JP2007045573A - 被記録媒体排出装置、記録装置、液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 排出従動ローラを支持するとともに接触ポジションと離間ポジションとを切換可能に設けられた排紙フレームAssy45の下部には、印刷の行われた用紙をスタックするスタッカ13が設けられている。スタッカ13は、ポジション切換手段4によって、トレイを搬送する直線的な搬送経路を形成する為の第1のポジションと、その下方に位置して用紙をスタックする第2のポジションと、を切換可能に設けられている。スタッカ13が第1のポジションに切り換わる際、スタッカ13に設けられた軸65が排紙フレームAssy45の脚部47bを上方に持ち上げ、これによって排紙フレームAssy45が接触ポジションから離間ポジションに向けて所定量押し上げられる。
【選択図】図17
Description
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
しかし、光ディスクにはラベル面の直下にデータ記憶領域を有するものがあり、この様な光ディスクのラベル面に排出従動ローラ(歯付きローラ)が接触すると、ラベル面直下のデータ記憶領域にダメージを与える虞がある。
本態様によれば、前記スタッカが、前記従動ローラ支持フレームの長手方向両端部を押し上げるので、前記従動ローラ支持フレームの姿勢を長手方向で均しく保ちながら、円滑に前記従動ローラ支持フレームを前記離間ポジションに切り換えることができる。
本態様によれば、記録装置において、上述した第1から第4の態様のいずれかと同様な作用効果を得ることができる。
1.プリンタの全体構成
2.ポジション切換手段の構成
3.トレイの構成
4.付勢装置及びレリース手段の構成
以下では、図1及び図2を参照しながら、本発明に係る記録装置或いは液体噴射装置の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の全体構成について概説する。ここで、図1はプリンタ1の外観斜視図、図2は同側断面図である。尚、以下では、図2の右方向(装置前方側)を用紙搬送経路の「下流側」と言い、左方向(装置後方側)を「上流側」と言うこととする。
ホッパ19は板状体から成り、上部の揺動支点(図示せず)を中心に揺動可能に構成され、揺動することにより、ホッパ19上に傾斜姿勢に支持された用紙Pを給送ローラ20に圧接させ、または、給送ローラ20から離間させる。
給送装置2の下流側に設けられた搬送ローラ29は、モータによって回転駆動される搬送駆動ローラ30と、該搬送駆動ローラ30に圧接して従動回転する搬送従動ローラ31とを備えて構成されている。搬送駆動ローラ30は用紙幅方向に延びる金属軸の外周面に耐摩耗性粒子がほぼ均一に分散されて成る付着層を備えて成され、搬送従動ローラ31は外周面がエラストマ等の低摩擦材料によって成され、図3に示すように搬送駆動ローラ30の軸線方向に複数配設されている。
以上がプリンタ1の全体構成である。
続いて、図3乃至図13を参照しながらスタッカ13のポジションを切り換えるポジション切換手段4について詳説する。ここで、図3はプリンタ部10の装置本体の外観斜視図、図4はプリンタ1前部の外観斜視図、図5はスタッカ13及びポジション切換手段4の斜視図、図6は同分解斜視図、図7及び図8は同側面図、図9は軸65及びピニオン歯車66の斜視図、図10はスタッカ13、ポジション切換手段4、カバー体11の斜視図、図11乃至図13はポジション切換手段4の要部側面図である。
また、カバー体11の回動に伴って当該カバー体11がスタッカ13と干渉しても、スタッカ13は自由端が上方に持ち上がる方向には回動可能なように半拘束状態となっているので、カバー体11によってスタッカ13を破損させる虞が無い。
軸65は、上記ガイド穴55に遊挿されることによって上下方向にのみ変位するよう規制状態に設けられ、且つ、その一方側の端部が、操作レバー69に形成された長穴69bに遊挿された状態となっている。従って操作レバー69が回動すると、これに伴って軸65(スタッカ13)がガイド穴55内を上下に変位する。
続いて、被記録媒体或いは被噴射媒体としての光ディスクをセット可能なプレート状体(被搬送媒体)としてのトレイ90の構成について図14および図15を参照しながら説明する。図14はトレイ90の平面図、図15はトレイ90先端の外観斜視図である。
図15に示すように、トレイ90は平面視において長方形の形状を成し、搬送駆動ローラ30と搬送従動ローラ31とによってニップ可能なプレート形状を成すとともに、搬送駆動ローラ30の回転に伴って副走査送り可能となっている。
続いて、図16乃至図25を参照しながら、排紙フレームAssy45を接触ポジションに向けて付勢する付勢装置(捻りばね49)の構成、排紙フレームAssy45を接触ポジションから離間ポジションに変位させるレリース手段5の構成について詳説する。ここで図16は排紙フレームAssy45の取付状態を示す斜視図、図17は排紙フレームAssy45、スタッカ13、ポジション切換手段4の斜視図、図18は同側面図、図19は排紙フレームAssy45を接触ポジションに向けて付勢する捻りばね(付勢装置)49の斜視図、図20は同正面図、図21はレリース部材75の外観斜視図、図22乃至図25は排紙フレームAssy45周辺の搬送経路の側断面図である。
図16及び図17に示すように、「被付勢部材」、「従動ローラ支持フレーム」としての排紙フレームAssy45は、金属板材によって形成された排紙フレーム46と、樹脂材料によって形成されたローラ支持部材47とを備えて構成され、主走査方向(用紙幅方向)に延びる形状を成している。
ローラ支持部材47には、排出従動ローラ42を軸支するホルダ部44が、主走査方向に局在するように一体的に形成されていて、また、後述するレリース部材75を軸支する軸受部47a、47aが一体的に形成されている。
続いて、排紙フレームAssy45を接触ポジションから離間ポジションに変位させるレリース手段5について詳説する。
レリース手段5は、図21乃至図25に示すレリース部材75を備えて構成されている。このレリース部材75は主走査方向に延びる軸体によって成され、その軸端部75a、75aが図16に示すようにローラ支持部材47に形成された軸受部47a、47aにスナップフィット式に嵌合することにより、ローラ支持部材47に回動可能に軸支される。
Claims (6)
- 回転駆動される排出駆動ローラと、
当該排出駆動ローラに接して従動回転する排出従動ローラと、
前記排出従動ローラを支持するとともに、前記排出従動ローラが前記排出駆動ローラに接する接触ポジションと、前記排出従動ローラが前記排出駆動ローラから離間する離間ポジションと、をとり得るように変位可能に設けられた従動ローラ支持フレームと、
前記従動ローラ支持フレームを前記接触ポジションに向けて付勢する付勢手段と、
前記排出駆動ローラ及び前記排出従動ローラとともに直線状の搬送経路を形成する第1のポジションと、当該第1のポジションより下方に位置し、前記排出駆動ローラ及び前記排出従動ローラによって排出される被記録媒体をスタック可能な第2のポジションと、をポジション切換手段によって切り換え可能なスタッカと、を備えた被記録媒体排出装置であって、
前記スタッカが前記第2のポジションから前記第1のポジションに切り換わる過程において、当該スタッカが前記従動ローラ支持フレームと係合して前記従動ローラ支持フレームを前記離間ポジションに向けて所定量押し上げるよう構成されている、
ことを特徴とする被記録媒体排出装置。 - 請求項1において、前記スタッカが、前記従動ローラ支持フレームの長手方向両端部を押し上げる、
ことを特徴とする被記録媒体排出装置。 - 請求項1または2において、前記付勢手段が、一端が前記従動ローラ支持フレームに係止するとともに他端が前記従動ローラ支持フレームから独立した被係止部に係止することで、前記従動ローラ支持フレームに付勢力を作用させる捻りばねを備えて構成されており、
前記捻りばねは、前記従動ローラ支持フレームの変位動作に伴ってその姿勢が変化するよう設けられており、当該姿勢の変化に伴って前記従動ローラ支持フレームを前記接触ポジションに向けて付勢する力の成分が、前記接触ポジションから前記離間ポジションに向かうに従って小さくなる、
ことを特徴とする被記録媒体排出装置。 - 請求項3において、前記捻りばねは、その捻り部が前記従動ローラ支持フレームにおいて前記離間ポジションの側に支持されるとともに、前記従動ローラ支持フレームが前記接触ポジションにあるときに、その一端が前記従動ローラ支持フレームに向けて延びて係止し、他端が前記捻り部に対して前記従動ローラ支持フレームの変位方向と交差する方向に位置する前記係止部に延びて係止し、これによって所定の開き角度をとり、
前記従動ローラ支持フレームが前記接触ポジションから前記離間ポジションに向かうに従って前記開き角度が小さくなり、これによって前記従動ローラ支持フレームを前記接触ポジションに向けて付勢する力の成分が小さくなるよう構成されている、
ことを特徴とする被記録媒体排出装置。 - 被記録媒体に記録を行う記録手段を備えた記録装置であって、請求項1から4のいずれか1項に記載された前記被記録媒体排出装置を前記記録手段の下流側に備えている、
ことを特徴とする記録装置 - 被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射手段と、
前記液体噴射手段の下流側に設けられ、液体噴射の行われた被噴射媒体を外部へ排出し且つスタックする被噴射媒体排出装置と、を備えた液体噴射装置であって、
前記被噴射媒体排出装置が、回転駆動される排出駆動ローラと、
当該排出駆動ローラに接して従動回転する排出従動ローラと、
前記排出従動ローラを支持するとともに、前記排出従動ローラが前記排出駆動ローラに接する接触ポジションと、前記排出従動ローラが前記排出駆動ローラから離間する離間ポジションと、をとり得るように変位可能に設けられた従動ローラ支持フレームと、
前記従動ローラ支持フレームを前記接触ポジションに向けて付勢する付勢手段と、
前記排出駆動ローラ及び前記排出従動ローラとともに直線状の搬送経路を形成する第1のポジションと、当該第1のポジションより下方に位置し、前記排出駆動ローラ及び前記排出従動ローラによって排出される被噴射媒体をスタック可能な第2のポジションと、をポジション切換手段によって切り換え可能なスタッカと、を備え、
前記スタッカが前記第2のポジションから前記第1のポジションに切り換わる過程において、当該スタッカが前記従動ローラ支持フレームと係合して前記従動ローラ支持フレームを前記離間ポジションに向けて所定量押し上げるよう構成されている、
ことを特徴とする液体噴射装置。
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