JP2007048470A - 車両用灯具 - Google Patents

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靖之 天野
Tsutomu Machida
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    • F21S43/10Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights characterised by the light source
    • F21S43/13Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights characterised by the light source characterised by the type of light source
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    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
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    • H01L33/48Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof characterised by the semiconductor body packages
    • H01L33/52Encapsulations
    • H01L33/54Encapsulations having a particular shape

Abstract

【課題】 発光素子からの光を横長のレンズで制御する車両用灯具において、レンズ全体が略均一な明るさで光って見えるようにする。
【解決手段】 発光素子10を、上下方向よりも左右方向に大きい拡散角度で光を出射させる構成とし、その出射光を横長のインナレンズ34の後面34aに効率良く入射させる。また、この後面34aを、左右方向に延びるシリンドリカル面で構成し、その光軸Axと平行な鉛直面に沿った断面形状を構成する凸曲線の曲率を、光軸Axから左右方向に離れるに従って徐々に小さくなるように設定する。これにより、発光素子10の発光中心を通る鉛直面に沿ったシリンドリカル面の断面形状を構成する凸曲線の曲率を、光軸Axから左右方向への開き角度が大きくなっても略一定に維持し、インナレンズ34への入射光の上下方向の拡散角度が、光軸Axから左右方向への開き角度が大きくなるに従って大きくなってしまうのを防止する。
【選択図】 図2

Description

本願発明は、発光ダイオード等の発光素子を光源とする車両用灯具に関するものである。
近年、車両用灯具の光源として、発光ダイオード等の発光素子が採用されることが多くなってきている。
例えば「特許文献1」には、灯具前後方向に延びる光軸上に、発光ダイオードが前方へ向けて配置されるとともに、この発光ダイオードの前方側にレンズが配置された車両用灯具が記載されている。また「特許文献2」には、発光ダイオードからの光をリフレクタで前方へ反射するように構成された、上下幅の狭い横長の車両用灯具が記載されている。
特開昭61−253703号公報 特開2003−257220号公報
発光素子を光源とする車両用灯具は、上記「特許文献2」に記載されているように、上下幅の狭い横長形状を有する構成となっている場合が多い。
このような横長の車両用灯具を、上記「特許文献1」に記載されているような、発光素子からの光をその前方側に配置されたレンズで制御するように構成された車両用灯具で実現するための具体的な構成として、横長のレンズを用いるとともに、その後面を左右方向に延びるシリンドリカル面で構成することが考えられる。
しかしながら、このような灯具構成を採用した場合には、上記シリンドリカル面の、発光素子の発光中心を通る鉛直面に沿った断面形状を構成する凸曲線は、光軸から左右方向への開き角度が大きくなるに従って、その曲率が大きくなってしまうので、レンズの中央部分とその両端近傍部分とでは、レンズに入射する光の上下方向の偏向度合が異なったものとなってしまう。
したがって、レンズの中央部分への入射光の上下方向の拡散角度を適正な値(例えば0°)に設定したとしても、その両端近傍部分への入射光の上下方向の拡散角度は、適正な値よりもかなり大きな値になってしまい、このため灯具正面視において、レンズの中央部分は明るく見えるが、レンズの両端近傍部分は暗く見えてしまう、という問題がある。
しかも、横長のレンズでは、発光素子からの光に対する上下方向の開口角が、光軸から左右方向への開き角度が大きくなるに従って小さくなるので、レンズの両端近傍部分は一層暗く見えてしまう、という問題もある。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、発光素子からの光をその前方側に配置された横長のレンズで制御するように構成された車両用灯具において、レンズ全体が略均一な明るさで光って見えるようにすることができる車両用灯具を提供することを目的とするものである。
本願発明は、横長のレンズの後面を、左右方向に延びるシリンドリカル面で構成するようにした上で、その表面形状に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る車両用灯具は、
灯具前後方向に延びる光軸上に前方へ向けて配置された発光素子と、この発光素子の前方側に配置された横長のレンズと、を備えてなる車両用灯具において、
上記発光素子が、上下方向よりも左右方向に大きい拡散角度で光を出射させるように構成されており、
上記レンズの後面が、左右方向に延びるシリンドリカル面で構成されるとともに、このシリンドリカル面の、上記光軸と平行な鉛直面に沿った断面形状を構成する凸曲線の曲率が、上記光軸から左右方向に離れるに従って徐々に小さくなるように設定されている、ことを特徴とするものである。
上記「車両用灯具」の種類は特に限定されるものではなく、例えば、ヘッドランプ、フォグランプ、コーナリングランプ、テールランプ、ストップランプ、バックアップランプ、ターンシグナルランプ、デイタイムランニングランプ等が採用可能である。
上記「光軸」は、灯具前後方向に延びる軸線であれば、車両前後方向に延びる軸線と一致していてもよいし一致してなくてもよい。。
上記「発光素子」とは、略点状に発光する発光チップを有する素子状の光源を意味するものであって、その種類は特に限定されるものではなく、例えば、発光ダイオードやレーザダイオード等が採用可能である。
上記「レンズ」は、その後面が、左右方向に延びるシリンドリカル面で構成されていれば、その前面の構成については特に限定されるものではない。
上記「横長のレンズ」とは、横幅が縦幅の2倍以上のレンズを意味するものであって、その具体的な外形形状は特に限定されるものではない。
上記「凸曲線」の具体的な形状は特に限定されるものではなく、例えば円弧形状等が採用可能である。
上記構成に示すように、本願発明に係る車両用灯具は、灯具前後方向に延びる光軸上に、発光素子が前方へ向けて配置されるとともに、この発光素子の前方側に横長のレンズが配置された構成となっているが、その発光素子は、上下方向よりも左右方向に大きい拡散角度で光を出射させるように構成されており、また、そのレンズの後面は、左右方向に延びるシリンドリカル面で構成されており、このシリンドリカル面の、光軸と平行な鉛直面に沿った断面形状を構成する凸曲線の曲率が、光軸から左右方向に離れるに従って徐々に小さくなるように設定されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、発光素子は、上下方向よりも左右方向に大きい拡散角度で光を出射させる構成となっているので、この発光素子からの光を横長のレンズの後面に対して効率良く入射させることができる。
また、このレンズの後面は、左右方向に延びるシリンドリカル面で構成されているが、このシリンドリカル面の、光軸と平行な鉛直面に沿った断面形状を構成する凸曲線の曲率は、光軸から左右方向に離れるに従って徐々に小さくなるように設定されているので、発光素子の発光中心を通る鉛直面に沿ったシリンドリカル面の断面形状を構成する凸曲線の曲率を、光軸から左右方向への開き角度が大きくなっても略一定に維持することができる。
したがって、レンズへの入射光の上下方向の拡散角度が、光軸から左右方向への開き角度が大きくなるに従って大きくなってしまうのを防止することができる。そしてこれにより、灯具正面視において、レンズの中央部分は明るく見えるが、その両端近傍部分は暗く見えてしまう、といった事態が発生するのを未然に防止することができる。
このように本願発明によれば、発光素子からの光をその前方側に配置された横長のレンズで制御するように構成された車両用灯具において、そのレンズ全体が略均一な明るさで光って見えるようにすることができる。
上記構成において、レンズの後面を構成するシリンドリカル面の水平面に沿った断面形状を、光軸から左右方向に離れるに従って前方側へ変位するV字形状に設定すれば、発光素子からの光をレンズの後面において光軸寄りの方向に大きく屈折させることができ、これによりレンズの前面からの出射光制御を行いやすくすることができる。
上記構成において、レンズの前面に、発光素子から該レンズに入射した光を、左右方向に関して光軸寄りに偏向出射させる複数のプリズム状レンズ素子が形成された構成とすれば、レンズの前面からの出射光制御を精度良く行うことができる。
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る車両用灯具50を示す正面図であり、図2および3は、図1のII-II
線断面図およびIII-III 線断面図である。
これらの図に示すように、この車両用灯具50は、発光素子10を光源とするクリアランスランプ等の灯具であって、この発光素子10を灯具前後方向に延びる光軸Ax上に前方へ向けて配置した状態で固定支持する支持基板30と、この支持基板30をその周縁部において固定する筒状のランプボディ32と、このランプボディ32の前端開口部32aに固定されたインナレンズ34と、このインナレンズ34をランプボディ32の前端開口部32aに押し当てるようにして該ランプボディ32に固定されたアウタレンズ36とからなっている。
この車両用灯具50は、灯具正面視において上下幅の狭い横長矩形状の外形形状を有している。具体的には、この車両用灯具50の横幅は、その縦幅の4倍程度の値に設定されている。このため、支持基板30、インナレンズ34およびアウタレンズ36は、上下幅の狭い横長矩形状に形成されており、ランプボディ32は、その光軸Axと直交する鉛直面に沿った断面形状が横長矩形の筒形状に設定されている。
まず、発光素子10の構成について説明する。
図4は、発光素子10を示す斜視図であり、図5は、その正面図である。また、図6および7は、図5のVI-VI
線断面図およびVII-VII 線断面図である。
これらの図に示すように、この発光素子10は、発光ダイオードであって、発光チップ12と、この発光チップ12を前方側から封止する透明の封止部材14と、発光チップ12を支持するリードフレーム16とからなっている。
発光チップ12は、0.3〜1mm四方程度の大きさの発光面を有しており、その発光中心Oを光軸Ax上に位置させた状態で該発光面を前方へ向けるようにして配置されている。
封止部材14は、エポキシ樹脂等の透明の樹脂材料で構成されており、正面視において正方形の外形形状を有するとともに、その一辺の長さの半分程度の奥行き寸法を有している。そして、この封止部材14は、発光チップ12を、リードフレーム16の一部と共に、その後方側まで回り込むようにして封止している。
この封止部材14の前面14aは、光軸Axと直交する鉛直面に沿って形成された平面部14aBと、この平面部14aBから前方へ突出するように形成された、ふたこぶ状の曲面部14aAとからなっている。
図6に示すように、曲面部14aAの、光軸Axを含む水平面に沿った断面形状は、光軸Ax近傍に凹曲線C1が配置されるとともに該凹曲線C1の左右両側に凸曲線C2が配置されてなる波形曲線で構成されている。
この波形曲線は、光軸Axに関して左右対称形状を有している。その際、凹曲線C1は、発光チップ12の発光中心Oを基準とする中心角で15〜25°程度(例えば20°程度)の角度範囲にわたって形成されており、各凸曲線C2は、上記中心角で60〜70°程度(例えば65°程度)の角度範囲に形成されている。
凹曲線C1は比較的曲率の大きい円弧で構成されており、一方、各凸曲線C2は、曲率が徐変する曲線で構成されている。具体的には、これら各凸曲線C2は、凹曲線C1と滑らかに繋がるよう、その凹曲線C1との連結位置の曲率は該凹曲線C1と同じ曲率になっているが、光軸Axからの左右方向の開き角度が大きくなるに従って徐々に曲率が小さくなっている。そして、これら各曲線C2は、その外側端縁の開き角度(すなわちα/2+β)よりもやや小さい角度θとなる方向(図中1点鎖線で示す直線Lの方向)で曲率が最小となり、それ以上の開き角度では一定の曲率になっている。その際、開き角度θの値は、65〜75°程度(例えば70°程度)の値に設定されている。
一方、図7に示すように、曲面部14aAの、光軸Axと平行な鉛直面に沿った断面形状は、凸曲線C3で構成されている。この凸曲線C3は、円弧で構成されており、その半径は、光軸Ax上で最も小さく、光軸Axから左右方向に離れるに従って徐々に大きくなり、その後また徐々に小さくなっている。この凸曲線C3を構成する円弧の中心位置は、発光チップ12の発光中心Oのやや前方に位置している。
曲面部14aAは、その水平断面形状および鉛直断面形状が上述したような曲線で構成されていることから、その外形形状は、正面視において長手方向中間部がくびれた横長の長円形で構成されている。
リードフレーム16は、帯状の金属板を逆U字状に折り曲げるとともにその両端部を互いに離れる方向へ直角に折り曲げたような形状を有しており、その段上がり平面部において発光チップ12を支持している。このリードフレーム16における段上がり平面部の中央には、すり鉢状の凹部16aが形成されており、この凹部16aの底面中央に発光チップ12が配置されている。その際、このリードフレーム16は、その段上がり平面部において左右に分離しており、その一方に実装された発光チップ12から延びるボンディングワイヤ(図示せず)が他方に接続されている。そして、このリードフレーム16は、その段上がり平面部が発光チップ12と共に封止部材14により封止されているが、その左右1対の端子部16bは封止部材14から露出している。
図8に示すように、発光素子10は、そのリードフレーム16の両端子部16bにおいて支持基板30に支持されている。
同図に示すように、光軸Axを含む水平面内において、発光チップ12からの出射光のうち、光軸Axからの左右方向の開き角度が小さい方向に向かう光は、曲面部14aAにおける凹曲線C1の部分に到達するので、その光拡散作用により光軸Axから離れる方向へ拡散する光として前方へ出射する。また、発光チップ12からの出射光のうち、光軸Axからの左右方向の開き角度が大きい方向に向かう光は、曲面部14aAにおける凸曲線C2の部分に到達するので、その光収束作用により光軸Axに対して開き角度θをなす直線Lの方向寄りに偏向する光として前方へ出射する。
図9は、光軸Axを含む水平面内における発光チップ12の輝度分布を示す図であって、同図(a)は、発光チップ12からの出射光による輝度分布であり、同図(b)は、その後、封止部材14の曲面部14aAから出射した光による輝度分布を示す図である。
同図(a)に示すように、発光チップ12からの出射光による輝度分布は、その正面方向である光軸Ax上で最も輝度が高く、光軸Axからの開き角度が大きくなるに従って輝度が急激に低下する特性を有している。これは、発光チップ12が、その発光面を正面方向へ向けるように配置されていることによるものである。
これに対し、同図(b)に示すように、封止部材14の曲面部14aAからの出射光による輝度分布は、吊り橋形の特性を有している。すなわち、この輝度分布は、光軸Axから左右方向に開き角度θをなす方向よりもやや小さい開き角度の方向において最も輝度が高く、これよりも開き角度が小さくなるに従って輝度が低下して光軸Ax上で極小値となる一方、開き角度θをなす方向よりも大きい開き角度では輝度が急激に低下する特性を有している。これは、曲面部14aAの、光軸Axを含む水平面に沿った断面形状が、光軸Ax近傍に凹曲線C1が配置されるとともに該凹曲線C1の左右両側に凸曲線C2が配置されてなる波形曲線で構成されていることによるものである。
また、この発光素子10は、その封止部材14の曲面部14aAの、光軸Axと平行な鉛直面に沿った断面形状が、凸曲線C3で構成されているので、これら各鉛直面内における、封止部材14の曲面部14aAから出射した光による発光チップ12の輝度分布は、発光チップ12からの出射光による輝度分布を、光軸Axからの上下方向の開き角度が小さい所定の角度範囲内に縮小したような輝度分布となる。
しかも、発光素子10は、その封止部材14の曲面部14aAの、光軸Axを含む水平面に沿った断面形状を構成する凹曲線C1とその左右両側の凸曲線C2とが滑らかに繋がるように形成されているので、封止部材14の曲面部14aAからの出射光による輝度分布は、輝度が滑らかに変化するものとなっている。
次に、インナレンズ34の構成について説明する。
図10は、インナレンズ34を単品で示す斜視図である。
同図にも示すように、このインナレンズ34は、その後面34aが、左右方向に延びるシリンドリカル面で構成されている。このシリンドリカル面の、光軸Axと平行な鉛直面に沿った断面形状を構成する凸曲線C4は、いずれも円弧で構成されており、その曲率は、光軸Axから左右方向に離れるに従って徐々に小さくなるように設定されている。また、このシリンドリカル面の、水平面に沿った断面形状は、光軸Axから左右方向に離れるに従って徐々に前方側へ変位するV字形状に設定されている。
また、このインナレンズ34の前面34bには、発光素子10から該インナレンズ34に入射した光を、左右方向に関して光軸Ax寄りに偏向出射させるための複数のプリズム状レンズ素子34sが、鋸歯状の断面形状で縦縞状に形成されている。
なお、このインナレンズ34の外周縁部には、その左右両側に1対のタブ34cが形成されるとともに、その上下両端部に1対のタブ34dが形成されている。そして、このインナレンズ34のランプボディ32への固定は、これら各タブ34c、34dをランプボディ32の前端開口部32aに位置決めした状態で行われるようになっている。
このインナレンズ34は、発光素子10からの光を光軸Axと平行な光として前方へ出射させるようになっているが、その詳細構造については後述する。
図1〜3に示すように、アウタレンズ36の内面には、複数の魚眼レンズ状の拡散レンズ素子36sが形成されており、インナレンズ34から平行光として該アウタレンズ36に入射した光を、上下方向および左右方向に拡散させるようにして該アウタレンズ36から前方へ出射させるようになっている。
図11(a)は、図2のXIa-XIa 線断面図であり、同図(b)は、図2のXIb-XIb 線断面図である。
図11(a)に示すように、光軸Axを含む鉛直面内においては、発光チップ12から光軸Axを中心にして角度γ1の範囲内の方向に出射した光が封止部材14の曲面部14aAから前方へ出射する。一方、同図(b)に示すように、発光チップ12の発光中心Oを通り光軸Axに対して左右方向に傾斜した鉛直面内においては、発光チップ12から光軸Axを中心にして角度γ2の範囲内の方向に出射した光が封止部材14の曲面部14aAから前方へ出射する。その際、この曲面部14aAは、ふたこぶ状に形成されており、正面視において長手方向中間部がくびれた横長長円形の外形形状を有しているので、角度γ1と角度γ2とを略同じ値に設定することができる。
また、同図(b)に示す鉛直面内においては、封止部材14の曲面部14aAの鉛直断面形状を構成する凸曲線C5が、同図(a)に示す鉛直面内においてその曲面部14aAの鉛直断面形状を構成する凸曲線C3に対して、これを単に拡大しただけでなく、前後方向へ多少引き伸ばしたような形状になっているので、発光チップ12からの光に対する屈折力が大きくなっている。このため、同図(b)に示す鉛直面内では、同図(a)に示す鉛直面内よりも、発光素子10からインナレンズ34までの距離が長くなっているにもかかわらず、発光素子10から出射光を無駄なくインナレンズ34に入射させることができる。
図12(a)は、図11(b)と同様、図2のXIb-XIb 線断面図であって、封止部材14の曲面部14aAの外形形状が、正面視において長手方向中間部がくびれた横長の長円形で構成されていることによる作用効果を説明するための図である。
同図(a)において2点鎖線で示すように、封止部材14の曲面部14aAが、仮に図11(a)に示す鉛直面内での断面形状の上下幅のまま左右方向に延びる横長小判形の外形形状を有しているとすると、この2点鎖線で示す曲面部14aA´には、発光チップ12から角度γ2´(γ2´<γ2)の範囲内の方向に出射した光だけが到達することとなり、発光チップ12からの出射光に対する光束利用率が低下してしまうこととなる。これに対し、本実施形態のように、封止部材14の曲面部14aAの外形形状を、長手方向中間部がくびれた横長の長円形とすることにより、発光チップ12からの出射光に対する光束利用率を高めることができる。
図12(b)も、図11(b)と同様、図2のXIb-XIb 線断面図であって、インナレンズ34の後面34aを構成するシリンドリカル面の、光軸Axと平行な鉛直面に沿った断面形状を構成する凸曲線C4の曲率が、光軸Axから左右方向に離れるに従って徐々に小さくなるように設定されていることによる作用効果を説明するための図である。
同図(b)において2点鎖線で示すように、仮に上記凸曲線C4の曲率が一定であるとすると、インナレンズ34の後面34a´の鉛直面に沿った断面形状は、凸曲線C4を前後方向に引き伸ばしたような凸曲線となるので、その分だけ曲率が大きくなる。このため、インナレンズ34の後面34a´は、屈折力が大きくなりすぎてしまい、インナレンズ34からの出射光を、光軸Axと平行にすることができなくなってしまう。これに対し、本実施形態のように、凸曲線C4の曲率を、光軸Axから左右方向に離れるに従って徐々に小さくなるように設定すれば、インナレンズ34への入射位置にかかわらず、該インナレンズ34からの出射光を、光軸Axと平行にすることができる。
以上のことから、本実施形態に係る車両用灯具50を、その発光素子10を点灯させた状態で、かつ、そのアウタレンズ36を外した状態で、灯具正面方向から観察したとき、インナレンズ34は、そのレンズ全体が略均一な明るさで光って見えることとなる。したがって、これにアウタレンズ36を装着した状態では、このアウタレンズ36は、灯具正面方向から観察したときのみならず、灯具正面方向から上下方向あるいは左右方向に多少外れた斜め方向から観察したときにも、アウタレンズ36全体が略均一な明るさで光って見えることとなる。
しかも、インナレンズ34は、その後面34aを構成するシリンドリカル面の水平面に沿った断面形状が、光軸Axから左右方向に離れるに従って徐々に前方側へ変位するV字形状に設定されているので、発光素子10からの光をインナレンズ34の後面34aにおいて光軸Ax寄りの方向に大きく屈折させることができる。そしてこれにより、インナレンズ34からの出射光を光軸Axと平行な光とするためにその前面34bに形成された複数のプリズム状レンズ素子34sの光出射効率を高めることができる。
なお、この車両用灯具50においては、インナレンズ34で発光素子10からの光を平行光とした上で、アウタレンズ36でこの平行光を上下方向および左右方向に拡散させるように構成されているが、インナレンズ34の前面にこのような拡散機能を持たせて、アウタレンズ36を素通しレンズとして構成したり、あるいはアウタレンズ36を廃止したりすることも可能である。
なお、上記各実施形態においては、発光素子12の発光チップ22が、0.3〜1mm四方程度の大きさの正方形に形成されているものとして説明したが、これ以外の大きさや外形形状(例えば横長の矩形形状等)に形成されたものを用いることも可能である。
本願発明の一実施形態に係る車両用灯具を示す正面図 図1のII-II 線断面図 図1のIII-III 線断面図 上記車両用灯具の光源となる発光素子を示す斜視図 上記発光素子を示す正面図 図5のVI-VI 線断面図 図5のVII-VII 線断面図 上記発光素子を支持基板に支持された状態で示す平断面図 上記実施形態において、光軸を含む水平面内における発光チップの輝度分布を示す図であって、同図(a)は発光チップからの出射光による輝度分布、同図(b)は封止部材の曲面部から出射した光による輝度分布を示す図 上記車両用灯具のインナレンズを単品で示す斜視図 図2のXIa-XIa 線断面図(a)およびXIb-XIb 線断面図(b) 上記実施形態の作用を示す、図11(b)と同様の図
符号の説明
10 発光素子
12 発光チップ
14 封止部材
14a 前面
14aA 曲面部
14aB 平面部
16 リードフレーム
16a 凹部
16b 端子部
30 支持基板
32 ランプボディ
32a 前端開口部
34 インナレンズ
34a 後面
34b 前面
34c、34d タブ
34s プリズム状レンズ素子
36 アウタレンズ
36s 拡散レンズ素子
50 車両用灯具
Ax 光軸
C1 凹曲線
C2、C3、C4、C5 凸曲線
O 発光中心

Claims (3)

  1. 灯具前後方向に延びる光軸上に前方へ向けて配置された発光素子と、この発光素子の前方側に配置された横長のレンズと、を備えてなる車両用灯具において、
    上記発光素子が、上下方向よりも左右方向に大きい拡散角度で光を出射させるように構成されており、
    上記レンズの後面が、左右方向に延びるシリンドリカル面で構成されるとともに、このシリンドリカル面の、上記光軸と平行な鉛直面に沿った断面形状を構成する凸曲線の曲率が、上記光軸から左右方向に離れるに従って徐々に小さくなるように設定されている、ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 上記シリンドリカル面の水平面に沿った断面形状が、上記光軸から左右方向に離れるに従って徐々に前方側へ変位するV字形状に設定されている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
  3. 上記レンズの前面に、上記発光素子から該レンズに入射した光を、左右方向に関して上記光軸寄りに偏向出射させる複数のプリズム状レンズ素子が形成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用灯具。
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