JP2007047986A - ストレージシステムの構成管理装置及び構成管理方法 - Google Patents

ストレージシステムの構成管理装置及び構成管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007047986A
JP2007047986A JP2005230890A JP2005230890A JP2007047986A JP 2007047986 A JP2007047986 A JP 2007047986A JP 2005230890 A JP2005230890 A JP 2005230890A JP 2005230890 A JP2005230890 A JP 2005230890A JP 2007047986 A JP2007047986 A JP 2007047986A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
management
resource
information
logical
predetermined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005230890A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4786248B2 (ja
Inventor
Kenichi Miki
健一 三木
Eiichi Sato
栄一 里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2005230890A priority Critical patent/JP4786248B2/ja
Priority to US11/254,783 priority patent/US7415582B2/en
Publication of JP2007047986A publication Critical patent/JP2007047986A/ja
Priority to US12/216,791 priority patent/US7793057B2/en
Priority to US12/846,679 priority patent/US8051256B2/en
Priority to US13/241,088 priority patent/US8281085B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4786248B2 publication Critical patent/JP4786248B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0602Interfaces specially adapted for storage systems specifically adapted to achieve a particular effect
    • G06F3/0604Improving or facilitating administration, e.g. storage management
    • G06F3/0605Improving or facilitating administration, e.g. storage management by facilitating the interaction with a user or administrator
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0628Interfaces specially adapted for storage systems making use of a particular technique
    • G06F3/0629Configuration or reconfiguration of storage systems
    • G06F3/0637Permissions
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0628Interfaces specially adapted for storage systems making use of a particular technique
    • G06F3/0653Monitoring storage devices or systems
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0668Interfaces specially adapted for storage systems adopting a particular infrastructure
    • G06F3/067Distributed or networked storage systems, e.g. storage area networks [SAN], network attached storage [NAS]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

【課題】 ストレージシステムの構成変更を一元的に管理し、リソースを最適に配置させることができるようにする。
【解決手段】 サーバ1は仮想サーバ1A,1Bに、スイッチ2はゾーン2A,2Bに、ストレージ装置3は仮想ストレージ装置3A,3Bに、それぞれ論理的に分割される。各論理的な装置は、それぞれの管理部1C,2C,3Cによって管理される。これら各管理部1C,2C,3Cは、管理用ネットワーク7を介して管理装置4に接続される。管理装置4は、ストレージシステム内の各リソース1D,2D,3Dの負荷状態に基づいて、アプリケーションプログラム単位で、リソースを再配置させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ストレージシステムの構成管理装置及び構成管理方法に関する。
ストレージシステムは、ホストコンピュータに対して大容量かつ高性能のストレージサービスを提供可能である。ストレージシステムでは、例えば、多数のディスクドライブをアレイ状に配設し、RAID(Redundant Array of Independent Disks)に基づく記憶領域を構築している。各ディスクドライブが有する物理的な記憶領域上には、論理的な記憶領域である論理ボリュームが形成されている。論理ボリュームには、LUN(Logical Unit Number)が予め対応付けられている。ホストコンピュータは、LUNやブロックアドレス等を特定してライトコマンドやリードコマンドを発行する。これにより、ホストコンピュータは、ストレージシステムに対して所望のデータの読み書きを行うことができる。
ストレージシステムの使用状況は、時々刻々と変化するため、ストレージ装置の内部構成を動的に変更させる技術も提案されている(特許文献1)。
特開2003−337721号公報
上述の文献に記載の技術では、予め設定されたスケジュールに基づいて、ストレージ装置内の構成を変化させる。しかし、前記文献記載の技術は、ストレージ装置の構成のみを変化させるもので、ストレージシステム全体の構成変更を行うものではない。また、前記文献に記載の技術は、論理的に分割された装置について考慮されていないため、ストレージシステムの論理的な構成を把握するのが難しく、さらに、論理的な構成の履歴を管理することができないため、使い勝手が低い。
そこで、本発明の目的は、論理的に分割された装置における資源配置を管理して、再配置させることができるストレージシステムの構成管理装置及び構成管理方法を提供することにある。本発明の他の目的は、論理的に分割された各装置の資源を、アプリケーションプログラム毎に再配置させることができ、履歴を管理することができるストレージシステムの構成管理装置及び構成管理方法を提供することにある。本発明の他の目的は、後述する実施形態の記載から明らかになるであろう。
上記課題を解決すべく、本発明の一つの側面に従うストレージシステムの構成管理装置は、上位装置と、この上位装置に記憶領域を提供するためのストレージ装置とを備えたストレージシステムの構成を管理する構成管理装置であって、上位装置を複数の論理的上位装置に分割し、これら各論理的上位装置に上位装置の有する資源のうち所定の資源をそれぞれ分配する第1管理部と、ストレージ装置を複数の論理的ストレージ装置に分割し、これら各論理的ストレージ装置にストレージ装置の有する資源のうち所定の資源をそれぞれ分配する第2管理部と、各論理的上位装置及び各論理的ストレージ装置に関する所定情報を、第1管理部及び第2管理部を介して、それぞれ取得する情報収集部と、収集された各所定情報に基づいて、各論理的上位装置上でそれぞれ実行される各アプリケーションプログラムにより使用される所定の資源に過不足が生じたか否かをそれぞれ判定し、過不足が発生していると判定された場合、各管理部のうち過不足に係る所定の資源を管理する管理部に構成変更要求を発行することにより、過不足が解消するように所定の資源を再配置させる配置管理部と、各所定情報の履歴をそれぞれ保存して管理する履歴管理部と、履歴管理部により管理される各所定情報の履歴を出力するユーザインターフェース部と、を備えている。
第1管理部は、上位装置を複数の論理的上位装置に分割し、各論理的上位装置に所定の資源をそれぞれ割り当てる。所定の資源としては、例えば、CPU等のデータ処理資源、メモリ等の記憶資源、通信インターフェース等の通信資源を挙げることができる。同様に、第2管理部は、ストレージ装置を複数の論理的ストレージ装置に分割し、各論理的ストレージ装置に所定の資源をそれぞれ割り当てる。従って、例えば、物理的な視点では、一つの上位装置と一つのストレージ装置のみからなる場合であっても、論理的な視点では、複数の論理的上位装置と複数の論理的ストレージ装置を備えたストレージシステムが構成される。そして、各論理的上位装置では、少なくとも一つのアプリケーションプログラムを実行させることができる。アプリケーションプログラムとしては、例えば、顧客管理プログラム、電子メール管理プログラム、売り上げ管理プログラム等の種々のものを例示することができる。
情報収集部は、各論理的装置(論理的に分割された各種装置を総称して「論理的装置」と呼ぶ)から所定情報をそれぞれ収集して管理する。所定情報としては、例えば、論理的装置の負荷状態、論理的装置に割り当てられている所定の資源の配置等を挙げることができる。配置管理部は、所定情報に基づいて、各アプリケーションプログラム毎に、所定の資源に過不足が生じているか否かを判定する。そして、配置管理部は、構成変更要求を発行することにより、各アプリケーションプログラム毎に所定の資源を再配置させる。また、各所定情報の履歴は、履歴管理部によって管理されており、この履歴はユーザインターフェース部から出力させることができる。出力方法としては、例えば、画面出力、印刷出力、音声出力等を挙げることができる。
一つの実施形態では、上位装置とストレージ装置とを接続するための中継装置を複数の論理的中継装置に分割し、これら各論理的中継装置に中継装置の有する資源のうち所定の資源をそれぞれ分配する第3管理部をさらに備えている。そして、情報収集部により収集される所定情報には、各論理的中継装置に関する所定情報も含まれる。中継装置としては、例えば、スイッチ、ルータ等を挙げることができる。これにより、配置管理部は、各アプリケーションプログラム毎に、論理的上位装置、論理的中継装置及び論理的ストレージ装置の資源配置をそれぞれ制御することができる。
一つの実施形態では、ユーザインターフェース部は、各論理的上位装置と各論理的ストレージ装置の論理的な接続構成を出力可能である。これに加えて、ユーザインターフェース部は、物理的な接続構成を出力することもできる。さらに、ユーザインターフェース部は、各アプリケーションプログラム毎の資源使用状況を出力することもできる。
一つの実施形態では、配置管理部は、一方のアプリケーションプログラムに関する所定の資源の配置を変更させた場合、一方のアプリケーションプログラムに対応する他方のアプリケーションプログラムに関する所定の資源を、一方のアプリケーションプログラムについての資源配置と同一構成となるように、再配置させる。例えば、高可用性(High Availability)のために、あるいは、負荷分散(Load Balancing)のために、同一種類のアプリケーションプログラムをクラスタリングして、それぞれ別々の論理的上位装置上で稼働させることがある。高可用性クラスタの場合、一方のアプリケーションプログラムがデータ処理サービスを提供し、他方のアプリケーションプログラムは、障害発生に備えて待機している。負荷分散クラスタの場合、データ処理サービスの要求を各アプリケーションプログラムがそれぞれ分担して処理することにより、応答性を高める。一方のアプリケーションプログラムについて所定の資源の再配置を行った場合、他方のアプリケーションプログラムについても同様の再配置を行う。
一つの実施形態では、配置管理部は、ストレージシステムの冗長度を考慮して、過不足を生じた所定の資源を再配置させる。例えば、配置管理部は、冗長度が向上するように、所定の資源を再配置させることができる。また、例えば、配置管理部は、冗長度が低下しないように、所定の資源を再配置させることができる。冗長度が低下する場合でも、ユーザが承認を与えた場合は、冗長度を低下させて資源の再配置を行うこともできる。このような冗長度に関連する所定資源としては、例えば、パスやポートのような通信資源を挙げることができる。
一つの実施形態では、未使用の所定の資源を管理するための資源プールを備え、配置管理部は、所定の資源のうち所定の下限値以下の利用率を有する所定の資源を資源プールに戻し、所定の資源のうち所定の上限値以上の利用率を有する所定の資源については、同種の資源を資源プールから選択して追加させる。所定の資源の種類毎にそれぞれの資源プールを用意することができ、未使用の資源をその種類毎にそれぞれ管理できる。これにより、配置管理部は、資源プールとの関係を考慮するだけで、所定の資源の配置を行うことができ、比較的簡単な構成で資源を管理することができる。
一つの実施形態では、履歴管理部は、予め設定された所定の期間単位で各所定情報の履歴を管理する。例えば、システム管理者等のユーザは、各アプリケーションプログラムの性質に応じて、所定の期間を設定可能である。履歴管理部は、所定の期間単位で、そのアプリケーションプログラムに関する所定情報を収集し、管理することができる。各アプリケーションプログラムは、そのデータ処理の性質(アプリケーションプログラムの種類等)に応じて、データ入出力(I/O)のピークが発生する周期がそれぞれ異なる。あるアプリケーションプログラムでは、例えば、一ヶ月周期でI/Oのピークが発生し、他のアプリケーションプログラムでは、例えば、3ヶ月周期でI/Oのピークが発生する。従って、I/Oのピークを検出できるように、I/Oピークの発生周期と所定情報の収集期間とを略一致させるか、または、I/Oピークの発生周期よりも長い期間だけ所定情報を収集することにより、所定情報の履歴を管理する。これにより、I/Oのピークを考慮して所定の資源を再配置することができる。
本発明の他の観点に従うストレージシステムの構成管理方法は、上位装置と、この上位装置に記憶領域を提供するためのストレージ装置とを備えたストレージシステムの構成を管理するための構成管理方法であって、上位装置を複数の論理的上位装置に分割し、これら各論理的上位装置に上位装置の有する資源のうち所定の資源をそれぞれ分配する第1管理部から、各論理的上位装置に関する所定情報をそれぞれ収集して管理するステップと、ストレージ装置を複数の論理的ストレージ装置に分割し、これら各論理的ストレージ装置にストレージ装置の有する資源のうち所定の資源をそれぞれ分配する第2管理部から、各論理的ストレージ装置に関する所定情報をそれぞれ収集して管理するステップと、再配置の実行が指示されたか否かを判定するステップと、再配置の実行が指示された場合、再配置の実行指示に関係するアプリケーションプログラムを特定するステップと、収集された各所定情報に基づいて、特定されたアプリケーションプログラムにより使用される所定の資源に過不足が発生したか否かを判定するステップと、過不足が発生していると判定された場合、各管理部のうち過不足に係る所定の資源を管理する管理部に構成変更要求を発行することにより、過不足が解消するように所定の資源を再配置させるステップと、各所定情報の履歴をそれぞれ保存して管理するステップと、各所定情報の履歴を出力するステップと、を含んでいる。
本発明の機能、手段、ステップの全部または一部は、所定のコンピュータプログラムをコンピュータに読み込ませて実行させることにより、実現できる場合がある。このコンピュータプログラムは、例えば、光ディスク、ハードディスク、半導体メモリのような記録媒体に固定して配布等することができる。また、このコンピュータプログラムは、例えば、インターネットのような通信ネットワークを介して配信することもできる。
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態を説明する。本実施形態では、後述のように、複数の論理的な装置を接続して構成されたストレージシステムにおいて、各アプリケーションプログラム単位での資源の利用状況に基づいて、資源を再配置(再分配)するようになっている。また、本実施形態では、後述のように、ストレージシステムの物理的構成のみならず、ストレージシステムの論理的構成や、各アプリケーションプログラムから見た構成も解析して出力できるようになっている。
図1は、本発明の全体概念を示す説明図である。このストレージシステムは、複数のサーバ1と、複数のスイッチ2と、複数のストレージ装置3と、一つの管理装置4とを備えている。これら各サーバ1,スイッチ2及びストレージ装置3は、それぞれ物理的な実体である。各サーバ1と各スイッチ2とはネットワーク5を介して接続されており、各スイッチ2と各ストレージ装置3とは、他のネットワーク6を介して接続されている。また、各サーバ1,各スイッチ2及び各ストレージ装置3は、管理用ネットワーク7を介して、管理装置4にそれぞれ接続されている。ここで、ネットワーク5,6は、例えば、ファイバチャネルSAN(Storage Area Network)のように構成することができ、管理用ネットワーク7は、例えば、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)のように構成可能である。
各サーバ1は、複数の仮想サーバ1A,1Bと、サーバ管理部1Cと、リソース1Dとをそれぞれ備えている。仮想サーバ1A,1Bは、サーバ1内に構築された仮想的な存在である。仮想サーバ1A,1Bは、サーバ1を論理的に分割することにより生成することができる。仮想サーバ1A,1Bには、サーバ1の有するリソース1Dがそれぞれ分配されている。リソース1Dとしては、例えば、CPU資源、メモリ資源、通信インターフェース資源等を挙げることができる。各仮想サーバ1A,1B上では、それぞれアプリケーションプログラムが稼働している(図3参照)。サーバ管理部1Cは、サーバ1内に生成される各仮想サーバ1A,1Bの構成(リソースの配置や接続等)を管理し、また、各仮想サーバ1A,1Bの状態(負荷状態等)を監視して、積極的にまたは消極的に管理装置4に報告する。
各スイッチ2は、複数のゾーン2A,2Bと、スイッチ管理部2Cと、リソース2Dとを備えている。ゾーン2A,2Bは、スイッチ2内に構築された仮想的な存在であり、仮想スイッチと呼ぶこともできる。各ゾーン2A,2Bには、スイッチ2の有するリソース2Dをそれぞれ分配されている。このリソースとしては、ポート資源、メモリ資源、CPU資源等を挙げることができる。スイッチ管理部2Cは、各ゾーン2A,2Bの構成を管理し、また、各ゾーン2A,2Bの状態を監視して、積極的にまたは消極的に管理装置4に報告する。
同様に、各ストレージ装置3は、複数の仮想ストレージ装置3A,3Bと、ストレージ管理部3Cと、リソース3Dとを備えている。仮想ストレージ装置3A,3Bは、ストレージ装置3内に構築された仮想的な存在である。仮想ストレージ装置3A,3Bは、ストレージ装置3を論理的に分割することにより生成されており、リソース3Dがそれぞれ分配されている。リソース3Dとしては、例えば、CPU資源、メモリ資源、ディスク資源、ポート資源等を挙げることができる。ストレージ管理部3Cは、各仮想ストレージ装置3A,3Bの構成を管理する。また、ストレージ管理部3Cは、各仮想ストレージ装置3A,3Bの状態を監視して、積極的にまたは消極的に管理装置4に報告する。
管理装置4は、例えば、情報収集部4Aと、配置管理部4Bと、履歴管理部4Cと、出力部4Dと、入力部4Eと、管理データベース4Fと、履歴データベース4Gとを備えている。また、出力部4Dと入力部4Eとによって、ユーザインターフェース部4Hが構成されている。
情報収集部4Aは、定期的にまたは不定期に、各サーバ管理部1C、各スイッチ管理部2C及び各ストレージ管理部3Cから、情報を収集する。収集する情報としては、例えば、負荷状態を示す情報、リソースの分配状況を示す情報、物理的または論理的な各要素の接続関係を示す情報等を挙げることができる。
配置管理部4Bは、自動的にまたは手動指示により、各管理部1C,2C,3Cにそれぞれリソースの再配置を要求することができる。どのリソースを削除するか(割当て解除するか)、どのリソースを追加するか(新規に割当てるか)等は、情報収集部4Aによって収集された情報に基づいて、決定することができる。管理データベース4Fには、再配置のポリシや各種リソースの管理テーブル等が記憶されている。配置管理部4Bは、収集された情報と管理データベース4Fの記憶内容とに基づいて、リソースの再配置計画を立案し、その実行を各管理部1C,2C,3Cにそれぞれ指示することができる。
履歴管理部4Cは、収集された情報の履歴をその種類毎にそれぞれ管理する。履歴を管理する期間は、例えば、システム管理者等のユーザが任意に指定可能である。ユーザは、例えば、アプリケーションプログラムにI/Oのピークが発生する周期に合わせて、履歴を管理するように、予め設定することができる。各情報の履歴は、履歴データベース4Gにそれぞれ記憶される。
ユーザインターフェース部4Hは、ユーザからの入力操作を受け付け、また、ユーザへ情報を提供するものである。出力部4Dは、例えば、ディスプレイやプリンタ等の出力機器を介して、性能表示や構成表示を行う。性能表示部4D1は、各論理的装置(仮想サーバ1A,1B、各ゾーン2A,2B、各仮想ストレージ装置3A,3B)の性能情報を出力するためのものである。性能情報とは、どの程度の性能が発揮されているかを示す情報であり、例えば、負荷状態を示す情報である。構成表示部4D2は、例えば、ストレージシステムの物理的構成及び論理的構成をそれぞれ出力するためのものである。入力部4Eは、ユーザからの入力操作を受け付けるものである。ユーザは、例えば、再配置のトリガとなる条件(閾値)を設定したり、再配置対象となるアプリケーションプログラムを指定することができる。
次に、ストレージシステムの全体動作を説明する。各仮想サーバ1A,1B上で稼働するアプリケーションプログラムは、各スイッチ2の各ゾーン2A,2Bのうち、使用が許可されたゾーンを介して、各ストレージ装置3の各仮想ストレージ装置3A,3Bのうち、使用が許可された仮想ストレージ装置にアクセスする。
仮想サーバ1A,1Bからリードコマンドが発行されると、仮想ストレージ装置3A,3Bは、要求されたデータをキャッシュメモリまたはディスクドライブから読み出して、仮想サーバ1A,1Bに送信する。仮想サーバ1A,1Bからライトコマンドが発行されると、仮想ストレージ装置3A,3Bは、ライトデータをキャッシュメモリまたはディスクドライブに記憶させる。
アプリケーションプログラムの稼働に応じて、ストレージシステム内では、データが送受信される。各論理的装置(1A,1B,2A,2C,3A,3B)の負荷状態は、状況に応じて種々変化する。この負荷状態の変化は、各管理部1C,2C,3Cによってそれぞれ監視されており、管理装置4に報告される。
配置管理部4Bは、各管理部1C,2C,3Cからのアラートを受けた場合や、ユーザから手動で指示された場合に、リソースの再配置計画を立案し、この計画を実現させるための指示(再配置要求)を発行する。配置管理部4Bからの指示を受領した各管理部1C,2C,3Cは、それぞれの管理下にあるリソースを再分配する。これにより、論理的装置の構成が変化する。この構成変化及び負荷状態の変化は、履歴管理部4Cによってそれぞれ管理されている。従って、ユーザは、構成変化や負荷状態の変化の履歴を容易に確認することができる。
このように、本実施形態では、管理装置4によって、ストレージシステム全体のリソース分配を一元的に管理することができる。従って、ストレージシステムの構成が複雑である場合でも、システム全体として調和のとれたリソース配置が可能となる。
本実施形態では、アプリケーションプログラム毎に、各アプリケーションプログラムの利用するリソースを再配置することができる。従って、ストレージシステムの構成が複雑な場合でも、アプリケーションプログラムの性能を劣化させないように、リソースを最適配置することが可能となる。
本実施形態では、ストレージシステムの論理的構成をユーザインターフェース部に出力することができる。従って、ストレージシステムの物理的構成や論理的構成が複雑な場合でも、ユーザは、ストレージシステムの構成を比較的容易に把握することができ、使い勝手が向上する。
本実施形態では、ストレージシステムの論理的構成や負荷状態等の履歴を管理することができる。従って、ユーザは、比較的容易に、ストレージシステムの負荷状態の変化や構成の変化を確認することができ、使い勝手が向上する。
ユーザの使用するアプリケーションプログラムは種々雑多であり、I/Oのピークが発生する時期もそれぞれ相違する。また、ユーザが保有するデータ量は、年々増大する一方であり、ストレージシステムの性能を維持するために装置の増強等が行われる。このように、ストレージシステムの構成は、ユーザからの要求に応じて、動的に変化していき、その構成は複雑化していく。このような複雑な大規模ストレージシステムになればなるほど、その構成を明確に把握するのは難しくなる。物理的構成の場合は、結線図等から特定することもできるが、目に見えない論理的構成を把握するのは難しい。また、各アプリケーションプログラムの種類によって、より多くのリソースを必要する時期、少ないリソースで足りる時期はそれぞれ異なるが、複雑化したストレージシステム内において、各アプリケーションプログラムのリソース使用状況を適切に把握し、これに応じたリソース配置を行うのは難しい。
これに対し、本実施形態では、複雑化した大規模ストレージシステムであっても、各アプリケーションプログラムの性質に応じて、リソースを最適に再配置させることが可能であり、使い勝手が向上する。なお、本実施形態は、大規模ストレージシステムになるほど有用であるが、小規模ストレージシステムにも適用することができる。以下、本実施形態をより詳細に説明する。
図2は、ストレージシステムの全体構成を模式的に示す説明図である。このストレージシステムは、複数のサーバ10と、複数のスイッチ20と、複数のストレージ装置30と、管理端末40とを含んで構成することができる。各サーバ10は、ネットワーク50を介して、各スイッチ20にそれぞれ接続されている。各スイッチ20は、他のネットワーク60を介して、各ストレージ装置30にそれぞれ接続されている。管理端末40は、管理用ネットワーク70を介して、各サーバ10,各スイッチ20及び各ストレージ装置30にそれぞれ接続されている。図1との対応関係を示すと、サーバ10は図1中のサーバ1に、スイッチ20は図1中のスイッチ2に、ストレージ装置30は図1中のストレージ装置3に、管理端末40は図1中の管理装置4に、ネットワーク50は図1中のネットワーク5に、ネットワーク60は図1中のネットワーク6に、管理用ネットワーク70は図1中の管理用ネットワーク7に、それぞれ対応する。
各サーバ10には、複数の論理分割サーバ11がそれぞれ設けられている。これら各論理分割サーバ11は、図1中の仮想サーバ1A,1Bに対応するもので、サーバ1の有するリソースを分割することにより形成されている。
各スイッチ20には、複数のゾーン21がそれぞれ設けられている。各ゾーン21は、図1中のゾーン2A,2Bに対応するもので、スイッチ20の有するリソースを分割することにより形成されている。
各ストレージ装置30には、複数の論理分割ストレージ装置31がそれぞれ設けられている。各論理分割ストレージ装置31は、図1中の仮想ストレージ装置3A,3Bに対応する。これら各論理分割ストレージ装置31は、ストレージ装置30の有するリソースを分割することにより形成されている。以下の説明では、論理的に分割された装置をLPRと称する場合がある。
図3は、ストレージシステムのリソース分配の様子を模式的に示す説明図である。最初にサーバ10に着目すると、各論理分割サーバ11上では、それぞれアプリケーションプログラム101が稼働している。アプリケーションプログラム101としては、例えば、顧客管理プログラム、売り上げ管理プログラム、電子メール管理プログラム、給与計算プログラム、口座管理プログラム等を挙げることができる。
サーバ10は、複数種類のリソースR11,R12,R13を備えている。データ処理リソースR11は、例えば、CPU等のデータ処理回路のリソースである。メモリリソースR12は、例えば、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のメモリ回路やローカルディスク等のリソースである。通信ポートリソースR13は、例えば、HBA(Host Bus Adapter)等の通信回路のリソースである。
これら各種のリソースR11,R12,R13は、それぞれの少なくとも一部が、各論理分割サーバ11に割り当てられている。各リソースR11,R12,R13のうち、いずれの論理分割サーバ11にも割り当てられていないものは、未使用リソースとしてプールされている。新たにリソースを追加する場合は、未使用リソースのプールの中からリソースが選択され、論理分割サーバ11に割り当てられる。逆に、不要となったリソースは、論理分割サーバ11への割当てが解除され、プールに戻される。
スイッチ20に着目すると、スイッチ20の通信パスリソースR21は、各論理分割サーバ11にそれぞれ割り当てられている。未使用のリソースR21は、未使用リソースとしてプールされる。
ストレージ装置30に着目すると、ストレージ装置30のリソースR31,R32,R33,R34は、少なくともその一部が各論理分割ストレージ装置31にそれぞれ割り当てられている。データ処理リソースR31は、例えば、CPU等のデータ処理回路のリソースである。メモリリソースR32は、例えば、キャッシュメモリや共有メモリ等のメモリ回路のリソースである。通信ポートリソースR33は、例えば、通信ポート等の通信回路のリソースである。ディスクリソースR34は、例えば、ハードディスクドライブや光ディスクドライブあるいは半導体メモリドライブ等のリソースである。
このように、各サーバ10,各スイッチ20及び各ストレージ装置30の有する各リソースを分割することにより、一つの筐体内に複数の論理的な装置を構築できる。そして、各論理的な装置の結合によって、アプリケーションプログラム101の実行に必要なデータ入出力をそれぞれ個別に行うことができる。
図4は、ストレージシステムのハードウェア構成を説明するブロック図である。図3,図4では、サーバ10,スイッチ20及びストレージ装置30をそれぞれ1つずつ示しているが、図2と共に説明したように、ストレージシステムは、複数のサーバ10,複数のスイッチ20及び複数のストレージ装置30を含んで構成可能である。
サーバ10は、例えば、プロセッサ110と、メモリ120と、キーボードスイッチ130と、ディスプレイ140と、ディスクインターフェース(図中、インターフェースを「I/F」と略記)150と、ローカルディスク160と、LANインターフェース170とを備えることができる。これらの各要素のうち、例えば、プロセッサ210,メモリ120,ディスクインターフェース150,ローカルディスク160を論理的に分割して使用することにより、論理分割サーバ11を構成することができる。
スイッチ20は、例えば、プロセッサ210と、メモリ220と、インターフェース230,240と、接続回路250と、LANインターフェース260とを備えることができる。これら各要素のうち、例えば、インターフェース230,240を分割するだけで各ゾーン21を構築することができる。さらに、インターフェース230,240に加えて、プロセッサ210,メモリ220も論理的に分割することにより、仮想的なスイッチを構築することもできる。
ストレージ装置30は、例えば、サービスプロセッサ(SVP)310と、チャネルアダプタ(CHA)320と、ディスクアダプタ(DKA)330と、キャッシュメモリ(CM)340と、共有メモリ(SM)350と、接続部360,370と、ディスクドライブ380と、LANインターフェース390とを備えて構成することができる。
SVP310は、ストレージ装置30内の各種情報を収集し、収集した情報を管理端末40に送信する。また、SVP310は、管理端末40からの指示に基づいて、ストレージ装置30内の構成を変化させる。
CHA320は、サーバ10とのデータ通信を行う制御回路である。CHA320は、それぞれ複数のポート及びプロセッサを備えており、複数のサーバ10とそれぞれ個別にデータ通信を行うことができる。DKA330は、各ディスクドライブ380とのデータ通信を行う制御回路である。DKA330は、論理ブロックアドレス(LBA)とディスクドライブ380の物理アドレスとの変換処理等を行う。CHA320とDKA330とは、それぞれ別々の専用制御基板として構成することもできるし、同一の基板上に混在させて多機能制御基板として構成することもできる。
キャッシュメモリ340は、例えば、複数の揮発性または不揮発性メモリ基板から構成されており、サーバ10から受信したデータやディスクドライブ380から読出したデータ等を記憶する。共有メモリ350は、例えば、複数の不揮発性のメモリ基板から構成されており、ストレージ装置30の構成情報や制御情報等を記憶する。キャッシュメモリ340と共有メモリ350とは、それぞれ別々のメモリ基板として構成することもできるし、同一の基板上に混在させることもできる。
接続部360は、CHA320,DKA330,キャッシュメモリ340,共有メモリ350を相互に接続させるもので、例えば、クロスバスイッチとして構成される。他の接続部370は、各ディスクドライブ380とDKA330とを相互に接続させるスイッチ回路である。
ディスクドライブ380は、例えば、ハードディスク、光ディスク、半導体メモリ、磁気テープ等の各種記憶デバイスから構成可能である。各ディスクドライブ380の有する物理的な記憶領域が複数個結合することにより、RAIDレベルに応じた論理的な記憶領域が構成される。
管理端末40は、例えば、プロセッサ410と、メモリ420と、キーボードスイッチ430と、ディスプレイ440と、ローカルディスク450及びLANインターフェース460とを備えることができる。
図5は、ストレージシステムの動的な構成変更に関して、サーバ10,スイッチ20及びストレージ装置30のソフトウェア構成を模式的に示す説明図である。サーバ10は、例えば、性能管理モジュール111と、リソース管理モジュール112と、アプリケーション管理モジュール113と、接続管理モジュール114及び通信制御モジュール115を備えることができる。
性能管理モジュール111は、性能管理情報D11を管理するモジュールである。リソース管理モジュール112は、リソース管理情報D12を管理するモジュールである。アプリケーション管理モジュール113は、アプリケーション管理情報D13を管理するモジュールである。接続管理モジュール114は、接続構成管理情報D14を管理するモジュールである。これら各情報D11〜D14の内容については後述する。
スイッチ20は、例えば、性能管理モジュール211と、リソース管理モジュール212及び接続管理モジュール213を備えることができる。性能管理モジュール211は性能管理情報D21を管理する。リソース管理モジュール212は、リソース管理情報D22を管理する。接続管理モジュール212は、接続構成管理情報D23を管理する。
ストレージ装置30は、例えば、性能管理モジュール311と、リソース管理モジュール312と、接続管理モジュール313とを備えることができる。性能管理モジュール311は、性能管理情報D31を管理する。リソース管理モジュール312は、リソース管理情報D32を管理する。接続管理モジュール313は、接続構成管理情報D33を管理する。
図6は、管理端末40のソフトウェア構成を示す説明図である。管理端末40は、例えば、総合管理モジュール411と、性能管理モジュール412と、アプリケーション管理モジュール413と、リソース管理モジュール414と、接続管理モジュール415と、ユーザ入力モジュール416と、ユーザ出力モジュール417と、再配置指示モジュール418と、通信制御モジュール419とを備えることができる。
また、管理端末40のデータベースD40には、例えば、再配置定義テーブルD41と、業務管理テーブルD42と、性能情報設定値管理テーブルD43と、性能情報履歴テーブルD44と、リソース管理テーブルD45と、アプリケーション管理テーブルD46と、接続構成管理テーブルD47とを設けることができる。
各モジュールの働きは後述するが、総合管理モジュール411は、ストレージシステムの構成管理の全体を制御する。性能管理モジュール412は、ストレージシステム内の性能管理情報を管理する。アプリケーション管理モジュール413は、サーバ10上で稼働するアプリケーションプログラムの情報を管理する。リソース管理モジュール414は、ストレージシステム内の各リソースの割当て状況を管理する。接続管理モジュール415は、ストレージシステム内の物理的接続及び論理的接続を管理する。
ユーザ入力モジュール416及びユーザ出力モジュール417は、ユーザインターフェースを構成する。ユーザ入力モジュール416は、ユーザによりキーボードスイッチ430等を介して入力される情報を総合管理モジュール411に出力する。ユーザから入力される情報としては、例えば、各種設定値(閾値等)、履歴表示範囲、メニュー操作等を挙げることができる。
ユーザ出力モジュール417は、総合管理モジュール411から入力された情報を、ディスプレイ440等を介して出力させる。ディスプレイ440等に出力される情報としては、ストレージシステムの現在または過去の構成を示す情報、ストレージシステムの現在または過去の使用状況(負荷状態)を示す情報等を挙げることができる。
再配置指示モジュール418は、各サーバ10,各スイッチ20,各ストレージ装置30のうち所定の装置に再配置要求を発行することにより、ストレージシステム内の資源を再配置させるものである。
通信制御モジュール419は、各サーバ10の通信制御モジュール115,各スイッチ20の通信制御モジュール214,各ストレージ装置30の通信制御モジュール314との間で、情報の送受信を行うモジュールである。
図7は、サーバ10で保持される性能管理情報D11の構成を示す説明図である。性能管理情報D11は、サーバ10内の各種資源について、その性能に関する各種情報を管理するためのものである。性能管理情報D11は、例えば、管理部位と、性能情報と、性能最大値と、上限閾値と、下限閾値と、監視周期とを対応づけることにより構成することができる。
「管理部位」とは、管理対象となる各リソースを特定するための識別情報である。管理部位は、再配置の対象となり得るリソースであることを意味する。管理部位は、例えば、「プロセッサ1」、「プロセッサ2」、「メモリ1」、「メモリ2」等のように、そのリソースの種別及び識別番号を含んで構成可能である。サーバ10では、プロセッサ110,メモリ120,ディスクインターフェース150が管理対象の部位となっている。
「性能情報」とは、その管理部位の現在の性能値を示す情報であり、負荷状態(あるいは使用率)を示す。「性能最大値」とは、その管理部位の有する最大の性能値を示す情報である。性能情報が百分率で表記される場合、性能最大値の値は100%となる。性能情報及び性能最大値は、百分率で表記してもよいし、または、MBやIOPS(Input Output Per Second)のように、絶対値で表記してもよい。
「上限閾値」とは、その管理部位の性能情報の値の上限値を示す。上限閾値は、ユーザが設定することができる。ユーザが設定しない場合、初期上限値が設定される。管理部位の性能情報が上限閾値に達した場合、その管理部位に新たなリソースの割当てが必要であることを示す。「下限閾値」とは、その管理部位の性能情報の下限値を示す。下限閾値は、ユーザが設定可能である。ユーザが設定しない場合、初期下限値が設定される。管理部位の性能情報が下限閾値に達した場合、その管理部位は効果的に利用されていないことを意味し、論理分割サーバ11への割当てを解除可能であることを示す。
「監視周期」とは、その管理部位の性能情報を検出する周期を示す。監視周期は、ユーザが設定することができる。ユーザが設定しない場合、初期周期が設定される。
図8は、サーバ10によって保持されるリソース管理情報D12の構成を示す説明図である。このリソース管理情報D12は、サーバ10内の各リソースの割当て状況を管理するためのものである。リソース管理情報D12は、例えば、管理部位と、割当て情報とを対応づけることにより構成可能である。「割当て情報」とは、その管理部位がどの論理分割サーバ11に割り当てられているかを示す情報である。割当て情報には、論理分割サーバ11を識別するための情報(図中の「LPR1」,「LPR2」)、または、いずれの論理分割サーバ11にも割り当てられていないことを示す情報のいずれかが設定される。
図9は、サーバ10で保持されるアプリケーション管理情報D13の構成を示す説明図である。アプリケーション管理情報D13は、サーバ10上で実行される各アプリケーションプログラム101を管理するための情報である。アプリケーション管理情報D13は、例えば、アプリケーション名と、割当て情報と、パス名と、クラスタ名とを対応づけることにより構成可能である。
「アプリケーション名」とは、アプリケーションプログラム101を識別するための情報であり、例えば、アプリケーションプログラムの種類及び識別番号を含んで構成することができる。「割当て情報」とは、そのアプリケーションプログラム101が割り当てられている論理分割サーバ11を特定するための情報である。「パス名」とは、パス管理ソフトウェアにのみ設定される情報である。パス名には、そのパス管理ソフトウェアが管理するパスを特定するための情報が設定される。「クラスタ名」とは、クラスタを管理するためのクラスタソフトウェアにのみ設定される情報である。クラスタ名には、そのクラスタを識別するための情報が設定される。
図10は、サーバ10によって保持される接続構成管理情報D14の構成を示す説明図である。接続構成管理情報D14は、そのサーバ10の物理的な接続構成を示す。接続構成管理情報D14は、例えば、ディスクインターフェース名と、接続先とを対応づけることにより構成可能である。「ディスクインターフェース名」とは、ディスクインターフェース150を識別するための情報である。「接続先」とは、そのディスクインターフェース150が接続されるストレージ装置30のポートを特定するための情報である。
図11は、ストレージ装置30によって保持される性能管理情報D31の構成を示す説明図である。この性能管理情報D31は、ストレージ装置30の各種リソースの性能状態を管理するための情報である。性能管理情報D31は、性能管理情報D11と同様に、例えば、管理部位と、性能情報と、性能最大値と、上限閾値と、下限閾値と、監視周期とを対応づけることにより構成することができる。管理部位としては、例えば、プロセッサ、ホストインターフェース、共有メモリ350、キャッシュメモリ340、ディスク制御部(DKA)330、物理ディスク380を挙げることができる。プロセッサ及びホストインターフェースは、例えば、CHA320の有するリソースである。
図12は、ストレージ装置30によって保持されるリソース管理情報D32の構成を示す説明図である。リソース管理情報D32は、ストレージ装置30内の各リソースがどの論理分割ストレージ装置31に割り当てられているかを示す情報である。リソース管理情報D32は、リソース管理情報D12と同様に、管理部位と割当て情報とを対応づけることにより構成することができる。
ストレージ装置30によって保持される接続構成管理情報D33は、上述した接続構成管理情報D14と同様に、ホストインターフェース名と接続先とを対応づけることにより構成可能である。従って、接続構成管理情報D33の図示を省略する。
また、スイッチ20によって保持される性能管理情報D21、リソース管理情報D22、接続構成管理情報D23は、それぞれ上述した性能管理情報D11、リソース管理情報D12、接続構成管理情報D14とほぼ同様に構成可能である。従って、これら各情報D21〜D23の図示を省略する。
図13は、管理端末40によって保持される再配置定義テーブルD41の構成を示す説明図である。再配置定義テーブルD41は、各アプリケーションプログラム毎にそれぞれ用意され、各アプリケーションプログラムが利用する各リソースの再配置条件を予め定義した情報である。
再配置定義テーブルD41は、例えば、再配置ポリシD41Aと、カスタム定義D41Bとを含んで構成可能である。再配置ポリシD41Aには、再配置ポリシテーブルD411に登録されている複数のポリシの中からいずれか一つのポリシを選択するための情報が設定される。再配置ポリシテーブルD411は、例えば、タイプ名と、各タイプ毎のポリシとが対応づけられている。
例えば、「タイプ1」では、自動再配置を行う旨が定義されている。「タイプ2」では、自動再配置を行わない旨が定義されている。「タイプ3」では、カスタム定義されたリソースについては自動再配置を行う旨が定義されている。「タイプ4」では、カスタム定義されたリソース以外のリソースについて自動再配置を行う旨が定義されている。自動再配置とは、リソースの性能情報が閾値に達した場合に、そのリソースに関係するアプリケーションプログラムが利用する各リソースを自動的に配置し直すことを意味する。カスタム定義とは、ユーザが、一つまたは複数のリソースについて再配置の順位を個別に指定することを意味する。
再配置定義テーブルD41内のカスタム定義D41Bでは、例えば、「サーバ1のLPR1に割り当てられている全プロセッサ」、「サーバ2の有する全リソース」等のように、ユーザが個別に定義した再配置条件が登録される。そして順位の高いカスタム定義が優先して実行される。
上述のように、再配置定義テーブルD41は、例えば、勘定系プログラム用、人事系プログラム用、社内電子メール系プログラム用、社外電子メール系プログラム用等のように、各アプリケーションプログラム毎にそれぞれ用意することができる。
図14は、管理端末40によって保持される業務管理テーブルD42の構成を示す説明図である。業務管理テーブルD42は、ユーザによって定義された各業務の構成等を管理するためのものである。業務管理テーブルD42は、例えば、業務名と、サーバ名と、LPR情報と、アプリケーション名と、業務周期とを対応づけることにより構成することができる。
「業務名」とは、そのアプリケーションプログラムに設定された名称である。例えば、売り上げ管理用のデータベースプログラムについて、ユーザは「勘定系処理」等のような名称を自由に設定することができる。また、電子メール管理プログラムの処理対象が社内の電子メールである場合、ユーザは、そのアプリケーションプログラムに「社内メール処理」等の名称を自由に設定することができる。
「サーバ名」とは、その業務、即ち、そのアプリケーションプログラムが実行されるサーバ10を特定するための情報である。「LPR情報」とは、そのアプリケーションプログラムが実行される論理分割サーバ11を特定するための情報である。「アプリケーション名」とは、アプリケーションプログラムを特定するための情報である。
「業務周期」とは、そのアプリケーションプログラムのI/Oピークの発生周期を示す情報である。各アプリケーションプログラムは、その性質に応じて、所定のI/Oパターンを示すことがある。例えば、勘定系処理の場合、入出金が集中的に行われる時期は、ほぼ定まっているため、その時期のI/O量は増大し、それ以外の時期のI/O量は低下する。また、メール処理では、例えば、電子メールのアーカイブを一週間毎に作成するとした場合、アーカイブを作成するタイミングでI/O量が増大する。このように、各アプリケーションプログラムは、その性質に応じてバッチ処理を実行するタイミング等がそれぞれ異なり、I/Oのピークを迎える周期が相違することがある。そこで、「業務周期」の欄では、各アプリケーションプログラムのI/Oピークが発生する周期をユーザが指定する。なお、既に述べた、あるいはこれから述べる他のユーザ入力項目でも同様であるが、履歴情報を解析することにより、自動的に設定値を算出する構成でもよい。また、自動的に算出された設定値を初期値として格納し、ユーザが自由に変更できるように構成してもよい。
図14の下側にも示すように、業務管理テーブルD42は、その作成年月日(時分秒も含めることができる)と関連付けられて、保存される。即ち、業務管理テーブルD42の変更履歴は管理される。
図15は、管理端末40によって保持される性能情報設定値管理テーブル(以下、「設定値管理テーブル」とも呼ぶ)D43の構成を示す説明図である。設定値管理テーブルD43は、ストレージシステム内の各リソースについて、その性能に関する各設定値を管理するためのものである。設定値管理テーブルD43は、例えば、各サーバ10,各スイッチ20及び各ストレージ装置30毎にそれぞれ用意される。ある装置に関する設定値管理テーブルD43は、例えば、管理部位と、性能閾値と、上限閾値と、下限閾値と、監視周期とを対応づけることにより構成可能である。
ここで、「性能閾値」とは、そのリソースを使用可能な上限を示す閾値である。これに対し、「上限閾値」は、そのリソースに関するアプリケーションプログラムが利用する各リソースの再配置を行わせるためのトリガである。
図16は、管理端末40によって保持される性能情報履歴管理テーブル(以下、「履歴管理テーブル」とも呼ぶ)D44の構成を示す説明図である。履歴管理テーブルD44は、各リソースの性能情報の推移を管理する。履歴管理テーブルD44は、管理対象の各リソース毎にそれぞれ用意される。履歴管理テーブルD44は、例えば、性能情報を取得した年月日に関する情報(時分秒も含めることができる)と、そのとき取得された性能情報とを対応づけることにより構成可能である。
図17は、管理端末40によって保持されるリソース管理テーブルD45の構成を示す説明図である。このリソース管理テーブルD45は、管理対象の各リソースがどの論理分割装置(LPR)に割り当てられているかを管理するためのものである。リソース管理テーブルD45は、例えば、管理部位と、割当て情報(LPR情報)と、性能最大値とを対応づけることにより構成することができる。リソース管理テーブルD45は、各サーバ10,各スイッチ20,各ストレージ装置30毎にそれぞれ用意され、かつ、その履歴がそれぞれ管理される。
図18は、管理端末40によって保持されるアプリケーション管理テーブルD46の構成を示す説明図である。アプリケーション管理テーブルD46は、各アプリケーションプログラム101の構成を管理するためのものである。アプリケーション管理テーブルD46は、各サーバ10毎にそれぞれ用意され、かつ、その履歴が管理される。
図19は、管理端末40によって保持される接続構成管理テーブルD47の構成を示す説明図である。接続構成管理テーブルD47は、各サーバ10,各スイッチ20,各ストレージ装置30毎にそれぞれ用意することができる。図19では、サーバ10に関するテーブルを示す。このテーブルD47は、例えば、インターフェース名(ポート名)と、接続先とを対応づけることにより構成可能である。なお、図中では、接続先として、最終目的地であるストレージ装置のポート番号(ホストインターフェース番号)を記載しているが、これに代えて、どのスイッチ20のどのポートを介して、どのストレージ装置30に接続されているかを記録することもできる。
以上、主要なテーブルの構成を説明した。ここで、図5を再び参照する。管理対象機器であるサーバ10,スイッチ20,ストレージ装置30がそれぞれ保持する性能管理情報D11,D21,D31と、管理端末40の保持する設定値管理テーブルD43及び履歴テーブルD44とは関連づけられている。各管理対象機器の保持するリソース管理情報D12,D22,D32と、管理端末40の保持するリソース管理テーブルD45とは関連付けられている。各サーバ10の保持するアプリケーション管理情報D13と、管理端末40の保持するアプリケーション管理テーブルD46とは関連付けられている。各管理対象機器の保持する接続構成管理情報D14,D23,D33と、管理端末40の保持する接続構成管理テーブルD47とは関連付けられている。
次に、管理端末40のユーザインターフェースによって提供される各種入力画面及び出力画面の一例を説明する。
図20は、アプリケーションプログラムと業務とを対応づけるための入力画面G1を示す説明図である。この入力画面には、複数のタブメニューG11,G12,G13,G14が表示される。第1のタブメニューG11をユーザが選択すると、アプリケーションプログラム101と業務とをマッピングさせるための画面G1が表示される。
マッピング画面G11には、例えば、管理対象の機器を選択するための選択欄G11Aと、論理的に分割された単位(LPR)を選択するための選択欄G11Bと、アプリケーションプログラム毎にそれぞれ業務名(サービス名)を設定するための名称記入欄G11Cとを含めることができる。ユーザは、選択欄G11A,G11Bを介して、所望の論理分割サーバ11(LPR)を選択する。これにより、選択された論理分割サーバ11上で実行される各アプリケーションプログラムの名称が、名称記入欄G11Cに表示される。ユーザは、各アプリケーションプログラム毎にそれぞれ自由な業務名称を設定する。ユーザが保存ボタンB1を操作すると、入力内容が業務管理テーブルD42に登録される。ユーザが終了ボタンB2を操作すると、画面G1が閉じる。
図21は、業務情報を入力するための画面G2を示す説明図である。ユーザがタブメニューG12を選択すると、この画面G2が表示される。画面G2には、例えば、業務名を選択するための選択欄G12Aと、業務周期を設定するための設定欄G12Bとを含めることができる。ユーザは、選択欄G12Aを介して、業務周期を設定するための業務名を選択する。そして、ユーザは、設定欄G12Bを介して、その選択された業務名について業務周期を設定する。業務周期とは、上述の通り、その業務(アプリケーションプログラム)のI/Oピークの発生周期であり、換言すれば、性能情報を監視する期間を示す。ユーザが保存ボタンB1を操作すると、画面G2への入力内容が業務管理テーブルD42に登録される。
図22は、リソース管理情報を入力するための画面G3を示す説明図である。ユーザがタブメニューG13を操作すると、この画面G3が表示される。画面G3には、例えば、管理対象機器を選択するための選択欄G13Aと、閾値等を設定するための設定欄G13Bとを含めることができる。ユーザは、選択欄G13Aを介して、いずれか一つの管理対象機器を選択する。これにより、設定欄G13Bには、その選択された機器の有するリソースが一覧表示される。ユーザは、表示された各リソースについて、どの論理分割サーバ11に割り当てるのか(割当て情報)、性能閾値、上限閾値、下限閾値、監視周期をそれぞれ設定することができる。
図23は、再配置の条件を定義するための画面G4を示す説明図である。ユーザがタブメニューG14を操作すると、画面G4が管理端末40に表示される。画面G4には、例えば、対象とする業務名を選択するための選択欄G14Aと、再配置ポリシを選択するための選択欄G14Bと、カスタム定義を行うための設定欄G14Cと、カスタム定義の具体的内容を表示する表示欄G14Dと、保存ボタンB1と、終了ボタンB2と、選択したリソースの自動再配置を行わせるためのボタンB3と、全リソースの自動再配置を行わせるためのボタンB4と、追加ボタンB5及び削除ボタンB6を含めることができる。
ユーザは、選択欄G14Aを介して、対象とする業務名を選択することができる。ユーザは、選択欄G14Bを介して、選択した業務に適用する再配置ポリシをいずれか一つ選択する。カスタム定義を行う場合、ユーザは、設定欄G14Cを介して、各装置の各リソース毎に再配置の条件を個別に設定可能である。カスタム定義の条件を追加登録する場合、ユーザは、追加ボタンB5を操作する。登録済のカスタム定義条件を削除する場合、ユーザは、削除ボタンB6を操作する。保存ボタンB1をユーザが操作すると、画面G4に入力された内容は、再配置定義テーブルD41に反映される。
ユーザは、ボタンB3を操作することにより、選択欄G14Aで選択された業務に関する全てのリソースを自動的に再配置させることができる。即ち、その選択された業務に対応づけられているアプリケーションプログラム101が利用する全てのリソースを、再配置対象リソースとして、自動的な再配置を実行させることができる。また、ユーザは、ボタンB4を操作することにより、ストレージシステム内の全リソースの自動的な再配置を実行させることもできる。
次に、ユーザに提供される出力画面について説明する。図24は、ストレージシステムの物理的構成を表示させる画面G5を示す説明図である。この画面G5は、タブメニューG21をユーザが操作すると表示される。画面G5には、例えば、日時を選択するための選択欄G21Aと、表示欄G21Bとを含めることができる。ユーザは、選択欄G21Aを介して、所望の日時を選択することができる。表示欄G21Bには、選択された日時におけるストレージシステムの物理的な構成が表示される。
図25は、ストレージシステムの論理的構成を表示させるための画面G6を示す説明図である。画面G6は、ユーザがタブメニューG22を操作することにより表示される。この画面G6には、例えば、日時を選択するための選択欄G22Aと、表示欄G22Bとを含めることができる。ユーザは、選択欄G22Aを介して、所望の日時を選択することができる。これにより、選択された時点におけるストレージシステムの論理的構成が、表示欄G22Bに表示される。論理的構成とは、論理的に分割された各単位(LPR)の接続関係等を意味する。
図26は、ストレージシステムをアプリケーションプログラムの視点(業務視点)から見た場合の構成を表示させる画面G7を示す。この画面G7は、ユーザがタブメニューG23を操作することにより表示される。画面G7には、例えば、日時を選択するための選択欄G23Aと、表示欄G23Bとを含めることができる。表示欄G23Bには、論理的分割単位を利用するアプリケーションプログラムの業務名が関連付けて表示される。従って、ユーザは、どのアプリケーションプログラムがどのLPRを利用しているかを簡単に把握することができる。
図27は、性能情報の推移を表示するための画面G8を示す説明図である。この画面G8は、ユーザがタブメニューG24を操作すると表示される。画面G8には、例えば、対象の業務名を選択するための選択欄G24Aと、開始日時を選択するための選択欄G24Bと、終了日時を選択するための選択欄G24Cとを含めることができる。また、画面G8の下側は表示欄となっており、ここに性能情報の時間的変化がグラフ表示される。
ユーザは、選択欄G24Aを介して、対象とする業務名を選択する。また、ユーザは、各選択欄G24B,G24Cを介して、性能情報の履歴を表示させる始期及び終期をそれぞれ選択する。これにより、画面G8には、選択された業務に関するリソースの性能情報の時間的変化がグラフ表示される。
図27では、説明の便宜上、一つのリソースについて折線グラフを表示させているが、各リソースについてそれぞれ折線グラフを表示させることができる。この場合、各リソース毎にそれぞれ線種や表示色を変えることができる。また、各折線グラフの近傍に、対応するリソース名を表示させることができる。これに代えて、一つまたは複数のリソースを選択するための選択欄を設け、選択されたリソースに関する折線グラフだけを表示させるようにしてもよい。
グラフについて、さらに説明する。一つのリソースの性能情報の時間的変化は、実線グラフL1で示されている。このリソースの負荷が増大して上限閾値に到達すると、そのリソースに関する業務についてリソース配置が見直される。この結果、新たに同種のリソースが追加される。この追加されたリソースの性能情報の時間的変化は、点線グラフL2で示されている。新たなリソースの追加によって、元のリソースの負荷は減少する。そして、元のリソースの負荷が減少して下限閾値に到達すると、このリソースは削除されて、未使用プールに戻される。即ち、割当てを解除されたリソースのステータスは、「未使用」となる。この結果、残されたリソースの負荷は増大する(L2)。
図28は、リソースの遷移を表示するための画面G9を示す説明図である。この画面G9は、ユーザがタブメニューG25を操作すると表示される。画面G9には、例えば、対象の機器を選択するための選択欄G25Aと、履歴表示の始期を選択するための選択欄G25Bと、履歴表示の終期を選択するための選択欄G25Cとを含めることができる。また、画面G9の下側は表示欄となっており、ここにリソースの割当て状態の時間的変化が棒グラフ等で表示される。この画面G9では、対象の機器の各論理分割単位(LPR)に、どのリソースがどれだけ割り当てられてきたかの履歴が示される。説明の便宜上、図中では、一つの論理分割単位に関するリソース割当ての推移を示している。これに代えて、その機器に存在する全ての論理分割単位について、リソース割当ての推移を同時に表示させることもできるし、あるいは、選択された論理分割単位に関してのみ表示させることもできる。図中では、一つの論理分割単位について、そこに割り当てられている各リソースの種類毎に、それぞれ形状や表示色を変えた棒グラフが表示されている。
次に、ストレージシステムの構成を動的に変更させるための各処理について、それぞれ説明する。図29は、管理端末40が各管理対象機器から性能管理情報を取得して管理するための処理を示すフローチャートである。なお、以下の各フローチャートも同様であるが、各フローチャートは動作の概要を示しており、実際のプログラムとは相違する。
管理端末40の性能管理モジュール412は、性能情報の問合せ時期が到来したか否かを判定し(S10)、問合せ時期が到来した場合(S10:YES)、各管理対象機器に性能管理情報をそれぞれ問い合わせる(S11)。管理対象機器の通信制御モジュールは、管理端末40からの問合せ要求を受領すると(S12)、所定のモジュールに、即ち、性能管理モジュールに対して問合せ要求を通知する(S13)。性能管理モジュールは、問合せ要求を受領すると(S14)、性能管理情報を読出し(S15)、この読出した性能管理情報を通信制御モジュールに送信する(S16)。
通信制御モジュールは、性能管理情報を受領すると(S17)、この性能管理情報を管理端末40に送信する(S18)。管理端末40は、性能管理情報を取得して記憶する(S19)。以上の処理は、管理端末40と各サーバ10,各スイッチ20及び各ストレージ装置30との間で、それぞれ並列的に行うことができる。あるいは、各サーバ10から性能管理情報を取得した後で、各スイッチ20から性能管理情報を取得し、最後に各ストレージ装置30から性能管理情報を取得するように、段階的に性能管理情報を取得する構成でもよい。
図30は、管理端末40が各管理対象機器からリソース管理情報をそれぞれ取得するための処理を示すフローチャートである。管理端末40のリソース管理モジュール414は、各管理対象機器にリソース管理情報の送信をそれぞれ要求する(S20)。管理対象機器の通信制御モジュールは、この問合せ要求を受領すると(S21)、所定のモジュールに、即ち、リソース管理モジュールにリソース管理情報の送信を要求する(S22)。リソース管理モジュールは、この要求を受領すると(S23)、リソース管理情報を読み出して(S24)、通信制御モジュールに送信する(S25)。通信制御モジュールは、リソース管理情報を受け取ると(S26)、管理端末40に送信する(S27)。管理端末40は、各管理対象機器から送信されたリソース管理情報をそれぞれ受信して記憶する(S28)。
図31は、管理端末40が各サーバ10からアプリケーション管理情報をそれぞれ取得するための処理を示すフローチャートである。管理端末40のアプリケーション管理モジュール413は、各サーバ10にアプリケーション管理情報をそれぞれ問い合わせる(S30)。サーバ10の通信制御モジュール115は、管理端末40からの要求を受領すると(S31)、アプリケーション管理モジュール113にアプリケーション管理情報の送信を要求する(S32)。アプリケーション管理モジュール113は、この要求を受領すると(S33)、アプリケーション管理情報D13を読み出して(S34)、通信制御モジュール115に送信する(S35)。通信制御モジュール115は、アプリケーション管理情報D13を受領すると(S36)、管理端末40に送信する(S37)。管理端末40のアプリケーション管理モジュール413は、アプリケーション管理情報D13を受信して記憶する(S38)。
図32は、管理端末40が各管理対象機器から接続構成管理情報をそれぞれ取得するための処理を示すフローチャートである。管理端末40の接続管理モジュール415は、各管理対象機器に接続構成情報をそれぞれ問い合わせる(S40)。管理対象機器の通信制御モジュールは、この問合せ要求を受領すると(S41)、接続管理モジュールに接続構成情報の送信を要求する(S42)。接続管理モジュールは、この要求を受領すると(S43)、接続構成管理情報を読み出して(S44)、通信制御モジュールに送信する(S45)。通信制御モジュールは、接続構成管理情報を受信すると(S46)、管理端末40に送信する(S47)。管理端末40は、各管理対象機器からそれぞれ接続構成情報を受信し、記憶する(S48)。
図33は、管理端末40が管理対象機器に対して性能情報に関する閾値を変更させる処理を示すフローチャートである。管理端末40は、管理対象機器に閾値の変更を要求する(S50)。管理対象機器の通信制御モジュールは、閾値の変更要求を受領すると(S51)、所定モジュールに、即ち、この場合は、性能管理モジュールに変更要求を通知する(S52)。性能管理モジュールは、変更要求を受領すると(S53)、性能管理情報に記憶されている閾値を変更し(S54)、閾値の変更が完了した旨を通信制御モジュールに通知する(S55)。通信制御モジュールは、変更完了通知を受領すると(S56)、管理端末40に報告する(S57)。管理端末40は、変更完了通知を受領して、閾値の変更が正常に完了した旨を確認する(S58)。
図34は、管理端末40が管理対象機器に性能情報の監視周期を変更させる処理を示すフローチャートである。管理端末40は、管理対象機器に監視周期の変更を要求する(S60)。管理対象機器の通信制御モジュールは、監視周期の変更要求を受領すると(S61)、所定のモジュールに、即ち性能管理モジュールに監視周期の変更を要求する(S62)。性能管理モジュールは、この変更要求を受領すると(S63)、性能管理情報に記憶されている監視周期を変更し(S64)、変更が完了した旨を通信制御モジュールに通知する(S65)。通信制御モジュールは、変更完了通知を受領すると(S66)、これを管理端末40に伝達する(S67)。管理端末40は、管理対象機器から変更完了通知を受領し、監視周期の変更が正常に完了したことを確認する(S68)。
図35は、管理端末が管理対象機器に管理部位の変更を要求するための処理を示すフローチャートである。管理端末40は、管理部位の変更を要求する(S70)。例えば、メモリを追加実装した場合やディスクドライブを取り外した場合等のように、管理対象機器の物理的構成が変化した場合、管理端末40は、管理部位の変更を要求する。管理対象機器の通信制御モジュールは、変更要求を受領すると(S71)、性能管理モジュールに管理部位の変更を要求する(S72)。性能管理モジュールは、変更要求を受領すると(S73)、性能管理情報に記憶されている管理部位を変更し(S74)、変更が完了した旨を通信制御モジュールに通知する(S75)。通信制御モジュールは、変更完了通知を受領すると(S76)、管理端末40に変更完了を通知する(S77)。管理端末40は、変更完了通知を受領し(S78)、管理部位の変更が正常に完了したことを確認する(S79)。
図36は、管理端末40が管理対象機器にリソース割当ての変更を要求する処理を示すフローチャートである。管理端末40は、リソースの割当先を変更させる場合に、変更要求を発行する(S80)。管理対象機器の通信制御モジュールは、この変更要求を受領すると(S81)、所定のモジュールに、即ちリソース管理モジュールに、リソース割当ての変更を要求する(S82)。リソース管理モジュールは、変更要求を受領すると(S83)、リソース管理情報に記憶されている割当先の情報を変更し(S84)、変更が完了した旨を通信制御モジュールに通知する(S85)。通信制御モジュールは、変更完了通知を受領すると(S86)、管理端末40に変更完了を報告する(S87)。管理端末40は、変更完了通知を受領し(S88)、リソースの割当てが正常に変更されたことを確認する(S89)。
図37は、管理端末40が管理対象機器に接続構成の変更を要求する処理を示すフローチャートである。管理端末40は、パスの構成を変化させる場合に、接続構成の変更を要求する(S90)。管理対象機器の通信制御モジュールは、この変更要求を受領すると(S91)、接続管理モジュールに接続構成の変更を要求する(S92)。接続管理モジュールは、この変更要求を受領すると(S93)、接続構成管理情報に記憶されている内容を書き換えて接続構成を変更し(S94)、変更が完了した旨を通信制御モジュールに通知する(S95)。通信制御モジュールは、変更完了通知を受領すると(S96)、これを管理端末40に通知する(S97)。管理端末40は、変更完了通知を受領し(S98)、接続構成の変更が正常に完了したことを確認する。
図38は、管理対象機器の有するリソースが閾値以上の過負荷(または閾値以下の低負荷)になった場合に、管理端末40に警告する処理を示すフローチャートである。管理対象機器の性能管理モジュールは、管理対象の各リソースについて、性能情報の値(負荷状態)を監視している(S100)。性能管理モジュールは、各リソースの性能情報の値が所定の上限閾値(または下限閾値)に達したか否かをそれぞれ判定し(S101)、閾値に達したリソースを発見した場合(S101:YES)、アラートを発行する(S102)。通信制御モジュールは、このアラートを受領すると(S103)、管理端末40にアラートを送信する(S104)。管理端末40は、管理対象機器からのアラートを受領し(S105)、後述する再配置処理を行う。
図39〜図58に基づいて、管理端末40により実行される処理を説明する。図39は、総合管理モジュール411が、管理端末40内の性能管理モジュール412からストレージシステム内の各性能情報を取得する処理を示すフローチャートである。総合管理モジュール411は、性能情報の取得を要求するか否かを判定する(S110)。総合管理モジュール411は、定期的にまたは不定期に、性能情報を取得することができる。総合管理モジュール411は、性能情報の取得を決定すると(S110:YES)、性能管理モジュール412に性能情報の送信を要求する(S111)。性能管理モジュール412は、この要求を受領すると(S112)、性能情報履歴テーブルD44を参照して(S113)、要求された性能情報を読み出し(S114)、この性能情報を総合管理モジュール411に送信する(S115)。総合管理モジュール411は、性能管理モジュール412から送信された性能情報を受領する(S116)。上述のように、性能管理モジュール412は、管理対象機器の各リソースに関する性能情報を定期的にまたは不定期に収集して管理するため、総合管理モジュール411は、性能管理モジュール412に問い合わせるだけで、ストレージシステム内の各リソースに関する性能情報を得ることができる。
図40は、総合管理モジュール411が、性能管理モジュール412から設定値を取得する処理を示すフローチャートである。総合管理モジュール411は、設定値の取得を要求するか否かを判定する(S120)。設定値の取得を決定した場合(S120:YES)、総合管理モジュール411は、性能管理モジュール412に設定値の送信を要求する(S121)。性能管理モジュール412は、この要求を受領すると(S122)、設定値管理テーブルD43を参照して(S123)、要求された設定値を読み出し(S124)、総合管理モジュール411に送信する(S125)。総合管理モジュール411は、性能情報に関する設定値を受領する(S126)。ストレージシステム内の各リソースに関する性能情報の設定値は、管理端末40内の性能管理モジュール412によって管理されている。従って、総合管理モジュール411は、性能管理モジュール412に問い合わせるだけで、ストレージシステム内の各リソースの各設定値を取得可能である。
図41は、総合管理モジュール411が、リソース管理モジュール414からストレージシステム内のリソース管理情報を取得する処理を示すフローチャートである。総合管理モジュール411は、リソース管理情報の取得を決定すると(S130:YES)、リソース管理モジュール414にリソース管理情報の送信を要求する(S131)。リソース管理モジュール414は、この要求を受領すると(S132)、リソース管理テーブルD45を参照して(S133)、要求されたリソース管理情報を読出し(S134)、読出したリソース管理情報を総合管理モジュール411に送信する(S135)。総合管理モジュール411は、このリソース管理情報を受領する(S136)。なお、上述の処理及び後述の処理でも同様であるが、総合管理モジュール411は、ストレージシステム内の全リソースまたは所定の一部のリソースについて、情報の取得及び情報の変更を要求することができる。
図42は、総合管理モジュール411が、リソース管理モジュール414に管理部位の変更を要求する処理を示すフローチャートである。総合管理モジュール411は、管理部位の変更を決定すると(S140:YES)、リソース管理モジュール414に管理部位の変更を要求する(S141)。リソース管理モジュール414は、この要求を受領すると(S142)、総合管理モジュール411の要求に基づいてリソース管理テーブルD45の記憶内容を更新する(S143)。そして、リソース管理モジュール414は、変更された管理部位に係る管理対象機器のリソース管理モジュールに、管理部位の変更要求を発行する(S144)。リソース管理モジュール414は、管理対象機器のリソース管理モジュールが管理部位の変更を完了したことを確認すると(S145)、変更が完了した旨を総合管理モジュール411に通知する(S146)。総合管理モジュール411は、この通知を受領する(S147)。
図43は、総合管理モジュール411が、接続管理モジュール415から接続構成管理情報を取得する処理を示すフローチャートである。総合管理モジュール411は、接続構成管理情報の取得を決定すると(S150:YES)、接続管理モジュール415に管理情報を要求する(S151)。接続管理モジュール415は、この要求を受領すると(S152)、接続構成管理テーブルD47を参照し(S153)、この管理テーブルD47の記憶内容が最新の内容であるか否かを各管理対象機器の接続管理モジュールにそれぞれ問い合わせる(S154)。この問合せには、その管理対象機器に関する現在の接続構成の内容(テーブルD47の記憶内容の一部)が含まれている。
管理対象機器の接続管理モジュールは、管理端末40からの問合せを受領すると(S155)、接続構成管理情報を参照し(S156)、管理端末40に保持されている接続構成管理情報が最新の内容であるか否かを判定する(S157)。最新内容ではない場合(S157:NO)、管理対象機器の接続管理モジュールは、最新の接続構成管理情報を管理端末40の接続管理モジュール415に送信する(S158)。管理端末40に保持されている接続構成管理情報が最新の内容である場合(S157:YES)、管理対象機器の接続管理モジュールは、管理端末40の接続管理モジュール415に対し、最新の内容である旨を通知する(S159)。
管理端末40の接続管理モジュール415は、管理対象機器からの回答を受領すると(S160)、接続構成管理テーブルD47の記憶内容が最新であるか否かを判定する(S161)。最新の内容ではなかった場合(S161:NO)、接続管理モジュール415は、この管理テーブルD47の記憶内容を最新の内容に更新してから(S162)、管理テーブルD47の記憶内容を総合管理モジュール411に送信する(S163)。もしも、接続構成管理テーブルD47の記憶内容が最新である場合(S161:YES)、接続管理モジュール415は、管理テーブルD47の記憶内容を総合管理モジュール411に送信する(S163)。総合管理モジュール411は、接続管理モジュール415から接続構成管理情報を受領する(S164)。
図44は、総合管理モジュール411が、アプリケーション管理モジュール413からアプリケーション管理情報を取得する処理を示すフローチャートである。総合管理モジュール411は、アプリケーション管理情報の取得を決定すると(S170:YES)、アプリケーション管理モジュール413に対し、アプリケーション管理情報の送信を要求する(S171)。アプリケーション管理モジュール413は、この要求を受領すると(S172)、アプリケーション管理テーブルD46を参照し(S173)、このテーブルD46の記憶内容が最新であるか否かを、各サーバ10のアプリケーション管理モジュール113に問い合わせる(S174)。
サーバ10のアプリケーション管理モジュール113は、管理端末40からの問合せを受領すると(S175)、アプリケーション管理情報D13を参照し(S176)、管理端末40で保持されているアプリケーション管理情報が最新の内容であるか否かを判定する(S177)。管理端末40で保持されている内容が古い場合(S177:NO)、アプリケーション管理モジュール113は、最新のアプリケーション管理情報を管理端末40のアプリケーション管理モジュール413に送信する(S178)。サーバ10のアプリケーション管理モジュール113は、管理端末40で保持されている内容が最新の場合(S177:YES)、その旨を通知する(S179)。
管理端末40のアプリケーション管理モジュール413は、サーバ10からの回答を受領すると(S180)、アプリケーション管理テーブルD46の記憶内容が最新の内容であったか否かを判定する(S181)。最新内容でない場合(S181:NO)、アプリケーション管理モジュール413は、アプリケーション管理テーブルD46の記憶内容を最新の内容に更新し(S182)、更新された管理テーブルD46の記憶内容を総合管理モジュール411に送信する(S183)。逆に、管理テーブルD46の記憶内容が最新内容である場合(S181:YES)、アプリケーション管理モジュールD46を更新させることなく、現在の記憶内容を総合管理モジュール411に送信する(S184)。
図45は、各管理対象機器から発行されたアラートによってリソースの再配置実行が指示される処理を示すフローチャートである。上述の通り、各管理対象機器の性能管理モジュールは、その管理下にある各リソースの負荷状態をそれぞれ監視し、所定の場合にアラートを発行する。このアラートは、その管理対象機器の通信制御モジュールによって受信される(S190)。管理対象機器の通信制御モジュールは、アラートを管理端末40の再配置指示モジュール418に送信する(S191)。
再配置指示モジュール418は、管理対象機器から発行されたアラートを受領すると(S192)、総合管理モジュール411にリソースの再配置を要求する(S193)。総合管理モジュール411は、再配置要求を受領すると(S194)、後述の再配置処理を実行する(S195)。
次に、再配置処理の詳細を説明する前に、ユーザインターフェースに関する処理を先に説明する。ユーザインターフェースに関する画面の一例は、既に述べた通りである。図46は、業務名とアプリケーションプログラムとを対応づけるための処理を示すフローチャートである。
総合管理モジュール411は、ユーザ入力モジュール416を介してユーザが行った操作に基づき、業務名とアプリケーションプログラムとをマッピングさせる画面G1を、ユーザ出力モジュール417に表示させる。ユーザは、管理対象機器を選択し(S201)、論理分割単位である論理分割サーバ11を選択する(S202)。総合管理モジュール411は、アプリケーションプログラム管理テーブルD46を参照し(S203)、アプリケーションプログラムの一覧を取得する(S204)。また、総合管理モジュール411は、業務管理テーブルD42を参照する(S205)。
総合管理モジュール411は、画面G1に、アプリケーションプログラムの一覧を表示させると共に、既に設定されている業務名を表示させる(S206)。総合管理モジュール411は、ユーザによって業務名が入力されたか否かを監視する(S207)。ユーザにより業務名が入力されない場合(S207:NO)、総合管理モジュール411は、終了ボタンB2が操作されたか否かを判定する(S208)。ユーザによって業務名が入力されると(S207:YES)、総合管理モジュール411は、入力された業務名とアプリケーションプログラムとを関連付けて、業務管理テーブルD42を更新させる(S209)。
図47は、業務情報を入力するための処理を示すフローチャートである。総合管理モジュール411は、ユーザの操作に基づいて画面G2を表示させる(S210)。対象とする業務名をユーザが選択すると(S211)、総合管理モジュール411は、業務管理テーブルD42を参照し(S212)、既に登録されている業務周期を読み出して、この値を画面G2に表示させる(S213)。総合管理モジュール411は、ユーザによって業務周期が入力されたか否か(S214)、及び、終了ボタンB2がユーザによって操作されたか否か(S215)を、それぞれ監視する。ユーザが業務周期を画面G2に入力すると(S214:YES)、総合管理モジュール411は、業務管理テーブルD42を更新させる(S216)。
図48は、リソース管理情報を入力する処理を示すフローチャートである。総合管理モジュール411は、ユーザの操作に基づいて、画面G3を表示させる(S220)。ユーザによって管理対象機器が選択されると(S221)、総合管理モジュール411は、リソース管理モジュール414を介して、選択された機器に関するリソース管理情報を取得し、これを画面G3に表示させる(S222)。また、総合管理モジュール411は、性能管理モジュール412を介して、選択された機器の各リソースについて性能情報設定値をそれぞれ取得し、これを画面G3に表示させる(S223)。
総合管理モジュール411は、ユーザによって設定値が入力されたか否か(S224)、及び、ユーザによって終了ボタンB2が操作されたか否か(S225)を、それぞれ監視する。ユーザによって設定値が入力されると(S224:YES)、総合管理モジュール411は、リソース管理モジュール414を介して、リソース管理テーブルD45を更新させる(S226)。これにより、選択された管理対象機器に保持されているリソース管理情報も、リソース管理モジュール414からの指示に基づいて更新される(S227)。さらに、総合管理モジュール411は、性能管理モジュール412を介して、設定値管理テーブルD43を更新させる(S228)。これにより、選択された管理対象機器に保持されている性能管理情報は、性能管理モジュール412からの指示に基づいて更新される(S229)。
図49は、再配置条件を定義するための処理を示すフローチャートである。総合管理モジュール411は、ユーザの操作に基づいて、画面G4を表示させる(S230)。対象とする業務名がユーザによって選択されると(S231)、総合管理モジュール411は、その選択された業務に関連する定義内容を再配置定義テーブルD41から読み出して、画面G4に表示させる(S232)。総合管理モジュール411は、ユーザによって再配置条件が入力されたか否か(S233)、及び、ユーザによって終了ボタンB2が操作されたか否か(S234)を、それぞれ監視する。ユーザが再配置の条件を入力すると(S233:YES)、再配置定義テーブルD41を更新させる(S235)。
図50は、ストレージシステムの物理的構成を表示させる処理を示すフローチャートである。総合管理モジュール411は、ユーザの操作に基づいて、画面G5を表示させる(S240)。表示対象の日時がユーザによって選択されると(S241)、総合管理モジュール411は、接続管理モジュール415を介して、接続構成管理テーブルD47を参照する(S242)。総合管理モジュール411は、取得した接続構成に基づいて、物理的な接続状態を表示させる(S243)。この際、総合管理モジュール411は、サーバ10からスイッチ20へ、スイッチ20からストレージ装置30へと経路を順番に辿ることにより、ストレージシステムの物理的な構成を把握する。
また、総合管理モジュール411は、アプリケーション管理モジュール413を介して、アプリケーション管理テーブルD46を参照し(S244)、物理的な装置とアプリケーションプログラムとを対応づけて、画面G5に表示させる(S245)。
図51は、ストレージシステムの論理的な構成を表示させる処理を示すフローチャートである。総合管理モジュール411は、ユーザの操作に基づいて、画面G6を表示させる(S250)。表示対象の日時をユーザが選択すると(S251)、総合管理モジュール411は、リソース管理モジュール414を介して、リソース管理テーブルD45を参照する(S252)。また、総合管理モジュール411は、接続管理モジュール415を介して、接続構成管理テーブルD47を参照する(S253)。そして、総合管理モジュール411は、各論理的分割単位にそれぞれどのようなリソースがどれだけ割り当てられているか、各論理的分割単位がどのように接続されているかを解析し、ストレージシステムの論理的構成を表示させる(S254)。この際、総合管理モジュール411は、サーバ10、スイッチ20,ストレージ装置30へと順番に経路を辿ることにより、ストレージシステムの論理的な構成を把握する。
図52は、各業務の視点からストレージシステムを見た場合の構成を表示させる処理を示すフローチャートである。総合管理モジュール411は、ユーザの操作に基づいて、画面G7を表示させる(S260)。対象とする日時をユーザが選択すると(S261)、総合管理モジュール411は、業務管理テーブルD42を参照し、各業務に係るアプリケーションプログラムが使用している装置名及びリソース名を検出する(S262)。
総合管理モジュール411は、リソース管理モジュール414を介して、リソース管理テーブルD45を参照する(S263)。また、総合管理モジュール411は、接続管理モジュール415を介して、接続構成管理テーブルD47を参照する(S264)。さらに、総合管理モジュール411は、アプリケーション管理モジュール413を介して、アプリケーション管理テーブルD46を参照する(S265)。そして、総合管理モジュール411は、各業務毎に、リソースの割当て状態及び接続状態をそれぞれ解析し、各業務単位毎の論理的な構成を画面G7に表示させる(S266)。
図53は、性能情報の推移を表示させる処理を示すフローチャートである。総合管理モジュール411は、ユーザの操作に基づいて、画面G8を表示させる(S270)。表示対象の期間をユーザが選択すると(S271)、総合管理モジュール411は、性能管理モジュール412を介して、性能情報履歴テーブルD44を参照する(S272)。総合管理モジュール411は、選択された期間内の各性能情報の値をそれぞれ取得し、これを画面G8にグラフ表示させる(S273)。
図54は、リソースの遷移を表示させる処理を示すフローチャートである。総合管理モジュール411は、ユーザの操作に基づいて、画面G9を表示させる(S280)。表示対象の期間をユーザが選択すると(S281)、総合管理モジュール411は、リソース管理モジュール414を介して、リソース管理テーブルD45を参照し(S282)、選択された期間内の情報をそれぞれ取得する。そして、総合管理モジュール411は、選択された期間におけるリソース割当て状況の変化を、グラフ化して画面G9に表示させる(S283)。
次に、総合管理モジュール411によるリソース再配置方法を説明する。図55は、リソース再配置処理の全体概要を示すフローチャートである。再配置の実行指示は、自動的にまたは手動操作で、行うことができる。
総合管理モジュール411は、再配置処理の呼出元がどこからされたかを判定する(S290)。管理対象機器からのアラートに基づいて再配置処理の開始が要求された場合、総合管理モジュール411は、アラート発行元の管理対象機器にアクセスし(S291)、このアラートに関わるサーバ10及びLPR(論理分割サーバ11)をそれぞれ特定する(S292)。総合管理モジュール411は、アラート発行に係る論理分割サーバ11上で実行されるアプリケーションプログラムを特定し(S293)、業務単位の再配置処理を実行する(S294)。この処理については、さらに後述する。そして、総合管理モジュール411は、再配置対象となる全ての業務について、リソースの再配置を終了したか否かを判定し(S295)、アラート発行に関連する論理分割サーバ11で稼働する全てのアプリケーションプログラムについてリソースを再配置するまで、S294を繰り返し実行する。
ユーザの指示によって再配置処理を開始する場合は、さらに、二通りに分けることができる。その一つは、ユーザが指定した特定の一つまたは複数の業務(アプリケーションプログラム)についてのみ、リソースを再配置させる場合である。他の一つは、ユーザによって全業務のリソース再配置が指示された場合である。このように、個別業務モードと全業務モードとのいずれかを、ユーザは選択可能である。
ユーザが特定の業務を指定する場合、その指定された業務についてリソースの再配置処理が行われる(S296)。これに対し、全業務についてリソースの再配置が指示された場合、総合管理モジュール411は、業務管理テーブルD42を参照し(S297)、そこに登録されている全ての業務をそれぞれ検出する(S298)。そして、総合管理モジュール411は、ストレージシステム内の全業務について、それぞれのリソースを再配置させる(S299,S300)。
図56は、業務単位でリソースを再配置させる処理を示すフローチャートである。総合管理モジュール411は、業務管理テーブルD42を参照し(S310)、その業務が使用している装置名及びLPRをそれぞれ特定する(S311)。総合管理モジュール411は、リソース管理テーブルD45(S312)と、接続構成管理テーブルD47(S313)と、アプリケーション管理テーブルD46(S314)とをそれぞれ参照し、その業務に関係する全てのリソースを検出する(S315)。
また、総合管理モジュール411は、その業務が実行されるLPRに接続された他のLPRに関する情報を検出し(S316)、これにより、その業務に関するクラスタ構成を検出する(S317)。つまり、総合管理モジュール411は、リソースが再配置される業務に関連する他の業務の存在を予め検出する。クラスタ構成を意識したリソースの再配置については、さらに後述する。
そして、総合管理モジュール411は、再配置対象となる全リソースを決定して、再配置対象のリソースリストを作成し(S318)、再配置実施処理を行う(S319)。この処理については後述する。
図57は、再配置実施処理を示すフローチャートである。まず最初に、総合管理モジュール411は、再配置対象のリソースリストに基づいて、作業管理テーブルD50を作成する(S320)。作業管理テーブルD50の一例を図59に示す。作業管理テーブルD50は、例えば、リソースの所属先装置名と、リソース名と、そのリソースのタイプと、再配置ステータスとを対応づけることにより構成することができる。再配置のステータスとしては、例えば、「再配置完了」と「未実施」とを挙げることができる。「再配置完了」ステータスは、そのリソースの再配置が完了したことを示す。「未実施」ステータスは、そのリソースの再配置が行われていないことを示す。なお、これ以外のステータスを採用することもできる。
図57に戻る。総合管理モジュール411は、作業管理テーブルD50を参照し、「未実施」ステータスを有するレコードを検出する(S321)。「未実施」のステータスを有するレコードが一つも発見できない場合(S322:NO)、総合管理モジュール411は、本処理を終了する。
「未実施」ステータスを有するレコードが検出された場合(S322:YES)、総合管理モジュール411は、そのレコードに登録されているリソースのタイプを判別し(S323)、そのリソースと同一の機器内に存在する同一タイプのリソースを、再配置対象のリソースとして選択する(S324)。即ち、ある一つのプロセッサが作業管理テーブルD50に登録されており、そのステータスが「未実施」である場合、そのプロセッサと同一の機器内に存在する他の全てのプロセッサも、再配置の対象として選択される。
総合管理モジュール411は、業務管理テーブルD42を参照し、リソース再配置に係る業務に設定された業務周期を取得する(S325)。総合管理モジュール411は、設定値管理テーブルD43を参照し、再配置対象としてS324で選択された各リソースの設定値をそれぞれ取得する(S326)。そして、総合管理モジュール411は、性能情報履歴テーブルD44を参照し、各リソースの性能情報の変化を業務周期の分だけそれぞれ取得する(S327)。
総合管理モジュール411は、業務周期内における各リソースの性能情報の変化に基づいて、所定の過負荷となっているリソースが存在するか否か(S328)、及び、所定の低負荷となっているリソースが存在するか否か(S329)をそれぞれ判定する。過負荷のリソースとは、その性能情報の値が上限閾値以上となったリソースである。低負荷のリソースとは、その性能情報の値が下限閾値以下となったリソースである。
過負荷のリソースまたは低負荷のリソースが発見された場合(S328:YES,S329:YES)、総合管理モジュール411は、再配置定義テーブルD41を参照し(S330)、そのリソースを再配置可能であるか否かを判定する(S331)。既に述べた通り、ユーザは、特定のリソースまたはリソース群について、再配置の許可または禁止を事前に設定しておくことができるためである。
その過負荷リソースまたは低負荷のリソースについて再配置が禁止されている場合(S331:NO)、総合管理モジュール411は、S321に戻り、「未実施」ステータスを有する次のレコードを検出する。これに対し、過負荷リソースまたは低負荷リソースについて再配置が許可されている場合(S331:YES)、結合子1を介して、図58に示すフローチャートに移動する。
図58は、図57に続くフローチャートである。総合管理モジュール411は、そのリソースがインターフェースであるか否かを判定する(S332)。インターフェース以外のリソースである場合、総合管理モジュール411は、リソースを追加するか否かを判定する(S333)。過負荷のリソースに同種のリソースを追加する場合、総合管理モジュール411は、そのリソースのプールの中から、まだどこにも割り当てられていない未使用のリソースを検索して、その未使用リソースを新たに割り当てる(S334)。逆に、低負荷のリソースの割当てを削除する場合、総合管理モジュール411は、その低負荷リソースの割当てを解除して、プールに戻す(S335)。プールに戻されたリソースのステータスは、「未使用」となる。
総合管理モジュール411は、リソース管理モジュール414を介して、管理対象機器のリソース管理モジュールに対し、リソースの割当て変更(追加または削除)を要求する(S336)。また、総合管理モジュール411は、性能管理モジュール412を介して、管理対象機器の性能管理モジュールに対し、管理部位の変更(追加または削除)を要求する(S337)。そして、総合管理モジュール411は、作業管理テーブルD50にアクセスし、再配置の完了したレコードのステータスを「未実施」から「再配置完了」に変更させる(S338)。
一方、再配置対象のリソースがインターフェースである場合、即ち、パスの構成を変化させる場合、総合管理モジュール411は、接続管理モジュール415を介して、接続構成管理テーブルD47を参照する(S339)。総合管理モジュール411は、インターフェースを追加するか削除するかを判断する(S341)。インターフェースを追加する場合、総合管理モジュール411は、インターフェースのプールの中から、未使用かつ接続可能なインターフェースを選択し、これを新たに割り当てる(S341)。インターフェースの割当てを削除する場合、総合管理モジュール411は、そのインターフェースの割当てを解除してプールに戻す。プールに戻されたインターフェースのステータスは、「未使用」となる。
このように、本実施例によれば、管理端末40によって、ストレージシステム全体のリソース分配を一元的に管理することができる。従って、ストレージシステムの構成が複雑である場合でも、システム全体として調和のとれたリソース配置が可能となる。
本実施例では、アプリケーションプログラム毎に、各アプリケーションプログラムの利用するリソースを再配置することができる。従って、ストレージシステムの構成が複雑な場合でも、アプリケーションプログラムの性能を劣化させないように、リソースを最適配置することが可能となる。
本実施例では、ストレージシステムの論理的構成をユーザインターフェース部に出力することができる。従って、ストレージシステムの物理的構成や論理的構成が複雑な場合でも、ユーザは、ストレージシステムの構成を比較的容易に把握することができ、使い勝手が向上する。
本実施例では、ストレージシステムの論理的構成や負荷状態等の履歴を管理することができる。従って、ユーザは、比較的容易に、ストレージシステムの負荷状態の変化や構成の変化を確認することができ、使い勝手が向上する。
次に、図60,図61に基づいて第2実施例を説明する。以下に述べる各実施例は、第1実施例の変形例に該当する。本実施例では、リソースを物理的単位で分配するのではなく、論理的な単位で分配する。
図60は、サーバ10で保持される性能管理情報D11Aを示す説明図である。性能管理情報D11Aは、各プロセッサやメモリをその使用可能率で分配している。例えば、「プロセッサ1」は、その40%が一方の論理分割サーバ11に割り当てられ、残りの60%が他方の論理分割サーバ11に割り当てられている。同様に、「メモリ1」は、その40%が一方の論理分割サーバ11に割り当てられ、残りの60%が他方の論理分割サーバ11に割り当てられている。
図61は、サーバ10で保持されているリソース管理情報D12Aを示す説明図であって、「プロセッサ1」は、その40%が一方の論理分割サーバ11(LPR1)に割り当てられ、残りの60%が他方の論理分割サーバ11(LPR2)に割り当てられている。このように、物理的な単位ではなく、論理的に各リソースを分割して、各論理的分割単位にそれぞれ割り当てることもできる。これにより、物理的なリソースの数を超えた論理的装置を仮想的に構築することができる。
図62に基づいて第3実施例を説明する。本実施例では、接続可能なインターフェースを選択する処理の詳細が示されている。図62は、インターフェース(パス)を追加する処理を示すフローチャートであって、図58中のS341に対応する。
まず、総合管理モジュール411は、未割当てのインターフェースが存在するか否かを判定する(S350)。未割当てのインターフェースが一つも存在しない場合(S350:NO)、インターフェースを追加することができないため、総合管理モジュール411は、エラー処理を行う(S351)。このエラー処理では、例えば、ユーザ出力モジュール417を介して、ユーザに所定のエラーメッセージを通知する。
未割当てのインターフェースが存在する場合(S350:YES)、総合管理モジュール411は、その未割当てのインターフェースが、目的とするストレージ装置30の論理分割ストレージ装置31に接続済であるか否かを判定する(S352)。その未割当てのインターフェース、即ち、未使用のインターフェースが、目的の論理分割ストレージ装置31に既に接続されている場合(S352:YES)、総合管理モジュール411は、その未割当てインターフェースを選択し、新たに割り当てる(S353)。
その未割当てのインターフェースが、目的の論理分割ストレージ装置31に接続されていない場合(S352:NO)、総合管理モジュール411は、その未割当てインターフェースを目的の論理分割ストレージ装置31に接続可能か否かを判定する(S354)。その未割当てのインターフェースを論理分割ストレージ装置31に接続できない場合(S354:NO)、総合管理モジュール411は、エラー処理を行う(S355)。このエラー処理では、S351と同様に、例えば、「利用可能なインターフェース(パス)が存在しません。」等のエラーメッセージをユーザに通知する。
その未割当てのインターフェースを目的の論理分割ストレージ装置31に接続可能な場合(S354:YES)、総合管理モジュール411は、ユーザ出力モジュール417を介して、パスの物理的な接続を行うようにユーザに指示する(S356)。ユーザは、この通知を受けて、ケーブルの接続作業を行う。未割当てのインターフェースが目的の論理分割ストレージ装置31に接続されると(S357:YES)、総合管理モジュール411は、その接続されたインターフェースを新たに割り当てる(S358)。
図63に基づいて第4実施例を説明する。図64は、上述した図58に示す処理の変形例を示すフローチャートである。本実施例では、インターフェースを追加する場合に、サーバ10にパス管理ソフトウェアが実装されているか否かを判定する(S360)。サーバ10にパス管理ソフトウェアが設けられていない場合(S360:NO)、たとえ物理的にパスを追加しても、パスの切り替え管理等を容易に行うことができないため、総合管理モジュール411は、エラー処理を行う(S361)。このエラー処理では、例えば、「パス管理ソフトウェアをサーバ10にインストールする必要があります。」等のエラーメッセージをユーザに通知する。これにより、サーバ10でのパス管理が可能な場合にのみ、インターフェースの追加または削除を行うことができ、使い勝手が向上する。
図64に基づいて第5実施例を説明する。図65は、上述した図55に示す処理の変形例を示すフローチャートである。本実施例では、管理対象機器からのアラートに基づいてリソースを自動的に再配置する前に、総合管理モジュール411は、再配置処理の開始をユーザに事前に通知する(S370)。これにより、ユーザの知らない間に、リソースが自動的に再配置されるのを防止することができ、使い勝手が向上する。
図65,図66に基づいて第6実施例を説明する。本実施例では、クラスタ構成を意識してリソースの再配置を行う。図65は、再配置ポリシテーブルD411Aの構成を示す説明図である。再配置ポリシとして、例えば、「自動再配置あり、クラスタ連携モードあり」(タイプ5)と、「自動再配置なし、クラスタ連携モードあり」との2つを新たに追加することができる。クラスタ連携モードは、一方のアプリケーションプログラムと他方のアプリケーションプログラムとが、例えば、フェイルオーバクラスタや負荷分散クラスタのように、クラスタを構成し、互いに関連している場合に適用される。
図66は、上述した図55の処理の変形例を示すフローチャートである。クラスタ連携モードが予め選択されている場合(S380:YES)、総合管理モジュール411は、一方のアプリケーションプログラムについて実行されたリソース再配置を、クラスタを構成する他方のアプリケーションプログラムについても同様に実行する(S381)。これにより、クラスタを構成する各アプリケーションプログラムがそれぞれ利用するリソースの構成は、互いに等しくなる。
本実施例によれば、クラスタの構成を考慮してリソースを再配置できるため、使い勝手が向上する。例えば、現在使用されている運用系のアプリケーションプログラムにおいて、リソースが新たに追加された場合、バックアップとして待機しているアプリケーションプログラムにも同様にリソースが追加される。従って、運用系から待機系にフェイルオーバが実行された場合でも、切り替え前と同様のリソース配置で、データ処理サービスを続行することができる。これに対し、もしもクラスタ内でのリソース配置を調和させない場合、待機系のアプリケーションプログラムに関するリソースは、殆ど使用されないため、リソースが追加されることはなく、運用系アプリケーションプログラムに関するリソースの配置との差異が次第に増加する。
図67に基づいて第7実施例を説明する。図67は、上述した図62の処理の変形例を示すフローチャートである。本実施例では、インターフェースを追加する場合に、総合管理モジュール411は、冗長度が高まるか否かを判定する(S390)。総合管理モジュール411は、冗長度が高まる場合(S390:YES)、その未割当てのインターフェースを選択して、新たに追加する(S353)。冗長度が高まる場合とは、その追加されたインターフェースによって形成されるパスが、既存のパスとは物理的に異なる装置(ホストインターフェースやスイッチ等)を使用しており、耐障害性が向上する場合である。
これに対し、その未割当てのインターフェースを選択しても冗長度が向上しない場合(S390:NO)、総合管理モジュール411は、ユーザの承認を求め(S391)、ユーザの承認を得られた場合にのみ(S391:YES)、その未割当てのインターフェースを選択して、追加する。これにより、ストレージシステムのパスの冗長度を改善しながら、リソースを再配置することができ、ストレージシステムの信頼性を向上させることができる。
図68に基づいて第8実施例を説明する。図68は、上述した図58の処理の変形例を示すフローチャートである。本実施例では、インターフェースを削除する場合、総合管理モジュール411は、冗長度の低下について、ユーザの承認を求める(S400)。ユーザの承認が得られた場合(S400:YES)、総合管理モジュール411は、そのインターフェースの割当てを解除し、未使用プールに戻す(S342)。これにより、ユーザは、耐障害性を意識してストレージシステムを運用可能であり、使い勝手が向上する。
図69に基づいて第9実施例を説明する。図69は、上述した図55の処理の変形例を示すフローチャートである。本実施例では、コピー連携モードを採用する。コピー連携モードとは、クラスタ連携モードと同様に、コピー元のアプリケーションプログラムに関するリソース配置とコピー先のアプリケーションプログラムに関するリソース配置とを同期させるモードである。
コピー連携モードが予め選択されている場合(S410:YES)、総合管理モジュール411は、コピー先のアプリケーションプログラムに関するリソース配置を、コピー元のアプリケーションプログラムに関するリソース配置に一致させる(S411)。クラスタ連携モードと同様に、コピー先のアプリケーションプログラムに関するリソースの負荷状態を問わずに、コピー元のアプリケーションプログラムにおけるリソース配置が自動的に反映される。これにより、使い勝手が向上する。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されない。当業者であれば、本発明の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。例えば、データ転送能力が十分にあるパスが複数存在する場合、スイッチ内の他のリソース(メモリ等)に余力があり、ボトルネックとなりにくいパスを優先して選択することもできる。
本発明の全体概念を示す説明図である。 ストレージシステムの概略構成を模式的に示す説明図である。 論理的に分割された各装置の関係を示す説明図である。 ストレージシステムの物理的構成を示すブロック図である。 サーバ、スイッチ及びストレージ装置のソフトウェア構成を示す説明図である。 管理端末のソフトウェア構成を示す説明図である。 性能管理情報の構成を示す説明図である。 リソース管理情報の構成を示す説明図である。 アプリケーション管理情報の構成を示す説明図である。 接続構成管理情報の構成を示す説明図である。 性能管理情報の構成を示す説明図である。 リソース割当て管理情報の構成を示す説明図である。 再配置定義テーブルの構成を示す説明図である。 業務管理テーブルの構成を示す説明図である。 性能情報設定値管理テーブルの構成を示す説明図である。 性能情報履歴管理テーブルの構成を示す説明図である。 リソース管理テーブルの構成を示す説明図である。 アプリケーション管理テーブルの構成を示す説明図である。 接続構成管理テーブルの構成を示す説明図である。 アプリケーションプログラムと業務とを対応づける画面を示す説明図である。 業務情報を入力する画面を示す説明図である。 リソース管理情報を入力する画面を示す説明図である。 再配置条件を入力する画面を示す説明図である。 ストレージシステムの物理的構成を表示させる画面を示す説明図である。 ストレージシステムの論理的構成を表示させる画面を示す説明図である。 ストレージシステムの論理的構成を各アプリケーションプログラムの視点から表示させる画面を示す説明図である。 各アプリケーションプログラム毎に、そのリソースの負荷状態の推移を表示させる画面を示す説明図である。 リソース構成の推移を各管理対象機器毎に表示させる画面を示す説明図である。 各機器から性能管理情報を収集する処理を示すフローチャートである。 各機器からリソース管理情報を収集する処理を示すフローチャートである。 各機器からアプリケーション管理情報を収集する処理を示すフローチャートである。 各機器から接続構成管理情報を収集する処理を示すフローチャートである。 各機器に閾値を変更させる処理を示すフローチャートである。 各機器に監視周期を変更させる処理を示すフローチャートである。 各機器に管理部位を変更させる処理を示すフローチャートである。 各機器にリソース割当てを変更させる処理を示すフローチャートである。 各機器に接続構成を変更させる処理を示すフローチャートである。 各機器からのアラートを受信する処理を示すフローチャートである。 総合管理モジュールが性能管理情報を取得する処理を示すフローチャートである。 総合管理モジュールが設定値の変更を要求する処理を示すフローチャートである。 総合管理モジュールがリソース管理情報を取得する処理を示すフローチャートである。 総合管理モジュールが管理部位の変更を要求する処理を示すフローチャートである。 総合管理モジュールが接続構成管理情報を取得する処理を示すフローチャートである。 総合管理モジュールがアプリケーション管理情報を取得する処理を示すフローチャートである。 管理対象機器からのアラートによってリソースの再配置が指示される処理を示すフローチャートである。 業務名とアプリケーションプログラムとを対応づけるための処理を示すフローチャートである。 業務周期を設定するための処理を示すフローチャートである。 リソース管理情報を設定するための処理を示すフローチャートである。 再配置条件を設定するための処理を示すフローチャートである。 ストレージシステムの物理的構成を表示させる処理を示すフローチャートである。 ストレージシステムの論理的構成を表示させる処理を示すフローチャートである。 ストレージシステムの論理的構成を各アプリケーションプログラムの視点から表示させる処理を示すフローチャートである。 各リソースの性能情報の推移を表示させる処理を示すフローチャートである。 リソースの推移を表示させる処理を示すフローチャートである。 リソースを再配置させる処理の全体概要を示すフローチャートである。 業務単位でリソースを再配置させる処理を示すフローチャートである。 図56中のS319の詳細を示すフローチャートである。 図57に続くフローチャートである。 作業管理テーブルの構成を示す説明図である。 第2実施例に係るストレージシステムで使用される性能管理情報の構成を示す説明図である。 第2実施例に係るストレージシステムで使用されるリソース管理情報の構成を示す説明図である。 第3実施例に係るストレージシステムで実行されるパス追加処理を示すフローチャートである。 第4実施例に係るストレージシステムで実行される再配置実施処理を示すフローチャートである。 第5実施例に係るストレージシステムで実行される再配置処理の全体概要を示すフローチャートである。 第6実施例に係るストレージシステムで使用される再配置ポリシテーブルの構成を示す説明図である。 第6実施例に係るストレージシステムで実行される再配置処理の全体概要を示すフローチャートである。 第7実施例に係るストレージシステムで実行されるパス追加処理を示すフローチャートである。 第8実施例に係るストレージシステムで実行される再配置実施処理を示すフローチャートである。 第9実施例に係るストレージシステムで実行される再配置処理の全体概要を示すフローチャートである。
符号の説明
1…サーバ、1A,1B…仮想サーバ、1C…サーバ管理部、1D…リソース、2…スイッチ、2A,2B…ゾーン、2C…スイッチ管理部、2D…リソース、3…ストレージ装置、3A,3B…仮想ストレージ装置、3C…ストレージ管理部、3D…リソース、4…管理装置、4A…情報収集部、4B…配置管理部、4C…履歴管理部、4D…出力部、4D1…性能表示部、4D2…構成表示部、4E…入力部、4F…管理データベース、4G…履歴データベース、4H…ユーザインターフェース部、5,6…ネットワーク、7…管理用ネットワーク、10…サーバ、11…論理分割サーバ、20…スイッチ、21…ゾーン、30…ストレージ装置、31…論理分割ストレージ装置、40…管理端末、50,60…ネットワーク、70…管理用ネットワーク、101…アプリケーションプログラム、110…プロセッサ、111…性能管理モジュール、112…リソース管理モジュール、113…アプリケーション管理モジュール、114…接続管理モジュール、115…通信制御モジュール、120…メモリ、130…キーボードスイッチ、140…ディスプレイ、150…ディスクインターフェース、160…ローカルディスク、170…LANインターフェース、210…プロセッサ、211…性能管理モジュール、212…リソース管理モジュール、212…リソース管理モジュール、213…接続管理モジュール、214…通信制御モジュール、220…メモリ、230,240 インターフェース、250…接続回路、260…LANインターフェース、310…サービスプロセッサ(SVP)、311…性能管理モジュール、312…リソース管理モジュール、313…接続管理モジュール、314…通信制御モジュール、320…チャネルアダプタ(CHA)、330…ディスクアダプタ(DKA)、340…キャッシュメモリ、350…共有メモリ、360,370…接続部、380…ディスクドライブ、390…LANインターフェース、410…プロセッサ、411…総合管理モジュール、412…性能管理モジュール、413…アプリケーション管理モジュール、414…リソース管理モジュール、415…接続管理モジュール、416…ユーザ入力モジュール、417…ユーザ出力モジュール、418…再配置指示モジュール、419…通信制御モジュール、420…メモリ、430…キーボードスイッチ、440…ディスプレイ、450…ローカルディスク、460…LANインターフェース。

Claims (8)

  1. 上位装置と、この上位装置に記憶領域を提供するためのストレージ装置とを備えたストレージシステムの構成を管理する構成管理装置であって、
    前記上位装置を複数の論理的上位装置に分割し、これら各論理的上位装置に前記上位装置の有する資源のうち所定の資源をそれぞれ分配する第1管理部と、
    前記ストレージ装置を複数の論理的ストレージ装置に分割し、これら各論理的ストレージ装置に前記ストレージ装置の有する資源のうち所定の資源をそれぞれ分配する第2管理部と、
    前記各論理的上位装置及び前記各論理的ストレージ装置に関する所定情報を、前記第1管理部及び前記第2管理部を介して、それぞれ取得する情報収集部と、
    収集された前記各所定情報に基づいて、前記各論理的上位装置上でそれぞれ実行される各アプリケーションプログラムにより使用される前記所定の資源に過不足が生じたか否かをそれぞれ判定し、前記過不足が発生していると判定された場合、前記各管理部のうち前記過不足に係る所定の資源を管理する管理部に構成変更要求を発行することにより、前記過不足が解消するように前記所定の資源を再配置させる配置管理部と、
    前記各所定情報の履歴をそれぞれ保存して管理する履歴管理部と、
    前記履歴管理部により管理される前記各所定情報の履歴を出力するユーザインターフェース部と、
    を備えたストレージシステムの構成管理装置。
  2. 前記上位装置と前記ストレージ装置とを接続するための中継装置を複数の論理的中継装置に分割し、これら各論理的中継装置に前記中継装置の有する資源のうち所定の資源をそれぞれ分配する第3管理部をさらに備え、
    前記情報収集部により収集される前記所定情報には、前記各論理的中継装置に関する所定情報も含まれる請求項1に記載のストレージシステムの構成管理装置。
  3. 前記ユーザインターフェース部は、前記各論理的上位装置と前記各論理的ストレージ装置の論理的な接続構成を出力可能である請求項1に記載のストレージシステムの構成管理装置。
  4. 前記配置管理部は、一方のアプリケーションプログラムに関する前記所定の資源の配置を変更させた場合、前記一方のアプリケーションプログラムに対応する他方のアプリケーションプログラムに関する前記所定の資源を、前記一方のアプリケーションプログラムについての資源配置と同一構成となるように、再配置させる請求項1に記載のストレージシステムの構成管理装置。
  5. 前記配置管理部は、ストレージシステムの冗長度を考慮して、前記過不足を生じた所定の資源を再配置させる請求項1に記載のストレージシステムの構成管理装置。
  6. 未使用の前記所定の資源を管理するための資源プールを備え、
    前記配置管理部は、前記所定の資源のうち所定の下限値以下の利用率を有する所定の資源を前記資源プールに戻し、前記所定の資源のうち所定の上限値以上の利用率を有する所定の資源については、同種の資源を前記資源プールから選択して追加させる請求項1に記載のストレージシステムの構成管理装置。
  7. 前記履歴管理部は、予め設定された所定の期間単位で前記各所定情報の履歴を管理する請求項1に記載のストレージシステムの構成管理装置。
  8. 上位装置と、この上位装置に記憶領域を提供するためのストレージ装置とを備えたストレージシステムの構成を管理するための構成管理方法であって、
    前記上位装置を複数の論理的上位装置に分割し、これら各論理的上位装置に前記上位装置の有する資源のうち所定の資源をそれぞれ分配する第1管理部から、前記各論理的上位装置に関する所定情報をそれぞれ収集して管理するステップと、
    前記ストレージ装置を複数の論理的ストレージ装置に分割し、これら各論理的ストレージ装置に前記ストレージ装置の有する資源のうち所定の資源をそれぞれ分配する第2管理部から、前記各論理的ストレージ装置に関する所定情報をそれぞれ収集して管理するステップと、
    再配置の実行が指示されたか否かを判定するステップと、
    前記再配置の実行が指示された場合、前記再配置の実行指示に関係するアプリケーションプログラムを特定するステップと、
    前記収集された各所定情報に基づいて、前記特定されたアプリケーションプログラムにより使用される前記所定の資源に過不足が発生したか否かを判定するステップと、
    前記過不足が発生していると判定された場合、前記各管理部のうち前記過不足に係る所定の資源を管理する管理部に構成変更要求を発行することにより、前記過不足が解消するように前記所定の資源を再配置させるステップと、
    前記各所定情報の履歴をそれぞれ保存して管理するステップと、
    前記各所定情報の履歴を出力するステップと、
    を含んだストレージシステムの構成管理方法。
JP2005230890A 2005-08-09 2005-08-09 ストレージシステムの構成管理装置及び構成管理方法 Expired - Fee Related JP4786248B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005230890A JP4786248B2 (ja) 2005-08-09 2005-08-09 ストレージシステムの構成管理装置及び構成管理方法
US11/254,783 US7415582B2 (en) 2005-08-09 2005-10-21 Storage system construction managing device and construction management method
US12/216,791 US7793057B2 (en) 2005-08-09 2008-07-10 Storage system construction managing device and construction management method
US12/846,679 US8051256B2 (en) 2005-08-09 2010-07-29 Storage system construction managing device and construction management method
US13/241,088 US8281085B2 (en) 2005-08-09 2011-09-22 Storage system construction managing device and construction management method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005230890A JP4786248B2 (ja) 2005-08-09 2005-08-09 ストレージシステムの構成管理装置及び構成管理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007047986A true JP2007047986A (ja) 2007-02-22
JP4786248B2 JP4786248B2 (ja) 2011-10-05

Family

ID=37743888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005230890A Expired - Fee Related JP4786248B2 (ja) 2005-08-09 2005-08-09 ストレージシステムの構成管理装置及び構成管理方法

Country Status (2)

Country Link
US (4) US7415582B2 (ja)
JP (1) JP4786248B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009003719A (ja) * 2007-06-21 2009-01-08 Hitachi Ltd 連携して動作する複数のアプリケーションが使用するデータのバックアップ環境の設定を行う計算機及び方法
JP2009276969A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Hitachi Ltd ストレージシステム及び管理装置を用いたストレージシステムの管理方法
JP2010134874A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 Hitachi Ltd 性能管理システム、情報処理システム、及び性能管理システムにおける情報収集方法
JP2010250689A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Hitachi Ltd 性能モニタリングシステム、ボトルネック判定方法及び管理計算機
US8051254B2 (en) 2008-10-20 2011-11-01 Hitachi, Ltd. Application migration and power consumption optimization in partitioned computer system
JP2011530748A (ja) * 2008-08-08 2011-12-22 アマゾン テクノロジーズ インコーポレイテッド 実行プログラムによる非ローカルブロックデータストレージへの信頼性の高いアクセスの実現
KR101099130B1 (ko) * 2010-04-14 2011-12-27 (주)엑스소프트 가상볼륨 저장관리 시스템
JP2012073774A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Buffalo Inc 記憶システム及びフェイルオーバ制御方法
US8769186B2 (en) 2008-08-08 2014-07-01 Amazon Technologies, Inc. Providing executing programs with reliable access to non-local block data storage
JP2018502383A (ja) * 2014-12-19 2018-01-25 アマゾン テクノロジーズ インコーポレイテッド 多数のコンピュータサブシステム用の再構成可能リソースを備えるシステムオンチップ
JP2018195161A (ja) * 2017-05-19 2018-12-06 富士通株式会社 情報処理システム、管理装置、及び、情報処理システムの制御方法
US10523585B2 (en) 2014-12-19 2019-12-31 Amazon Technologies, Inc. System on a chip comprising multiple compute sub-systems
US11200192B2 (en) 2015-02-13 2021-12-14 Amazon Technologies. lac. Multi-mode system on a chip

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7418702B2 (en) * 2002-08-06 2008-08-26 Sheng (Ted) Tai Tsao Concurrent web based multi-task support for control management system
US20080003637A1 (en) * 2004-03-29 2008-01-03 Haruo Sugiyama Methods for Separating Hepatic, Endothelial, or Hematopoietic Progenitor Cells From Cell Populations
US20070283147A1 (en) * 2006-05-30 2007-12-06 Fried Eric P System and method to manage device access in a software partition
US7774650B2 (en) * 2007-01-23 2010-08-10 International Business Machines Corporation Power failure warning in logically partitioned enclosures
JP4906674B2 (ja) * 2007-10-25 2012-03-28 株式会社日立製作所 仮想計算機システム及びその制御方法
US7805511B1 (en) * 2008-04-30 2010-09-28 Netapp, Inc. Automated monitoring and reporting of health issues for a virtual server
US8443153B1 (en) * 2010-01-06 2013-05-14 Netapp, Inc. Dynamic balancing of performance with block sharing in a storage system
US8688825B1 (en) * 2010-09-22 2014-04-01 Amdocs Software Systems Limited System, method, and computer program for managing distribution of a finite amount of resources
CN103299312B (zh) * 2011-02-08 2016-03-16 株式会社日立制作所 数据存储系统及其控制方法
JP6024138B2 (ja) * 2012-03-21 2016-11-09 日本電気株式会社 クラスタシステム
US9246752B2 (en) * 2013-06-18 2016-01-26 International Business Machines Corporation Ensuring health and compliance of devices
US9658779B2 (en) * 2013-07-31 2017-05-23 Hitachi, Ltd. Computer system and control method for computer system
US20150081400A1 (en) * 2013-09-19 2015-03-19 Infosys Limited Watching ARM
CN107430238B (zh) * 2015-03-31 2020-03-03 富士胶片株式会社 圆偏振片以及可弯曲的显示装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003067352A (ja) * 2001-08-30 2003-03-07 Nec Corp パーティション構成変更方式、パーティション構成変更方法およびパーティション構成変更用プログラム
JP2003124976A (ja) * 2001-10-10 2003-04-25 Hitachi Ltd 計算機資源割当方法
JP2004145530A (ja) * 2002-10-23 2004-05-20 Hitachi Ltd ディスクサブシステム及びストレージ管理システム
JP2004246770A (ja) * 2003-02-17 2004-09-02 Hitachi Ltd データ移行方法
JP2005078507A (ja) * 2003-09-02 2005-03-24 Hitachi Ltd 仮想化制御装置、アクセス経路制御方法及び計算機システム
WO2005036404A2 (en) * 2003-10-13 2005-04-21 Koninklijke Philips Electronics N.V. Storage allocation per application
JP2005115581A (ja) * 2003-10-07 2005-04-28 Hitachi Ltd ストレージパス制御方法
JP2005216050A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Hitachi Ltd ストレージシステム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4220724B2 (ja) 2002-05-21 2009-02-04 株式会社日立製作所 ストレージ装置
JP4462852B2 (ja) * 2003-06-23 2010-05-12 株式会社日立製作所 ストレージシステム及びストレージシステムの接続方法
JP2005309793A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Hitachi Ltd データ処理システム
JP4726432B2 (ja) * 2004-05-10 2011-07-20 株式会社日立製作所 ディスクアレイ装置
JP4720303B2 (ja) * 2005-06-08 2011-07-13 株式会社日立製作所 ストレージシステムを含む計算機システムの構成管理方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003067352A (ja) * 2001-08-30 2003-03-07 Nec Corp パーティション構成変更方式、パーティション構成変更方法およびパーティション構成変更用プログラム
JP2003124976A (ja) * 2001-10-10 2003-04-25 Hitachi Ltd 計算機資源割当方法
JP2004145530A (ja) * 2002-10-23 2004-05-20 Hitachi Ltd ディスクサブシステム及びストレージ管理システム
JP2004246770A (ja) * 2003-02-17 2004-09-02 Hitachi Ltd データ移行方法
JP2005078507A (ja) * 2003-09-02 2005-03-24 Hitachi Ltd 仮想化制御装置、アクセス経路制御方法及び計算機システム
JP2005115581A (ja) * 2003-10-07 2005-04-28 Hitachi Ltd ストレージパス制御方法
WO2005036404A2 (en) * 2003-10-13 2005-04-21 Koninklijke Philips Electronics N.V. Storage allocation per application
JP2007508613A (ja) * 2003-10-13 2007-04-05 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ アプリケーション毎の記憶領域割当て
JP2005216050A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Hitachi Ltd ストレージシステム

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009003719A (ja) * 2007-06-21 2009-01-08 Hitachi Ltd 連携して動作する複数のアプリケーションが使用するデータのバックアップ環境の設定を行う計算機及び方法
JP2009276969A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Hitachi Ltd ストレージシステム及び管理装置を用いたストレージシステムの管理方法
JP2011530748A (ja) * 2008-08-08 2011-12-22 アマゾン テクノロジーズ インコーポレイテッド 実行プログラムによる非ローカルブロックデータストレージへの信頼性の高いアクセスの実現
US9262273B2 (en) 2008-08-08 2016-02-16 Amazon Technologies, Inc. Providing executing programs with reliable access to non-local block data storage
US8769186B2 (en) 2008-08-08 2014-07-01 Amazon Technologies, Inc. Providing executing programs with reliable access to non-local block data storage
JP2012053878A (ja) * 2008-08-08 2012-03-15 Amazon Technologies Inc 実行プログラムによる非ローカルブロックデータストレージへの信頼性の高いアクセスの実現
US8533415B2 (en) 2008-10-20 2013-09-10 Hitachi, Ltd. Application migration and power consumption optimization in partitioned computer system
US8051254B2 (en) 2008-10-20 2011-11-01 Hitachi, Ltd. Application migration and power consumption optimization in partitioned computer system
JP2010134874A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 Hitachi Ltd 性能管理システム、情報処理システム、及び性能管理システムにおける情報収集方法
US8024460B2 (en) 2008-12-08 2011-09-20 Hitachi, Ltd. Performance management system, information processing system, and information collecting method in performance management system
JP2010250689A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Hitachi Ltd 性能モニタリングシステム、ボトルネック判定方法及び管理計算機
KR101099130B1 (ko) * 2010-04-14 2011-12-27 (주)엑스소프트 가상볼륨 저장관리 시스템
JP2012073774A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Buffalo Inc 記憶システム及びフェイルオーバ制御方法
US8539280B2 (en) 2010-09-28 2013-09-17 Buffalo Inc. Storage system and failover control method
JP2018502383A (ja) * 2014-12-19 2018-01-25 アマゾン テクノロジーズ インコーポレイテッド 多数のコンピュータサブシステム用の再構成可能リソースを備えるシステムオンチップ
US10394731B2 (en) 2014-12-19 2019-08-27 Amazon Technologies, Inc. System on a chip comprising reconfigurable resources for multiple compute sub-systems
US10523585B2 (en) 2014-12-19 2019-12-31 Amazon Technologies, Inc. System on a chip comprising multiple compute sub-systems
US11200192B2 (en) 2015-02-13 2021-12-14 Amazon Technologies. lac. Multi-mode system on a chip
JP2018195161A (ja) * 2017-05-19 2018-12-06 富士通株式会社 情報処理システム、管理装置、及び、情報処理システムの制御方法
JP7007549B2 (ja) 2017-05-19 2022-01-24 富士通株式会社 情報処理システム、管理装置、及び、情報処理システムの制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US7793057B2 (en) 2010-09-07
US8051256B2 (en) 2011-11-01
US20070038819A1 (en) 2007-02-15
US20120011333A1 (en) 2012-01-12
US20100293346A1 (en) 2010-11-18
US7415582B2 (en) 2008-08-19
US20080301382A1 (en) 2008-12-04
US8281085B2 (en) 2012-10-02
JP4786248B2 (ja) 2011-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4786248B2 (ja) ストレージシステムの構成管理装置及び構成管理方法
JP4568502B2 (ja) 情報処理システムおよび管理装置
JP4188602B2 (ja) クラスタ型ディスク制御装置及びその制御方法
JP5902716B2 (ja) 大規模記憶システム
US7636827B2 (en) Computer system, data migration monitoring method and data migration monitoring program
JP4469306B2 (ja) 計算機システム、管理サーバ
US7249240B2 (en) Method, device and program for managing volume
US7702962B2 (en) Storage system and a method for dissolving fault of a storage system
JP4671738B2 (ja) ストレージシステム及び記憶領域割当て方法
US20030221074A1 (en) Computer system and a method of replication
US20060288179A1 (en) Data storage system
JP2010287256A (ja) サーバシステム及びサーバの配置方法
US20030233382A1 (en) Information processing method and system
JP4608559B2 (ja) ブレード割り当て方法及びブレード割り当てプログラム
JP6127754B2 (ja) プログラム、排他制御要求振り分け方法およびシステム
EP1486862A2 (en) Storage system and data reproduction method
WO2018061158A1 (ja) 計算機システムおよび計算機システム制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080704

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110516

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110712

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110713

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees