JP2007044618A - リッド分離型容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 オイルフィルタ1は、ケーシング2と、ケーシング2の下端を覆うセットプレート3と、ケーシング2にセットプレート3を締結するロックリング4とを主要構成要素としている。ケーシング2は、胴部22の開口端は外側に密着状態で折り返されて二重壁部24を形成しており、二重壁部24の上端から外向フランジ23が延設されている。外向フランジ23には、回り止め凸部25が3つずつ等角度間隔で形成されている。回り止め凸部25は、下方に突出するかたちで形成されており、二重壁部24の上端から斜め下方に向けて延びる矩形の主壁25aと、主壁25aの両端と外向フランジ23とを連結する側壁25b、25cとからなっている。
【選択図】 図6
Description
図1は第1実施形態のオイルフィルタを示す斜視図、図2は第1実施形態のオイルフィルタを示す縦断面図、図3は第1実施形態のオイルフィルタを示す分解斜視図である。図4は第1実施形態に係るケーシングの平面図であり、図5は図4中のV−V断面図であり、図6(a),(b)はそれぞれ図4中のVIaおよびVIb拡大矢視図である。図7は第1実施形態に係るセットプレートの平面図であり、図8は図7中のVIII−VIII断面図であり、図9(a),(b)はそれぞれ図7中のIXaおよびIXb拡大矢視図である。図10は、第1実施形態に係るロックリングの平面図であり、図11は図10中のXI−XI断面図であり、図12〜図18は第1実施形態の作用説明図である。
なお、第1実施形態においては、説明の便宜上、図1〜図3中の上方を上とし、同下方を下とする。
<全体構成>
図1〜図3に示すように、第1実施形態のオイルフィルタ1は、有底円筒形状のケーシング2と、ケーシング2の下端(開口端)を覆う円板形状のセットプレート(リッド)3と、ケーシング2にセットプレート3を締結する円環形状のロックリング4とを主要構成要素としている。
ケーシング2は、薄鋼板のプレス成形品(円筒絞り加工品)であり、図4,図5に示すように、締結工具に係合する多角形状(図示例では、14角)の工具係合部21が上端に形成された胴部22と、胴部22の開口端側に形成された外向フランジ23とを有している。図5中の要部拡大視に示すように、胴部22の開口端は外側に密着状態で(隙間なく)折り返されて二重壁部24を形成している。二重壁部24は、図2に示すように、その内周側がOリング11と接触するシール面24aとなっているとともに、その上端から外向フランジ23が延設されている(すなわち、シール面24aが外向フランジ23の下方に形成されている)。
セットプレート3は、鋼材を素材とする鍛造成形品であり、図7,図8に示すように、上方に向けて立設されたボス31をその中心部に備えている。ボス31は、クランクケース等に形成されたねじボスB(図2参照)に螺合する雌ねじ32がその内周面に形成されており、フィルタエレメント5からエンジン側へのエンジンオイルの流出路ともなっている。ボス31の周囲には、等角度間隔(45°間隔)で8個の貫通孔33が穿設されており、これら貫通孔33がエンジン側からフィルタエレメント5へのエンジンオイルの流入路となっている。貫通孔33の外側には、ケーシング2の二重壁部24との間にOリング11を保持するOリング支持壁34が上方に立設されている。図8に示すように、Oリング支持壁34は、Oリング11の抜け出しを防止する外向きの脱落防止突起34aをその上端に有している。
ロックリング4は、セットプレート3と同様に比較的厚い鋼板のプレス成形品であり、図10,図11に示すように、外周が締結工具に係合する多角形状の(図示例では、12角)に形成された環状の工具係合部51と、工具係合部51より大径でケーシング2の外向フランジ23およびセットプレート3の外縁を囲繞する環状壁52と、工具係合部51と環状壁52とを連結する連結部(フランジ押圧部)53とからなっている。連結部53は、オイルフィルタ1の組立状態において、その下面がケーシング2の外向フランジ23の上面に当接して外向フランジ23を下方に押圧する
以下、フィルタエレメント5の交換作業を例にして、第1実施形態のオイルフィルタ1の作用を説明する。
自動車(エンジン)が所定の距離または期間運転されると、潤滑システムにおけるエンジンオイルの濾過機能を維持すべく、整備作業者によってオイルフィルタ1が新品に交換される。本実施形態の場合、使用済みのオイルフィルタ1は、自動車メーカや自動車ディーラにより回収され、リサイクル工場や整備工場の交換作業者によってフィルタエレメント5が交換される。
第1実施形態のオイルフィルタ1では、ロックリング4をケーシング2に対して比較的小さな角度回転させることでケーシング2とセットプレート3とを分離できるため、フィルタエレメント5の交換時やオイルフィルタ1の廃棄時等におけるオイルフィルタ1の分解/組立作業性が大幅に向上した。また、ケーシング2やロックリング4を鋼板のプレス成形品としたため、オイルフィルタ1の製造コストや重量を削減することができた。また、ケーシング2の二重壁部24の下端が環状凹部35に進入する構成としたため、セットプレート3の厚みを小さくすることができ、オイルフィルタ1の小型軽量化を図ることができた。そして、上面の環状凹部35と下面の環状凸部36とを径方向で略同位置に形成したため、環状凹部35を設けることによるセットプレート3の剛性低下が起こらなくなった。
図19は第2実施形態のオイルフィルタを示す分解斜視図であり、図20は第2実施形態のオイルフィルタを示す要部側面図であり、図21は図20中のXXI−XXI拡大断面図である。
図22は第3実施形態のオイルフィルタを示す分解斜視図であり、図23は第3実施形態のオイルフィルタを示す要部縦断面図である。
以下、図24〜図27を参照して、上記実施形態に係る各種変形例を説明する。
<回転抑制手段の変形例>
図24〜図27は、第1実施形態に係る回転抑制手段の各種変形例を示す要部側面図である。
図28は第1実施形態に係る回り止め凸部の変形例を示す要部斜視図であり、図29は同要部縦断面図である。これらの図に示すように、本変形例では、回り止め凸部25の主壁25aの上下方向中央に、横方向に延びて側壁25b、25cを連結する補強部であるとしてビード25dが外側に向けて突設されている。これにより、本変形例では、重量を増加させることなく主壁25aの剛性が更に向上し、交換作業者が過大な力を加えても変形がより起こり難くなった。更に、ビード25dが外側に突設されている(膨らんでいる)ため、回り止め凸部25の剛性向上に一層有利である。
図30は、第1実施形態に係る係止リム部の変形例を示す要部側面図である。同図に示すように、本変形例の係止リム部43では、保持凹部43bに逃げ部43iを設けて、抜け止め凸部43cの保持凹部43b側の端面43jをオイルフィルタ1の軸心に平行な平面としている。これにより、本変形例では、係止ラグ部54が抜け止め凸部43cから保持凹部43bに嵌り込んだ際に、交換作業者が節度感(クリック感やクリック音)を得ることができ、締結の確認が容易に行えるようになって組立作業性が向上する。
図31,図32は、第1実施形態に係る回り止め嵌合形態の変形例を示す要部側面図である。
図33〜図35は第1実施形態に係るケーシングの変形例を示す要部縦断面図であり、図36は第2実施形態に係るケーシングの変形例を示す要部縦断面図である。
2 ケーシング
3 セットプレート(リッド)
4 ロックリング
5 フィルタエレメント
11 Oリング
23 外向フランジ
24 二重壁部
24a シール面
25 回り止め凸部(ケーシング側回り止め部)
25a 主壁
25b 側壁
25d ビード(補強部)
26 切欠
27 付勢凸部
31 ボス(流出路)
33 貫通孔(流入路)
34 Oリング支持壁
37 周壁部
38 係止フランジ(リッド側係止部)
41 回り止め凹部(リッド側回り止め部)
42 切欠
43 係止リム部
43a 押圧面
43b 保持凹部
43c 抜け止め凸部43c
52 環状壁
53 連結部(フランジ押圧部)
54 係止ラグ部(ロックリング側係止部)
54a 上端面
55 シールリング
61 ピン(リッド側係止部)
62 係止溝(ロックリング側係止部)
65 円柱状突起(ロックリング側係止部)
66 係止溝(リッド側係止部)
Claims (4)
- 開口端側の外周に、外向フランジと、ケーシング側回り止め部とを有する有底円筒形状のケーシングと、
前記ケーシングの開口端を覆うと共に、リッド側係止部と、前記ケーシング側回り止め部に係合するリッド側回り止め部とをその外周に有する円板形状のリッドと、
前記外向フランジの端面に当接して当該外向フランジを前記リッド側に押圧するフランジ押圧部と、前記リッド側係止部に係合するロックリング側係止部とを有する円環形状のロックリングと
を備え、
前記ロックリングを前記ケーシングの閉塞端側から当該ケーシングに外嵌させた後、当該リッドと当該ロックリングとを相対回転させることにより、前記リッド側係止部と前記ロックリング側係止部とが係合あるいは分離するリッド分離型容器であって、
前記ケーシング側回り止め部は、その周方向端部が前記外向フランジに連続するかたちで成形されたことを特徴とするリッド分離型容器。 - 前記ケーシングの開口端側が外側に折り返されて二重壁部を形成し、
この二重壁部の折り返し先端部から前記外向フランジが延設され、
前記ケーシング側回り止め部が前記二重壁部側に突設されたことを特徴とする、請求項1に記載のリッド分離型容器。 - 前記リッド側回り止め部は、前記リッド側係止部と前記ロックリング側係止部との係合時における前記ロックリング側係止部の進行方向と逆の方向に形成されたことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のリッド分離型容器。
- 前記ケーシング側回り止め部は、その周方向両端部間を連結する補強部を備えたことを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のリッド分離型容器
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