JP2007044619A - 微小混合装置、微小反応装置、流体混合方法、および流体反応方法 - Google Patents

微小混合装置、微小反応装置、流体混合方法、および流体反応方法 Download PDF

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【課題】 流路の幅を制御でき、内部の洗浄が容易で、流体の種類や条件によらず最適な条件で混合を行うことができる微小混合装置および流体混合方法を提供する。
【解決手段】 流体供給口から複数の流体を導入する複数の流体導入部121と、該流体導入部を通過した複数の流体を混合する流体混合部145を有する微小混合装置であって、前記流体混合部145が、少なくとも一部の位置に傾斜した外側壁104を有する外筒101と、該外筒の内側に間隙を設けて配置され、少なくとも一部の位置に傾斜した内側壁106を有する内筒105と、該外筒と内筒を相対的に変位させ、前記外側壁と内側壁の間隙で前記複数の流体を混合する混合手段を有する微小混合装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、2種類以上の流体を微小空間で混合する微小混合装置、流体混合方法および2種類以上の流体を微小空間で反応させる微小反応装置、流体反応方法に関する。
従来、各種の微小空間中で流体を混合する微小混合装置や、微小空間中で化学反応を起こさせる微小反応装置が、提案されている(特許文献1)。以下、微小反応装置を包含した意味で微小混合装置という用語を用いる。
微小混合装置は、従来のタンク中での混合等に比べて、流体同士の相互的な拡散距離が非常に小さくなるので、反応を短い時間で起こすことが可能である。また、拡散距離を精密に制御できるので、従来よりもバラツキの小さな最終生成物を得ることが可能である。また、微小混合装置の数を増やすことで生産量を増加することができ、実験室と工場での最終生成物の違いを最小限にすることが可能になる。
特開2003−210959号公報
一般に、微小混合装置は、拡散距離を短くするためには流路幅を狭くすることが望ましい。しかし、流路幅を狭くすると以下のような問題が生じる。まず、流体の粘度による流抵抗が増加するため必要なポンピング圧力が増加する。また、反応性生物が粒子状である場合、生成した粒子が壁面に付着しやすくなる。そのため、流す流体の性状や反応の種類に応じて最適な流路幅が存在するが、従来の微小混合装置は流路幅を制御できないという問題点があった。また、従来の微小混合装置は、洗浄を行うのが容易でないという問題点もあった。
本発明は、この様な背景技術に鑑みてなされたものであり、流路の幅を制御でき、内部の洗浄が容易で、流体の種類や条件によらず最適な条件で混合を行うことができる微小混合装置および流体混合方法を提供するものである。
すなわち、本発明は、流体供給口から複数の流体を導入する複数の流体導入部と、該流体導入部を通過した複数の流体を混合する流体混合部を有する微小混合装置であって、前記流体混合部が、少なくとも一部の位置に傾斜した外側壁を有する外筒と、該外筒の内側に間隙を設けて配置され、少なくとも一部の位置に傾斜した内側壁を有する内筒と、該外筒および内筒を相対的に変位させ、前記外側壁と内側壁の間隙で前記複数の流体を混合する混合手段を有することを特徴とする微小混合装置である。
また、本発明は、流体供給口から複数の流体を流体導入部に導入し、該流体導入部を通過した複数の流体を混合する流体混合方法であって、少なくとも一部の位置に傾斜した外側壁を有する外筒と、該外筒の内側に配置され、少なくとも一部の位置に傾斜した内側壁を有する内筒とにより形成された間隙に複数の流体を導入し、該外筒と内筒を相対的に変位させて、前記外側壁と内側壁の間隙で前記複数の流体を混合する工程を有することを特徴とする流体混合方法である。
本発明は、前記外筒および内筒は軸が同一となる様に配置され、外筒および内筒のいずれか一方を固定し、他方を軸方向に往復移動させることにより外筒および内筒を変位させることを特徴とする。
本発明は、前記外筒と内筒が分離可能であることを特徴とする。
本発明は、前記複数の流体を混合して反応させる微小反応装置として用いることを特徴とする。
本発明によれば、流路の幅を制御でき、内部の洗浄が容易で、流体の種類や条件によらず最適な条件で混合を行うことができる微小混合装置および流体混合方法を提供できる。
本発明の微小混合装置の具体例としては、複数の流体供給口と、該流体供給口から流入された複数の流体を略同心円筒状の流れに整流する複数の流体導入部と、該流体導入部で整流された略同心円筒状に流れる複数の該流体を混合する流体混合部からなる微小混合装置であって、該流体混合部が、少なくとも一部に内径が連続的に変化する部位を有する円筒状の外筒と、該外筒と同心に組み合わされた少なくとも一部に外径が連続的に変化する部位を有する円筒状の内筒と、該外筒と該内筒を軸方向に相対的に変位させる駆動手段を有する微小混合装置が好ましい。
本発明において、外筒および内筒の形状は、外筒および内筒の間に流体を混合する間隙が形成できればよく、例えば筒状、錐状であり、また断面形状は円形、楕円形、四角形等の多角形が挙げられる。
さらに、前記外筒と前記内筒を容易に分離できる分離手段を有することが好ましい。
さらに、上記の微小混合装置を用いて流体を混合することを特徴とする流体混合方法が好ましい。
以下、実施例を示し本発明をさらに具体的に説明する。
実施例1
図1は、本発明の微小混合装置の一実施態様を示す断面図である。
本実施例の微小混合装置は、2種の流体A、Bを混合して、流体Zを得る。流体A、Bの物質には、例えば顔料が溶解したアルカリ溶液と水が用いられる。
外筒101は、両端部にそれぞれフランジ102、103を有しており、中間部には、内径が連続的に変化するテーパー部104からなる傾斜した外側壁がある。
外筒101の図中の左側には隔壁111と外筒蓋115が配置されており、図中右側の内側にはスライドガイド136が配置されている。外筒蓋115とフランジ102は脱着容易に結合されている。外筒蓋115には、モータ取り付け板116が取り付けられており、モータ取り付け板116には、ステッピングモータ131が取り付けられている。ステッピングモータ131の回転軸には、駆動ネジ132が同軸になるように取り付けられている。
内筒105は外径が連続的に変化するテーパー部106からなる傾斜した内側壁を有し、図中左側に内筒蓋133が取り付けられている。内筒蓋133には回転防止ガイド134が一体に形成されており、軸中心には雌ネジ135が切られている。
外筒101と内筒105は、対称軸150が同一で、テーパー部104とテーパー部106はおよそ対向するようになるように配置されている。駆動ネジ132と雌ネジ135はかみ合っている。内筒105は外筒蓋115およびスライドガイド136に対して図中左右方向に摺動するようになっている。回転防止ガイド134は、外筒蓋115に設けられたガイド溝117とかみ合っており、外筒101と内筒105が軸周りに回転することを防止している。
外筒101、内筒105、隔壁111、外筒蓋115に囲まれた部分が、流体導入部141、142を構成している。また、流体導入部141、142には、それぞれ流体導入管121、122がつながれている。流体導入管121、122に、それぞれ流体A、Bを流入すると、それらは流体導入部141、142で整流され、外筒101と内筒105の間の混合領域145に入って混合が行なわれ、流体Zが生成される。
本実施例においては、ステッピングモータ131により駆動ネジ132を駆動することで、内筒105を外筒101に対して軸方向に相対的に駆動することが可能である。図1においては、テーパー部104とテーパー部106の距離がW1である状態を示している。図2は、内筒105を距離Sだけ駆動した状態を表している。このとき、テーパー部104とテーパー部106の距離はW2になっている。本実施例においては、内筒105を図中で右側に移動させるとテーパー部104とテーパー部106の距離は縮まる傾向がある。このように、本実施例においては、流路幅を制御することが可能である。これにより、流体の種類や条件が変わっても常に最適な条件で流体を混合することが可能である。
また、本実施例においては外筒蓋115とフランジ102が脱着容易に結合されているため、この部分を外すことで外筒101と内筒105が容易に分離でき、容易に清掃できる。
実施例2
図3は、本実施例を説明するための断面図である。図3において、201〜245は、実施例1の101〜145に対応しており、212、223、243は、それぞれ隔壁、流体導入管、流体導入部である。実施例1と異なり、本実施例においては流体導入部が3つあるので3種類の流体を混合することができる。もちろん、流体導入部の数は3つに限られるものではなく、必要に応じていくらでも増やすことができるのは言うまでもない。
本実施例においても実施例1と同様に、ステッピングモータ231を駆動することで、内筒205を外筒201に対して相対的に駆動することが可能である。本実施例においては、内筒205を図中で右側に移動させるとテーパー部204とテーパー部206の距離は広がる傾向がある。このように、本実施例においても流路幅を制御することが可能であり、流体の種類や条件が変わっても常に最適な条件で流体を混合することが可能である。
本発明の微小混合装置は、流路の幅を制御でき、内部の洗浄が容易で、流体の種類や条件によらず最適な条件で混合を行うことができるので、顔料等の微粒子の生産等に利用することができる。
本発明の微小混合装置の一実施態様を示す断面図である。 図1の微小反応装置の動作を説明する図である。 本発明の微小混合装置の他の実施態様を示す断面図である。
符号の説明
101、201 外筒
102、103、203 フランジ
104、204 テーパー部(外側壁)
105、205 内筒
106、206 テーパー部(内側壁)
111、211、212 隔壁
115、215 外筒蓋
116、216 モータ取り付け板
121、122、221、222、223 流体導入管
131、231 ステッピングモータ
132、232 駆動ネジ
133、233 内筒蓋
134、234 回転防止ガイド
135、235 雌ネジ
136、236 スライドガイド
141、142、241、242、243 流体導入部
145、245 混合領域
150、250 対称軸

Claims (6)

  1. 流体供給口から複数の流体を導入する複数の流体導入部と、該流体導入部を通過した複数の流体を混合する流体混合部を有する微小混合装置であって、前記流体混合部が、少なくとも一部の位置に傾斜した外側壁を有する外筒と、該外筒の内側に間隙を設けて配置され、少なくとも一部の位置に傾斜した内側壁を有する内筒と、該外筒および内筒を相対的に変位させ、前記外側壁と内側壁の間隙で前記複数の流体を混合する混合手段を有することを特徴とする微小混合装置。
  2. 前記外筒および内筒は軸が同一となる様に配置され、外筒および内筒のいずれか一方を固定し、他方を軸方向に往復移動させることにより外筒および内筒を変位させることを特徴とする請求項1に記載の微小混合装置。
  3. 前記外筒と内筒が分離可能であることを特徴とする請求項1に記載の微小混合装置。
  4. 前記複数の流体を混合して反応させる微小反応装置として用いることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの項に記載の微小混合装置。
  5. 流体供給口から複数の流体を流体導入部に導入し、該流体導入部を通過した複数の流体を混合する流体混合方法であって、少なくとも一部の位置に傾斜した外側壁を有する外筒と、該外筒の内側に配置され、少なくとも一部の位置に傾斜した内側壁を有する内筒とにより形成された間隙に複数の流体を導入し、該外筒と内筒を相対的に変位させて、前記外側壁と内側壁の間隙で前記複数の流体を混合する工程を有することを特徴とする流体混合方法。
  6. 前記複数の流体を混合して反応させる流体反応方法として用いることを特徴とする請求項5に記載の流体混合方法。
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