JP2007047223A - 音響信号に対する情報の埋め込み装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 閾値Levより大きい低周波強度E1、E2を有するフレームにビット値を埋め込み可能とする場合において(a)、埋込手段が埋め込み処理を実行すると共に、埋め込んだビット値を埋込ログとして記録しておく(b)。抽出・照合手段は、抽出処理を実行する(c)と共に埋込ログを参照し、抽出したビット値と埋込ログの内容が異なっている場合に、そのフレームをビット値埋め込み禁止とする旨を抽出ログとして記録する(d)。埋込手段は、抽出ログに従って、埋め込み禁止とされたフレームに埋込処理を実行する(e)。
【選択図】 図13
Description
(1.装置構成)
まず、本発明の装置構成について説明する。図1は、本発明に係る音響信号に対する情報の埋め込み装置の構成図である。図1において、100は電子透かし埋め込み手段、200は電子透かし抽出・照合手段、300は記憶手段、301は音響信号記憶部、302は付加情報記憶部、303は改変音響信号記憶部、304は埋込ログ記憶部、305は抽出ログ記憶部である。
図2は、電子透かし埋め込み手段100の詳細を示す機能ブロック図である。図2において、10は音響フレーム読込手段、20は抽出ログ読込手段、30は付加情報読込手段、40は周波数変換手段、50は低周波成分変更手段、60は周波数逆変換手段、70は埋込ログ記録手段、80は改変音響フレーム出力手段である。なお、図2に示す装置は、ステレオ音響信号、モノラル音響信号の両方に対応可能であるが、ここでは、ステレオ音響信号に対して処理を行う場合について説明していく。
次に、図2に示した電子透かし埋め込み手段100の処理動作について図3のフローチャートに従って説明する。ここでは、音響信号として、L(左)、R(右)の2チャンネルを有するステレオ音響信号に対して処理を行う場合について説明していく。図3は、付加情報1バイトの処理に対応したものとなっている。まず、付加情報読込手段30は、付加情報記憶部302から付加情報を1バイト単位で読み込む(S101)。具体的には、音響信号に対する情報の埋め込み装置として用いられるコンピュータ内のレジスタに1バイト読み込むことになる。続いて、モードを区切りモードに設定する(S102)。モードは区切りモードと、ビットモードの2種類が存在する。区切りモードは1バイト単位の区切りにおける処理を行うモードを示し、ビットモードは1バイトの各ビットの値に基づいた処理を行うモードを示している。付加情報記憶部302から1バイト読み込んだ場合には、その直後に必ず区切りモードに設定されることになる。
3N/8≦i≦5N/8のとき、Wc(i)=0.5−0.5・cos(8π(i−3N/8)/N)
i<3N/8またはi>5N/8のとき、Wc(i)=0.0
W(2,i)=W(i)・Wc(i)
i≦N/2のとき、W(1,i)={1−Wc(i)}W(i)、W(3,i)=0.0
i>N/2のとき、W(1,i)=0.0、W(3,i)={1−Wc(i)}W(i)
Al(1,j)=Σi=0,…,N-1W(1,i)・xl(i)・cos(2πij/N)
Bl(1,j)=Σi=0,…,N-1W(1,i)・xl(i)・sin(2πij/N)
Al(2,j)=Σi=0,…,N-1W(2,i)・xl(i)・cos(2πij/N)
Bl(2,j)=Σi=0,…,N-1W(2,i)・xl(i)・sin(2πij/N)
Al(3,j)=Σi=0,…,N-1W(3,i)・xl(i)・cos(2πij/N)
Bl(3,j)=Σi=0,…,N-1W(3,i)・xl(i)・sin(2πij/N)
Ar(1,j)=Σi=0,…,N-1W(1,i)・xr(i)・cos(2πij/N)
Br(1,j)=Σi=0,…,N-1W(1,i)・xr(i)・sin(2πij/N)
Ar(2,j)=Σi=0,…,N-1W(2,i)・xr(i)・cos(2πij/N)
Br(2,j)=Σi=0,…,N-1W(2,i)・xr(i)・sin(2πij/N)
Ar(3,j)=Σi=0,…,N-1W(3,i)・xr(i)・cos(2πij/N)
Br(3,j)=Σi=0,…,N-1W(3,i)・xr(i)・sin(2πij/N)
E1=Σj=1,…,M-3{Al(1,j)2+Bl(1,j)2+Ar(1,j)2+Br(1,j)2}
E2=Σj=1,…,M-3{Al(3,j)2+Bl(3,j)2+Ar(3,j)2+Br(3,j)2}
j=1〜Mに対して、
Al´(1,j)=0
Bl´(1,j)=0
Al´(3,j)=0
Bl´(3,j)=0
ステレオの場合、右信号に対応した以下も算出
E(1,j)={Al(1,j)2+Bl(1,j)2+Ar(1,j)2+Br(1,j)2}1/2
Ar´(1,j)=Ar(1,j)・E(1,j)/{Ar(1,j)2+Br(1,j)2}1/2
Br´(1,j)=Br(1,j)・E(1,j)/{Ar(1,j)2+Br(1,j)2}1/2
E(3,j)={Al(3,j)2+Bl(3,j)2+Ar(3,j)2+Br(3,j)2}1/2
Ar´(3,j)=Ar(3,j)・E(3,j)/{Ar(3,j)2+Br(3,j)2}1/2
Br´(3,j)=Br(3,j)・E(3,j)/{Ar(3,j)2+Br(1,j)2}1/2
j=1〜Mに対して
Al´(1,j)=0
Bl´(1,j)=0
ステレオの場合、右信号に対応した以下も算出
E(1,j)={Al(1,j)2+Bl(1,j)2+Ar(1,j)2+Br(1,j)2}1/2
Ar´(1,j)=Ar(1,j)・E(1,j)/{Ar(1,j)2+Br(1,j)2}1/2
Br´(1,j)=Br(1,j)・E(1,j)/{Ar(1,j)2+Br(1,j)2}1/2
E(3,j)={Al(3,j)2+Bl(3,j)2+Ar(3,j)2+Br(3,j)2}1/2
Al´(3,j)=Al(3,j)・E(3,j)/{Al(3,j)2+Bl(3,j)2}1/2
Bl´(3,j)=Bl(3,j)・E(3,j)/{Al(3,j)2+Bl(3,j)2}1/2
j=M−2、M−1、Mの3成分に対して
Al´(3,j)=0
Bl´(3,j)=0
ステレオの場合、右信号に対応した以下も算出
E(3,j)={Al(3,j)2+Bl(3,j)2+Ar(3,j)2+Br(3,j)2}1/2
Ar´(3,j)=Ar(3,j)・E(3,j)/{Ar(3,j)2+Br(3,j)2}1/2
Br´(3,j)=Br(3,j)・E(3,j)/{Ar(3,j)2+Br(3,j)2}1/2
j=1〜Mの各成分に対して
Al´(3,j)=0
Bl´(3,j)=0
ステレオの場合、右信号に対応した以下も算出
E(3,j)={Al(3,j)2+Bl(3,j)2+Ar(3,j)2+Br(3,j)2}1/2
Ar´(3,j)=Ar(3,j)・E(3,j)/{Ar(3,j)2+Br(3,j)2}1/2
Br´(3,j)=Br(3,j)・E(3,j)/{Ar(3,j)2+Br(3,j)2}1/2
E(1,j)={Al(1,j)2+Bl(1,j)2+Ar(1,j)2+Br(1,j)2}1/2
Al´(1,j)=Al(1,j)・E(1,j)/{Al(1,j)2+Bl(1,j)2}1/2
Bl´(1,j)=Bl(1,j)・E(1,j)/{Al(1,j)2+Bl(1,j)2}1/2
j=M−2、M−1、Mの3成分に対して
Al´(1,j)=0
Bl´(1,j)=0
ステレオの場合、右信号に対応した以下も算出
E(1,j)={Al(1,j)2+Bl(1,j)2+Ar(1,j)2+Br(1,j)2}1/2
Ar´(1,j)=Ar(1,j)・E(1,j)/{Ar(1,j)2+Br(1,j)2}1/2
Br´(1,j)=Br(1,j)・E(1,j)/{Ar(1,j)2+Br(1,j)2}1/2
j=1〜Mの各成分に対して
Al´(2,j)=0
Bl´(2,j)=0
ステレオの場合、右信号に対応した以下も算出
E(2,j)={Al(2,j)2+Bl(2,j)2+Ar(2,j)2+Br(2,j)2}1/2
Ar´(2,j)=Ar(2,j)・E(2,j)/{Ar(2,j)2+Br(2,j)2}1/2
Br´(2,j)=Br(2,j)・E(2,j)/{Ar(2,j)2+Br(2,j)2}1/2
xl´(i)=1/N・{ΣjAl´(1,j)・cos(2πij/N)−ΣjBl´(1,j)・sin(2πij/N)}+1/N・{ΣjAl´(2,j)・cos(2πij/N)−ΣjBl´(2,j)・sin(2πij/N)}+1/N・{ΣjAl´(3,j)・cos(2πij/N)−ΣjBl´(3,j)・sin(2πij/N)}+xlp(i+N/2)
xr´(i)=1/N・{ΣjAr´(1,j)・cos(2πij/N)−ΣjBr´(1,j)・sin(2πij/N)}+1/N・{ΣjAr´(2,j)・cos(2πij/N)−ΣjBr´(2,j)・sin(2πij/N)}+1/N・{ΣjAr´(3,j)・cos(2πij/N)−ΣjBr´(3,j)・sin(2πij/N)}+xrp(i+N/2)
次に、電子透かし抽出・照合手段200について説明する。図9は、電子透かし抽出・照合手段200の詳細を示す機能ブロック図である。図9において、210は改変音響フレーム読込手段、220は第2の周波数変換手段、230は符号判定パラメータ算出手段、240は符号出力手段、250は埋込ログ読込手段、260は抽出ログ記録手段である。
次に、図9に示した電子透かし抽出・照合手段200の処理動作について図10のフローチャートに従って説明する。まず、本装置では、平均符号レベルHL1、HL2が初期化される。これらについて説明する。平均符号レベルHL1、HL2は、ビット値に対応する2値が埋め込まれていたと判断される音響フレーム(以下、有効フレームと呼ぶことにする)についての、下記〔数式12〕で算出される低周波成分の合算値Ec1、Ec2の平均値、すなわち、過去の有効フレームにおける合算値Ec1、Ec2の平均値で与えられるものであり、初期値は、上記埋め込み装置においても用いられるレベル下限値Levの2倍に設定されている。したがって、本実施形態では、HL1、HL2の初期値はともに“0.1”に設定されることになる。
Ec1=Σj=1,…,M-3{Al(1,j)2+Bl(1,j)2}
Ec2=Σj=1,…,M-3{Al(3,j)2+Bl(3,j)2}
Ec2>0.001HL2かつEc2/Ec1>2の場合、窓3成分が優位な状態
Ec1>0.001HL1かつEc1/Ec2>2の場合、窓1成分が優位な状態
Ec2/Ec1≦2かつEc1/Ec2≦2の場合、両窓成分が均等
ここで、従来の手法との比較を行う。従来の手法では、埋め込み装置が抽出・照合手段200に相当する機能を備えておらず、電子透かし埋め込み手段100に相当する機能しか備えていなかったため、埋め込み装置により埋め込まれた情報を実際に抽出装置が音響信号から抽出し、抽出不良があるようであれば、合算値E1、E2との比較対象である閾値をさらに高く設定した後、再度埋め込み装置により埋め込みを行う、という処理を繰り返していた。従来法による埋め込み状態の変化の様子を図12に示す。
上記実施形態においては、左右のチャンネルを有するステレオ音響信号の左チャンネル信号に付加情報を埋め込む場合を例にとって説明したが、逆に右チャンネル信号に付加情報を埋め込むようにしても良い。本発明は、左右の特性には無関係だからである。また、1つのチャンネルしかないモノラル音響信号に対して処理を行う場合は、上記実施形態において、左チャンネル信号に対して行った処理を行うことになる。本発明は、1つのチャンネル信号に対して付加情報を埋め込み、また抽出を行うので、モノラル音響信号であってもステレオ音響信号であっても同様に行うことができる。
ここまで、説明してきた処理においては、窓1成分、窓3成分に所定の大きさ以上の信号成分が存在していることが必要となり、窓1成分、窓3成分が共に所定の大きさ以下の場合には、情報の埋め込みを行うことができない。そこで、以下、窓1成分、窓3成分が共に所定の大きさ以下であっても、信号の埋め込みを可能とする手法について説明する。
V={0.5・Lev/(M−3)}1/2
窓3成分に対して
Al´(3,j)=Al(3,j)・V/{Ar(3,j)2+Br(3,j)2}1/2
Bl´(3,j)=Bl(3,j)・V/{Ar(3,j)2+Br(3,j)2}1/2
窓1成分に対して
Al´(1,j)=Al(1,j)・V/{Ar(1,j)2+Br(1,j)2}1/2
Bl´(1,j)=Bl(1,j)・V/{Ar(1,j)2+Br(1,j)2}1/2
20・・・抽出ログ読込手段
30・・・付加情報読込手段
40・・・周波数変換手段
50・・・低周波成分変更手段
60・・・周波数逆変換手段
70・・・埋込ログ記録手段
80・・・改変音響フレーム出力手段
100・・・電子透かし埋め込み手段
200・・・電子透かし抽出・照合手段
210・・・改変音響フレーム読込手段
220・・・第2の周波数変換手段
230・・・符号判定パラメータ算出手段
240・・・符号出力手段
250・・・埋込ログ読込手段
260・・・抽出ログ記録手段
300・・・記憶手段
301・・・音響信号記憶部
302・・・付加情報記憶部
303・・・改変音響信号記憶部
304・・・埋込ログ記憶部
305・・・抽出ログ記憶部
Claims (7)
- 時系列のサンプル列で構成される音響信号に対して、付加情報を聴取不能な状態で埋め込む装置であって、
前記音響信号より、所定数のサンプルを音響フレームとして読み込む音響フレーム読込手段と、
抽出ログファイルが存在する場合に、読み込んだ音響フレームに対応する抽出ログデータを参照し、当該音響フレームに対して付加情報を構成するビット値を埋め込み禁止とすべきか否かを判断する抽出ログ読込手段と、
前記音響フレームに対して周波数変換を行って、当該音響フレームのスペクトルを得る周波数変換手段と、
前記抽出ログ読込手段が埋め込み禁止と判断しなかった場合には、埋め込むべき内容に応じて、前記スペクトルの低周波成分の状態を変化させ、抽出ログ読込手段が埋め込み禁止と判断した場合には、区切りを示す情報を埋め込むことを示す状態に前記スペクトルの低周波成分の状態を変化させる低周波成分変更手段と、
前記低周波成分が変更されたスペクトルに対して周波数逆変換を行って、改変音響フレームを生成する周波数逆変換手段と、
前記各改変音響フレームに対して、どのような情報を埋め込んだかを埋込ログファイルに記録する埋込ログ記録手段と、
前記音響信号を構成する各音響フレームに対して生成された改変音響フレームの集合として構成される改変音響信号を記録する改変音響信号記憶手段と、
前記改変音響信号から、所定数のサンプルで構成される改変音響フレームを読み込む改変音響フレーム読込手段と、
前記改変音響フレームに対して周波数変換を行って、当該改変音響フレームのスペクトルである改変スペクトルを得る第2の周波数変換手段と、
前記生成された改変スペクトルから、所定の低周波数帯に対応する複数のスペクトル集合をそれぞれ抽出し、各スペクトル集合ごとの低周波強度の関係に基づいて、埋め込まれていた符号を抽出する符号抽出手段と、
前記埋込ログファイルから、読み込んだ改変音響フレームに対応する埋め込み符号を読み込む埋込ログ読込手段と、
前記符号抽出手段により抽出された符号と、前記ログ読込手段により読み込まれた埋め込み符号が一致しない場合に、埋め込み禁止を示す抽出ログデータを前記抽出ログファイルに書き込む抽出ログ記録手段と、を有し、
前記全ての改変音響フレームについて抽出ログ書込手段による抽出ログデータが所定件数未満になるまで、前記各手段による処理を繰り返すことを特徴とする音響信号に対する情報の埋め込み装置。 - 請求項1において、
前記周波数変換手段は、前記音響フレームに対して第1窓関数、第2窓関数、第3窓関数を用いてそれぞれ周波数変換を行い、前記第1窓関数に対応するスペクトルである第1窓スペクトル、前記第2窓関数に対応するスペクトルである第2窓スペクトル、前記第3窓関数に対応するスペクトルである第3窓スペクトルを生成するものであり、
前記低周波成分変更手段は、抽出ログ読込手段が埋め込み禁止と判断しなかった場合には、前記生成された各窓スペクトルから、所定の低周波数帯に対応するスペクトル集合をそれぞれ抽出し、前記埋め込むべき付加情報の情報配列の値に基づいて、前記抽出した3セットのスペクトル集合のうち、先頭の第1窓関数と後部の第3窓関数のスペクトル強度の割合を変更すると共に、中央の第2窓関数の成分を削除し、前記抽出ログ読込手段が埋め込み禁止と判断した場合には、3セットのスペクトル集合の低周波成分を削除するものであり、
前記第2の周波数変換手段は、前記改変音響フレームに対して第1窓関数、第3窓関数を用いてそれぞれ周波数変換を行い、前記第1窓関数に対応するスペクトルである第1窓スペクトル、前記第3窓関数に対応するスペクトルである第3窓スペクトルを生成するものであり、
前記符号抽出手段は、前記生成された各窓スペクトルから、所定の低周波数帯に対応するスペクトル集合をそれぞれ抽出し、各スペクトル集合ごとにスペクトル強度の総和値を算出し、その総和値のスペクトル集合間の割合に基づいて、所定の符号を出力するものであることを特徴とする音響信号に対する情報の埋め込み装置。 - 請求項2において、
前記音響信号が左右2チャンネルの時系列のサンプル列で構成されるステレオ音響信号であって、
前記音響フレーム読込手段は、各チャンネルに対応する音響フレームをそれぞれ読み込み、前記周波数変換手段は、各チャンネルの音響フレームに対して周波数変換を行い、各チャンネル別の第1窓スペクトル、第2窓スペクトル、第3窓スペクトルを生成するものであり、
前記低周波成分変更手段は、一方のチャンネルの窓スペクトルから抽出した所定の低周波数帯に対応する3セットのスペクトル集合に対して、前記埋め込むべき付加情報の情報配列の値に基づいて、前記第1窓関数と第3窓関数のスペクトル強度の割合を変更すると共に、第2窓関数の成分を削除し、前記一方のチャンネルにおいて行われた変更により削除された成分を補足するよう他方のチャンネルの前記スペクトル強度の前記スペクトル集合間の割合を変更するものであり、
前記周波数逆変換手段は、各チャンネルについて、変更されたスペクトル強度を含むフレームスペクトルに対して周波数逆変換を行って改変音響フレームを生成するものであることを特徴とする音響信号に対する情報の埋め込み装置。 - 請求項2において、
前記音響信号が左右2チャンネルの時系列のサンプル列で構成されるステレオ音響信号であって、
前記音響フレーム読込手段は、各チャンネルに対応する音響フレームをそれぞれ読み込み、前記周波数変換手段は、各チャンネルの音響フレームに対して周波数変換を行い、各チャンネル別の第1窓スペクトル、第2窓スペクトル、第3窓スペクトルを生成するものであり、
前記低周波成分変更手段は、一方のチャンネルの窓スペクトルから抽出した所定の低周波数帯に対応する3セットのスペクトル集合に対して、前記埋め込むべき付加情報の情報配列の値に基づいて、前記第1窓関数と第3窓関数のスペクトル強度の割合を変更すると共に、第2窓関数の成分を削除し、前記一方のチャンネルにおいて行われた変更により削除された成分を補足するよう他方のチャンネルの前記スペクトル強度の前記スペクトル集合間の割合を変更するものであり、前記一方のチャンネルにおいて行われた変更により削除されなかった成分については、他方のチャンネルの対応する成分を削除して、当該削除した成分を前記一方のチャンネルに加算するものであり、
前記周波数逆変換手段は、各チャンネルについて、変更されたスペクトル強度を含むフレームスペクトルに対して周波数逆変換を行って改変音響フレームを生成するものであることを特徴とする音響信号に対する情報の埋め込み装置。 - 請求項2から請求項4のいずれかにおいて、
前記第1窓関数、第2窓関数、第3窓関数は、ハニング窓関数を時間軸上で分割したものであり、
前記第1窓関数と第2窓関数、前記第2窓関数と第3窓関数は、同一時刻において、双方が同時に0でない値をもつような箇所が存在するように設定され、
前記第1窓関数と第3窓関数は、一方が0でない値をもつ場合に他方は必ず0となるように設定されるとともに、各窓関数の両側が非対称な余弦関数をもつように設定されるものであることを特徴とする音響信号に対する情報の埋め込み装置。 - 請求項1から請求項5のいずれかにおいて、
前記音響フレーム読込手段は、先行する音響フレームと所定数のサンプルを重複させて読み込み、読み込んだ音響フレーム全体に所定の窓関数を乗じて前記周波数変換手段に渡すものであり、
前記改変音響信号は、前記生成された改変音響フレームを先行する改変音響フレームと連結させて合成することにより得られるものであることを特徴とする音響信号に対する情報の埋め込み装置。 - 請求項1から請求項6のいずれかにおいて、
前記低周波成分変更手段は、所定の低周波数帯を200Hz以下の低周波領域に設定するものであることを特徴とする音響信号に対する情報の埋め込み装置。
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