクル3は、雌端子31を抜け出し不能に保持する熱硬化性樹脂製のハウジング32を備えている(図2参照)。このリセプタクル3は、ケーブル12の外装被覆の端部からハウジング32の基端部までが端子モールド部33で被覆されている。そして、リセプタクル3の先端部は、端子モールド部33の内側にハウジング32が露出され、プラグ2の先端部に嵌め込まれるようになっている。また、この端子モールド部33には、ケーブル12の外装被覆との境界部近傍に、複数の段部331が環状に設けられて軸方向断面が鋸歯状に形成されている。
さらに、この端子モールド部33は、前記段部331を含めて、ケーブル12の外装被覆との境界部が内包体34によって被覆されている。内包体34は、例えばエチレンプロピレンゴム等の弾性に優れた合成ゴム系材料から構成されている。
内包体34は、先端側が端子モールド部33の段部331に嵌合し、基端側はケーブル12の外装被覆に嵌合しうるように、先端側が基端側よりも大きい内径で直円筒状に形成されている。また、内包体34の外周面は、ケーブル12に被覆される部分が基端側へ漸次縮径して形成されている。
かかる内包体34は、端子モールド部33よってモールドされたケーブル12の先端部方向(図4における左方向)へ嵌装され、端子モールド部33とケーブル12の外装被覆との界面を水密に封止している。このとき、端子モールド部33の各段部331が、先端部方向ほど拡径する形状に形成されているので、内包体34の嵌装が許容されるとともに、各段部331の頂部において内包体34の内周面が圧着され、高い水密性を確保することができるようになされている。
さらに、この内包体34の先端側と端子モールド部33との境界部、および内包体34の基端側とケーブル12の外装被覆との境界部を含む外周面を被覆するように外包体35が形成されている。例示の形態では、外包体35は端子モールド部33の先端側の外周面に環状に設けられた係止突部332に先端部が係止されて、端子モールド部33と内包体34との界面、および内包体34とケーブル12の外装被覆との界面に密着するようにモールドされている。
かかる外包体35は、端子モールド部33および内包体34を形成する合成ゴム系材料よりも高い硬度を有する、例えばポリ塩化ビニル等の合成樹脂系材料により形成されている。これにより、外包体35は内側に締め付ける十分な圧締強度を発揮し、端子モールド部33と内包体34との界面、および内包体34とケーブル12の外装被覆との界面を水密的に封止するとともに、衝撃や曲げストレス等の外的負荷にも耐えうるものとすることができる。
このように構成されるコネクタ1は、プラグ2とリセプタクル3とが接続されたとき、両者の接続部を被覆固定してその接続状態を保持するためのロック部材36が、プラグ2またはリセプタクル3の外周面に備えられていることが好ましい。
図6〜図8は、かかるコネクタのロック部材について説明するものであり、図6(a)はロック部材が設けられるリセプタクルの外周面を示す側面図、(b)は軸方向から見たロック部材を示すリセプタクルの正面図である。また、図7はプラグとリセプタクルとの接続時を示す側面図、図8(a)は軸方向から見たプラグの正面図、図8(b)は軸方向から見たロック部材を示す正面図である。なお、図6(b)においては、ロック部材をわかりやすく示すため、リセプタクルの内部機構を省略している。
図6に示すように、例示の形態では、ロック部材36はリセプタクル3の外周面先端部に環帯状に設けられている。このロック部材36は、内周面にガイド溝361を備えている。また、リセプタクル3の外周面先端部には、軸方向にガイド突起333が形成されている。そして、ロック部材36のガイド溝361は、リセプタクル3のガイド突起333に係合して備えられている。これにより、ロック部材36は、リセプタクル3においては軸方向にのみ摺動する構成となっている。
また図8(b)に示すように、かかるロック部材36の内周面の先端部には、2個の係合突起362が互いに対向する位置に突設されている。これらの係合突起362は、プラグ2の凹溝235に対応してそれぞれ設けられている。
そして、プラグ2にリセプタクル3の先端部を嵌合させて互いに接続した後、ロック部材36のガイド溝361をリセプタクル3外周面のガイド突起333に係合させつつ、ロック部材36を軸方向に先端部、すなわち接続しているプラグ2の先端部まで摺動させる。そうすると、ガイド溝361とガイド突起333との係合が外れるとともに、プラグ2の凹溝235にロック部材36の係合突起362が自ずと挿入されることになる。
さらに、ロック部材36をプラグ2の外周面において凹溝235に沿って周方向に回転させると、ロック部材36がちょうどプラグ2とリセプタクル3との接続部を被覆するように配置されて嵌合固定され、その接続状態を保持するものとなる。
このように構成されるロック部材36によってプラグ2とリセプタクル3とを接続状態に保持することによって、長期間にわたって接続部の水密性が確保された状態に保つことができる。また、かかるロック部材36は、プラグ2と接続する前段階では、リセプタクル3の外周面において周方向には回転しないので、接続させたときにロック部材36を回転させてプラグ2の凹溝235に位置合わせする必要がなく、嵌合固定を簡単に行うことができる。
なお、例示の形態ではリセプタクル3の外周面にロック部材36が備えられる例を説明したが、ロック部材36はプラグ2側に備えられるような構成であってもよい。
本発明は、雨水等が浸入するおそれのある屋外配線などにおいて長期間にわたり安定した防水性が要求されるケーブルの接続に好適に利用することができる。
本発明に係るコネクタの一例を示す側面図である。 本発明のコネクタのリセプタクルを示し、(a)は軸方向先端側から見た正面図、(b)は図1におけるA−A線に沿って一部破断して示す断面図である。 本発明に係るコネクタの実施例であり、コネクタが取り付けられた照明装置の正面図である。 図3のコネクタにおけるプラグおよびリセプタクルを示す部分断面図である。 前記照明装置に取り付けるプラグを示し、(a)は照明装置のケース側面を部分的に示す側面図、(b)はプラグを取り付ける様子を示す説明図、(c)は取り付けられたプラグを示す説明図である。 前記リセプタクルを示し、(a)はリセプタクルの先端部の側面図、(b)は内部機構を省略して示すリセプタクルの軸方向から見た正面図である。 実施例のプラグとリセプタクルとの接続時を示す側面図である。 前記ロック部材の接続部を示し、(a)は軸方向から見たプラグの正面図、(b)は軸方向から見たロック部材(先端部)の正面図である。 従来のコネクタの一例を示す断面図である。 前記従来のコネクタのリセプタクルを示す断面図である。 前記従来のコネクタのリセプタクルを示し、(a)は外包体の断面図、(b)はケーブルの導体にカシメ接合された雌端子の側面図である。
符号の説明
1 コネクタ
12 ケーブル
12a 導体
13 リード線
2 プラグ
21 雄端子
22 ハウジング
23 外包体
231 環状起伏
232 雄ねじ部
233 鍔部
234 固定溝
235 凹溝
24 抜け止めキャップ
3 リセプタクル
31 雌端子
32 ハウジング
33 端子モールド部
333 ガイド突起
331 段部
34 内包体
35 外包体
36 ロック部材
361 ガイド溝
362 係合突起
4 照明装置
41 蛍光管
42 ケース

Claims (3)

  1. 雄端子を有するプラグと、この雄端子が差し込まれ、ケーブルの導体に接合された雌端子を有するリセプタクルとの対からなるコネクタにおいて、
    リセプタクルは、雌端子を抜け出し不能に保持する合成樹脂製のハウジングと、少なくともケーブルの外装被覆の端部から前記ハウジングの基端部までを被覆する端子モールド部と、この端子モールド部と前記ケーブルの外装被覆との境界部を被覆する内包体と、さらにこの内包体と端子モールド部との境界部および内包体とケーブルの外装被覆との境界部を被覆する外包体とを備え、
    端子モールド部および内包体は合成ゴム系材料により形成されるとともに、外包体は内包体を形成する合成ゴム系材料よりも高い硬度を有する合成樹脂によりモールド形成されて、
    端子モールド部と内包体との界面、および内包体とケーブルの外装被覆との界面が水密的に封止されたことを特徴とするコネクタ。
  2. リセプタクルの内包体を形成する合成ゴム系材料はエチレンプロピレンゴムであり、外包体を形成する合成樹脂はポリ塩化ビニルであることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. プラグとリセプタクルとが接続されたとき両者の接続部を被覆固定してその接続状態を保持するための環状のロック部材がプラグまたはリセプタクルの外周面に備えられ、
    このロック部材は、内周面にガイド溝を備え、プラグまたはリセプタクルの一方の先端部に軸方向に形成されたガイド突起に係合して、プラグまたはリセプタクルの一方においては軸方向にのみ摺動しうるように設けられるとともに、
    プラグまたはリセプタクルの他方においては、ロック部材の内周面に形成された係合突起が、プラグまたはリセプタクルの他方の外周面に略L字状に形成された凹溝に軸方向から挿入されるとともに周方向に係合される結合機構となされて、
    プラグとリセプタクルとを接続し、ロック部材を軸方向に摺動させて係合突起を凹溝に挿入し、周方向に回転させることにより嵌合固定されることを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ。
JP2005228679A 2005-08-05 2005-08-05 コネクタ Expired - Fee Related JP4482668B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005228679A JP4482668B2 (ja) 2005-08-05 2005-08-05 コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005228679A JP4482668B2 (ja) 2005-08-05 2005-08-05 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007048473A true JP2007048473A (ja) 2007-02-22
JP4482668B2 JP4482668B2 (ja) 2010-06-16

Family

ID=37851151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005228679A Expired - Fee Related JP4482668B2 (ja) 2005-08-05 2005-08-05 コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4482668B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011113938A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Japan Aviation Electronics Industry Ltd コネクタ
US8011976B2 (en) 2008-04-11 2011-09-06 Yazaki Corporation Waterproof connector and method for producing the same
JP2016143628A (ja) * 2015-02-05 2016-08-08 矢崎総業株式会社 コネクタ
EP3145041A4 (en) * 2014-06-26 2018-01-17 AutoNetworks Technologies, Ltd. Multi-core cable sealing structure

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9216530B2 (en) 2012-10-08 2015-12-22 Commscope Technologies Llc Connector cover
US9616602B2 (en) * 2013-07-10 2017-04-11 Commscope Technologies Llc Interconnection seal

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8011976B2 (en) 2008-04-11 2011-09-06 Yazaki Corporation Waterproof connector and method for producing the same
JP2011113938A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Japan Aviation Electronics Industry Ltd コネクタ
CN102136653A (zh) * 2009-11-30 2011-07-27 日本航空电子工业株式会社 连接器
CN103151641A (zh) * 2009-11-30 2013-06-12 日本航空电子工业株式会社 连接器
EP3145041A4 (en) * 2014-06-26 2018-01-17 AutoNetworks Technologies, Ltd. Multi-core cable sealing structure
JP2016143628A (ja) * 2015-02-05 2016-08-08 矢崎総業株式会社 コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4482668B2 (ja) 2010-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4775907B2 (ja) 防水型コネクタ及び中継コネクタ
US8727799B2 (en) Seal member and a charging connector provided therewith
WO2011027776A1 (ja) コネクタ
JP4482668B2 (ja) コネクタ
RU2257652C2 (ru) Кабельный штекер для электрических кабельных соединений
WO2018168394A1 (ja) コネクタの防水構造
US9472890B2 (en) Connector for cable connection
US7347730B2 (en) Grommet
KR20100133887A (ko) 배선관연결구
CN109273917B (zh) 防水连接器母头和防水连接器
CN109361107A (zh) 带塑胶外壳防水连接器弯母头和带塑胶外壳防水连接器
CN112292789B (zh) 多芯电线的防水结构
JP2017084831A (ja) コネクタ装置
JP2005130964A (ja) 電気掃除機用ホース
JP5302107B2 (ja) 防水型コネクタ
JP5562157B2 (ja) 中継用コネクタ
JP2004158427A (ja) 防水コネクタ
CN209104465U (zh) 带塑胶外壳防水连接器母头和带塑胶外壳防水连接器
JPH0878087A (ja) 防水コネクタ
JPH0633107U (ja) コネクタ組立体
JP2010232130A (ja) コネクタ付き蓋の接続構造
JP2012160348A (ja) 防水型コネクタ
JP2005203187A (ja) 放電灯点灯装置
JP2010115180A (ja) 水中集魚灯及び水中集魚灯用電源ケーブル接続具
KR200466485Y1 (ko) 광접속함체용 외피 개스킷

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070403

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090609

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091020

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100216

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100223

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100223

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100223

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140402

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees