JP2007044279A - ゴルフクラブ - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明はゴルフクラブに係り、ヘッドの反発係数を容易に調整可能として、2008年以降のルールに適合したヘッドと高反発のヘッドとに使い分けでき、併せて調整前と調整後で重量バランスに影響がなく安定したスイングが可能なゴルフクラブを提供することを目的とする。
【解決手段】 請求項1に係る発明は、シャフトと、当該シャフトの先端に取り付くヘッドとを備えたゴルフクラブに於て、上記ヘッドに、ボールを打球する打球面を形成するフェース部の裏面に当接し、打球時の当該フェース部に対する押圧力が切換え可能な反発係数切換え部材を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明はゴルフクラブに係り、詳しくはヘッドの反発係数を調整可能としたゴルフクラブに関する。
従来からゴルフプレイヤーは打球の飛距離に関心が高く、ボールをより遠くへ飛ばせるゴルフクラブを好んでいる。
そして、反発性能に優れているゴルフクラブヘッド(以下、「ヘッド」という)は、ボールの打ち出し初速を高め、飛距離を増大することができる。
このため、近年、製造販売されている多くのゴルフクラブは、より大きな飛距離が得られるように反発係数の大きなヘッドを装着したものが多く、反発係数の大きなヘッドを装着したゴルフクラブがゴルフメーカの販売主力商品となっている。
従来周知のようにこの反発係数は、一般に全米ゴルフ協会(USGA)のProcedure for Measureing the Velocity Ratio of a Club Head for Conformance to Rule 4−1e, Revision 2(february 8,1999)等に規定される方法に準拠して測定される。
ところが、USGAやイギリスのロイヤル・アンド・エイシェント・ゴルフ・クラブ・オブ・セント・アンド・リューズ(R&A)では、ヘッドの反発係数の上限を規制するルールを検討しており、予定では2008年1月より、反発係数の上限を0.830に規制することがアナウンスされている。
しかし乍ら、このルールが適用されると、今まで使用可能であったゴルフクラブはプライベート以外では使用できず、ルール違反となって公式の競技会で使用できなくなる不具合が生じ、また、ルール適合仕様は2008年以降に使用できるものの、2007年まではその必要がないにも拘わらず反発性能を抑えて飛びを制限してしまうため、飛距離が抑えられてスコアが上がらず、楽しさが減少してしまうこととなる。
一方、ゴルフメーカにとっても、ルールに適合するゴルフクラブと適合しないゴルフクラブの2種類を製造することは生産管理や在庫管理に手間を要し、コストが掛かってしまう問題があった。
そこで、斯かる実情に鑑み、特許文献1には、上述の如きルールに不適合なヘッドを回収して、これに実質的な変形ないし破壊を伴うことなく反発係数を低下させる反発係数調整処理を行い、これをゴルフプレイヤーに返却するヘッドのリサイクル方法が開示されている。
更に、特許文献2には、ボールを打撃するフェース面を形成するフェース壁部を備え、且つ内部に中空部を設けたウッドのヘッドに改良を加え、大きなヘッドスピードでボールを打撃したときに、フェース壁部の背面と当接する1以上の突起を上記中空部に設けたヘッドが開示されている。
また、既述した全米ゴルフ協会の反発係数の測定方法は複数の工程を必要とし、時間がかかる不具合があるとして、斯かる測定方法に代わるペンデュラムテストとその装置が特許文献3,4に開示されている。
このペンデュラムテストは、ヘッドを静止保持した後、材料塊(質量体)をヘッドのフェース部に自由落下し、これを衝突させてその柔軟性の相対的な度合いを判定するもので、既述した2008年以降のルールに適合するには、このペンデュラムテストの測定値が257・10-6秒未満(好ましくは、239・10-6秒未満)であることが必要とされている。
特開2004−49734号公報 特開2004−141267号公報 特開2004−249086公報 特開2004−267438公報
しかし乍ら、特許文献1に開示されたヘッドは、一旦反発係数調整処理を行ってしまうと高反発なヘッドでなくなるため、もはや飛距離を楽しむことができなくなってしまう不具合がある。
一方、強打時に反発係数を抑制する特許文献2のヘッドは、材料塊を自由落下させる程度の衝撃ではフェース壁部が変形しないため、ペンデュラムテストではルールに適合しない虞があった。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、ヘッドの反発係数を容易に調整可能として、2008年以降のルールに適合したヘッドと高反発のヘッドとに使い分けでき、併せて調整前と調整後で重量バランスに影響がなく安定したスイングが可能なゴルフクラブを提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、シャフトと、当該シャフトの先端に取り付くヘッドとを備えたゴルフクラブに於て、上記ヘッドに、ボールを打球する打球面を形成するフェース部の裏面に当接し、打球時の当該フェース部に対する押圧力が切換え可能な反発係数切換え部材を設けたことを特徴とする。
そして、請求項2に係る発明は、請求項1に記載のゴルフクラブに於て、反発係数切換え部材は、一端がフェース部の裏面に当接し、当該フェース部への当接方向に沿ってヘッドに移動自在に取り付く線状部材と、当該線状部材を当接方向へ押圧する押圧部材と、当該押圧部材と交換可能な異なる押圧力を有する押圧部材と、ヘッドに取り付き、押圧部材の押圧力を線状部材に付勢する栓体とからなり、上記押圧部材の交換で、フェース部に対する押圧力が切り換わることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項1に記載のゴルフクラブに於て、反発係数切換え部材は、一端がフェース部の裏面に当接し、当該フェース部への当接方向に沿ってヘッドに移動自在に取り付く線状部材と、当該線状部材を当接方向へ押圧する押圧部材と、上記当接方向に沿ってヘッドに移動自在に取り付き、押圧部材の押圧力を線状部材に付勢する栓体とからなり、当該栓体の移動で、フェース部に対する押圧力が切り換わることを特徴とする。
更に、請求項4に係る発明は、請求項1に記載のゴルフクラブに於て、反発係数切換え部材は、フェース部の裏面に当接し、ヘッドに回転可能に取り付くプレート部材からなり、当該プレート部材の回転操作で、フェース部に対する押圧力が切り換わることを特徴とし、請求項5に係る発明は、請求項1に記載のゴルフクラブに於て、反発係数切換え部材は、一端がフェース部の裏面に当接し、他端側がヘッドに取り付く栓体に止着された第1の線状部材と、当該線状部材と剛性の異なる材料で形成されて一端がフェース部の裏面に当接し、他端側がヘッドに取り付く栓体に止着された第2の線状部材とからなり、上記第1,第2の線状部材の交換で、フェース部に対する押圧力が切り換わることを特徴とする。
一方、請求項6に係る発明は、請求項1に記載のゴルフクラブに於て、反発係数切換え部材は、一端側にフェース部の裏面に当接する当接部材を装着し、他端側がヘッドに取り付く栓体に止着された第1の線状部材と、上記当接部材と剛性の異なる材料で形成されてフェース部の裏面に当接する当接部材を一端側に装着し、他端側がヘッドに取り付く栓体に止着された第2の線状部材とからなり、上記第1,第2の線状部材の交換で、フェース部に対する押圧力が切り換わることを特徴とし、請求項7に係る発明は、請求項1に記載のゴルフクラブに於て、反発係数切換え部材は、一端がフェース部の裏面に当接し、他端側がヘッドに回転可能に取り付く栓体に止着された線状部材からなり、栓体の周方向への回転操作に応じ、フェース部裏面への線状部材の当接位置が変化して、フェース部に対する押圧力が切り換わることを特徴とする。
そして、請求項8に係る発明は、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のゴルフクラブに於て、反発係数切換え部材は、打球面の中央に対応するフェース部の裏面に当接することを特徴とし、請求項9に係る発明は、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のゴルフクラブに於て、反発係数切換え部材は、打球面の中央部に接する平面に対し鉛直方向に配置されていることを特徴としている。
各請求項に係る発明によれば、反発係数切換え部材によりヘッドの反発係数を容易に調整可能として、2008年以降のルールに適合したヘッドと高反発のヘッドとに使い分けすることができるので、ルールに適合した仕様により公式の競技会で使用でき、また、プライベートな使用では飛びを制限することなく飛距離を楽しむことが可能となる。
而も、反発係数切換え部材で反発係数を切り換えても、反発係数切換え部材をフェース部の裏面に当接させたまま、押圧力を変化させる構造上、打球音の大きな変化もなく、安定したスイングが可能である。
また、ゴルフメーカにとっても、ルールに適合するゴルフクラブと適合しないゴルフクラブの2種類を製造する必要がないため、面倒な生産管理や在庫管理が不要となってコストが掛かることがない。
そして、請求項8及び請求項9に係る発明によれば、反発係数切換え部材によって、打球時のヘッドの撓みを効率よく低減させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図6は請求項1,請求項2,請求項8及び請求項9の発明をウッド(ドライバー)のゴルフクラブに適用した一実施形態を示し、繊維強化樹脂または金属で形成されたシャフト1の先端にヘッド3が取り付き、シャフト1の後端側にグリップ5が取り付いて本実施形態に係るゴルフクラブ7が形成されている。そして、周知のようにゴルフクラブ7のライ角αは、ヘッド3が接する水平基準面Lとシャフト軸線Sとで設定される。
図2に示すようにヘッド3は、フェース側開口部11を除き、クラウン部(トップ部)13やフェース部15,サイド部17,ソール部19がチタン合金で一体に鋳造された中空な外殻体からなるヘッド本体21と、フェース側開口部11に取り付くフェースプレート23で構成されており、フェースプレート23は、フェース側開口部11の形状に沿ってチタン合金等の金属材料を塑性加工(圧延やプレス成形)して形成されている。
そして、フェース側開口部11にフェースプレート23を接合する当たっては、レーザー溶接やプラズマ溶接がビードが少なく好ましく、ヘッド本体21のフェース部15とフェースプレート23とによって、ヘッド3の打球面として機能するフェース部9が構成されており、ヘッド3はトップ,ソール方向に比べトゥ,ヒール方向が長い、扁平で高さが低く幅広な形状となっている。
尚、ヘッド3は、図2及び図3に示すトップエッジ25とリーディングエッジ27によって、フェース部9がクラウン部13やサイド部17,ソール部19と区画されると共に、図3及び図6に示すエッジ29によってサイド部17とソール部19が区画され、更にトップエッジ25に連なるエッジ31によってサイド部17とクラウン部13が区画されているが、エッジとは所謂「境目」で、例えばソール部外表面のRとサイド部外表面のRより小さいRでソール部とサイド部が繋がる中央部をいい、通常、稜線が視認可能である。
そして、図示しないがヘッド本体21のヒール側に、クラウン部13からソール部19に亘ってシャフト止着孔が貫通する筒状のシャフト止着部が、ヒール壁33とフェース部9との間に間隙を開けてヘッド本体21に一体成形されており、図1及び図6に示すようにシャフト止着部は、ヘッド本体21の上方へ突出してホーゼル部35を形成している。そして、ホーゼル部35側からシャフト止着孔にシャフト1がエポキシ樹脂等の接着剤で挿着されている。
而して、本実施形態に係るゴルフクラブ7は、上述の如き構成に加え、フェース部9の裏面に当接し、打球時の当該フェース部9に対する押圧力が切換え可能な反発係数切換え部材37を設けたことを特徴とする。
即ち、図3乃至図5に於て、39は低比重なチタン合金(例えばTi−6Al−4V)で形成された太さ1.8〜5.0mmからなる軽量な棒状の線状部材で、その先端に当該線状部材39よりやや大径な球状部41が一体に形成され、線状部材39の後端は円筒状の支持部材43の中心に挿着されている。
線状部材39の太さは1.8mm未満では強度が不足し、5.0mmを超えると重量が重くなって、ヘッド重量や重量バランスが変化し過ぎてしまう。
一方、フェース部9に対向するサイド部17には、上記支持部材43が移動可能な挿通孔45が設けられた筒状の取付部47がフェース部9の裏面方向へ突設されており、当該取付部47の中心軸はヘッド3の打球面の中央と一致している。そして、ヘッド3の打球面の中央に対応するフェース部9の裏面に、上記球状部41が嵌合当接する円弧状の凹部49が設けられている。
尚、本明細書に於て、「打球面の中央」とは次のように定義する。
即ち、図示しないがこの種のヘッドには、打球の目安としてスコアラインがフェース部に設けられている。そこで、「打球面の中央」とは、スコアラインが設けられた領域のトゥ,ヒール方向及びトップ,ソール方向の中央をいう。
そして、図4に示すように挿通孔45のサイド部17側内周に、螺子(栓体)51が螺着可能なネジ部53が設けられると共に、ネジ部53のサイド部17側開口部に凹部55が設けられており、螺子51をネジ部53に完全に螺着した際に、当該凹部55内に螺子51の頭部57が収納されて、螺子51がサイド部17の外方へ突出しないようになっている。
更に、上記挿通孔45内には、凹部49に当接する線状部材39(球状部41)を当接方向へ押圧付勢する押圧部材として、金属製のコイルバネ59が螺子51と支持部材43の間に交換可能に収納されており、図3乃至図5に示すように凹部55側から貫通孔45内に線状部材39をその球状部41側から挿入し、次いでコイルバネ59を貫通孔45内に装着して螺子51をネジ部53に螺着すると、球状部41が凹部49に嵌合当接して、線状部材39が打球面の中央に接する平面Qに対し鉛直方向に配置されると共に、シャフト軸線Sを含む水平基準面Lの鉛直面(図示せず)に対し90°の角度で配置されるようになっている。
そして、このとき、フェース部9に対するコイルバネ59の押圧力(バネ力)を、螺子51が線状部材39に付勢しており、これにより、打球時のヘッド3(フェース部9)の撓みが線状部材39で規制され、この結果、ヘッド3の反発係数が低下して2008年以降のルールに適合するようになっている。
また、上記コイルバネ59は、線材径の細い他の同一長のコイルバネ(図示せず)と交換可能で、コイルバネ59に代えて線材径の細いコイルバネを挿通孔45内に装着して螺子51をネジ部53に螺着すると、コイルバネ59よりも弱いこのコイルバネの押圧力(バネ力)で、線状部材39の球状部41が凹部49に嵌合当接するようになっている。
このため、コイルバネ59を用いた場合に比し、打球時のヘッド3(フェース部9)の撓みに対する線状部材39の規制が緩和され、打球時にヘッド3(フェース部9)が撓み易くでき、この結果、高反発なヘッド3となって飛距離を楽しむことができるようになっている。
このように反発係数切換え部材37は、線状部材39とコイルバネ59と螺子51、そして、コイルバネ59と交換可能で、これより線材径の細い他の同一長のコイルバネとで構成されている。
尚、このように本実施形態は、斯様にコイルバネ59とこれよりも線材径の細い同一長のコイルバネを用いることで、フェース部9に対する線状部材39の押圧力を切り換えてヘッド3の反発係数を調整するように構成したが、コイルバネ59とこれよりも巻数(長さ)の少ない(短い)コイルバネを用いて、フェース部9に対する押圧力を切り換えるように構成してもよい。
また、金属製のコイルバネに代え、コイルバネを弾性率の異なる合成樹脂材で形成してもよいし、皿バネ等を用いることも可能である。
そして、本実施形態では、線状部材39をチタン合金で形成したが、線状部材を高比重材料で形成すると、ヘッド3の重心に大きな影響を与えてしまうため好ましくない。
つまり、比重が小さく、且つ打球時の変形に対する強度の高い(弾性限度の高い)材料が好ましく、また、弾性限度の高い「ゴムメタル(登録商標)」も好ましい。
更に、本実施形態では、線状部材39の先端に球状部41を一体成形したが、球状部を別体で形成して線状部材の先端に取り付けてもよく、線状部材の先端はR形状が好ましい。そして、別体の場合、この球状部はアルミ,アルミ合金,マグネシウム合金等、線状部材よりも低比重材料が、重量バランス上、好ましい。
更にまた、円弧状の凹部49に代え、球状部41が当接する部位の周辺を凸状に形成してもよく、これら凹部49等によって球状部41の位置決めが容易になっている。
本実施形態に係るゴルフクラブ7はこのように構成されているから、使用に当たり、図3乃至図5に示すように凹部55側から貫通孔45内に線状部材39をその球状部41側から挿入し、次いでコイルバネ59を貫通孔45内に装着して螺子51をネジ部53に締め付けると、球状部41が位置ズレすることなく凹部49に嵌合当接し、また、線状部材39が打球面の中央に接する平面Qに対し鉛直方向に配置されると共に、シャフト軸線Sを含む水平基準面Lの鉛直面に対し90°の角度で配置されてフェース部9を押圧するため、打球時のフェース部9の撓みが線状部材39で低減されて反発係数が低下し、ヘッド3が2008年以降のルールに適合した仕様となる。
また、既述したようにコイルバネ59に代え、線材径の細いコイルバネを挿通孔45内に装着して螺子51をネジ部53に締め付ければ、コイルバネ59よりも弱いこのコイルバネの押圧力(バネ力)で、線状部材39の球状部41が凹部49に嵌合当接する。
このため、コイルバネ59を用いた場合に比し、打球時のヘッド3(フェース部9)の撓みに対する線状部材39の規制が緩和され、打球時にヘッド3(フェース部9)が撓み易くでき、この結果、高反発なヘッド3となって飛距離を楽しむことができる。
このように本実施形態は、反発係数切換え部材37でフェース部9の反発係数を調整可能として、2008年以降のルールに適合したヘッド3と高反発のヘッド3とに使い分けできるので、ルールに適合した仕様により公式の競技会で使用でき、また、プライベートな使用では飛びを制限することなく飛距離を楽しむことが可能となった。
而も、本実施形態によれば、2種類のコイルバネ59を交換してフェース部9の反発係数を切り換えても、スイートスポットの位置が殆ど変化しないので、プレイヤーは打ち方を変える必要がなく、また、線状部材39をフェース部9の裏面に当接させたまま、押圧力を変化させる構造上、打球音の大きな変化もなく、安定したスイングが可能である。
また、ゴルフメーカにとっても、ルールに適合するゴルフクラブと適合しないゴルフクラブの2種類を製造する必要がないため、面倒な生産管理や在庫管理が不要となってコストがかかることがない。
図7は請求項1,請求項3及び請求項7,請求項8に係る発明の一実施形態を示し、上記実施形態では、コイルバネ59を交換することで、コイルバネ59による押圧力を切り換えてフェース部9の反発係数を調整するように構成したが、本実施形態は、螺子51のネジ込み量(締付量)を調整して線状部材39による押圧力を調整することで、フェース部9の反発係数を調整させるようにしたもので、ネジ込み量が大きいとフェース部9の反発係数が低下し、ネジ込み量が少ないと、フェース部9の裏面に対する線状部材39の押圧力が低下してフェース部9の反発係数が大きくなる。
而して、この実施形態によっても、図1の実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能である。
図8乃至図10は請求項1及び請求項4に係る発明の一実施形態を示し、以下、本実施形態を図面に基づき説明するが、図1の実施形態と同一のものには同一符号を付してそれらの構造説明は省略する。
図8に於て、61はヘッド本体21-1の内方へ向けてソール部19-1に突設した筒状の回転支持部で、当該回転支持部61は、ソール部19-1に開口する平面視円形状の大径部63と、ヘッド本体21-1内に突出する平面視円形状の小径部65とで構成されている。
そして、回転支持部61内に、その内周形状に沿って形状された支軸(栓体)67が回転操作可能に挿入されている。そして、当該支軸67の挿入側先端に、反発係数切換え部材68としての円盤状のプレート69がソール部19-1に沿ってピン71で固着されており、当該プレート69は、その外周が常時フェース部9-1の裏面に当接している。
プレート69はチタン合金(圧延材,鍛造材が好ましい)で形成されており、その肉厚t1は、1.5mm≦t1≦10.0mmに設定されている。この場合、肉厚t1は、1.5mm未満ではフェース部9-1の撓みを抑え難く、10.0mmを超えると重量が重くなって、ヘッド重量や重量バランスが変化し過ぎてしまう。
また、図示するようにプレート69には、その外周形状に沿って半円弧状の開孔73が設けられており、当該開孔73とプレート69の外周との肉厚t2は薄く、0.5mm≦t2≦3.0mm程度に設定されている。
そして、図10に示すようにソール部19-1に露出する支軸67の操作面75に、平面視矢印形状の目印77が凹状に設けられており、当該目印77に例えばコインを係合させて支軸67を回転させると、図10に示すようにプレート69が矢印方向へ回転するようになっている。そして、この回転に伴い、プレート69の開孔77側と反開孔77側がフェース部9-1の裏面側に当接するようになっており、図10の如く目印77の矢印がフェース部9-1方向に向かったとき、プレート69の開孔77側がフェース部9-1の裏面に当接するようになっている。
また、図10に示すようにプレート69(支軸67)の位置決めとして、支軸67の操作面75の外周に、上記目印77に沿って1個の位置決め凸部79が外方へ突設されると共に、大径部63の内周に当該位置決め凸部79が係脱する位置決め凹部81,83が、ヘッド3-1のトゥ,ヒール方向に沿って前後に設けられており、位置決め凸部79が前側の位置決め凹部81に係合すると、図8及び図9に示すようにプレート69の開孔77側がフェース部9-1の裏面に当接して位置決めされるようになっている。
そして、位置決め凸部79が後方の位置決め凹部83に係合すると、プレート69の反開孔77側がフェース部9-1の裏面に当接して位置決めされるようになっており、プレート69は開孔73が設けられていることで、反開孔77側に比し開孔77側の剛性が低くなっている。
このため、プレート69の反開孔77側がフェース部9-1の裏面に当接すると、フェース部9-1に対するプレート69の押圧力が強くなってフェース部9-1の打球時の反発係数が低下し、また、プレート69の開孔77側がフェース部9-1の裏面に当接すると、フェース部9-1に対するプレート69の押圧力が低下して打球時の反発係数が大きくなる。
本実施形態に係るゴルフクラブ7-1はこのように構成されているから、支軸67の操作面75に設けた目印77を目安に支軸67を回転させて、位置決め凸部79を位置決め凹部83に係合させると、剛性の高いプレート69の反開孔77側がフェース部9-1の裏面に当接するため、フェース部9-1に対するプレート69の押圧力が強くなり、打球時のフェース部9-1の撓みがプレート69で低減されて反発係数が低下し、ヘッド3-1が2008年以降のルールに適合した仕様となる。
また、支軸67を回転させて、位置決め凸部79を位置決め凹部81に係合させると、図9に示すように剛性の低いプレート69の開孔77側がフェース部9-1の裏面に当接するため、打球時のヘッド3-1(フェース部9-1)が撓み易くでき、高反発なヘッド3-1となって飛距離を楽しむことができる。
このように本実施形態は、反発係数切換え部材68として機能するプレート69によりフェース部9-1の反発係数を容易に調整可能として、2008年以降のルールに適合したヘッド3-1と高反発のヘッド3-1とに使い分けできるので、本実施形態によっても、ルールに適合した仕様により公式の競技会で使用でき、また、プライベートな使用では飛びを制限することなく飛距離を楽しむことが可能である。
而も、プレート69は開孔77側に比し反開孔77側が重量大であるから、図8に示すようにプレート69の反開孔77側の位置に応じてヘッド3-1の重心G1,G2が移動し、特にヘッド3-1の高反発時に重心G1がG2へと移動するため、ボールの打出し角が高くなって飛距離が更に向上する利点を有する。
図11及び図12は請求項1及び請求項7に係るゴルフクラブの一実施形態を示し、本実施形態は、フェース部の裏面に対する線状部材の当接位置を変化させて、打球時に於けるフェース部の反発係数を調整可能としたものである。
即ち、図中、85はヘッド3-2のフェース部9-2に向けてサイド部17-2に突設した筒状の回転支持部で、当該回転支持部85は、サイド部17-2に開口する平面視円形状の大径部87と、ヘッド本体21-2内に突出する平面視円形状の小径部89とで構成されている。そして、回転支持部85内に、その内周形状に沿って形状された樹脂製の支軸(栓体)91が回転操作可能に挿入されており、当該支軸91の挿入側先端に、小径部89(回転支持部85)の先端に当接して支軸91の抜止めを図る円盤状の保持プレート93がピン95を介して止着されている。
そして、上記保持プレート93に、先端の球状部41がフェース部9-2の裏面に常時当接する線状部材39が、支軸91の中心軸Pから偏移した位置に取り付けられている。
また、図10の目印77と同様、サイド部17-2に露出する支軸91の操作面97には、平面視矢印形状の目印99が凹状に設けられており、当該目印99にコインを係合させて支軸91を回転させると、図11及び図12に示すように支軸91の中心軸Pを回転中心に線状部材39が矢印方向へ回転して、フェース部9-2の裏面に対する球状部41の当接位置が変化するようになっている。
そして、目印99の矢印がヘッド3-2の上方に向かったとき、図12の実線で示すように球状部41がヘッド3の打球面の中央に対応するフェース部9-2の裏面に当接し、このとき、線状部材39は、打球面の中央に接する平面に対し鉛直方向に配置されると共に、シャフト軸線Sを含む水平基準面の鉛直面に対し90°の角度で配置されるようになっている。
また、目印99の矢印がヘッド3-2の下方に向かったとき、図12の二点鎖線で示すように線状部材39が支軸91の中心軸Pを回転中心に180°回転して、図11に示すようにソール部19側のフェース部9-2の裏面に球状部41が当接するようになっている。
更に、図示しないが支軸91の位置決めとして、図10の実施形態と同様、支軸91の操作面97の外周に、上記目印99に沿って1個の位置決め凸部が外方へ突設されると共に、大径部87の内周に当該位置決め凸部が係脱する位置決め凹部が、ヘッド3-2のトップ,ソール方向に沿って上下に設けられており、位置決め凸部が上方の位置決め凹部81に係合すると、既述したように線状部材39の球状部41が、ヘッド3-2の打球面の中央に対応するフェース部9-2の裏面に当接するようになっている。
本実施形態のゴルフクラブ7-2に装着した反発係数切換え部材100はこのように構成されているから、支軸91の操作面97に設けた目印99を目安に支軸91を回転させて、位置決め凸部を上方の位置決め凹部に係合させると、既述したように線状部材39の球状部41が、ヘッド3-2の打球面の中央に対応するフェース部9-2の裏面に当接するため、線状部材39による押圧力で打球時のフェース部9-2の撓みが規制されて反発係数が低下し、ヘッド3-2が2008年以降のルールに適合した仕様となる。
一方、目印99を目安に支軸91を回転させて、位置決め凸部を下方の位置決め凹部に係合させると、線状部材39が支軸91の中心軸Pを回転中心に180°回転して、図11に示すようにソール部19側のフェース部9-2の裏面に球状部41が当接するため、球状部41が実線で示すようにフェース部9-2の裏面に当接していた場合に比し、フェース部9-2の撓みに対する線状部材39の規制が緩和され、打球時のヘッド3-2(フェース部9-2)が撓み易くでき、この結果、高反発なヘッド3-2となって飛距離を楽しむことができる。
従って、本実施形態によっても、図1の実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能である。
尚、上記実施形態では、操作面97の外周に設けた1個の位置決め凸部が係脱する位置決め凹部を、ヘッド3-2のトップ,ソール方向に沿って上下に設けたが、例えば位置決め凹部を45°の間隔を空けて8箇所に設ければ、フェース部9-2の裏面に対して球状部41を線状部材39(球状部41)の回転軌跡上の8箇所で位置決めすることが可能となって、ヘッド3-2のより細かな反発係数の調整が可能となる。
図13は請求項1,請求項5,請求項8及び請求項9のゴルフクラブの一実施形態を示し、図中、101は既述した線状部材39と同様、低比重なチタン合金で形成された太さ1.8〜5.0mmからなる棒状の線状部材で、その先端にゴム等の弾性材で形成された筒状の当接部材103が取り付き、線状部材43の後端は円筒状の螺子(栓体)105の中央に挿着されている。
そして、ヘッド3-3のフェース部9に対向するサイド部17-3に、上記螺子105が螺着可能に貫通孔107の内周が螺刻された筒状の取付部109がフェース部9の裏面方向へ突設されると共に、ヘッド3-3の打球面の中央に対応するフェース部9の裏面に、上記当接部材103が嵌合当接可能な円弧状の凹部49が設けられており、図示するように上記貫通孔107内に線状部材101を当接部材103側から挿入して螺子105を取付部109に螺着すると、当接部材103が凹部49に嵌合当接して、線状部材101が打球面の中央部に接する平面Qに対し鉛直方向に配置されると共に、シャフト軸線Sを含む水平基準面Lの鉛直面に対し90°の角度で配置されるようになっている。
而して、斯様に螺子105を取付部109に螺着して線状部材101先端の当接部材103がフェース部9裏面の凹部49に嵌合当接すると、既述した各実施形態と同様、線状部材101の押圧力で、打球時に於けるフェース部9の撓みが規制され、この結果、反発係数が2008年以降のルールに適合するようになっている。
また、本実施形態では、上記線状部材101と当接部材103,螺子105からなる反発係数切換え部材111に代え、上記線状部材101と同一径,同一寸法からなる線状部材をステンレスで形成して、その先端に上記当接部材103が取り付き、後端が上記螺子105に挿着された反発係数切換え部材が別途用意してあり、上記反発係数切換え部材111に代えてこの反発係数切換え部材が取付部109に同様に組み付くようになっている。 そして、この線状部材はステンレスで形成されているため、この反発係数切換え部材を用いると、上記反発係数切換え部材111を用いた場合に比し、打球時に於けるフェース部9の撓みに対する規制が緩和され、打球時のヘッド3-3(フェース部9)が撓み易くでき、この結果、高反発なヘッド3-3となって飛距離を楽しむことができるようになっている。
また、本実施形態では、上記反発係数切換え部材111と、線状部材をステンレスで形成した反発係数切換え部材とで、ヘッド3-3のサイド部17-3側で外部に露出する螺子105の頭部表面の色や形状等のデザインを変えて、反発係数切換え部材のどちらを装着しているかの識別が容易になっている。
尚、上述したチタン合金とステンレスの組合せに代え、例えば線状部材を金属と繊維強化樹脂とで使い分ける構成としてもよい。
而して、本実施形態によれば、上記反発係数切換え部材111と、線状部材をステンレスで形成した反発係数切換え部材とを使い分けることにより、2008年以降のルールに適合したヘッド3-3と高反発のヘッド3-3とに使い分けできるので、ルールに適合した仕様により公式の競技会で使用でき、また、プライベートな使用では飛びを制限することなく飛距離を楽しむことが可能となった。
而も、既述したように本実施形態は、サイド部17-3側で外部に露出する螺子105の頭部表面の色や形状等のデザインを変えているため、どちらの反発係数切換え部材を装着しているかの識別も極めて容易である利点を有する。
尚、上記実施形態では、線状部材101の材質を変えてフェース部9の反発係数を切り換えたが、図示しない請求項1,請求項6,請求項8及び請求項9に係る実施形態の如く、前記線状部材101の先端に取り付く当接部材103を、例えば金属とゴム等の弾性材で別途形成して、これらを線状部材103に装着して2種類の反発係数切換え部材を用いることで、打球時に於けるフェース部の反発係数を切り換えるようにしてもよい。
そして、この場合、当接部材自体の弾性が異なるため、非打球時に2つの反発係数切換え部材をフェース部に対して同一の押圧力で装着しておいても、打球時に打球時のフェース部の撓みに対する規制が異なり、反発係数の調整が可能である。
請求項1,請求項2,請求項8及び請求項9の一実施形態に係るウッドのゴルフクラブの正面図である。 ヘッドの正面図である。 図2のIII−III線断面図である。 反発係数切換え部材の要部拡大断面図である。 反発係数切換え部材の要部分解拡大断面図である。 ヘッドの背面図である。 請求項1,請求項3及び請求項7,請求項8の一実施形態に係るゴルフクラブの反発係数切換え部材の要部拡大断面図である。 請求項1及び請求項4の一実施形態に係るゴルフクラブのヘッドの断面図である。 図8のIX−IX線断面図である。 ヘッドの底面図である。 請求項1及び請求項7の一実施形態に係るゴルフクラブのヘッドの正面図である。 図11のXII−XII線断面図である。 請求項1,請求項5,請求項8及び請求項9の一実施形態に係るゴルフクラブのヘッドの断面図である。
符号の説明
1 シャフト
3,3-1,3-2,3-3 ヘッド
7,7-1,7-2,7-3 ゴルフクラブ
9,9-1,9-2 フェース部
13 クラウン部
17,17-2,17-3 サイド部
19,19-1 ソール部
21,21-1,21-2 ヘッド本体
37,68,100,111 反発係数切換え部材
39,101 線状部材
41 球状部
43 支持部材
45,107 挿通孔
47,109 取付部
49 凹部
51,105 螺子
53 ネジ部
59 コイルバネ
61,85 回転支持部
67,91 支軸
69 プレート
73 開孔
77,99 目印
79 位置決め凸部
81,83 位置決め凹部
93 保持プレート
103 当接部材

Claims (9)

  1. シャフトと、当該シャフトの先端に取り付くゴルフクラブヘッドとを備えたゴルフクラブに於て、
    上記ゴルフクラブヘッドに、ボールを打球する打球面を形成するフェース部の裏面に当接し、打球時の当該フェース部に対する押圧力が切換え可能な反発係数切換え部材を設けたことを特徴とするゴルフクラブ。
  2. 反発係数切換え部材は、一端がフェース部の裏面に当接し、当該フェース部への当接方向に沿ってゴルフクラブヘッドに移動自在に取り付く線状部材と、当該線状部材を当接方向へ押圧する押圧部材と、当該押圧部材と交換可能な異なる押圧力を有する押圧部材と、ゴルフクラブヘッドに取り付き、押圧部材の押圧力を線状部材に付勢する栓体とからなり、
    上記押圧部材の交換で、フェース部に対する押圧力が切り換わることを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブ。
  3. 反発係数切換え部材は、一端がフェース部の裏面に当接し、当該フェース部への当接方向に沿ってゴルフクラブヘッドに移動自在に取り付く線状部材と、当該線状部材を当接方向へ押圧する押圧部材と、上記当接方向に沿ってゴルフクラブヘッドに移動自在に取り付き、押圧部材の押圧力を線状部材に付勢する栓体とからなり、
    当該栓体の移動で、フェース部に対する押圧力が切り換わることを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブ。
  4. 反発係数切換え部材は、フェース部の裏面に当接し、ゴルフクラブヘッドに回転可能に取り付くプレート部材からなり、
    当該プレート部材の回転操作で、フェース部に対する押圧力が切り換わることを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブ。
  5. 反発係数切換え部材は、一端がフェース部の裏面に当接し、他端側がゴルフクラブヘッドに取り付く栓体に止着された第1の線状部材と、
    当該線状部材と剛性の異なる材料で形成されて一端がフェース部の裏面に当接し、他端側がゴルフクラブヘッドに取り付く栓体に止着された第2の線状部材とからなり、
    上記第1,第2の線状部材の交換で、フェース部に対する押圧力が切り換わることを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブ。
  6. 反発係数切換え部材は、一端側にフェース部の裏面に当接する当接部材を装着し、他端側がゴルフクラブヘッドに取り付く栓体に止着された第1の線状部材と、
    上記当接部材と剛性の異なる材料で形成されてフェース部の裏面に当接する当接部材を一端側に装着し、他端側がゴルフクラブヘッドに取り付く栓体に止着された第2の線状部材とからなり、
    上記第1,第2の線状部材の交換で、フェース部に対する押圧力が切り換わることを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブ。
  7. 反発係数切換え部材は、一端がフェース部の裏面に当接し、他端側がゴルフクラブヘッドに回転可能に取り付く栓体に止着された線状部材からなり、
    栓体の周方向への回転操作に応じ、フェース部裏面への線状部材の当接位置が変化して、フェース部に対する押圧力が切り換わることを特徴とするゴルフクラブ。
  8. 反発係数切換え部材は、打球面の中央に対応するフェース部の裏面に当接することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のゴルフクラブ。
  9. 反発係数切換え部材は、打球面の中央部に接する平面に対し鉛直方向に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のゴルフクラブ。
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